JPH034937Y2 - - Google Patents

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JPH034937Y2
JPH034937Y2 JP1985151572U JP15157285U JPH034937Y2 JP H034937 Y2 JPH034937 Y2 JP H034937Y2 JP 1985151572 U JP1985151572 U JP 1985151572U JP 15157285 U JP15157285 U JP 15157285U JP H034937 Y2 JPH034937 Y2 JP H034937Y2
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JP
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movable magnet
coil
coils
excitation
rotation axis
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JP1985151572U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、固定コイル式可動マグネツト型の
電気計器に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の電気計器としては、例えば第5
図および第6図に示す如き交差コイル式計器が知
られている。図において、1は2極着磁された可
動マグネツトで、回転軸2に固定され、かつ下部
ハウジング3と下部ハウジング4により回転可能
に支持されている。5および6はコイルボビンを
兼ねる上部ハウジング3と下部ハウジング4との
組合せ体の外周に巻回されるコイルで、第6図に
示すように内側コイル5とこの内側コイル5に対
して直角となるように外側コイル6が接して巻回
されている。しかして、コイル5,6に流れる電
流の大きさにより、合成磁場の方向が変化し、そ
れに追従して可動マグネツト1が可動することに
より回転軸2に固着された指針7を所望の位置に
指示させていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の電気計器にあ
つては、可動マグネツト1の周りにハウジング
3,4があり、その外側にコイル5,6を巻回さ
せた構造であつたため、コイル5,6と可動マグ
ネツト1との距離が離れている分だけ磁気効率が
落ち、駆動トルクを損失していた。さらに、コイ
ル5,6を密に巻回させることによる上部ハウジ
ング3および下部ハウジング4の変形を防ぐため
に、各ハウジングの厚さが厚肉となつていたため
薄型化が困難で、またコイル5,6の巻きむらが
あると同じアンペアターンであつても指度誤差を
生じるという問題点があつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、コイルをハウジングの周囲に
巻回させる代りに、複数個のシートコイル又は整
列巻にした空心コイルの励磁コイルを可動マグネ
ツトの周囲近傍にコイル軸と可動マグネツトの回
転軸が平行となるように固定する構造とすること
により、上記問題点を解決することを目的として
いる。
(問題点を解決するための手段) そこで、この考案では電気計器を回転可能に支
持された可動マグネツトの平面部近傍に夫々のコ
イル軸が前記可動マグネツトの回転軸と略平行と
なる複数の励磁コイルを配置し、この複数の励磁
コイルの合成磁場が前記可動マグネツトの回転軸
の周りを回転するように前記各励磁コイルに順次
大きさの変化するコイル電流を供給したものであ
る。
(作用) このように構成することにより、複数の励磁コ
イルの合成磁場が可動マグネツトの回転軸の周り
を回転するように各励磁コイルに90゜の位相差を
有するコイル電流を供給すれば、磁場の大きさが
順次変化することになり可動マグネツトが回転す
る。
(実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第2図
はシートコイルの配例を示す図、第3図はコイル
電流と指示の関係を示した電流波形図および指度
図である。まず構成を説明すると、11は2極着
磁された可動マグネツト、12は回転軸で、これ
らは上部ハウジング13および下部ハウジング1
4によつて回転可能に支持されている。16〜1
9は上下一対づつ設けられたシートコイルにし
て、これは可動マグネツト11の平面部と平行と
なるように前記上部ハウジング13および下部ハ
ウジング14に何層か重ね合されている。そし
て、このシートコイル16,17,18,19は
それに流れるコイル電流の位相角が例えば45゜の
ときに第2図に示すように回転軸12の回りに
N,N,S,S極と並ぶように配置されている。
また、上部ハウジング13および下部ハウジング
14に位置するシートコイルは対向し、かつ磁極
は対向したシートコイル同志同種磁極となるよう
にする。
次にその動作について述べると、各励磁コイル
16〜19による励磁の強さを可動マグネツト1
1がコイル電流の位相角に応じた角度の指示角で
回転するように変化させる。以下に、コイル電流
の位相角が0゜,45゜および90゜の場合の動作につい
て詳細に説明するが、他の位相角における動作に
ついては各コイルによる励磁の強さおよび方向に
注意して下記説明を参照すれば容易に理解できる
ので、ここでは省略する。
まず、コイル電流の位相角が0゜のときには第3
図aに示すようにシートコイル16,18にしか
コイル電流が流れず、可動マグネツト11はその
S極の磁極が励磁コイル16に、かつそのN極の
磁極が励磁コイル18に対面するように指向し、
指針20の指示角は第3図bに示すように0゜とな
る。
また、コイル電流の位相角が45゜のときには第
3図aに示すようにすべての励磁コイル16〜1
9に同じ大きさのコイル電流が流れ、可動マグネ
ツト11はそのS極の磁極が励磁コイル16と1
7の中間に、かつそのN極の磁極が励磁コイル1
8と19の中間に位置するように指向し、指針2
0の指示角は第3図bに示すように45゜となる。
また、コイル電流の位相角が90゜のときには第
3図aに示すように励磁コイル17,19にしか
コイル電流が流れず、可動マグネツト11はその
S極の磁極が励磁コイル17と対面し、かつその
N極の磁極が励磁コイル19と対面する位置に指
向し、指針20の指示角は第3図bに示すように
90゜となる。
なお、コイル電流として互に90゜の位相角を有
する正弦波としたが、三角波や台形波のものでも
よいことは勿論である。
次に、第4図は、この考案の他の実施例を示す
図である。この実施例は前述のシートコイル16
〜19の代りに空心コイル16′〜19′を可動マ
グネツト11の平面部に平行となるように固着し
たものであるが、この場合も同様の作用となる。
(考案の効果) 以上説明してきたようにこの考案によれば、
NS極が直径方向に対向配置されかつ回転可能に
支持された可動マグネツト11と、該可動マグネ
ツト11の平面部近傍に夫々コイル軸が前記可動
マグネツト11の回転軸12と略平行となるよう
に配置されかつ前記可動マグネツト11の上下面
に対向配置された偶数組の励磁コイル16〜1
9,16′〜19′とを備え、該偶数組の励磁コイ
ル16〜19,16′〜19′の合成磁場が前記可
動マグネツト11の回転軸12の周りを回転する
ように該各励磁コイル16〜19,16′〜1
9′に順次大きさの変化するコイル電流を供給し
てなることを特徴とする電気計器としたため、
NS極が直径方向に対向配置された可動マグネツ
ト11に対向配置された偶数組の励磁コイル16
〜19,16′〜19′とを備えたことから、マグ
ネツトのNS極には偶数組の励磁コイルによつて
偶力が生じる結果、大きな指示トルクが得られ、
また、励磁コイルが可動マグネツト11の上下面
に対向配置されたために、可動マグネツト11
が、上下方向に変移し、又は上下方向の取付け寸
法誤差があつても、指示トルクの変化が生じない
と共にヒステリシスを小さくできるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電気計器の一実施例を
示す断面図、第2図は同じくシートコイルの配列
を示す平面図、第3図aはコイル磁場(コイル電
流)と位相角の関係図、第3図bはその指度説明
図、第4図はこの考案の電気計器の他の実施例を
示す空心コイルの配列を示す平面図、第5図は従
来の電気計器(交差コイル式計器)を示す断面
図、第6図はその交差コイルの配列を示す平面図
である。 11:可動マグネツト、12:回転軸、16〜
19,16′〜19′:励磁コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. NS極が直径方向に対向配置されかつ回転可能
    に支持された可動マグネツト11と、該可動マグ
    ネツト11の平面部近傍に夫々コイル軸が前記可
    動マグネツト11の回転軸12と略平行となるよ
    うに配置されかつ前記可動マグネツト11の上下
    面に対向配置された偶数組の励磁コイル16〜1
    9,16′〜19′とを備え、該偶数組の励磁コイ
    ル16〜19,16′〜19′の合成磁場が前記可
    動マグネツト11の回転軸12の周りを回転する
    ように該各励磁コイル16〜19,16′〜1
    9′に順次大きさの変化するコイル電流を供給し
    てなることを特徴とする電気計器。
JP1985151572U 1985-10-04 1985-10-04 Expired JPH034937Y2 (ja)

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JP1985151572U JPH034937Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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JP1985151572U JPH034937Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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Publication Number Publication Date
JPS6259869U JPS6259869U (ja) 1987-04-14
JPH034937Y2 true JPH034937Y2 (ja) 1991-02-07

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ID=31068768

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JP1985151572U Expired JPH034937Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990083065A (ko) * 1998-04-09 1999-11-25 로테르 게르하르트 오퍼레이팅 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0670646B2 (ja) * 1988-11-25 1994-09-07 矢崎総業株式会社 車載計器用ムーブメント
JPH0740221Y2 (ja) * 1989-08-25 1995-09-13 矢崎総業株式会社 計器用ムーブメント

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KR19990083065A (ko) * 1998-04-09 1999-11-25 로테르 게르하르트 오퍼레이팅 장치

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JPS6259869U (ja) 1987-04-14

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