JP2019115151A - モータ - Google Patents

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和馬 野田
Kazuma Noda
和馬 野田
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Abstract

【課題】モータの各構成部材の組み付け位置の精度を高くする。【解決手段】ロータ8及びステータ9を有するモータ本体部5と、モータ本体部5を収容するケース3と、モータ本体部5に対してモータ本体部5の径方向外側に取り付けられ、モータ本体部5に給電する給電部17の少なくとも一部を覆うカバー4と、を備え、カバー4は、ステータ9を構成するボビン10に対して固定する固定部22と、ケース3に対して取り付ける取付部23と、を有するモータ1。【選択図】図15

Description

本発明は、モータに関する。
従来から、ロータ及びステータを有するモータ本体部と、モータ本体部を収容するケースと、端子ピンなどモータ本体部に給電する給電部を覆うカバーと、を備えるモータが使用されている。
例えば、特許文献1には、第1コイルボビン及び第2コイルボビンを有するモータ本体部と、該モータ本体部を収容するモータケースと、端子ピンなどを覆うカバーと、を備えるモータが開示されている。
特開2014−204595号公報
特許文献1に開示されるような、モータ本体部とケースとカバーとを備えるモータにおいては、これらモータの各構成部材の組み付け位置の精度を高くすることが必要である。
しかしながら、モータ本体部とケースとカバーとを備える従来のモータにおいては、これらモータの各構成部材の組み付け位置の精度が必ずしも高くない場合がある。例えば、特許文献1に開示されるモータは、ステータとカバーとを直接固定しているわけではないので、ステータとカバーの組み付け位置の精度は高くない。
そこで、本発明の目的は、モータの各構成部材の組み付け位置の精度を高くすることである。
本発明の第1の態様に係るモータは、ロータ及びステータを有するモータ本体部と、前記モータ本体部を収容するケースと、前記モータ本体部に対して前記モータ本体部の径方向外側に取り付けられ、前記モータ本体部に給電する給電部の少なくとも一部を覆うカバーと、を備え、前記カバーは、前記ステータを構成するボビンに対して固定する固定部と、前記ケースに対して取り付ける取付部と、を有することを特徴とする。
本態様によれば、カバーはボビンに対して固定する固定部とケースに対して取り付ける取付部とを有するので、該カバーを基準にしてケースとカバーとを直接固定できるとともにボビン(すなわちステータ)とケースとを直接固定できる。このため、カバーとケースとの組み付け位置の精度が高くなるとともにカバーとステータとの組み付け位置の精度が高くなり、カバーとステータとケースとを高い位置精度で組み付けることができる。すなわち、モータの各構成部材の組み付け位置の精度を高くすることができる。
本発明の第2の態様に係るモータは、前記第1の態様において、前記カバーは、前記ボビンに巻かれる巻線を前記モータ本体部の径方向外側からカバーする巻線カバー部を有することを特徴とする。
本態様のカバーは、ボビンに巻かれる巻線をモータ本体部の径方向外側からカバーする巻線カバー部を有するので、ボビンに巻かれる巻線を保護することができる。
本発明の第3の態様に係るモータは、前記第2の態様において、前記取付部及び前記巻線カバー部は、前記カバーを前記ケースに対して取り付ける際のガイド部の役割を兼ねている。
本態様によれば、取付部及び巻線カバー部がカバーをケースに対して取り付ける際のガイド部の役割を兼ねている。このため、カバーをケースに対して簡単に取り付けることができる。
本発明の第4の態様に係るモータは、前記第3の態様において、前記固定部及び前記巻線カバー部は、前記モータ本体部の径方向において前記カバーの内側に配置され、前記取付部は、前記モータ本体部の径方向において前記カバーの外側に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、固定部及び巻線カバー部と取付部とを用いて、ケースの内側からとケースの外側からとでケースを挟む配置で、カバーをケースに取り付けることができる。このため、外力が加えられてもカバーからケースが外れることやケースに対してカバーの位置がずれることを抑制できる。
本発明の第5の態様に係るモータは、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記ボビンには突起部が形成されており、前記固定部は、前記突起部に引っ掛けることで前記ボビンに対して固定することが可能な引掛け部を有することを特徴とする。
本態様によれば、ボビンに形成される突起部と該突起部に引っ掛ける引掛け部という簡単な構成により、ステータとカバーとを固定することができる。
み付けることができる。
本発明の第6の態様に係るモータは、前記第5の態様において、前記突起部及び前記固定部の少なくとも一方は可撓性があり、可撓性を利用して前記引掛け部を前記突起部に引っ掛けることが可能な構成になっていることを特徴とする。
本態様によれば、突起部及び固定部の少なくとも一方は可撓性があり、可撓性を利用して引掛け部を突起部に引っ掛けることが可能な構成になっているので、簡単な構成でステータとカバーとを固定することができる。
本発明のモータは、該モータの各構成部材の組み付け位置の精度を高くすることができる。
本発明の一実施例に係るモータを表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るモータ(蓋部を外した状態)を表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るモータ(モータ本体部、カバー及びケース)を表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るモータ(モータ本体部及びカバー)を表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るモータ(モータ本体部及びカバー)を表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るモータ(モータ本体部及びカバー)を表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るモータ(モータ本体部及びカバー)を表す概略平面図である。 本発明の一実施例に係るモータ(モータ本体部及びカバー)を表す概略底面図である。 本発明の一実施例に係るモータのステータを表す概略斜視分解図である。 本発明の一実施例に係るモータのステータを表す概略斜視分解図である。 本発明の一実施例に係るモータのカバーを表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るモータのカバーを表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るモータのケースを表す概略斜視図である。 本発明の一実施例に係るモータを表す概略斜視断面図である。 本発明の一実施例に係るモータを表す概略斜視断面図である。
以下に、図面を参照して本発明の一実施例に係るモータ1について説明する。
最初に、本実施例のモータ1の概要について説明する。
以下においては、互いに直交する3方向をX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向としており、モータ軸線が延びる方向(モータ本体部5の軸線方向)がZ軸方向に対応している。
ここで、図1は、本実施例のモータ1を蓋部2側から見た状態を表す概略斜視図である。また、図2は、図1の状態から蓋部2を取り外した状態のモータ1を表す概略斜視図である。また、図3は、図2の状態から減速歯車列6及び出力軸7を取り外した状態のモータ1を表す概略斜視図である。また、図4は、図3の状態からケース3を取り外した状態のモータ1を表す概略斜視図である。そして、図5は、図4の状態からロータ8を取り外した状態のモータ1を表す概略斜視図である。
本実施例のモータ1は、ステッピングモータを用いたギヤードモータである。そして、図1で表されるように、本実施例のモータ1は、金属製の蓋部2、金属製のケース3及び詳細は後述する樹脂製のカバー4を備えている。そして、図2及び図3で表されるように、ロータ8を有するモータ本体部5を備えている。ここで、図4及び図5で表されるように、モータ本体部5は、ロータ8のほかステータ9も有している。そして、図2で表されるように、ロータ8に形成された歯車と減速歯車列6とが噛合い、減速歯車列6と出力軸7に形成された歯車とが噛合うことで、ロータ8の回転駆動力が出力軸7に伝達される構成になっている。すなわち、ロータ8が回転することで減速歯車列6の各歯車が回転し、出力軸7が回転する構成になっている。なお、図1で表されるように、出力軸7は、Z軸方向に沿って蓋部2から突出するように形成されている。
(ステータ)
図4及び図5で表されるように、ステータ9は、A相用の第1コイルを構成する第1コイル線11が巻回された第1コイルボビン10と、B相用の第2コイルを構成する第2コイル線13が巻回された第2コイルボビン12と、有している。さらに、ステータ9は、ステータコア14、ステータコア15及びステータコア16を有している。そして、蓋部2側から、ステータコア14、第1コイルボビン10、ステータコア15、ステータコア16、第2コイルボビン12と、Z軸方向に沿って重なるように配置されている。ここで、図5で表されるように、ステータコア14、ステータコア15及びステータコア16の内周縁には、極歯30が形成されている。なお、本実施例のモータ1では、ケース3の底面31がステータコアを構成しており、ステータコアとなる底面31にも極歯30が形成されている(図13参照)。
(A相用のステータ組)
なお、ステータコア14、第1コイルボビン10、ステータコア15でA相用のステータ組を形成している。ここで、ステータコア14の極歯30は第1コイルボビン10の内側に向けて下側に曲げられ、ステータコア15の極歯30は第1コイルボビン10の内側に向けて上側に曲げられている。また、ケース3の底面31の外周縁からZ軸方向に延びる外周部分はステータコア14とステータコア15とともに磁路を構成している。
(B相用のステータ組)
また、ステータコア16、第2コイルボビン12、ケース3の底面31でB相用のステータ組を形成している。ここで、ステータコア16の極歯30は第2コイルボビン12の内側に向けて下側に曲げられ、ケース3の底面31の極歯30は第2コイルボビン12の内側に向けて上側に曲げられている。また、ケース3の底面31の外周縁からZ軸方向に延びる外周部分はステータコア14とステータコア15とともに磁路を構成している。
(ロータ)
また、図4などで表されるように、本実施例のモータ本体部5は、ステータ9の内側にロータ8を有している。ロータ8はZ軸方向に沿う回転軸を有し、回転軸の外周面には不図示のロータマグネットが設けられている。そして、ロータマグネットの外周面は、ステータ9(極歯30)の内周面に対向しており、N極とS極とが周方向に交互に並ぶように配置されている。
上記のように構成されたモータ本体部5においては、第1コイル線11及び第2コイル線13に給電する必要がある。
そこで、次に、モータ本体部5への給電部17について説明する。
図6は、図4に対応する概略斜視図であるが、図4とは異なる角度から見た斜視図である。また、図7及び図8は、図5に対応する概略図であるが、図7は平面図、図8は底面図である。そして、図9及び図10は、夫々異なる角度から見たステータ9の概略分解斜視図であり、端子ピン20の配置を表している図である。
図6及び図7で表されるように、本実施例のモータ1の給電部17には、第1コイルボビン10のフランジ部18のY軸方向の一端側に端子台19が形成されている。また、端子台19には、複数(5本)の端子ピン20(図9及び図10参照)が保持されており、端子ピン20に第1コイル線11及び第2コイル線13の端部が接続されている。そして、図6から図8で表されるように、カバー4は、モータ本体部5とケース3に対してモータ本体部5の径方向外側に取り付けられており、モータ本体部5に給電する給電部17を覆う位置に形成されている。なお、図6と図9及び図10とを比較するとわかるように、一部の端子ピン20は、カバー4をモータ本体部5に取り付けた後、Y軸方向に折り曲げている。
なお、図8で表されるように、カバー4がステータ9に取り付けられると、カバー4によってZ軸方向の一方側にコネクタ挿入部21が構成され、該コネクタ挿入部21には、5本の端子ピン20の各先端20a側が位置することになる。すなわち、本実施例のモータ1は、外部からコネクタ挿入部21にコネクタを挿して、5本の端子ピン20の各先端20a側から給電可能な構成になっている。
ここで、本実施例のステータ9の各構成部材の位置決め構成について、図9及び図10を参照しながら説明する。
まず、ステータコア14と第1コイルボビン10とは、ステータコア14に形成された孔部14aと第1コイルボビン10に形成された突起部10aとを嵌め込むことによって位置決めする。なお、孔部14a及び突起部10aは、各々2個ずつ形成されている。ステータコア14と第1コイルボビン10とがこのような構成で位置決めされていることで、第1コイルボビン10に対してステータコア14が周方向に回ることを抑制できるとともに、第1コイルボビン10に対してステータコア14が径方向に位置ずれすることを抑制できる。なお、本実施例においてはステータコア14と第1コイルボビン10とを圧入などで固定していないが、圧入などで固定してもよい。
ステータコア15とステータコア16とは、ステータコア15に形成された突起部15aとステータコア16に形成された孔部16a、並びに、ステータコア15に形成された孔部15bとステータコア16に形成された突起部16bを嵌め込むことによって位置決め固定する。なお、突起部15a及び孔部16a並びに孔部15b及び突起部16bは、何れも各々2個ずつ形成されている。なお、ステータコア15とステータコア16とは、単にステータコア15に形成された孔部15bとステータコア16に形成された突起部16bを嵌め込むことによって位置決めされているだけではなく、圧入により固定されている。
第1コイルボビン10と第2コイルボビン12とは、第1コイルボビン10に形成された突起部10bと第2コイルボビン12に形成された孔部12bとを嵌め込むことによって位置決めする。なお、突起部10b及び孔部12bは、各々3個ずつ形成されている。なお、本実施例においては第1コイルボビン10と第2コイルボビン12とを圧入などで固定していないが、圧入などで固定してもよい。
第2コイルボビン12とステータコア15が位置決めされたステータコア16とは、第2コイルボビン12に形成された突起部12cとステータコア16に形成された孔部16cとを嵌め込むことによって位置決めする。なお、突起部12c及び孔部16cは、各々2個ずつ形成されている。第2コイルボビン12とステータコア15とがこのような構成で位置決めされていることで、第2コイルボビン12に対してステータコア15が周方向に回ることを抑制できるとともに、第2コイルボビン12に対してステータコア15が径方向に位置ずれすることを抑制できる。なお、本実施例においては第2コイルボビン12とステータコア15とを圧入などで固定していないが、圧入などで固定してもよい。
なお、上記で説明してきたとおり、ケース3内にステータコアやボビンなどの部品を組み込んだ状態でステータコア14で押さえ付けることで部品同士がケース3内で移動不能な状態で組付けられている。
このように、本実施例のステータ9の各構成部材は、ボビンを基準に全ての構成部材が位置決めされているため、各構成部材は好適に位置決めされている。
本実施例のモータ1は、特に、カバー4の形状及びステータ9の形状に特徴を有している。
そこで、次に、カバー4の形状及びステータ9の形状について詳細に説明する。
ここで、図11及び図12は、何れも本実施例のモータ1のカバー4の概略斜視図であり、夫々異なる角度から見た斜視図である。また、図13は、本実施例のモータ1のケース3の概略斜視図である。そして、図14及び図15は、何れも本実施例のモータ1の概略断面図であり、夫々異なる角度から見た斜視図である。
図11及び図12で表されるように、本実施例のカバー4には、ケース3の周方向の両端部に対応する位置に、第1突起部22(第1突起部22a及び22b)、第2突起部23(第2突起部23a及び23b)、第3突起部24(第3突起部24a及び24b)が形成されている。
そして、図13で表されるように、本実施例のケース3には、壁部27の給電部17が配置する位置に切欠き部26が形成されており、切欠き部26のケース3の周方向の両端部がケース3の壁部27の周方向の端部25(端部25a及び25b)に対応している。なお、端部25aは、第1突起部22a、第2突起部23a及び第3突起部24a側に対応し、端部25bは、第1突起部22b、第2突起部23b及び第3突起部24b側に対応する。
ここで、カバー4をケース3に取り付ける場合、カバー4を切欠き部26に対してZ軸方向に沿って嵌め込むことにより行われる。
カバー4をケース3に取り付けると、図14及び図15で表されるように、ケース3の壁部27を基準にすると、ケース3の周方向において、第1突起部22及び第3突起部24は内側、第2突起部23は外側の位置になる。ここで、カバー4をケース3に取り付ける(挿入する)際、第3突起部24と第2突起部23は、カバー4をケース3へ挿入する際のガイドとなっている。そして、カバー4のケース3への固定は、第1突起部22の外周面がケース3の内周面に当接することで行われる。詳細には、第1突起部22がケース3の内周面に対して突っ張っている状態となる。また、第2突起部23は、カバー4がケース3側に押されるような外力が発生した場合に、ケース3の外周面に当接することで、カバー4がケース3から外れることやケース3に対してカバー4の位置がすれることを防止している。第3突起部24は、ケース3の内側から外側に外力が発生した場合に、カバー4がケース3から外れることやケース3に対してカバー4の位置がすれることを防止している。
なお、図6及び図7で表されるように、第1コイルボビン10の第1突起部22の対応する位置には、突起部28が形成されている。そして、図6及び図7、並びに、図11及び図12で表されるように、第1突起部22には、該突起部28に引っ掛けることが可能な引掛け部29が形成されている。このような構成により、第1突起部22は、カバー4をステータ9に対して固定する固定部としての役割をしている。
また、第2突起部23は、ケース3の内側に収容されるモータ本体部5を、ケース3の外側から確りと押さえつけることが可能な構成になっていると表現できる。すなわち、モータ本体部5と第2突起部23とでケース3の壁部27を挟み込むこのような構成により、第2突起部23は、カバー4をケース3に対して取り付ける取付部としての役割をしている。
ここで、本実施例のモータ1について、一旦、まとめる。
本実施例のモータ1は、上記のように、ロータ8及びステータ9を有するモータ本体部5と、モータ本体部5を収容するケース3と、モータ本体部5に対してモータ本体部5の径方向外側に取り付けられ、モータ本体部5に給電する給電部17を覆うカバー4と、を備えている。そして、カバー4は、ステータ9を構成するボビン(第1コイルボビン10及び第2コイルボビン12)に対して固定する固定部としての第1突起部22と、ケース3に対して取り付ける取付部としての第2突起部23、を有している。
このように、本実施例のモータ1は、カバー4がボビンに対して固定する固定部とケース3に対して取り付ける取付部とを有するので、該カバー4を基準にしてケース3とカバー4とを直接固定できるとともにボビン(すなわちステータ9)とケース3とを直接固定できる。このため、カバー4とケース3との組み付け位置の精度が高くなるとともにカバー4とステータ9との組み付け位置の精度が高くなり、カバー4とステータ9とケース3とを高い位置精度で組み付けることができる構成になっている。すなわち、本実施例のモータ1は、モータ1の各構成部材の組み付け位置の精度を高くすることができる構成になっている。
なお、本実施例のカバー4は、給電部17の全体を覆っているが、給電部17の少なくとも一部を覆うカバーであってもよい。
また、図4から図6で表されるように、本実施例の第3突起部24は、ケース3の内側で第2コイルボビン12における第2コイル線13が巻かれている位置に配置される。このような位置に第3突起部24が配置されることで、第2コイルボビン12に巻かれる巻線である第2コイル線13を保護している。
別の表現をすると、本実施例のカバー4は、ボビンに巻かれる巻線(第2コイルボビン12に巻かれる第2コイル線13)をモータ本体部5の径方向外側からカバーする巻線カバー部の役割を兼ねている。このため、本実施例のモータ1は、ボビンに巻かれる巻線を保護することができる構成になっている。
なお、本実施例では第2コイルボビン12に巻かれる第2コイル線13を保護することが可能な第3突起部24を設ける構成としたが、第1コイルボビン10に巻かれる第1コイル線11を保護することが可能な巻線カバー部を備える構成であってもよいのは言うまでもない。
また、上記のように、本実施例のモータ1においては、取付部としての第2突起部23及び巻線カバー部としての第3突起部24は、カバー4をケース3に対して取り付ける際のガイド部の役割を兼ねていると表現できる。このため、本実施例のモータ1は、カバー4をケース3に対して簡単に取り付けることができる構成になっている。
また、図11及び図12で表されるように、Y軸方向を基準にすると、本実施例の第1突起部22及び第3突起部24は、モータ本体部5の径方向においてカバー4の内側に配置され、第2突起部23は、モータ本体部5の径方向においてカバー4の外側に配置されていると表現できる。このため、本実施例のモータ1は、外力が加えられてもカバー4からケース3が外れることやケース3に対してカバー4の位置がずれることを抑制できる構成になっている。
また、上記のように、第1コイルボビン10には突起部28が形成されており、第1突起部22は、突起部28に引っ掛けることで第1コイルボビン10に対して固定することが可能な引掛け部29を有している。
本実施例のモータ1は、ボビン(第1コイルボビン10)に形成される突起部28と該突起部28に引っ掛ける引掛け部29という簡単な構成により、ステータ9とカバー4とを固定している。
なお、本実施例では突起部28が形成されるボビンが第1コイルボビン10としたが、突起部28が形成されるボビンが第2コイルボビン12であってもよいのは言うまでもない。
なお、本実施例の突起部28及び第1突起部22は共に樹脂製であり、可撓性が有る。このため、本実施例のモータ1は、モータ本体部5に対してカバー4をY軸方向に沿って押し付けることで簡単にモータ本体部5に対してカバー4を位置決め固定できる構成(所謂スナップフィット構成)になっている。
このように、突起部28及び第1突起部22の少なくとも一方に可撓性があり、可撓性を利用して引掛け部29を突起部28に引っ掛けることが可能な構成であることが好ましい。簡単な構成でステータ9とカバー4とを固定することができるためである。ただし、ステータ9とカバー4との固定機構はこのような構成に限定されない。
本発明は、上述の実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。
また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…モータ、2…蓋部、3…ケース、4…カバー、5…モータ本体部、
6…減速歯車列、7…出力軸、8…ロータ、9…ステータ、10…第1コイルボビン、
10a…突起部、10b…突起部、11…第1コイル線、12…第2コイルボビン、
12b…孔部、12c…突起部、13…第2コイル線、14…ステータコア、
14a…孔部、15…ステータコア、15a…突起部、15b…孔部、
16…ステータコア、16a…孔部、16b…突起部、16c…孔部、17…給電部、
18…フランジ部、19…端子台、20…端子ピン、21…コネクタ挿入部、
22、22a、22b…第1突起部(固定部)、
23、23a、23b…第2突起部(取付部)、
24、24a、24b…第3突起部(巻線カバー部)、
25、25a、25b…ケース3の壁部27の周方向の端部、26…切欠き部、
27…壁部、28…突起部、29…引掛け部、30…極歯、31…ケース3の底面

Claims (6)

  1. ロータ及びステータを有するモータ本体部と、
    前記モータ本体部を収容するケースと、
    前記モータ本体部に対して前記モータ本体部の径方向外側に取り付けられ、前記モータ本体部に給電する給電部の少なくとも一部を覆うカバーと、を備え、
    前記カバーは、前記ステータを構成するボビンに対して固定する固定部と、前記ケースに対して取り付ける取付部と、を有することを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記カバーは、前記ボビンに巻かれる巻線を前記モータ本体部の径方向外側からカバーする巻線カバー部を有することを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記取付部及び前記巻線カバー部は、前記カバーを前記ケースに対して取り付ける際のガイド部の役割を兼ねていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記固定部及び前記巻線カバー部は、前記モータ本体部の径方向において前記カバーの内側に配置され、
    前記取付部は、前記モータ本体部の径方向において前記カバーの外側に配置されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記ボビンには突起部が形成されており、
    前記固定部は、前記突起部に引っ掛けることで前記ボビンに対して固定することが可能な引掛け部を有することを特徴とするモータ。
  6. 請求項5に記載のモータにおいて、
    前記突起部及び前記固定部の少なくとも一方は可撓性があり、可撓性を利用して前記引掛け部を前記突起部に引っ掛けることが可能な構成になっていることを特徴とするモータ。
JP2017246224A 2017-12-22 2017-12-22 モータ Pending JP2019115151A (ja)

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