JP3409504B2 - 温風暖房機 - Google Patents

温風暖房機

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博 石原
光春 冨岡
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温風暖房機の制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の温風暖房機、例えばファ
ンヒータは図11に示すように本体101内に設けたバ
ーナ等の熱発生手段102から燃焼ガスと本体背面に設
けた送風機103からの風とを混合して温風とし、この
温風を本体前面に設けた温風吹出口104から吹き出し
て室内を暖房するようになっている。そして最近のファ
ンヒータの中には前記温風吹出口104に二枚の可変翼
105、106を設け、この各可変翼105、106を
熱発生手段102が発生する熱量を送風機103からの
送風量とに連動させて揺動し、強〜弱暖房時における室
内の上下温度分布の差を少なくしたものが見られる。
【0003】すなわち、一般に暖房が弱くなるほど熱量
も送風量も少なくなって温風自身がもつドラフトのため
この温風が遠くまで流れなくなり強暖房時の室内温度分
布とその温度分布状態が大きく変わってしまうのである
が、このファンヒータは、暖房が弱くなればなるほど前
記二枚の可変翼105、106が傾斜して温風が下向き
に吹き出すようになり、弱暖房時でも温風が遠くまで流
れ、その温度分布が強暖房時の温度分布と大きく変わら
なくなるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では温風暖房機前方に位置する人が直接温風にあ
たり暖まろうとする場合、下向きに流れる温風では足元
のみを暖め、身体全体に温風をあてることができず、体
感的に暖房感を実感することが少なかった。
【0005】また、可変翼を上向きに固定すれば温風は
ドラフトして室内の上下温度ムラが大きくなり、逆に足
元が寒く感じられていた。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなしたもの
で、温風暖房機前方に位置する人が身体全体で暖房感を
実感でき、経済的で快適な暖房を実現することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は記目的を達成
するため、温風吹出口を有する本体と、この本体内に設
けた熱発生手段ならびにこの熱発生手段に風を供給して
前記温風吹出口より温風を吹き出させる送風機と、前記
温風吹出口に設けた上下揺動自在な可変翼と、前記可変
翼を揺動させる可変翼駆動部と、前記可変翼駆動部に揺
動角度を出力する揺動制御部と、室温検出手段からの出
力に基づいて少なくとも前記熱量発生手段が発生する熱
量を制御すると共に、この熱量に連動した位置へ可変翼
を揺動させるための指示を前記揺動制御部に出力する熱
量制御部と、前記熱量制御部による出力に優先して、前
記揺動制御部から前記可変翼駆動部に可変翼を周期的に
揺動せしめるように出力することを指示する揺動指示手
と、前記熱量制御部からの熱量制御出力を判別し、こ
の熱量制御出力が予め定められた熱量以上の場合は前記
揺動指示手段からの指示を無効にし、予め定められた熱
量の範囲のみ揺動指示手段からの指示を有効にする制御
出力判別部とからなる構成としてある。
【0008】
【0009】さらに可変翼を複数枚設け、少なくともそ
のいずれか一つが揺動指示手段からの指示に基づき揺動
制御部からの出力によって周期的に揺動するようにして
ある。
【0010】
【作用】本発明は前記構成により、室温検出手段からの
出力に基づく熱量の変更にともなって、温風吹出口に設
けた可変翼を揺動してその傾斜角度を変え、温風の吹き
出し角度を変えることにより、室内をムラなく暖めるこ
とができるだけでなく、操作部に設けた揺動指示手段に
より、熱量制御部からの出力に関係なく優先して可変翼
を周期的に揺動し、温風の吹き出し方向を上下方向に揺
動するように使い分けができ、温風暖房機本体前方に位
置する人の身体全体に温風があたり体感温度を高める作
用がある。
【0011】また、予め定められた熱量の範囲のみ揺動
指示手段からの指示を有効にし、熱量制御部からの出力
が予め定められた熱量以上の場合は揺動指示手段からの
指示を無効にするものにあっては、室温が低い時は温風
の吹き出し角度を熱量に応じた最適な状態に保ち、室内
を早くムラなく暖めることが可能となる。そして室温が
上昇してきた時には温風暖房機本体前方に位置する人の
身体全体を暖めることができるようになる。
【0012】さらに、複数枚の可変翼のうち少なくとも
そのいずれか一つが揺動指示手段からの指示に基づき揺
動制御部からの出力によって周期的に揺動するようにし
たものは、温風の向きを変えるだけでなく、温風を上下
方向に広角度に広げることができ、温風の向きが変動し
ても体感温度の変動を少なくする作用がある。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1及び図2において1は暖房機本体、2はこの暖
房機本体1の前面に装着した前板で、温風吹出口3を有
する。4は前記暖房機本体1内に設けたバーナで、熱発
生手段となるものであり、この実施例では灯油を気化さ
せて燃焼させる気化式バーナが用いてある。5は前記バ
ーナ4の下部を覆うバーナケースで、仕切板6に取り付
けてある。7は前記バーナ4の上部を覆う燃焼筒、9は
前記燃焼筒7を覆う如く暖房機本体1内に設けたダクト
で、前面下部に開口部10が形成してある。11はこの
ダクト9後部に臨む如く取付けた対流用送風機で、ファ
ンガード12によって覆われており、暖房機本体1外よ
り吸い込んだ室内空気をダクト9内に供給し、このダク
ト9内で燃焼筒7からの燃焼ガスと混合させて温風吹出
口3より吹き出すようになっている。
【0014】14は前記ダクト9の下部開口部10に設
けた吹出口枠で、両側部を暖房機本体1の両側板1aに
取り付けた指示金具13に固定してある。この吹出口枠
14は断面凹状に形成してその底壁に開口15を形成し
この開口15をダクト9の開口部10に合致させるとと
もに、枠縁14aを前記前板2の内面に対接させてダク
ト9の開口部10と温風吹出口3とを連絡している。そ
して前記開口15の上辺縁には傾斜方向の案内辺16が
設けてある。
【0015】17は前記温風吹出口3の上部に位置する
如く吹出口枠14に設けた上可変翼で、その内面側は円
弧状面18としてある。この上可変翼17はその両端に
突設した軸19を暖房機本体側板1aに取り付けた支持
金具13に貫通させて矢印dで示す如く揺動自在として
ある。20は前記上可変翼17の軸19の一方に設けた
連携カムで、二つのピン軸21、22が設けてある。2
3は前記上可変翼17を揺動させる駆動板で、第1駆動
板24と第2駆動板25とからなり、これらは相互に摺
動自在なるように重合し、かつ通常は一体になって動く
ように圧縮バネ26を介して連携させてある。そして前
記駆動板23のうち第1駆動板24側に二つの切り欠き
溝24a、24bを形成してその一方の切り欠き溝24
aに前記上可変翼17の連携カム20の一方のピン軸2
1が嵌合させてある。また前記駆動板のうち第2駆動板
25側に逃げ用切欠部28を形成するとともに、後述す
る駆動用モータとの連携部となる段部29が形成してあ
る。30は前記第1、第2駆動板24、25を重合した
状態で上下動自在に支持するガイドである。
【0016】31は前記第1、第2駆動板24、25を
上下動させる駆動用モータで、可変翼駆動部となるもの
であり、正逆転可能なステッピングモータで構成してあ
り、そのモータ軸には駆動用カム32を取付け、この駆
動用カム32の駆動軸33を前記第2駆動板25の段部
29に係当させて連携させてある。34は第2駆動板2
5を常に駆動用カム32に係当させるための引張バネで
ある。
【0017】35は上可変翼17の下方に配設した下可
変翼で、上下方向の幅の略中央部を軸35aで支え、図
9に示す如く揺動時にはその下部前方端35bが上可変
翼17の下部前方端17bより前方に突出するように設
定してある。
【0018】図3は支持金具13と反対側を示したもの
であり、36は支持金具Bである。上可変翼17の他方
には上可変翼レバー37のピン軸37aと下可変翼レバ
ー38のピン軸38aが連結板39にて連結されてい
る。また、ピン軸37a、38aの差しこまれる連結板
39の部分はそれぞれ長穴39aと長穴39bとなって
いる。40は連結板39の上方と上可変翼ピン軸37a
を連携している引張バネである。
【0019】42は上可変翼レバー37に上方向の力を
加えているネジリバネ、43は下可変翼レバー38に同
様の力を加えているネジリバネ下である。44は連結板
39が外れるのを防ぐための連結板支えである。
【0020】一方、図1に示す制御部45は前記バーナ
及び可変翼駆動用モータ31を制御するもので、これは
図5のブロック図で示すように構成されている。すなわ
ち、46はサーミスタ等からなる室温検出部、47は室
温を設定する室温設定部、48は室温検出部46からの
信号S1と室温設定部47からの信号S2とを比較して
その差に応じて例えば強、中、弱のような信号S3を出
力する比較判定部、49はこの比較判定部48からの出
力信号S3に基づいてバーナ4の熱量と対流用送風機1
1の送風量を制御する熱量制御部で、熱量を制御する信
号S4及び送風量を制御する信号S5を出力し、揺動制
御部51にも熱量を制御信号S4と同じ信号S6出力を
するようになっている。
【0021】50は図4に示すように本体1の操作部に
設けられたスイッチ手段で、揺動指示手段となるもので
あるが、このスイッチ手段50がオンの場合のみ信号S
7を前記揺動制御部51に出力するようになっている。
スイッチ手段50がオフの場合、前記揺動制御部51は
信号S6より可変翼角度を算出し、角度信号S8を駆動
用モータ31に出力する。
【0022】また、前記スイッチ手段50がオン状態の
場合、信号S7が前記揺動制御部51に出力され、スイ
ッチ手段50は熱量制御部49より出力された信号S6
に優先して、周期的に二枚の上下可変翼17、35を上
下に揺動させる信号S8’を駆動用モータ31に出力す
る。
【0023】図6は前記制御部45の処理状態を示すフ
ローチャートである。まず、ステップ65は運転スイッ
チの操作を判定するもので、スイッチがON操作された
場合は次のステップ66で室温と設定温度との差に応じ
て熱量の算出を行い、次ステップ67で同じく対流用送
風機11の回転数算出を行い、それらを次ステップ69
で熱量出力として出す。そしてステップ70で燃焼開始
を確認する。ステップ75は本体1の操作部にあるスイ
ッチ手段50がオンかオフかを判定するもので、スイッ
チ手段50がオフの場合、前記ステップ66で算出した
熱量に応じて上下可変翼角度をステップ71で算出し、
その角度をステップ72で出力し、上下可変翼17、3
5を所定角度揺動させるが、スイッチ手段50がONの
場合は熱量に優先して上下可変翼17、35を周期的に
変化させる信号をステップ72’で出力する。
【0024】なお、ステップ73は運転中か停止中かを
判断する分岐で、運転中の場合はステップ74をとばし
て次ステップへと進むが、停止中の場合はステップ74
を処理した後次ステップへと移行する。
【0025】また前記実施例に加えてブロック図7に示
すように図6の揺動制御部51内に制御出力判別部51
aを設け、スイッチ手段50がON状態の場合であって
も、熱量制御部49から送られてきた信号S6が予め定
められた熱量以上の場合はスイッチ手段50からの指示
を無効にし、熱量に連動し可変翼を揺動せしめる信号S
8’を駆動用モータ31に出力する。また熱量制御部4
9から送られてきた信号S6が予め定められた熱量以下
の場合は、そのまま周期的に二枚の上下可変翼17、3
5を上下に揺動させる信号S8を駆動用モータ31に出
力する。
【0026】図8はこの実施例における前記制御部45
の処理状態を示すフローチャートである。図6に示す実
施例との違いは、ステップ75でスイッチ手段50がオ
ンの場合、新たに加えたステップ76で、ステップ69
の熱量出力が予め定められた熱量の範囲内であればその
ままステップ72’に移行し、そうでない場合は、熱量
に応じた上下可変翼角度をステップ71で算出し、次ス
テップへ移行する。
【0027】次に前記のように構成した本実施例の動作
を説明する。まず、運転開始前、上下可変翼17、35
は図9の実線に示すように略垂直方向(この位置を停止
位置と称す)に位置しており、温風吹出口2を覆ってい
る。
【0028】この状態から運転スイッチを投入すると、
室温検出部46ならびに室温設定部47からの出力に基
づいて発する比較判定部48からの出力S3によって熱
量制御部49が作動し、出力S4、S5を発してあらか
じめ定められたシーケンスに従って燃焼を開始させると
ともに、対流用送風機11を回転させる。また熱量制御
部49からの出力S6に応じて揺動制御部51が駆動用
モータ31に出力S8を発し、駆動用モータ31は、上
下可変翼17、35を揺動させる。
【0029】すなわちモータ31の回転により図2で示
すように駆動用カム32の駆動軸33が矢印aのように
回転し、引張バネ34で引っ張られている第2駆動板2
5ならびに引張バネ26を介して一体化してある第1駆
動板24が矢印bのように降下する。これにより第1駆
動板24の切欠溝24aに嵌合しているピン軸21を介
して連携カム20が矢印cのように回転し、この連携カ
ム20と軸19を介して一体の上可変翼17が矢印dの
ように回転する。
【0030】その際に、下可変翼35は上可変翼17と
連動して変化する。すなわち上可変翼17が揺動する
と、連結板39と上可変翼レバー37のピン軸37aは
引張バネ40にて連結されているので連結板39は直線
運動で、下方へ下がっていく。それにより長穴下39b
にガイドされて、下可変翼レバー38は上可変翼レバー
17と連動して揺動することになる。
【0031】このようにして上下可変翼17、35は揺
動し、スイッチ手段50をONにした場合上下可変翼は
X、ZとX’、Z’の間をそれぞれ一定周期で揺動す
る。
【0032】したがって二枚の可変翼がZ、Z’の位置
の時は温風暖房機前方の人の足元を暖め、X、X’にな
るにつれて身体全体を暖めてくれる。
【0033】また、前記実施例に加えて、図3に示す連
結板39の長穴部39bの長さを変更することで規定さ
れた熱量範囲では下可変翼35は揺動せずに、燃焼開始
および燃焼停止の時のみ揺動する。これにより、上下二
枚の可変翼のうち上可変翼17のみを揺動制御部からの
信号により揺動させることができる。この場合、図9に
示すように、下可変翼は熱量変化にかかわらずX’の位
置にあり、上可変翼17はX、Zの間を揺動する際に単
に温風の方向を変更するだけでなく、温風の吹出角度を
上向きの場合は上下に広角度に吹き出して前方にいる人
の全身を暖め、逆に温風が下向き方向の場合は吹き出し
面積をしぼり足元を遠くまで暖めることができる。
【0034】図10は実際の温風の流れを示し(1)は
従来例、(2)は本実施例品で従来品と比較して本体前
方にいる人の表面温度を測定した結果が約3℃従来に比
べ上昇することが確認できた。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の温風暖房機
は、室温検出手段からの出力に基づく熱量の変更にとも
なって、温風吹出口に設けた可変翼を揺動してその傾斜
角度を変え、温風の吹き出し角度を変えることにより、
室内をムラなく暖めることができるだけでなく、さらに
は操作部に設けたスイッチ手段により、熱量制御部から
の出力に関係なく優先して可変翼は周期的に揺動し、温
風の吹き出し方向を上下方向に揺動するように使い分け
ができ、またに二枚の可変翼を設けたものはこの二枚の
可変翼がそれぞれ周期的に揺動し下向き方向に揺動した
場合、吹出口の開口面積を小さくし、温風を下向きに遠
くまでとばすことができ、また二枚の可変翼が上向き方
向に揺動した場合、温風暖房機本体前方に位置する人の
身体全体に温風があたり体感温度を高める作用があり、
設定温度を下げることで、少ない熱量で同じ暖房効果が
得られ、より経済的な温風暖房機を実現できる。
【0036】また、予め定められた熱量の範囲のみスイ
ッチ手段からの指示を有効にし、熱量制御部からの出力
が予め定められた熱量以上の場合はスイッチ手段からの
指示を無効にするようにしたものは、温風の吹き出し角
度を熱量に応じた最適な状態に保ち、室内を早くムラな
く暖めることが可能となる。そして室温が上昇してきた
時には温風暖房機本体前方に位置する人の身体全体を暖
めることができ、いかなる熱量領域で快適に暖めること
ができる。
【0037】さらに、複数枚の可変翼のうち少なくとも
そのいずれか一つがスイッチ手段からの指示に基づき揺
動制御部からの出力によって周期的に揺動するようにし
たものは、温風の向きを変えるだけでなく、温風を上下
方向に広角度に広げることができ。温風の向きが変動し
ても体感温度の変動を少なくすることができ、体感的に
より快適な暖房効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における温風暖房機の断面図
【図2】同上下可変翼駆動部分の斜視図
【図3】同上下可変翼連結部分の斜視図
【図4】同温風暖房機の外観斜視図
【図5】同制御部を示すブロック図
【図6】同制御部の動作を示すフローチャート
【図7】同制御部の他の例を示すブロック図
【図8】同制御部の動作を示すフローチャート
【図9】同温風暖房機の動作状態示す拡大断面図
【図10】同温風暖房機の温風の流れとその効果を示す
断面図
【図11】従来の温風暖房機の断面図
【符号の説明】
1 本体 3 温風吹出口 4 バーナ(熱発生手段) 11 対流用送風機 17 上可変翼 31 駆動用モータ(可変翼駆動部) 35 下可変翼 45 制御部 50 スイッチ手段(揺動指示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福永 敏克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 難波 政之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 山田 美波 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−340609(JP,A) 特開 平2−183763(JP,A) 特開 平3−79944(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 3/04 305 F24F 11/00 - 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温風吹出口を有する本体と、この本体内
    に設けた熱発生手段ならびにこの熱発生手段に風を供給
    して前記温風吹出口より温風を吹き出させる送風機と、
    前記温風吹出口に設けた上下揺動自在な可変翼と、前記
    可変翼を揺動させる可変翼駆動部と、前記可変翼駆動部
    に揺動角度を出力する揺動制御部と、室温検出手段から
    の出力に基づいて少なくとも前記熱量発生手段が発生す
    る熱量を制御すると共に、この熱量に連動した位置へ可
    変翼を揺動させるための指示を前記揺動制御部に出力す
    る熱量制御部と、前記熱量制御部による出力に優先し
    て、前記揺動制御部から前記可変翼駆動部に可変翼を周
    期的に揺動せしめるように出力することを指示する揺動
    指示手段と、前記熱量制御部からの熱量制御出力を判別
    し、この熱量制御出力が予め定められた熱量以上の場合
    は前記揺動指示手段からの指示を無効にし、予め定めら
    れた熱量の範囲のみ揺動指示手段からの指示を有効にす
    る制御出力判別部とからなる温風暖房機。
  2. 【請求項2】 可変翼を複数枚設け、少なくともそのい
    ずれか一つが揺動手段からの指示に基づき揺動制御部か
    らの出力によって周期的に揺動するようにした請求項1
    記載の温風暖房機。
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JPH0379944A (ja) * 1989-08-22 1991-04-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JP2848123B2 (ja) * 1992-06-05 1999-01-20 松下電器産業株式会社 温風暖房機

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