JPS622554Y2 - - Google Patents

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JPS622554Y2
JPS622554Y2 JP1977039201U JP3920177U JPS622554Y2 JP S622554 Y2 JPS622554 Y2 JP S622554Y2 JP 1977039201 U JP1977039201 U JP 1977039201U JP 3920177 U JP3920177 U JP 3920177U JP S622554 Y2 JPS622554 Y2 JP S622554Y2
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JP
Japan
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plate
magnetic
magnetic core
drive coil
circuit block
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JP1977039201U
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JPS5318170U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水晶時計等のシールド板の固定構造に
関する。水晶時計等に用いる変換器は通常回路か
らの電気信号をコイルに流し、コイルに誘起する
磁束をステーターで導き、磁石からなるローター
を回転させ、輪列にトルクを伝える電磁変換器を
用いるのが一般である。こういつたコイルやステ
ーターを用いる時計においては、外部磁界が変換
器内を通過する時に生ずる磁界により、ローター
の回転が乱れあるいは止ることが多いので、一般
には外部磁界からのシールドのため、時計全体を
純鉄などからなる高透磁率材等を用いて、外部磁
界のバイパスを作り変換器への磁気的影響を小さ
くして耐磁性能を上げている。
しかしながら時計の小型薄型化の要求度が高ま
つているので、時計ムーブメント全体を覆う耐磁
板をつけることは、時計全体の厚み、材料費等問
題が多く、最近では、第1図に示す様に、主とし
て外部磁界の影響を受けやすいコイル2ステータ
ー3等の変換器まわりのみを覆い、時計全体を覆
うことによる不利をできるだけ少くしている。こ
れはコイル2の巻線の太さや巻数ステーター3に
用いる材料の選択等種々の方法により、耐磁板1
が従来よりも小さくてもある程度の耐磁性能が期
待できる様になつたためであるが、本考案ではこ
ういつた耐磁板1の固定に関するものである。耐
磁板1をムーブメントに固定する種々の方法があ
るがここでは、コイルの固定ネジ6を兼用して固
定する方法でムーブメントに取付けられている。
即ち第1図、第2図に示すように、ステーター3
とコイル2の磁束を導く磁心部2aを密着させ固
定する止メネジ6は、(地板のネジピン8を介し
て)耐磁板1の平面方向の位置決め固定を行なつ
ている。ここで第2図に於けるように耐磁板1は
純鉄、磁心2aはパーマロイ等いずれも高透磁率
材からなるため、ブツシユとして黄銅等からなる
非磁性部材9又は10を介して固定する様構成
し、この時ブツシユ9は回路ブロツク7の位置決
めを兼ねている。又実験的に磁心2aと耐磁板1
は0.3mm以上離れていればコイル2に生ずる磁界
の耐磁板1に逃げる磁界損失をほとんど無視でき
ることが確認されている。
このようにネジピンがステーター、コイル、耐
磁板更には回路のすべての位置決めと固定を行な
つているので小型、薄型時計に於てのスペース、
部品点数節約に大きな効果がある。
又耐磁板1はコイル部2の頂部と対向する位置
に頂部を逃げる孔部1aを有しており、それによ
り第2図から明らかな如く、耐磁板と駆動コイル
の1部を断面的に重ねている。これによつて時計
の薄型化が得られる。
更にこの耐磁板はネジ止メされているのでマー
キングプレートの一部としても利用できる。即ち
耐磁板1には変わる要因を多く含むたとえばキヤ
リバーナンバー4708A、時間調整の有無を示す
UNADJUSTED等を記入する。耐磁板にスペー
スの余裕があれば、これらの記号のすべて耐磁板
に銘記してもよい。従来は受板5にこれらの記号
をすべて銘記することが多く、地板4や回路ブロ
ツク7、輪列等のほとんどが共通で、カレンダー
付か、カレンダーとウイーク付かあるいは単に時
間精度にグレード差がある場合のみ等各々に応じ
て、工場内ではあらかじめ定めた生産計画に応じ
て受板5を何種類か用意し、区別して組立ライン
に流し、数量計画の変更時などは、たとえば単に
キヤリバーナンバーが4708Aから4705Aに変るだ
けでも完成したムーブメントを受板5の変換によ
り再び輪列の柄入れや注油、アガキチエツク等を
やりなおす必要がある。
本考案のように、変更が多いキヤリバーナンバ
ーや調整の有無を表示する記号を耐磁板に記入し
ておくことにより、生産計画時にも受板5を何種
類も用意する必要がなく、時計ムーブメントとし
て最後の工程である耐磁板取付時に区別すればよ
いので、生産計画の変更や数量の調整時にも、耐
磁板の変換のみですむため、めんどうな受板交換
がなく、極めて容易である。又時計店等で受板の
穴石の割れ等時に受板を交換する時もアフターサ
ービス用として一種類の受板を用意すればよいの
で迅速な供給が可能である。更にムーブメントの
みのOEM輸出等では、メーカー名が客先ブラン
ドに置換える場合があり、その場合はブランド名
を耐磁板1に記入しておくことにより、耐磁板の
交換のみで容易に客先仕様に合わせることがで
き、受板の様に加工精度が高く、加工工数も多く
従つてコスト的にも高い部品の種類を増すことな
く簡単な耐磁板を記号のマーキング手段として用
いることができる。又耐磁板は金属であるため記
号のマーキングもプレス加工あるいは彫刻、腐蝕
あるいは焼付印刷など種々な加工方法がとれる。
更に近年の傾向としてますます小型・薄型化さ
れた時計にあつて輪列の占めるスペースは縮少化
傾向にあり、受板も小さくなる。このため、国
名、メーカー名等たくさんの記号を受板にすべて
記入するとスペース的に入らず、あるいは記号の
大きさが小さくなりすぎてデザイン的にも悪くな
り、判読しにくくなる。
耐磁板1をマーキング手段として用いることは
こういつた点からも有利である。
即ち本考案の構成によれば地板に植立したピン
部材に駆動コイルの磁芯、板状ステータ、回路ブ
ロツク及び耐磁板を貫通積層配置し、一本のネジ
でそれらのすべてを固定することにより部品数を
減じ、また磁芯もしくは板状ステータと耐磁板と
の間隔を保つための非磁性材ブツシユを回路ブロ
ツクと係合させ回路ブロツクの位置決めをさせて
いるので、非磁性材ブツシユをステータもしくは
磁芯と耐磁板の間に介在させても厚くなることが
なく、時計に必要な薄型化を維持しているもので
ある。又本考案は平板状の耐磁板にコイル頂部を
逃げる孔部1aを形成し、耐磁板と駆動コイルを
断面的に重ねるよう構成したので、耐磁板によつ
て時計を厚くするといつた問題を回避している。
耐磁板とステータが近づくと磁気洩れの心配もあ
るが、本考案では非磁性材ブツシユによつて必要
最小限の隙間を確保しているので、小型且つ耐磁
性能の十分な水晶時計を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図は本考案の一実施例を示す部分的断面図。 記号の説明、1……耐磁板、2……コイル、5
……輪列用受板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地板上面の外周に沿つて電池、回路ブロツク及
    びステツプモーターの駆動コイルを順次配置し、
    地板の中央に輪列部を設けてなる水晶時計の耐磁
    板固定構造において、前記地板の上面に地板と平
    行に配置される前記駆動コイル、前記駆動コイル
    を貫通する磁芯及び該磁芯と平面的に重ねて配置
    される板状ステータ、前記地板に植立されるとと
    もに前記磁芯及び前記板状ステータを貫通してそ
    れらの位置決めをするピン部材、前記ピン部材に
    嵌合させる平板状の耐磁板を有し、前記磁芯もし
    くは板状ステータと前記耐磁板との間にはそれら
    の間隔を保つための非磁性材ブツシユが前記ピン
    部材に嵌合されて配置されており、且つ前記ブツ
    シユは前記磁芯もしくは板状ステータの間に配置
    される回路ブロツクを貫通するとともに、前記ブ
    ツシユの外径で前記回路ブロツクと係合して前記
    回路ブロツクの位置決めをなすよう構成し、前記
    ピン部材に係合するネジ部材により前記磁芯、前
    記板状ステータ、前記回路ブロツク及び前記耐磁
    板を前記地板に固定してなり、前記耐磁板は前記
    駆動コイルと平面的に重なるとともに、前記駆動
    コイルの頂部を逃げる孔部を有することにより前
    記駆動コイルと断面的にも重なることを特徴とす
    る水晶時計の耐磁板固定構造。
JP1977039201U 1977-03-30 1977-03-30 Expired JPS622554Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977039201U JPS622554Y2 (ja) 1977-03-30 1977-03-30

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JP1977039201U JPS622554Y2 (ja) 1977-03-30 1977-03-30

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Publication Number Publication Date
JPS5318170U JPS5318170U (ja) 1978-02-16
JPS622554Y2 true JPS622554Y2 (ja) 1987-01-21

Family

ID=28695055

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JP1977039201U Expired JPS622554Y2 (ja) 1977-03-30 1977-03-30

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52115811U (ja) * 1976-02-28 1977-09-02

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5354291Y2 (ja) * 1974-04-17 1978-12-26

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Publication number Publication date
JPS5318170U (ja) 1978-02-16

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