JP4411449B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転型表示器が設けられた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機では、表示用図柄を表示する表示装置が設けられている。
例えば、従来の一般的なスロットマシンでは、表示装置として、三つの回転体(リール)を備えている。各回転体の外周面には複数(例えば21個)の表示用図柄(文字、数字、アルファベット、風景、キャラクタ等の種々の図柄)が設けられている。
ここで、スロットマシンにおける遊技は次のように行われる。遊技者が投入口に遊技媒体(例えば、メダル)を投入して始動レバーを操作すると、三つの回転体が回転し始める。回転体の回転開始後に遊技者が回転体の停止ボタンを操作すると、操作した停止ボタンに対応する回転体が回転を停止する。これにより、遊技機前面の表示部に、当該回転体の停止位置に対応する表示図柄が表示される。全ての回転体について回転を停止させると、表示部には図柄の組み合わせが表示される。始動レバーを操作する前に設定された有効ライン上に「当たり」となる所定の図柄の組み合わせ(例えば「赤7」,「赤7」,「赤7」)が表示されると、遊技者に特典が付与される。例えば、遊技媒体を多く獲得できる可能性のあるボーナスゲーム(ビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲーム等)を行うことができたり、遊技媒体の払い出しを受ける等種々の特典が設けられている。
【0003】
回転体を含む表示装置には、例えば、図7に示すような、回転型表示器110が用いられている。回転型表示器110は、回転体111と、電動機(例えば、パルスモータ)等の駆動手段112と、駆動手段112を制御する制御手段(図示していない。)とを備えている。回転体111の外周面には、複数の表示用図柄が周方向に設けられている。駆動手段112の駆動軸112dは、回転体111の回転軸に連結されている。そして、制御手段は、停止ボタンの操作タイミングに応じて、回転体111に設けられている所定の表示用図柄が表示部に表示されるように駆動手段112を制御する。
【0004】
ここで、例えば、駆動手段112がパルスモータの場合、入力する駆動パルス1つ当たりの回転体111の回転角は決まっている。このため、例えば、パルスモータに供給した駆動パルス数をカウントして、位置カウンタに保持しておく。そして、位置カウンタのカウント値から回転体111の回転位置を判別することができる。しかしながら、脱調現象等によって、駆動パルス数と回転体111の実際の回転角にズレが生じる場合がある。このような場合、回転体111に設けられている所定の表示用図柄が、正確に表示部に表示されなくなる。
そこで、回転型表示器110では、回転位置検出手段113を用いて回転体111の実際の回転角を検出している。回転位置検出手段113は、被検出部113bと、検出手段113cを備えている。被検出部113bとしては、駆動手段112の筐体112c内部の回転子112aに設けられた突起が用いられている。被検出部113bは、例えば、1個設けられている。被検出部113bを検出する検出手段113cは、筐体112cの、被検出部113bと対向する位置に固定されている。そして、回転位置検出手段113は、制御手段に配線で接続されている。
検出手段113cは、被検出部113bを検出すると、検出信号を出力する。制御手段は、この検出信号を検出すると、制御手段の位置カウンタ(回転体111の位置を示す値が格納されている。)をプリセット(補正)する。例えば、位置カウンタを「0」にプリセットし、回転体111の「基準位置」とする。このようにして、位置カウンタの値は、回転体111が1回転する毎に補正される。これにより、駆動パルス数と回転体111の実際の回転角の間のズレを補正することができ、回転体111に設けられている所定の表示用図柄を正確に表示部に表示させることができる(特許文献1参照)
【0005】
【特許文献1】
特許第2907499号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、回転位置検出手段113が駆動手段112の筐体112c内部に設けられている。このため、回転位置検出手段113の点検や交換等のメンテナンスを行う場合、駆動手段112の筐体112cを分解する必要があり、面倒であった。
そこで、本発明は、回転位置検出手段のメンテナンスを容易に行うことができる回転型表示器を有する遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの遊技機である。
請求項1に記載の遊技機は、
周方向に沿って複数の表示用図柄が設けられている回転体と、筐体で覆われ、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の回転位置を検出する回転位置検出手段により構成される回転型表示器を備えており、前記駆動手段は、前記回転体に連結された駆動軸と、固定子と、前記駆動軸に設けられた回転子を有しており、前記回転位置検出手段は、前記駆動軸に設けられた被検出部支持部材と、前記被検出部支持部材に設けられた被検出部と、前記被検出部支持部材に設けられた被検出部を検出する検出手段を有している遊技機であって、
前記駆動手段の回転子は、断面が略コ字状に形成されており、
前記筐体は、基部と収容部材を有しており、前記基部と前記収容部材には、前記駆動軸が回転可能に貫通される孔が設けられており、また、前記基部と前記収容部材により、前記筐体の内部には、断面が略コ字状を有する空間が形成され、前記筐体の外部には、前記回転体と反対側に凹部が形成されており、前記筐体の内部の断面が略コ字状の空間には、前記駆動手段の固定子と、断面が略コ字状に形成されている回転子が収容されており、前記筐体の外部の凹部内には、前記駆動軸に設けられた被検出部支持部材が配置されており、
さらに、前記筐体の外部の凹部を覆う蓋部材を備え、前記蓋部材は、ネジによって前記筐体に取り付けられ、前記筐体の外部の凹部を覆う側の面に、前記筐体の外部の凹部を覆った状態において、前記筐体の外部の凹部内に配置されている前記被検出部支持部材に設けられている被検出部と対向する位置に前記検出手段が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載された遊技機によれば、回転位置検出手段が駆動手段の筐体の外部に設けられた凹部に配設されているため、回転位置検出手段のメンテナンスを行う場合等に、従来のように駆動手段の筐体を分解する必要がない。このため、回転位置検出手段のメンテナンス性が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1〜第3の実施の形態を図面を参照して説明する。
第1〜第3の実施の形態は、本発明の遊技機をスロットマシンとして構成したものである。
まず、第1の実施の形態の遊技機の表示装置1で用いる、回転型表示器10、20、30を図1、図2に示す。図1は、回転型表示器10、20、30の概略構成図(遊技機の前面から見た図)である。図2は、図1中に一点鎖線で示すα部の断面図である。
第1の実施の形態では、図1に示すように、水平方向(図1に示す左右方向)に、三つの回転型表示器10、20、30が設けられている。回転型表示器10、20、30は、取り付け部40に収容されている。取り付け部40は、例えば、箱状の収容部材である。回転型表示器10は、固定部材14を介して取り付け部40に固定されている。回転型表示器20は、固定部材24を介して取り付け部40に固定されている。回転型表示器30は、固定部材34を介して取り付け部40に固定されている。
【0009】
回転型表示器10、20、30は同一の構成であるため、以下では、回転型表示器10について説明する。
回転型表示器10には、回転体11と、駆動手段12とが設けられている。駆動手段12は、例えば、回転体11に連結された駆動軸12dを有する電動機(パルスモーター等)である。固定部材14には駆動軸12dが貫通される孔14aが設けられている。そして、駆動軸12dは、回転体11の回転軸11aと連結される。なお、図示は省略しているが、駆動手段12を制御する制御手段が設けられている。制御手段は、駆動手段12(例えば、固定子コイル、回転位置検出手段)と配線で接続されている。
また、回転体11の外周面には、周方向に沿って複数の表示用図柄(文字、数字、アルファベット、風景、キャラクタ等)が設けられている。
【0010】
ここで、駆動手段12の構成について詳細を説明する。
駆動手段12には、図2に示すように、回転子(ロータ)12a、固定子(ステータ)12b、筐体12c、駆動軸12dが設けられている。
回転子12aは、例えば、磁石により断面略コ字状に形成されている。回転子12aは、回転部12aBと、回転部12aBを駆動軸12dに支持する支持部12aAにより構成されている。回転部12aBは、例えば、円筒形に形成されている。支持部12aAは、例えば、円盤状に形成されていて、中心部に駆動軸12dを挿入する孔が設けられている。これにより、回転子12aの、回転体11と反対側に凹部が形成されている。
固定子12bには、固定子鉄心や固定子コイル(図示していない。)が設けられている。固定子12bの内径は、回転部12aBの外径よりも所定の寸法だけ大きく構成されている。
筐体12cには、基部70と、収容部材80が設けられている。基部70には、所定の位置に所定の数の取り付け孔と、駆動軸12dを貫通させる孔71とが設けられている。孔71には、軸受けが設けられている。収容部材80には、外周部81と、外側部82と、内周部83と、内側部84が設けられている。外周部81は、例えば、固定子12bの外周に当接する円筒状部材である。また、内側部84は、内周部83によって、外側部82の位置より支持部12aA側に配置されている。外周部81と、外側部82と、内周部83と、内側部84と、基部70によって、筐体12c内部に回転子12aが回転可能な空間及び固定子12bを収容可能な空間が確保されている。また、内周部83と内側部84により、筐体12cの外面に、回転体11と反対側に凹部12cAが形成されている。ここで、駆動手段12の回転子12aは、固定子12bと回転部12aBとの磁気作用により回転する。一方、回転位置検出手段13が設けられる凹部12cAを形成する内周部83及び内側部84は、回転子12aの円筒形状の凹部に配置される。このため、凹部12cAを設けても、駆動手段12の動作特性は変化しない。
内側部84の中心部には、駆動軸12dを貫通させる孔85が設けられている。孔85には、軸受けが設けられている。
駆動軸12dが回転可能であれば、孔71と孔85の軸受けは省略してもよいし、軸受け以外の部品を用いてもよい。
なお、本実施の形態では、基部70、外側部82、内側部84は、外周が円形状に形成されている。
外周部81と、外側部82と、内周部83と、内側部84は、一体的に成型されていてもよいし、個々の部材を接着してもよい。
【0011】
このようにして、図2に示すように、略コ字型の筐体12cの内部に固定子12bと回転子12aが収容される。
また、回転子12aに取り付けられた駆動軸12dは、筐体12c外部の両方向(図2において左右方向)に突出した状態で、孔71、孔85を介して回転可能に支持されている。
また、筐体12cの外面には、収容部材80の内周部83と内側部84によって凹部12cAが形成される。
【0012】
このように構成された駆動手段12を、固定部材14に取り付ける。まず、固定部材14の孔14aに、駆動軸12dを貫通させる。そして、固定部材14から突出した駆動軸12dを、回転体11の回転軸11aに連結する。これにより、固定部材14の孔14aと、基部70の孔71の位置が合わさる。そして、例えば、基部70の所定の位置に設けられた取り付け孔に、取り付け用部品(例えば、ビス、ネジ)を挿入して、固定部材14に固定する。
【0013】
次に、回転位置検出手段13の構成について詳細を説明する。
本発明では、回転位置検出手段13は、駆動手段12の凹部12cAに配設されている。なお、凹部12cAは、例えば、ネジ50a〜50dにより収容部材80に取り付けられる蓋部材15で覆われている。
回転位置検出手段13には、被検出部支持部材13aと、被検出部支持部材13aに設けられた被検出部13bと、検出手段13cが設けられている。
被検出部支持部材13aは、例えば、円盤形状の部材が用いられる。被検出部支持部材13aは、凹部12cAに突出している駆動軸12dに、着脱可能に取り付けられる。そして、被検出部支持部材13aの、内側部84と反対側の面の所定の位置に、被検出部13bが設けられている。
検出手段13cは、種々の部品や配線パターン等の回路部品が設けられた検出手段用回路基板(図示していない。)に取り付けられている。検出手段用回路基板は、蓋部材15の凹部12cAを覆う側の面に配設する。この際、検出手段13cが、被検出部13bと対向する位置に配置されるように検出手段用回路基板を配設する。検出手段用回路基板は、制御手段(図示していない。)等に配線で接続されている。
このような構成によれば、蓋部材15を取り外すだけで、回転位置検出手段13の被検出部13bと検出手段13cとを別々に露出させることができる。これにより、被検出部と検出手段の個々のメンテナンスを容易に行うことができる。
なお、本実施の形態では、検出手段13cが取り付けられた検出手段用回路基板を蓋部材15に配設したが、検出手段用回路基板を蓋部材15として用いてもよい。これにより、部品点数が低減される。検出手段用回路基板を蓋部材15として用いると、回路部品のハンダ付け部が外部に露出することがあるが、遊技機に回転型表示器10が組み込まれた状態では、検出手段用回路基板(蓋部材15)には遊技媒体が接触することがない。このため、例えば、検出手段用回路基板に設けられている回路部品のハンダ付け部と遊技媒体とを介して、回路部品が短絡されることはない。ただし、このような短絡等を確実に防止するためには、回路部品のハンダ付け部が外部に露出しないように構成するのが望ましい。
【0014】
検出手段13cは、被検出部支持部材13aに設けられている被検出部13bを検出する(被検出部13bの通過を検出する)。本実施の形態では、回転位置検出手段13は、遮光式のフォトセンサを用いている。検出手段13cには、発光器と受光器が設けられていて、被検出部13bが回転して検出手段13cが設けられている位置を通過する際に、発光器と受光器の間を通過するように構成されている。例えば、図2に示すように、断面形状が略コ字形状を有する基部と、基部に取り付けられた発光器及び受光器により構成されている。発光器及び受光器は、基部の略コ字形状を形成する一方の突起に発光器が、他方の突起に受光器が設けられている。発光器と受光器は、1組設けてもよいし複数組設けてもよい。この場合、被検出部13bとしては、光を透過させない特性(遮光特性)を有する部材を用いる。被検出部13bが検出手段13cが設けられている位置を通過する時には、発光器からの光信号が被検出部13bに遮られて受光器で受信できない(被検出部13bが通過する時以外は、受信している。)。これにより、検出手段13cは、被検出部13bの通過を検出し、検出信号を出力する。
なお、検出手段13cは、反射式のフォトセンサを用いることもできる。この場合には、検出手段13cの発光器及び受光器は、被検出部13bが検出手段13cの設置位置を通過する際に、被検出部13bに対して同じ側に位置するように配置されている。そして、被検出部13bとして、光を反射する特性(反射特性)を有するものを用いる。被検出部13bが検出手段13cが設けられている位置を通過する時には、発光器からの光信号が被検出部13bで反射して受光器で受信される(被検出部13bが通過する時以外は、受信していない。)。これにより、検出手段13cは、被検出部13bの通過を検出し、検出信号を出力する。
また、検出手段30としては、光学式に限定されず、磁気式等の種々の方式の検出手段を用いることができる。
【0015】
検出手段13cが、被検出部13bを検出して検出信号を出力すると、制御手段は、例えば、駆動手段12に出力する駆動パルスの数を示す位置カウンタ(回転体11の位置を示す値が格納されている。)をプリセットする。例えば、位置カウンタを「0」にリセットし、その位置を回転体11の「基準位置」とする。このようにして、位置カウンタの値を、回転体11が1回転する毎に補正することができる。これにより、駆動パルス数と回転体11の実際の回転角のズレが発生した場合でも、回転体10に設けられている所定の表示用図柄を正確に表示部に表示させることができる。
【0016】
このように構成した第1の実施の形態の回転型表示器10、20、30を備えた遊技機では、下記のような利点がある。例えば、回転位置検出手段13に不具合等が発生してメンテナンスを行う場合に、蓋部材15を取り外すのみでよく、駆動手段12の筐体12cを分解する必要がない。
また、遊技機の仕様の変更等により、被検出部支持部材13aに取り付ける被検出部13bの数等を変更する場合がある。例えば、複数の被検出部13bを設け、回転体11の複数の回転位置で位置カウンタの値を補正する際にも、蓋部材15を取り外すのみで変更することができ、駆動手段12の筐体12cを分解する必要がない。
また、回転体11の表示図柄を変更して(例えば、回転体11に貼り付けてある表示図柄のリールテープを貼りかえて)回転型表示器10、20、30を、別の遊技機で再利用する場合がある。この際、例えば、被検出部13bの位置や数を変更する場合がある。この場合にも、被検出部13bあるいは検出手段13cを交換するのみでよいため、コストが安価である。
このように、第1の実施の形態の回転型表示器10、20、30を備えた遊技機を用いれば、回転型表示器10、20、30のメンテナンス性が向上する。また、駆動手段12を含む回転型表示器10、20、30を種々のタイプの遊技機で兼用することができる。このため、コストを低減することができる。また、再利用できる可能性が広がるので、廃棄物削減の点でも利点がある。
また、同時に、第1の実施の形態では、回転位置検出手段13を、駆動手段12の筐体12cの外面に形成された凹部12cAに設けているので、回転型表示器10、20、30の幅(図1において、左右方向の寸法)を低減することができる。このため、回転型表示器10、20、30の各設置スペースを省スペース化することができ、遊技機の設計の自由度が高まる。
【0017】
次に、本発明の第2の実施の形態を図3、図4に示す。図3は第2の実施の形態で用いる回転型表示器10a、20a、30aの概略構成図(遊技機の前面から見た図)である。図4は、図3中に一点鎖線で示すβ部の断面図である。
回転型表示器10a、20a、30aは同一の構成であるため、以下では、回転型表示器10aについて説明する。
回転型表示器10aでは、第1の実施の形態で用いる回転型表示器10と比較して、回転体11、駆動手段12、回転位置検出手段13の構成は同様であるが、固定部材14bへの取り付け方が相違している。
回転型表示器10aでは、駆動手段12及び回転位置検出手段13が、回転体11の外周(表示用図柄が設けられた外枠)の内側に収容されるように取り付けられている。
【0018】
固定部材14bには、例えば、蓋部材15が挿通可能な大きさの内周径を有する孔14bAが設けられている。また、ネジ60b〜60e用の取り付け孔が所定の位置に設けられている。
一方、駆動手段12の基部70には、取り付け補助部材が設けられている。本実施の形態では、図4において上部及び下部に各2個の取り付け補助部材14c〜14fが設けられている。取り付け補助部材14c〜14fは、例えば、円筒形状に形成されている。
そして、駆動軸12dを回転体11の回転軸11aに連結した状態で、基部70を、取り付け補助部材14c〜14fを用いて固定部材14bに取り付ける。例えば、固定部材14bに設けられた取り付け用孔に補助部材14c〜14fを挿通して、取り付け用部品(例えば、ネジ60b〜60)で固定する。
基部70を固定部材14bに取り付ける方法は、このような方法に限定されるものではない。例えば、ネジではなくビス等で固定してもよい。
【0019】
このように構成した第2の実施の形態では、回転位置検出手段13のメンテナンスを行う場合に、蓋部材15を取り外すのみでよく、駆動手段12の筐体12cを分解する必要がない。このため、メンテナンスを行うことが容易である。
また、第2の実施の形態で用いている回転型表示器10a、20a、30aは、第1の実施の形態で用いている回転型表示器10、20、30と比較して、回転型表示器10a、20a、30aの幅(図3、図4において左右方向の寸法)を減少させることができる。このため、遊技機において、回転型表示器10a、20a、30aを設置するスペースが削減できる。これにより、遊技機の設計の自由度が増大する。
【0020】
第2の実施の形態で用いる回転型表示器10aでは、駆動手段12(の筐体)全体を、回転体11の外周の内側に収容した。しかしながら、駆動手段12の一部を、回転体11の外周の内側に収容してもよい。この場合でも、回転型表示器10aの幅を低減することができる。
なお、“回転体11の外周(表示用図柄が設けられた外枠)”とは、例えば、外周に切り欠き等が設けられている場合には、切り欠き等がない状態の外周を意味する。
【0021】
また、第2の実施の形態では、固定部材14bに孔14bAを形成し、凹部12cAを覆う蓋部材15を設けたが、図5に示すように、蓋部材15を設けることなく、駆動手段12を固定部材14gに取り付けてもよい。
この場合、固定部材14gには、図4に示すような孔14bAを設ける必要がなく、また、蓋部材15が不要となる。回転位置検出手段13の検出手段13cは、板状部材14gの被検出部13bと対向する位置に取り付ける。そして、回転位置検出手段13のメンテナンスを行う場合には、回転型表示器10aを固定部材14gから取り外す。この場合でも、駆動手段12の筺体12cを分解する必要がないため、回転位置検出手段13のメンテナンスを容易に行うことができる。これによれば、蓋部材15で凹部12cAを覆う必要がないので、回転型表示器10aの組み立てが容易である。また、蓋部材15が必要ないので、回転型表示器10aのコストを低減することができる。また、固定部材14gに蓋部材15が挿通可能な大きさの内周径を有する孔を設ける必要もないので、回転型表示器10aのコストを低減することができる。
【0022】
次に、本発明の遊技機の第3の実施の形態を図6に示す。図6は第3の実施の形態の回転型表示器10b、20b、30bの概略構成図(遊技機の前面から見た図)である。
第3の実施の形態で用いる回転型表示器10bでは、第1の実施の形態の回転型表示器10と比較して下記の点で相違している。複数の回転型表示器10b、20b、30bを水平方向(図6に示す左右方向)に並べて設ける場合、各回転型表示器10b、20b、30bの相互の設置位置が相違している。
例えば、回転体11bは、回転軸11eを駆動手段12の駆動軸12dに連結する側と反対側(図6において右側)に、凹部11gが設けられている。例えば、図6に示すように、回転軸11eを回転体11bの中心位置で固定する支持部材(リブ)11fが回転体11dの外周部から中心部に向けて傾斜して設けられている。これにより、支持部材11fの、駆動手段12と反対側に凹部11gが形成される。回転体21b、31bも回転体11bと同様の構成になっている。そして、回転型表示器20bの、駆動手段22の(駆動手段22の筺体の)少なくとも一部が、回転体11bの凹部11g、すなわち回転体11bの外周(表示用図柄が設けられた外枠)の内側に収容され配設されている。
支持部材11fの形状は、適宜変更可能である。
【0023】
第3の実施の形態では、回転型表示器10b、20b、30bを並べた表示装置1bの水平方向(図6において左右方向)の幅を、駆動手段12を回転体の内側に収容している長さ分、低減することができる。このため、遊技機において、表示装置1bを設置するスペースが削減できる。これにより、遊技機の設計の自由度が増大する。
【0024】
本発明は、第1〜第3の実施の形態で説明した構成に限定されることなく、種々の変更、追加、削除が可能である。
第1〜第3の実施の形態では、被検出部13bを被検出部支持部材13aに設けたが、被検出部13bは、駆動軸12dと連動して回転すれば、取り付け位置や取り付け方法は適宜変更可能である。例えば、駆動手段12の駆動軸12dに被検出部13bを直接設けてもよい。
また、被検出部支持部材13aは、非検出部13bを駆動軸12dに取り付けることができればよく、形状や大きさ等は適宜変更可能である。
また、被検出手段13bの設置位置、設置数、形状、大きさ、材質等は種々変更可能である。例えば、第1〜第3の実施の形態では、被検出手段13bが1個設けられている。被検出手段13bは、被検出部支持部材13aの、駆動軸12dを中心とする円周に沿って複数設けることもできる。被検出手段13bを複数設けることにより、位置カウンタの補正回数が増え、一層確実に回転体11の回転位置を検出することができる。
また、被検出部13bを検出する検出手段13cとしては、種々の構成、種々の形式の検出手段を用いることができる。さらに、検出手段13cの配設位置は、適宜変更可能である。
また、本発明は、スロットマシンに限定されず、パチンコ機等種々の遊技機に用いることができる。
また、駆動手段12により駆動する被駆動体は、回転型表示器に限定されない。
また、被検出部13bを検出した位置を「基準位置」としたが、被検出部13bを検出した位置から所定数の駆動パルスを供給した位置を「基準位置」としてもよい。
また、駆動手段12は、パルスモータ以外の種々の電動機を含む種々の駆動手段を用いることができる。
また、表示装置に設ける回転型表示器の数は任意である。
また、駆動手段12の回転子や固定子の構成は任意である。
【0025】
本発明は、以下のように構成することもできる。
例えば、「(態様1) 請求項1に記載の遊技機であって、被検出部は、被検出部支持部材を介して駆動軸に取り付けられている遊技機。」として構成することができる。
態様1の遊技機では、被検出部支持部材を備えているので、被検出部の駆動軸への取り付けが容易である。また、例えば、駆動軸に被検出部を直接設ける場合と比較すると、被検出部が駆動軸に連動して回転する際の回転半径が大きくなる。このため、分解能が向上し、検出精度が向上する。また、仕様変更等により被検出部の数や位置等を変更する場合や、被検出部を交換する場合には、被検出部支持部材を交換するだけで対応できるため、コストが安価である。
「(態様2)請求項1又は態様1に記載の遊技機であって、回転型表示器は、駆動手段の凹部を覆う蓋部材を備え、検出手段は、蓋部材に取り付けられている遊技機。」として構成することができる。
態様2の遊技機では、蓋部材を取り外すだけで、回転位置検出手段の被検出部と検出手段とを別々に露出させることができる。これにより、被検出部と検出手段の個々のメンテナンスを容易に行うことができる。
「(態様3)請求項1又は態様1、2のいずれかに記載の遊技機であって、駆動手段は筺体内に設けられている固定子と回転子を有し、回転子は凹部を有する形状に形成されていて、回転子の凹部と対向する筺体の外面に、回転位置検出手段が位置する凹部が設けられている遊技機。」として構成することができる。
態様3の遊技機では、駆動手段の動作特性を変更することなく、駆動手段の筺体の外面に凹部を設けることができる。
「(態様4) 請求項1又は態様1〜3のいずれかに記載の遊技機であって、駆動手段は、少なくとも一部が回転体の外周の内側に収容されている遊技機。」として構成することができる。
態様4の遊技機では、回転型表示器の幅を低減することができる。
なお、“回転体の外周”とは、例えば、外周に切り欠き等が設けられている場合には、切り欠き等がない状態の外周を意味する。
「(態様5) 請求項1又は態様1〜4のいずれかに記載の遊技機であって、複数の回転型表示器を備え、いずれかの回転型表示器に設けられている駆動手段は、少なくとも一部が他の回転型表示器の回転体の外周の内側に収容されている遊技機。」として構成することができる。
態様5の遊技機では、複数の回転型表示器により構成される表示装置を小さくすることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の遊技機を用いれば、駆動手段の筐体を分解することなく回転位置検出手段のメンテナンスができるので、回転位置検出手段のメンテナンス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機の第一の実施の形態を示す概略図である。
【図2】図1に示すα部の拡大断面図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態を示す概略図である。
【図4】図3に示すβ部の拡大断面図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態の変更例を示す概略図である。
【図6】本発明の第三の実施の形態を示す概略図である。
【図7】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
10、20、30 回転型表示器
11、21、31 回転体
11a、21a、31a 回転軸
12、22、32 駆動手段
12a、22a、32a 回転子
12b、22b、32b 固定子
12c、22c、32c 筐体
12d、22d、32d 駆動軸
13、23、33 回転位置検出手段
13a、23a、33a 被検出部支持部材
13b、23b、33b 被検出部
13c、23c、33c 検出手段
12cA 凹部
15 蓋部材
70 基部
80 収容部材

Claims (1)

  1. 周方向に沿って複数の表示用図柄が設けられている回転体と、筐体で覆われ、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の回転位置を検出する回転位置検出手段により構成される回転型表示器を備えており、前記駆動手段は、前記回転体に連結された駆動軸と、固定子と、前記駆動軸に設けられた回転子を有しており、前記回転位置検出手段は、前記駆動軸に設けられた被検出部支持部材と、前記被検出部支持部材に設けられた被検出部と、前記被検出部支持部材に設けられた被検出部を検出する検出手段を有している遊技機であって、
    前記駆動手段の回転子は、断面が略コ字状に形成されており、
    前記筐体は、基部と収容部材を有しており、前記基部と前記収容部材には、前記駆動軸が回転可能に貫通される孔が設けられており、また、前記基部と前記収容部材により、前記筐体の内部には、断面が略コ字状を有する空間が形成され、前記筐体の外部には、前記回転体と反対側に凹部が形成されており、前記筐体の内部の断面が略コ字状の空間には、前記駆動手段の固定子と、断面が略コ字状に形成されている回転子が収容されており、前記筐体の外部の凹部内には、前記駆動軸に設けられた被検出部支持部材が配置されており、
    さらに、前記筐体の外部の凹部を覆う蓋部材を備え、前記蓋部材は、ネジによって前記筐体に取り付けられ、前記筐体の外部の凹部を覆う側の面に、前記筐体の外部の凹部を覆った状態において、前記筐体の外部の凹部内に配置されている前記被検出部支持部材に設けられている被検出部と対向する位置に前記検出手段が設けられている
    ことを特徴とする遊技機。
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