JPH0956131A - コアレス型ブラシレスモータ - Google Patents
コアレス型ブラシレスモータInfo
- Publication number
- JPH0956131A JPH0956131A JP20584795A JP20584795A JPH0956131A JP H0956131 A JPH0956131 A JP H0956131A JP 20584795 A JP20584795 A JP 20584795A JP 20584795 A JP20584795 A JP 20584795A JP H0956131 A JPH0956131 A JP H0956131A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- coils
- brushless motor
- surface side
- bobbin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Brushless Motors (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】モータのコイルの収納スペース内で、最も有効
にコイルの抵抗値を低減すること。 【解決手段】コイル1が6個から形成され、各コイルの
一端部A、A’面が相互に重なり、対向したコイルが、
同相で形成されており、さらに、コイルの重なり部にお
いて、コイル引き出し線4、5が、内面側より引き出さ
れるコイル1a、1b、1cと外面側より引き出される
コイル1d、1e、1fで重なりあった構造を形成して
いる。
にコイルの抵抗値を低減すること。 【解決手段】コイル1が6個から形成され、各コイルの
一端部A、A’面が相互に重なり、対向したコイルが、
同相で形成されており、さらに、コイルの重なり部にお
いて、コイル引き出し線4、5が、内面側より引き出さ
れるコイル1a、1b、1cと外面側より引き出される
コイル1d、1e、1fで重なりあった構造を形成して
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】固定子にコアを持ちいないブラシ
レスモータに関するものである。
レスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のモータ構成の一部を示す。
図に示すように、回転円筒体7の内部中央に柱体8が一
体に固定し、その柱体8には、二極の永久磁石9が固着
されている。回転円筒体7及び柱体8は,回転自在とな
るよう軸受(図示せず)にて支持されている。前記回転
円筒体7と永久磁石9との間に、永久磁石9を覆うよう
にコイルボビン10が、配置され、回転しないようハウ
ジング(図示せず)に固定されている。コイルボビン1
0には、ある特定の巻数で巻き込んだコイルが3組設け
られ、各コイルからの引き出し線13が、基板11に接
続されている。また、コイルボビン10内には、永久磁
石9の磁極を検出するためのセンサー12が3個等配に
設けられ、基板11に接続されている。前記センサー1
2によって、最大の回転トルクが発生するタイミングで
コイルに通電している。
図に示すように、回転円筒体7の内部中央に柱体8が一
体に固定し、その柱体8には、二極の永久磁石9が固着
されている。回転円筒体7及び柱体8は,回転自在とな
るよう軸受(図示せず)にて支持されている。前記回転
円筒体7と永久磁石9との間に、永久磁石9を覆うよう
にコイルボビン10が、配置され、回転しないようハウ
ジング(図示せず)に固定されている。コイルボビン1
0には、ある特定の巻数で巻き込んだコイルが3組設け
られ、各コイルからの引き出し線13が、基板11に接
続されている。また、コイルボビン10内には、永久磁
石9の磁極を検出するためのセンサー12が3個等配に
設けられ、基板11に接続されている。前記センサー1
2によって、最大の回転トルクが発生するタイミングで
コイルに通電している。
【0003】図5にコイルボビン10内の斜図を示して
いる。図に示すように、四角形コイル1が曲面に配設さ
れ、コイル1の端部A及びA’は、互いに対面してい
る。各コイルは、互いに120度のずれをもって、配置
されている。各コイルの基板上での結線は、図6のよう
にスター結線されている。
いる。図に示すように、四角形コイル1が曲面に配設さ
れ、コイル1の端部A及びA’は、互いに対面してい
る。各コイルは、互いに120度のずれをもって、配置
されている。各コイルの基板上での結線は、図6のよう
にスター結線されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】モータの定格トルクを
上げると、入力電流が増える。この時、コイルとして
は、抵抗ロスが増し、発熱が大きくなる。この発熱を低
減するため、コイルの抵抗値を下げる必要がある。そこ
で、上記コイル配置で、抵抗値を下げるために、同じ空
間内に、コイルの線径を細くして、数本持ちにて、巻く
ことが考えられる。しかし、コイル引き出し口と図5の
コイルのB部で重なりが生じているため、結局、コイル
線径がかなり細くなったり、持ち数が少なくなったりし
て、コイル抵抗をあまり大きく下げることが出来ないと
いう欠点があった。
上げると、入力電流が増える。この時、コイルとして
は、抵抗ロスが増し、発熱が大きくなる。この発熱を低
減するため、コイルの抵抗値を下げる必要がある。そこ
で、上記コイル配置で、抵抗値を下げるために、同じ空
間内に、コイルの線径を細くして、数本持ちにて、巻く
ことが考えられる。しかし、コイル引き出し口と図5の
コイルのB部で重なりが生じているため、結局、コイル
線径がかなり細くなったり、持ち数が少なくなったりし
て、コイル抵抗をあまり大きく下げることが出来ないと
いう欠点があった。
【0005】本発明の目的は、モータのコイルの収納ス
ペース内で、最も有効にコイルの抵抗値を低減すること
にある。
ペース内で、最も有効にコイルの抵抗値を低減すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、コイルが少なくとも6個から形成され、
各コイルの一端部が相互に重なり、対向したコイルが、
同相に形成している。さらに、コイルの重なり部におい
て、コイル引き出し線が、内面側より引き出されるコイ
ルと外面側より引き出されるコイルで重なりあった構造
を形成する。
め、本発明は、コイルが少なくとも6個から形成され、
各コイルの一端部が相互に重なり、対向したコイルが、
同相に形成している。さらに、コイルの重なり部におい
て、コイル引き出し線が、内面側より引き出されるコイ
ルと外面側より引き出されるコイルで重なりあった構造
を形成する。
【0007】
【作用】上記構造を採用することにより、同じ空間内で
最もコイル抵抗を下げることができ、コイルの発熱も押
えることが可能となり、効率の良いモータを提供するこ
とができる。
最もコイル抵抗を下げることができ、コイルの発熱も押
えることが可能となり、効率の良いモータを提供するこ
とができる。
【0008】
【実施例】図1に、本発明のコイルボビン内の斜図を示
す。図に示すように、四角形コイル1は、6個のコイル
1a〜1fを使用し、各コイルの一端部A及びA’面が
相互に重なりあって、内ボビンケース2に固着されてい
る。つまり、四角形コイル1のA及びA’面の面間の中
心からの角度(以下コイルピッチとする)は、60度で
形成されている。さらに、図に示している1aと1d、
1bと1e、1cと1fは、図3に示すような同相のコ
イルを形成した並列結線になるようコイルの引き出し線
4、4’、5、5’が、基板11の導体パターンで接続
されている。コイルの重なり部A及びA’面において、
内面側より引き出し線4が引き出されたコイル1a、1
b、1cと、外面側より引き出し線5が引き出されたコ
イル1d、1e、1fが、重なりあった面を持ってい
る。この時、引き出し線4、4’、5、5’は、図2の
コイルボビン10の横断面図に示している各コイルの空
間部6より引き出されるため、コイルとの重なりは生じ
てこない。外ボビンケース3は、コイルを覆うように取
り付けられ、コイルボビン10を形成している。
す。図に示すように、四角形コイル1は、6個のコイル
1a〜1fを使用し、各コイルの一端部A及びA’面が
相互に重なりあって、内ボビンケース2に固着されてい
る。つまり、四角形コイル1のA及びA’面の面間の中
心からの角度(以下コイルピッチとする)は、60度で
形成されている。さらに、図に示している1aと1d、
1bと1e、1cと1fは、図3に示すような同相のコ
イルを形成した並列結線になるようコイルの引き出し線
4、4’、5、5’が、基板11の導体パターンで接続
されている。コイルの重なり部A及びA’面において、
内面側より引き出し線4が引き出されたコイル1a、1
b、1cと、外面側より引き出し線5が引き出されたコ
イル1d、1e、1fが、重なりあった面を持ってい
る。この時、引き出し線4、4’、5、5’は、図2の
コイルボビン10の横断面図に示している各コイルの空
間部6より引き出されるため、コイルとの重なりは生じ
てこない。外ボビンケース3は、コイルを覆うように取
り付けられ、コイルボビン10を形成している。
【0009】ここで、従来と本発明との抵抗値の比較を
行なう。従来例での持ち数は、2本持ちとする。本発明
において、従来例と同等のトルクを出すためには、従来
例の巻数をNとすると、2Nの巻数を必要とする。この
ため、コイルは、2層で巻き込む必要がある。また、コ
イルピッチが、従来180度に対して、本発明は、60
度となっているため、コイルボビン中心直径とコイル軸
方向の長さを同じとすると、1ターンの従来長さLに対
して、3L/5となる。コイル線径は、従来において引
き出し線4、5の重なりを考慮して、d=T/(2+2
+2)となり、本発明は、d=T/(2+2)となる。
行なう。従来例での持ち数は、2本持ちとする。本発明
において、従来例と同等のトルクを出すためには、従来
例の巻数をNとすると、2Nの巻数を必要とする。この
ため、コイルは、2層で巻き込む必要がある。また、コ
イルピッチが、従来180度に対して、本発明は、60
度となっているため、コイルボビン中心直径とコイル軸
方向の長さを同じとすると、1ターンの従来長さLに対
して、3L/5となる。コイル線径は、従来において引
き出し線4、5の重なりを考慮して、d=T/(2+2
+2)となり、本発明は、d=T/(2+2)となる。
【0010】以上のことから、従来のコイル抵抗R1
(=ρ×L×N/(π(T/6)2/4))と本発明の
コイル抵抗R0(=ρ×(3L/5)×2N/(π(T
/4)2/4))の比(R0/R1)を求めると、0.5
3となり、約47%抵抗値を低減することが可能とな
る。
(=ρ×L×N/(π(T/6)2/4))と本発明の
コイル抵抗R0(=ρ×(3L/5)×2N/(π(T
/4)2/4))の比(R0/R1)を求めると、0.5
3となり、約47%抵抗値を低減することが可能とな
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコイル構
成とすることにより、同じ空間内でコイル抵抗を大巾に
低減することができ、コイルの発熱を下げることができ
る。したがって、モータの定格トルクを上げることが可
能となる。
成とすることにより、同じ空間内でコイル抵抗を大巾に
低減することができ、コイルの発熱を下げることができ
る。したがって、モータの定格トルクを上げることが可
能となる。
【図1】本発明のコイルボビン内の斜視図である。
【図2】本発明のコイルボビン横断面図である。
【図3】本発明のコイル結線図である。
【図4】従来のモータ構成図である。
【図5】従来のコイルボビン内の斜視図である。
【図6】従来のコイル結線図である。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1fはコイル、2
は内ボビン、3は外ボビン、4、4’、5、5’はコイ
ル引き出し線、6は空間部、7は回転円筒体、8は柱
体、9は永久磁石、11は基板である。
は内ボビン、3は外ボビン、4、4’、5、5’はコイ
ル引き出し線、6は空間部、7は回転円筒体、8は柱
体、9は永久磁石、11は基板である。
Claims (2)
- 【請求項1】回転円筒体の内部中央に柱体を一体に固着
し、前記柱体に2極の磁石を固着し、回転円筒体と磁石
との間に、ほぼ同心的に磁石を覆うコイルとからなるブ
ラシレスモータにおいて、前記コイルが少なくとも6個
から形成され、各コイルの一端部が相互に重なり、対向
したコイルが同相を形成していることを特徴とするコア
レス型ブラシレスモータ。 - 【請求項2】前記コイルの重なり部において、コイル引
き出し線が内面側より引き出されるコイルと外面側より
引き出されるコイルで重なりあっていることを特徴とす
る請求項1記載のコアレス型ブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20584795A JPH0956131A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | コアレス型ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20584795A JPH0956131A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | コアレス型ブラシレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0956131A true JPH0956131A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16513703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20584795A Withdrawn JPH0956131A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | コアレス型ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0956131A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004102774A1 (ja) * | 2003-05-19 | 2004-11-25 | Kabushiki Kaisha Asaba | Dcモータ |
CN100426626C (zh) * | 2002-12-25 | 2008-10-15 | 王和平 | 一种无刷无铁芯电机 |
CN114374288A (zh) * | 2020-10-16 | 2022-04-19 | 台达电子工业股份有限公司 | 定子及其绕线组件 |
EP3985842A1 (en) * | 2020-10-16 | 2022-04-20 | Delta Electronics, Inc. | Stator and winding assembly thereof |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP20584795A patent/JPH0956131A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100426626C (zh) * | 2002-12-25 | 2008-10-15 | 王和平 | 一种无刷无铁芯电机 |
WO2004102774A1 (ja) * | 2003-05-19 | 2004-11-25 | Kabushiki Kaisha Asaba | Dcモータ |
CN114374288A (zh) * | 2020-10-16 | 2022-04-19 | 台达电子工业股份有限公司 | 定子及其绕线组件 |
EP3985842A1 (en) * | 2020-10-16 | 2022-04-20 | Delta Electronics, Inc. | Stator and winding assembly thereof |
US11641142B2 (en) | 2020-10-16 | 2023-05-02 | Delta Electronics, Inc. | Stator and winding assembly thereof |
CN114374288B (zh) * | 2020-10-16 | 2024-01-09 | 台达电子工业股份有限公司 | 定子及其绕线组件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |