JP3402727B2 - 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP3402727B2
JP3402727B2 JP02681194A JP2681194A JP3402727B2 JP 3402727 B2 JP3402727 B2 JP 3402727B2 JP 02681194 A JP02681194 A JP 02681194A JP 2681194 A JP2681194 A JP 2681194A JP 3402727 B2 JP3402727 B2 JP 3402727B2
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charging device
brush
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被帯電体を帯電処理
(除電処理を含む)する帯電装置に関する。より詳しく
は、被帯電体に電圧を印加した帯電部材を当接させて被
帯電体の帯電を行う接触方式の帯電装置(接触帯電装
置、直接帯電装置)に関する。
【0002】また、像担持体に電圧を印加した帯電部材
を当接させて像担持体の帯電処理をする工程を含む作像
プロセスを適用して画像形成を実行する、電子写真方式
・静電記録方式等の複写機・プリンタなどの画像形成装
置及びプロセスカートリッジに関する。
【0003】
【背景の技術】便宜上、画像形成装置を例にして説明す
る。
【0004】従来、電子写真方式や静電記録方式の画像
形成装置において、電子写真感光体・静電記録誘電体等
の像担持体の帯電処理手段としてはコロナ帯電器が使用
されてきた。
【0005】近年は、低オゾン・低電力等の利点を有す
ることから、接触帯電装置、即ち前記したように被帯電
体に電圧を印加した帯電部材を当接させて被帯電体の帯
電を行う方式の装置が実用化されてきている。特に、帯
電部材として導電ローラを用いたローラ帯電方式の装置
が帯電の安定性という点から好ましく用いられている。
【0006】ローラ帯電方式の接触帯電装置では、帯電
部材として導電性の弾性ローラを被帯電体に加圧当接さ
せ、これに電圧を印加することによって被帯電体を帯電
処理する。
【0007】具体的には、帯電は帯電部材から被帯電体
への放電によって行われるため、ある閾値電圧以上の電
圧を印加することによって帯電が開始される。
【0008】例を示すと、被帯電体としての厚さ25μ
mのOPC感光体に対して帯電ローラを加圧当接させて
帯電処理を行わせる場合には、帯電ローラに対して約6
40V以上の電圧を印加すれば感光体の表面電位が上昇
し始め、それ以降は印加電圧に対して傾き1で線形に感
光体表面電位が増加する。以後、この閾値電圧を帯電開
始電圧Vthと定義する。
【0009】つまり、電子写真に必要とされる感光体表
面電位Vdを得るためには帯電ローラにはVd+Vth
という必要とされる以上のDC電圧が必要となる。この
ようにしてDC電圧のみを接触帯電部材に印加して被帯
電体の帯電を行う接触帯電方式を「DC帯電方式」と称
する。
【0010】しかし、DC帯電方式においては環境変動
等によって接触帯電部材の抵抗値が変動するため、また
被帯電体としての感光体が削れることによって膜厚が変
化するとVthが変動するため、感光体の電位を所望の
値にすることが難しかった。
【0011】このため更なる帯電の均一化を図るために
特開昭63−149669号公報等に開示されるよう
に、所望のVdに相当するDC電圧に2×Vth以上の
ピーク間電圧を持つAC成分を重畳した振動電圧を接触
帯電部材に印加して被帯電体の帯電を行う「AC帯電方
式」が用いられる。これはACによる電位のならし効果
を目的としたものであり、被帯電体の電位はAC電圧の
ピークの中央であるVdに収束し、環境等の外乱には影
響されることはない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな接触帯電装置においても、その本質的な帯電機構は
帯電部材から被帯電体への放電現象を用いているため、
先に述べたように帯電に必要とされる電圧は被帯電体表
面電位以上の値が必要とされ、微量のオゾンは発生す
る。
【0013】また、帯電均一化のためにAC帯電方式を
用いた場合には、AC電圧の電界による帯電部材と被帯
電体の振動騒音(AC帯電音)の発生、また放電による
被帯電体表面の劣化等が顕著になり新たな問題点となっ
ていた。
【0014】このため、被帯電体への電荷の直接注入に
よる帯電が望まれていた。
【0015】帯電ローラ・帯電ブラシ・帯電磁気ブラシ
等の接触導電部材に電圧を印加し、被帯電体表面にある
トラップ準位に電荷を注入して接触注入帯電を行う方法
は、Japan Hardcopy 92年論文集P2
87の「導電性ローラを用いた接触帯電特性」等に記載
があるが、これらの方法は被帯電体としての暗所絶縁性
の感光体に対して電圧を印加した低抵抗の帯電部材で接
触帯電を行う方法であり、帯電部材の抵抗値が十分に低
く、更に帯電部材に導電性をもたせる材質(導電フィラ
ー等)が表面に十分に露出していることが条件になって
いた。
【0016】一方、導電粒子を分散した保護膜を有する
感光体を導電微粒子を用いて帯電することは特開昭61
−57958号公報で知られている。
【0017】感光体への直接電荷注入帯電を行う場合に
は、従来のような放電を用いた帯電方式とは異なり、帯
電部材と感光体表面がオーミックに直接接触し、電荷を
授受することが必要となる。つまり、帯電部材と感光体
が密に接触して微視的な帯電し残しがないような構成を
とる必要がある。
【0018】通常用いられる接触帯電方式では、帯電機
構が放電によるものであるため帯電部材と感光体表面の
間に少しくらいのギャップが生じても帯電はなされる。
しかし、直接電荷注入方式では両者が均一に接触するこ
とが必要となるため、帯電部材の構成、駆動条件を適当
な値に設定する必要があった。
【0019】
【発明の目的】本発明の目的は、帯電部材と被帯電体面
を均一に接触させる帯電装置、プロセスカートリッジ及
び画像形成装置を提供することである。
【0020】本発明の他の目的は、被帯電体表面に帯電
し残された部分がないようにした帯電装置、プロセスカ
ートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
【0021】本発明の他の目的は、良好な帯電効率が得
られる帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装
置を提供することである。
【0022】本発明の更なる目的及び特徴とするところ
は添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことに
より一層明らかになるだろう。
【0023】
【0024】
【発明の構成】本発明は、移動可能な被帯電体であっ
て、この被帯電体の表面は、1×1010〜1×10
14Ωcmの体積抵抗率の電荷注入層を備える被帯電体
と、上記被帯電体を帯電する帯電部材であって、この帯
電部材は電圧が印加され、上記被帯電体と接触する移動
可能な導電粒子層を備える帯電部材と、を有する帯電装
置において、上記被帯電体表面の移動速度をV(mm
/sec)、上記導電粒子層の移動速度をV(mm/
sec)、上記被帯電体の移動方向における上記被帯電
体と上記導電粒子層との接触幅をN(mm)とすると、
N・(V−V)/V≧0.2を満たすことを特徴
とする。
【0025】
【実施例】(参考例) (1)画像形成装置 図1は画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の
画像形成装置は転写式電子写真プロセス利用のレーザー
ビームプリンタである。
【0026】1は像担持体としての回転ドラム型の電子
写真感光体である。本実施例は直径30mmのOPC感
光体であり、矢示の時計方向に100mm/secのプ
ロセススピード(周速度)をもって回転駆動される。
【0027】2は感光体1に当接させた接触帯電部材と
しての回転ブラシローラ(帯電ブラシ)であり、この回
転ブラシ2には帯電バイアス印加電源S1から−700
VのDC帯電バイアスが印加されていて、回転感光体1
の外周面がほぼ−680Vに一様に帯電処理される。
【0028】この回転感光体1の帯電処理面に対してレ
ーザダイオード・ポリゴンミラー等を含む不図示のレー
ザービームスキャナから出力させる目的の画像情報の時
系列電気デジタル画素信号に対応して強度変調されたレ
ーザビームによる走査露光Lがなされ、回転感光体1の
周面に対して目的の画像情報に対応した静電潜像が形成
される。
【0029】その静電潜像は磁性一成分絶縁ネガトナー
を用いた反転現像装置3によりトナー画像として反転現
像される。3aはマグネットを内包する直径16mmの
非磁性現像スリーブであり、この現像スリーブに上記の
ネガトナーをコートし、感光体1表面との距離を300
μmに固定した状態で、感光体1と等速で回転させ、ス
リーブ3aに現像バイアス電源S2より現像バイアス電
圧を印加する。電圧は−500VのDC電圧と、周波数
1800Hz、ピーク間電圧1600Vの矩形のAC電
圧を重畳したものを用い、スリーブ3aと感光体1の間
でジャンピング現像を行わせる。
【0030】一方、不図示の給紙部から記録材としての
転写材Pが給送されて、回転感光体1と、これに所定の
押圧力で当接させた接触転写手段としての、中抵抗の転
写ローラ4との圧接ニップ部(転写部)Tに所定のタイ
ミングにて導入される。転写ローラ4には転写バイアス
印加電源S3から所定の転写バイアス電圧が印加され
る。
【0031】本参考例ではローラ抵抗値が5×10Ω
の転写ローラ4を用い、+2000VのDC電圧を印加
して転写を行った。
【0032】転写部Tに導入された転写材Pはこの転写
部Tを挟持搬送されて、その表面側に転写感光体1の表
面に形成担持されているトナー画像が順次に静電力と押
圧力にて転写されていく。
【0033】トナー画像の転写を受けた転写材Pは感光
体1の面から分離されて熱定着方式等の定着装置5へ導
入されてトナー画像の定着を受け、画像形成物(プリン
ト、コピー)として装置外へ排出される。
【0034】また、転写材Pに対するトナー画像転写後
の感光体面はクリーニング装置6により残留トナー等の
付着汚染物の除去を受けて清掃され繰り返して作像に供
される。
【0035】本参考例の画像形成装置は、感光体1・接
触帯電部材2・現像装置3・クリーニング装置6の4つ
のプロセス機器をカートリッジ20に包含させて画像形
成装置本体に対して一括して着脱交換自在のカートリッ
ジ方式の装置である。
【0036】(2)感光体1 本参考例における被帯電体としての電子写真感光体1は
負帯電のOPC感光体であり、直径30mmの接地され
た導電性のアルミニウム製のドラム基体上に下記の第1
〜第5の5層の機能層を下からか順に設けたものであ
る。
【0037】第1層は下引き層であり、アルミニウムド
ラム基体の欠陥等をならすため、またレーザ露光の反射
によるモアレの発生を防止するために設けらている厚さ
約20μmの導電層である。
【0038】第2層は正電荷注入防止層であり、アルミ
基体から注入された正電荷が感光体表面に帯電された負
電荷を打ち消すのを防止する役割を果たし、アミラン樹
脂とメトキシメチル化ナイロンによって106 Ωcmの
程度に抵抗調整された厚さ約1μmの中抵抗層である。
【0039】第3層は電荷発生層であり、ジスアゾ系の
顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層であり、レ
ーザ露光を受けることによって正負の電荷対を発生す
る。
【0040】第4層は電荷輸送層であり、ポリカーボネ
ート樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、p型半導
体である。従って、感光体表面に帯電された負電荷はこ
の層を移動することはできず、電荷発生層で発生した正
電荷のみを感光体表面に輸送することができる。
【0041】第5層は本発明の特徴である電荷注入層で
あり、バインダーとしての光硬化性のアクリル樹脂にS
nO2 超微粒子を分散した材料の塗工層である。具体的
には、アクリル樹脂に光透過性の導電フィラーであるア
ンチモンをドーピングして低抵抗化(導電化)した粒径
約0.03μmのSnO2 粒子を樹脂に対して70重量
パーセント分散した材料の塗工層である。
【0042】十分な帯電性と画像流れをおこさない条件
を満足するために電荷注入層の抵抗値は1×1010〜1
×1014Ωcmであるのが良く、このためにSnO2
添加量はバインダーに対して2〜100重量パーセント
の範囲に納まっていることが好ましい。
【0043】このようにして調合した塗工液をディッピ
ング塗工法、スプレー塗工法、ロールコート塗工法、ビ
ームコート塗工法等の適当な塗工法にて厚さ約3μmに
塗工して電荷注入層とした。
【0044】電荷注入層のバインダーは電荷輸送層のバ
インダーと同じとすることも可能であるが、この場合に
は電荷注入層の塗工時に電荷輸送層の塗工面を乱してし
まう可能性があるため、コート法を特に選択する必要が
ある。
【0045】こりによって感光体表面の抵抗は、電荷輸
送層単体の場合1×1015Ωcmだったのに比べ、1×
1011Ωcmにまで低下した。
【0046】(3)接触帯電部材2 本参考例における接触帯電部材としての帯電ブラシ2
は、ユニチカ(株)製の導電性レーヨン繊維REC−C
をパイル地にしたテープを直径6mmの金属製の芯金2
aにスパイラル状に巻き付けて外径14mmのロールブ
ラシとしたもので、毛の外径30μm、植毛密度160
本/mmで、ブラシの抵抗値は1×10Ωである
(金属製の直径30mmのドラムにニップ幅3mmで当
接させ、100Vの電圧を印加したときに流れる電流値
から換算したもの)。
【0047】この抵抗値の帯電ブラシ2を用いることに
よって、感光体1上にピンホール等の欠陥が生じた場合
にも、この部分に過大なリーク電流が流れ込むことを防
止することか可能である。
【0048】(4)帯電原理 本参考例は、中抵抗の接触帯電部材2で、中抵抗の表面
抵抗を持つ、被帯電体としての感光体表面に電荷注入を
行うものであるが、本実施例は感光体表面材質のもつト
ラップ電位に電荷を注入するものではなく、電荷注入層
の導電粒子に電荷を充電して帯電を行う原理である。
【0049】具体的には、図2Aの帯電ブラシ部分の拡
大図と、図2Bの等価モデルに示すように、感光体1の
電荷輸送層11を誘電体、アルミ基体10と電荷注入層
12内の導電粒子12aとを両電極板とする微小なコン
デンサーに、接触帯電部材2で電荷を充電する理論に基
づくものである。
【0050】この際、導電粒子12aは互いに電気的に
は独立であり、一種の微小なフロート電極を形成してい
る。このため、マクロ的には感光体表面は均一電位に充
電・帯電されているように見えるが、実際には微小な無
数の充電されたSnO2 粒子12aが感光体表面を覆っ
ているような状況となっている。
【0051】このため、レーザによって画像露光を行っ
てもそれぞれのSnO2 粒子12aは電気的に独立なた
め、静電潜像を保持することが可能になる。
【0052】従って、本参考例では従来の通常感光体表
面に少ないながらも存在していたトラップ準位をSnO
粒子で代用したものであり、このために電荷注入性・
電荷保持性が向上したものである。
【0053】従来の感光体で良好な電荷注入帯電を行い
たい場合には、少ないトラップ点に効率良く電荷注入を
しなければならないため帯電部材2の抵抗値は1×10
3 Ω以下でならず、通常の感光体表面材質の抵抗値は1
×1015cm程度である。
【0054】これに対して、電荷注入層12を設けた場
合には感光体表面に電荷を保持できる領域が増加するた
め、もっと高い抵抗値の帯電部材2を用いても良好な帯
電が行える。
【0055】実際には電荷注入層12の抵抗値が1×1
10〜1×1014Ωcmの範囲であれば1×107 Ωの
帯電部材でも印加電圧に対して帯電される感光体表面電
位が90%以上であるような良好な効率で帯電が可能で
ある。
【0056】一方、感光体表面にはピンホールが生じた
場合にリークを発生せずに感光体1、帯電部材2を破壊
しない、もしくは帯電部材2全体がリーク電流によって
電圧降下を起こすことによる帯電部材当接全体の帯電不
良を起こさないような帯電部材2の抵抗値は1×104
Ω以上であることが実験的に確かめられている。また帯
電部材としてのブラシが抜けたり、帯電部材としての導
電粒子が離れて、感光体に付着すると現像部において現
像不良が生じるという問題があり、この問題を生じない
ためにも帯電部材は1×104 Ω以上が良い。
【0057】実際に表1に具体的な例を示すが、本発明
者による実験の結果1×104 〜1×107 Ωの抵抗値
を持つ接触帯電部材2で1×1010〜1×1014Ωcm
の抵抗値の電荷注入層12を持つ感光体1を帯電するこ
とにより、良好な電荷注入性、対ピンホール性を満足す
る帯電システムを構成できることがわかる。
【0058】
【表1】
【0059】なお、「リーク」とは、帯電されるが感光
体上にピンホールが生じた場合にリークしてしまうこと
を表す。また「画像流れ」とは感光体の抵抗が所定値よ
り低いことにより感光体への電荷保持性が悪くなり感光
体の電位が所定電位とならないものである。
【0060】本参考例においては前述したように−70
0Vの直流電圧を印加した帯電ブラシ2を感光体1に対
して当接し回転させることによって帯電を行う。
【0061】先に述べたように帯電は、帯電ブラシ2か
ら感光体1表面のSnO2 粒子12aへの電荷注入によ
って行われるため、感光体全面をくまなく帯電ブラシ2
が接触しなくてはならない。このため、帯電ブラシ2の
接触ニップ幅N(感光体の移動方向における幅)を2m
mとして、帯電ブラシ2の回転数を変化させた場合の帯
電効率について測定を行った結果を図3に示す。
【0062】ここでは、感光体表面電位を一旦OVにま
で落し、帯電ブラシ2のニップNを感光体1が1回通過
することによって帯電できる電位を表している。
【0063】ここで、感光体1の周速をVK (mm/s
ec)、帯電ブラシ2の周速をVB(mm/sec)、
帯電ブラシ2と感光体1によって形成されるニップ幅を
N(mm)と定義した時の周速比を (VK −VB )/VK とすると、帯電効率は周速比に依存し、帯電ブラシ2を
感光体1に対して接触部で逆方向に等速で回転させるV
B =−VK の時、つまり周速比を2以上とすることで、
十分な電位収束性を持たせることができることがわかっ
た。このことから、この条件で実験を行うこととした。
【0064】これは周速比を持たせることで帯電時間を
確保する、また、感光体1と帯電ブラシ2が接触する機
会を増すためのものであり、帯電ニップ幅Nを更に大き
くとれば周速比を小さくしても良好な帯電を行うことも
可能である。
【0065】従って、帯電ニップ幅Nと周速比を乗じた
値 N・(V −V )/V は帯電効率と密接な関係を持ち、この値が4(mm)以
上であれば印加電圧に対して帯電電位が90%以上であ
るような良好な帯電効率が得られることがわかった。
【0066】実際に帯電ニップ幅Nを2mm、3mmと
して実験を行ったところ、帯電ニップ幅N=2mmの時
に周速比が2以上でなければ90%の効率で帯電できな
かったものが、帯電ニップ幅N=3mmでは周速比が
1.3であっても同様の帯電を行うことができるように
なった。
【0067】また、図3からわかるように周速比が0の
時は最も帯電が行われにくい点となっている。これは、
感光体1と接触帯電部材2が接触できる機会が周速比0
の時が最も小さくなるためであり、効率良く電荷注入帯
電を行うには接触帯電部材2と感光体1の間に周速比を
持たせることが必要である。
【0068】このような状態では図4に示すように、帯
電ブラシ2への印加電圧と感光体1の表面電位はほぼ線
形に推移し、従来の帯電ローラを用いた場合のような放
電閾値の存在は認められず、電荷注入が行われているこ
とがわかる。
【0069】一方、図4から従来の通常の感光体ドラム
を用いた場合には電荷注入は起こりにくく、放電閾値が
存在していることがわかり、更に図3から従来の感光体
ドラムでは電位収束性に劣ることが明らかである。
【0070】このようにして、帯電ブラシ2への−70
0Vの電圧印加で感光体はほぼ−680Vにまで帯電を
受ける。
【0071】(5)転写手段4 従来一般的に用いられてきたコロナ帯電器による転写手
段では、感光体に形成される潜像の帯電極性と転写部材
に印加される転写電圧とが逆極性である反転現象を行っ
た場合の感光体への転写プラスメモリー(一次帯電は負
である)は比較的軽微であったが、近年低オゾンなどの
観点から実用化されてきた転写ローラ等の接触転写手段
4を用いた場合、接触転写部材4から感光体1へは直接
放電が行われるため、プラスメモリーが発生しやすい。
【0072】更に、これと一次帯電のための従来の接触
帯電部材を組み合わせた場合、接触帯電装置は従来のコ
ロナ帯電装置に比べて帯電領域が狭いためプラスメモリ
ーによる部分的な帯電不良が避けられず、転写ローラの
抵抗値を最適化する、転写バイアス等の複雑な制御を行
う等の必要性が生じていた。
【0073】プラスメモリーの発生するメカニズムは以
下のように考えられる。まず、転写帯電器によって帯電
されたプラス電荷が感光体内部に移動し、感光体の導電
基体にぬけられずに電荷輸送層内部に滞留してしまう。
そして次の一次帯電時に感光体表面を一様に負に帯電し
ても、感光体内部に滞留していたプラス電荷が表面に再
度移動してきて、表面の負電荷を打ち消してしまうため
に部分的な帯電不良が生じてしまうものである。
【0074】しかしながら、本参考例のように電荷注入
層12を表面に持つ感光体1を使用した場合には、プラ
スメモリーが発生しにくい。これは、転写帯電器から受
けたプラスメモリーが感光体内部に移動せず、電荷注入
層に保持されるため、一次帯電時にすみやかにプラス電
荷がキャンセルされて、均一な負帯電が可能になるため
である。
【0075】この効果は、帯電部材2の抵抗値が高い、
帯電領域が狭い等で帯電能が低い場合に顕著であり、転
写ローラ4を用いた場合に特に電荷注入層を設ける効果
が大きい。
【0076】従って、転写ローラ4のような接触転写部
材を設けた電子写真装置の場合には、プラスメモリーを
防止する意味でも先に述べたように帯電部材2の抵抗値
は1×104 〜1×107 Ωの範囲に納まっていること
が望ましく、1×107 Ω以上の抵抗値の帯電部材2を
設けた場合にはプラスメモリーによる部分的な帯電不良
が顕著になる。
【0077】次に帯電部材としてのブラシのすきま距離
の適正な範囲を詳細に説明する。
【0078】次に、感光体への直接電荷注入帯電を行な
う場合には、先に述べたように、帯電部材から感光体表
面のSnO2粒子へ電荷を注入するため帯電部材と感光
体表面がオーミックに直接接触することが必要となる。
つまり、帯電部材と感光体が密に接触して微視的な帯電
しのこしがないような構成をとる必要がある。
【0079】帯電部材と感光体との微視的な接触を確保
するためには、両者の接触ニップを広くする、帯電部材
と感光体の間に周速差を持たせて、感光体の任意の一点
を帯電部材がより摺擦するようにする、帯電部材にファ
ーブラシを用いる場合にはブラシを構成する毛の密度を
高くする、磁気ブラシを用いる場合には磁性粒子の粒子
径を小さくする等の手段を用いることが有効であるが、
これらの作用は全て帯電部材表面でのブラシの毛、もし
くは磁性粒子間の距離があるために、このすきまによっ
て感光体と接触できなかった領域を補うための手段であ
る。
【0080】ここで、帯電部材としてファーブラシを用
いた場合のすきまについて模式的に考えてみる。図5に
示すように感光体表面の1mm四方の領域を考えた場
合、植毛密度R(本/mm2)で毛の断面直径Dのファ
ーブラシが感光体に当接したときブラシ間の間隔は
【0081】
【外4】 と表される。実際には毛の先端はもっとランダムに配
列、当接していると考えられるが、ニップ内全体のすき
まの平均を考える上では無理のないモデルと考えられ
る。
【0082】このすきまではブラシが感光体と接触でき
ないため、帯電ニップを通過する間にブラシの他の毛が
ここを通過しなければならない。
【0083】このためには、感光体と接触帯電部材のニ
ップ幅を十分に保つ、お互いの間に周速差を持たせて実
質的な帯電ニップを稼ぎ、ブラシのすきまを帯電すると
いう手法をとることができる。
【0084】感光体上の任意の一点を考えた時、これが
帯電ニップを通過する間に周速差を持たせた帯電部材と
接触できる距離Lはニップ幅をN、感光体周速をV
帯電部材の周速をVとするとL=N・(V−V
/Vと表すことができる。これは、帯電部材の外周上
のL=N・(V−V)/Vの長さの部分で感光体
上の任意の一点を摺擦することを意味し、この値が大き
ければ帯電部材と感光体上の任意の一点が接触する確率
が高くなることを意味している。
【0085】実際に周速比である(V−V)/V
と感光体の帯電電位の関係を図3に示すが、周速比を大
きくすることで感光体上の帯電される領域が増加し、マ
クロにみた感光体の表面電位の収束性が向上しているこ
とが判る。
【0086】以上の結果から、ブラシ先端のすきまの大
きい疎な帯電部材を用いる場合は、すきまを埋めるため
Lを大きくしなければならず、密な帯電部材を用いる場
合にはLが小さくても構わないことがわかる。
【0087】具体的には、相対的に疎なファーブラシと
密な磁気ブラシを比較した場合には同じ周速比を保って
いても磁気ブラシの方が均一な帯電を行なうことが可能
である。
【0088】例を上げると、毛の太さ30μm、埴毛密
度160本/mm2 のファーブラシでは周速比が200
%の場合接触ニップを2mm確保しないと十分な帯電を
行なうことができないが、粒径30μmの磁性粒子を用
いた磁気ブラシでは同じ周速比200%でも約1.1m
mのニップで十分である。
【0089】これは、図6に示すようにニップ内での帯
電部材のすきまが磁性粒子の方が小さいため、より狭い
ニツプ幅でも均一帯電を行なうことができるためであ
る。
【0090】すきまが小さければLが小さくとも十分均
一な帯電を行なうことが可能であるし、ブラシ間のすき
まが大きい粗なブラシを使用する時にはLを十分大きく
とってこれを補う必要がある。
【0091】これらを検証するためにまず、毛の太さ、
密度の異なるファーブラシを用いて十分均一な帯電が行
なえる条件を検討した。
【0092】実験を行なったブラシの外径、プロセスス
ピード、印加電圧等の条件は第1の実施例で示したもの
と同じであり、使用したブラシは抵抗値1×105 Ωの
導電性レーヨンで同一とし、毛の直径が5、30、5
0、250μm、植毛密度が16、160、310、7
75本/mm2 のものを用いた。この各々の組み合せの
ブラシに対して、ニップ幅2mmを一定として均一帯電
に必要な最小の周速比を実験で求めた。これを表2に示
す。
【0093】
【表2】
【0094】更に、上記ブラシ密度とブラシ太さより計
算されるブラシ間のすきま距離について計算を行なっ
た。先に述べた計算よりすきまの距離を
【0095】
【外5】 とし、各組み合せでのJの値と、均一帯電に必要な周速
比をグラフにしたところ図7の(a)に示される斜線部
の結果となった。また、上記において接触ニップ幅を4
mmとして同様の実験を行ないグラフとしたところ、表
3のような結果となり、Jの値と周速比のグラフは図7
の(b)の斜線部のようになった。
【0096】
【表3】
【0097】これらの結果から、接触ニップ幅、収束
比、ブラシ間距離の間には密接な関係がありk・J<N
・(V−V)/Vなる関係を満足することで十分
均一な帯電を行なうことが可能であることがわかった。
ただしJ、Nの単位は(mm)である。
【0098】ここでkは定数であり、すきまなく均一帯
電するための条件を決定する値であり、今回の実験から
k=80とすることでブラシ密度、毛の太さにかかわら
ず帯電部材の駆動条件を決定することができるようにな
った。
【0099】なお、ブラシの毛の断面の直径は5〜25
0μm、植毛密度は10〜80本/mm2 であるのが望
ましい。
【0100】以上のような構成の本参考例のプリンタで
画像出力を行なったところ、どのような環境下において
も良好な画像を出力することができた。この時、帯電部
材2に印加する電圧は帯電電位に相当する−700Vの
みであり、従来の接触帯電装置のように放電を励起する
ための余分な電圧を印加する必要がなくなった。
【0101】また、このことから従来放電に起因して発
生していたオゾンの発生、感光体表面の劣化を完全にな
くすことが可能になった。
【0102】(第1の実施例) 本実施例では、帯電部材2として導電磁気ブラシを用い
ることを特徴としている。
【0103】前記参考例で述べたように、被帯電体面に
低抵抗の粒子12aを用いた電荷注入層12を形成具備
させ、十分な帯電時間をとれば、どのような被帯電体1
に対しても電荷注入帯電は可能である。
【0104】しかし、印加電圧に対して十分な収束性
(1回の帯電ニップ通過で帯電される電位が印加電圧の
90%以上であるような収束性)を持たせるためには磁
気ブラシ粒子抵抗を低くすることが必須条件であるが、
このような低抵抗の磁気ブラシ粒子を用いて帯電を行っ
た場合には、感光体1上のピンホールでリークを発生す
るばかりでなく、磁気ブラシ粒子が感光体の潜像に付着
してしまうという弊害を生じる。
【0105】これは、導電トナーの現像と同じ現象であ
り、帯電を行なう際に磁気ブラシの導電粒子の穂を介し
て電荷が先端の粒子に注入され、クーロン力によって磁
気ブラシ粒子が穂から離れて潜像上に付着してしまうも
のである。
【0106】このようにして感光体に付着した磁気ブラ
シ低抵抗粒子は現像部において現像装置内に混入して現
像不良を生じる、また転写部においてその部分の転写不
良を生じる等の問題を引き起こすことがあり、これを防
ぐためにも磁気ブラシ粒子の抵抗値を高くする必要性が
生じていた。
【0107】本発明者の検討では、1×104 Ω、好ま
しくは3×104 Ω以上の抵抗値の磁気ブラシ粒子を用
いた磁気ブラシを用いることによって、この問題を低減
できることがわかっている。
【0108】従って、本実施例では、良好な帯電性と、
対ピンホールリーク、磁気ブラシ導電粒子付着の軽減を
両立させるために、3×104 Ω〜1×107 Ωの抵抗
値の導電磁気ブラシを用いて電荷注入層12を持つ感光
体1を帯電することを特徴とする。
【0109】具体的には、参考例の電子写真方式のプリ
ンタにおいて、接触帯電部材としての帯電ブラシ2を図
8に示すように導電磁気ブラシ7に変更して実験を行な
った。
【0110】導電磁気ブラシは非磁性の導電スリーブ7
C、これに内包されるマグネットロール7b、スリーブ
上の磁性導電粒子7dによって構成され、マグネットロ
ールは固定、スリーブ表面が感光ドラムの周速方向と逆
に移動するように回転される。
【0111】磁気性導電粒子7dの抵抗値は、上記の構
成の磁気ブラシに対してアルミドラムを当接させ、10
0VのDC電圧を印加した時の抵抗値で定義してある。
【0112】磁性導電粒子は、 ・樹脂とマグネタイト等の磁性粉体を混練して粒子に成
型したもの、もしくはこれに抵抗値調節のために導電カ
ーボン等を混ぜたもの、 ・燒結したマグネタイト、フェライト、もしくはこれら
を還元処理して抵抗値を調節したもの、 ・またはこれらの磁性粒子をメッキ処理して抵抗値を適
当な値にしたもの等が使用可能であるが、本実施例で
は、以下に述べるような樹脂キャリアを用いた。
【0113】これは、ポリスチレン樹脂にマグネタイト
を100重量部入れて混練、粉砕したもので、粒子径3
0μm、抵抗値は1×106 Ωである。この抵抗値はほ
ぼマグネタイト自身の持つ固有抵抗値であり、これ以上
抵抗値を上げる場合には、マグネタイトの混入量を減ら
す。また、下げたい場合にはカーボンブラックを粒子表
面に外添することで所望の抵抗値を得ることができる。
【0114】このような導電粒子をスリーブ状に厚さ1
mmでコートして感光体との間に幅約2mmの帯電ニッ
プNを形成する。スリーブは感光体表面の周速に対して
1倍の早さで逆方向に摺擦するように回転されており、
感光体と磁気ブラシが均一に接触するようになってい
る。
【0115】磁気ブラシと感光体の間に周速差を設けな
い場合には、磁気ブラシ自体は物理的な復元力を持たな
いため、感光体のフレ、偏心等で磁気ブラシが押しのけ
られた場合、磁気ブラシのニップNが確保できなくなっ
て帯電不良を起こしてしまう。このため、常に新しい磁
気ブラシの面を当てる必要が生じ、本実施例ではマージ
ンを見込んで1倍の早さで逆方向に回転させたが、磁気
ブラシは細かい粒子で感光体と接触しているため参考例
で示した帯電ブラシ2と比較して実質的な帯電ニップN
を大きくとれることもあり、実際には0.1程度の周速
比でも十分な帯電を行なうことが確認された。
【0116】つまり、粒子による磁気ブラシを用いた帯
電部材おいては前述の N・(V −V )/V が0.2(mm)以上であれば印加電圧に対して90%
以上の効率をもって感光体を帯電することができる。な
お、ここで磁気ブラシの周速V はスリーブ7Cの角
速度をω、磁気ブラシの回転中心から、磁気ブラシが接
する感光体表面までの距離をrとするとほぼV =r
ωである。一方、磁気ブラシをスリーブ7Cを固定、ス
リーブ7C内のマグネット7bを回転させた場合にはマ
グネット7bの角速度をω1 とするとV =rω1
ある。
【0117】更に帯電部材としての磁気ブラシのすきま
距離の適正な範囲を詳細に説明する。
【0118】感光体に対して均一な帯電を行なうために
は100×(V −V )/Vは、110%以上で
ある必要がある。
【0119】磁気ブラシの場合においても、磁気ブラシ
を構成する粒子は感光体表面ではほぼ最密充填されたよ
うな状態であるが、粒子の粒径が大きい場合には図6に
示すように粒子間距離が離れてしまうために接触点が間
隔が長くなってしまい、第1の実施例で示したファーブ
ラシ同様の感光体上に粒子が接触できないすきまが発生
してしまうという問題点が生じる。
【0120】磁気ブラシの場合には、図6に示すよう
に、感光体表面では粒子が最密充填されたような状態に
なっている。実際には充填される状況はランダムであり
このように規則正しいとは限らないが、ニップ内全体の
すきまの平均を考える上では無理のないモデルと考えら
れる。
【0121】この状態で、粒子の中心同士の間隔は粒子
径D(mm)に等しい。しかし、実際には粒子と感光体
の接触領域は一点だけではなくある範囲を持っており、
粒子中心から粒子径の約10%の半径を持つ領域ではト
ンネル電流等で帯電がなされると考えられる。従って、
粒子間のすきまの距離は0.9・Dと与えられる。
【0122】そこで、フェライト粒子を還元処理して体
積抵抗値1×105 Ωcmに調整した磁性粒子をふるい
によって分級し、それぞれの粒径について実験を行なっ
た。
【0123】実験に当っては磁気ブラシと感光体との接
触ニップ幅は2mmに固定し、十分な帯電性を得ること
ができる感光体とブラシの周速比を実験によって求め
た。これを表4に示す。
【0124】
【表4】
【0125】このように、粒子径が小さいときは粒子間
の距離が狭いため周速比が小さくても十分均一な帯電を
行なうことができるが、粒子径が大きくなるにしたがっ
てすきまが大きくなり、この部分を残さず帯電するため
には磁気ブラシの周速比を大きくして感光体上の任意の
一点をブラシが摺擦できる機会を増やすか、もしくは接
触ニップ幅を大きくとらなければならない。上の表の関
係を式に表すとニップ幅をN(mm)、感光体周速をV
、帯電部材の周速をV、粒子径をD、すきまの距離
をJとして、J=0.9Dであり、k・J<N・(V
−V)/Vなる関係を満足すれば十分な帯電が行な
われることが判り、磁気ブラシを用いた場合にもフアー
ブラシ同様k=80であることが確認された。
【0126】このように、磁気ブラシを用いても80・
J<N・(V−V)/Vなる条件で帯電部材を駆
動することで均一な直接電荷注入が行なえることが判っ
た。
【0127】なお磁性粒子の粒子径は1〜100μmと
するのが好ましい。
【0128】このような帯電部材を用いて図1に示した
プリンタで画像評価を行なったところ、−700VのD
C電圧をスリーブに印加して、感光体が帯電ニツプを1
回通過しただけで、始め0Vだった感光体表面電位が−
680Vにまで帯電され、良好な帯電性を得ることがで
きた。
【0129】また、このとき感光体上にピンホールが生
じていてもリークは発生せず、また磁気ブラシを構成し
ている導電粒子が感光体上に付着することもなく、良好
な画像を出力することが成功した。
【0130】(第2の実施例) 本実施例に使用する磁性粒子の粒子径は、以下に示す平
均粒径とする。
【0131】初めに磁性粒子の粒度分布の測定法は、以
下の通りである。
【0132】試料約100gを0.1gの桁まで計り
とる。
【0133】篩は、100Meshから400Mes
hの標準篩(以下篩という)を用い、上から100、1
45、200、250、350、400の大きさの順に
積み重ね底には受け皿を置き、試料は一番上の篩に入れ
てふたをする。
【0134】これを振動機によって水平旋回数毎分2
85±6回、衝動回数毎分150±10回で15分間ふ
るう。
【0135】ふるった後、各篩及び受け皿内の鉄粉を
0.1gの桁まで計り取る。
【0136】重量百分率で少数第2位まで算出し、J
IS−Z8401によって少数第1位まで丸める。
【0137】ただし、篩の枠の寸法は篩面から上の内径
が200mm、上面から篩面までの深さが45mmであ
ること。
【0138】各部分の鉄粉の重量の総和は、始め取った
試料の質量の99%以下であってはならないこと。
【0139】平均粒径は上述の粒度分布測定値より、下
式に従って求める。
【0140】平均粒径(μm)=1/100×{(10
0MESH篩の残量)×140+(145MESH篩の
残量)×122+(200MESH篩の残量)×90+
(250MESH篩の残量)×68+(350MESH
篩の残量)×52+(400MESH篩の残量)×38
+(全篩通過量)×17} キャリアの500メッシュ以下の量は50gの試料量を
500メッシュ標準ふるい上に乗せて下から吸引して重
量減少から算出する。
【0141】本実施例では、感光体表面に設ける電荷注
入層12としてイオン導電性を持つ中抵抗材質を用い、
この感光体を第1の実施例で用いた中抵抗帯電ブラシ2
で接触帯電を行なうことを特徴としている。
【0142】電荷注入層12としては、参考例に述べた
ような絶縁性のバインダーと導電性の粒子12aを用い
た構成と、材質自体に中抵抗のものを用いるという2つ
の手段が考えられるが、前者は導電性の粒子12aに電
荷(自由電子)を充電するという意味あいの電荷注入層
であり、本実施例の構成は、イオン導電性の中抵抗材料
を用い、これの持つトラップ準位に電荷を注入するもの
である。
【0143】通常のOPC感光体表面材料は表面抵抗値
が1015Ωcm以上の抵抗値を持ち、表面付近に電荷を
保持できる部分が非常に少ない。従って、このような材
料に電荷注入を行なうためには十分抵抗値の低い帯電部
材2を用い、更に帯電時間を十分長く取り、深い順位に
まで電荷をトラップさせなければならない。
【0144】このため、本実施例のように中抵抗の帯電
部材2で良好な電荷注入を行なうには感光体表面層とし
て、浅いトラップ準位を持つような材料を用いることが
必要となる。
【0145】そこで本実施例では、電荷注入層12aと
して絶縁性のアクリル樹脂とイオン導電性を持つメトキ
シメチル化ナイロンを混合したものを用いる。
【0146】具体的には、 光硬化型のアクリル系モノマー 100部 メトキシメチル化ナイロン(商品名トレジンEF−3
0) 10部 光開始剤 5部 をルタノール溶媒中で混合し、これを通常の負帯電OP
C感光体の表面に膜厚3μmで塗工し、紫外線硬化させ
たものを用いて電荷注入層12とする。
【0147】この結果、感光体表面材料に抵抗値は、通
常のOPC表面を形成する電荷輸送層の抵抗値1015Ω
cm以上から1011Ωcmにまで下降し、電荷注入性が
大幅に向上した。
【0148】これは、混合したメトキシメチル化ナイロ
ン内部に浅いトラップ準位ができたため、105 Ω程度
の接触帯電部材2でも十分電荷注入が行なえるようにな
ったためと考えられる。
【0149】このようにして作成した感光体1を用い
て、参考例に示す電子写真方式のプリンタで画像出力を
行なったところ、画像流れ、感光体上のピンホールリー
ク等は発生せず、帯電ブラシ2に−700Vの電圧を印
加することによって帯電ニップNを感光体1が一回通過
するだけで−680Vの帯電電位が得られるようにな
り、良好な帯電が行なえるようになった。
【0150】本実施例では、絶縁性の樹脂とイオン導電
性の樹脂を混合することによって電荷注入層12を中抵
抗材料としたが、これは本発明の構成を限定するもので
はなく、 ・イオン導電性の樹脂単体を用いる ・絶縁性の樹脂の中に導電性を付与するような官能基を
導入する ・導電性のあるような基をグラフト結合させる ・または層の表面に導電性の物質をドーピングする 等の手法をとることが可能であり、これらの手段で感光
体表面に設ける電荷注入層12の抵抗値を1×1010
1×1014Ωcmの範囲に調整することによって、中抵
抗の接触帯電部材2を用いても良好な電位収束性で帯電
を行なうことが可能になった。
【0151】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば被帯電体
表面に帯電し残された部分がなく良好な帯電効率を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置例の概略図。
【図2】図2Aは接触帯電部材(帯電ブラシ)部分の拡
大図。図2Bは図2Aの等価モデル図。
【図3】接触帯電部材の移動速度と帯電電位の収束性を
表すグラフ。
【図4】接触帯電部材に印加する電圧と帯電電位の関係
を表すグラフ。
【図5】ブラシどうしの距離を示す断面図。
【図6】磁性導電粒子同士の距離を示す断面図。
【図7】ブラシ同士のすきま距離と、周速比と、のグラ
フ。
【図8】帯電部材として磁気ブラシを用いた場合の拡大
図。
【符号の説明】
1 被帯電体(像担持体) 2 帯電部材 10 ドラム基体 11 電荷輸送層 12 電荷注入層 12a 導電性微粒子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−3921(JP,A) 特開 平6−3928(JP,A) 特開 平6−19274(JP,A) 特開 平1−179958(JP,A) 特開 平5−11600(JP,A) 特開 平5−6075(JP,A) 特開 平6−202431(JP,A) 特開 平6−230654(JP,A) 特開 平6−230648(JP,A) 特開 平5−346726(JP,A) 特開 平5−341625(JP,A) 特開 昭61−107357(JP,A) 特開 昭63−278066(JP,A) 特開 平4−21858(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 101

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な被帯電体であって、この被帯
    電体の表面は、1×1010〜1×1014Ωcmの体
    積抵抗率の電荷注入層を備える被帯電体と、 上記被帯電体を帯電する帯電部材であって、この帯電部
    材は電圧が印加され、上記被帯電体と接触する移動可能
    な導電粒子層を備える帯電部材と、 を有する帯電装置において、 上記被帯電体表面の移動速度をV(mm/sec)、
    上記導電粒子層の移動速度をV(mm/sec)、上
    記被帯電体の移動方向における上記被帯電体と上記導電
    粒子層との接触幅をN(mm)とすると、 N・(V−V)/V≧0.2を満たすことを特徴
    とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 上記電荷注入層は、絶縁性バインダに導
    電微粒子が分散されることを特徴とする請求項1の帯電
    装置。
  3. 【請求項3】 上記導電粒子の粒子径をD(mm)とす
    ると、 0.9×D×80<N・(V−V)/Vを満たす
    ことを特徴とする請求項1又は2の帯電装置。
  4. 【請求項4】 上記導電粒子層は、磁気ブラシを形成す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの帯電装
    置。
  5. 【請求項5】 上記帯電部材の抵抗は、1×10〜1
    ×10Ωであることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかの帯電装置。
  6. 【請求項6】 上記電圧はDC電圧であることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかの帯電装置。
  7. 【請求項7】 上記被帯電体は感光層を備え、上記導電
    微粒子は光透過性であることを特徴とする請求項2の帯
    電装置。
  8. 【請求項8】 上記導電微粒子はSnOを備えること
    を特徴とする請求項2の帯電装置。
  9. 【請求項9】 0.001≦D≦0.1を満たすことを
    特徴とする請求項3の帯電装置。
  10. 【請求項10】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカ
    ートリッジであって、請求項1乃至9のいずれかの帯電
    装置を有し、前記被帯電体の表面は画像を担持すること
    を特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 上記プロセスカートリッジは、上記被
    帯電体をトナーで現像する現像器を有することを特徴と
    する請求項10のプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至9のいずれかの帯電装置
    と、上記被帯電体上に画像を形成する画像形成手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 上記被帯電体は、有機光導電層を有す
    ることを特徴とする請求項12の画像形成装置。
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