JP3409519B2 - 温風暖房機 - Google Patents

温風暖房機

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JP3409519B2
JP3409519B2 JP19304495A JP19304495A JP3409519B2 JP 3409519 B2 JP3409519 B2 JP 3409519B2 JP 19304495 A JP19304495 A JP 19304495A JP 19304495 A JP19304495 A JP 19304495A JP 3409519 B2 JP3409519 B2 JP 3409519B2
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博 石原
悦幸 黒田
敏克 福永
光春 冨岡
政之 難波
美波 山田
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Panasonic Holdings Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温風暖房機の制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の温風暖房機、例えばファ
ンヒータは図13に示すように本体101内に設けたバ
ーナ等の熱発生手段102から燃焼ガスと本体背面に設
けた送風機103からの風とを混合して温風とし、この
温風を本体前面に設けた温風吹出口104から吹き出し
て室内を暖房するようになっている。そして最近のファ
ンヒータの中には前記温風吹出口104に二枚の可変翼
105、106を設け、この各可変翼105、106を
熱発生手段102が発生する熱量を送風機103からの
送風量とに連動させて揺動し、強〜弱暖房時における室
内の上下温度分布の差を少なくしたものが見られる。
【0003】すなわち、一般に暖房が弱くなるほど熱量
も送風量も少なくなり、温風自身がもつドラフトのため
この温風が遠くまで流れなくなり、強暖房時の室内温度
分布とその温度分布状態が大きく変わってしまう。しか
しこのファンヒータは、暖房が弱くなればなるほど前記
二枚の可変翼105、106が傾斜して温風が下向きに
吹き出すようになり、弱暖房時でも温風が遠くまで流
れ、その温度分布が強暖房時の温度分布と大きく変わら
なくなるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では温風暖房機前方に位置する人が直接温風にあ
たり暖まろうとする場合、下向きに流れる温風では足元
のみを暖め、身体全体に温風をあてることができず、体
感的に暖房感を実感することが少なかった。また、可変
翼を上向きに固定すれば温風はドラフトして室内の上下
温度ムラが大きくなり、逆に足元が寒く感じられてい
た。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなしたもの
で、温風暖房機前方に位置する人が身体全体で暖房感を
実感でき、経済的で快適な暖房を実現することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、温風吹出口を有する本体と、この本体内に設
けた熱発生手段ならびにこの熱発生手段に風を供給して
前記温風吹出口より温風を吹き出させる送風機と、前記
温風吹出口に設けた上下揺動自在な可変翼と、室温検出
手段からの出力に基づいて少なくとも前記熱発生手段が
発生する熱量を制御する熱量制御部と、前記可変翼を周
期的に揺動させる周期揺動出力を出す揺動制御部と、前
記揺動制御部からの出力に基づいて可変翼を揺動させる
可変翼駆動部と、前記熱量制御部による可変翼の周期的
揺動を指示する揺動指示手段と、前記熱量制御部からの
熱量制御出力を判別し、この熱量制御出力が予め定めら
れた熱量範囲内になると前記揺動制御部からの周期揺動
出力を可変翼駆動部に出力させて前記可変翼を周期的に
揺動せしめるようにする制御出力判別部とからなる構成
としている。
【0007】あるいは、温風吹出口を有する本体と、こ
の本体内に設けた熱発生手段ならびにこの熱発生手段に
風を供給して前記温風吹出口より温風を吹き出させる送
風機と、前記温風吹出口に設けた上下揺動自在な可変翼
と、室温検出手段からの出力に基づいて少なくとも前記
熱発生手段が発生する熱量を制御する熱量制御部と、前
記可変翼を周期的に揺動させる周期揺動出力を出す揺動
制御部と、前記揺動制御部からの出力に基づいて可変翼
を揺動させる可変翼駆動部と、前記熱量制御部からの熱
量制御出力を判別し、この熱量制御出力が予め定められ
た熱量範囲内になると前記揺動制御部からの周期揺動出
力を可変翼駆動部に出力させて前記可変翼を周期的に揺
動せしめるようにする制御出力判別部とからなる構成と
している。
【0008】また、熱量制御部は室温検出手段からの出
力に基づいて少なくとも熱発生手段が発生する熱量を制
御すると共にこれに連動した位置へ可変翼を揺動させる
出力を出すように構成し、かつ制御出力が予め定められ
た熱量の範囲の場合のみ前記熱量制御部からの揺動出力
に優先して揺動制御部からの周期揺動出力を有効にする
前記記載の構成を有している。
【0009】さらに、可変翼を複数枚設け、少なくとも
そのいずれか一つを制御出力判別部の判別結果に基づき
揺動制御部からの出力によって周期的に揺動するように
している。
【0010】
【作用】本発明は前記構成において、熱量制御部からの
出力が予め定められた熱量以上の場合は揺動指示手段か
らの指示を無効にし、吹出口が全開状態になるよう可変
翼を角度固定することで、室内を短時間で暖め、予め定
められた熱量の範囲のみ揺動指示手段からの指示を有効
にし、室温立ち上げ状態において、かつ、いかなる熱量
領域で安定しても温風機本体前方に位置する人の身体全
体を従来以上に暖める作用がある。あるいは、揺動指示
手段がない場合でも、自動的に前記作用をもたらすこと
ができる。
【0011】また、揺動指示手段からの指示が無効の状
態においては、熱量制御部は室温検出手段からの出力に
基づいて少なくとも熱発生手段が発生する熱量を制御す
ると共にこれに連動した位置へ可変翼を揺動させる出力
を出すように構成することで、室温検出手段からの出力
に基づく熱量の変更にともなって、温風吹出口に設けた
可変翼を揺動してその傾斜角度を変え、温風の吹き出し
角度を変えることにより、室内をムラなく暖めることが
できる。
【0012】さらに、複数枚の可変翼のうち少なくとも
そのいずれか一つを制御出力判別部の判別結果に基づき
揺動制御部からの出力によって周期的に揺動するこ
で、温風の向きを変えるだけでなく、温風を上下方向に
広角度に広げることができ、温風の向きが変動しても体
感温度の変動を少なくする作用がある。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1及び図2において1は暖房機本体、2はこの暖
房機本体1の前面に装着した前板で、温風吹出口3を有
する。4は前記暖房機本体1内に設けたバーナで、この
実施例では灯油を気化させて燃焼させる気化式バーナが
用いてある。5は前記バーナ4の下部を覆うバーナケー
スで、仕切板6に取り付けてある。7は前記バーナ4の
上部を覆う燃焼筒、9は前記燃焼筒7を覆う如く暖房機
本体1内に設けたダクトで、前面下部に開口部10が形
成してある。11はこのダクト9後部に臨む如く取付け
た対流用送風機で、ファンガード12によって覆われて
おり、暖房機本体1外より吸い込んだ室内空気をダクト
9内に供給し、このダクト9内で燃焼筒7からの燃焼ガ
スと混合させて温風吹出口3より吹き出すようになって
いる。
【0014】14は前記ダクト9の下部開口部10に設
けた吹出口枠で、両側部を暖房機本体1の両側板1aに
取り付けた指示金具13に固定してある。この吹出口枠
14は断面凹状に形成してその底壁に開口15を形成
し、この開口15をダクト9の開口部10に合致させる
とともに、枠縁14aを前記前板2の内面に対接させて
ダクト9の開口部10と温風吹出口3とを連絡してい
る。そして前記開口15の上辺縁には傾斜方向の案内辺
16が設けてある。
【0015】17は前記温風吹出口3の上部に位置する
如く吹出口枠14に設けた上可変翼で、その内面側は円
弧状面18としてある。この上可変翼17はその両端に
突設した軸19を暖房機本体側板1aに取り付けた支持
金具13に貫通させて矢印dで示す如く揺動自在として
ある。20は前記上可変翼17の軸19の一方に設けた
連携カムで、二つのピン軸21、22が設けてある。2
3は前記上可変翼17を揺動させる駆動板で、第1駆動
板24と第2駆動板25とからなり、これらは相互に摺
動自在なるように重合し、かつ通常は一体になって動く
ように圧縮バネ26を介して連携させてある。そして前
記駆動板23のうち第1駆動板24側に二つの切りかき
溝24a、24bを形成し、その一方の切りかき溝24
aに前記上可変翼17の連携カム20の一方のピン軸2
1が嵌合させてある。また前記駆動板のうち第2駆動板
25側に逃げ用切欠部28を形成するとともに、後述す
る駆動用モータとの連携部となる段部29が形成してあ
る。30は前記第1、第2駆動板24、25を重合した
状態で上下動自在に支持するガイドである。
【0016】31は前記第1、第2駆動板24、25を
上下動させる駆動用モータで、可変翼駆動部となるもの
であり、正逆転可能なステッピングモータで構成してあ
り、そのモータ軸には駆動用カム32を取付け、この駆
動用カム32の駆動軸33を前記第2駆動板25の段部
29に係当させて連携させてある。34は第2駆動板2
5を常に駆動用カム32に係当させるための引張バネで
ある。
【0017】35は上可変翼17の下方に配設した下可
変翼で、上下方向の幅の略中央部を軸35aで支え図1
1に示す如く揺動時にはその下部前方端35bが上可変
翼17の下部前方端17bより前方に突出するように設
定してある。
【0018】図3は支持金具13と反対側を示したもの
であり、36は支持金具Bである。上可変翼17の他方
には上可変翼レバー37のピン軸37aと下可変翼レバ
ー38のピン軸38aが連結板39にて連結されてい
る。また、ピン軸37a、38aの差しこまれる連結板
39の部分はそれぞれ長孔39aと長孔39bとなって
いる。40は連結板39の上方と上可変翼ピン軸37a
を連携している引張バネである。
【0019】42は上可変翼レバー37に上方向の力を
加えているネジリバネ、43は下可変翼レバー38に同
様の力を加えているネジリバネ下である。44は連結板
39が外れるのを防ぐための連結板支えである。
【0020】一方、図1に示す制御部45は前記バーナ
4、対流用送風機11及び駆動用モータ31を制御する
もので、これは図5のブロック図で示すように構成され
ている。すなわち、46はサーミスタ等からなる室温検
出部、47は室温を設定する室温設定部、48は室温検
出部46からの信号S1と室温設定部47からの信号S
2とを比較してその差に応じて例えば強、中、弱のよう
な信号S3を出力する比較判定部、49はこの比較判定
部48からの出力信号S3に基づいてバーナ4の熱量と
対流用送風機11の送風量を制御する熱量制御部で、熱
量を制御する信号S4及び送風量を制御する信号S5を
出力し、揺動制御部51にも熱量を判別できる信号S6
出力をするようになっている。
【0021】50は図4に示すように本体1の操作部に
設けられたスイッチ手段で揺動指示手段となるものであ
るが、図5の揺動制御部内に制御出力判定部51aを設
け、スイッチ手段50がON状態の場合であっても、熱
量制御部49から送られてきた信号S6が予め定められ
た熱量以上の場合はスイッチ手段50からの指示を無効
にし、吹出口が全開となる角度に可変翼を揺動せしめる
信号S8’を駆動用モータ31に出力する。また熱量制
御部49から送られてきた信号S6が予め定められた熱
量以下の場合は、そのまま周期的に二枚の上下可変翼1
7、35を上下に揺動させる信号S8を駆動用モータ3
1に出力する。
【0022】図6はこの実施例における前記制御部45
の処理状態を示すフローチャートである。まず、ステッ
プ65は運転スイッチの操作を判定するもので、スイッ
チがON操作された場合は次のステップ66で室温と設
定温度との差に応じて熱量の算出を行い、次ステップ6
7で同じく対流用送風機11の回転数算出を行い、それ
らを次ステップ69で熱量出力として出す。そしてステ
ップ70で燃焼開始を確認する。ステップ75は本体1
の操作部にあるスイッチ手段50がオンかオフかを判定
するもので、スイッチ手段50がオフの場合、吹出口が
全開となる上下可変翼角度をステップ71で算出し、そ
の角度をステップ72で出力し、上下可変翼17、35
は図11の実線を所定角度揺動させるが、スイッチ手段
50がオンの場合は新たに加えたステップ76で、ステ
ップ69の熱量出力が予め定められた熱量の範囲内であ
ればそのままステップ72’に移行し、そうでない場合
は、吹出口が全開となる上下可変翼角度をステップ71
で算出し、その角度をステップ72で出力する。なお、
ステップ73は運転中か停止中かを判断する分岐で、運
転中の場合はステップ74をとばして次ステップへと進
むが、停止中の場合はステップ74を処理した後次ステ
ップへと移行する。
【0023】図7のブロック図および図8のフローチャ
ートの実施例はスイッチ手段50の切り替えなしで信号
S6により熱量を制御出力判別部51aで判別し駆動用
モータ31にS8またはS8’いずれかの信号を出力す
る。
【0024】また、図9のブロック図および図10のフ
ローチャートの実施例は、揺動制御部51内に制御出力
判定部51aを設け、スイッチ手段50がオフの場合、
前記ステップ66で算出した熱量に応じて上下可変翼角
度をステップ71”で算出し、その角度をステップ7
2”で出力し、上下可変翼17、35は図11の実線を
所定角度揺動させるが、スイッチ手段50がオンの場合
は熱量に優先して上下可変翼17、35を周期的に変化
させる信号をステップ72’で出力する。
【0025】なお、ステップ73は運転中か停止中かを
判断する分岐で、運転中の場合はステップ74をとばし
て次ステップへと進むが、停止中の場合はステップ74
を処理した後次ステップへと移行する。ステップ75で
スイッチ手段50がオンの場合、新たに加えたステップ
76で、ステップ69の熱量出力が予め定められた熱量
の範囲内であればそのままステップ72’に移行し、そ
うでない場合は、前記ステップ66で算出した熱量に応
じて上下可変翼角度をステップ71”で算出し、その角
度をステップ72”で出力し、上下可変翼17、35は
図11の実線を所定角度揺動し、次ステップへ移行す
る。
【0026】次に前記のように構成した本実施例の動作
を説明する。まず、運転開始前、上下可変翼17、35
は図11の実線に示すように略垂直方向(この位置を停
止位置と称す)に位置しており、温風吹出口2を覆って
いる。
【0027】この状態から運転スイッチを投入すると、
室温検出部46ならびに室温設定部47からの出力に基
づいて発する比較判定部48からの出力S3によって熱
量制御部49が作動し出力S4、S5を発してあらかじ
め定められたシーケンスに従って燃焼を開始させるとと
もに、対流用送風機11を回転させる。また熱量制御部
49からの出力S6に応じて揺動制御部51が駆動用モ
ータ31に出力S8を発し、駆動用モータ31は、上下
可変翼17、35を揺動させる。
【0028】すなわちモータ31の回転により図2で示
すように駆動用カム32の駆動軸33が矢印aのように
回転し、引張バネ34で引っ張られている第2駆動板2
5ならびに引張バネ26を介して一体化してある第1駆
動板24が矢印bのように降下する。これにより第1駆
動板24の切欠溝24aに嵌合しているピン軸21を介
して連携カム20が矢印cのように回転し、この連携カ
ム20と軸19を介して一体の上可変翼17が矢印dの
ように回転する。
【0029】その際に、下可変翼35は上可変翼17と
連動して変化する。すなわち上可変翼17が揺動する
と、連結板39と上可変翼レバー37のピン軸37aは
引張バネ40にて連結されているので連結板39は直線
運動で、下方へ下がっていく。それにより長孔部39b
にガイドされて、下可変翼レバー38は上可変翼レバー
17と連動して揺動することになる。このようにして上
下可変翼17、35は揺動し、スイッチ手段50をオン
にした場合上下可変翼はX、X’とZ、Z’の間をそれ
ぞれ一定周期で揺動する。
【0030】したがって二枚の可変翼がZ、Z’の位置
の時は温風暖房機前方の人の足元を暖め、X、X’にな
るにつれて身体全体を暖めてくれる。
【0031】また、前記実施例に加えて、図3に示す連
結板39の長孔部39bの長さを変更することで規定さ
れた熱量範囲では下可変翼35は揺動せずに、燃焼開始
および燃焼停止の時のみ揺動する。これにより、上下二
枚の可変翼のうち上可変翼17のみを揺動制御部からの
信号により揺動させることができる。この場合、図11
に示すように、下可変翼35は熱量変化にかかわらず
X’の位置にあり、上可変翼17はX、Zの間を揺動す
る際に単に温風の方向を変更するだけでなく、温風の吹
出角度を上向きの場合は上下に広角度に吹き出して前方
にいる人の全身を暖め、逆に温風が下向き方向の場合は
吹き出し面積をしぼり足元を遠くまで暖めることができ
る。
【0032】図12は実際の温風の流れを示し(a)は
従来例、(b)は本実施例品で従来品と比較して本体前
方にいる人の表面温度を測定した結果が約3℃従来に比
べ上昇することが確認できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の温風暖房機
は前記した構成において、室温検出手段からの出力に基
づく熱量の変更にともなって、温風吹出口に設けた可変
翼を揺動してその傾斜角度を変え、温風の吹き出し角度
を変えることにより、室内をむらなく暖めることができ
るだけでなく、さらには操作部に設けたスイッチ手段に
より、熱量制御部からの出力に関係なく優先して可変翼
は周期的に揺動し、温風の吹き出し方向を上下方向に揺
動するように使い分けができ、二枚の可変翼はそれぞれ
周期的に揺動し二枚の可変翼が下向き方向に揺動した場
合、吹出口の開口面積を小さくし、温風を下向きに遠く
までとばせることができ、また二枚の可変翼が上向き方
向に揺動した場合、温風暖房機前方に位置する人の身体
全体に温風があたり体感温度を高める作用があり、設定
温度を下げることで、少ない熱量で同じ暖房効果が得ら
れるためより経済的な温風暖房機を実現できる。
【0034】また、予め定められた熱量の範囲のみスイ
ッチ手段から指示を有効にし、室温立ち上げ状態におい
て、熱量制御部からの出力が予め定められた熱量以上の
場合はスイッチ手段からの指示を無効にすることで、前
方床面温度の異常な温度上昇を抑え、足元のみに温風が
集中することもなく、床面を変色または損傷させる危険
性もない。かつどの熱量領域で安定しても温風機本体前
方に位置する人の身体全体を従来以上に暖める作用があ
るため安全性に優れかつ暖房性能に優れている。
【0035】さらに、複数枚の可変翼のうち少なくとも
そのいずれか一つを制御出力判別部の判別結果に基づき
揺動制御部からの出力によって周期的に揺動するするこ
とで、温風の向きを変えるだけでなく、温風を上下方向
に広角度に広げることができ。温風の向きが変動しても
体感温度の変動を少なくする作用があり体感的により快
適な暖房効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における温風暖房機の断面図
【図2】同上下可変翼駆動部分の斜視図
【図3】同上下可変翼連結部分の斜視図
【図4】同温風暖房機の外観斜視図
【図5】同制御部の動作を示すブロック図
【図6】同制御部の動作を示すフローチャート
【図7】同制御部の動作を示すブロック図
【図8】同制御部の動作を示すフローチャート
【図9】同制御部の動作を示すブロック図
【図10】同制御部の動作を示すフローチャート
【図11】同温風暖房機の動作状態示す拡大断面図
【図12】(a)揺動指示手段無の同温風暖房機の温風
の流れを示す断面図 (b)揺動指示手段有の同温風暖房機の温風の流れを示
す断面図
【図13】従来の温風暖房機の断面図
【符号の説明】
1 本体 3 温風吹出口 4 バーナ(熱発生手段) 11 対流用送風機 17 上可変翼 31 駆動用モータ(可変翼駆動部) 35 下可変翼 45 制御部 50 スイッチ手段(揺動指示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨岡 光春 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 難波 政之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 山田 美波 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−340609(JP,A) 特開 平3−79944(JP,A) 特開 平2−183763(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 3/04 305 F24F 11/00 - 11/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温風吹出口を有する本体と、この本体内
    に設けた熱発生手段ならびにこの熱発生手段に風を供給
    して前記温風吹出口より温風を吹き出させる送風機と、
    前記温風吹出口に設けた上下揺動自在な可変翼と、室温
    検出手段からの出力に基づいて少なくとも前記熱発生手
    段が発生する熱量を制御する熱量制御部と、前記可変翼
    を周期的に揺動させる周期揺動出力を出す揺動制御部
    と、前記揺動制御部からの出力に基づいて可変翼を揺動
    させる可変翼駆動部と、前記熱量制御部による可変翼の
    周期的揺動を指示する揺動指示手段と、前記熱量制御部
    からの熱量制御出力を判別し、この熱量制御出力が予め
    定められた熱量範囲内になると前記揺動制御部からの周
    期揺動出力を可変翼駆動部に出力させて前記可変翼を周
    期的に揺動せしめるようにする制御出力判別部とからな
    る温風暖房機。
  2. 【請求項2】 温風吹出口を有する本体と、この本体内
    に設けた熱発生手段ならびにこの熱発生手段に風を供給
    して前記温風吹出口より温風を吹き出させる送風機と、
    前記温風吹出口に設けた上下揺動自在な可変翼と、室温
    検出手段からの出力に基づいて少なくとも前記熱発生手
    段が発生する熱量を制御する熱量制御部と、前記可変翼
    を周期的に揺動させる周期揺動出力を出す揺動制御部
    と、前記揺動制御部からの出力に基づいて可変翼を揺動
    させる可変翼駆動部と、前記熱量制御部からの熱量制御
    出力を判別し、この熱量制御出力が予め定められた熱量
    範囲内になると前記揺動制御部からの周期揺動出力を可
    変翼駆動部に出力させて前記可変翼を周期的に揺動せし
    めるようにする制御出力判別部とからなる温風暖房機。
  3. 【請求項3】 熱量制御部は、室温検出手段からの出力
    に基づいて少なくとも熱発生手段が発生する熱量を制御
    すると共にこれに連動した位置へ可変翼を揺動させる出
    力を出すように構成し、かつ制御出力が予め定められた
    熱量の範囲の場合のみ前記熱量制御部からの揺動出力に
    優先して揺動制御部からの周期揺動出力を有効にする請
    求項2記載の温風暖房機。
  4. 【請求項4】 可変翼を複数枚設け、少なくともそのい
    ずれか一つを制御出力判別部の判別結果に基づき揺動制
    御部からの出力によって周期的に揺動するようにした請
    求項1〜3のいずれか1項記載の温風暖房機。
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