JP3348136B2 - 燃焼式温風暖房機 - Google Patents

燃焼式温風暖房機

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JP3348136B2
JP3348136B2 JP01689896A JP1689896A JP3348136B2 JP 3348136 B2 JP3348136 B2 JP 3348136B2 JP 01689896 A JP01689896 A JP 01689896A JP 1689896 A JP1689896 A JP 1689896A JP 3348136 B2 JP3348136 B2 JP 3348136B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーナで燃料を燃
焼し、燃焼によって得られた熱を室内に吹き出すことで
室内を暖房する燃焼式温風暖房機に関するもので、特に
室内が温まった後、燃焼停止と燃焼再開とを繰り返して
室内をほぼ所定温度に維持する燃焼式温風暖房機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガスファンヒータや石油ファンヒータな
ど、燃料の燃焼を行って室内を暖房する燃焼式温風暖房
機では、室温が低い状態では燃焼量を多くし、室温が設
定温度に近づいた状態では燃焼量を少なくし、さらに室
温が予め設定された燃焼停止温度(通常、設定温度に対
して設定される温度)に達すると燃焼を停止し、再び室
温が設定温度より低くなって室温が予め設定された燃焼
再開温度(通常、設定温度に対して設定される温度)に
低下すると燃料の燃焼を再開し、その後、燃焼停止と燃
焼再開とを繰り返して室内をほぼ所定温度に維持するも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バーナで燃料の燃焼を
再開する場合、バーナにおける炎を安定化させるととも
に、着火を確実に行い、炎の検出を速やかに行うため
に、大きな燃焼量で燃焼を開始する。そして、大きな燃
焼量のため、室温が素早く上昇するが、炎の安定後に、
室温と設定温度との差に応じていきなり燃焼量が急激に
変動すると、使用者に不快感を与えるため、徐々に燃焼
量を低下させる必要がある。このため、燃焼を再開した
場合、燃焼量を徐々に低下させるのに必要な時間だけ燃
焼が強制的に行われ、結果的に過剰な熱量が室内に吹き
出され、室温が過剰暖房ぎみとなる不具合が生じる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、燃焼停止と、燃焼再開とを繰り返
して室内を温調する際、室温が過剰暖房される不具合を
なくした燃焼式温風暖房機の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼式温風暖房
機は、上記の目的を達成するために、次の技術的手段を
採用した。 (請求項1の手段)燃焼式温風暖房機は、 a)燃料の燃焼によって熱を発生するバーナと、 b)このバーナで発生した熱を室内に吹き出す送風機
と、 c)室内温度を検出する室温センサと、 d)この室温センサで検出した室温が燃焼停止温度に達
した際に前記バーナにおける燃料の燃焼を停止し、前記
室温センサで検出した室温が燃焼再開温度に低下した際
に、所定時間以上であり、かつ燃焼停止温度に達するま
で前記バーナにおける燃料の再燃焼を行う制御装置とを
備える。
【0006】そして、前記制御装置に設定される前記燃
焼再開温度は、暖房運転を開始してから最初に燃焼を再
開させる時の第1燃焼再開温度と、暖房運転を開始して
から2回目以降に燃焼を再開させる時の第2燃焼再開温
度とに別々に設定され、前記第1燃焼再開温度に比較し
て、第2燃焼再開温度が低く設定されたことを特徴とす
る。
【0007】(請求項2の手段)請求項1の燃焼式温風
暖房機において、前記第2燃焼再開温度は、前記第1燃
焼再開温度に比較して、略2℃低く設けられたことを特
徴とする。
【0008】(請求項3の手段)請求項1または請求項
2の燃焼式温風暖房機において、前記室温センサは、前
記送風機の吸込側に配置されることを特徴とする。
【0009】(請求項4の手段)請求項3の燃焼式温風
暖房機において、前記制御装置は、燃焼停止中、前記送
風機を燃焼中の最低回転速度よりも低い速度で作動させ
ることを特徴とする。
【0010】
【作用および発明の効果】
(請求項1の作用)暖房運転が開始されると、バーナの
燃焼によって発生した熱が室内に吹き出されて室温が上
昇する。室温が燃焼停止温度に達すると、制御装置がバ
ーナの燃焼を停止する(第1回目の燃焼停止)。
【0011】第1回目の燃焼停止後に室温が第1燃焼再
開温度に低下すると、制御装置が、少なくても所定時間
以上、バーナにおける燃料の燃焼を再開する(第1回目
の燃焼再開)。この結果、バーナの燃焼によって発生し
た熱が室内に吹き出されて室温が上昇する。燃焼再開
後、所定時間が経過し、且つ室温が燃焼停止温度に達す
る場合は、制御装置がバーナの燃焼を停止する(第2回
目の燃焼停止)。
【0012】第2回目の燃焼停止以降における燃焼停止
後に、室温が第1燃焼再開温度よりも低く設定された第
2燃焼再開温度に低下すると、制御装置が、少なくても
所定時間以上、バーナにおける燃料の燃焼を再開する
(第2回目以降の燃焼再開)。この結果、バーナの燃焼
によって発生した熱が室内に吹き出されて室温が上昇す
る。燃焼再開後、所定時間が経過し、且つ室温が燃焼停
止温度に達する場合は、制御装置がバーナの燃焼を停止
する。
【0013】(請求項1の効果)第2燃焼再開温度は、
第1燃焼再開温度より低く設定されているため、第2回
目以降の燃焼再開時の室温は、第1回目の燃焼再開時の
室温より低い。このため、第2回目以降の燃焼再開によ
って、所定時間以上、バーナにおける燃料の燃焼を行っ
ても、燃焼再開時の室温が低いため、燃焼時に室内が過
剰暖房される不具合が抑えられる。
【0014】(請求項2の作用および効果)請求項1の
手段を、一般的に広く用いられる6〜10畳用の燃焼式
温風暖房機に適用した場合、第2燃焼再開温度を第1燃
焼再開温度に比較して、略2℃低く設定することで、燃
焼停止と燃焼再開とを繰り返して室内を温調する際、室
温の過剰暖房が防がれる。
【0015】(請求項3の作用および効果)室温センサ
が送風機の吸込側に設けられるため、送風機の作動中、
室温センサで正確な室温を検出できる。
【0016】(請求項4の作用および効果)室温センサ
が送風機の吸込側に設けられるとともに、燃焼停止中で
あっても、送風機が燃焼中の最低回転速度よりも遅い回
転速度で作動する。この結果、燃焼停止中であっても、
室温センサで正確な室温を検出できるとともに、使用者
に冷風感を与える不具合を抑えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明をガスファンヒータ
に適用した実施例に基づき、図面を用いて説明する。 (実施例の構成)図1ないし図3は実施例を示すもの
で、図1はガスファンヒータの概略図、図2はガスファ
ンヒータの概略側面断面図、図3はガスファンヒータの
後方斜視図である。
【0018】ガスファンヒータ1は、縦方向に偏平で上
部が丸みを有し下端が平面となった箱状のケーシング2
を備える。このケーシング2の内部は、正面から見た左
側部分が本体ケース3を収容する本体収容室4となって
おり、右側部分が制御装置5等を収容する制御機器室6
となっている。
【0019】ケーシング2の本体収容室4側には、前面
である前板2aの下部に、横長の温風吹出口Oが開口し
て設けられ、背面である背板2bの中間から上部にかけ
て面積の大きい暖房用空気取入口Iが設けられている。
また、制御機器室6には、背板2bの中間に面積の小さ
い一次空気取入口IIが設けられている。なお、暖房用
空気取入口Iおよび一次空気取入口IIは、共に背板2
bに対して着脱可能に装着された矩形板状の共通フィル
タFで覆われている。
【0020】本体ケース3は、縦方向に偏平な略箱状を
呈するもので、この本体ケース3の上部にはガスバーナ
7を収容するバーナ収容部8が形成されている。また、
本体ケース3の下部は、送風機9のファンケーシング9
aを構成している。
【0021】本体ケース3の上部の天板3aは、断面が
山形に設けられており、その天板3aの下方には、断面
が山型の気流偏向板11が配置され、天板3aと気流偏
向板11との間に第1断熱通路12を形成している。バ
ーナ収容部8の上部には、内部で発生した高温の温風を
気流偏向板11に向けて吹き出す熱風吹出口13が形成
されている。
【0022】なお、本体ケース3内の後側の上部には、
第1断熱通路12に室内空気を供給するための第1上側
冷風取入口14が設けられ、この直下には、気流偏向板
11とバーナ収容部8との間の熱風通路15に室内空気
を供給するための第2上側冷風取入口16が設けられて
いる。
【0023】バーナ収容部8の背面8aの下部には、ガ
スバーナ7に二次空気を取り入れるための二次空気取入
口17が形成されている。また、本体ケース3の後側に
は、二次空気取入口17の直下に、送風機9の風上へ直
接室内空気を供給するための後方下側冷風取入口18が
開口している。
【0024】一方、本体ケース3の前面下部には、暖房
用空気取入口Iの上端から吸い込まれ、ケーシング2と
本体ケース3との間の第2断熱通路21を通った空気を
送風機9の風上へ導くための前方下側冷風取入口22が
開口している。
【0025】ガスバーナ7の内部には、燃料となるガス
と、一次空気とが供給されるもので、ガスと一次空気と
を吸い込む導入通路23が、本体ケース3の右壁を貫通
して制御機器室6の後方の1次空気取入口IIまで延設
されている。導入通路23内には、ガス通路24の下流
端に設けられたガス噴射ノズル25が配置され、このガ
ス噴射ノズル25から噴射されるガスのエジェクタ作用
によって、ガスとともに一次空気をガスバーナ7内に供
給する。
【0026】送風機9は、バーナ収容部8の下方に配置
されるもので、上述のファンケーシング9aの他に、温
風吹出口Oの内部において水平方向に回転軸が伸びて配
置されたクロスフロータイプの円筒状遠心式ファン9b
と、このファン9bを駆動するためのモータ9cとから
構成され、図中の矢印で示すように、暖房用空気取入口
Iから室内空気を吸引し、ガスの燃焼で発生した温風を
温風吹出口Oから吹き出す。なお、ファンケーシング9
aは、ファン9bが上方の空気を下側前方に流動させる
構造に形成されている。
【0027】制御機器室6の内部には、制御装置5の
他、ガス通路24に設けられたメインバルブM、安全弁
V、流量制御弁Pが配置されるとともに、上述の導入通
路23および送風機9のモータ9cが配置される。これ
ら、メインバルブM、安全弁V、流量制御弁P、送風機
9のモータ9c、およびガスバーナ7に配置された点火
プラグ26等の電気機能部品は、制御装置5によって制
御される。
【0028】制御装置5は、運転スイッチ27がONされ
ると暖房運転を開始するべく作動するもので、上記各電
気機能部品を制御するために、使用者に温度設定される
温度設定器28、室内温度を検出するための室温センサ
29、異常加熱を検出するためのハイリミットサーミス
タ31および温度ヒューズ32、ガスバーナ7の炎を検
出するサーモカップル33等からの信号を入力する。
【0029】なお、室温センサ29は、図2に示すよう
に、暖房用空気取入口Iの内部に装着されるもので、本
実施例では加熱源であるバーナ収容部8の下方となる後
方下側冷風取入口18内に取り付けられている。なお、
室温センサ29は暖房用空気取入口Iの外部など、送風
機9に吸い込まれる空気が流れる部位など、室温が検出
可能であれば、どこに設けても良い。
【0030】制御装置5は、室温が温度設定器28で設
定された設定温度付近に保たれるように、ガスバーナ7
におけるガスの燃焼量と、送風機9の回転速度とを制御
するもので、温度設定器28で設定される設定温度と室
温センサ29で検出される室温との偏差を基に、ガスの
燃焼量と送風機の回転速度とを比例的に制御する。な
お、ガスバーナ7におけるガスの燃焼量が最も小さい場
合(弱燃焼時)における送風機9の最低回転速度は、弱
運転時であっても室内に最小の対流が発生するように決
定されている。
【0031】制御装置5は、設定温度に対する室温(室
温センサ29で検出される室温)が予め設定された燃焼
停止温度(設定温度に対して数度高く設定された温度)
に達すると、燃焼を停止するように設けられている。
【0032】また、制御装置5は、暖房運転中における
燃焼停止後、設定温度に対する室温(室温センサ29で
検出される室温)が予め設定された第1燃焼再開温度あ
るいは第2燃焼再開温度に低下すると、所定時間以上
で、且つ室温センサ29で検出される室温が上記燃焼停
止温度に達するまで、燃焼を行うように設けられてい
た。
【0033】なお、所定時間は、バーナにおける炎を安
定化させるための最大燃焼運転を行う時間(例えば10
秒間)と、その後燃焼量の急激な変動を抑えるために、
燃焼量を徐々に低下させるのに要する時間(例えば50
秒間)とで決定される。また、炎の安定化とは、着火を
確実に行い、炎の検出を行える状態であり、例えば炎の
検出手段として熱電対を備えるものでは、熱電対の起電
力が立ち上がるまでの時間を加味している。
【0034】ここで、第1燃焼再開温度は、運転スイッ
チ27がONされて暖房運転を開始してから最初に燃焼を
再開させる時のために設定された設定温度であり、第2
燃焼再開温度は、暖房運転を開始してから2回目以降に
燃焼を再開させる時のために設定された設定温度であ
り、第1燃焼再開温度に比較して、第2燃焼再開温度が
数度{例えば、本実施例のガスファンヒータ1が6〜1
0畳用(インプットが最大3000kcal/h、最小
500kcal/h)であれば略2℃ほど}低く設定さ
れている。
【0035】一方、制御装置5は、暖房中にガスの燃焼
を停止した直後から、ガスの燃焼が再開されるまでの
間、送風機9の回転速度を、上述の燃焼中の最低回転速
度よりも遅い回転速度で常時作動させるように設けられ
ている。なお、ガスの燃焼停止中における送風機9の回
転速度は、燃焼中の最低回転速度を100%とした場
合、例えば約75%ほどに設定されている。
【0036】なお、燃焼停止直後は、ケーシング2内の
過熱を防止するために、最低回転速度、あるいは最低回
転速度より高い回転速度で所定時間作動させ、所定時間
経過後に最低回転速度よりも遅い回転速度に切り替える
ように設けても良い。
【0037】〔実施例の作動〕本実施例の作動を図4の
タイムチャートを参照して説明する。 (最初の燃焼運転、図4のタイムa〜b参照)運転スイ
ッチ27がONされると、制御装置5は、まず、ガスバー
ナ7で形成される炎を安定化させるために、最大燃焼量
でガスを燃焼するとともに、最高回転速度(燃焼中の最
低回転速度を100%とした場合、例えば約180%ほ
ど)で送風機9を作動させる。
【0038】ガスバーナ7でガスが燃焼すると、高温の
燃焼ガスがバーナ収容部8から吹き出され、第1上側冷
風取入口14および第2上側冷風取入口16から吸い込
まれた空気と攪拌されて熱風となって送風機9に向か
う。この熱風には、送風機9の直前で後方下側冷風取入
口18および前方下側冷風取入口22から吸い込まれた
空気と攪拌されて温風となり、送風機9を通過した後、
温風吹出口Oから吹き出される。
【0039】ガスバーナ7における炎が安定すると(炎
が安定化するのに必要な予め定められた時間が経過する
と)、制御装置5は、温度設定器28で設定された設定
温度と、室温センサ29で検出される室温との偏差に基
づいて、ガスの燃焼量および送風機9の回転速度を制御
し、偏差に応じた温風を温風吹出口Oから吹き出す。
【0040】(最初の燃焼停止、図4のタイムb〜c参
照)室内に温風が吹き出され、設定温度に対する室温が
燃焼停止温度に達すると、制御装置5は、ガス燃焼を停
止するとともに、送風機9の回転速度を燃焼中の最低回
転速度よりも遅い回転速度で作動させる。この結果、各
冷風取入口から室内空気が取り入れられ、バーナ収容部
8内を含む本体ケース3内を室内空気が流れて温風吹出
口Oから吹き出される。
【0041】この結果、バーナ収容部8内の燃焼ガスや
余熱がガスファンヒータ1の外部に排出される(ポスト
パージの実行)。また、ガス燃焼が停止した状態では、
常に低速で送風機9が作動するため、暖房用空気取入口
I内である後方下側冷風取入口18内に取り付けられた
室温センサ29に、常に室内空気が供給される。
【0042】このように、燃焼停止状態でも、加熱源で
あるバーナ収容部8の下側に配置された室温センサ29
に、常に室内空気が供給されることにより、室温センサ
29で正確な室温を常時測定することができる。
【0043】(第1回目の燃焼再開、図4のタイムc〜
d参照)設定温度に対する室温が第1燃焼再開温度に低
下すると、制御装置5は、少なくとも所定時間以上、ガ
ス燃焼を再開する。この場合も、ガスバーナ7で形成さ
れる炎を安定化させるために、最大燃焼量でガスを燃焼
するとともに、最高回転速度で送風機9を作動させ、温
風を温風吹出口Oから吹き出させる。
【0044】燃焼再開によって再びガスバーナ7におけ
る炎が安定すると、偏差に基づいて、ガスの燃焼量およ
び送風機9の回転速度を制御することとなるが、燃焼再
開時は、通常、室内が既に温められているため、急激な
変動が起きないように、徐々に燃焼量を減少させるとと
もに、送風機9の回転速度も徐々に減少させる。
【0045】(第2回目の燃焼停止、図4のタイムd〜
e参照)そして、燃焼再開後、所定時間が経過し、且つ
室温センサ20の検出する室温が燃焼停止温度に上昇す
ると、制御装置5がガス燃焼を停止するとともに、送風
機9の回転速度を燃焼中の最低回転速度よりも遅く作動
させる。
【0046】(第2回目以降の燃焼再開、図4のタイム
e〜f参照)上記1回目の燃焼再開が実行された後は、
設定温度に対する室温が第1燃焼再開温度より低く設定
された第2燃焼再開温度に低下すると、制御装置5は、
上記1回目の燃焼再開時と同様、少なくとも所定時間以
上、ガス燃焼を再開する。この場合も、ガスバーナ7で
形成される炎を安定化させるために、最大燃焼量でガス
を燃焼するとともに、最高回転速度で送風機9を作動さ
せ、温風を温風吹出口Oから吹き出させる。
【0047】その後も、上記1回目の燃焼再開時と同
様、燃焼再開によって再びガスバーナ7における炎が安
定すると、偏差に基づいて、ガスの燃焼量および送風機
9の回転速度を制御することとなるが、室内が既に温め
られているため、急激な変動が起きないように、徐々に
燃焼量を減少させるとともに、送風機9の回転速度も徐
々に減少させる。そして、燃焼再開後、所定時間が経過
し、且つ室温センサ20の検出する室温が燃焼停止温度
に上昇した場合に、制御装置5がガス燃焼を停止すると
ともに、送風機9の回転速度を燃焼中の最低回転速度よ
りも遅く作動させる。
【0048】その後、第2回目以降の燃焼再開の動作を
繰り返すことで、ガスファンヒータ1は、室内の温度を
設定温度に保つ暖房運転を行う。なお、燃焼再開が、第
1回目か、第2回目以降かは、制御装置5によって運転
スイッチ27の投入後における燃焼停止回数をカウント
することにより、判断することができる。
【0049】〔実施例の効果〕この実施例では、第2燃
焼再開温度が、第1燃焼再開温度より低く設定されてい
るため、第2回目以降の燃焼再開時の室温は、第1回目
の燃焼再開時の室温より低い。このため、第2回目以降
の燃焼再開によって、所定時間以上、バーナにおける燃
料の燃焼が行なわれても、燃焼再開時の室温が低いた
め、燃焼停止時に室内が過剰暖房される不具合が抑えら
れる。つまり、第1回目の燃焼再開が行われた後は、燃
焼停止の時間が実質長くなるため、燃焼停止と、燃焼再
開とを繰り返すことによる室内の過剰暖房を防ぐことが
でき、過剰暖房によって使用者に不快感を与える不具合
が生じない。
【0050】室温センサ29が送風機9の吸込側に設け
られるため、送風機9の作動中、室温センサ29で正確
な室温を検出できるとともに、燃焼停止中であっても、
送風機9が燃焼中の最低回転速度よりも遅い回転速度で
常時作動する。この結果、燃焼停止中であっても、室温
センサ29で正確な室温を常時検出できるとともに、使
用者に冷風感や、送風騒音を与える不具合を抑えること
ができる。
【0051】送風機9が水平方向に回転軸が伸びる遠心
式ファン9bであるため、送風機9がガスファンヒータ
1に占める高さ割合いが少なくて済む。そして、室温セ
ンサ29が加熱源の下方に配置されるため、加熱源の停
止時、室温センサ29は加熱源の放熱による影響が小さ
く抑えられ、室温センサ29で高い精度で室温が検出で
きる。
【0052】〔変形例〕上記の実施例では、燃焼停止中
の送風機の回転速度を、燃焼中の最低回転速度より遅い
回転速度で作動させる例を示したが、燃焼停止中の送風
機の回転速度を、燃焼運転中の最低回転速度、あるいは
最低回転速度より高い回転速度に設定しても良いし、燃
焼停止中はポストバージ終了後に送風機も停止させても
良い。
【0053】上記の実施例では、燃焼停止中は送風機を
常時作動させた例を示したが、燃焼停止中のポストパー
ジ終了後に送風機を間欠作動させ、この送風機の作動時
のみ、室温センサの検出した室温を有効としても良い。
この場合、送風機の回転速度は、加熱源の運転中の最低
回転速度、または最低回転速度より高い回転速度、ある
いは最低回転速度よりも遅い回転速度としても良い。
【0054】また、上記の実施例では、排気ガスを室内
に吹き出すタイプのガスファンヒータを用いたが、排気
ガスと室内空気とを熱交換し、排気ガスは室外に排出
し、熱交換した温かい空気を室内に吹き出すタイプの温
風暖房機に適用しても良い。さらに、ガスの燃焼によっ
て温風を発生する燃焼式温風暖房機を例に示したが、石
油等の液体燃料によって温風を発生する燃焼式温風暖房
機に本発明を適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスファンヒータの概略図である。
【図2】ガスファンヒータの概略側面断面図である。
【図3】ガスファンヒータの後方斜視図である。
【図4】作動説明のためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 ガスファンヒータ(燃焼式温風暖房機) 5 制御装置 7 ガスバーナ 9 送風機 29 室温センサ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)燃料の燃焼によって熱を発生するバー
    ナと、 b)このバーナで発生した熱を室内に吹き出す送風機
    と、 c)室内温度を検出する室温センサと、 d)この室温センサで検出した室温が燃焼停止温度に達
    した際に前記バーナにおける燃料の燃焼を停止し、 前記室温センサで検出した室温が燃焼再開温度に低下し
    た際に、所定時間以上であり、かつ燃焼停止温度に達す
    るまで前記バーナにおける燃料の再燃焼を行う制御装置
    とを備えた燃焼式温風暖房機において、 前記制御装置に設定される前記燃焼再開温度は、 暖房運転を開始してから最初に燃焼を再開させる時の第
    1燃焼再開温度と、 暖房運転を開始してから2回目以降に燃焼を再開させる
    時の第2燃焼再開温度とに別々に設定され、 前記第1燃焼再開温度に比較して、第2燃焼再開温度が
    低く設定されたことを特徴とする燃焼式温風暖房機。
  2. 【請求項2】請求項1の燃焼式温風暖房機において、 前記第2燃焼再開温度は、前記第1燃焼再開温度に比較
    して、略2℃低く設けられたことを特徴とする燃焼式温
    風暖房機。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の燃焼式温風暖房
    機において、 前記室温センサは、前記送風機の吸込側に配置されるこ
    とを特徴とする燃焼式温風暖房機。
  4. 【請求項4】請求項3の燃焼式温風暖房機において、 前記制御装置は、燃焼停止中、前記送風機を燃焼中の最
    低回転速度よりも低い速度で作動させることを特徴とす
    る燃焼式温風暖房機。
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