JP4901257B2 - ステッピングモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ステッピングモータに関し、特に、コイル巻線のヨーク組み構造に関する。
特開2003−324892においては、リードスクリユウ部を持つモータ回転軸を備えたPM型ステッピングモータが開示されている。このモータのクロポール形アウターステータは、内周側の複数の極歯と外周側の胴板部で区画された第1環状空部に第1コイル巻線を収容する第1ヨークと、内周側に複数の極歯を持ち第1コイル巻線を塞ぐ端板としての第2ヨークと、内周側の複数の極歯と第1ヨークの胴板部とで区画された第2環状空部に第2コイル巻線を収容する第3ヨークと、内周側に複数の極歯を持ち第2コイル巻線を塞ぐ端板としての第4ヨークとを備えている。
第1ヨークの胴板部は第1コイル巻線の励磁による磁路を形成するのみならず、第2コイル巻線の励磁に磁路を形成するため、ヨーク組みが4枚の軟鉄板で構成できる利点がある。
特開2003−324892(図5)
しかしながら、第1コイル巻線の励磁による磁路形成においては第1ヨークの内側面と第2ヨークの端面との接合面が高磁気抵抗箇所として存在するのに対し、第2コイル巻線の励磁による磁路形成においては第1ヨークの内側面と第4ヨークの端面との接合の外、第1ヨークの内側面と第3ヨークの端面との接合も高磁気抵抗箇所として存在しているので、第2コイル巻線の励磁による磁路の磁気抵抗の方が高くなり、第1相と第2相との交互にディテントトルクの差が生じ、ステップ精度のバラツキを招く。
また、このクロポール形アウターステータでは第1ヨークに第1コイル巻線を組み付けてから第2ヨークと第3ヨークとを順次固定し、第2コイル巻線を組み付けてから第4ヨークを固定するものであるため、都合3箇所の接合部分で加締等により固定する必要がある。
そこで、上記問題点に鑑み、本発明の課題は、ヨーク組みを仕上げた後に2つのコイル巻線を組み付けることができ、しかも各相の磁気抵抗の平等化を実現できるステッピングモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、環状鍔の内周縁に切り起されて環状列に並ぶ複数の極歯を持つヨークの4個をインサート成形し、第1ヨークの極歯と第2ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第3ヨークの極歯と第4ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第2ヨークの環状鍔と第3ヨークの環状鍔とを背合せ状態で連結して成るモールドヨークと、第1ヨークの環状鍔と第2ヨークの環状鍔との間に巻装した第1コイル巻線と、第3ヨークの環状鍔と第4ヨークの環状鍔との間に巻装した第2コイル巻線と、モールドヨークが嵌入して各環状鍔の外周縁が内側面に接合する胴板部を持つ筒状ヨークとを備えたステッピングモータにおいて、モールドヨークは第4ヨーク側から筒状ヨークの開口を介して突出した樹脂製軸受ホルダーを一体的に有し、筒状ヨークは胴板部から折り曲げ成形されて第1ヨークの環状鍔の外表面と重なる底板部を有し、胴板部と底板部とが成す角部の内側に切り込み部が形成されることで、底板部に磁束を通り難くし第1ヨークに磁束を通すことで、第1ヨークと第4ヨークとが同等の磁束を通すことを特徴とする。
第1乃至第4のヨークはモールドヨークとして1部品のヨーク組みに予め仕上げることができるため、このモールドヨークに対して第1コイル巻線と第2コイル巻線を組み付けることができる。また、このモールドヨークと筒状ヨークとの組み合わせにおいては、第1乃至第4のヨークのいずれもの環状鍔の外周縁が筒状ヨークの胴板部の内側面と接合し、各相の高磁気抵抗箇所が2箇所で平等化するので、ステップ精度のバラツキを抑制できる。更に、筒状ヨークは胴板部から折り曲げ形成されて第1ヨークの環状鍔の外表面と重なる底板部を有し、胴板部と底板部とが成す角部の内側に切り込み部が形成されているため、この切り込み部の存在により角部が高磁気抵抗箇所となり、胴板部内の磁束が底板部内へは通り難く、専ら第1ヨークの環状鍔内を通ることなる。このため、第1ヨークは筒状ヨークの開口側の第4ヨークと同等の磁束を通すので、ステップ精度のバラツキを一層抑制できる。
請求項2に係る発明は、環状鍔の内周縁に切り起されて環状列に並ぶ複数の極歯を持つヨークの4個をインサート成形し、第1ヨークの極歯と第2ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第3ヨークの極歯と第4ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第2ヨークの環状鍔と第3ヨークの環状鍔とを背合せ状態で連結して成るモールドヨークと、第1ヨークの環状鍔と第2ヨークの環状鍔との間に巻装した第1コイル巻線と、第3ヨークの環状鍔と第4ヨークの環状鍔との間に巻装した第2コイル巻線と、モールドヨークが嵌入して各環状鍔の外周縁が内側面に接合する胴板部を持つ筒状ヨークとを備えたステッピングモータにおいて、モールドヨークは第4ヨーク側から筒状ヨークの開口を介して突出した樹脂製軸受ホルダーを一体的に有し、筒状ヨークは胴板部から折り曲げ成形されて第1ヨークの環状鍔の外表面と重なる底板部を有し、底板部のうち当該底板部と胴板部とが成す角部寄りに当該角部を巡る複数の孔が環状列設されることで、底板部に磁束を通り難くし第1ヨークに磁束を通すことで、第1ヨークと第4ヨークとが同等の磁束を通すことを特徴とする。
この発明においても、第1乃至第4のヨークはモールドヨークとして1部品のヨーク組みに予め仕上げることができるため、このモールドヨークに対して第1コイル巻線と第2コイル巻線を組み付けることができる。また、このモールドヨークと筒状ヨークとの組み合わせにおいては、第1乃至第4のヨークのいずれもの環状鍔の外周縁が筒状ヨークの胴板部の内側面と接合し、各相の高磁気抵抗箇所が2箇所で平等化するので、ステップ精度のバラツキを抑制できる。更に、筒状ヨークは胴板部から折り曲げ成形されて第1ヨークの環状鍔の外表面と重なる底板部を有し、底板部のうち当該底板部と胴板部とが成す角部寄りに当該角部を巡る複数の孔が環状列設されているため、角部付近が高磁気抵抗箇所となり、胴板部内の磁束が底板部内へは通り難く、専ら第1ヨークの環状鍔内を通ることなる。このため、第1ヨークは筒状ヨークの開口側の第4ヨークと同等の磁束を通すので、ステップ精度のバラツキを一層抑制できる。
請求項3に係る発明は、環状鍔の内周縁に切り起されて環状列に並ぶ複数の極歯を持つヨークの4個をインサート成形し、第1ヨークの極歯と第2ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第3ヨークの極歯と第4ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第2ヨークの環状鍔と第3ヨークの環状鍔とを背合せ状態で連結して成るモールドヨークと、第1ヨークの環状鍔と第2ヨークの環状鍔との間に巻装した第1コイル巻線と、第3ヨークの環状鍔と第4ヨークの環状鍔との間に巻装した第2コイル巻線と、モールドヨークが嵌入して各環状鍔の外周縁が内側面に接合する胴板部を持つ筒状ヨークと、シャフト及びシャフトが嵌入されたマグネットからなるインナーロータとを備えたステッピングモータにおいて、モールドヨークは第4ヨーク側から筒状ヨークの開口を介して突出した樹脂製軸受ホルダーを一体的に有し、筒状ヨークは胴板部から折り曲げ成形されて第1ヨークの環状鍔の外表面と重なる複数の突片を有し、突片にはシャフトを支持するフレームが支持されることを特徴とする。
この発明においても、第1乃至第4のヨークはモールドヨークとして1部品のヨーク組みに予め仕上げることができるため、このモールドヨークに対して第1コイル巻線と第2コイル巻線を組み付けることができる。また、このモールドヨークと筒状ヨークとの組み合わせにおいては、第1乃至第4のヨークのいずれもの環状鍔の外周縁が筒状ヨークの胴板部の内側面と接合し、各相の高磁気抵抗箇所が2箇所で平等化するので、ステップ精度のバラツキを抑制できる。更に、筒状ヨークは胴板部から折り曲げ成形されて第1ヨークの環状鍔の外表面と重なる複数の突片を有し、事実上無底であるため、胴板部内の磁束は第1ヨークの環状鍔内を必ず通ることになる。このため、第1ヨークは筒状ヨークの開口側の第4ヨークと同等の磁束を通すので、ステップ精度のバラツキを一層抑制できる。
本発明では、インサート成形で得たモールドヨークに2つのコイル巻線を組み付けることができ、しかも底板部を有する筒状ヨークを使用しても各相の磁気抵抗を平等化してステップ精度のバラツキを抑制できる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例1に係るリードスクリュウ・モータを示す斜視図、図2は同モータの軸受ホルダーに対する軸受抜け止め板の取着態様を示す斜視図、図3は同リードスクリュウ・モータを示す断面図、図4(A)は同リードスクリュウ・モータにおける筒状ケースを示す斜視図、図4(B)は筒状ケースの部分縦断面図である。
本例のリードスクリュウ・モータは、モータ本体1から突出してリードスクリュウ(図示せず)が形成されたモータシャフト2と、モータ本体1の筒状ケース(筒状ヨーク)6の底板部6aに支持されたフレーム3に取着し、シャフト2の先端縮径部2aを回転自在に支承する軸受4とを有する。
モータ本体1はPM型ステッピングモータで、シャフト2及びこれが嵌入されたマグネット5から成るインナーロータと、筒状ケース6に嵌入されたモールドヨーク7(A相アウターヨーク7aa,A相インナーヨーク7ab,B相インナーヨーク7ba,B相アウターヨーク7bb)及び極歯間絶縁樹脂M,M上に巻装されたコイル巻線(A相コイル9a,B相コイル9b)から成るクロポール形アウターステ―タとを有する。このモールドヨーク7は、インサート成形によって、A相アウターヨーク(第1ヨーク)7aaの極歯KとA相インナーヨーク(第2ヨーク)7abの極歯Kとを極歯間樹脂Mを介して噛み合わせ状態で連結し、B相インナーヨーク(第3ヨーク)7baの極歯KとB相アウターヨーク(第4ヨーク)7bbの極歯Kとを極歯間絶縁樹脂Mを介して噛み合わせ状態で連結し、A相インナーヨーク7abの環状鍔FとB相インナーヨーク7baの環状鍔Fとを極歯間絶縁樹脂M1,M2を介して背合わせ状態で連結して成る。A相アウターヨーク7aaの環状鍔FとA相インナーヨーク7abの環状鍔Fとの間にA相コイル巻線9aが巻装され、B相インナーヨーク7baの環状部FとB相アウターヨーク7bbの環状部Fとの間にB相コイル巻線9bが巻装されている。このモールドヨーク7は筒状ケース6に嵌入しており、環状鍔F〜Fの外周縁が胴板部6bの内側面に接合している。
シャフト2はその基端部の抱球穴2b内とピボット軸受11の球受け穴11a内とに嵌る鋼球10を介して回転自在にピボット軸受11に支承されている。このピボット軸受11は、絶縁樹脂部Mと一体的に形成されて筒状ケース6の開口から突出した軸受ホルダー12の軸受収容孔12aに嵌入し、軸受抜け止め板13により軸方向に押圧付勢されて抜け止めされている。
軸受ホルダー12は、相平行した一対の案内縁辺部X,Xとこれらに直交して相平行な一対の案内縁辺部Y,Yを持つ略矩形状のフランジ部12bを有する。軸受抜け止め板13も略矩形状で、その中央部にはピボット軸受11の端面11bの中央部に圧接するための板ばね片13aが切り起こし形成されている。軸受抜け止め板13において、板ばね片13aを通る左右対称軸を挟んだ一対の縁辺は2度折り曲げ形成された断面略コ字状であり、案内縁辺部X,X或いは案内縁辺部Y,Yに差し込むためのスライド溝を持つ挟み込み縁辺部W,Wとなっている。一対の案内縁辺部X,X或いは一対の案内縁辺部Y,Yと挟み込み縁辺部W,Wとが軸受抜け止め板13を軸受ホルダー12のラジアル方向から当該軸受ホルダー12に差し込んで取着するための抜け止め板取着装置を構成している。
本例の筒状ケース6は,A相コイル巻線9aの磁路とB相コイル巻線9bの磁路とを兼用するヨークでもあり、プレス成形により、胴板部6bと、シャフト挿通孔hを持ち胴板部6bから折り曲げ形成した底板部6aを有するカップ状である。胴板部6bの開口側の段差にB相アウターヨーク7bbの環状鍔Fの外周縁が接合されており、胴板部6bと底板部6aとが成す角部の内側に先狭状の切り込み部Sが周回形成されている。なお、図4中の6cはモールドヨークと一体的に形成した端子台T(図1参照)を外部に臨ませるための切欠き部である。
ヨーク7aa,7ab,7ba,7bbはモールドヨーク7として予め1部品のヨーク組みになっているため、これに対しコイル巻線9a,9bを組み付けることができる。またこのモールドヨーク7と筒状ケース6との組み合わせにおいては、ヨーク7aa,7ab,7ba,7bbのいずれもの環状鍔F〜Fの外周縁が筒状ケース6の内面に接合し、各相の高磁気抵抗箇所が2箇所となり、平等化するので、ステップ精度のバラツキを抑制できる。更に、胴板部6bと底板部6aとが成す角部の内側に切り込み部Sが巡らされているため、角部が高磁気抵抗箇所となり、胴板部6b内の磁束が環状鍔Fと重なる底板部6a内へは通り難く、環状鍔F内を専ら通ることになる。このため、ヨーク7aaは筒状ヨーク6の開口側のヨーク7bbと同等の磁束を通すので、ステップ精度のバラツキを一層抑制できる。
図5(A)は本発明の実施例2に係る筒状ケースを示す斜視図、図5(B)は同筒状ケースの部分縦断面図、図5(C)は同筒状ケースの底面図である。
本例の筒状ケース(筒状ヨーク)16の場合も,A相コイル巻線9aの磁路とB相コイル巻線9bの磁路とを兼用するヨークでもあり、プレス成形により、胴板部16bと、シャフト挿通孔hを持ち胴板部16bから折り曲げ形成した底板部16aを有するカップ状である。胴板部16bの開口側の段差にB相アウターヨーク7bbの環状鍔Fの外周縁が接合しており、底板部16aのうち当該底板部16aと胴板部16bとが成す角部寄りに当該角部を巡る3つの長孔Hが環状列設されている。なお、図5(A)中の16cはモールドヨークと一体的に形成した端子台T(図1参照)を外部に臨ませるための切欠き部である。
本例においても、ヨーク7aa,7ab,7ba,7bbのいずれもの環状鍔F〜Fの外周縁が筒状ケース16の内面に接合しているため、各相の高磁気抵抗箇所が2箇所となり、平等化するので、ステップ精度のバラツキを抑制できる。また底板部16aのうち当該底板部16aと胴板部16bとが成す角部寄りに当該角部を巡る3つの長孔Hが環状列設されているため、この角部付近が高磁気抵抗箇所となり、胴板部16b内の磁束が環状鍔Fと重なる底板部16a内へは通り難く、環状鍔F内を専ら通ることになる。このため、ヨーク7aaは筒状ヨーク16の開口側のヨーク7bbと同等の磁束を通すので、ステップ精度のバラツキを一層抑制できる。
図6(A)は本発明の実施例3に係る筒状ケースを示す斜視図、図6(B)は同筒状ケースの部分縦断面図、図6(C)は同筒状ケースの底面図である。
本例の筒状ケース(筒状ヨーク)26の場合も,A相コイル巻線9aの磁路とB相コイル巻線9bの磁路とを兼用するヨークでもあり、胴板部26bから折り曲げ形成された3つの突片26aを有する。この突片26aはフレーム3を支持するものである。
本例においても、ヨーク7aa,7ab,7ba,7bbのいずれもの環状鍔F〜Fの外周縁が筒状ケース26の内面に接合しているため、各相の高磁気抵抗箇所が2箇所となり、平等化するので、ステップ精度のバラツキを抑制できる。3つの突片26aは環状鍔Fの一部に重なるが、筒状ケース26は無底同然であるため、胴板部26b内の磁束がヨーク7aaの環状鍔F内を必ず通ることになる。このため、ヨーク7aaは筒状ヨーク26の開口側のヨーク7bbと同等の磁束を通すので、ステップ精度のバラツキを一層抑制できる。
図7(A)は本発明の実施例4に係る筒状ケースを示す斜視図、図7(B)は同筒状ケースの部分縦断面図、図7(C)は同筒状ケースの底面図である。
本例の筒状ケース(筒状ヨーク)36の場合も,A相コイル巻線9aの磁路とB相コイル巻線9bの磁路とを兼用するヨークでもあり、胴板部36bのみから成る無底筒状である。なお、フレーム3の支持固定にはモールドヨーク7の極歯間樹脂M1を延長成形した支持部を用いれば好い。
ヨーク7aa,7ab,7ba,7bbのいずれもの環状鍔F〜Fの外周面が筒状ケース36の内面に接合しているため、各相の高磁気抵抗箇所が2箇所となり、平等化するので、ステップ精度のバラツキを抑制できる。また、筒状ケース36は無底であるため、胴板部36b内の磁束がヨーク7aaの環状鍔F内を必ず通ることになる。このため、ヨーク7aaは筒状ヨーク36の開口側のヨーク7bbと同等の磁束を通すので、ステップ精度のバラツキを一層抑制できる。
本発明の実施例1に係るリードスクリュウ・モータを示す斜視図である。 同モータの軸受ホルダーに対する軸受抜け止め板の取着態様を示す斜視図である。 同リードスクリュウ・モータを示す断面図である。 (A)は同リードスクリュウ・モータにおける筒状ケースを示す斜視図、(B)は筒状ケースの部分縦断面図である。 本発明の実施例2に係る筒状ケースを示す斜視図、(B)は同筒状ケースの部分縦断面図、(C)は同筒状ケースの底面図である。 本発明の実施例3に係る筒状ケースを示す斜視図、(B)は同筒状ケースの部分縦断面図、(C)は同筒状ケースの底面図である。 本発明の実施例4に係る筒状ケースを示す斜視図、(B)は同筒状ケースの部分縦断面図、(C)は同筒状ケースの底面図である。
符号の説明
1…モータ本体
2…モータシャフト
2a…先端縮径部
2b…抱球穴
3…フレーム
4…軸受
5…マグネット
6,16,26,36…筒状ケース(筒状ヨーク)
6a,16a…底板部
6b,16b,26b,36b…胴板部
6c,16c,26c,36c…切欠き部
7…モールドヨーク
7aa…A相アウターヨーク(第1ヨーク)
7ab…A相インナーヨーク(第2ヨーク)
7ba…B相インナーヨーク(第3ヨーク)
7bb…B相アウターヨーク(第4ヨーク)
9a…A相コイル巻線
9b…B相コイル巻線
10…鋼球
11…ピボット軸受
11a…球受け穴
11b…端面
12…軸受ホルダー
12a…軸受収容孔
12b…フランジ部
13…軸受抜け止め板
13a…板ばね片
26a…突片
h…シャフト挿通孔
〜F…環状鍔
H…長孔
〜K…極歯
,M…極歯絶縁樹脂
S…切り込み部
T…端子台
,W…挟み込み縁辺部
,X,Y,Y…案内縁辺部

Claims (3)

  1. 環状鍔の内周縁に切り起こされて環状列に並ぶ複数の極歯を持つヨークの4個をインサート成形し、第1ヨークの極歯と第2ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第3ヨークの極歯と第4ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第2ヨークの環状鍔と第3ヨークの環状鍔とを背合せ状態で連結して成るモールドヨークと、第1ヨークの環状鍔と第2ヨークの環状鍔との間に巻装した第1コイル巻線と、第3ヨークの環状鍔と第4ヨークの環状鍔との間に巻装した第2コイル巻線と、前記モールドヨークが嵌入して前記各環状鍔の外周縁が内側面に接合する胴板部を持つ筒状ヨークとを備えたステッピングモータにおいて、
    前記モールドヨークは第4ヨーク側から前記筒状ヨークの開口を介して突出した樹脂製軸受ホルダーを一体的に有し、前記筒状ヨークは前記胴板部から折り曲げ成形されて第1ヨークの環状鍔の外表面と重なる底板部を有し、前記胴板部と前記底板部とが成す角部の内側に切り込み部が形成されることで、前記底板部に磁束を通り難くし前記第1ヨークに磁束を通すことで、前記第1ヨークと前記第4ヨークとが同等の磁束を通すことを特徴とするステッピングモータ。
  2. 環状鍔の内周縁に切り起こされて環状列に並ぶ複数の極歯を持つヨークの4個をインサート成形し、第1ヨークの極歯と第2ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第3ヨークの極歯と第4ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第2ヨークの環状鍔と第3ヨークの環状鍔とを背合せ状態で連結して成るモールドヨークと、第1ヨークの環状鍔と第2ヨークの環状鍔との間に巻装した第1コイル巻線と、第3ヨークの環状鍔と第4ヨークの環状鍔との間に巻装した第2コイル巻線と、前記モールドヨークが嵌入して前記各環状鍔の外周縁が内側面に接合する胴板部を持つ筒状ヨークとを備えたステッピングモータにおいて、
    前記モールドヨークは第4ヨーク側から前記筒状ヨークの開口を介して突出した樹脂製軸受ホルダーを一体的に有し、前記筒状ヨークは前記胴板部から折り曲げ成形されて第1ヨークの環状鍔の外表面と重なる底板部を有し、前記底板部のうち当該底板部と前記胴板部とが成す角部寄りに当該角部を巡る複数の孔が環状列設されることで、前記底板部に磁束を通り難くし前記第1ヨークに磁束を通すことで、前記第1ヨークと前記第4ヨークとが同等の磁束を通すことを特徴とするステッピングモータ。
  3. 環状鍔の内周縁に切り起こされて環状列に並ぶ複数の極歯を持つヨークの4個をインサート成形し、第1ヨークの極歯と第2ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第3ヨークの極歯と第4ヨークの極歯とを非接触の噛み合わせ状態で連結し、第2ヨークの環状鍔と第3ヨークの環状鍔とを背合せ状態で連結して成るモールドヨークと、第1ヨークの環状鍔と第2ヨークの環状鍔との間に巻装した第1コイル巻線と、第3ヨークの環状鍔と第4ヨークの環状鍔との間に巻装した第2コイル巻線と、前記モールドヨークが嵌入して前記各環状鍔の外周縁が内側面に接合する胴板部を持つ筒状ヨークと、シャフト及び前記シャフトが嵌入されたマグネットからなるインナーロータとを備えたステッピングモータにおいて、
    前記モールドヨークは第4ヨーク側から前記筒状ヨークの開口を介して突出した樹脂製軸受ホルダーを一体的に有し、前記筒状ヨークは前記胴板部から折り曲げ成形されて第1ヨークの環状鍔の外表面と重なる複数の突片を有し、前記突片には前記シャフトを支持するフレームが支持されることを特徴とするステッピングモータ。
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