JP2890996B2 - 温風暖房機 - Google Patents
温風暖房機Info
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- JP2890996B2 JP2890996B2 JP26584992A JP26584992A JP2890996B2 JP 2890996 B2 JP2890996 B2 JP 2890996B2 JP 26584992 A JP26584992 A JP 26584992A JP 26584992 A JP26584992 A JP 26584992A JP 2890996 B2 JP2890996 B2 JP 2890996B2
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- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温風暖房機、特にその温
風吹出口に設けられた風向可変翼の駆動制御に関するも
のである。
風吹出口に設けられた風向可変翼の駆動制御に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の温風暖房機、例えばファ
ンヒータは、図6に示すように本体101内に熱発生手
段であるバーナ102を設け、このバーナ102からの
燃焼ガスを本体背面に設けた送風機103からの空気と
混合して温風吹出口104から吹き出し、室内を暖房す
るようになっている。そしてこの温風吹出口104には
風向可変翼105を設け、燃焼量あるいは温風量に応じ
てこの可変翼105を上下方向に回転させることによ
り、図5に示すように強暖房時・中暖房時・弱暖房時に
応じて温風の吹き出し方向がX・Y・Zと変わるように
なっており、強・中・弱において使用者が通常使う居住
空間(天上部や部屋の隅部を除く空間)の温度分布のむ
らををなくし快適な暖房が得られるようになっている。
ンヒータは、図6に示すように本体101内に熱発生手
段であるバーナ102を設け、このバーナ102からの
燃焼ガスを本体背面に設けた送風機103からの空気と
混合して温風吹出口104から吹き出し、室内を暖房す
るようになっている。そしてこの温風吹出口104には
風向可変翼105を設け、燃焼量あるいは温風量に応じ
てこの可変翼105を上下方向に回転させることによ
り、図5に示すように強暖房時・中暖房時・弱暖房時に
応じて温風の吹き出し方向がX・Y・Zと変わるように
なっており、強・中・弱において使用者が通常使う居住
空間(天上部や部屋の隅部を除く空間)の温度分布のむ
らををなくし快適な暖房が得られるようになっている。
【0003】しかしながら、前記の様な構成の場合、例
えば停止中に前面に障害物があって可変翼が固定された
り、駆動部の故障等の原因で可変翼が動作しないような
場合には温風の吹き出し口が阻害されて機器本体が加熱
したり、床面を変色させたりする等の問題があった。
えば停止中に前面に障害物があって可変翼が固定された
り、駆動部の故障等の原因で可変翼が動作しないような
場合には温風の吹き出し口が阻害されて機器本体が加熱
したり、床面を変色させたりする等の問題があった。
【0004】そこで、可変翼を制御部によって上下方向
に駆動するとともに、可変翼の動作をチェックしてその
動作が確認できない時には運転を停止するチェック部を
設け、機器の安全性を確保するようにしたものが提案さ
れている。
に駆動するとともに、可変翼の動作をチェックしてその
動作が確認できない時には運転を停止するチェック部を
設け、機器の安全性を確保するようにしたものが提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記可変翼の動作チェ
ックは一度可変翼を基準点、例えば全開の状態まで回動
させた後元の位置まで回動復帰させて行なうのである
が、上記従来の構成では、可変翼の動作チェックはその
動作速度が燃焼量や温風量と連動して動作しているとき
と同じ速度であり、その速度が遅いため動作チェックに
時間がかかっていた。
ックは一度可変翼を基準点、例えば全開の状態まで回動
させた後元の位置まで回動復帰させて行なうのである
が、上記従来の構成では、可変翼の動作チェックはその
動作速度が燃焼量や温風量と連動して動作しているとき
と同じ速度であり、その速度が遅いため動作チェックに
時間がかかっていた。
【0006】そのため燃焼中(暖房中)に可変翼の動作
チェックを行なわせて安全性を確保しようとすると、折
角可変翼を燃焼量等と連動させて室内温度分布の均一化
を図っていても、期間中は室内の温度分布は乱れてしま
い快適性が損なわれる。例えば、燃焼開始から時間が経
ち、燃焼が安定して室内温度分布がほぼ均一となって弱
暖房の状態中においてチェック動作が行なわれると、送
風機からの送風量は弱くなっている状態で、可変翼を上
方向に動作させるため、温風のドラフト作用が相対的に
強いものとなって温風の到達距離が短くなり、暖房機付
近のみが熱くなって、温度分布がほぼ均一で快適であっ
た状態が、チェック動作を行なったがために温度分布に
むらが生じてしまうという課題があった。
チェックを行なわせて安全性を確保しようとすると、折
角可変翼を燃焼量等と連動させて室内温度分布の均一化
を図っていても、期間中は室内の温度分布は乱れてしま
い快適性が損なわれる。例えば、燃焼開始から時間が経
ち、燃焼が安定して室内温度分布がほぼ均一となって弱
暖房の状態中においてチェック動作が行なわれると、送
風機からの送風量は弱くなっている状態で、可変翼を上
方向に動作させるため、温風のドラフト作用が相対的に
強いものとなって温風の到達距離が短くなり、暖房機付
近のみが熱くなって、温度分布がほぼ均一で快適であっ
た状態が、チェック動作を行なったがために温度分布に
むらが生じてしまうという課題があった。
【0007】また、工場で生産する場合、品質確保のた
め可変翼の動作チェックをライン上で行なうのである
が、その際動作チェックに時間がかかり、生産性が低く
なってしまうという課題があった。
め可変翼の動作チェックをライン上で行なうのである
が、その際動作チェックに時間がかかり、生産性が低く
なってしまうという課題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、可変
翼の動作チェックによって起こる室内温度の分布むら発
生、または生産性の低下を極力少なくすることを目的と
したものである。
翼の動作チェックによって起こる室内温度の分布むら発
生、または生産性の低下を極力少なくすることを目的と
したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、温風吹出口を有する本体と、この本体内に
設けた熱発生手段ならびにこの熱発生手段に空気を供給
して前記温風吹出口より温風を吹き出させる対流用送風
機と、前記温風吹出口に上下揺動自在に配設した風向可
変翼と、この風向可変翼を駆動する駆動手段と、前記温
風吹出口からの温風量あるいは前記熱発生手段が発生す
る熱量の一方あるいは両方を変化させ、かつこの変化に
連動して前記風向可変翼を上下方向に回動させるととも
に、運転中の所定期間毎に可変翼チェック信号を発する
制御部と、制御部からのチェック信号を受けて上記可変
翼を発熱量あるいは温風量に連動しない所定動作で上下
方向に駆動するとともに、その上下動が確認されない場
合には運転動作を停止させるチェック部と、前記可変翼
の動作速度を設定する可変翼動作速度設定部とを備え、
前記可変翼動作速度設定部は、前記チェック部から可変
翼チェック信号が発せられたとき、所定動作で駆動する
可変翼の動作速度を発熱量あるいは温風量に連動して駆
動する通常の可変翼動作速度よりも速く設定するように
している。
するために、温風吹出口を有する本体と、この本体内に
設けた熱発生手段ならびにこの熱発生手段に空気を供給
して前記温風吹出口より温風を吹き出させる対流用送風
機と、前記温風吹出口に上下揺動自在に配設した風向可
変翼と、この風向可変翼を駆動する駆動手段と、前記温
風吹出口からの温風量あるいは前記熱発生手段が発生す
る熱量の一方あるいは両方を変化させ、かつこの変化に
連動して前記風向可変翼を上下方向に回動させるととも
に、運転中の所定期間毎に可変翼チェック信号を発する
制御部と、制御部からのチェック信号を受けて上記可変
翼を発熱量あるいは温風量に連動しない所定動作で上下
方向に駆動するとともに、その上下動が確認されない場
合には運転動作を停止させるチェック部と、前記可変翼
の動作速度を設定する可変翼動作速度設定部とを備え、
前記可変翼動作速度設定部は、前記チェック部から可変
翼チェック信号が発せられたとき、所定動作で駆動する
可変翼の動作速度を発熱量あるいは温風量に連動して駆
動する通常の可変翼動作速度よりも速く設定するように
している。
【0010】
【作用】本発明は上記構成によって、運転中の所定期間
毎にチェックを行うため、燃焼中になんらかの原因で可
変翼が正常に動作しない場合は運転を停止し、安全性を
保つとともに、暖房中に可変翼の動作チェックを行なっ
ても通常時よりも早く可変翼が動作して元の位置に戻る
ので暖房運転への影響、例えば室内温度の分布むらを極
力抑えることができる。
毎にチェックを行うため、燃焼中になんらかの原因で可
変翼が正常に動作しない場合は運転を停止し、安全性を
保つとともに、暖房中に可変翼の動作チェックを行なっ
ても通常時よりも早く可変翼が動作して元の位置に戻る
ので暖房運転への影響、例えば室内温度の分布むらを極
力抑えることができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図4を参照して
説明する。図1において、1は温風暖房機本体、2は温
風吹出口、3は温風暖房機本体1内に設けた熱発生手段
であり、本実施例では灯油を気化させて燃焼させるバー
ナを用いている。4はバーナ3の上部を覆う燃焼筒、5
は燃焼筒4を覆う如く温風暖房機本体1内に設けたダク
トで、前面に開口部6が形成してある。7はこのダクト
5の後部に臨む如く取り付けた対流用送風機で、温風暖
房機本体1外より吸い込んだ室内空気をダクト5内で燃
焼筒4からの燃焼ガスと混合させて温風吹出口2より吹
き出すようになっている。8はダクト5の開口部に設け
た吹き出し口枠、9は前記温風吹出口3の上部に位置す
る如く吹き出し口枠8に設けた可変翼で、吹き出し口枠
8を覆うように幅広く形成してある。
説明する。図1において、1は温風暖房機本体、2は温
風吹出口、3は温風暖房機本体1内に設けた熱発生手段
であり、本実施例では灯油を気化させて燃焼させるバー
ナを用いている。4はバーナ3の上部を覆う燃焼筒、5
は燃焼筒4を覆う如く温風暖房機本体1内に設けたダク
トで、前面に開口部6が形成してある。7はこのダクト
5の後部に臨む如く取り付けた対流用送風機で、温風暖
房機本体1外より吸い込んだ室内空気をダクト5内で燃
焼筒4からの燃焼ガスと混合させて温風吹出口2より吹
き出すようになっている。8はダクト5の開口部に設け
た吹き出し口枠、9は前記温風吹出口3の上部に位置す
る如く吹き出し口枠8に設けた可変翼で、吹き出し口枠
8を覆うように幅広く形成してある。
【0012】この可変翼9は図4に示すようにその両端
に突設した軸13を暖房機本体側板1aに取り付けた金
具(図示せず)に貫通させて矢印dで示す如く回転自在
とし、軸13に連結して可変翼9を回動駆動するための
正逆転可能なステッピングモータ10が接続してある。
また、可変翼9の一端には、スイッチレバー部11があ
り、機器本体側板1aに取り付けた支持金具(図示せ
ず)に固定されたリミットスイッチ12のスイッチボタ
ン12aと接触し、可変翼9が略水平時、すなわち可変
翼9が吹き出し口を全開した形となる位置(以下基準点
と称す)の時にリミットスイッチ12がオンするよう構
成されている。
に突設した軸13を暖房機本体側板1aに取り付けた金
具(図示せず)に貫通させて矢印dで示す如く回転自在
とし、軸13に連結して可変翼9を回動駆動するための
正逆転可能なステッピングモータ10が接続してある。
また、可変翼9の一端には、スイッチレバー部11があ
り、機器本体側板1aに取り付けた支持金具(図示せ
ず)に固定されたリミットスイッチ12のスイッチボタ
ン12aと接触し、可変翼9が略水平時、すなわち可変
翼9が吹き出し口を全開した形となる位置(以下基準点
と称す)の時にリミットスイッチ12がオンするよう構
成されている。
【0013】20は温風暖房機を制御する制御回路で、
図2のブロック図で示すように構成されている。すなわ
ち図2において、21はマイクロコンピュータを主体と
して構成されている制御部で、運転スイッチ22からの
信号により燃焼制御を開始し、温度検出部23と室温設
定部24からの信号から燃焼量を設定する。そしてその
燃焼量に応じてバーナ(電磁ポンプ、バーナファン)
3、対流用送風機7を制御するとともにその燃焼量に応
じた可変翼駆動信号を可変翼動作速度設定部25に送
る。そしてこの制御部21は電源投入時(電源プラグを
電源コンセントに差し込む)、並びに運転スイッチ22
のオン時及び運転スイッチ22のオンから所定時間毎に
可変翼の動作チェック起動用の信号を発するようになっ
ている。
図2のブロック図で示すように構成されている。すなわ
ち図2において、21はマイクロコンピュータを主体と
して構成されている制御部で、運転スイッチ22からの
信号により燃焼制御を開始し、温度検出部23と室温設
定部24からの信号から燃焼量を設定する。そしてその
燃焼量に応じてバーナ(電磁ポンプ、バーナファン)
3、対流用送風機7を制御するとともにその燃焼量に応
じた可変翼駆動信号を可変翼動作速度設定部25に送
る。そしてこの制御部21は電源投入時(電源プラグを
電源コンセントに差し込む)、並びに運転スイッチ22
のオン時及び運転スイッチ22のオンから所定時間毎に
可変翼の動作チェック起動用の信号を発するようになっ
ている。
【0014】可変翼動作速度設定部25は通常上記可変
翼駆動信号に基づいて予め設定してある速度で可変翼を
駆動させる信号を可変翼駆動制御部26に送るととも
に、後述する燃焼制御部21中のチェック部27から動
作チェック中であるとの信号を受けると前記通常時の速
度よりも速い速度で駆動させる信号を可変翼駆動制御部
26に送る。可変翼駆動制御部26は上記速度信号を受
けるとあらかじめ決められた角度になるようにステッピ
ングモータ10を駆動し、可変翼9を上下に回動動作さ
せる。
翼駆動信号に基づいて予め設定してある速度で可変翼を
駆動させる信号を可変翼駆動制御部26に送るととも
に、後述する燃焼制御部21中のチェック部27から動
作チェック中であるとの信号を受けると前記通常時の速
度よりも速い速度で駆動させる信号を可変翼駆動制御部
26に送る。可変翼駆動制御部26は上記速度信号を受
けるとあらかじめ決められた角度になるようにステッピ
ングモータ10を駆動し、可変翼9を上下に回動動作さ
せる。
【0015】チェック部27は制御部21内で電源投入
時、運転開始時、ならびに運転開始後の所定時間毎に可
変翼動作チェック信号を受けて可変翼動作速度設定部2
5にチェック信号を送りこれを動作させて前述した通り
通常時よりも早い速度で可変翼を駆動させる信号を出さ
せる。また、可変翼が基準点に達したとの信号がリミッ
トスイッチから入れば正常としてそのまま通常運転動作
に復帰させ、なければ異常として運転停止信号を出力す
るようになっている。
時、運転開始時、ならびに運転開始後の所定時間毎に可
変翼動作チェック信号を受けて可変翼動作速度設定部2
5にチェック信号を送りこれを動作させて前述した通り
通常時よりも早い速度で可変翼を駆動させる信号を出さ
せる。また、可変翼が基準点に達したとの信号がリミッ
トスイッチから入れば正常としてそのまま通常運転動作
に復帰させ、なければ異常として運転停止信号を出力す
るようになっている。
【0016】上記構成において、次に図3のフローチャ
ートを用いて動作を説明する。まず電源を投入すると、
制御部21内のマイクロコンピュータが動作を開始し、
ステップ30において初期起動チェックを開始し、ステ
ップ31で異常検知の為の内部タイマーAをスタートさ
せる。次にステップ32で初期起動チェック中であるか
を判断し、初期起動チェック中であればステップ42
へ、そうでなければステップ33を経てステップ34へ
進む。更にステップ34では運転スイッチがオン中であ
るかを判断し、オン中でなければステップ32へ戻り、
オン中であればステップ35において可変翼の動作チェ
ック中(動作チェック起動信号有)であるかチェック
し、チェック中であればステップ42へ進み、そうでな
ければステップ36を経てステップ37で通常時の可変
翼動作速度を設定し、ステップ38で燃焼量から設定さ
れた可変翼駆動出力を行ない、可変翼を所定の位置へ回
動させる。
ートを用いて動作を説明する。まず電源を投入すると、
制御部21内のマイクロコンピュータが動作を開始し、
ステップ30において初期起動チェックを開始し、ステ
ップ31で異常検知の為の内部タイマーAをスタートさ
せる。次にステップ32で初期起動チェック中であるか
を判断し、初期起動チェック中であればステップ42
へ、そうでなければステップ33を経てステップ34へ
進む。更にステップ34では運転スイッチがオン中であ
るかを判断し、オン中でなければステップ32へ戻り、
オン中であればステップ35において可変翼の動作チェ
ック中(動作チェック起動信号有)であるかチェック
し、チェック中であればステップ42へ進み、そうでな
ければステップ36を経てステップ37で通常時の可変
翼動作速度を設定し、ステップ38で燃焼量から設定さ
れた可変翼駆動出力を行ない、可変翼を所定の位置へ回
動させる。
【0017】またステップ42においては、チェック動
作中であるから上記通常時よりも早い可変翼の動作チェ
ック用速度を設定し、ステップ43で可変翼駆動出力を
行なう。次にステップ44において異常検知の為の内部
タイマーAがタイムアップしているかどうかを判断し、
既にタイムアップしていれば異常としてステップ51で
運転停止処理を行なう。また、ステップ44でタイムア
ップしていなければステップ45に進み初期起動チェッ
ク中であるかどうかを判断し、そうであればステップ4
6でリミットスイッチがオンして可変翼が異常なく基準
点まで動作したか否かを確認し、オンしなければ上記動
作を繰り返してステップ44で内部タイマーAがタイム
アップした時点で異常としてステップ51で運転停止さ
せ、オンすれば初期起動チェックを終了する。
作中であるから上記通常時よりも早い可変翼の動作チェ
ック用速度を設定し、ステップ43で可変翼駆動出力を
行なう。次にステップ44において異常検知の為の内部
タイマーAがタイムアップしているかどうかを判断し、
既にタイムアップしていれば異常としてステップ51で
運転停止処理を行なう。また、ステップ44でタイムア
ップしていなければステップ45に進み初期起動チェッ
ク中であるかどうかを判断し、そうであればステップ4
6でリミットスイッチがオンして可変翼が異常なく基準
点まで動作したか否かを確認し、オンしなければ上記動
作を繰り返してステップ44で内部タイマーAがタイム
アップした時点で異常としてステップ51で運転停止さ
せ、オンすれば初期起動チェックを終了する。
【0018】またステップ45で初期起動チェック中で
ないと判断されると、燃焼動作中のチェックであり、リ
ミットスイッチがオンしなければ上記動作を繰り返して
ステップ44で内部タイマーAがタイムアップした時点
で異常としてステップ51で運転停止させ、オンすれば
燃焼中の動作チェックを終了し、内部タイマーBを起動
として再びステップ32に戻り、ステップ33で燃焼停
止が確認されるまで前述の動作を繰り返す。
ないと判断されると、燃焼動作中のチェックであり、リ
ミットスイッチがオンしなければ上記動作を繰り返して
ステップ44で内部タイマーAがタイムアップした時点
で異常としてステップ51で運転停止させ、オンすれば
燃焼中の動作チェックを終了し、内部タイマーBを起動
として再びステップ32に戻り、ステップ33で燃焼停
止が確認されるまで前述の動作を繰り返す。
【0019】なお、ステップ40では、運転スイッチが
オフからオンに変化した時(運転スイッチがオンされた
瞬間)に異常検知の為の内部タイマーAをスタートさ
せ、運転スイッチがオンされた時に可変翼動作チェック
を開始、すなわちステップ41で可変翼動作チェック開
始させるようになっている。
オフからオンに変化した時(運転スイッチがオンされた
瞬間)に異常検知の為の内部タイマーAをスタートさ
せ、運転スイッチがオンされた時に可変翼動作チェック
を開始、すなわちステップ41で可変翼動作チェック開
始させるようになっている。
【0020】従って、上記構成において、可変翼の動作
速度は、電源投入時の初期駆動チェック時や運転スイッ
チ投入による運転開始時並びに運転開始後の所定時間毎
に可変翼の動作チェックを行なうようになる。しかもそ
の動作速度は燃焼中の通常動作とは異なった速度、すな
わち通常時よりも速い速度となる。
速度は、電源投入時の初期駆動チェック時や運転スイッ
チ投入による運転開始時並びに運転開始後の所定時間毎
に可変翼の動作チェックを行なうようになる。しかもそ
の動作速度は燃焼中の通常動作とは異なった速度、すな
わち通常時よりも速い速度となる。
【0021】よって燃焼暖房中に可変翼の動作チェック
を行なっても可変翼が燃焼量等と連動せず全開状態にな
ったとしてもその時間はきわめて短くでき、したがって
室内の温度分布に対する影響は極軽微なものとなる。ま
た、生産途中に可変翼の動作チェック行程を入れてもそ
のチェックに要する時間は極短いので高い生産性を維持
することが出来る。
を行なっても可変翼が燃焼量等と連動せず全開状態にな
ったとしてもその時間はきわめて短くでき、したがって
室内の温度分布に対する影響は極軽微なものとなる。ま
た、生産途中に可変翼の動作チェック行程を入れてもそ
のチェックに要する時間は極短いので高い生産性を維持
することが出来る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の温風暖房機
は、運転中の所定期間毎に可変翼の駆動状態を検出する
ことで、可変翼が固定されたり、駆動部の故障で可変翼
が動作しない場合の機器の異常過熱や温風の異常吹き出
しによる不具合を解消するとともに、燃焼中に可変翼を
手動で異常に動かした場合等の吹出角度の異常を可変翼
チェック動作毎に修正できるため、常に適正な吹出角度
を確保することができる。
は、運転中の所定期間毎に可変翼の駆動状態を検出する
ことで、可変翼が固定されたり、駆動部の故障で可変翼
が動作しない場合の機器の異常過熱や温風の異常吹き出
しによる不具合を解消するとともに、燃焼中に可変翼を
手動で異常に動かした場合等の吹出角度の異常を可変翼
チェック動作毎に修正できるため、常に適正な吹出角度
を確保することができる。
【0023】更に、可変翼チェック時の可変翼動作速度
を通常の制御動作速度より速くすることで、チェック時
に行う所定の可変翼動作時間を短縮し、燃焼中などにお
いて熱量あるいは温風量に応じて設定された所定の位置
から、一時的に可変翼が移動することによる温風吹出制
御への影響を極力少なくすることができ、安全性を維持
しつつ一段と快適な暖房ができるようになる。
を通常の制御動作速度より速くすることで、チェック時
に行う所定の可変翼動作時間を短縮し、燃焼中などにお
いて熱量あるいは温風量に応じて設定された所定の位置
から、一時的に可変翼が移動することによる温風吹出制
御への影響を極力少なくすることができ、安全性を維持
しつつ一段と快適な暖房ができるようになる。
【0024】また電源投入、或は運転開始時に、可変翼
の動作チェックを行なわせるようにしたものにあっては
動作チェック速度を早めることにより生産性を低下させ
るのを極力抑えることができ、安全性を確保しつつ高い
生産性を維持することが出来る。
の動作チェックを行なわせるようにしたものにあっては
動作チェック速度を早めることにより生産性を低下させ
るのを極力抑えることができ、安全性を確保しつつ高い
生産性を維持することが出来る。
【図1】本発明の一実施例における温風暖房機の断面図
である。
である。
【図2】同制御回路のブロック図である。
【図3】同装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】同装置の要部欠裁斜視図である。
【図5】従来の温風暖房機の作用説明図である。
【図6】従来の温風暖房機を示す断面図である。
1 本体 2 温風吹出口 3 熱発生手段 7 対流用送風機 9 風向可変翼 10 駆動手段(ステッピングモータ) 21 制御部 25 可変翼動作速度設定部 27 チェック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 3/04 305 F24F 11/02
Claims (2)
- 【請求項1】 温風吹出口を有する本体と、この本体内
に設けた熱発生手段ならびにこの熱発生手段に空気を供
給して前記温風吹出口より温風を吹き出させる対流用送
風機と、前記温風吹出口に上下揺動自在に配設した風向
可変翼と、この風向可変翼を駆動する駆動手段と、前記
温風吹出口からの温風量あるいは前記熱発生手段が発生
する熱量の一方あるいは両方を変化させ、かつこの変化
に連動して前記風向可変翼を上下方向に回動させるとと
もに、運転中の所定期間毎に可変翼チェック信号を発す
る制御部と、制御部からのチェック信号を受けて上記可
変翼を発熱量あるいは温風量に連動しない所定動作で上
下方向に駆動するとともに、その上下動が確認されない
場合には運転動作を停止させるチェック部と、前記可変
翼の動作速度を設定する可変翼動作速度設定部とを備
え、前記可変翼動作速度設定部は、前記チェック部から
可変翼チェック信号が発せられたとき、所定動作で駆動
する可変翼の動作速度を発熱量あるいは温風量に連動し
て駆動する通常の可変翼動作速度よりも速く設定するよ
うにした温風暖房機。 - 【請求項2】 制御部は電源投入或いは運転開始時に可
変翼チェック信号を出力するようにした請求項1記載の
温風暖房機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26584992A JP2890996B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 温風暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26584992A JP2890996B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 温風暖房機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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