JP3317431B2 - 燃焼式温風暖房機 - Google Patents

燃焼式温風暖房機

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JP3317431B2
JP3317431B2 JP10926496A JP10926496A JP3317431B2 JP 3317431 B2 JP3317431 B2 JP 3317431B2 JP 10926496 A JP10926496 A JP 10926496A JP 10926496 A JP10926496 A JP 10926496A JP 3317431 B2 JP3317431 B2 JP 3317431B2
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combustor
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清 堀中
繁明 安井
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Rinnai Corp
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Osaka Gas Co Ltd
Rinnai Corp
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Control Of Combustion (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス温風暖房機等
の燃焼式温風暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス温風暖房機等、室内に配置する本体
ケース内に燃焼器を収容すると共に、該本体ケースに設
けた送風ファンにより室内空気を本体ケース内に吸引し
つつ燃焼器の燃焼熱によって加熱してなる温風を室内に
吹き出す燃焼式温風暖房機にあっては、室温センサを用
いて室温を検出し、その検出室温が使用者等により設定
される設定室温に略一致するように燃焼器の燃焼量や送
風ファンの風量を制御し、さらには、その燃焼量や風量
の制御だけでは室温が設定室温よりも上昇してしまう場
合に燃焼器の燃焼・消火を断続的に行う(燃焼器の燃焼
・消火を自動的に繰り返す)ようにしたものが一般に知
られている。
【0003】この種の燃焼式温風暖房機では、燃焼器の
燃焼運転の開始初期においては、燃焼器の燃焼を早期に
安定化するために、点火時から所定期間(例えば、決め
られた一定時間)は、室温にかかわらず、燃焼器をその
最大燃焼量もしくはそれに近い大燃焼量で燃焼せしめる
強制燃焼運転(点火動作を含む)を行うようにしてい
る。この場合、上記所定期間は、燃焼器の種々の動作環
境、あるいは燃料の種類もしくは燃料成分のばらつきに
よらずに確実に燃焼器の燃焼を安定化することができる
ように定められる。そして、このような強制燃焼運転
は、温風暖房機の運転スイッチの投入に応じた暖房運転
の開始時だけでなく、前記温調制御における燃焼器の燃
焼運転の再開の際にも行われている。
【0004】しかしながら、このような従来の燃焼式温
風暖房機では次のような不都合を生じるものであった。
【0005】すなわち、温風暖房機の運転スイッチの投
入に応じた暖房運転の開始時は、一般に室温が低いた
め、燃焼器の上記のような強制燃焼運転を行うことで、
燃焼器の燃焼を早期に安定化できるだけでなく、室温を
迅速に上昇させることができるのであるが、その後の温
調制御における燃焼器の燃焼再開時には、室温が既に設
定室温に近い温度になっているので、その際に上記のよ
うな強制燃焼運転を行うと、前記所定期間内で室温が設
定温度に対して過剰に上昇しやすいという不都合を生じ
る。
【0006】このような不都合に鑑み、本願発明者等が
各種の検討を行った結果、次のような知見を得た。
【0007】すなわち、この種の燃焼式温風暖房機で
は、一般に燃焼器の燃焼状態を検知するために熱電対が
備えられており、この熱電対の出力レベルは、燃焼器の
燃焼初期において、該燃焼器が正常に着火し、その燃焼
状態が安定化するに従って連続的に上昇していく。そし
て、その出力レベルがある所定時間内に所定レベル以上
に上昇するような場合には、強制燃焼運転の所定期間内
で燃焼器の燃焼状態が安定化するものと判断することが
できる。そして、該熱電対の出力レベルの上昇度合い
は、燃焼器の種々の動作環境、あるいは燃料の種類もし
くは燃料成分のばらつき等の影響を受けるのであるが、
通常は、その出力レベルが安定燃焼状態におけるレベル
に上昇するのに要する時間は強制燃焼運転を行う前記所
定期間に比して短く、このような場合には、前記強制燃
焼運転を燃焼器の最大燃焼量等の大燃焼量で行わず、低
めの燃焼量で行うようにしても、該強制燃焼運転を行う
前記所定期間内で十分に燃焼器の燃焼を安定させること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、室温を設定温度に略一致させるための温調制御に
際して燃焼器の燃焼・消火を断続的に行う燃焼式温風暖
房機において、その温調制御における燃焼器の燃焼再開
時の強制燃焼運転によって室温が過剰に上昇してしまう
ような事態を防止することができる燃焼式温風暖房機を
提供するこを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼式温風暖房
機はかかる目的を達成するために、本体ケース内に収容
された燃焼器と、室内空気を前記本体ケース内に吸引し
つつ前記燃焼器の燃焼熱により加熱してなる温風を該本
体ケースから吹き出す送風ファンと、室温を検出する室
温検出手段と、前記燃焼器の燃焼状態を検知するための
熱電対と、暖房運転中に前記室温検出手段により検出さ
れる室温を設定温度に略一致させる温調制御を行うべく
該検出室温に応じて前記燃焼器の燃焼・消火を断続的に
繰り返し行わしめ、且つ前記燃焼器の点火時から所定期
間は前記検出室温にかかわらず該燃焼器の燃焼状態を安
定化するための所定の燃焼量での強制燃焼運転を行わし
める燃焼制御手段と、前記送風ファンを制御するファン
制御手段とをそなえた燃焼式温風暖房機において、前記
温調制御における各回の前記燃焼器の強制燃焼運転時に
前記熱電対の出力レベルが該燃焼器の点火時から所定時
間内に該燃焼器の燃焼状態が安定化したことを示す所定
レベル以上に上昇したか否かを監視する熱電対出力監視
手段を備え、前記燃焼制御手段は、暖房運転開始直後の
該燃焼器の強制燃焼運転の燃焼量を最大燃焼量とし、該
暖房運転中の該燃焼器の各回の強制燃焼運転時に該熱電
対出力監視手段により前記熱電対の出力レベルが前記所
定時間内に所定レベルまで上昇したことが把握されたと
き、該燃焼器の次回の強制燃焼運転の燃焼量を直前回
強制燃焼運転における燃焼量よりも減少せしめるよう構
成されていることを特徴とする。
【0010】かかる本発明によれば、前記燃焼器の燃焼
・消火を断続的に繰り返す前記温調制御における各回の
燃焼器の燃焼運転においては、該燃焼器の点火時から前
記所定期間は、前記室温検出手段による検出室温にかか
わらず前記強制燃焼運転が行われ、この強制燃焼運転時
に、前記熱電対出力監視手段によって、前記熱電対の出
力レベルが該燃焼器の点火時から所定時間内に所定レベ
ル以上に上昇したか否かが監視される。そして、前記熱
電対の出力レベルが該燃焼器の点火時から所定時間内に
所定レベル以上に上昇した場合には、次回の燃焼器の燃
焼運転の再開時の強制燃焼運転において前記燃焼制御手
段によって制御される燃焼量は、今回の強制燃焼運転時
の燃焼量よりも減少される。換言すれば、今回の強制燃
焼運転時に熱電対の出力レベルが比較的迅速に上昇し、
その時の燃焼器の燃焼量では燃焼器の燃焼が比較的早期
に安定化するような場合には、次回の強制燃焼運転にお
ける燃焼器の燃焼量を今回の強制燃焼運転における燃焼
量よりも減少させる。尚、前記送風ファンは、前記ファ
ン制御手段によって、燃焼器の燃焼量に対応した風量と
なるよう制御されるので、上記のような燃焼量の減少に
伴い、送風ファンもその風量が前回の強制燃焼運転時よ
りも減少するように制御される。
【0011】これにより、前記温調制御時における各回
の燃焼器の燃焼運転において、強制燃焼運転時の燃焼器
の燃焼量が必要以上に大きく、前記所定期間内で早期に
燃焼が安定化するような場合には(一般には、このよう
な場合が多い)、次回の燃焼器の燃焼運転に際しての強
制燃焼運転の燃焼量が減少され、また、これに伴い送風
ファンの風量も減少されるため、該強制燃焼運転中に室
温が設定室温に対して過剰に上昇してしまうような事態
を防止することができる。
【0012】かかる本発明にあっては、温風暖房機の動
作の環境条件等によっては、温調制御時の燃焼器の強制
燃焼運転における前述のような燃焼量の減少によって、
前記熱電対出力監視手段によって監視される前記熱電対
の出力レベルが前記所定時間内に所定レベル以上に上昇
しないようになることもあり得る。そして、このような
場合には、強制燃焼運転を行う前記所定期間内に燃焼器
の燃焼状態を安定化させることが困難となる虞れがあ
る。そこで、本発明では、さらに、前記燃焼制御手段
は、前記熱電対出力監視手段により前記熱電対の出力レ
ベルが前記所定時間内に所定レベル以上に上昇しないこ
とが把握されたとき、次回の燃焼器の燃焼運転の再開時
における前記強制燃焼運転の燃焼量を今回の強制燃焼運
転における燃焼量よりも増加せしめるよう構成する。
【0013】これによれば、温調制御時の燃焼器の強制
燃焼運転において熱電対の出力レベルが前記所定時間内
に所定レベル以上に上昇せず、その時の燃焼量では燃焼
器の燃焼状態の安定化が遅れるような場合には、次回の
燃焼器の燃焼運転の再開時における強制燃焼運転の燃焼
量が増加されるので、該強制燃焼運転の燃焼量を必要以
上に減少させて、該強制燃焼運転を行う前記所定期間内
に燃焼器の燃焼状態を安定化させることが困難となるよ
うな事態を回避することができる。
【0014】また、本発明にあっては、前記温調制御に
おける各回の前記燃焼器の強制燃焼運転時に前記熱電対
の出力レベルが所定レベルまで上昇するのに要した時間
を計測する計時手段を備え、前記燃焼制御手段は、前記
熱電対出力監視手段により前記熱電対の出力レベルが前
記所定時間内に所定レベル以上に上昇したことが把握さ
れたとき、前記計時手段による計測時間が短い程、次回
の燃焼器の燃焼運転の再開時における前記強制燃焼運転
の燃焼量を大きく減少せしめるよう構成する。
【0015】これによれば、温調制御における各回の前
記燃焼器の強制燃焼運転時に前記熱電対の出力レベルが
所定レベルまで上昇するのに要した時間が短い程、換言
すれば、現在の強制燃焼運転時の燃焼量によって燃焼器
の燃焼状態が安定化するのに要する時間が短い程、次回
の燃焼器の燃焼運転の再開時における強制燃焼運転の燃
焼量を大きく減少せしめるので、該強制燃焼運転中の室
温の過剰昇温を十分に防止しつつ、燃焼器の燃焼状態を
前記所定期間内で安定化させる上で的確な燃焼量で温調
制御時の強制燃焼運転を行うことができる。
【0016】尚、前述のように強制燃焼運転時の燃焼量
の減少によって熱電対の出力レベルが前記所定時間内に
所定レベル以上に上昇せず、次回の強制燃焼運転の燃焼
量を増加させる場合にあっては、上記と同様に前記温調
制御における各回の前記燃焼器の強制燃焼運転時に前記
熱電対の出力レベルが所定レベルまで上昇するのに要し
た時間を計測する計時手段を備え、前記燃焼制御手段
を、前記熱電対出力監視手段により前記熱電対の出力レ
ベルが前記所定時間内に所定レベル以上に上昇しないこ
とが把握されたとき、前記計時手段による計測時間が長
い程、次回の燃焼器の燃焼運転の再開時における前記強
制燃焼運転の燃焼量を大きく増加せしめるよう構成する
ことで、その燃焼量の増加を燃焼器の燃焼状態を前記所
定期間内で安定化させる上で的確に行うことができる。
【0017】また、本発明にあっては、温風暖房機の動
作の環境条件等によっては、温調制御時の燃焼器の強制
燃焼運転における前述のような燃焼量の減少によって、
該強制燃焼運転の開始時に燃焼器の点火不良が生じて不
着火となることがあり得る。そこで、本発明では、前記
燃焼制御手段は、前記温調制御における各回の前記燃焼
器の強制燃焼運転の開始時に該燃焼器の不着火が生じた
とき、前記強制燃焼運転の燃焼量を増加せしめて該燃焼
器の燃焼運転を再開せしめるよう構成する。
【0018】これによれば、温調制御時の燃焼器の強制
燃焼運転に際して燃焼器の燃焼量を減少させたときに燃
焼器の不着火が生じた場合には、強制燃焼運転の燃焼量
を増加させて燃焼運転を再開することで、燃焼器の不着
火を防止して燃焼運転を行うことができ、温調制御を継
続することができる。
【0019】尚、上記のように温調制御時の燃焼器の強
制燃焼運転に際して燃焼器の燃焼量を減少させたときに
燃焼器の不着火が生じた場合に、燃焼量を増加させるに
際しては、該燃焼量を燃焼器の略最大燃焼量まで増加さ
せることが好ましく、このようにすることで、燃焼器の
不着火を確実に防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
5を参照して説明する。
【0021】図1を参照して、本実施形態の温風暖房機
は例えばガスファンヒータであり、室内に配置される本
体ケース1内に、ダクト2、送風ファン3、ガスバーナ
4(燃焼器)、ダクト5、ガス供給管6及び制御ユニッ
ト7を具備する。
【0022】ダクト2は、温風の送風路を構成するもの
であり、室内空気を取り込むための吸気口8を本体ケー
ス1の背面に開口し、本体ケース1の前面下部において
温風の吹出口9を開口している。吸気口8には塵や埃等
がダクト2内に流入するのを防ぐためにエアフィルタ1
0が着脱自在に取付けられている。吹出口9には、その
開口度合いを調節する可動式ルーバ11が取付けられ、
この可動式ルーバ11を駆動するためのギャドモータ1
2が設けられている。また、ダクト2の内部の吸気口8
付近の箇所には、この吸気口8に臨んでサーミスタによ
り構成された室温センサ13(室温検出手段)が取付け
られ、この室温センサ13は、室温に応じた信号を制御
ユニット7に出力する。
【0023】送風ファン3は、通電電流に比例して回転
数が変化するファンモータ14と、ダクト2内に吹出口
9に臨んで配置されファンモータ14により回転駆動さ
れる回転羽根15とを有し、回転羽根15の回転により
吸気口8からダクト2内に室内空気sを吸引する。そし
て、吸引した室内空気sをダクト2内に組み込まれたガ
スバーナ4の燃焼排気hと混合し、それを温風mとして
吹出口9から室内に吹き出す。この送風ファン3には、
その回転数を検出するホール素子等により構成された回
転数センサ16が設けられ、該回転数センサ16は、フ
ァンモータ14の回転数に応じた信号を制御ユニット7
に出力する。
【0024】ダクト2内に組み込まれたガスバーナ4
は、燃焼胴17内に燃焼プレート18を配し、燃焼用空
気と燃料ガスとの混合気に点火するための点火電極19
を燃焼プレート18の下流側に配している。このガスバ
ーナ4の燃焼胴17はダクト2内に配置され、その燃焼
排気hが燃焼胴17からダクト2内に排出される。ま
た、燃焼プレート18の下流側には燃焼炎の有無を検知
するための熱電対20が配置され、この熱電対20は、
ガスバーナ4の燃焼炎に晒された状態で起電力を発生
し、それを制御ユニット7に出力する。
【0025】ダクト5は、室内空気s(燃焼用空気)と
燃料ガスとをガスバーナ4に供給するための通路であ
り、ガスバーナ4の燃焼胴17内と連通し且つダクト2
と画成して本体ケース1内に組み込まれ、本体ケース1
の背面で開口した室内空気sの吸気口21を有してい
る。そして、ダクト5のガスバーナ4側の箇所には、ガ
ス供給管6の先端に取付けられたノズル22が設けられ
ている。このダクト5には、送風ファン3の回転作動に
より吸気口21から室内空気sが吸引され、その吸引さ
れた室内空気sがガス供給管6のノズル22から噴出さ
れる燃料ガスと混合され、その混合気がガスバーナ4に
供給される。尚、吸気口21は、ダクト2の吸気口8と
共にエアフィルタ10により覆われている。
【0026】ガス供給管6には、その上流側より、電磁
弁24,25及び電磁比例弁26が順に配設されてい
る。
【0027】電磁弁24,25は、通電により開弁する
ものであり、その開弁状態では燃料ガスをノズル22方
向へ通過させ、通電を停止した閉弁状態では燃料ガスの
通過を遮断する。
【0028】電磁比例弁26は、通電電流の大きさに伴
って開度が増大する弁であり、通電電流とガスバーナ4
への供給ガス量とが比例する。
【0029】本体ケース1の外面部には運転スイッチ2
7、室温設定スイッチ28及びフィルタランプ29が配
設されている。
【0030】運転スイッチ27は、そのON/OFF操
作により暖房運転の開始や終了を制御ユニット7に指示
する。
【0031】室温設定スイッチ28は、室温を設定する
ための操作スイッチであり、その所定の操作により、設
定室温を例えば1°Cづつ上昇あるいは下降させて制御
ユニット7に指示する。
【0032】フィルタランプ29は、エアフィルタ10
の目詰まりが進行している場合等、送風ファン3の回転
作動時の風量が正常な場合に比してある程度少なくなる
場合に、制御ユニット7の通電制御により点灯し、その
点灯によりエアフィルタ10の清掃等の必要性を使用者
に報知する。
【0033】図2を参照して、制御ユニット7は、マイ
クロコンピュータ等を用いて構成されたものであり、そ
の主要な機能的構成を大別すると、燃焼制御部30(燃
焼制御手段)、ファン制御部31(ファン制御手段)、
熱電対出力監視部32(熱電対出力監視手段)、並びに
タイマ33,34,35を具備する。
【0034】燃焼制御部30は、運転スイッチ27及び
室温設定スイッチ28の指示信号、並びに室温センサ1
3及び熱電対20の検出信号等に基づき、ガス供給管6
の電磁弁24,25及び電磁比例弁26や点火電極19
を通電制御することで、ガスバーナ4の点火、消火、燃
焼量の調整(燃料ガスの供給量の調整)等、ガスバーナ
4の燃焼制御を行う。この場合、本実施形態では、燃焼
制御部30は、ガスバーナ4の点火動作時を含む燃焼運
転中に、ガスバーナ4の燃焼量(燃料ガスの供給量)を
1〜7速(7速は最大燃焼量に相当)の7種類に設定可
能としている。
【0035】ファン制御部31は、運転スイッチ27及
び室温設定スイッチ28の指示信号、並びに室温センサ
13、回転数センサ16及び熱電対20の検出信号等に
基づき、ファンモータ14を通電制御して、送風ファン
3の回転数を制御することで、ガスバーナ4への燃焼用
空気を含む送風ファン3の風量を制御する。そして、フ
ァン制御部31は、ガスバーナ4の点火動作時を含む燃
焼運転中は、ガスバーナ4の燃焼量に対応して送風ファ
ン3の風量(回転数)を1〜7速(7速は最大燃焼量に
対応する送風ファン3の最大回転数に相当)の7種類に
設定可能としている。
【0036】上記各速数におけるガスバーナ4の燃焼量
(燃料ガスの供給量)及びそれに対応した送風ファン3
の風量(回転数)は、あらかじめ定められている。
【0037】これらの制御部30,31による制御は、
その詳細を後述するが、所定のシーケンスに従って行わ
れる。
【0038】熱電対出力監視部32は、ガスバーナ4の
燃焼運転の開始時(点火動作の開始時)から熱電対20
の出力レベルを監視し、その出力レベルがあらかじめ定
めた所定時間(例えば20秒)内に所定レベル以上に上
昇するか否かを監視し、その結果を燃焼制御部30やフ
ァン制御部31に与える。
【0039】タイマ33は、上記熱電対出力監視部32
が熱電対20の出力レベルを監視する上記所定時間(2
0秒)をガスバーナ4の燃焼運転の開始時から計時す
る。
【0040】タイマ34は、ガスバーナ4の点火に際し
て、燃焼制御部30及びファン制御部30が、熱電対2
0の出力に基づきガスバーナ4の着火・不着火を判断す
るための時間(例えば点火動作の開始時から30秒)を
計時する。
【0041】タイマ35は、ガスバーナ4の燃焼運転の
開始初期の強制燃焼運転を燃焼制御部30及びファン制
御部31により行わしめる時間(例えば点火動作の開始
時から1分)を計時する。
【0042】以下、これらのタイマ33,34,35を
それぞれ20秒タイマ33,30秒タイマ34、1分タ
イマ35と称する。
【0043】次に、本実施形態のガス温風暖房機の作動
を図3乃至図5を参照しつつ説明する。
【0044】図3を参照して、使用者が暖房運転を行う
べく運転スイッチ27をON操作すると(STEP
1)、まず、それに応じて制御ユニット9のファン制御
部31は、送風ファン3を一定時間、所定の回転数(例
えば7速相当の回転数)で作動させるようにファンモー
タ14を通電制御し、これによりダクト2,5内のプリ
パージを行う(STEP2)。
【0045】このプリパージ後、制御ユニット9の20
秒タイマ33、30秒タイマ34、及び1分タイマ35
がスタートし(STEP3)、さらに、燃焼制御部30
及びファン制御部31において、以下に述べる強制燃焼
運転(点火動作を含む)をガスバーナ4の最大燃焼量及
び送風ファン3の最大風量で行うべくガスバーナ4の燃
焼量(燃料ガスの供給量)及び送風ファン3の回転数を
それぞれ規定する速数パラメータPm,Fmが7速(速
数パラメータPm,Fmの初期値)に設定される(ST
EP4)。
【0046】そして、燃焼制御部30は、電磁弁24,
25に通電してこれらを開弁せしめると共に、7速相当
の燃料ガスをガスバーナ4に供給せしめるよう電磁比例
弁26を通電制御し(通電量を最大にする)、さらに点
火電極19に所定時間、火花放電を生ぜしめるよう該点
火電極19を制御する。同時に、ファン制御部31は、
前記プリパージから引き続き送風ファン3を7速相当の
回転数(最大回転数)で作動させるようにファンモータ
14を通電制御する(STEP5)。
【0047】これにより、7速相当の最大燃焼量でガス
バーナ4の強制燃焼運転を行うための点火動作が開始さ
れ、この強制燃焼運転は、ガスバーナ4が正常に着火す
れば、その燃焼状態を安定化させるめに、後述するST
EP6〜11の処理を経て、前記1分タイマ35がタイ
ムアップするまで(STEP12でYES)行われる。
【0048】ここで、上記STEP6〜11等の処理を
以下に説明する前に、上記強制燃焼運転における熱電対
20の出力レベルTcとガスバーナ4の燃焼状態の安定
化について図5を参照して説明しておく。
【0049】熱電対20の出力レベルTcは、例えば上
記のように7速相当の最大燃焼量でガスバーナ4が着火
して、その着火状態が維持されて安定化していく場合に
は、通常、例えば図5に実線aで示すように上昇してい
き、前記1分タイマ35がタイムアップするまでの時間
内で、しかもその時間内の比較的早期の時点でガスバー
ナ4の燃焼状態が安定化する。
【0050】また、ガスバーナ4の燃焼量(燃料ガスの
供給量)を点火動作の開始時から最大燃焼量よりも小さ
くして、強制燃焼運転を行った場合には、図5に破線b
や一点鎖線cで示すように熱電対20の出力レベルTc
は、最大燃焼量の場合(実線a)よりも緩やかに上昇
し、また、その緩やかになる度合いは、燃焼量が小さく
なる程、大きくなる。この場合、基本的には、燃焼量を
小さくする程(出力レベルTcの変化が緩やかになる
程)、ガスバーナ4の燃焼状態が安定化するのに要する
時間は長くなるのであるが、上記のように、最大燃焼量
では、通常、前記1分タイマ35がタイムアップするま
での時間内で早期にガスバーナ4の燃焼状態が安定化す
るため、ある程度、燃焼量を小さくしても(例えば破線
bに対応する燃焼量)、前記1分タイマ35の時間内で
燃焼状態を安定化することができる一方、さらに燃焼量
を小さくすると(例えば一点鎖線cに対応する燃焼
量)、前記1分タイマ35の時間内では燃焼状態が安定
化しない場合があり、あるいは、ガスバーナ4の不着火
(点火ミス)が生じる場合もある。
【0051】従って、このような熱電対20の出力レベ
ルTcの変化特性を考慮して、例えば前記20秒タイマ
33のタイマ時間(20秒)に対して、熱電対20の出
力レベルTcの所定レベルLaを同図5に示すように設
定しておくと、前記20秒タイマ33がタイムアップす
るまでの時間内で出力レベルTcが該所定レベルLaに
上昇するような燃焼量(実線a、破線bの場合)で、強
制燃焼運転を行った場合には、前記1分タイマ35の時
間内で燃焼状態が安定化する。
【0052】換言すれば、20秒タイマ33のタイマ時
間(20秒)に対して、上記所定レベルLaを適切に設
定しておけば、20秒タイマ33がタイムアップするま
での時間内で出力レベルTcが該所定レベルLaに上昇
するような燃焼量で強制燃焼運転を行う限りにおいて
は、燃焼量をガスバーナ4の最大燃焼量よりも減少させ
ても、1分タイマ35の時間内で燃焼状態を安定化する
ことができる。
【0053】尚、図5の実線a、破線b、一点鎖線cで
示す熱電対20の出力レベルTcの変化は、ガスバーナ
4の各燃焼量における通常的(標準的)な場合のもので
あるが、ガスバーナ4の燃焼状態は、温風暖房機の使用
環境や、燃料ガスの種類あるいはその成分のばらつき等
の影響を受け、従って、熱電対20の出力レベルTcの
変化は、同じ燃焼量であっても、実線a、破線b、一点
鎖線cに対してばらつきを生じる。
【0054】例えば、ガスバーナ4の燃焼量を最大燃焼
量とした場合に、環境条件等によっては、熱電対20の
出力レベルTcが通常的な実線aよりも緩やかに上昇し
て、20秒タイマ33がタイムアップするまでの時間内
では熱電対20の出力レベルTcが上記所定レベルLa
まで上昇せず、燃焼状態の安定化が通常的な場合よりも
遅れる場合もある。前記1分タイマ35のタイマ時間
は、このような場合でもその時間内に燃焼状態が安定化
するように余裕をもって長めに設定されているのである
が、このような出力レベルTcの変化を生じる条件下で
は、燃焼量を小さくすると1分タイマ35の時間内では
燃焼状態を安定化することができない虞れがある。
【0055】また、例えばガスバーナ4の燃焼量を一点
鎖線cに対応する燃焼量とした場合でも、環境条件等に
よっては、熱電対20の出力レベルTcが通常的な一点
鎖線cよりも急激に上昇して、20秒タイマ33がタイ
ムアップするまでの時間内に熱電対20の出力レベルT
cが上記所定レベルLaまで上昇し、1分タイマ35の
時間内で燃焼状態が安定化する場合もある。そして、こ
のような出力レベルTcの変化を生じる条件下では、燃
焼量をさらに小さくしても、1分タイマ35の時間内で
燃焼状態を安定化することができる。
【0056】図3に戻って、前述のような最大燃焼量
(7速)での強制燃焼運転において、前記熱電対出力監
視部32は、20秒タイマ33がタイムアップするまで
の時間内で、ガスバーナ4が着火してその燃焼炎により
熱電対20の出力レベルTcが前記図5に示した所定レ
ベルLa(着火検知の所定レベルLbよりも高い値)以
上に上昇するか否かを監視する(STEP6,7)。こ
こで、該所定レベルLa及び20秒タイマ33のタイマ
時間(20秒)は、前述の熱電対20の出力レベルTc
の変化特性を考慮して、ガスバーナ4の種々の燃焼量や
種々の環境条件等の基で、該出力レベルTcがタイマ3
3の時間内で所定レベルLa以上に上昇するような場合
には確実に強制燃焼運転を行う1分タイマ35の時間内
で燃焼状態を安定化することがきるように各種実験デー
タ等に基づき設定されている。
【0057】そして、上記監視により、20秒タイマ3
3がタイムアップするまでの時間内で、熱電対20の出
力レベルTcが所定レベルLa以上に上昇した場合に
は、それに応じて、燃焼制御部30及びファン制御部3
1は、後述する次回のガスバーナ4の燃焼運転における
強制燃焼運転に際しての前記速数パラメータPm,Fm
の速数を現在の速数(7速)から1速減少させる(ST
EP8)。そして、燃焼制御部30及びファン制御部3
1によるガスバーナ4の燃焼量及び送風ファン3の風量
の制御は、現在の速数(7速)のままで、最大燃焼量で
の強制燃焼運転が前記1分タイマ35がタイムアップす
るまで継続する(STEP12)。
【0058】また、20秒タイマ33がタイムアップす
るまでの時間内で、熱電対20の出力レベルTcが所定
レベルLa以上に上昇しない場合(出力レベルTcが所
定レベルLaに達するまでの時間が20秒を越える場
合)には、燃焼制御部30及びファン制御部31は、熱
電対20の出力レベルに基づき前記30秒タイマ34が
タイムアップするまでの間にガスバーナ4が着火したか
否か(ガスバーナ4が正常に点火されたか否か)を検知
し(STEP9,10)、30秒タイマ34がタイムア
ップするまでの間にガスバーナ4の着火が検知されない
場合には、温風暖房機の運転を停止せしめる(STEP
11)。この運転停止においては、燃焼制御部30は、
電磁弁24,25を直ちに閉弁せしめてガスバーナ4へ
の燃料ガスの供給を遮断し、また、ファン制御部31
は、本体ケース1内のポストパージを行うために送風フ
ァン3を一定時間継続して作動させるようにファンモー
タ14を制御した後、送風ファン3を停止せしめる。
【0059】尚、前記STEP10におけるガスバーナ
4の着火検知は、熱電対20の出力レベルTcが図5に
示す所定レベルLb以上になったか否かにより行われ、
該所定レベルLbは前記STEP6で用いる所定レベル
Laよりも小さい。
【0060】そして、STEP9,10の検知におい
て、30秒タイマ34がタイムアップするまでの間にガ
スバーナ4が着火した場合には、速数パラメータPm,
Fmの速数を現在の速数(7速)に保持したままで、最
大燃焼量での強制燃焼運転が前記1分タイマ35がタイ
ムアップするまで継続する(STEP12)。
【0061】上記のような強制燃焼運転は、ガスバーナ
4の最大燃焼量及び送風ファン3の最大風量で行われる
ため、室温は設定室温に向かって迅速に上昇していく。
【0062】次に、1分タイマ35がタイムアップし
て、強制燃焼運転が終了すると、図4に示すように、燃
焼制御部30及びファン制御部31は、室温センサ13
により得られる検出室温に応じて、ガスバーナ4の燃焼
量(燃料ガスの供給量)及び送風ファン3の風量(回転
数)をそれぞれ7速から1速に向かって段階的に下げて
いくように電磁比例弁26及びファンモータ14を制御
する(STEP13)。この場合、室温センサ13の検
出室温が設定室温に近づくに従って、ガスバーナ4の燃
焼量(燃料ガスの供給量)及び送風ファン3の風量(回
転数)の速数を下げていく。
【0063】そして、室温センサ3の検出室温がガスバ
ーナ4の燃焼運転を中断すべき温度(温風の送風を中断
すべき温度)として設定温度に対応して決定される温調
OFF温度(この温度は設定温度よりも若干高い)以上
となると(STEP14でYES)、燃焼制御部30は
電磁弁24,25を閉弁せしめてガスバーナ4を消火
し、また、ファン制御部31は送風ファン3を所定の微
速回転数で作動させるようにファンモータ14を制御す
る(STEP15)。ここで、このようにガスバーナ4
の消火中に作動させる送風ファン3の微速回転数は、ガ
スバーナ4の燃焼中の最低回転数(1速)よりも小さい
ものとされており、このような送風ファン3の微速回転
数での作動によって、ガスバーナ4の消火中に使用者の
冷風感を及ぼすことなく室内空気を対流させてその温度
分布を均一なものとすることができる。尚、燃焼停止か
ら所定時間後に送風ファン3を停止するようにしてもよ
い。
【0064】次に、このようなガスバーナ4の消火中
に、室温が低下して、室温センサ3の検出室温がガスバ
ーナ4の燃焼運転を再開すべき温度(温風の送風を再開
すべき温度)として設定温度に対応して決定される温調
ON温度(この温度は温調OFF温度よりも若干低い)
以下となると(STEP16でYES)、それに応じ
て、前記各タイマ33〜35がスタートする(STEP
17)。また、燃焼制御部30は、電磁弁24,25を
開弁せしめると共に、現在設定されている速数パラメー
タPmの速数に対応する燃料ガスをガスバーナ4に供給
せしめるよう電磁比例弁26を通電制御し、さらに点火
電極19に所定時間、火花放電を生ぜしめるよう該点火
電極19を制御する。同時に、ファン制御部31は、前
記微速回転数で送風ファン3を作動させた状態から、送
風ファン3を現在設定されている速数パラメータFmの
速数に対応する回転数で作動させるようにファンモータ
14を通電制御する(STEP18)。これにより、ガ
スバーナ4を点火し、さらにその燃焼状態を安定化する
ための強制燃焼運転が再び開始される。
【0065】ここで、今回の強制燃焼運転におけるガス
バーナ4の燃焼量及び送風ファン4の風量を規定する速
数パラメータPm,Fmは、前回の強制燃焼運転(ST
EP5〜12)において、20秒タイマ33の時間内に
熱電対20の出力レベルTcが所定レベルLa以上に上
昇しておれば、前記STEP8において前回の強制燃焼
運転時の速数(7速)よりも1速分小さく設定されてお
り、従って、今回の強制燃焼運転は、前回の強制燃焼運
転の燃焼量よりも1速分、小さな燃焼量(この場合は6
速)で行われる。また、前回の強制燃焼運転(STEP
5〜12)において、20秒タイマ33の時間内では熱
電対20の出力レベルTcが所定レベルLa以上に上昇
しない場合には、今回の強制燃焼運転における速数パラ
メータPm,Fmは、前回の強制燃焼運転における速数
と同一に設定されており、従って、今回の強制燃焼運転
は、前回の強制燃焼運転の燃焼量と同じ燃焼量(この場
合は、最大燃焼量)で行われる。
【0066】このような強制燃焼運転は、前回の場合と
同様に1分タイマ35がタイムアップするまでの間行わ
れ(STEP27参照)、また、この強制燃焼運転中に
20秒タイマ33がタイムアップするまでの間に、熱電
対20の出力レベルTcが前記所定レベルLa以上に上
昇するか否かが熱電対出力監視部32によって監視され
る(STEP19,20)。
【0067】そして、この監視によって、20秒タイマ
33の時間内に熱電対20の出力レベルTcが所定レベ
ルLa以上に上昇した場合には、それに応じて、燃焼制
御部30及びファン制御部31は、次回のガスバーナ4
の燃焼運転における強制燃焼運転に際しての前記速数パ
ラメータPm,Fmの速数を現在の速数から1速減少さ
せる(STEP21)。そして、燃焼制御部30及びフ
ァン制御部31によるガスバーナ4の燃焼量及び送風フ
ァン3の風量の制御は現在の速数のままで行われ、その
速数での強制燃焼運転が前記1分タイマ35がタイムア
ップするまで継続する(STEP27)。
【0068】一方、STEP19,20の監視におい
て、20秒タイマ33の時間内に熱電対20の出力レベ
ルTcが所定レベルLa以上に上昇しない場合には、燃
焼制御部30及びファン制御部31は、前記STEP1
0と同様に熱電対20の出力レベルに基づき前記30秒
タイマ34がタイムアップするまでの間にガスバーナ4
が着火したか否か(熱電対20の出力レベルTcが所定
レベルLb以上に上昇したか否か)を検知する(STE
P22,23)。そして、30秒タイマ34がタイムア
ップするまでの間にガスバーナ4の着火が検知された場
合には、それに応じて、燃焼制御部30及びファン制御
部31は、次回のガスバーナ4の燃焼運転における強制
燃焼運転に際しての前記速数パラメータPm,Fmの速
数を現在の速数から1速増加させる(STEP24)。
そして、燃焼制御部30及びファン制御部31によるガ
スバーナ4の燃焼量及び送風ファン3の風量の制御は現
在の速数のままで行われ、その速数での強制燃焼運転が
前記1分タイマ35がタイムアップするまで継続する
(STEP27)。
【0069】また、STEP22,23の着火検知にお
いて、30秒タイマ34の時間内にガスバーナ4が着火
が検知さない場合には、燃焼制御部30により電磁弁2
4,25を一旦閉弁せしめてガスバーナ4への燃料供給
を遮断した後(STEP25)、速数パラメータPm,
Fmの速数を現在の速数から1速増加させる(STEP
26)。そして、再び、前記STEP18に戻って、増
加された現在の速数での強制燃焼運転を燃焼制御部30
及びファン制御部31により開始せしめる。
【0070】このようにして、今回の強制燃焼運転が行
われた後(STEP27でYES)、前記STEP13
に戻って、前述の通り、室温センサ13の検出室温に応
じたガスバーナ4の燃焼量及び送風ファン3の風量の制
御が燃焼制御部30及びファン制御部31により行わ
れ、さらに、検出室温が前記温調OFF温度以上となる
と(STEP14でYES)、ガスバーナ4が消火され
ると共に送風ファン3が前記微速回転数に制御される
(STEP15)。
【0071】このようにして以後は、STEP13〜2
7の作動(ガスバーナ4の燃焼・消火等)が繰り返さ
れ、これにより室温を設定室温に略一致されるための温
調制御運転が行われることとなる。尚、前記STEP2
1で速数パラメータPm,Fmの速数を減少させるに際
しては、現在の速数パラメータPm,Fmの速数が最小
の1速となっている場合には、その速数(1速)が維持
される。同様に、STEP24,26で、速数パラメー
タPm,Fmの速数を増加させるに際しては、現在の速
数パラメータPm,Fmの速数が最大の7速となってい
る場合には、その速数(7速)が維持される。そして、
図示は省略するが、STEP26の後に強制燃焼運転を
再開するに際しては、例えばその再開の回数が所定回数
以上となった場合や、速数パラメータPm,Fmの速数
を7速まで増加しても、前記STEP22,23でガス
バーナ4の着火が検知されない場合には、前記STEP
11と同様に、運転を停止せしめる。
【0072】以上のような温風暖房機の温調制御の作動
によって、ガスバーナ4の強制燃焼運転、検出室温に応
じた燃焼量の調整、消火という作動が繰り返され、この
とき、強制燃焼運転時の燃焼量及びそれに対応した送風
ファン4の風量は、暖房運転を開始した直後の一回目の
強制燃焼運転を除いて、前回(一回目を含む)の強制燃
焼運転時に20秒タイマ33の時間内に熱電対20の出
力レベルTcが所定レベルLa以上に上昇した場合に
は、次回の強制燃焼運転において所定量(1速づつ)減
少される。このため、暖房運転の開始後、一回目の燃焼
運転によって、室温が設定室温に近い温度に昇温された
後の強制燃焼運転における燃焼量及びそれに対応した風
量が比較的小さなもの(一回目の強制燃焼運転における
最大燃焼量及び最大風量よりも小さい)となり、該強制
燃焼運転によって、室温が設定室温に対して過剰に上昇
してしまうのを防止することができる。従って、室温の
過剰な昇温によって使用者に不快感を及ぼすような事態
を防止することができる。
【0073】また、上記のような強制燃焼運転時の燃焼
量の減少によって、ガスバーナ4の燃焼状態が安定化す
るまでの時間が長くなるものの、このような燃焼量の減
少は、20秒タイマ33の時間内に熱電対20の出力レ
ベルTcが所定レベルLa以上に上昇し、確実に1分タ
イマ35の時間内で燃焼状態を安定化することができる
状態で行われると共に、強制燃焼運転時に20秒タイマ
33の時間内に熱電対20の出力レベルTcが所定レベ
ルLa以上に上昇せず、1分タイマ35の時間内で燃焼
状態を安定化することができなくなる虞れが生じた場合
には、前記STEP24の処理によって、次回の強制燃
焼運転時の燃焼量が増加されるため、1分タイマ35の
時間内で燃焼状態を安定化することができなくなるよう
な事態を回避することができる。
【0074】さらに、強制燃焼運転時の燃焼量の減少に
よって、強制燃焼運転に際してのガスバーナ4の着火不
良(点火ミス)が生じるような場合には、暖房運転の開
始直後の一回目の燃焼運転の際のように直ちに運転を停
止せずに、前記STEP26の処理によって、その都
度、燃焼量を所定量づづ(1速づつ)段階的に増加させ
て、強制燃焼運転を再開するので、ガスバーナ4の着火
不良が生じにくくなって、ガスバーナ4の燃焼を行うこ
とができ、温調制御の暖房運転を継続することができ
る。従って、温風暖房機の使い勝手を良好なものとする
ことができる。
【0075】尚、本実施形態では、暖房運転の開始後、
二回目以降の強制燃焼運転に際してガスバーナ4の着火
不良(点火ミス)が生じるような場合に、燃焼量を所定
量づづ(1速づつ)段階的に増加させて、強制燃焼運転
を再開するようにしたが、燃焼量を一気に7足(最大燃
焼量)まで増加させて、強制燃焼運転を再開するように
してもよい。このようにすることで、その強制燃焼運転
を再開時のガスバーナ4の着火をより確実に行うことが
できる。
【0076】次に、本発明の他の実施形態を図6乃至図
8を参照して説明する。尚、本実施形態の温風暖房器
は、その全体的システム構成が前述の実施形態のものと
同一であるので、該全体的システム構成については、前
記図1並びにその参照符号を用いて説明を省略する。
【0077】図6を参照して、本実施形態では、制御ユ
ニット7は、その主要な機能的構成として、前記図2の
ものと同一の構成に加えて、前述のような強制燃焼運転
時に熱電対20の出力レベルTcが点火動作の開始時か
ら前記所定レベルLaに上昇するまの時間を計測する計
時タイマ36(計時手段)を備えている。そして、本実
施形態では、燃焼制御部30及びファン制御部31は、
後述するように強制燃焼運転時のガスバーナ4の燃焼量
及び送風ファン4の風量を減少あるいは増加させるに際
して、その減少量あるいは増加量を計時タイマ36によ
る計測時間に応じて調整するようにしている。
【0078】他の構成は、前述の実施形態のものと同一
である。
【0079】かかる本実施形態の温風暖房機の作動は図
7及び図8のフローチャートに示すように行われる。
尚、以下の説明においては、前述の実施形態のものと同
じ作動については、前記図3及び図4と同一のSTEP
番号を付して詳細な説明を省略する。
【0080】本実施形態の温風暖房機では、運転スイッ
チ27をON操作すると(STEP1)、本体ケース1
内のプリパージ(STEP2)が行われた後、前記計時
タイマ36を含めて各タイマ33〜36がスタートする
(STEP3a)。
【0081】そして、前述のSTEP4,5を経て、ガ
スバーナ4の最大燃焼量(7速)での強制燃焼運転が開
始され、その強制燃焼運転は1分タイマ35がタイムア
ップするまで(STEP12でYES)行われる。そし
て、この強制燃焼運転中に、前述の実施形態と同様に、
熱電対出力監視部32によって20秒タイマ33の時間
内に熱電対20の出力レベルTcが所定レベルLa以上
に上昇するか否かが監視され(STEP6,7)、この
とき、20秒タイマ33の時間内に熱電対20の出力レ
ベルTcが所定レベルLa以上に上昇した場合には、T
c≧Laとなった時点で、計時タイマ36がストップさ
れる(STEP8a)。そして、燃焼制御部30及びフ
ァン制御部31は、次回の強制燃焼運転時のガスバーナ
4の燃焼量及び送風ファン3の風量を規定する前記速数
パラメータPm,Fmの速数をストップされた計時タイ
マ36の計測時間に応じた速数分、現在の速数から減少
させる(STEP8b)。具体的には、例えば計時タイ
マ36の計測時間が15〜20秒の範囲であれば、速数
パラメータPm,Fmの速数を1速分、減少させ、計測
時間が10〜15秒の範囲であれば、速数パラメータP
m,Fmの速数を2速分、減少させる、というように、
熱電対20の出力レベルTcが所定レベルLaに上昇す
るまでの計測時間が短い程、速数パラメータPm,Fm
の速数を大きく減少させる。
【0082】尚、STEP6,7で20秒タイマ33の
時間内に熱電対20の出力レベルTcが所定レベルLa
以上に上昇しない場合の作動は、前述の実施形態のもの
と同一である(STEP9〜11)。
【0083】次に、1分タイマ35がタイムアップし
(STEP12でYES)、かかる強制燃焼運転が終了
すると、前述の実施形態と全く同様に、燃焼制御部30
及びファン制御部31の制御により、STEP13,1
4を経て、ガスバーナ4を消火されると共に、送風ファ
ン4が微速回転数に制御される(STEP15)。そし
て、このガスバーナ4の消火中に、室温センサ13の検
出室温が前記温調ON温度に低下すると(STEP1
6)、STEP17aで各タイマ33〜36がスタート
した後、STEP18を経て、現在の速数パラメータP
m,Fmの速数による強制燃焼運転が再開され、その強
制燃焼運転が1分タイマ35がタイムアップするまで
(STEP27でYES)行われる。
【0084】この強制燃焼運転(暖房運転の開始後、2
回目以降の燃焼運転)中に、前述の実施形態と同様に、
熱電対出力監視部32によって20秒タイマ33の時間
内に熱電対20の出力レベルTcが所定レベルLa以上
に上昇するか否かが監視される(STEP19,2
0)。そして、この監視において20秒タイマ33の時
間内に熱電対20の出力レベルTcが所定レベルLa以
上に上昇した場合には、前記STEP8a,8bと同様
に、Tc≧Laとなった時点で、計時タイマ36がスト
ップされ(STEP21a)、燃焼制御部30及びファ
ン制御部31は、速数パラメータPm,Fmの速数をス
トップされた計時タイマ36の計測時間に応じた速数
分、現在の速数から減少させる(STEP21b)。
【0085】また、20秒タイマ33の時間内に熱電対
20の出力レベルTcが所定レベルLa以上に上昇しな
い場合には、前述の実施形態と同様に、STEP22,
23で30秒タイマ34の時間内にガスバーナ4が着火
したか否かの検知が行われる。そして、この着火検知に
おいて、ガスバーナ4の着火が検知された場合には、そ
の後、熱電対20の出力レベルTcが所定レベルLaに
達した時点で(STEP24aでYES)、計時タイマ
36がストップされ(STEP24b)、この時、燃焼
制御部30及びファン制御部31は、速数パラメータP
m,Fmの速数をストップされた計時タイマ36の計測
時間に応じた速数分、現在の速数から増加させる(ST
EP24c)。具体的には、例えば、前記STEP8
b,21bの減少の場合と逆に、計時タイマ36の計測
時間が20〜25秒の範囲であれば、速数パラメータP
m,Fmの速数を1速分、増加させ、計測時間が25〜
30秒の範囲であれば、速数パラメータPm,Fmの速
数を2速分、増加させる、というように、熱電対20の
出力レベルTcが所定レベルLaに上昇するまでの計測
時間が長い程、速数パラメータPm,Fmの速数を大き
く増加させる。
【0086】さらに、STEP22,23の着火検知に
おいて、30秒タイマ34の時間内にガスバーナ4の着
火が検知されない場合には、前述の実施形態と全く同様
に、電磁弁24,25が閉弁された後(STEP2
5)、速数パラメータPm,Fmの速数が1速分づつ増
加されて(STEP26)、前記STEP17aに戻
り、現在の速数パラメータPm,Fmの速数での強制燃
焼運転が再開される。尚、STEP26では、速数パラ
メータPm,Fmの速数を一気に7速に増加させるよう
にしてもよい。
【0087】以後は、前述の実施形態と同様に、STE
P13以降の処理が繰り返され、室温を設定室温に略一
致させるような温調制御が行われる。
【0088】かかる本実施形態にあっては、上記のよう
な温調制御における前回(一回目を含む)の強制燃焼運
転時に20秒タイマ33の時間内に熱電対20の出力レ
ベルTcが所定レベルLa以上に上昇した場合には、該
出力レベルTcが所定レベルLaに達するまでの時間が
短い程、換言すれば、強制燃焼運転によるガスバーナ3
の燃焼状態の安定化が早期に行われる程、次回の強制燃
焼運転におけるガスバーナ4の燃焼量及び送風ファン3
の風量が大きく減少される。このため、その減少によ
り、前述の実施形態と同様に強制燃焼運転時の室温の過
剰な昇温を防止することができると共に、前回の強制燃
焼運転時のガスバーナ4の燃焼量では、ガスバーナ4の
燃焼状態を強制燃焼運転を行う時間内の早期に安定化
し、ガスバーナ4の燃焼量を比較的大きく減少させて
も、ガスバーナ4の燃焼状態を強制燃焼運転を行う時間
内で安定化させることができるような状況では、次回の
強制燃焼運転時の燃焼量を十分に小さなものとして強制
燃焼運転時の室温の過剰な昇温をより効果的に防止する
ことができる。
【0089】また、前回(一回目を含む)の強制燃焼運
転時に20秒タイマ33の時間内に熱電対20の出力レ
ベルTcが所定レベルLa以上に上昇せず、ガスバーナ
4の燃焼状態を強制燃焼運転を行う時間内で安定化させ
ることができなくなる虞れが生じる場合には、該出力レ
ベルTcが所定レベルLaに達するまでの時間が長い
程、換言すれば、強制燃焼運転によるガスバーナ3の燃
焼状態の安定化に要する時間が長くなる程、次回の強制
燃焼運転におけるガスバーナ4の燃焼量及び送風ファン
3の風量が大きく増加されるため、その増加により、強
制燃焼運転の時間内でガスバーナ3の燃焼状態の安定化
できなくなるような事態を確実に回避することができ
る。
【0090】尚、以上説明した各実施形態では、ガスフ
ァンヒータを例にとって説明したが、本発明はこれに限
らず、FF式の温風暖房機や、石油式の温風暖房機につ
いても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼式温風暖房機の一実施形態のシス
テム構成図。
【図2】図1の燃焼式温風暖房機の要部のブロック図。
【図3】図1の燃焼式温風暖房機の作動を説明するため
のフローチャート。
【図4】図1の燃焼式温風暖房機の作動を説明するため
のフローチャート。
【図5】図1の燃焼式温風暖房機の熱電対の出力レベル
の変化を示す線図。
【図6】本発明の燃焼式温風暖房機の他の実施形態の要
部のブロック図。
【図7】図6の燃焼式温風暖房機の作動を説明するため
のフローチャート。
【図8】図6の燃焼式温風暖房機の作動を説明するため
のフローチャート。
【符号の説明】 1…本体ケース、3…送風ファン、4…ガスバーナ(燃
焼器)、13…室温センサ、20…熱電対、30…燃焼
制御部、31…ファン制御部、32…熱電対出力監視
部、36…計時タイマ(計時手段)。
フロントページの続き (72)発明者 安井 繁明 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−33935(JP,A) 特開 平7−4639(JP,A) 特開 平3−25211(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 3/04 F23N 5/02 - 5/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース内に収容された燃焼器と、室内
    空気を前記本体ケース内に吸引しつつ前記燃焼器の燃焼
    熱により加熱してなる温風を該本体ケースから吹き出す
    送風ファンと、室温を検出する室温検出手段と、前記燃
    焼器の燃焼状態を検知するための熱電対と、暖房運転中
    に前記室温検出手段により検出される室温を設定温度に
    略一致させる温調制御を行うべく該検出室温に応じて前
    記燃焼器の燃焼・消火を断続的に繰り返し行わしめ、且
    つ前記燃焼器の点火時から所定期間は前記検出室温にか
    かわらず該燃焼器の燃焼状態を安定化するための所定の
    燃焼量での強制燃焼運転を行わしめる燃焼制御手段と、
    前記送風ファンを制御するファン制御手段とをそなえた
    燃焼式温風暖房機において、 前記温調制御における各回の前記燃焼器の強制燃焼運転
    時に前記熱電対の出力レベルが該燃焼器の点火時から所
    定時間内に該燃焼器の燃焼状態が安定化したことを示す
    所定レベル以上に上昇したか否かを監視する熱電対出力
    監視手段を備え、前記燃焼制御手段は、暖房運転開始直
    後の該燃焼器の強制燃焼運転の燃焼量を最大燃焼量と
    し、 該暖房運転中の該燃焼器の各回の強制燃焼運転時に 該熱
    電対出力監視手段により前記熱電対の出力レベルが前記
    所定時間内に所定レベルまで上昇したことが把握された
    とき、該燃焼器の次回の強制燃焼運転の燃焼量を直前回
    の強制燃焼運転における燃焼量よりも減少せしめるよう
    構成されていることを特徴とする燃焼式温風暖房機。
  2. 【請求項2】前記燃焼制御手段は、前記熱電対出力監視
    手段により前記熱電対の出力レベルが前記所定時間内に
    所定レベル以上に上昇しないことが把握されたとき、次
    回の燃焼器の燃焼運転の再開時における前記強制燃焼運
    転の燃焼量を今回の強制燃焼運転における燃焼量よりも
    増加せしめるよう構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の燃焼式温風暖房機。
  3. 【請求項3】前記温調制御における各回の前記燃焼器の
    強制燃焼運転時に前記熱電対の出力レベルが所定レベル
    まで上昇するのに要した時間を計測する計時手段を備
    え、前記燃焼制御手段は、前記熱電対出力監視手段によ
    り前記熱電対の出力レベルが前記所定時間内に所定レベ
    ル以上に上昇したことが把握されたとき、前記計時手段
    による計測時間が短い程、次回の燃焼器の燃焼運転の再
    開時における前記強制燃焼運転の燃焼量を大きく減少せ
    しめるように構成されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の燃焼式温風暖房機。
  4. 【請求項4】前記温調制御における各回の前記燃焼器の
    強制燃焼運転時に前記熱電対の出力レベルが所定レベル
    まで上昇するのに要した時間を計測する計時手段を備
    え、前記燃焼制御手段は、前記熱電対出力監視手段によ
    り前記熱電対の出力レベルが前記所定時間内に所定レベ
    ル以上に上昇しないことが把握されたとき、前記計時手
    段による計測時間が長い程、次回の燃焼器の燃焼運転の
    再開時における前記強制燃焼運転の燃焼量を大きく増加
    せしめるように構成されていることを特徴とする請求項
    2記載の燃焼式温風暖房機。
  5. 【請求項5】前記燃焼制御手段は、前記温調制御におけ
    る各回の前記燃焼器の強制燃焼運転の開始時に該燃焼器
    の不着火が生じたとき、前記強制燃焼運転の燃焼量を増
    加せしめて該燃焼器の燃焼運転を再開せしめるよう構成
    されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の燃焼式温風暖房機。
  6. 【請求項6】前記燃焼制御手段は、前記温調制御におけ
    る各回の前記燃焼器の強制燃焼運転の開始時に該燃焼器
    の不着火が生じたとき、前記強制燃焼運転の燃焼量を前
    記燃焼器の略最大燃焼量まで増加せしめて前記燃焼器の
    燃焼運転を再開せしめるよう構成されていることを特徴
    とする請求項5記載の燃焼式温風暖房機。
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