JPH0740221Y2 - 計器用ムーブメント - Google Patents

計器用ムーブメント

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JPH0740221Y2
JPH0740221Y2 JP1989098461U JP9846189U JPH0740221Y2 JP H0740221 Y2 JPH0740221 Y2 JP H0740221Y2 JP 1989098461 U JP1989098461 U JP 1989098461U JP 9846189 U JP9846189 U JP 9846189U JP H0740221 Y2 JPH0740221 Y2 JP H0740221Y2
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coils
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は計器用ムーブメントに係り、特に自動車等に搭
載され、速度計、回転計、水温計等種々の車載計器に好
適な計器用ムーブメントに関する。
〔従来の技術〕
従来から、互いに直交する磁界を発生する一対のコイル
に計測量に応じて変化する電流を流し、上記一対のコイ
ルが各々発生する磁界を合成した合成磁界の方向にマグ
ネットロータを回転させ、このマグネットロータと共に
回転する指示針により計測量の表示を行う車載用指示計
器が多く用いられている。
第4図は従来のこの種の指示計器を示したもので、この
指示計器はクロスコイル形と呼ばれる計器用ムーブメン
ト1を有している。この計器用ムーブメント1は、円筒
状で一端部が開放された遮磁用ケース体2の内部にコイ
ル支持体としての上下二つ割り構造のコイルボビン3が
収容されたもので、上記コイルボビン3の外側には、2
つのコイル4,4が互いに直交するように巻回されてお
り、上記コイルボビン3の内側には、中心部にコイルボ
ビン3の軸方向に延びる回転軸5を有するマグネットロ
ータ(図示せず)が配設されている。
また、上記コイルボビン3の周縁部には、上記各コイル
4に通電するためのターミナル端子6aと共に、後述する
導光板9に上記ムーブメント1を取り付けるためのフラ
ンジ7が直径方向対称位置に形成されている。そして、
上記マグネットロータは、各コイル4に通電されていな
い状態で上記回転軸5を中心として自由に回転自在とさ
れ、上記ターミナル端子6aを介して各コイル4に通電す
ることにより所定角度回転されるようになされている。
上記のように構成された計器用ムーブメント1は、硬質
のプリント配線基板8の上面に上記ターミナル端子6aを
兼ねる固定ねじ6で固定されており、このプリント配線
基板8に固着されたムーブメント1が上面に文字板9を
有する導光板10の裏面に上記フランジ7に螺入する止め
ねじ11を介して取り付けられるようになされている。ま
た、上記回転軸5の先端部は、導光板10及び文字板9を
貫通するようになされており、この先端部には指示針12
が固着され、上記した構成により指示計器が形成される
ものである。
上記指示計器においては、車速等の測定信号が図示しな
いワイヤーハーネス等を介して硬質プリント配線基板8
に入力され、このプリント配線基板8で所定の処理が行
われる。そして、このプリント配線基板8から駆動信号
としての所定電流が端子としての機能を有する固定ねじ
6を介して上記各コイル4に供給され、各コイル4が発
生する磁界の合成磁界に応じて上記マグネットロータが
上記計測量に対応した角度回転する。これにより、上記
回転軸5が回転し、上記指示針12が文字板9上で回転し
て計測量が表示されるようになされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の計器用ムーブメントにおいては、上
下二つ割り構造のコイルボビン3の内側にマグネットロ
ータを回転軸5を介して回転可能に収容してからコイル
ボビン3の外側に一対のコイル4,4を互いに直交して巻
回するようにしているので、ムーブメントを組み立てる
にあたって、マグネットロータの収容作業、コイルの巻
回作業等と順を追って作業をする必要があり、特にコイ
ルの巻回作業に時間がかかり、ムーブメント全体の組み
立て性が著しく悪いという問題を有している。
また、上記従来の計器用ムーブメントにおいては、各コ
イル4とプリント配線基板8との間がケース体2により
遮蔽されているため、これらコイル4とプリント配線基
板8の間の電気的接続を、ケース2を貫通してコイルボ
ビン3をプリント配線基板8に取り付ける固定ねじ6を
介して行うようにしているため、ケース2の外部とコイ
ル4との電気的接続を図る際に、配線の引き回しのため
の構成が煩雑となり配線作業が面倒になると共に、上記
固定ねじ6の締め付け具合等によりコイル4とプリント
配線基板8との電気的接続状態が不安定になる可能性が
あるという問題を有している。
本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、計器用ム
ーブメントを組み立てるにあたって、時間のかかるコイ
ルの巻回作業をムーブメントの組み立て作業と同時平行
で行うことができ、ムーブメント全体の組み立て性を著
しく向上させることができると共に、コイルと計器用ム
ーブメント外部との電気的な接続を簡単な構成で行え、
また、電気接続用配線の引き回しを容易に行え、さらに
は、上記コイルと計器用ムーブメントの外部との電気的
接続状態を安定させることができる車載用指示計器の計
器用ムーブメントを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案に係る計器用ムーブメ
ントは、互いに直交する磁界を発生する一対のコイル
と、この一対のコイルを支持するコイル支持体と、上記
一対のコイルがそれぞれ発生する磁界を合成した合成磁
界内に配置したマグネットロータとを備え、上記一対の
コイルに所定の計測量に応じた電流を流すことにより磁
界を発生させ、その合成磁界方向に上記マグネットロー
タを回転させるようにした計器用ムーブメントにおい
て、上記一対のコイルの各々を、上記マグネットロータ
の回転面に平行な面上に上記マグネットロータの回転軸
を挟んで対向配置して直列接続され、かつそれぞれが発
生する磁界の方向が上記回転軸に平行で互いに逆方向と
なる2つのコイル部で構成し、このコイル部を上記マグ
ネットロータの下方に配置したコイル支持体に配設し、
このコイル支持体に上記回転軸の一端部を支持する軸受
け部を形成すると共に、上記コイルのリードの外部への
引き出しを可能とする開放部を有しこの開放部側から上
記マグネットロータ及び上記コイル支持体に被せてこれ
らを覆うケース体に、上記回転軸の他端部を支持する軸
受け部を形成したことを特徴とするものである。
また、上記構成に変えて、上記一対のコイルの各々を、
上記マグネットロータの回転面に平行な面上に上記マグ
ネットロータの回転軸を挟んで対向配置して直列接続さ
れ、かつそれぞれが発生する磁界の方向が上記回転軸に
平行で互いに逆方向となる2つのコイル部で構成し、こ
のコイル部を上記マグネットロータの上方に位置するコ
イル支持体に配設し、上記マグネットロータの下方に上
記回転軸の一端部を支持する軸受け部を形成すると共
に、上記コイルのリードの外部への引き出しを可能とす
る開放部を有しこの開放部側から上記マグネットロータ
及び上記コイル支持体に被せてこれらを覆うケース体
に、上記回転軸の他端部を支持する軸受け部を形成した
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、上記一対のコイルの各々を、上記マグ
ネットロータの回転面に平行な面上に上記マグネットロ
ータの回転軸を挟んで対向配置して直列接続され、かつ
それぞれが発生する磁界の方向が上記回転軸に平行で互
いに逆方向となる2つのコイル部で構成し、このコイル
部を上記マグネットロータの下方に配置したコイル支持
体に配設し、このコイル支持体に上記回転軸の一端部を
支持する軸受け部を形成すると共に、上記マグネットロ
ータ及び上記コイル支持体を覆うケース体に上記回転軸
の他端部を支持する軸受け部を形成したので、コイル支
持体内にマグネットロータを収容すると同時にコイル部
を配設することができ、またマグネットロータをコイル
支持体とケース体とで回転可能に支持することができる
ものである。
しかも、上記ケース体が、上記マグネットロータ及び上
記コイル支持体に被せる側に、上記コイルのリードの外
部への引き出しを可能とする開放部を有していることか
ら、この開放部を介してケース体の外側にリードを直接
引き出してコイルとケース体外部との電気的接続用配線
として用い、これにより、配線の構成を簡略化しかつ配
線の引き回しを容易に行うことができ、しかも、ケース
体の外側に引き出したリードをケース体外部の基板等に
直接接続し、電気的接続状態を安定させることができる
ものである。
また、上記一対のコイルの各々を、上記マグネットロー
タの回転面に平行な面上に上記マグネットロータの回転
軸を挟んで対向配置して直列接続され、かつそれぞれが
発生する磁界の方向が上記回転軸に平行で互いに逆方向
となる2つのコイル部で構成し、このコイル部を上記マ
グネットロータの上方に位置するコイル支持体に配設
し、上記マグネットロータの下方に上記回転軸の一端部
を支持する軸受け部を形成すると共に、上記コイルのリ
ードの外部への引き出しを可能とする開放部を有しこの
開放部側から上記マグネットロータ及び上記コイル支持
体に被せてこれらを覆うケース体に、上記回転軸の他端
部を支持する軸受け部を形成しても、コイル支持体内に
マグネットロータを収容すると同時にコイル部を配設す
ることができ、またマグネットロータを軸受け部とケー
ス体とで回転可能に支持することができると共に、コイ
ルのリードと外部との電気的接続を簡単な構成にでき、
また、そのための配線の引き回しを容易にでき、さらに
は、コイルのリードと外部と電気的状態を安定させるこ
とができるものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第3図を参照して説
明し、従来と同一部分には同一符号を付す。
第1図は本考案の一実施例を示したもので、硬質のプリ
ント配線基板8の上面には、上端部が開放した略カップ
体として構成されたコイル支持体としてのコイルボビン
3が配設されている。上記コイルボビン3内には、中心
部にコイルボビン3の軸方向に延びる回転軸5を有する
円板状のマグネットロータ14が収容されており、上記コ
イルボビン3の内部底面中央部には、上記回転軸5の下
端部を支承する軸受け凹部15が形成されている。
また、マグネットロータ14の下方でこのマグネットロー
タ14を内部に収容した上記コイルボビン3の下面には、
マグネットロータ14を駆動する磁界を発生するコイル部
が2組設けられている。
前記各組のコイル部は2つのコイル部27,27でそれぞれ
構成されており、この2つのコイル部27,27は、上記マ
グネットロータ14の回転面に平行な面上に位置し、しか
も、このマグネットロータ14の回転軸5を挟んで対称な
位置となるような上記コイルボビン3の下面箇所に配置
されている。
そして、上述した1組のコイル部を構成する2つのコイ
ル部27,27は、第2図に示すように、各コイル部27から
延びるリード線18をプリント配線基板8に形成された引
き出し孔19からプリント配線基板8の下面側に引き出
し、図示しないプリント配線基板とはんだ付け等するこ
とにより直列に接続されており、これら2つのコイル部
27,27でそれぞれ構成された2組のコイル部は、上記コ
イルボビン3の下面上で互いに直交している。
また、各組のコイル部を構成する前記2つのコイル部2
7,27がそれぞれ発生する磁界の方向は、マグネットロー
タ14の回転軸5に平行でかつ互いに逆方向となってお
り、これら2つのコイル部27,27からなる各組のコイル
部がそれぞれ発生する磁界は、マグネットロータ14の回
転軸5を通ってこの回転軸5の径方向に伸びる1つの磁
束ループを形成するようになされている。また、上記各
コイル部27は、例えば銅箔をエッチング、打ち抜き等に
より螺旋状に成形シートコイルとして構成されている。
さらに、上記マグネットロータ14と、このマグネットロ
ータ14を内部に収容し、かつ下面に2組のコイル部が直
交するように配置されたコイルボビン3は、その上方よ
り円筒状で下端に開放部2aを有する遮磁用ケース体2で
共に覆われており、このケース体2の上面中央部には、
上記マグネットロータ14の回転軸5の上部を支承する軸
受け部21がケース体2と一体に形成されている。そし
て、上記コイルボビン3の軸受け凹部15で上記回転軸5
の下端部を支承すると共に、上記ケース体2の軸受け部
21で上記回転軸5の上部を支承することで、上記回転軸
5が回転自在に支持されるようになり、これにより上記
マグネットロータ14は、上記各コイル部27に通電されて
いない状態で上記回転軸5を中心として自由に回転自在
とされ、各コイル部27に通電することにより所定角度回
転駆動されるようになされている。
なお、上記コイル部27の配設位置は、コイルボビン3の
下面に限られるものではなく、コイルボビン3の内部底
面でもよく、また、上記コイルボビン3は、第1図に示
したような内部にマグネットロータ14を収容できる形状
のものである必要はなく、上記コイル部27を支持できる
ものであれば例えば平板等の形状でもかまわない。
本実施例においては、上記直交配置された各組のコイル
部の2つのコイル部27,27に所定の計測量に応じた電流
を供給することにより、上記各組のコイル部が磁界を発
生し、この互いに直交する磁界の合成磁界内に回転可能
に配設されたマグネットロータ14が上記計測量に対応し
た合成磁界の方向に回転する。そして、上記マグネット
ロータ14の回転と共に回転軸5が回転し、この回転軸5
の先端部に固着された指示針が文字板上で回転すること
により、上記計測量が表示されるようにしている。
従って、本実施例においては、マグネットロータ14を内
部に収容するコイルボビン3の下面に、マグネットロー
タ14の回転軸5を挟んで対称な位置となるように配置し
た2つのコイル部27,27により、マグネットロータ14を
駆動するための直交する磁界を発生する一対のコイル部
の各々を構成し、上記コイルボビン3の内部底面に上記
マグネットロータ14の回転軸5の下端部を支持する軸受
け凹部15を形成すると共に、上記マグネットロータ14及
びコイルボビン3を覆うケース体2に上記回転軸5の上
部を支持する軸受け部21を形成したので、コイルボビン
3内にマグネットロータ14を収容すると同時にコイル部
27の配設作業を行うことができ、上記ムーブメント1の
各種組み立て作業を同時平行で行うことによりムーブメ
ント1の組み立て性を著しく向上させることができる。
また、コイルボビン3の軸受け凹部15とケース体2の軸
受け部21でマグネットロータ14の回転軸5を回転可能に
支持することで、ムーブメント1の組み立て性を改善す
ると共に、従来のものと較べて部品数の減少を図ること
ができ、製造コストの低減を図ることができるものであ
る。
さらに、上記したようにマグネットロータ14の回転面に
平行な面上にコイル部27が配設されるので、マグネット
ロータ14の回転軸方向におけるコイル部の厚さを極めて
小さくでき、ムーブメント1の薄型化を図ることにより
指示計器全体の薄型化を図ることができるものである。
また、本実施例においては、各コイル部27,27を直列接
続するにあたり、これら各コイル部27,27から延びるリ
ード線19を、ケース体2の下端の開放部2aからケース体
2の外側に引き出し、さらに、プリント配線基板8の引
き出し孔19に上面側から通して下面側に引き出し、不図
示のプリント配線基板上において両コイル部27,27のリ
ード線19,19どうしをはんだ付け等により接続できる。
従って、第4図の従来の計器用ムーブメントのように、
各コイル4とプリント配線基板8とを固定ねじ6を介し
て電気的に接続する場合に比べて、ケース体2の外部と
コイル部との電気的接続を、各コイル部27,27のリード
線19,19どうしのはんだ付け接続部分を介して安定して
行うことができ、しかも、ケース体2の下端の開放部2a
が開放されていることから、リード線19の引き回しを容
易にすることができる。
第3図は第1図及び第2図に示した実施例を一部変形し
たものである。本実施例の場合、コイルボビン3は、マ
グネットロータ14の回転軸5の下端部を支持する軸受け
凹部15を有する略カップ状の軸受け部28の上面に支持さ
れて、マグネットロータ14の上方に位置するようになさ
れており、このコイルボビン3の上面には、マグネット
ロータ14の回転軸5を挟んで対称な位置に配置された上
で直列接続された2つのコイル部29,29を1組として2
組のコイル部が直交するように配設されている。また、
上記コイルボビン3を覆うケース体2には、上記回転軸
5の上部を支持する軸受け部21が形成されている。
従って、本実施例においても、ムーブメント組み立て時
に同時平行的にコイル部29を配設することができ、また
マグネットロータ14の回転軸5をケース体2の軸受け部
21と軸受け部28の軸受け凹部15とで支持することがで
き、ムーブメント全体の組み立て性を著しく向上させる
ことができる。
また、本実施例においても、各コイル部29,29から延び
るリード線を、遮磁用ケース体2の下端の開放部2aから
ケース体2の外側に引き出し、はんだ付け等により直列
接続できるので、ケース体2の外部とコイル部との電気
的接続のための配線構造を簡略化することができ、ケー
ス体2の外部へのコイル部29,29のリード線の引き回し
を容易にすることができると共に、ケース体2の外部と
コイル部との安定した電気的接続を可能にすることがで
きる。
なお、上記コイル部29の配設位置は上記コイルボビン3
の下面でもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案に係る計器用ムーブメントは、
一対のコイルの各々を、上記マグネットロータの回転面
に平行な面上に上記マグネットロータの回転軸を挟んで
対向配置して直列接続され、かつそれぞれが発生する磁
界の方向が上記回転軸に平行で互いに逆方向となる2つ
のコイル部で構成し、このコイル部を上記マグネットロ
ータの下方に配置したコイル支持体に配設し、このコイ
ル支持体に上記回転軸の一端部を支持する軸受け部を形
成すると共に、上記コイルのリードの外部への引き出し
を可能とする開放部を有しこの開放部側から上記マグネ
ットロータ及び上記コイル支持体に被せてこれらを覆う
ケース体に、上記回転軸の他端部を支持する軸受け部を
形成したので、マグネットロータを収容すると同時にコ
イル部を配設することができ、またマグネットロータを
コイル支持体とケース体とで回転可能に支持することが
でき、ムーブメント全体の組み立て性を著しく向上させ
ることができると共に、部品数の減少による製造コスト
の低減を図ることができ、またマグネットロータの回転
面に平行な面上にコイル部を配設することで、ムーブメ
ント全体の回転軸方向の大きさを小さくして指示計器全
体の薄型化を図ることができるものである。
しかも、上記ケース体が、上記マグネットロータ及び上
記コイル支持体に被せる側に、上記コイルのリードの外
部への引き出しを可能とする開放部を有していることか
ら、この開放部を介してケース体の外側にリードを直接
引き出してコイルとケース体外部との電気的接続用配線
として用い、これにより、配線の構成を簡略化しかつ配
線の引き回しを容易に行うことができ、しかも、ケース
体の外側に引き出したリードをケース体外部の基板等に
直接接続し、電気的接続状態を安定させることができる
ものである。
また、上記一対のコイルの各々を、上記マグネットロー
タの回転面に平行な面上に上記マグネットロータの回転
軸を挟んで対向配置して直列接続され、かつそれぞれが
発生する磁界の方向が上記回転軸に平行で互いに逆方向
となる2つのコイル部で構成し、このコイル部を上記マ
グネットロータの上方に位置するコイル支持体に配設
し、上記マグネットロータの下方に上記回転軸の一端部
を支持する軸受け部を形成すると共に、上記コイルのリ
ードの外部への引き出しを可能とする開放部を有しこの
開放部側から上記マグネットロータ及び上記コイル支持
体に被せてこれらを覆うケース体に、上記回転軸の他端
部を支持する軸受け部を形成するようにしても、マグネ
ットロータを収容すると同時にコイル部を配設すること
ができ、またマグネットロータを軸受け部とケース体と
で回転可能に支持することができ、ムーブメント全体の
組み立て性を著しく向上させることができる。
また、コイルのリードと外部との電気的接続を簡単な構
成にでき、また、そのための配線の引き回しを容易にで
き、さらには、コイルのリードとケース体外部との電気
的接続状態を安定させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、 第2図は第1図のコイル部のリード線どうしの接続部の
構成を示す縦断面図、 第3図は本考案の他の実施例を示す縦断面図、 第4図は従来の指示計器のクロスコイル形ムーブメント
を示す縦断面図である。 1……計器用ムーブメント、2……ケース体、2a……開
放部、3……コイル支持体(コイルボビン)、4……コ
イル、5……回転軸、8……プリント配線基板、14……
マグネットロータ、18……リード線、27,29……コイル
部、21,28……軸受け部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに直交する磁界を発生する一対のコイ
    ルと、この一対のコイルを支持するコイル支持体と、上
    記一対のコイルがそれぞれ発生する磁界を合成した合成
    磁界内に配置したマグネットロータとを備え、上記一対
    のコイルに所定の計測量に応じた電流を流すことにより
    磁界を発生させ、その合成磁界方向に上記マグネットロ
    ータを回転させるようにした計器用ムーブメントにおい
    て、 上記一対のコイルの各々を、上記マグネットロータの回
    転面に平行な面上に上記マグネットロータの回転軸を挟
    んで対向配置して直列接続され、かつそれぞれが発生す
    る磁界の方向が上記回転軸に平行で互いに逆方向となる
    2つのコイル部で構成し、このコイル部を上記マグネッ
    トロータの下方に配置したコイル支持体に配設し、この
    コイル支持体に上記回転軸の一端部を支持する軸受け部
    を形成すると共に、上記コイルのリードの外部への引き
    出しを可能とする開放部を有しこの開放部側から上記マ
    グネットロータ及び上記コイル支持体に被せてこれらを
    覆うケース体に、上記回転軸の他端部を支持する軸受け
    部を形成したことを特徴とする計器用ムーブメント。
  2. 【請求項2】互いに直交する磁界を発生する一対のコイ
    ルと、この一対のコイルを支持するコイル支持体と、上
    記一対のコイルがそれぞれ発生する磁界を合成した合成
    磁界内に配置したマグネットロータとを備え、上記一対
    のコイルに所定の計測量に応じた電流を流すことにより
    磁界を発生させ、その合成磁界方向に上記マグネットロ
    ータを回転させるようにした計器用ムーブメントにおい
    て、 上記一対のコイルの各々を、上記マグネットロータの回
    転面に平行な面上に上記マグネットロータの回転軸を挟
    んで対向配置して直列接続され、かつそれぞれが発生す
    る磁界の方向が上記回転軸に平行で互いに逆方向となる
    2つのコイル部で構成し、このコイル部を上記マグネッ
    トロータの上方に位置するコイル支持体に配設し、上記
    マグネットロータの下方に上記回転軸の一端部を支持す
    る軸受け部を形成すると共に、上記コイルのリードの外
    部への引き出しを可能とする開放部を有しこの開放部側
    から上記マグネットロータ及び上記コイル支持体に被せ
    てこれらを覆うケース体に、上記回転軸の他端部を支持
    する軸受け部を形成したことを特徴とする計器用ムーブ
    メント。
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