JP5002381B2 - 指針計器用の駆動装置 - Google Patents

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本発明は、車両等に搭載される指針計器用の駆動装置に関するものである。
この種の指針計器用の駆動装置(ムーブメント)として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。この駆動装置は、配線板を貫通する指針軸と、コイル、ヨーク、ロータを備えたステッピングモータと、ロータの回転を指針軸に伝えるギヤ列とを有し、ヨークの両端の磁極の間にロータが位置するように、ヨークを配線板に固定したものである。
特開2001−194190号公報
ところで、特許文献1に記載の駆動装置では、ヨークの磁極がロータの外周に不安定な状態で対峙しているので(つまり、ヨークの他の部分が配線板に固定され、磁極部分が浮いた状態でロータに対峙しているので)、磁極とロータの位置決め精度を高くできない上、磁極とロータ間の磁気ギャップを小さくできない可能性がある。そのため、駆動性能をあまり高くできず、場合によっては、指針作動にむらが出るおそれもある。また、ヨークを直接ロータに対峙させているので、ギヤ列を収納する空間の密閉性が悪くなり、異物の侵入によりギヤ列の回転作動に支障を来す可能性もある。
本発明は、上記事情を考慮し、ヨークの磁極とロータの間の位置決め精度を高く維持することができると共に、磁極とロータ間の磁気ギャップを小さくすることができて、それにより駆動性能の向上を図ることができ、また、ギヤ列への異物の侵入を完全に遮断することができて、安定した作動を保証することのできる指針計器用の駆動装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、配線板の裏側から表側に貫通し、表側に貫通した先端に指針が連結される指針軸と、前記配線板の表側に固定される表側ユニットケース内に、ステッピングモータの要素であるコイルとヨークよりなるステータを内装した表側ユニットと、前記配線板の裏側に固定される裏側ユニットケース内に、ステッピングモータの要素であり前記ステータからの磁力を受けて回転するロータと該ロータの回転を前記指針軸に伝達するギヤ列を内装した裏側ユニットと、を備え、前記コイルの端子が前記配線板に半田付けされる指針計器用の駆動装置であって、前記裏側ユニットケースに、前記配線板の裏側から表側に突出し、内部に前記ロータを収容したロータ収容突出部が設けられ、前記表側ユニットケースに、前記ロータ収容突出部が内周に密接嵌合される嵌合筒壁が設けられ、前記嵌合筒壁の周囲に前記ヨークが配置されると共に、該嵌合筒壁に形成した開口から、前記ヨークの磁極が、前記ロータ収容突出部内に収容されたロータの外周に向けて突出していることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の指針計器用の駆動装置であって、前記ロータ収容突出部の周壁の外面に、前記嵌合筒壁の開口から突出した前記ヨークの磁極の嵌まる凹部が設けられており、該凹部の薄肉の底壁を介して、前記ヨークの磁極の先端と前記ロータのマグネットとが対峙していることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、裏側ユニットケースに設けたロータ収容突出部を表側ユニットケースに設けた嵌合筒壁の内周に密接嵌合させることにより、ロータ収容突出部内のロータと嵌合筒壁の周囲に設けたヨークとの位置関係を安定的に決めることができる。その場合、ヨークの磁極は、嵌合筒壁に形成した開口から、ロータ収容突出部内のロータの外周に向けて突出しているので、磁極とロータの位置関係を正確に決めることができると共に、磁極とロータ間の磁気ギャップをできるだけ小さくすることができる。従って、それによりステッピングモータの駆動性能を高めることができ、指針計器用の駆動装置としての性能向上を図ることができる。
また、ロータの全体を含めてギヤ列を裏側ユニットケース内に収めているので、ギヤ列への異物の侵入を完全に遮断することができ、作動の安定を保証することができる。
また、配線板に半田付けする必要のあるコイルは表側ユニットに配設し、熱に弱い合成樹脂で主に作製されるギヤ列は裏側ユニットに配設しているので、表側ユニットを先に配線板に取り付けてコイルの端子を半田付けし、半田付けに伴う温度が低下した後で、裏側ユニットを配線板に取り付けることにより、熱に弱いギヤ列に半田付けに伴う熱の影響を与えずに組み立てを行うことができる。
請求項2の発明によれば、嵌合筒壁の開口から突出したヨークの磁極を、ロータ収容突出部の周壁の外面に形成した凹部に嵌め込んでいるので、ロータ収容突出部内のロータに対するヨークの磁極の位置決め精度を更に高めることができる。また、凹部の薄肉の底壁を介して、磁極の先端とロータの外周を対峙させているので、磁気ギャップを更に小さくすることができ、駆動性能の一層の向上を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は実施形態の指針計器用の駆動装置の側面図、図2は図1のII−II矢視図、図3は図2のIII−III矢視断面図、図4は表側ユニットケースの構成を配線板側から見て示す分解斜視図、図5は表側ユニットケースの構成を図4と反対側から見て示す分解斜視図、図6は裏側ユニットケースの構成を配線板側から見て示す分解斜視図、図7は裏側ユニットケースの構成を図6と反対側から見て示す分解斜視図、図8は表側ユニットの一部ケースを破断した正面図、図9は裏側ユニットの一部ケースを破断した正面図、図10は表側ユニットの内部構成を示す正面図及びその部分拡大図、図11は表側ユニットの内部構成を示す分解斜視図である。
<全体の概略構成>
この指針計器用の駆動装置は、図1、図2にに示すように、図示略の目盛板の背後に該目盛板と略平行に配設される配線板10と、この配線板10の裏側から表側に貫通し、表側に貫通した先端に指針(図示略)が連結される指針軸1と、配線板10の表側に固定される表側ユニット100と、配線板10の裏側に固定される裏側ユニット200と、からなる。
図3に示すように、表側ユニット100は、表側ユニットケースA内に、ステッピングモータMの要素であるコイル400とヨーク300よりなるステータSを密閉状態で内装したもの、また、裏側ユニット200は、裏側ユニットケースB内に、ステッピングモータMの要素でありステータSからの磁力を受けて回転するロータ500と該ロータ500の回転を指針軸1に伝達するギヤ列Gを密閉状態で内装したものである。
<配線板の構成>
表側ユニット100と裏側ユニット200の間に挟まれた形になる配線板10には、後述する裏側ユニットケースBのロータ収容突出部250を配線板10の表側に突出させるための円形の開口11と、裏側ユニットケースBの指針軸保持ボス部260を配線板10の表側に突出させるための貫通孔12と、表側ユニットケースAを配線板10に固定するための係止孔13と、裏側ユニットケースBを配線板10に固定するための係止孔14とが設けられている。
以下、表側ユニット100と裏側ユニット200を順番に説明する。
<表側ユニットケース>
表側ユニット100の主要素である表側ユニットケースAは、配線板10側の第1ケースA1と、反対側の第2ケースA2を合体することで構成されている。
<第1ケース>
図4、図5に示すように、第1ケースA1は、三角形の3つの角を面取したような形状の主面板111と、該主面板111の周縁部に起立形成された周壁112と、該周壁112の前記面取部分に設けられた切欠113(後述するコイル400の端子板402を嵌める部分)と、第2ケースA2と合体するために周壁112の外面に設けられた係止爪114と、表側ユニット100を配線板10に固定するために主面板111の外面に突設された係止突起115と、後述するヨーク300の位置決め用のピン360の一方の端部を保持するピン保持穴116と、前記主面板111の中央より切欠113のない面取部分側に寄せた位置に設けられた円形貫通孔の周縁に起立形成された円筒状の嵌合筒壁120と、を有している。
嵌合筒壁120は、主面板111の外面側と内面側にそれぞれ突出した形で設けられており、外面側に突出した外方突出壁121は、配線板10の円形の開口11に嵌合するインロー部としての役目を果たす。また、内面側に突出した内方突出壁122の先端には、該先端に、後述する第2ケースA2の嵌合筒壁150の先端を突き合わせたときに開口123を形成する矩形の切欠(開口と同符号123を付す)が設けられている。
この切欠123は、周方向に45°間隔で合計8個設けられている。これらの切欠123は、後述するヨーク300の8個の磁極302が嵌まる部分である。
また、第1ケースA1の主面板111の内面側には、2つのコイル400(後述)を配置するためのコイルスペース130が設けられている。2つのコイルスペース130は、嵌合筒壁120の中心を基準として90°開いた位置関係で設けられており、各一端側が嵌合筒壁120の1つの切欠123に臨み、各他端側が周壁112の面取部に設けた切欠113に臨んでいる。
<第2ケース>
一方、第2ケースA2は、全体が第1ケースA1に対応する形状をなしており、三角形の3つの角を面取したような形状の主面板141と、該主面板141の周縁部に起立形成された周壁142と、該周壁142の前記面取部分に前記第1ケースA側の切欠113に嵌まるように設けられた突片143(第1ケースA側の切欠113に嵌ったコイル400の端子板402を押えると共に、切欠113を塞ぐ役目を果たす部分)と、第1ケースA1と合体するために周壁142の先端に突設された複数の係止枠144と、ヨーク300の位置決め用のピン360の他方の端部を保持するピン保持穴145と、コイル400及びヨーク300を収容した状態で第1ケースAと合わせたときに、コイル400やステータ300をガタつかないように押える押圧壁146と、後述するコイル400の端子ピン頭部410を位置決め保持する端子ピン頭部保持穴147と、前記主面板141上の円形貫通孔の周縁に前記第1ケースA1側の嵌合筒壁120と対応するように設けられた嵌合筒壁150と、を有する。
第2ケースA2の嵌合筒壁150は、主面板141の内面側にのみ突出しており、その先端を、第1ケースA1の嵌合筒壁120の先端に突き合わせることで、第1ケースA1側の切欠123の開放部を塞いで、ヨーク300の磁極302の嵌まる矩形の開口123を形成する。また、その状態で、両ケースA1、A2の嵌合筒壁120、150の内周面は滑らかに連続するようになっている。
図3、図8〜図11に示すように、このように構成された第1ケースA1と第2ケースA2を合体して構成される表側ユニットケースAの内部には、ヨーク300とコイル400よりなるステータSが内蔵されている。
<ヨーク>
ヨーク300は、図11に示すように、第1ケースA1の嵌合筒壁120の周囲に配置された状態で第1ケースA1内に納まる積層板状のもので、連続した外周輪郭をなす外周枠部305と、第1ケースA1の嵌合筒壁120の外周に嵌まる円形孔301と、該円形孔301の内周縁に突設された内方に凸の周方向45°間隔の8個の磁極302と、前記円形孔301の周縁から2本の溝を該円形孔301の放射方向にコイル収容部320として形成することで、一端に前記磁極302を有するように構成されたコイル支持軸部310と、第1ケースA1のピン保持穴116と第2ケースA2のピン保持穴145に両端が保持された位置決め用のピン360が貫通することで、ヨーク300を表側ユニットケースAに位置決めするピン貫通孔345と、を有している。
コイル支持軸部310は、円形孔301の中心を基準として90°開いた位置関係で2本設けられおり、これらのコイル支持軸部310にコイル400の中空部を嵌めることで、コイル400がヨーク300に組み付けられている。また、8個の磁極302は、ヨーク300を第1ケースA1内に位置決めすることで、嵌合筒壁120の先端の切欠123(開口123)に嵌まり、嵌った状態で、各磁極302の先端が、嵌合筒壁120の内周面より内方に一定寸法だけ突出するようになっている。
<コイル>
コイル400は、樹脂製の中空ボビン401の外周に巻線405を巻いたもので、一端にボビン401の端板に垂直な端子板402を有し、その端子板402の先端から2本の端子420を突出させている。2本の端子420は、ボビン401にモールドされた端子ピンにより構成され、ボビン410の端子板402側の端板の上端から端子ピン頭部410が突出し、ここに巻線405の両端末が接合されている。端子板402から突出した2本の端子420の先端は、表側ユニット100を配線板10に組み付けた状態で配線板10上の導体パターンに接触するようにL字形に曲げられている。
<表側ユニットの組み立てと配線板への取り付け>
図10に示すように、上述したコイル400の中空部を、ヨーク300に形成した各コイル支持軸部310に嵌め込むことで、ステータSが構成されており、そのステータSを、第1ケースA1の主面板111の上に載置し、位置決め用のピン360でヨーク300を位置決めした状態で、その上から第2ケースA2を被せて、第1ケースA1の係止爪114に第2ケースA2の係止枠144を係合させ、第1ケースA1と第2ケースA2を合体させることで、表側ユニット100が構成されている。
この状態において、ヨーク300に形成した8個の磁極302は、嵌合筒壁120、150の突き合わせ部に形成される8個の開口123(切欠123)にそれぞれ嵌まり、各磁極302の先端が、開口123から嵌合筒壁120の内部に一定寸法だけ突出した形になる。
また、コイル400の端子板402は、第1ケースA1の周壁112の切欠113に嵌った状態で、第2ケースA2の突片143で押えられ、表側ユニットケースAから端子420が外に突出した状態となる。
この表側ユニット100は、第1ケースA1に設けた係止突起115を、配線板10に設けた係止孔13に差し込んで係合させることにより、配線板10に固定されている。そして、その状態で嵌合筒壁120の外方突出壁121(インロー部としての役目を果たす部分)が、配線板10の円形の開口11の内周に嵌合することにより、配線板10に対して嵌合筒壁120が正確に位置決めされている。
また、表側ユニットケースAから外に出たコイル400の端子420の先端は、配線板10の表面側の導体パターンに接触した状態となる。そこで、半田付けにより、配線板10に端子420を接合することで、表側ユニット100と配線板10の電気的な組み付けが完了する。
<裏側ユニット>
次に裏側ユニット200について説明する。
裏側ユニット200は、裏側ユニットケースB内に、ステッピングモータMの要素であるロータ500とロータ500の回転を指針軸1に伝達するギヤ列Gとを密閉状態で内装したものである。
<裏側ユニットケース>
裏側ユニット200の主要素である裏側ユニットケースBは、配線板10側の第1ケースA1と、反対側の第2ケースA2を合体することで構成されている。
<第1ケース>
図6、図7に示すように、第1ケースB1は、略長方形状の主面板241と、該主面板241の周縁部に起立形成された周壁242と、第2ケースB2と合体するために周壁242の外面に設けられた係止爪244と、裏側ユニット200を配線板10に固定するために周壁242に耳部を介して突設された係止突起270と、主面板241の外面に突設された円筒状のロータ収容突出部250と、このロータ収容突出部250と平行に主面板241の外面に突設された指針軸保持ボス部260と、を有している。
指針軸保持ボス部260の内部には指針軸挿入穴262が設けられ、指針軸保持ボス部260の先端には指針軸支持孔261が設けられている。
ロータ収容突出部250は、配線板10に裏側ユニット200を組み付けた段階で、配線板10の開口11を通して配線板10の表側に突出し、表側ユニット100の嵌合筒壁120、150の内周に密接嵌合する部分であり、先端が端壁251で塞がれた円筒キャップ状をなしている。
このロータ収容突出部250の円筒周壁の外面には、周壁の一部を部分的に薄肉化することにより、周方向に45°間隔で8個の凹部252が設けられている。そして、これら凹部252に、前述した嵌合筒壁120、150の開口123から嵌合筒壁120、150の内方に突出したヨーク300の磁極302が嵌まるようになっている。
このロータ収容突出部250の内部には、組立段階で、後述するロータ500のマグネット525部分が収容されており、前記磁極302の先端がロータマグネット525に向けて突出し、凹部252の薄肉の底壁を介して、ロータマグネット252の外周に対峙するようになっている。
また、ロータ収容突出部250の端壁251の内面中心には、図3に示すように、ロータ500の軸512の一端が嵌まるロータ軸保持穴255が設けられている。また、主面板241の内面には、ギヤ列Gの中間ギヤ550の軸552の一端が回転自在に嵌まる中間軸保持穴266が設けられている。
<第2ケース>
一方、第2ケースB2は、全体が第1ケースB1に対応する形状をなしており、略長方形状の主面板211と、該主面板211の周縁部に起立形成された周壁212と、第1ケースB1と合体するために周壁212に突設され係止枠214と、第1ケースB1の係止突起270の基部の係合穴271に嵌まる位置決めピン216と、ロータ500の軸512の他端が回転自在に嵌まるよう主面板211の内面に形成されたロータ軸保持穴225と、中間ギヤ550の軸552の他端が嵌まる中間軸保持穴226と、指針軸1の基端を回転自在に支持するため主面板211に形成された軸受孔220と、該軸受孔220の周囲を補強する円筒ボス部221と、を有する。
図3及び図9に示すように、このように構成された第1ケースB1と第2ケースB2を合体して構成される表側ユニットケースBには、指針軸1が組み付けられると共に、ロータ500とギヤ列Gが内蔵されている。
<ロータ>
ロータ500は、中心に金属製のロータ軸522を貫通配備した樹脂製のロータ本体511の一端外周にロータマグネット525を装着し、他端外周にピニオン527を形成したものである。
<ギヤ列>
ギヤ列Gは、ロータ本体511の外周に設けられた第1ピニオン527と、中間軸552に支持されて第1ピニオン527に噛み合う中間ギヤ550と、中間ギヤ550と一体に回転する第2ピニオン551と、指針軸1に一体回転するように設けられて第2ピニオン551に噛み合う最終ギヤ570と、からなる。
<裏側ユニットの組み立てと配線板への取り付け>
裏側ユニット200を組み立てる場合は、図3に示すように、指針軸1の先端を、第1ケースB1の指針軸保持ボス部260の指針軸挿入孔261に挿入し、指針軸保持ボス部260の先端の指針軸支持孔261を通して外部に突出させる。
また、ロータ500のロータマグネット525をロータ収容突出部250の内部に挿入し、ロータ軸522の一端をロータ軸保持穴255に差し込む。また、中間ギヤ550を支持する中間軸552の一端を中間軸保持穴266に差し込む。
この状態で、第1ケースB1に第2ケースB2を被せ、第1ケースB1の係止爪244に第2ケースB2の係止枠214を係合させて、第1ケースB1と第2ケースB2を合体させる。
その際、指針軸1の基端を、第2ケースB2の軸受孔220に嵌め、ロータ500のロータ軸522の他端を第2ケースB2のロータ軸保持穴225に嵌め、中間ギヤ550の中間軸552の他端を第2ケースB2の中間軸保持穴226に嵌める。そうすることで、裏側ユニット200が構成される。
この状態において、ロータ500が回転すると、第1ピニオン527、中間ギヤ550、第2ピニオン551、最終ギヤ570を経由して、指針軸1に回転が伝わるようになる。また、ロータマグネット525が、ロータ収容突出部250の内部で、凹部252の薄肉の底壁の内周面に微小な隙間を保って回転できるよう保持される。
この裏側ユニット200は、第1ケースB1に設けた係止突起245を、配線板10に設けた係止孔14に差し込んで係合させることにより、配線板10に固定される。そして、その状態で嵌合筒壁120、150の内周に、ロータ収容突出部250の外周が密接に嵌合し、開口123から嵌合筒壁120、150の内方に突出したヨーク300の磁極302の先端が、ロータ収容突出部250の凹部252に嵌まる。そして、ロータマグネット525の外周とヨーク300の磁極302が、凹部252の薄肉の底壁を介して対峙することになる。
上述のように、この駆動装置によれば、裏側ユニットケースBに設けたロータ収容突出部250を、表側ユニットケースAに設けた嵌合筒壁120、150の内周に密接嵌合させることにより、ロータ収容突出部250内のロータ500と嵌合筒壁120、150の周囲に設けたヨーク300との位置関係を安定的に決めることができる。
その場合、ヨーク300の磁極302は、嵌合筒壁120、150に形成した開口123から、ロータ収容突出部250内のロータマグネット525の外周に向けて突出しているので、磁極302とロータマグネット525の位置関係を正確に決めることができると共に、磁極302とロータマグネット525間の磁気ギャップをできるだけ小さくすることができる。
従って、ステッピングモータMの駆動性能を高めることができ、指針計器用の駆動装置としての性能向上を図ることができる。
また、ロータ500の全体を含めてギヤ列Gを裏側ユニットケースB内に収めているので、ギヤ列Gへの異物の侵入を完全に遮断することができ、作動の安定を保証することができる。
また、配線板10に半田付けする必要のあるコイル400は表側ユニット100に配設し、熱に弱い合成樹脂で主に作製されるギヤ列Gは裏側ユニット200に配設しているので、表側ユニット100を先に配線板10に取り付けてコイル400の端子420を配線板10に半田付けし、半田付けに伴う温度が低下した後で、裏側ユニット200を配線板10に取り付けることにより、熱に弱いギヤ列Gに半田付けに伴う熱の影響を与えずに組み立てを行うことができる。
また、嵌合筒壁120、150の開口123から突出したヨーク300の磁極302を、ロータ収容突出部250の周壁の外面に形成した凹部252に嵌め込んでいるので、ロータ収容突出部250内のロータ500に対するヨーク300の磁極302の位置決め精度を更に高めることができる。
また、凹部252の薄肉の底壁を介して、磁極302の先端とロータマグネット525の外周を対峙させているので、磁気ギャップを更に小さくすることができ、駆動性能の一層の向上を図ることができる。
また、実施形態の駆動装置においては、板状のヨーク300に円形孔301を設け、その円形孔301の内周に複数の磁極302を突設し、それら磁極302をロータマグネット525に対峙させるようにしているので、装置のコンパクト化が図れる。
また、板状のヨーク300内にコイル収容部320を確保し、そのコイル収容部320に2つのコイル400を収容しているので、装置のコンパクト化が図れる。
本発明の実施形態の指針計器用の駆動装置の外観構成を示す側面図でる。 図1のII−II矢視図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 表側ユニットケースの構成を配線板側から見て示す分解斜視図である。 表側ユニットケースの構成を図4と反対側から見て示す分解斜視図である。 裏側ユニットケースの構成を配線板側から見て示す分解斜視図である。 裏側ユニットケースの構成を図6と反対側から見て示す分解斜視図である。 表側ユニットの一部ケースを破断した正面図である。 裏側ユニットの一部ケースを破断した正面図である。 表側ユニットの内部構成を示す正面図及びその部分拡大図である。 表側ユニットの内部構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 指針軸
10 配線板
100 表側ユニット
120,150 嵌合筒壁
123 開口
200 裏側ユニット
250 ロータ収容突出部
252 凹部
300 ヨーク
302 磁極
400 コイル
420 端子
500 ロータ
525 ロータマグネット
A 表側ユニットケース
B 裏側ユニットケース
M ステッピングモータ
S ステータ

Claims (2)

  1. 配線板の裏側から表側に貫通し、表側に貫通した先端に指針が連結される指針軸と、前記配線板の表側に固定される表側ユニットケース内に、ステッピングモータの要素であるコイルとヨークよりなるステータを内装した表側ユニットと、前記配線板の裏側に固定される裏側ユニットケース内に、ステッピングモータの要素であり前記ステータからの磁力を受けて回転するロータと該ロータの回転を前記指針軸に伝達するギヤ列を内装した裏側ユニットと、を備え、前記コイルの端子が前記配線板に半田付けされる指針計器用の駆動装置であって、
    前記裏側ユニットケースに、前記配線板の裏側から表側に突出し、内部に前記ロータを収容したロータ収容突出部が設けられ、前記表側ユニットケースに、前記ロータ収容突出部が内周に密接嵌合される嵌合筒壁が設けられ、前記嵌合筒壁の周囲に前記ヨークが配置されると共に、該嵌合筒壁に形成した開口から、前記ヨークの磁極が、前記ロータ収容突出部内に収容されたロータの外周に向けて突出していることを特徴とする指針計器用の駆動装置。
  2. 請求項1に記載の指針計器用の駆動装置であって、
    前記ロータ収容突出部の周壁の外面に、前記嵌合筒壁の開口から突出した前記ヨークの磁極の嵌まる凹部が設けられており、該凹部の薄肉の底壁を介して、前記ヨークの磁極の先端と前記ロータのマグネットとが対峙していることを特徴とする指針計器用の駆動装置。
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