JP3409584B2 - 温風暖房機の制御装置 - Google Patents

温風暖房機の制御装置

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JP3409584B2
JP3409584B2 JP13621596A JP13621596A JP3409584B2 JP 3409584 B2 JP3409584 B2 JP 3409584B2 JP 13621596 A JP13621596 A JP 13621596A JP 13621596 A JP13621596 A JP 13621596A JP 3409584 B2 JP3409584 B2 JP 3409584B2
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heat
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政之 難波
美波 山田
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博 石原
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温風暖房機の制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の温風暖房機、例えばファ
ンヒータは図8に示すように本体1内に設けたバーナ等
の熱発生手段2から燃焼排ガスと本体背面に設けた送風
機3からの風とを混合して温風とし、この温風を本体前
面に設けた温風吹出口4から吹き出して室内を暖房する
ようになっている。そして最近のファンヒータの中には
前記温風吹出口4に可変翼5を設け、熱発生手段2が発
生する発熱量の強弱に連動させて、送風機3からの送風
量を強弱させるとともに、可変翼5も上下に回動制御
し、強〜弱暖房時における室内の上下温度分布の差を少
なくしたものが見られる。
【0003】すなわち、一般に暖房が弱くなるほど発熱
量も送風量も少なくなって温風自身がもつドラフトのた
めこの温風が遠くまで流れなくなり強暖房時の室内温度
分布とその温度分布状態が大きく変わってしまうのであ
るが、このファンヒータによれば、暖房が弱くなればな
るほど前記可変翼5が傾斜(略下向きに回動)して温風
が下向きに吹き出すようになり、弱暖房時でも温風が遠
くまで流れるようになってその温度分布が強暖房時の温
度分布と大きく変わらなくなるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では温風暖房機前方に位置する人に直接温風があ
たる場合、室温より高い温度の温風が直接当たり続ける
ため、体の局部のみが暖められ、温風に慣れるとともに
あついと感じてしまうという課題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、温度調節等により決定された発熱量また
は、器機外部より選択設定された発熱量を中心として所
定周期で発熱量、送風量、または送風の風向角度をそれ
ぞれの平均値を一定にしながら増減揺動させるものであ
る。
【0006】前記発明によれば、発熱量、送風量、風向
角度を増減揺動させるため、平均発熱量、平均送風量、
平均送風角度を変化させることなく発熱量、温風量及び
吹き出し方向を変化させるため、体の局部のみに常に一
定の温風を吹き付けることがなくなるので体の局部の温
度上昇を抑え、寒暖の刺激を与えるとともに体の広い範
囲に温風を当てることができ、効果的に温風暖房を行う
ことができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】記課題を解決するため
本発明の請求項1に記載の発明は、温風吹出口を有する
本体と、この本体内に設けた熱発生手段と、前記熱発生
手段の発熱量を決定する発熱量決定手段と、この発熱量
決定手段により決定された発熱量になるように前記熱発
生手段を制御する熱発生制御部と、前記熱発生手段に風
を供給して前記温風吹出口より温風を吹き出させる送風
機と、前記発熱量決定手段により決定された発熱量に応
じて、前記送風機の送風量を変化させる温風制御部と、
前記発熱量決定手段により決定される発熱量及び、前記
発熱量決定手段で決定された発熱量で決定される送風量
の少なくとも一つを前記決定された発熱量及び送風量が
平均発熱量及び平均送風量となるように所定周期で増減
揺動させるゆらぎ制御部を有するものである。
【0008】そして、発熱量決定手段で決定された発熱
および送風量の少なくとも一つを前記決定された発熱
量及び送風量が平均発熱量及び平均送風量となるように
所定周期で増減揺動させるため、部屋全体の暖房能力を
確保しつつ、人に対して寒暖の刺激を与えることがで
き、体感にマッチした効果的な温風暖房を行うことがで
きる。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、温風吹出
口を有する本体と、この本体内に設けた熱発生手段と、
前記熱発生手段の発熱量を決定する発熱量決定手段と、
この発熱量決定手段により決定された発熱量になるよう
に前記熱発生手段を制御する熱発生制御部と、前記熱発
生手段に風を供給して前記温風吹出口より温風を吹き出
させる送風機と、前記温風吹出口に設けた回動自在な可
変翼と、前記発熱量決定手段により決定された発熱量に
応じて、前記可変翼を上下回動させるとともに、前記送
風機の送風量を変化させる温風制御部と、前記発熱量決
定手段で決定される発熱量及び、前記発熱量決定手段で
決定された発熱量で決定される送風量及び、前記発熱量
決定手段で決定された発熱量で決定される可変翼角度の
少なくとも一つを前記決定された発熱量及び送風量及び
可変翼角度が平均発熱量及び平均送風量及び平均可変翼
角度となるように所定周期で増減揺動させるゆらぎ制御
部を有するものである。
【0010】そして、請求項1に記載の発明に加え、
風吹き出し口に設けられた回動自在な可変翼を発熱量で
決定される可変翼角度を平均可変翼角度となるように所
定周期で増減揺動させるため、部屋全体の暖房能力を確
保しつつ、人に対して寒暖の刺激を与えることができ、
さらに、温風の向きを変化させ体の広範囲に温風を当て
ることができ、より体感にマッチした効果的な温風暖房
を行うことができる。
【0011】また請求項3に記載の発明は、ゆらぎ制御
部は、スイッチ手段により、ON/OFFの切換を行え
るようにしたものである。
【0012】そして、スイッチ手段によりON/OFF
できるため、温風を受ける場合と受けない場合の暖房機
の使い方に合わせた選択ができるようになる。
【0013】また請求項4に記載の発明は、発熱量決定
手段は、発熱量設定手段により発熱量を外部より設定可
変できるようにしたものである。
【0014】そして、発熱量が外部操作により設定可変
できるので、室温や設定温度に関係なく温風を体に直接
当てながら温風の強弱設定をすることができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】また請求項に記載の発明は、ゆらぎ制
御部は発熱量決定手段で決定された発熱量の高低に応じ
て揺動周期を長短可変するようにしたものである。
【0032】そして、発熱量の高低により揺動周期を変
化させるため、高温風は速い周期で揺動し、低温風時は
緩やかな周期で揺動させることができる。
【0033】(実施例1)以下、本発明の実施例1を図
1、図2、図3に基づいて説明する。図2において、6
は暖房機本体、7は温風吹き出し口、8は前記暖房機本
体内に設けた熱発生手段(以下バーナーと称す)であ
り、この実施例では灯油を気化させて燃焼させる気化式
バーナーを用いている。9はバーナー8の上部を覆う燃
焼筒、10は燃焼筒を覆う如く暖房機本体6内に設けた
ダクトで、前面に開口部11が形成してある。12はこ
のダクト10の後部に臨む如く取り付けた対流用送風機
で、暖房機本体6外より吸い込んだ室内空気をダクト1
0内に供給し、燃焼筒9からの高温の燃焼排ガスと混合
させて温風吹き出し口7より吹き出すようになってい
る。
【0034】13は前記ダクト10の開口部11に設け
た吹き出し口枠、14は前記温風吹き出し口7の上部に
位置する如く吹き出し口枠13に設けた可変翼で、吹き
出し口枠13の略上半分を覆うように幅広く形成してあ
る。この可変翼14は図3に示すようにその両端に突設
した軸15を暖房機本体側板6aに取り付けた金具(図
示せず)に貫通させて矢印dで示す如く回動自在とし、
軸15に連結して可変翼14を上下に駆動するための正
逆転可能なステッピングモータ16が接続してある。
【0035】20は温風暖房機を制御する制御部で、こ
れは、図1のブロック図で示すように構成されている。
すなわち、21は発熱量決定手段でサーミスター等から
なる温度検知部22からの信号S22と、室内温度を設
定する室温設定部23からの信号S23とを比較してそ
の差に応じて発熱量Q0を決定する。24は発熱量決定
手段21により決められた発熱量Q0を中心として発熱
量または、送風量または、可変翼角度を所定の周期で所
定の幅だけ増減するゆらぎ制御部、25は器暖房機本体
6の外側の操作部(図示せず)に設けられたスイッチ手
段で、スイッチ手段25がOFFの時は発熱量決定手段
の出力信号S24を直接、熱発生制御部26と温風制御
部27に出力する。逆に、スイッチ手段25がONの時
は、ゆらぎ制御部24の出力信号S25を熱発生制御部
26及び、温風制御部27に出力する。熱発生制御部2
6は前記信号S24またはS25に基づいて熱発生手段
8の発熱量Qを信号S26に基づいて強弱制御する。次
に温風制御部27は前記S24またはS25に基づいて
信号S27により送風機12の回転数を強弱制御すると
ともに、信号S28によりステッピングモータ16を駆
動し、可変翼14を上下動作させる。
【0036】上記構成において以下その動作を図4のフ
ローチャートを用いて説明する。メインルーチンの任意
の場所にゆらぎ制御ルーチン30aがある。ゆらぎ制御
ルーチン30aは、まずステップ31で室温と設定温度
を比較し、室温が設定温より高い時はステップ32で発
熱量Q0=弱(例えば700Kcal/h)、可変翼の角度L0
=弱位置(略下向き。例えば水平方向に対して下向き4
0度)、送風機の回転数F0=弱回転(例えば700rp
m)、タイマー1の時間をA(例えば2分)、タイマー
2の時間をB(例えば2分)にする。室温が設定温度よ
り低い時はステップ33で発熱量Q0=強(例えば、2
500Kcal/h)、可変翼の角度L0=強位置(略水平。
例えばほぼ水平方向に対して下向き3度)、送風機の回
転数F0=強回転(例えば1100rpm)、タイマー1の
時間をC(例えば1分)、タイマー2の時間をD(例え
ば1分)にする。ステップ34でゆらぎスイッチを確認
し、ゆらぎスイッチがOFFの時はステップ35でタイ
マー1及びタイマー2をOFFにしてステップ36の熱
発生制御ルーチンに進む。ゆらぎスイッチがONの時は
ステップ37でタイマー1が起動されているか否かを確
認し、タイマー1が起動中でなければステップ38でタ
イマー1を起動しステップ39で発熱量QをQ0×1.
1、可変翼の角度LをL0×0.9(10%上向き)、
送風機の回転数FをF0×1.1の値に設定する。タイ
マー1が起動中の時は、ステップ40でタイマー1のオ
バーフロー確認し、タイマー1がオバーフローしていな
い時はステップ39に進む。タイマー1がオーバーフロ
ーしていればステップ41でタイマー2の起動中の確認
をし、タイマー2が起動中でなければステップ42でタ
イマー2を起動し、ステップ43で発熱量QをQ0×
0.9の値、可変翼の角度LをL0×1.1(10%下
向き)、送風機の回転数FをF0×0.9の値に設定す
る。タイマー2が起動中の場合は、ステップ44でタイ
マー2のオーバーフローを確認し、オーバフローしてい
なければステップ43に進む。オーバーフローしていれ
ばそのままステップ36の熱発生制御ルーチンに進み発
熱量がQの値になるようにバーナー等の燃焼を制御す
る。次にステップ45で送風量及び送風角度になるよう
に送風機の回転数を設定するとともに、可変翼の角度を
決定し、ゆらぎ制御ルーチン30を抜けてメインルーチ
ンに戻る。
【0037】すなわち、ゆらぎスイッチがOFFしてい
る時は通常の温度調節動作を行い続ける。次に、ゆらぎ
スイッチがONしている時は温度調節動作により決定さ
れた発熱量Q0を中心として強発熱量であればタイマー
1が起動している間(1分間)は発熱量Qを温度調節に
より決定された発熱量の+10%の値とするとともに、
送風量Fも発熱量が+10%の時の送風量になるように
例えば+10%の送風量とする。さらに送風角度も可変
翼を発熱量が+10%になった分やや上向き、例えば水
平方向に対して10%小さい角度にする。次にタイマー
1がオーバフローすると、タイマー2を起動(1分間)
して、タイマー2が動作している間は温度調節動作によ
り決定された発熱量Q0の−10%の発熱量にするとと
もに、送風量Fも発熱量が−10%の時の送風量になる
ように例えば−10%の送風量とする。さらに送風角度
も可変翼を発熱量が−10%になった分やや下向き、例
えば水平方向に対しての角度を10%大きくして温風の
ドラフトを抑え、より遠くまで温風が到達するように制
御する。弱発熱量であれば、タイマー1の時間を2分と
し、タイマー2の時間も2分としてゆらぎ動作をするよ
うにする。
【0038】次に作用について説明する。温度調節によ
り決定された発熱量を中心として発熱量を所定周期で増
減させるため、平均発熱量を変化させることなく刺激の
ある暖房を実現させることができる。また送風量および
送風角度を変化させることにより、より広範囲に温風を
吹き出すことができるので体全体へ温風を当てることが
できる。また、強発熱量時はゆらぎの周期を短くし、弱
発熱量時ははゆらぎの周期を長くすることで、体の一部
分の温度上昇を防ぐとともに、体全体に適当な温風を当
てることができる。
【0039】(実施例2)図5は本発明の実施例2のブ
ロック構成図である。なお、本体構成図は実施例1と同
様であり説明は省略する。28は発熱量設定手段で、器
機の外部に「+」「−」の設定スイッチが設けられてお
り、「+」「−」スイッチの操作により、発熱量を強、
中、弱、微弱の様に温度調節とは独立して設定できる様
構成している。
【0040】上記構成において以下その動作を図6のフ
ローチャートを用いて説明する。メインルーチンの任意
の場所にゆらぎ制御ルーチン30bがある。まずステッ
プ51で発熱量の設定が強設定になっているか否かを確
認し、強設定になっていれば、ステップ52で発熱量Q
0=強、可変翼の角度L0=強位置、送風機の回転数F 0
=強回転にしてステップ53に進む。強設定になってい
なければステップ54で中設定になっているか否かを確
認し、中設定になっていればステップ55で発熱量Q0
=中、可変翼の角度L0=中位置、送風機の回転数F0
中回転にしてステップ53に進む。中設定でなければス
テップ56で弱設定の確認をし、弱設定であればステッ
プ57で発熱量Q0=弱、可変翼の角度L0=弱位置、送
風機の回転数F0=弱回転を設定しステップ53に進
む。弱設定でなければステップ58で微弱設定の確認を
し、微弱設定の時は、ステップ59で発熱量Q0=微
弱、可変翼の角度L0=微弱位置、送風機の回転数F0
微弱回転を設定しステップ53に進む。微弱設定でもな
ければ、発熱量の外部からの設定はないものとしてステ
ップ60、61、62で温度調節制御の動作を行う。す
なわち室温と設定温度を比較し、室温が設定温より高い
時はステップ61で発熱量Q0=弱、可変翼の角度L0
弱位置、送風機の回転数F0=弱回転にする。室温が設
定温度より低い時はステップ62で発熱量Q0=強、可
変翼の角度L0=強位置、送風機の回転数F 0=強回転に
する。ステップ53以後の処理は実施例1と同様の処理
を行う。
【0041】すなわち、発熱量を外部より強、中、弱、
微弱の様に変更できる構成にすることで外部より発熱量
が選択されている時は選択された発熱量を中心としてゆ
らぎの選択が可能となり、外部より発熱量が選択されて
いない時は、温度調節動作により決定された発熱量を中
心としてゆらぎの選択が可能となる。ゆらぎの動作とし
ては、実施例1と同様に制御を行う。
【0042】次に実施例2の作用について説明する。外
部より発熱量を選択することにより、温風を体全体に受
けながら、直接発熱量の設定が可能となるので体感に適
した発熱量を選択することができる。
【0043】(実施例3)本体構成、ブロック構成、及
びフローチャートで実施例1と同様の部分の説明は省略
する。以下、実施例3の動作を説明する。図7のフロー
チャートに於いて、メインルーチンの任意の場所にゆら
ぎ制御ルーチン30cがある。ステップ39’で発熱量
QをQ0×1.1、可変翼の角度LをL0×1.1(10
%下向き)、送風機の回転数FをF0×1.1の値に設
定する。ステップ43では発熱量QをQ0×0.9の
値、可変翼の角度LをL0×0.9(10%上向き)、
送風機の回転数FをF0×0.9の値に設定する。
【0044】すなわち、ゆらぎスイッチがONしている
時は温度調節動作により決定された発熱量を中心として
タイマー1が起動している間は発熱量を温度調節により
決定された発熱量の+10%の値とするとともに、送風
量は温度調節動作により決定された発熱量の時の送風量
よりも高い送風量(+10%の送風量)とする。一方送
風角度は可変翼を温度調節動作により決定された発熱量
の時の風向角度よりやや下向き(水平方向に対して10
%大きい角度)にする。
【0045】次にタイマー2が起動している間は発熱量
を温度調節により決定された発熱量の−10%の値とす
るとともに、送風量は温度調節動作により決定された発
熱量の時の送風量よりも低い送風量(−10%の送風
量)とする。一方送風角度は可変翼を温度調節動作によ
り決定された発熱量の時の風向角度よりやや上向き(水
平方向に対して10%小さい角度)にする。
【0046】次に作用について説明する。ゆらぎ動作の
時に、発熱量が増加する時に送風量を増加させ、可変翼
の角度を略下向きにするため、実施例1よりもさらに多
くの温風を足下に吹き出すことができる。さらに、発熱
量が減少する時に送風量も減少させ、可変翼を上向き
(略水平)にするため、暖房機の吹き出し口近辺に温風
を吹き出すことになり、温風が暖房機前方の被暖房者に
対して足下から腰の付近まで、寒暖差のある刺激暖房を
実現するとともに、体全体をくまなく暖めることができ
る。
【0047】なお、本実施例1、2及び3では温度調節
動作を強、弱の2段階のもので説明したが2段階以上の
ものであっても良いし、発熱量の変化、送風量の変化、
可変翼角度の変化位相が互いにランダムに揺動させる構
成であれば様々な温風温度、温風量、送風角度が実現で
きる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、室温と設
定温度の関係に基づく温度調節により決定された発熱量
を中心として発熱量を所定周期で増減させるため、平均
発熱量、平均送風量、平均可変翼角度を変化させること
なく、つまり、部屋全体を暖める暖房能力を確保しつ
つ、刺激のある暖房を実現することができる。また
風量および送風角度を変化させることにより、より広範
囲に温風を吹き出すことができるので体全体へ温風を当
てることができる。さらに、積極的に温風を直接体に受
けて暖を採る使い方をした場合、発熱量を固定選択でき
るので、温度調節が作動することで、部屋の広さ(暖房
負荷)によって発熱量が変化してしまうようなことがな
いので、むだな発熱を防止でき、かつ体全体を暖めるこ
とができるので、経済的で、体感にマッチした暖房機を
提供することができる。さらに、温風の温度や温風の向
が変化するので、慣れを生じない刺激のある暖房を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の温風暖房機の制御装置のブ
ロック構成図
【図2】同温風暖房機の断面図
【図3】同装置の可変翼の駆動部の断面図
【図4】同実施例1の動作説明用のフローチャート
【図5】同実施例2のブロック構成図
【図6】同実施例2の動作説明用のフローチャート
【図7】同実施例3の動作説明用のフローチャート
【図8】従来の温風暖房機の断面図
【符号の説明】
6 本体 7 温風吹き出し口 8 バーナ(熱発生手段) 12 対流用送風機 14 可変翼 20 制御部 22 温度検出部 23 室温設定部 24 ゆらぎ制御部 25 スイッチ手段 26 熱発生制御部 27 温風制御部 28 発熱量設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 福永 敏克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−61664(JP,A) 特開 平6−117697(JP,A) 特開 平5−340609(JP,A) 特開 平7−180895(JP,A) 特開 平5−332592(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 3/04 305 F23N 5/00 F24F 11/00 - 11/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温風吹出口を有する本体と、この本体内
    に設けた熱発生手段と、前記熱発生手段の発熱量を決定
    する発熱量決定手段と、この発熱量決定手段により決定
    された発熱量になるように前記熱発生手段を制御する熱
    発生制御部と、前記熱発生手段に風を供給して前記温風
    吹出口より温風を吹き出させる送風機と、前記発熱量決
    定手段により決定された発熱量に応じて、前記送風機の
    送風量を変化させる温風制御部と、前記発熱量決定手段
    により決定される発熱量及び、前記発熱量決定手段で決
    定された発熱量で決定される送風量の少なくとも一つを
    前記決定された発熱量及び送風量が平均発熱量及び平均
    送風量となるように所定周期で増減揺動させるゆらぎ制
    御部を備えた温風暖房機の制御装置。
  2. 【請求項2】 温風吹出口を有する本体と、この本体内
    に設けた熱発生手段と、前記熱発生手段の発熱量を決定
    する発熱量決定手段と、この発熱量決定手段により決定
    された発熱量になるように前記熱発生手段を制御する熱
    発生制御部と、前記熱発生手段に風を供給して前記温風
    吹出口より温風を吹き出させる送風機と、前記温風吹出
    口に設けた回動自在な可変翼と、前記発熱量決定手段に
    より決定された発熱量に応じて、前記可変翼を上下回動
    させるとともに、前記送風機の送風量を変化させる温風
    制御部と、前記発熱量決定手段で決定される発熱量及
    び、前記発熱量決定手段で決定された発熱量で決定され
    る送風量及び、前記発熱量決定手段で決定された発熱量
    で決定される可変翼角度の少なくとも一つを前記決定さ
    れた発熱量及び送風量及び可変翼角度が平均発熱量及び
    平均送風量及び平均可変翼角度となるように所定周期で
    増減揺動させるゆらぎ制御部を備えた温風暖房機の制御
    装置。
  3. 【請求項3】 ゆらぎ制御部は、スイッチ手段により、
    ON/OFFの切換を行えるようにした請求項1または
    2記載の温風暖房機の制御装置。
  4. 【請求項4】 発熱量決定手段は、発熱量設定手段によ
    り、外部より発熱量を設定変化できるようにした請求項
    3のいずれか1項記載の温風暖房機の制御装置。
  5. 【請求項5】 ゆらぎ制御部は、発熱量決定手段で決定
    された発熱量の高低に応じて揺動周期を長短変化させる
    ようにした請求項項13のいずれか1項記載の温風暖
    房機の制御装置。
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