JP3407790B2 - 指示計器用ムーブメント構造 - Google Patents

指示計器用ムーブメント構造

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JP3407790B2
JP3407790B2 JP11123597A JP11123597A JP3407790B2 JP 3407790 B2 JP3407790 B2 JP 3407790B2 JP 11123597 A JP11123597 A JP 11123597A JP 11123597 A JP11123597 A JP 11123597A JP 3407790 B2 JP3407790 B2 JP 3407790B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R7/00Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement
    • G01R7/04Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement for forming a quotient
    • G01R7/06Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement for forming a quotient moving-iron type

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両の速
度計やエンジン回転計等の回転式の指針により測定量を
表示する指示計器に駆動源として用いるムーブメントの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の速度計やエンジン回転計等のアナ
ログ式の指示計器においては、一般に、各種センサによ
り得られた計測値に応じた駆動用電力を、配線基板上の
導電パターンを介して内機に供給し、この内機により文
字板の前方の指針を、文字板上の計測値に応じた目盛や
文字箇所を指示する角度に回転させるという構成を採用
している。
【0003】そして、上述した内機として多用されてい
るクロスコイル式のムーブメントは、出力軸を貫設した
マグネットロータを内部に収容したコイルボビンの外周
に、一対のコイルを互いに直交するように各々巻回した
上で、シールドケース内にコイルボビンを収容すること
で構成されている。
【0004】従って、指示計器の組み付けは、配線基板
に上述したクロスコイルや電気素子等の部品を実装し電
気的接続作業を行った上で、文字板や指針等の構造部品
を取り付けて行くことにより行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の構成による指示計器においては、特に、クロスコイ
ル式のムーブメントの構造が大きな原因となる不具合が
種々見受けられた。
【0006】まず、第1には、ムーブメントの組み付け
において、コイルを巻回する前にマグネットロータをコ
イルボビンに収容しておかなければならなかったり、そ
の延長線上として、マグネットロータに貫設した出力軸
に対する指針の取り付け作業が、コイルボビンにコイル
を巻回した後でなければできないといった、各作業間の
組み付け順序の制約が、指示計器全体の組み付け作業の
効率化を阻む原因となってしまうという不具合があっ
た。
【0007】また、第2には、配線基板に実装された部
品の電気的接続は、ディップやリフローによる半田付け
で全部まとめて行うのが通常であるが、クロスコイル式
のムーブメントの場合には、電気的接続作業の対象物で
あるコイルが、マグネットロータを収容した後でなけれ
ばコイルボビンに巻回できないので、先にムーブメント
を完成状態に組み立てておかなければ配線基板の導電パ
ターンに対してコイルを電気的に接続できず、他の電気
素子と比べて単体の大きさがあまりに違うので、これら
電気素子と一緒にコイルを配線基板に半田付けするとい
う作業工程が採れず、コイルだけ後から別に半田付けす
るという余計な工程を発生させてしまうという不具合が
あった。
【0008】さらに、第3には、上述した第1及び第2
の不具合と関連するが、配線基板の導電パターンに対す
るムーブメントの端子ピンの半田付けとその他の電気素
子の半田付けとの間に、ムーブメントの配線基板への取
り付け作業が割り込む格好になるため、配線基板に対す
る電気的接続作業と、配線基板や文字板、指針等の構造
部品の取り付け作業とを、各々ひとまとめにして一度に
行うことができず、指示計器の組み付け作業を全体的に
同種の工程の集約化により効率よく行うことができない
という不具合があった。
【0009】また、第4には、指示計器全体の組み付け
構造が、ムーブメントを介して配線基板側と文字板や指
針側とを連結した格好となっているため、指示計器の故
障の際には、その原因となる部品を探し出して交換する
ために、文字板や指針を外したり、場合によってはムー
ブメントを電気的及び構造的に配線基板から外す必要が
生じる。
【0010】しかし、そのような作業を行うとなると非
常に手間がかかってしまうので、組み付け作業やメンテ
ナンス作業の際の工賃と部品代とのバランスにより、故
障した箇所や内容に関係なく、上述した文字板、指針、
内機、並びに、配線基板の全てを1つのユニットとして
それごと交換しなければならなくなってしまい、その結
果、故障のない部品まで無駄に交換されてしまうという
不具合があった。
【0011】これらの不具合のうち、最初に説明した第
1の不具合中の、マグネットロータをコイルボビンに収
容した後でなければコイルをコイルボビンに巻回できな
いという不具合については、本出願人が過去に特開平9
−61463号公報で指示計器及びその組付方法として
提案したムーブメントのように、コイルが巻回される部
分とマグネットロータが収容される部分とにコイルボビ
ンを分割して構成し、マグネットロータの収容作業とコ
イルの巻回作業とを同時並行して行えるようにすること
で、解消することができる。
【0012】しかし、それ以外の不具合については、上
述した本出願人の過去の提案によっても、さらなる改良
を要する点として残ってしまう。
【0013】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、組み付けの順序についての制約を抑制
して、指示計器の内機として用いた場合の全体の組み付
け作業の効率化に寄与することができ、しかも、指示計
器の故障の際における交換部品のユニットを細分化して
交換部品の無駄を減らすことができる指示計器用ムーブ
メント構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1記載の本発明による指示計器用ムーブメント構
造は、マグネットロータを収容したコイルボビンにコイ
ルを巻回した上で、該コイルボビンをシールドケースに
収容して文字板の背後に配置し、前記シールドケースの
背後に配置した配線基板に前記コイルを電気的に接続し
て、該配線基板から供給される電力によって前記コイル
に発生する磁界により前記マグネットロータを回転をさ
せる指示計器用ムーブメントの構造であって、前記コイ
ルボビンを前記配線基板に実装し、前記コイルボビンの
うち前記配線基板に実装した状態で前記文字板側に位置
するコイルボビン部分に、前記マグネットロータが収容
される収容部を形成し、前記コイルを、前記コイルボビ
ンのうち前記収容部の開口を除くコイルボビン部分に巻
回し、前記シールドケースを、前記配線基板に実装した
前記コイルボビンを覆うように前記配線基板に取着し
て、前記シールドケースのうち、前記配線基板に取着し
た状態で該配線基板に実装した前記コイルボビンの前記
収容部に臨むシールドケース箇所に、前記マグネットロ
ータが挿入可能な通孔を形成すると共に、前記マグネッ
トロータを前記文字板側で回転可能に支持させて、前記
シールドケースの前記通孔を介して前記コイルボビンの
前記収容部に収容したことを特徴とする。
【0015】また、請求項2記載の本発明による指示計
器用ムーブメント構造は、前記コイルボビンのうち前記
収容部の開口を除くコイルボビン部分に複数のコイル巻
回部が設けられており、これら複数のコイル巻回部の各
々に前記コイルが互いに非接触状態で巻回されており、
前記複数のコイル巻回部に各々巻回された前記複数のコ
イルのうちの一部により、前記マグネットロータに及ぼ
す互いに直交する2つの磁界のうち片方の磁界が形成さ
れ、前記複数のコイルのうちの残りの一部により、前記
2つの磁界のうちもう片方の磁界が形成されるものとし
た。
【0016】さらに、請求項3記載の本発明による指示
計器用ムーブメント構造は、前記コイルボビンが、前記
コイル巻回部を1つずつ有する複数の分割ボビン体によ
り構成されており、これら複数の分割ボビン体を前記配
線基板に各々実装することで、該複数の分割ボビン体の
内側に前記収容部が画成されるものとした。
【0017】請求項1に記載した本発明の指示計器用ム
ーブメント構造によれば、コイルボビンにコイルを巻回
した後であっても収容部の開口がコイルによって塞がれ
ないので、この収容部に対するマグネットロータの収容
に先立ってコイルボビンへのコイルの巻回を行えるよう
になり、これにより、マグネットロータに貫設される出
力軸に指針を取り付けるといった、マグネットロータを
対象とする取り付け作業を、コイルボビンにコイルを巻
回する前の段階でも行えるようになる。
【0018】しかも、マグネットロータをコイルボビン
の収容部に収容する前であってもコイルをコイルボビン
に巻回でき、しかも、コイルボビンを配線基板に実装し
且つこのコイルボビンを覆うようにシールドケースを配
線基板に取着した後であっても、シールドケースの外側
から通孔を介してコイルボビンの収容部にマグネットロ
ータを収容できるようになる。
【0019】従って、ムーブメント自身や指示計器の全
体について、配線基板に対する電気的接続作業や構造部
品の取り付け作業からなる組み付け作業についての順序
の制約を抑制して、他の電気素子と一緒にコイルの半田
付け作業を行って電気的接続作業をひとまとめにして一
度に行ったり、電気的接続作業を間に挟まずに構造部品
の取り付け作業をひとまとめにして一度に行ったりし
て、組み付け作業の効率化を図ることが可能となる。
【0020】その上、先に述べたように、コイルボビン
が配線基板に実装されていて、しかも、このコイルボビ
ンを覆うシールドケースが配線基板に取着されている状
態であっても、コイルボビンの収容部に対するマグネッ
トロータの出し入れを自由に行えるようになり、その
上、マグネットロータをコイルボビンの収容部から取り
出すと、マグネットロータとこれを回転可能に支持する
文字板とが、指示計器における電気的構成要素であるコ
イルや配線基板の電気素子側と分離されるようになる。
【0021】よって、指示計器の故障の際、その原因と
なる部品だけを交換するために大掛かりな分解を行って
手間と工賃とをかけるのを避ける目的で、部品交換をユ
ニット単位で行うようにするとしても、そのユニットを
指示計器全体とはせずに、上述した文字板側と配線基板
側との2つのユニットに細分化して、メンテナンスの手
間と工賃とがかさむのを防ぎつつ、故障原因以外の部品
も一緒に交換されてしまうという無駄を減らすことが可
能となる。
【0022】また、請求項2に記載した本発明の指示計
器用ムーブメント構造によれば、コイルボビンの収容部
の開口を除く部分に設けられた複数のコイル巻回部に各
々コイルが巻回されることから、収容部を避けながらコ
イルボビンの外周全体に亘りコイルを巻回するのに比べ
て、収容部の開口がコイルで塞がれてマグネットロータ
の収容部に対する出し入れが邪魔されない構成に確実に
することが可能となる。
【0023】さらに、請求項3に記載した本発明の指示
計器用ムーブメント構造によれば、複数のコイルが巻回
されたコイルボビンを配線基板に実装する場合には、そ
れらコイルを配線基板に電気的に接続するために、コイ
ルの数に応じた端子をコイルボビンと配線基板の双方に
設けることになるが、分割ボビン体にはそのコイル巻回
部に1つのコイルしか巻回されないため、分割ボビン体
に設ける端子の数は、複数のコイルが巻回された単一の
コイルボビンに設ける端子の数に比べれば少なくなる。
【0024】従って、コイルボビンの配線基板に対する
実装の際に必要となる、コイルボビン側と配線基板との
相互の端子の位置合わせが、単一のコイルボビンに複数
のコイルを巻回するのに比べて、端子の数が少なくなる
分だけ容易になり、従って、コイルボビンを他の電気素
子と共に配線基板に対して自動実装機により実装する場
合に、電気素子よりも高い実装位置精度が必要なく、よ
って、電気素子の実装に用いるのと同程度の自動実装機
でコイルボビンを配線基板に実装することが可能とな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1乃至図3を参照して説明する。図1は本発明の第1実
施形態に係るムーブメント構造を採用した指示計器の要
部分解斜視図で、図1中全体符号1で示す第1実施形態
の指示計器は、配線基板3、コイルユニット5、減速ギ
アユニット7、文字板9、及び、指針11を備えてい
る。
【0026】前記配線基板3は、前記コイルユニット5
が実装される実装面3aを有しており、この実装面3a
とは反対側の裏面には、コイルユニット5と共に実装面
3aに実装される各種電気素子(図示せず)等の相互間
を電気的に接続するための導電パターン(図示せず)が
形成されている。
【0027】また、前記配線基板3には、前記減速ギア
ユニット7用の位置決め孔3bが形成されており、この
位置決め孔3bを中心とする同心円上の配線基板3部分
には、周方向に等間隔に配置された4つの位置決め孔3
cが前記コイルユニット5用に形成されていて、これら
位置決め孔3cのさらに外側の同心円上の配線基板3部
分には、前記コイルユニット5用の4つの位置決め孔3
dが、各位置決め孔3cと周方向の位相を各々一致させ
て形成されている。
【0028】これに加えて配線基板3には、位置決め孔
3cよりも外側で位置決め孔3dよりも内側の配線基板
3部分の前記位置決め孔3bを中心とする同心円上に、
前記位置決め孔3c,3dから周方向に45゜位相をず
らして4組8つの端子孔3eが形成されており、さら
に、最外周の4つの位置決め孔3dから外方に外れた配
線基板3箇所には、2つの位置決め孔3f,3gが、中
心の位置決め孔3bと一直線上に並ぶように配置して形
成されている。
【0029】尚、配線基板3には、上述した位置決め孔
3b,3c,3d,3f,3gや端子孔3eの他に、前
記不図示の電気素子の端子孔が複数形成されているが、
これら電気素子用の端子孔については、図1中での図示
を省略している。
【0030】前記コイルユニット5は、コイルボビン5
1、コイル53、及び、シールドケース55を有してい
る。
【0031】前記コイルボビン51は、例えば硬質の樹
脂材により上下に短い扁平な外形略四角柱状に形成され
ており、このコイルボビン51の中央には、角を落とし
た略正方形状の収容部51aが上下に貫通して開口する
ように形成されていて、コイルボビン51の4つの側面
には、平面視略T字状のコイル巻回部51bが各々嵌着
されている。
【0032】前記コイル53は、コイルボビン51の各
側面のコイル巻回部51bに各々巻回されており、各コ
イル53の両端は、各コイル巻回部51bを上下に貫通
する2本の端子ピン53aの上端付近に巻き付けられて
いて、各端子ピン53aの下端は各コイル巻回部51b
の下方に突出している。
【0033】尚、前記各端子ピン53aは配線基板3上
での各端子孔3eの配置に対応して配置されており、ま
た、コイルボビン51の下面には、配線基板3の位置決
め孔3cに対応する配置で4つの位置決めピン51cが
突設されている。
【0034】前記シールドケース55は、下方に開放さ
れた略円柱状を呈しており、前記コイルボビン51の外
形より一回り大きい寸法で形成されていて、シールドケ
ース55の上面中央には、コイルボビン51の収容部5
1aよりも一回り大きい内径で通孔55aが形成されて
おり、また、シールドケース55の下縁でこのシールド
ケース55の周方向に90°ずつ位相をずらした箇所に
は、配線基板3の最外周の4つの位置決め孔3dに挿通
可能な取付片55bがそれぞれ突設されている。
【0035】前記減速ギアユニット7は、図2に拡大分
解斜視図で示すように、磁気遮蔽性のない樹脂製の上下
のケース71,73、マグネットロータ75、減速歯車
群77、及び、指針軸79を有している。
【0036】前記下ケース73は、前記減速歯車群77
が収容可能な深さで形成されており、下ケース73の底
板73aの部分には、図3に一部切欠縦断面図で示すよ
うに、コイルボビン51の収容部51aに挿入可能な円
筒状の収容室73bが、下ケース73の下方に突出する
ように形成されており、収容室73bの下面中央と、こ
の収容室73bから間隔をおいた底板73aの2箇所の
下面には、配線基板3の位置決め孔3b,3f,3gに
各々対応する合計3つの位置決め突起73c,73d,
73eが各々突設されている。
【0037】前記マグネットロータ75は、図2に示す
ように、下ケース73の収容室73bに収容可能な外径
及び上下高さのロータ本体75aと、このロータ本体7
5aの中心に貫設された支軸75bとを有しており、支
軸75bを上下に向けてロータ本体75aを下ケース7
3の収容部73bに収容することで、位置決め突起73
cの内部に食い込むように収容部73bの底面から形成
された軸受溝73fに支軸75bの下端が遊挿されるよ
うに構成されており、支軸75bの上部には、コマ歯車
75cが嵌着されている。
【0038】前記減速歯車群77は、マグネットロータ
75の回転を指針軸79に回転数を落として伝達するも
ので、コマ歯車75cに噛合する中継歯車77a及びそ
のコマ歯車77bと、これら両歯車77a,77bが取
着された中継軸77cと、コマ歯車77bに噛合する出
力歯車77dとで構成されており、この出力歯車77d
が前記指針軸79に取着されている。
【0039】尚、図2中73g,73hは、中継軸77
c及び指針軸79の下端が遊挿される軸受溝をそれぞれ
示し、このうち軸受溝73hは、位置決め突起73cと
同様に、位置決め突起73dの内部に食い込むように下
ケース73の底板73aから形成されている。
【0040】上述した減速ギアユニット7は、マグネッ
トロータ75、減速歯車群77、及び、指針軸79を内
部に収容した下ケース73に上ケース71を取着するこ
とで、マグネットロータ75の支軸75bと中継ギアユ
ニット77の中継軸77cとの上端が、上ケース71の
裏面の軸受溝(図示せず)に各々遊挿されて、上述した
軸受溝73g,73hと協働してこれら支軸75b及び
中継軸77cを各々回転可能に軸支するように構成され
ている。
【0041】また、減速ギアユニット7は、指針軸79
の上部が上ケース71の通孔71aを挿通して外方に突
出し、この通孔71aと収容部73bの軸受溝73fと
で指針軸79を回転可能に軸支するように構成されてい
る。
【0042】このような構成による減速ギアユニット7
は、図1に示すように、文字板9に指針軸79を裏側か
ら挿通して先端に指針11を嵌着した状態で、文字板9
の表面側から挿通した取付ねじ13を、図2に示すよう
に、上下のケース71,73のねじ受け部71b,73
jに螺着することで、文字板9の裏側に取着される。
【0043】次に、上述した構成による第1実施形態の
指示計器1の作用について、配線基板3に対するコイル
ユニット5の組み付け等を解説しながら説明する。
【0044】まず、配線基板3の実装面3aに、各コイ
ル巻回部51bにコイル53を各々巻回して両端を端子
ピン53aの上端に巻き付けた状態のコイルボビン51
を、前記不図示の電気素子と共に、それぞれの端子ピン
53aや端子が対応する端子孔3e等に挿通され、且
つ、コイルボビン51の4つの位置決めピン51cが対
応する4つの位置決め孔3cに各々挿通されるように実
装する。
【0045】次に、上述した端子ピン53aや端子を、
配線基板3の裏面に形成された前記不図示の導電パター
ンに対してディップやリフローにより半田付けして、配
線基板3に対する電気的接続作業を一度に終わらせる。
【0046】続いて、シールドケース55を配線基板3
の実装面3aに、各取付片55bが対応する各位置決め
孔3dに各々挿通されるように位置を合わせて実装し、
配線基板3の裏面において、各位置決め孔3dを挿通し
た各取付片55bの先端を折り曲げシールドケース55
を配線基板3に取着して、配線基板3に対する構造部品
の取り付けを全て終了する。
【0047】そして、先に説明したように減速ギアユニ
ット7を取付ねじ13によって文字板9の裏側に取着し
且つ指針軸79に指針11を嵌着した状態で、減速ギア
ユニット7の3つの位置決め突起73c,73d,73
eが、配線基板3の対応する3つの位置決め孔3b,3
f,3gに各々挿入されるように、配線基板3に対する
減速ギアユニット7の位置を合わせながら、マグネット
ロータ75が収容された下ケース73の収容室73b
を、シールドケース55の通孔55aに挿通してコイル
ボビン51の収容部51a内に位置させる。
【0048】そして、この状態で、配線基板3と文字板
9との相対位置が変わらないように、相互間をねじ止め
等により固定する。
【0049】これにより、コイルユニット5の4つのコ
イル53が、図3に示す、収容室73bの周面を介して
マグネットロータ75の外周に配置された状態となる。
【0050】従って、上述した指示計器1では、各コイ
ル53に電流を流すと、コイルボビン51の互いに対向
する2つのコイル巻回部51bに各々巻回された2つの
コイル53により発生する磁界と、残る2つのコイル巻
回部51bに各々巻回されて互いに対向するように配置
された残りの2つのコイル53により発生する、先の2
つのコイル53により発生する磁界と直交する向きの磁
界との合成磁界の方向に、マグネットロータ75が回転
する。
【0051】すると、マグネットロータ75の回転が減
速歯車群77により減速され、即ち、マグネットロータ
75の回転量が小さくなって指針軸79に伝わり、各コ
イル53への通電量に応じた文字板9上の目盛や文字
(いずれも図示せず)箇所を指示するように、指針軸7
9と共に指針11が回転する。
【0052】このように第1実施形態の指示計器1によ
れば、収容部51aを中央に有するコイルボビン51の
4つの側面にコイル巻回部51bを各々設けてこれらに
コイル53を各々巻回することで、巻回したコイル53
が収容部51aの開口を塞がないように構成し、このコ
イルボビン51を覆うシールドケース55に、収容部5
1aよりも一回り大きい内径の通孔55aを形成すると
共に、文字板9に取着された減速ギアユニット7に設け
た、コイルボビン51の収容部51aに挿入可能な収容
室73b内に、マグネットロータ75を回転可能に収容
する構成とした。
【0053】このため、各コイル巻回部51bにコイル
53を各々巻回した後であっても、また、コイルボビン
51をシールドケース55で覆った後であっても、指針
軸79に指針11が嵌着された状態のマグネットロータ
75をコイルボビン51の収容部51aに回転可能に配
置して、コイル53への通電により発生する合成磁界の
方向に回転させることができるようになる。
【0054】従って、指針11を回転駆動するムーブメ
ントを組み立てて完成させる前に、このムーブメントを
構成するコイルユニット5とマグネットロータ75のう
ち、コイル53が巻回されたコイルボビン51だけを、
収容部51aにマグネットロータ75を収容する前に他
の電気素子と一緒に配線基板3に実装して導電パターン
に半田付けし、電気的接続作業を先にまとめて行い、そ
の後に、シールドケース55の配線基板3への取り付け
や、収容部51aへのマグネットロータ75の収容等の
構造部品の取り付け作業を、上述した電気的接続作業の
後にまとめて行うようにすることができるようになる。
【0055】よって、マグネットロータをコイルボビン
の内部に収容するという構造部品としての取り付け作業
を一旦行った後に、コイルボビンに巻回したコイルの電
気的接続作業を行い、その後に、指針軸への指針の取り
付け等の作業を再度行わなければならない従来に比べ
て、また、他の電気素子と比べて単体の大きさがあまり
に違う完成状態にムーブメントを組み立てた後、電気素
子とは別に配線基板への半田付けを行わなければならな
い従来に比べて、ムーブメントとしての、あるいは、指
示計器1全体としての組み付け作業の手順に関する制約
を減らし、電気的接続作業と構造部品の取り付け作業と
を完全に分けて行って、組み付け作業の効率化を図るこ
とができる。
【0056】しかも、指示計器1が組み上がった後にお
いても、配線基板3と文字板9との固定を外せば、配線
基板3及びコイルユニット5側と、減速ギアユニット
7、文字板9、及び、指針11側とに分離できるため、
例えば、減速ギアユニット7側で機械的な故障が発生し
た場合には、その原因となった部品を具体的に探し出さ
なくて済むように周辺部品を含めてユニット単位で部品
を交換するにしろ、配線基板3及びコイルユニット5側
はそのまま残して減速ギアユニット7側のみを交換する
だけで済むようになる。
【0057】同様に、電気的な故障が起きた場合には、
配線基板3及びコイルユニット5側だけを交換して、減
速ギアユニット7側は交換せずにそのまま使用できるよ
うになる。
【0058】従って、指示計器1の故障の際にユニット
単位で部品を交換する際、ユニットを指示計器1の全体
とはせずに、コイルユニット5側と減速ギアユニット7
側との2つに分けて、故障の原因に関係しない部品が無
駄に交換されてしまう度合いを低減し、手間と工賃をか
けないようにするためにユニット単位で部品を交換する
運用の効果をより一層高めることができる。
【0059】次に、本発明の第2実施形態に係るムーブ
メント構造を採用した指示計器を、図4の要部分解斜視
図を参照して説明する。尚、図4中図1と同一の部材、
部分には、図1で付したものと同一の引用符号を付して
説明する。
【0060】そして、図4中引用符号1Aで示す第2実
施形態の指示計器は、コイルユニット5Aのコイルボビ
ン51Aが、コイル巻回部51bの数と同じ4つの分割
ボビン体51Bに分割して構成されていて、これら4つ
の分割ボビン体51Bを組み合わせることでそれらの内
側にマグネットロータ75の収容部51aが画成される
という点が、第1実施形態の指示計器1におけるコイル
ユニット5のコイルボビン51とは異なっている。
【0061】また、第2実施形態の指示計器1Aは、コ
イルボビン51Aが4つの分割ボビン体51Bに分割さ
れることに伴って、各分割ボビン体51Bの下面に各々
2つ、合計8つの位置決めピン51Cが設けられ、これ
に対応して、配線基板3Aの位置決め孔3bの外側で位
置決め孔3dの内側の4つの位置決め孔3Bが、隣り合
う2つの分割ボビン体51Bの位置決めピン51Cを1
つずつ、合計2つ並べて挿入できるように、長孔状に形
成されている点が、第1実施形態の指示計器1における
配線基板3やコイルユニット5のコイルボビン51とは
異なっている。
【0062】そして、第2実施形態の指示計器1Aは、
上述した点を除く他の点については、第1実施形態の指
示計器1と同様に構成されている。
【0063】このような構成による第2実施形態の指示
計器1Aによれば、第1実施形態の指示計器1と同様の
効果を得ることができる他、コイルボビン51Aを4つ
の分割ボビン体51Bで構成したことから、配線基板3
に対するコイル53の電気的接続を行う際の実装が、4
つのコイル53と8本の端子ピン53aとを有するコイ
ルボビン51Aの全体ではなく、1つのコイル53と2
本の端子ピン53aとを有する分割ボビン体51B単位
となる。
【0064】従って、実装する部品としての寸法が他の
電気素子に近い寸法に近づき、しかも、配線基板3への
実装時に端子孔3eに対する位置決めを同時に行わなけ
ればならない端子ピン53aの本数が減る分だけ、配線
基板3に対する分割ボビン体51Bの位置決め精度が低
くて済むようになり、これにより、電気素子を実装する
のに用いる自動実装機を分割ボビン体51Bの実装にも
そのまま用いることができるので、有利である。
【0065】続いて、本発明の第3実施形態に係るムー
ブメント構造を採用した指示計器を、図5の要部分解斜
視図を参照して説明する。尚、図5中図1と同一の部
材、部分には、図1で付したものと同一の引用符号を付
して説明する。
【0066】そして、図5中引用符号1Bで示す第3実
施形態の指示計器は、コイルユニット5Bのコイルボビ
ン52の外周に、収容部51aの開口を避けるようにし
て2本のコイル53が従来と同じく互いに交差するよう
に直接巻回されていて、コイル巻回部51bが省略され
ている点と、コイル53の本数に合わせて端子ピン53
aの本数が4本に減っている点が、第1実施形態の指示
計器1におけるコイルユニット5のコイルボビン51と
は異なっている。
【0067】また、第3実施形態の指示計器1Bは、上
述した4本の端子ピン53aが、コイルボビン52の互
いに対向する2つの下端箇所から側方に各々突設された
逆L字状のフランジ52aに、各2本ずつ上下に貫通し
て保持されていて、各端子ピン53aの下端がフランジ
52aの下方に突出している点と、各フランジ52aの
下端に位置決めピン52bが突設されていて、これに対
応する2つの位置決め孔3Cが、4つの位置決め孔3c
に代わって配線基板3に形成されている点が、第1実施
形態の指示計器1におけるコイルユニット5のコイルボ
ビン51とは異なっている。
【0068】さらに、第3実施形態の指示計器1Bは、
シールドケース55Bの互いに対向する2つの下縁箇所
に、フランジ52aのコイルボビン52寄り部分をかわ
すための切欠55cが各々形成されている点が、第1実
施形態の指示計器1におけるコイルユニット5のコイル
ボビン51とは異なっている。
【0069】そして、第3実施形態の指示計器1Bは、
上述した点を除く他の点については、第1実施形態の指
示計器1と同様に構成されており、このような構成によ
る第3実施形態の指示計器1Bによっても、第1実施形
態の指示計器1と同様の効果を得ることができる。
【0070】尚、上述した第1乃至第3実施形態では、
減速ギアユニット7を有する指示計器1,1A,1Bを
例に取って説明したが、本発明はマグネットロータの回
転を減速、或は、増速して指針軸や指針に伝達する構成
の指示計器に限定して適用されるものではなく、マグネ
ットロータに指針軸を直接貫設してマグネットロータと
一体に指針軸や指針を回転させる構成の指示計器にも適
用可能である。
【0071】例えば、図6に拡大分解斜視図で示す本発
明の第4実施形態のように、指針軸79を貫設したマグ
ネットロータ75を、磁気遮蔽性のない樹脂製の下ケー
ス73Aに収容して上ケース71Aで塞ぎ、上ケース7
1Aの通孔71cを挿通して外方に指針軸79の上部を
突出させて、下ケース73Aの内部でマグネットロータ
75を回転可能に軸支し、文字板9側からの取付ねじ1
3を上下のケース71A,73Aのねじ受け部71d,
73kに螺着することで、上下のケース71A,73A
を文字板9の裏側に取着して、この下ケース73Aをコ
イルボビン51,51A,52,52の収容部51aに
収容する構成とする等、任意である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た本発明の指示計器用ムーブメント構造によれば、マグ
ネットロータを収容したコイルボビンにコイルを巻回し
た上で、該コイルボビンをシールドケースに収容して文
字板の背後に配置し、前記シールドケースの背後に配置
した配線基板に前記コイルを電気的に接続して、該配線
基板から供給される電力によって前記コイルに発生する
磁界により前記マグネットロータを回転をさせる指示計
器用ムーブメントの構造であって、前記コイルボビンを
前記配線基板に実装し、前記コイルボビンのうち前記配
線基板に実装した状態で前記文字板側に位置するコイル
ボビン部分に、前記マグネットロータが収容される収容
部を形成し、前記コイルを、前記コイルボビンのうち前
記収容部の開口を除くコイルボビン部分に巻回し、前記
シールドケースを、前記配線基板に実装した前記コイル
ボビンを覆うように前記配線基板に取着して、前記シー
ルドケースのうち、前記配線基板に取着した状態で該配
線基板に実装した前記コイルボビンの前記収容部に臨む
シールドケース箇所に、前記マグネットロータが挿入可
能な通孔を形成すると共に、前記マグネットロータを前
記文字板側で回転可能に支持させて、前記シールドケー
スの前記通孔を介して前記コイルボビンの前記収容部に
収容する構成とした。
【0073】このため、コイルボビンにコイルを巻回し
た後であっても収容部の開口がコイルによって塞がれな
いので、この収容部に対するマグネットロータの収容に
先立ってコイルボビンへのコイルの巻回を行えるように
なり、これにより、マグネットロータに貫設される出力
軸に指針を取り付けるといった、マグネットロータを対
象とする取り付け作業を、コイルボビンにコイルを巻回
する前の段階でも行えるようになる。
【0074】しかも、マグネットロータをコイルボビン
の収容部に収容する前であってもコイルをコイルボビン
に巻回でき、しかも、コイルボビンを配線基板に実装し
且つこのコイルボビンを覆うようにシールドケースを配
線基板に取着した後であっても、シールドケースの外側
から通孔を介してコイルボビンの収容部にマグネットロ
ータを収容できるようになる。
【0075】従って、ムーブメント自身や指示計器の全
体について、配線基板に対する電気的接続作業や構造部
品の取り付け作業からなる組み付け作業についての順序
の制約を抑制して、他の電気素子と一緒にコイルの半田
付け作業を行って電気的接続作業をひとまとめにして一
度に行ったり、電気的接続作業を間に挟まずに構造部品
の取り付け作業をひとまとめにして一度に行ったりし
て、組み付け作業の効率化を図ることができる。
【0076】その上、先に述べたように、コイルボビン
が配線基板に実装されていて、しかも、このコイルボビ
ンを覆うシールドケースが配線基板に取着されている状
態であっても、コイルボビンの収容部に対するマグネッ
トロータの出し入れを自由に行えるようになり、その
上、マグネットロータをコイルボビンの収容部から取り
出すと、マグネットロータとこれを回転可能に支持する
文字板とが、指示計器における電気的構成要素であるコ
イルや配線基板の電気素子側と分離されるようになる。
【0077】よって、指示計器の故障の際、その原因と
なる部品だけを交換するために大掛かりな分解を行って
手間と工賃とをかけるのを避ける目的で、部品交換をユ
ニット単位で行うようにするとしても、そのユニットを
指示計器全体とはせずに、上述した文字板側と配線基板
側との2つのユニットに細分化して、メンテナンスの手
間と工賃とがかさむのを防ぎつつ、故障原因以外の部品
も一緒に交換されてしまうという無駄を減らすことがで
きる。
【0078】また、請求項2に記載した本発明の指示計
器用ムーブメント構造によれば、前記コイルボビンのう
ち前記収容部の開口を除くコイルボビン部分に複数のコ
イル巻回部が設けられており、これら複数のコイル巻回
部の各々に前記コイルが互いに非接触状態で巻回されて
おり、前記複数のコイル巻回部に各々巻回された前記複
数のコイルのうちの一部により、前記マグネットロータ
に及ぼす互いに直交する2つの磁界のうち片方の磁界が
形成され、前記複数のコイルのうちの残りの一部によ
り、前記2つの磁界のうちもう片方の磁界が形成される
構成とした。
【0079】このため、コイルボビンの収容部の開口を
除く部分に設けられた複数のコイル巻回部に各々コイル
が巻回されることから、収容部を避けながらコイルボビ
ンの外周全体に亘りコイルを巻回するのに比べて、収容
部の開口がコイルで塞がれてマグネットロータの収容部
に対する出し入れが邪魔されない構成に確実にすること
ができる。
【0080】さらに、請求項3に記載した本発明の指示
計器用ムーブメント構造によれば、前記コイルボビン
が、前記コイル巻回部を1つずつ有する複数の分割ボビ
ン体により構成されており、これら複数の分割ボビン体
を前記配線基板に各々実装することで、該複数の分割ボ
ビン体の内側に前記収容部が画成される構成とした。
【0081】このため、複数のコイルが巻回されたコイ
ルボビンを配線基板に実装する場合には、それらコイル
を配線基板に電気的に接続するために、コイルの数に応
じた端子をコイルボビンと配線基板の双方に設けること
になるが、分割ボビン体にはそのコイル巻回部に1つの
コイルしか巻回されないため、分割ボビン体に設ける端
子の数は、複数のコイルが巻回された単一のコイルボビ
ンに設ける端子の数に比べれば少なくなる。
【0082】従って、コイルボビンの配線基板に対する
実装の際に必要となる、コイルボビン側と配線基板との
相互の端子の位置合わせが、単一のコイルボビンに複数
のコイルを巻回するのに比べて、端子の数が少なくなる
分だけ容易になり、従って、コイルボビンを他の電気素
子と共に配線基板に対して自動実装機により実装する場
合に、電気素子よりも高い実装位置精度が必要なく、よ
って、電気素子の実装に用いるのと同程度の自動実装機
でコイルボビンを配線基板に実装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るムーブメント構造
を採用した指示計器の要部分解斜視図である。
【図2】図1に示す減速ギアユニットの拡大分解斜視図
である。
【図3】図1に示す指示計器の一部切欠縦断面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態に係るムーブメント構造
を採用した指示計器の要部分解斜視図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係るムーブメント構造
を採用した指示計器の要部分解斜視図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係る指示計器のムーブ
メント構造におけるマグネットロータ部分の構成を示す
拡大分解斜視図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 指示計器 3 配線基板 51,51A,52 コイルボビン 51a コイルボビン収容部 51b コイル巻回部 51B 分割ボビン体 53 コイル 55 シールドケース 55a シールドケース通孔 75 マグネットロータ 9 文字板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットロータを収容したコイルボビ
    ンにコイルを巻回した上で、該コイルボビンをシールド
    ケースに収容して文字板の背後に配置し、前記シールド
    ケースの背後に配置した配線基板に前記コイルを電気的
    に接続して、該配線基板から供給される電力によって前
    記コイルに発生する磁界により前記マグネットロータを
    回転をさせる指示計器用ムーブメントの構造であって、 前記コイルボビンを前記配線基板に実装し、 前記コイルボビンのうち前記配線基板に実装した状態で
    前記文字板側に位置するコイルボビン箇所に、前記マグ
    ネットロータが収容される収容部を形成し、 前記コイルを、前記コイルボビンのうち前記収容部の開
    口を除くコイルボビン箇所に巻回し、 前記シールドケースを、前記配線基板に実装した前記コ
    イルボビンを覆うように前記配線基板に取着して、 前記シールドケースのうち、前記配線基板に取着した状
    態で該配線基板に実装した前記コイルボビンの前記収容
    部に臨むシールドケース箇所に、前記マグネットロータ
    が挿入可能な通孔を形成すると共に、 前記マグネットロータを前記文字板側で回転可能に支持
    させて、前記シールドケースの前記通孔を介して前記コ
    イルボビンの前記収容部に収容した、 ことを特徴とする指示計器用ムーブメント構造。
  2. 【請求項2】 前記コイルボビンのうち前記収容部の開
    口を除くコイルボビン箇所には複数のコイル巻回部が設
    けられており、これら複数のコイル巻回部の各々に前記
    コイルが互いに非接触状態で巻回されており、前記複数
    のコイル巻回部に各々巻回された前記複数のコイルのう
    ちの一部により、前記マグネットロータに及ぼす互いに
    直交する2つの磁界のうち片方の磁界が形成され、前記
    複数のコイルのうちの残りの一部により、前記2つの磁
    界のうちもう片方の磁界が形成される請求項1記載の指
    示計器用ムーブメント構造。
  3. 【請求項3】 前記コイルボビンは、前記コイル巻回部
    を1つずつ有する複数の分割ボビン体により構成されて
    おり、これら複数の分割ボビン体を前記配線基板に各々
    実装することで、該複数の分割ボビン体の内側に前記収
    容部が画成される請求項2記載の指示計器用ムーブメン
    ト構造。
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