JP2019115153A - モータ - Google Patents

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Kazuma Noda
和馬 野田
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Abstract

【課題】モータ本体部が収容されたケースに取り付けられる蓋部とモータ本体部に給電する給電部を覆うカバーとがモータの振動に伴って干渉することで異音を発生することを抑制する。【解決手段】ロータ8及びステータ9を有するモータ本体部5と、モータ本体部5を収容するケース3と、モータ本体部5が収容されたケース3に取り付けられる蓋部2と、モータ本体部5に対してモータ本体部5の径方向外側に取り付けられ、モータ本体部5に給電する給電部17の少なくとも一部を覆うカバー4と、蓋部2とカバー4とが対向する位置に設けられ、蓋部2とカバー4とを押し付けて接触させる接触部25と、を備えるモータ1。【選択図】図2

Description

本発明は、モータに関する。
従来から、ボビンなどを有するモータ本体部と、モータ本体部を収容するケースと、モータ本体部が収容されたケースに取り付けられる蓋部と、モータ本体部に給電する給電部を覆うカバーと、を備えるモータが使用されている。
例えば、特許文献1には、第1コイルボビン及び第2コイルボビンを有するモータ本体部と、該モータ本体部を収容するモータケースと、モータケースに取り付けられる蓋部である端板と、端子ピンなどの給電部を覆うカバーと、を備えるモータが開示されている。
特開2014−204595号公報
特許文献1に開示されるような、モータ本体部とケースと蓋部とカバーとを備えるモータにおいては、モータの駆動に伴いモータ本体部が振動し、該モータ本体部の振動が蓋部とカバーとにも伝わって、蓋部とカバーとが干渉し、異音を発生する場合がある。
そこで、本発明の目的は、モータ本体部が収容されたケースに取り付けられる蓋部とモータ本体部に給電する給電部を覆うカバーとがモータの振動(モータの駆動に伴うモータ本体部の振動)に伴って干渉することで異音を発生することを抑制することである。
本発明の第1の態様に係るモータは、ロータ及びステータを有するモータ本体部と、前記モータ本体部を収容するケースと、前記モータ本体部が収容された前記ケースに取り付けられる蓋部と、前記モータ本体部に対して前記モータ本体部の径方向外側に取り付けられ、前記モータ本体部に給電する給電部の少なくとも一部を覆うカバーと、前記蓋部と前記カバーとが対向する位置に設けられ、前記蓋部と前記カバーとを押し付けて接触させる接触部と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、蓋部とカバーとが対向する位置に、蓋部とカバーとを押し付けて接触させる接触部を備える。このように、蓋部とカバーとが押し付けられて接触状態となっていることで、モータの駆動に伴うモータの振動が発生しても蓋部とカバーとが両者の振動を抑制し合い、異音が発生することを抑制できる。
本発明の第2の態様に係るモータは、前記第1の態様において、前記接触部は、前記カバーに設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、カバーに設けられている接触部により、異音が発生することを抑制できる。
本発明の第3の態様に係るモータは、前記第1の態様において、前記接触部は、前記蓋部に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、蓋部に設けられている接触部により、異音が発生することを抑制できる。
本発明の第4の態様に係るモータは、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記接触部は、前記モータ本体部の径方向に延びるように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、接触部はモータ本体部の径方向に延びるように構成されているので、蓋部とカバーとの接触精度を高くすることができる。このため、異音が発生することを抑制できる。
なお、「モータ本体部の径方向に延びる」とは、厳密な意味でのモータ本体部の径方向に沿う方向に延びることまでは要しない意味であり、モータ本体部の径方向に沿う方向のベクトル成分を有するように延びていれば足りる意味である。
本発明の第5の態様に係るモータは、前記接触部は、前記接触部が延びる方向における一方側から他方側に向けて、対向する前記蓋部または前記カバーに対する距離が変化するように傾斜していることを特徴とする。
本態様によれば、接触部は、対向する蓋部またはカバーに対する距離が変化するように傾斜しているので、モータ本体部の径方向におけるいずれか一部の位置で蓋部またはカバーと確実に接触するように構成することができる。このため、異音が発生することを抑制できる。
本発明の第6の態様に係るモータは、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記接触部は、複数設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、接触部は複数設けられているので、蓋部とカバーとの接触精度を高くすることができる。このため、異音が発生することを抑制できる。
本発明の第7の態様に係るモータは、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記蓋部は、圧力を加えることでもたらされる塑性変形を利用して、前記ケースに対して取り付けられる構成であることを特徴とする。
本態様によれば、蓋部は、圧力を加えることでもたらされる塑性変形を利用して、ケースに対して取り付けられる構成である。このため、蓋部を簡単にケースに対して取り付けることができるとともに、異音が発生することを抑制できる。
なお、「塑性変形を利用して」とは、蓋部及びケースの少なくともいずれかが塑性変形をすることで、蓋部がケースに対して取り付けられれば良い意味である。
本発明のモータは、モータ本体部が収容されたケースに取り付けられる蓋部とモータ本体部に給電する給電部を覆うカバーとがモータの振動に伴って干渉することで異音を発生することを抑制することができる。
本発明の実施例1に係るモータを表す概略斜視図である。 本発明の実施例1に係るモータ(蓋部を外した状態)を表す概略斜視図である。 本発明の実施例1に係るモータ(モータ本体部、カバー及びケース)を表す概略斜視図である。 本発明の実施例1に係るモータ(モータ本体部及びカバー)を表す概略斜視図である。 本発明の実施例1に係るモータ(モータ本体部及びカバー)を表す概略斜視図である。 本発明の実施例1に係るモータ(モータ本体部及びカバー)を表す概略斜視図である。 本発明の実施例1に係るモータ(モータ本体部及びカバー)を表す概略平面図である。 本発明の実施例1に係るモータ(モータ本体部及びカバー)を表す概略底面図である。 本発明の実施例1に係るモータのステータを表す概略斜視分解図である。 本発明の実施例1に係るモータのステータを表す概略斜視分解図である。 本発明の一実施例に係るモータのケースを表す概略斜視図である。 本発明の実施例1に係るモータの接触部の周辺部分の概略断面図である。 本発明の実施例2に係るモータの接触部の周辺部分の概略断面図である。 本発明の実施例3に係るモータの接触部の周辺部分の概略断面図である。 本発明の実施例4に係るモータの接触部の周辺部分の概略断面図である。
以下に、図面を参照して本発明の一実施例に係るモータ1について説明する。
[実施例1](図1〜図12)
最初に、実施例1のモータ1の概要について説明する。
以下においては、互いに直交する3方向をX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向としており、モータ軸線が延びる方向(モータ本体部5の軸線方向)がZ軸方向に対応している。
ここで、図1は、本実施例のモータ1を蓋部2側から見た状態を表す概略斜視図である。また、図2は、図1の状態から蓋部2を取り外した状態のモータ1を表す概略斜視図である。また、図3は、図2の状態から減速歯車列6及び出力軸7を取り外した状態のモータ1を表す概略斜視図である。また、図4は、図3の状態からケース3を取り外した状態のモータ1を表す概略斜視図である。そして、図5は、図4の状態からロータ8を取り外した状態のモータ1を表す概略斜視図である。
本実施例のモータ1は、ステッピングモータを用いたギヤードモータである。そして、図1で表されるように、本実施例のモータ1は、金属製の蓋部2、金属製のケース3及び詳細は後述する樹脂製のカバー4を備えている。そして、図2及び図3で表されるように、ロータ8を有するモータ本体部5を備えている。ここで、図4及び図5で表されるように、モータ本体部5は、ロータ8のほかステータ9も有している。そして、図2で表されるように、ロータ8に形成された歯車と減速歯車列6とが噛合い、減速歯車列6と出力軸7に形成された歯車とが噛合うことで、ロータ8の回転駆動力が出力軸7に伝達される構成になっている。すなわち、ロータ8が回転することで減速歯車列6の各歯車が回転し、出力軸7が回転する構成になっている。なお、図1で表されるように、出力軸7は、Z軸方向に沿って蓋部2から突出するように形成されている。
(ステータ)
図4及び図5で表されるように、ステータ9は、A相用の第1コイルを構成する第1コイル線11が巻回された第1コイルボビン10と、B相用の第2コイルを構成する第2コイル線13が巻回された第2コイルボビン12と、有している。さらに、ステータ9は、ステータコア14、ステータコア15及びステータコア16を有している。そして、蓋部2側から、ステータコア14、第1コイルボビン10、ステータコア15、ステータコア16、第2コイルボビン12と、Z軸方向に沿って重なるように配置されている。なお、ステータ9の詳細な組み付け構成については後述する。ここで、図5で表されるように、ステータコア14、ステータコア15及びステータコア16の内周縁には、極歯30が形成されている。なお、本実施例のモータ1では、ケース3の底面部33がステータコアを構成しており、ステータコアとなる底面部33にも極歯30が形成されている(図11参照)。
(A相用のステータ組)
なお、ステータコア14、第1コイルボビン10、ステータコア15でA相用のステータ組を形成している。ここで、ステータコア14の極歯30は第1コイルボビン10の内側に向けて下側に曲げられ、ステータコア15の極歯30は第1コイルボビン10の内側に向けて上側に曲げられている。また、ケース3の底面部33の外周縁からZ軸方向に延びる外周部分はステータコア14とステータコア15とともに磁路を構成している。
(B相用のステータ組)
また、ステータコア16、第2コイルボビン12、ケース3の底面部33でB相用のステータ組を形成している。ここで、ステータコア16の極歯30は第2コイルボビン12の内側に向けて下側に曲げられ、ケース3の底面33の極歯30は第2コイルボビン12の内側に向けて上側に曲げられている。また、ケース3の底面部33の外周縁からZ軸方向に延びる外周部分はステータコア14とステータコア15とともに磁路を構成している。
(ロータ)
また、図4などで表されるように、本実施例のモータ本体部5は、ステータ9の内側にロータ8を有している。ロータ8はZ軸方向に沿う回転軸を有し、回転軸の外周面には不図示のロータマグネットが設けられている。そして、ロータマグネットの外周面は、ステータ9(極歯30)の内周面に対向しており、N極とS極とが周方向に交互に並ぶように配置されている。
上記のように構成されたモータ本体部5においては、第1コイル線11及び第2コイル線13に給電する必要がある。
そこで、次に、モータ本体部5への給電部17について説明する。
図6は、図4に対応する概略斜視図であるが、図4とは異なる角度から見た斜視図である。また、図7及び図8は、図5に対応する概略図であるが、図7は平面図、図8は底面図である。そして、図9及び図10は、夫々異なる角度から見たステータ9の概略分解斜視図であり、端子ピン20の配置を表している図である。
図6及び図7で表されるように、本実施例のモータ1の給電部17には、第1コイルボビン10のフランジ部18のY軸方向の一端側に端子台19が形成されている。また、端子台19には、複数(5本)の端子ピン20(図9及び図10参照)が保持されており、端子ピン20に第1コイル線11及び第2コイル線13の端部が接続されている。そして、図6から図8で表されるように、カバー4は、モータ本体部5とケース3に対してモータ本体部5の径方向外側に取り付けられており、モータ本体部5に給電する給電部17を覆う位置に形成されている。なお、図6と図9及び図10とを比較するとわかるように、一部の端子ピン20は、カバー4をモータ本体部5に取り付けた後、Y軸方向に折り曲げている。
なお、図8で表されるように、カバー4がステータ9に取り付けられると、カバー4によってZ軸方向の一方側にコネクタ挿入部21が構成され、該コネクタ挿入部21には、5本の端子ピン20の各先端20a側が位置することになる。すなわち、本実施例のモータ1は、外部からコネクタ挿入部21にコネクタを挿して、5本の端子ピン20の各先端20a側から給電可能な構成になっている。
ここで、本実施例のステータ9の各構成部材の位置決め構成について、図9及び図10を参照しながら説明する。
まず、ステータコア14と第1コイルボビン10とは、ステータコア14に形成された孔部14aと第1コイルボビン10に形成された突起部10aとを嵌め込むことによって位置決めする。なお、孔部14a及び突起部10aは、各々2個ずつ形成されている。ステータコア14と第1コイルボビン10とがこのような構成で位置決めされていることで、第1コイルボビン10に対してステータコア14が周方向に回ることを抑制できるとともに、第1コイルボビン10に対してステータコア14が径方向に位置ずれすることを抑制できる。なお、本実施例においてはステータコア14と第1コイルボビン10とを圧入などで固定していないが、圧入などで固定してもよい。
ステータコア15とステータコア16とは、ステータコア15に形成された突起部15aとステータコア16に形成された孔部16a、並びに、ステータコア15に形成された孔部15bとステータコア16に形成された突起部16bを嵌め込むことによって位置決め固定する。なお、突起部15a及び孔部16a並びに孔部15b及び突起部16bは、何れも各々2個ずつ形成されている。なお、ステータコア15とステータコア16とは、単にステータコア15に形成された孔部15bとステータコア16に形成された突起部16bを嵌め込むことによって位置決めされているだけではなく、圧入により固定されている。
第1コイルボビン10と第2コイルボビン12とは、第1コイルボビン10に形成された突起部10bと第2コイルボビン12に形成された孔部12bとを嵌め込むことによって位置決めする。なお、突起部10b及び孔部12bは、各々3個ずつ形成されている。なお、本実施例においては第1コイルボビン10と第2コイルボビン12とを圧入などで固定していないが、圧入などで固定してもよい。
第2コイルボビン12とステータコア15が位置決めされたステータコア16とは、第2コイルボビン12に形成された突起部12cとステータコア16に形成された孔部16cとを嵌め込むことによって位置決めする。なお、突起部12c及び孔部16cは、各々2個ずつ形成されている。第2コイルボビン12とステータコア15とがこのような構成で位置決めされていることで、第2コイルボビン12に対してステータコア15が周方向に回ることを抑制できるとともに、第2コイルボビン12に対してステータコア15が径方向に位置ずれすることを抑制できる。なお、本実施例においては第2コイルボビン12とステータコア15とを圧入などで固定していないが、圧入などで固定してもよい。
なお、上記で説明してきたとおり、ケース3内にステータコアやボビンなどの部品を組み込んだ状態でステータコア14で押さえ付けることで部品同士がケース3内で移動不能な状態で組付けられている。
このように、本実施例のステータ9の各構成部材は、ボビンを基準に全ての構成部材が位置決めされているため、各構成部材は好適に位置決めされている。
また、図5から図7などで表されるように、本実施例のカバー4には、モータ本体部5の周方向の両端部に対応する位置に、第1突起部22、第2突起部23、第3突起部24が形成されている。また、図2、図3及び図11で表されるように、本実施例のケース3には、壁部27が形成されている。なお、図11は、本実施例のモータ1のケース3の概略斜視図である。
ここで、カバー4をケース3に取り付ける場合、カバー4を切欠き部26(図11参照)に対してZ軸方向に沿って嵌め込むことにより行われる。
カバー4をケース3に取り付けると、ケース3の壁部27を基準にすると、ケース3の周方向において、第1突起部22及び第3突起部24は内側、第2突起部23は外側の位置になる。ここで、カバー4をケース3に取り付ける(挿入する)際、第3突起部24と第2突起部23は、カバー4をケース3へ挿入する際のガイドとなっている。そして、カバー4のケース3への固定は、第1突起部22の外周面がケース3の内周面に当接することで行われる。詳細には、第1突起部22がケース3の内周面に対して突っ張っている状態となる。また、第2突起部23は、カバー4がケース3側に押されるような外力が発生した場合に、ケース3の外周面に当接することで、カバー4がケース3から外れることやケース3に対してカバー4の位置がすれることを防止している。第3突起部24は、ケース3の内側から外側に外力が発生した場合に、カバー4がケース3から外れることやケース3に対してカバー4の位置がすれることを防止している。
このように、本実施例のモータ1は、第2突起部23とともに第1突起部22及び第3突起部24を使用することで、モータ本体部5と第2突起部23のみでケース3の壁部27を挟み込む構成に比べて、効果的にモータ本体部5とケース3とカバー4とを組み付けることができる構成になっている。
なお、図6及び図7で表されるように、第1コイルボビン10の第1突起部22の対応する位置には、突起部28が形成されている。そして、図6及び図7で表されるように、第1突起部22には、該突起部28に引っ掛けることが可能な引掛け部29が形成されている。このような構成により、第1突起部22は、カバー4をステータ9に対して固定する固定部としての役割をしている。
また、図4から図6で表されるように、本実施例の第3突起部24は、ケース3の内側で第2コイルボビン12における第2コイル線13が巻かれている位置に配置される。このような位置に第3突起部24が配置されることで、第2コイルボビン12に巻かれる巻線である第2コイル線13を保護している。
なお、本実施例では第2コイルボビン12に巻かれる第2コイル線13を保護することが可能な第3突起部24を設ける構成としたが、第1コイルボビン10に巻かれる第1コイル線11を保護することが可能な巻線カバー部を備える構成であってもよいのは言うまでもない。
また、図2、図3及び図11で表されるように、本実施例のケース3の壁部27の頂部27a(壁部27のZ軸方向の一方側の端部)には、凹部分と凸部分とが構成されている。そして、カバー4が取り付けられたモータ本体部5をケース3に収容した後、この凹部分に蓋部2が載せられて頂部27aがかしめられる(圧力を加えて塑性変形させる)ことで、ケース3に対して蓋部2が位置決め固定される構成になっている。
図2から図7で表されるように、本実施例のカバー4の蓋部2と対向する部分31には、蓋部2とカバー4とを接触させるための接触部25(接触部25a)が形成されている。そして、ケース3に対して蓋部2がかしめられることで、ケース3に設けられた接触部25が蓋部2に接触(当接)する構成になっている。
次に、接触部25について、図2から図7並びに図12を参照しながらさらに詳細に説明する。
ここで、図12は、本実施例のモータ1の接触部25aの周辺部分の概略断面図であり、ケース3に対して蓋部2がかしめられて接触部25aを介して蓋部2とカバー4とが押し付けられて接触している状態を表している。
図2から図7で表されるように、本実施例の接触部25aは、Y軸方向に沿うリブ状をしている。そして、図12で表されるように、接触部25aの頂部32は、その全面が蓋部2と接触するように、蓋部2の底部2aに沿う(蓋部2の底部2aと平行な)平面状になっている。
ここで、本実施例のモータ1について、一旦、まとめる。
本実施例のモータ1は、上記のように、ロータ8及びステータ9を有するモータ本体部5と、モータ本体部5を収容するケース3と、モータ本体部5が収容されたケース3に取り付けられる蓋部2と、モータ本体部5に対してモータ本体部5の径方向外側に取り付けられ、モータ本体部5に給電する給電部17を覆うカバー4と、を備えている。そして、図12で表されるように、蓋部2とカバー4とが対向する位置に設けられ、蓋部2とカバー4とを押し付けて接触させる接触部25と、を備えている。
本実施例のモータ1は、このような構成により、蓋部2とカバー4とが押し付けられて接触状態となっていることで、モータ1の駆動に伴う該モータ1の振動が発生しても蓋部2とカバー4とが両者の振動を抑制し合い、異音が発生することを抑制できる構成になっている。
なお、本実施例のカバー4は給電部17全体を覆う構成であったが、このような構成に限定されず、給電部17の少なくとも一部を覆うカバーであってもよい。
図2から図7で表されるように、本実施例の接触部25aは、複数(2つ)設けられている。このため、本実施例のモータ1は、蓋部2とカバー4との接触精度を高くすることができており、異音が発生することを抑制できる構成になっている。
また、上記のように、本実施例の蓋部2は、かしめることで(圧力を加えることでもたらされる塑性変形を利用して)、ケース3に対して取り付けられる構成である。このため、本実施例のモータ1は、蓋部2を簡単にケース3に対して取り付けることができるとともに、異音が発生することを抑制できる構成になっている。
なお、「塑性変形を利用して」とは、蓋部及びケースの少なくともいずれかが塑性変形をすることで、蓋部2がケース3に対して取り付けられれば良い意味である。
また、上記のように、本実施例の接触部25aは、Y軸方向に沿って延びるリブ状の形状をしている。すなわち、本実施例の接触部25aは、モータ本体部5の径方向に延びるように構成されていると表現できる。本実施例のモータ1は、接触部25がこのような構成となっていることで、蓋部2とカバー4との接触精度を高くすることができている。このため、本実施例のモータ1は、異音が発生することを抑制している。
なお、「モータ本体部の径方向に延びる」とは、厳密な意味でのモータ本体部5の径方向に沿う方向に延びることまでは要しない意味であり、本実施例のようにモータ本体部5の径方向に沿う方向のベクトル成分を有するように延びていれば足りる意味である。
なお、上記のように、本実施例の接触部25aは、その頂部32の全面が蓋部2と接触するように蓋部2の底部2aと平行な平面状になっているが、このような構成に限定されない。以下に、本実施例の接触部25aとは異なる形状の接触部25の例について説明する。
[実施例2](図13)
図13は、実施例2のモータの接触部25(接触部25b)の周辺部分の概略断面図であり、ケース3に対して蓋部2がかしめられて接触部25bを介して蓋部2とカバー4とが接触している状態を表しており、実施例1のモータ1における図12に対応する図である。なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例のモータは、接触部25の構成以外は、実施例1のモータ1と同様の構成である。
本実施例の接触部25bは、実施例1の接触部25aと同様、Y軸方向に沿って延びるリブ状の形状をしている。
しかしながら、本実施例の接触部25bは、図13で表されるように、実施例1の接触部25aと異なり、その頂部32は、接触部25bが延びる方向における一方側から他方側に向けて、対向する蓋部2に対する距離が変化するように傾斜している。
本実施例の接触部25bのように、対向する蓋部2またはカバー4に対する距離が変化するように傾斜している構成とすることで、モータ本体部5の径方向におけるいずれか一部の位置で蓋部2またはカバー4と確実に接触するように構成することができる。なお、本実施例では、図13における左側端部の位置でカバー4に設けられた接触部25bは、蓋部2と接触している。このような構成とすることで、異音が発生することを抑制できる。
なお、実施例1の接触部25a及び本実施例の接触部25bは、接触部25がカバー4に設けられている。このため、実施例1のモータ1及び本実施例のモータは、カバー4に設けられている接触部25により、異音が発生することを抑制できる構成になっている。
しかしながら、このような構成に限定されない。以下に、接触部25が蓋部2に設けられている例について説明する。
[実施例3](図14)
図14は、実施例3のモータの接触部25(接触部25c)の周辺部分の概略断面図であり、ケース3に対して蓋部2がかしめられて接触部25bを介して蓋部2とカバー4とが接触している状態を表しており、実施例1のモータ1における図12に対応する図である。なお、上記実施例1及び2と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例のモータは、接触部25の構成以外は、実施例1のモータ1と同様の構成である。
本実施例の接触部25bも、実施例1の接触部25a及び実施例2の接触部25bと同様、Y軸方向に沿って延びるリブ状の形状をしている。
しかしながら、本実施例の接触部25cは、図14で表されるように、実施例1の接触部25a及び実施例2の接触部25bと異なり、カバー4ではなく蓋部2の底部2aに設けられている。そして、接触部25cの頂部32と、カバー4の蓋部2と対向する部分31と、が接触するよう構成されている。このため、本実施例のモータは、蓋部2に設けられている接触部25により、異音が発生することを抑制できる構成になっている。
なお、実施例1の接触部25a、実施例2の接触部25b及び実施例3の接触部25cは何れも、Y軸方向に沿って延びるリブ状の形状をしているが、接触部25の構成はこのような形状に限定されず、蓋部2とカバー4とが接触する構成であれば特にその形状に限定はない。
以下に、Y軸方向に沿って延びるリブ状以外の形状の接触部25の一例について説明する。
[実施例4](図15)
図15は、実施例4のモータの接触部25(接触部25c)の周辺部分の概略断面図であり、ケース3に対して蓋部2がかしめられて接触部25bを介して蓋部2とカバー4とが接触している状態を表しており、実施例1のモータ1における図12に対応する図である。なお、上記実施例1から3と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例のモータは、接触部25の構成以外は、実施例1のモータ1と同様の構成である。
図15で表されるように、本実施例の接触部25dは、Y軸方向に複数並べられた突起状をしている。
なお、本発明の接触部25は、1つの突起状の接触部25で構成されていてもよいし、Y軸方向以外の方向に沿って複数並べられていてもよいし、また更に異なる形状をしていてもよい。
本発明は、上述の実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。
また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…モータ、2…蓋部、3…ケース、4…カバー、5…モータ本体部、
6…減速歯車列、7…出力軸、8…ロータ、9…ステータ、10…第1コイルボビン、
10a…突起部、10b…突起部(凸部)、11…第1コイル線、
12…第2コイルボビン、12b…孔部(凹部)、12c…突起部、
13…第2コイル線、14…ステータコア、14a…孔部、15…ステータコア、
15a…突起部、15b…孔部、16…ステータコア、16a…孔部、
16b…突起部、16c…孔部、17…給電部、18…フランジ部、19…端子台、
20…端子ピン、21…コネクタ挿入部、22…第1突起部(固定部)、
23…第2突起部(取付部)、24…第3突起部(巻線カバー部)、
25、25a、25b、25c、25d…接触部、26…切欠き部、27…壁部、
27a…壁部27の頂部、28…突起部、29…引掛け部、30…極歯、
31…カバー4の蓋部2と対向する部分、32…接触部25aの頂部、
33…ケース3の底面

Claims (7)

  1. ロータ及びステータを有するモータ本体部と、
    前記モータ本体部を収容するケースと、
    前記モータ本体部が収容された前記ケースに取り付けられる蓋部と、
    前記モータ本体部に対して前記モータ本体部の径方向外側に取り付けられ、前記モータ本体部に給電する給電部の少なくとも一部を覆うカバーと、
    前記蓋部と前記カバーとが対向する位置に設けられ、前記蓋部と前記カバーとを押し付けて接触させる接触部と、を備えることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記接触部は、前記カバーに設けられていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記接触部は、前記蓋部に設けられていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記接触部は、前記モータ本体部の径方向に延びるように構成されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項4に記載のモータにおいて、
    前記接触部は、前記接触部が延びる方向における一方側から他方側に向けて、対向する前記蓋部または前記カバーに対する距離が変化するように傾斜していることを特徴とするモータ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記接触部は、複数設けられていることを特徴とするモータ。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記蓋部は、圧力を加えることでもたらされる塑性変形を利用して、前記ケースに対して取り付けられる構成であることを特徴とするモータ。
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