JP3392060B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3392060B2
JP3392060B2 JP24175098A JP24175098A JP3392060B2 JP 3392060 B2 JP3392060 B2 JP 3392060B2 JP 24175098 A JP24175098 A JP 24175098A JP 24175098 A JP24175098 A JP 24175098A JP 3392060 B2 JP3392060 B2 JP 3392060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体や誘電体の
ような像担持体を帯電するために像担持体に接触可能な
帯電部材を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式や静電記録方式を採
用する画像形成装置において、電子写真感光体や静電記
録誘電体等の像担持体の帯電処理手段として一般にコロ
ナ帯電器が使用されてきた。
【0003】一方、近年は、低オゾンや低電力等の利点
を有することから、電圧を印加した帯電部材を被帯電体
に当接させて該被帯電体を帯電処理する接触帯電装置が
実用かされている。特に、帯電部材として誘電ローラを
用いたトナー帯電方式の帯電装置が帯電の安定性という
点から好ましく用いられている。
【0004】しかし、上述のローラ帯電方式では、帯電
部材から被帯電体への放電によって帯電が行われるた
め、環境の変化による帯電ローラ及び電子写真感光体の
電気抵抗の変動によって感光体の表面電位も変動する。
【0005】そこで、最近環境変動の少ない帯電方式と
して、導電性を有する接触帯電部材に電圧を印加し、感
光体表面にあるトラップ準位に電荷を注入して接触帯電
を行う方法が提案されている(特願平5−66150号
公報等において)。この注入帯電方式は、環境依存性が
少ないだけでなく、放電を用いないため、印加電圧は感
光体電位と同程度で十分であり、又、感光体の寿命を縮
めるオゾンを発生しない利点を有している。
【0006】ところで、導電性を有する接触帯電部材と
しては帯電ファーブラシ、帯電磁気ブラシ等が挙げられ
るが、帯電ファーブラシは長期使用又は長期放置による
毛倒れが生じた場合に帯電性が悪化してしまうのに対
し、帯電磁気ブラシではそのような現象は起きず、安定
した帯電を行うことができる。
【0007】帯電磁気ブラシによる注入帯電は、図3に
示すような抵抗RとコンデンサーCの直列回路と等価で
あると見ることができる。理想的な帯電プロセスでは、
感光体表面の或る点が磁気ブラシと接触している時間
(帯電ニップ×感光体の周速)にコンデンサーCが充電
され、感光体の表面電位が印加電圧とほぼ同じ値にな
る。
【0008】しかし、転写後帯電前にクリーナをもたず
現像器によってトナーを回収するクリーナレスタイプの
画像形成装置において、磁気ブラシにトナーが混入し、
その電気抵抗は次第に大きくなっていく。そのため、帯
電ニップ通過中に十分な電荷の移動が行われず、帯電ニ
ップ通過後の感光体表面電位は印加電圧より小さくなっ
てしまう(以下、感光体表面電位と印加電圧との電位差
をΔVとする)。感光体電位の低下は、表面電位を検知
する手段と、現像バイアスをコントロールする手段がな
い場合において、現像で非画像部へのトナー付着(所謂
カブリ)を引き起こす。又、ΔVが大きい場合は磁気ブ
ラシの磁性粒子が感光体表面に付着し、帯電器から流出
して帯電不良を起こしてしまう。
【0009】一方、トナーが磁気ブラシの磁性粒子との
接触により感光体電位と同極の電荷を付与されている
と、印加電圧と感光体表面電位間の電位差ΔVによって
生じる電界で混入トナーは磁気ブラシ中から感光体表面
に吐き出される。ΔVは磁気ブラシの電気抵抗(つま
り、磁気ブラシへの混入トナー量)の増加に伴って大き
くなり、又、ΔVが大きくなると吐き出されるトナー量
も増加するため、転写残トナー量に大きな変動がなけれ
ば、磁気ブラシ中の混入トナー量はほぼ一定となり、帯
電電位も安定する。
【0010】又、ΔVは帯電に用いるバイアスに依存す
ることが知られており、ACを重畳したDCバイアスよ
りもDCのみのバイアスの方がΔVが大きくなる。この
性質を利用して画像形成時はAC重畳バイアスを用い、
トナーを吐き出す時にDCのみのバイアスを印加するこ
とによって帯電器内のトナー濃度を低く保つ方法が特開
平9−96949で知らされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、注入帯電器で
回収されるトナーは前述のような転写残トナーだけでは
ない。紙詰まりや停電等による装置の強制停止後の装置
の復帰時における未転写トナー像は、非接触式の転写帯
電器やローラ接触転写器では注入帯電器での回収が必須
であることは明らかである。
【0012】又、図4に示すような転写ベルト25を導
電性ブラシや導電性ブレード26により感光体1に接触
させてベルト25上の非転写部材に転写させるベルト転
写方式でも、感光体1と転写ベルト25の回転立ち上が
り時に生じる速度差によって感光体1に傷が付くことを
防ぐため、互いの周速が一致するまで導電性ブラシや導
電性ブレード26を離間させなければならず、立ち上げ
時に転写ベルト25に未転写トナーを転写してベルトク
リーナによってトナーを除去する方法を採用することは
困難である。
【0013】更に、感光体駆動モータとして超音波モー
タ等を用いている場合は、電源OFFにより感光体の駆
動が瞬時に停止するため、感光体上に多量の未転写トナ
ーが残ってしまう。その未転写トナー像を帯電器におい
て一度に回収した場合、磁気ブラシ中のトナー濃度が急
激に増加し、ΔVが大きくなって帯電電位が大幅に下が
るため、吐き出すためのDCのみのバイアスを用いて帯
電器からトナーを吐き出させても、現像器ではその吐き
出しトナーを回収しきれないばかりでなく、カブリを発
生させ、そのトナーが再び注入帯電器に入ってしまい、
益々磁気ブラシ中のトナー濃度を高くしてしまう。その
結果、更にΔVが大きくなり、カブリトナー量も増加し
ていく。
【0014】以上の繰り返しにより、磁気ブラシの抵抗
が非常に大きくなり、感光体への磁性粒子の付着が発生
する。
【0015】本発明の目的は、現像カブリを防止した画
像形成装置を提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、帯電部材から像担持
体へのトナーの移動を効率的に行い、帯電部材による帯
電性の低下を防止した画像形成装置を提供することであ
る。
【0017】本発明の他の目的は、帯電部材から像担持
体へトナーを移動させる電位差を段階的に変えた画像形
成装置を提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、帯電部材として磁気
ブラシタイプのものを用いた場合、帯電部材から像担持
体への磁性粒子の付着を防止した画像形成装置を提供す
ることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、像担持体と、
前記像担持体に接触可能で像担持体上の残留トナーの回
収及び、回収したトナーの像担持体への吐き出しが可能
であり、帯電時交流と直流が重畳した帯電電圧が印加さ
れる帯電部材と、前記帯電部材による帯電を用いて前記
像担持体に形成された静電像をトナーで現像してトナー
像を形成する現像手段であって、前記像担持体上の残留
トナーをクリーニングすることが可能である現像手段
と、前記トナー像を転写材へ転写する転写手段と、を有
する画像形成装置において、画像形成の途中で前記装置
が停止した場合、前記装置の再起動の後、前記帯電部材
に、交流電圧と直流電圧との重畳電圧で残留トナーの回
収及び像担持体へのトナーの吐き出しを行った後交流電
圧なしの直流電圧を印加して像担持体へのトナーの吐き
出しを行うことを特徴とする画像形成装置である。
【0020】また別の本発明は、像担持体と、前記像担
持体に接触可能で像担持体上の残留トナーの回収及び、
回収したトナーの像担持体への吐き出しが可能であり、
帯電時交流と直流が重畳した帯電電圧が印加される帯電
部材と、前記帯電部材による帯電を用いて前記像担持体
に形成された静電像をトナーで現像してトナー像を形成
する現像手段であって、前記像担持体上の残留トナーを
クリーニングすることが可能である現像手段と、前記ト
ナー像を転写材へ転写する転写手段と、を有する画像形
成装置において、画像形成の途中で前記装置が停止した
場合、前記装置の再起動の後、前記帯電部材に、交流電
圧と直流電圧との重畳電圧で残留トナーの回収及び像担
持体へのトナーの吐き出しを行った後交流電圧のピーク
間電圧を減少させて像担持体へのトナーの吐き出しを行
うことを特徴とする画像形成装置である。
【0021】更に別の本発明は、像担持体と、前記像担
持体に接触可能で像担持体上の残留トナーの回収及び、
回収したトナーの像担持体への吐き出しが可能であり、
帯電時交流と直流が重畳した帯電電圧が印加される帯電
部材と、前記帯電部材による帯電を用いて前記像担持体
に形成された静電像をトナーで現像してトナー像を形成
する現像手段であって、前記像担持体上の残留トナーを
クリーニングすることが可能である現像手段と、前記ト
ナー像を転写材へ転写する転写手段と、を有する画像形
成装置において、画像形成の途中で前記装置が停止した
場合、前記装置の再起動の後、前記帯電部材に印加され
る直流電圧と、前記帯電部材によって帯電される前記像
担持体の電位と、の電位差を第1の値として残留トナー
の回収及び吐き出しを行った後で前記第1の値より小さ
い第2の値で像担持体へのトナーの吐き出しを行うこと
を特徴とする画像形成装置である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0023】〈実施の形態1〉図1は本発明に係る画像
形成装置の概略構成図である。
【0024】図1に示す画像形成装置は図示矢印方向に
回転する感光ドラム1を備えており、該感光ドラム1の
周囲には帯電器2、転写帯電器3、現像器6及び前露光
灯10が配され、同感光ドラム1の上方には不図示のレ
ーザービームスキャナーが配されている。
【0025】而して、CCD等の光電変換素子を有する
原稿読取装置は原稿の白黒画像情報に対応する画像信号
を出力し、レーザービームスキャナーに内蔵された半導
体レーザーは、この画像信号に対応して制御され、レー
ザービーム5を射出する。尚、電子計算機からの出力信
号もプリントアウトすることができる。
【0026】この画像形成装置全体のシーケンスにおい
ては、先ず、感光ドラム1が帯電器2によって一様に負
に帯電される。尚、感光ドラム1は図示矢印方向(時計
方向)に110mm/secのプロセススピード(周速
度)で回転駆動される。
【0027】ここで、本実施の形態で用いた感光ドラム
1は負帯電のOPC感光体であり、図7のようにφ10
8mmのアルミニウム製のドラム基体31上に第1〜第
5の5層の機能層を下から順に形成して構成される。
【0028】尚、第1層は下引き層32であり、これは
アルミニウムドラム基体(以下、アルミ基体と記す)の
欠陥等をならすため、又、レーザー露光の反射によるモ
アレの発生を防ぐために設けられている厚さ約20μm
の導電層である。
【0029】第2層は正電荷注入防止層33であり、こ
れはアルミ基体から注入された正電荷が感光ドラム1表
面に帯電された負電荷を打ち消すのを防止する役割を果
たし、アミラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによっ
て106 Ω・cm程度に抵抗調整された厚さ約1μmの
中抵抗層である。
【0030】第3層は電荷発生層34であり、これはジ
スアゾ系の含量を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層
であり、レーザー露光を受けることによって正負の電荷
対を発生する。第4層は電荷輸送層35であり、これは
ポリカーボネイト樹脂にヒドゾンを分散したP型半導体
である。従って、感光ドラム1表面に帯電された負電荷
はこの第4層を移動することができず、電荷発生層で発
生した正電荷のみを感光ドラム1表面に輸送することが
できる。
【0031】第5層は電荷注入層36であり、これはバ
インダーとしての光硬化性のアクリル樹脂に光透過性の
導電フィラー(導電粒子)36aであるアンチモンをド
ーピングして低抵抗化(導電化)した粒径0.03μm
の酸化錫の超微粒子を樹脂に対して70重量パーセント
分散した材料の厚さ約3μmの塗工層である。この電荷
注入層の電気抵抗値は十分な帯電性と画像流れを起こさ
ない条件である1×1010〜1×1014Ω・cmである
のが良い。尚、本実施の形態では、表面抵抗が1×10
12Ω・cmの感光ドラム1を用いた。
【0032】次に、画像信号により変調されたレーザー
光5により走査露光が行われ、感光ドラム1上に静電潜
像が形成され、この静電潜像は現像器6によって反転現
像されてトナー像として顕像化される。尚、本実施の形
態では、重合法で作製した転写残トナーの少ない高離型
性球形非磁性トナーと磁性キャリアを混合した現像剤に
よる2成分接触現像方式を用いることによって、注入帯
電器から吐き出されたトナーの回収性を向上させてい
る。又、本実施の形態での現像特性は、帯電電位と現像
バイアスのDC成分値の差が200V以下であるとカブ
リが生じ、350V以上であると現像キャリアの感光ド
ラム1への付着が生じたため、現像バイアスのDC成分
値を−400Vとした。
【0033】一方、給紙カセット7からは転写材8が取
り出され、転写材8は給紙ローラ及び給紙ガイドを経て
感光ドラム1と転写帯電器(コロナ帯電器)3の間の転
写部に搬送され、この転写材8上には感光ドラム1上に
形成された前記トナー像が転写帯電器3の作用によって
転写される。ここで、図4に示したような転写帯電器と
しては、帯電ローラや転写ベルトとその裏から導電性ブ
ラシ、導電性ブレード、導電性ローラ等を圧接させる接
触式転写帯電器でも良い。尚、転写されないで感光ドラ
ム1表面に残ったトナーは帯電器2に一時的に回収され
る。又、転写帯電器3と帯電器2の間に配置された前露
光灯10によって帯電直前の感光ドラム1の表面電位は
約0Vに除電される。
【0034】ところで、以上は白黒画像形成について説
明したが、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの
各色に対して感光体、帯電器、現像器及び露光装置を設
け、各感光体上のトナー像をベルト又は筒状の転写材保
持体に保持された転写材に順次転写することによってフ
ルカラー画像を得ることができる。
【0035】而して、トナー像が転写された転写材8
は、搬送ベルトによって定着器(熱ローラ定着器)9に
送られてトナー像の定着を受ける。
【0036】像転写後感光体上の残留トナーは、帯電器
2に回収される。帯電器2へのトナーの回収性を向上さ
せるために、感光体回転方向において転写帯電器3より
も下流側で帯電器2よりも上流側に正の電圧が印加され
た繊維ブラシの補助部材を感光体1に接触させるのが良
い。即ち、この補助部材によって転写後の残留トナー
は、正帯電にそろえられるので負の電圧が印加された帯
電器2へ回収され易くなる。いったん帯電器2へ回収さ
れたトナーは、帯電器2の磁性粒子により負に摩擦帯電
され、帯電器2に印加されたDC電圧と帯電器2により
帯電された感光体1の表面電位との電位差ΔVによって
帯電器2から感光体1へ吐き出される。帯電器2へトナ
ーがいったん回収されてから感光体へ吐き出されること
によって現像器で現像動作とクリーニング動作を同時に
行う画像形成装置において、前の画像パターンが次の画
像形成時に残るのを防止できる。
【0037】帯電器2から負帯電トナーが感光体1へ吐
き出されるのと同時に感光体1は負に帯電される。その
後トナーが存在する感光体1は、レーザービーム5で像
露光され、感光体1に静電潜像が形成される。現像器6
の現像剤担持体である現像スリーブには、静電潜像の明
部電位と暗部電位との間の現像バイアス電圧が印加さ
れ、現像スリーブから感光体の明部へトナーを付着させ
る電界が形成されるのと同時に感光体の暗部から現像ス
リーブへトナーを回収する電界が形成される。即ち現像
器6は、現像動作と同時に感光体上の残留トナーをクリ
ーニングするクリーニング動作を行う。現像時に感光体
上の残留トナー量が多過ぎると現像器によってトナーが
回収しきれなくなり、カブリトナーが感光体上に残って
しまう。
【0038】次に、前記帯電器2を図2に基づいて説明
する。尚、図2は帯電器2の構成を示す断面図である。
【0039】帯電器2は、容器11と、内部に固定磁石
12を有している非磁性材料から成るスリーブ13と、
感光ドラム1に接触して電荷を注入する磁性粒子14
と、該磁性粒子14をスリーブ13の表面に均一な厚さ
にコートする規制ブレード15とで構成されている。
尚、非磁性ステンレス製のスリーブ12は感光ドラム1
と同方向(時計方向)に165mm/secの周速で回
転している。即ち帯電ニップ部でスリーブ12の回転方
向とドラム1の回転方向は逆方向である。又、非磁性ス
テンレス製の規制ブレード15はスリーブ13表面との
ギャップが900μmになるよう配置されている。
【0040】スリーブ13内に固定配置されている磁石
には、スリーブ13と感光ドラム1の最近接位置から感
光ドラム回転方向上流10°に約900Gの磁極(主
極)が配置されている。この主極は、最近接位置との角
度(図ではθ)が感光ドラム回転方向上流20°〜下流
10°の範囲に入るようにすることが望ましい(上流1
5°〜0°であれば更に良い)。それより下流になると
主極位置に磁性粒子14が引き付けられ、帯電ニップの
感光ドラム回転方向下流側に磁性粒子14の滞留が発生
し易くなり、又、上流過ぎると帯電ニップを通過した磁
性粒子14の搬送性が悪くなってその滞留が発生し易く
なる。又、帯電ニップ部に磁極がない場合は、磁性粒子
14に働くスリーブ13への拘束力が弱くなり、磁性粒
子14が感光ドラム1に付着し易くなるのは明らかであ
る。尚、ここで述べている帯電ニップは帯電時に磁性粒
子14が感光ドラム1と接触している領域を示す。
【0041】感光ドラム1の画像領域となることになる
領域が帯電ニップにあるときAC電圧とDC電圧が重畳
された帯電バイアスはスリーブ13と規制ブレード15
に印加されている。DC電圧は必要とされる感光ドラム
1の表面電位とほぼ同じ値(本実施の形態では、−70
0V)とした。ACのピーク間電圧(以後、Vppと記
す)としては100V≦Vpp≦2000V、特に30
0V≦Vpp≦1200Vが好ましい。Vppがそれ以
下では帯電均一性、電位の立ち上がり向上の効果が薄
く、それ以上では磁性粒子14の滞留や感光ドラム1へ
の付着が悪化する。周波数は100Hz以上5000H
z以下、特に500Hz以上2000Hz以下が好まし
い。それ以下では磁性粒子14の感光ドラム1への付着
悪化や、帯電均一性、電位の立ち上がり向上の効果が薄
くなり、それ以上でも帯電均一性、電位の立ち上がり性
向上の効果が得られにくくなる。尚、ACの波形は矩形
波、三角波、sin波等が良い。
【0042】本実施の形態では、磁性粒子14として焼
結した強磁性体(フェライト)を還元処理をしたものを
用いたが、他に樹脂と強磁性体粉を混練して粒子状に形
成したもの、若しくはこれに抵抗値調整のために導電性
カーボン等を混ぜたものや表面処理を行ったものも同様
に用いることができる。この磁性粒子14は、感光ドラ
ム1表面のトラップ準位に電荷を良好に注入する役割と
感光ドラム1上に生じたピンホール等の欠陥に帯電電流
が集中してしまうことに起因して生じる帯電部材及び感
光ドラム1の通電破壊を防止する役割を兼ね備えていな
ければならない。
【0043】従って、帯電部材の抵抗値は1×104 Ω
〜1×109 Ωであることが好ましく、特に1×104
Ω〜1×107 Ωであることが好ましい。帯電部材の抵
抗値が1×104 Ω未満ではピンホールリークが生じ易
くなる傾向があり、1×109 Ωを超えると良好な電荷
の注入がしにくくなる傾向にある。又、抵抗値を上記範
囲内に制御するためには、磁性粒子14の体積抵抗値を
1×104 Ω・cm〜1×109 Ω・cmに設定するこ
とが好ましく、特に1×104 Ω・cm〜1×107 Ω
・cmに設定することが望ましい。
【0044】磁性粒子14の体積抵抗値は図5に示すセ
ルAを用いて測定した。即ち、セルAに磁性粒子14を
充填し、該磁性粒子14に接するように電極17及び1
8を配し、これらの電極17,18間に電圧を印加し、
そのとき流れる電流を測定することによって磁性粒子1
4の体積抵抗値を求めた。その測定条件は、温度23
℃、湿度65%の環境で充填磁性粒子14のセルAとの
接触面積S=2cm2 、厚みd=1mm、上部電極18
の荷重10kg、印加電圧100Vである。尚、図5に
おいて、17は主電極、18は上部電極、19は絶縁
物、20は電流計、21は電圧計、22は定電圧装置、
24はガイドリングである。
【0045】本実施の形態において用いた磁性粒子14
の平均粒径及び粒度分布測定におけるピークは5〜10
0μmの範囲にあることが粒子表面の汚染による帯電劣
化防止の観点から好ましい。
【0046】又、本実施の形態で用いた帯電部材の抵抗
値は1×106 Ω・cmであり、帯電バイアスのDC成
分として−700Vを印加することによって感光ドラム
1の表面電位も−700Vとなった。
【0047】以上の構成において、帯電器の磁性粒子1
4の中に予め種々の量のトナーを混合しておき、スリー
ブ13に印加する電圧としてDCのみのバイアスとした
場合とACを重畳したDCバイアスとした場合で帯電器
からドラムへトナーを吐き出させたときの磁性粒子14
中の混入トナー量の測定を行った。混入トナー量の測定
は質量Cp(g)のプラスチック容器にCt(g)の磁
性粒子を入れ、容器の底の裏から磁石を当てて底に磁性
粒子を拘束した状態で界面活性剤の水溶液で混入したト
ナーだけを洗い流す。その結果、容器ごと磁性粒子を乾
燥させ、容器と残留磁性粒子の合計質量Cc(g)よ
り、混入トナー量(g)=Cp+Ct+Ccで求めた。
その結果を図6に示す。
【0048】図6(a)はスリープ13にDCのみのバ
イアスを印加した場合の結果を示し、混入トナー量が1
00mg以下の場合、混入トナー量やΔVは殆ど変化し
ない。又、それよりも少し多いトナーを混入させたとき
もDCバイアスの吐き出しにより混入トナー量は100
mgに近づいていく。従って、本実施の形態では、吐き
出し限界トナー量Dは100mgであると言える。又、
混入トナー量が初め500mg以上では、時間の経過に
伴い、混入トナー量が増加していく。これは混入トナー
量が多過ぎると、ΔVが大きくなって多量のトナーを感
光体へ吐き出し、現像部で多量のトナーを回収しきれず
カブリが発生し、カブリトナーが帯電器に再び入って更
にΔVを大きくするためである。混入トナー量が或る値
のときには、吐き出しトナー量とカブリトナー量が釣り
合って混入トナー量が変化しないことが考えられ、その
ときの混入トナー量をトナー混入限界量(図中A)とす
る。
【0049】一方、図6(b)はACとDC重畳バイア
スをスリーブ13に印加した場合の結果を示すが、この
場合はDCのみの場合より帯電性が良く、感光ドラム表
面電位と印加バイアスとの電位差ΔVが小さくなるた
め、吐き出し限界トナー量E及びトナー混入限界量(図
中B)はDCのみのバイアスの場合よりも多くなる。従
って、図6において、混入トナー量がAとBの間の場合
は、先ずACとDCの重畳バイアスで吐き出した後にA
CなしのDCのバイアスで更に吐き出しを行うことによ
って、現像でのカブリを防止し、吐き出しトナーを回収
することができる。このようにスリーブ13に最初にA
CとDCの重畳バイアスを印加し、その後ACなしのD
Cバイアスを印加した方が、吐き出し可能なトナーの混
入限界量を小さくすることができると共に吐き出し可能
なトナーの限界量も小さくすることができる。
【0050】実際の紙詰まり時や停電時において、感光
ドラム表面の未転写トナー量の最大値は約120mg
(レジストローラと転写帯電器間での紙詰まりや停電
時)であるため、予め帯電磁性粒子に500mgのトナ
ーを混入させてAC+DCバイアスの印加時間を変化さ
せて現像でのカブリトナーの有無を見た。表1に示す通
り、AC+DCバイアスを15sec以上印加した後に
DCのみのバイアスに切り換えればカブリが発生しない
ことが分かる。しかしながら、ACとDCの重畳バイア
スが15secより小さいとカブリはあまり発生しない
ものの15sec以上と比べて現像スリーブに印加する
現像バイアス電圧のラチチュードがかなり狭い。又、A
CとDCの重畳バイアスを全く印加せず、最初からAC
なしのDCを印加した場合にはカブリが発生した。
【0051】
【表1】
【0052】従って、画像形成の途中でジャムや停電が
生じて画像形成装置が停止した場合、次に装置の電源が
投入されてから装置が画像形成が開始可能なスタンバイ
状態となるまでの間にまず帯電スリーブ13にACとD
Cの重畳バイアスを印加してΔVを小さくし、次にAC
なしのDCを印加してΔVを大きくする。
【0053】なお、画像形成動作が完了しないうちにジ
ャムが発生検出されると電源オフ状態となり、前とびら
を開けてジャム処理した後で前とびらを閉じることによ
って装置は再起動される。
【0054】更に、通常のメイン電源投入を行う毎に電
源投入からスタンバイ状態となるまでの間で帯電スリー
ブ13にACとDCの重畳バイアスを印加し、次にAC
なしのDCを印加するようにしても良い。
【0055】このように帯電器2から感光ドラム1への
トナー吐き出しシーケンスを行うことによって、現像時
のトナーカブリと帯電器からドラムへの磁性粒子の付着
とを生じることなく、帯電器からドラムへのトナーの吐
き出しを効率的に行うことができた。
【0056】〈実施の形態2〉実施例1でACとDCの
重畳バイアスからACなしのDCに切りかえたのに対し
て本実施の形態では、印加バイアスのAC成分のVpp
を徐々に小さくすることによってカブリの生じないトナ
ー吐き出しを行った。
【0057】即ち、画像形成の途中でジャムや停電が生
じて画像形成装置が停止した場合、次に装置の電源が再
投入されてから装置がスタンバイ状態となるまでの間に
帯電スリーブ13に印加されたACとDCの重畳電圧の
うちACのピーク間電圧を徐々に減衰させた。
【0058】表2にはピーク間電圧Vppの減衰速度
(V/sec)と現像時のカブリの発生の有無との関係
を示す。
【0059】ACのVppの減衰速度を20,30,4
0,50,60,70V/secで行ったところ、表2
に示すように20〜50V/secでは現像バイアスの
ラチチュードが広くカブリのない吐き出しが可能であっ
たが、それ以上では吐き出しトナーによる現像時のカブ
リの発生を防止するために現像バイアスのラチチュード
が狭くなった。
【0060】
【表2】
【0061】〈実施の形態3〉本発明の形態では、図8
のように前記実施の形態1における転写位置と帯電位置
の間にある前露光装置の代わりに補助部材である固定ブ
ラシ4を感光ドラム表面に当接し、帯電器の帯電と極性
と逆極性の電圧を印加することによって感光ドラムの電
位を約0Vに除電したところ、実施の形態1と同等の効
果が得られた。尚、固定ブラシ4の他にコロナ帯電器等
によって感光ドラムの電位を約0Vに除電しても同様の
効果が得られることは明らかである。
【0062】固定ブラシ4には前記電圧に加えて更にA
C電圧を重畳印加させても良いし、DC電圧なしのAC
電圧を印加しても良い。
【0063】〈実施の形態4〉本実施の形態では、前記
実施の形態1における転写位置と帯電位置の間にある前
露光装置を無くし、帯電器からドラムへのトナー吐き出
し中に正の電圧が印加された転写帯電器によって感光ド
ラムの電位を約0Vに除電したところ、実施の形態1と
同等の効果が得られた。このようにドラム電位を0Vと
した方がドラム電位を負になっているときよりもトナー
吐き出し効果が向上する。
【0064】以上の全ての実施例において、画像形成が
完了しないで装置が停止した場合、次に装置の電源が再
び投入されてからスタンバイ状態となるまでの間に帯電
器に交流電圧と直流電圧の重畳電圧を印加する時間を、
画像形成が完了しないで停止した状態によって変化させ
る調整装置を設けることが好ましい。即ち、重畳電圧を
印加する時間は、装置が停止状態で像担持体上の未転写
トナーが多いほど長くするのが良い。
【0065】例えば定着器のところでジャムが発生した
場合には、装置をすぐに停止した方が良く、未転写トナ
ーが多くなるが、給紙の位置でジャムが発生した場合に
転写位置に転写材がある場合には、転写位置の転写材へ
トナー像を転写させてこの転写材を装置外へ排出させる
ようにすれば未転写トナーを減らすことができる。従っ
てジャムの発生位置に応じて重畳電圧を印加する時間を
変えるのが良い。
【0066】更に、画像形成が完了しないで停止状態と
なるときの画像比率が多いほど重畳電圧を印加する時間
を長くすることが、帯電器のクリーニング効率を向上さ
せるのに好ましい。画像比率は画像信号(ビデオ信号)
によって認識することが可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば画像
形成の途中で画像形成装置が停止した場合、装置の再起
動の後、帯電部材と像担持体との電位差を変化させるこ
とができるので帯電部材から像担持体へのトナーの移動
を効率的に行い、帯電性の低下を防止することができ
る。又、帯電部材から像担持体へ一度に大量のトナーが
移動することにより生じる現像カブリを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帯電装置を備える画像形成装置要
部の構成図である。
【図2】本発明に係る帯電装置の構成図である。
【図3】注入帯電の等価回路を示す図である。
【図4】ベルト転写装置の構成を示す図である。
【図5】磁性粒子の電気抵抗値の測定方法を示す図であ
る。
【図6】注入帯電器からのトナー吐き出しによるトナー
濃度の推移を示す図である。
【図7】感光体の層構成を示す断面図。
【図8】画像形成装置の第3実施例を示す構成図。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電器 3 転写帯電器 6 現像器 11 容器 12 磁石 13 スリーブ 14 磁性粒子 15 規制ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小宮 義行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−211938(JP,A) 特開 平9−230750(JP,A) 特開 平4−34566(JP,A) 特開 平2−171783(JP,A) 特開 平9−212038(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体に接触可能で
    像担持体上の残留トナーの回収及び、回収したトナーの
    像担持体への吐き出しが可能であり、帯電時交流と直流
    が重畳した帯電電圧が印加される帯電部材と、前記帯電
    部材による帯電を用いて前記像担持体に形成された静電
    像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段であ
    って、前記像担持体上の残留トナーをクリーニングする
    ことが可能である現像手段と、前記トナー像を転写材へ
    転写する転写手段と、を有する画像形成装置において、 画像形成の途中で前記装置が停止した場合、前記装置の
    再起動の後、前記帯電部材に、交流電圧と直流電圧との
    重畳電圧で残留トナーの回収及び像担持体へのトナーの
    吐き出しを行った後交流電圧なしの直流電圧を印加して
    像担持体へのトナーの吐き出しを行うことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体の画像領域となることにな
    る領域が前記帯電部材によって前記像担持体が帯電され
    る帯電位置にあるとき前記帯電部材には、交流電圧と直
    流電圧の重畳電圧が印加されることを特徴とする請求項
    1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記装置は、前記像担持体の移動方向に
    おいて前記トナー像が転写材へ転写される転写位置によ
    りも下流側でかつ前記帯電部材によって前記像担持体が
    帯電される位置よりも上流側に設けられ、前記残留トナ
    ーを前記帯電部材の帯電極性と逆極性に帯電する補助部
    材を有することを特徴とする請求項1又は2の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記装置は、前記像担持体の移動方向に
    おいて、前記トナー像が転写材へ転写される転写位置よ
    りも下流側でかつ前記帯電部材によって前記像担持体が
    帯電される位置よりも上流側に設けられ、前記帯電部材
    の帯電極性と逆極性の電圧が印加された繊維ブラシを備
    えることを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電部材に前記重畳電圧が印加され
    る時間は、前記装置が停止した場合の転写材のジャム発
    生位置に応じて変えられることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかの画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記帯電部材に前記重畳電圧が印加され
    る時間は、前記装置が停止した場合の画像比率に応じて
    変えられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記帯電部材は、前記像担持体に接触可
    能な磁性粒子の磁気ブラシを備えることを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれかの画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記帯電部材は、前記帯電部材と前記像
    担持体との接触部において前記像担持体を注入帯電する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかの画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体は、体積抵抗率が1×10
    10〜1×1014Ωcmである表面層を備えることを
    特徴とする請求項1乃至8のいずれかの画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記像担持体は、前記表面層の内側に
    電子写真感光層を備えることを特徴とする請求項9の画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 像担持体と、前記像担持体に接触可能
    で像担持体上の残留トナーの回収及び、回収したトナー
    の像担持体への吐き出しが可能であり、帯電時交流と直
    流が重畳した帯電電圧が印加される帯電部材と、前記帯
    電部材による帯電を用いて前記像担持体に形成された静
    電像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段で
    あって、前記像担持体上の残留トナーをクリーニングす
    ることが可能である現像手段と、前記トナー像を転写材
    へ転写する転写手段と、を有する画像形成装置におい
    て、 画像形成の途中で前記装置が停止した場合、前記装置の
    再起動の後、前記帯電部材に、交流電圧と直流電圧との
    重畳電圧で残留トナーの回収及び像担持体へのトナーの
    吐き出しを行った後交流電圧のピーク間電圧を減少させ
    て像担持体へのトナーの吐き出しを行うことを特徴とす
    る画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記像担持体の画像領域となることに
    なる領域が前記帯電部材によって前記像担持体が帯電さ
    れる帯電位置にあるとき前記帯電部材には、交流電圧と
    直流電圧の重畳電圧が印加されることを特徴とする請求
    項11の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記装置は、前記像担持体の移動方向
    において前記トナー像が転写材へ転写される転写位置に
    よりも下流側でかつ前記帯電部材によって前記像担持体
    が帯電される位置よりも上流側に設けられ、前記残留ト
    ナーを前記帯電部材の帯電極性と逆極性に帯電する補助
    部材を有することを特徴とする請求項11又は12の画
    像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記装置は、前記像担持体の移動方向
    において、前記トナー像が転写材へ転写される転写位置
    よりも下流側でかつ前記帯電部材によって前記像担持体
    が帯電される位置よりも上流側に設けられ、前記帯電部
    材の帯電極性と逆極性の電圧が印加された繊維ブラシを
    備えることを特徴とする請求項11又は12の画像形成
    装置。
  15. 【請求項15】 前記帯電部材は、前記像担持体に接触
    可能な磁性粒子の磁気ブラシを備えることを特徴とする
    請求項11乃至14の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記帯電部材は、前記帯電部材と前記
    像担持体との接触部において前記像担持体を注入帯電す
    ることを特徴とする請求項11乃至15のいずれかの画
    像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記像担持体は、体積抵抗率が1×1
    10〜1×1014Ωcmである表面層を備えること
    を特徴とする請求項11乃至16のいずれかの画像形成
    装置。
  18. 【請求項18】 前記像担持体は、前記表面層の内側に
    電子写真感光層を備えることを特徴とする請求項17の
    画像形成装置。
  19. 【請求項19】 像担持体と、前記像担持体に接触可能
    で像担持体上の残留トナーの回収及び、回収したトナー
    の像担持体への吐き出しが可能であり、帯電時交流と直
    流が重畳した帯電電圧が印加される帯電部材と、前記帯
    電部材による帯電を用いて前記像担持体に形成された静
    電像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段で
    あって、前記像担持体上の残留トナーをクリーニングす
    ることが可能である現像手段と、前記トナー像を転写材
    へ転写する転写手段と、を有する画像形成装置におい
    て、 画像形成の途中で前記装置が停止した場合、前記装置の
    再起動の後、前記帯電部材に印加される直流電圧と、前
    記帯電部材によって帯電される前記像担持体の電位と、
    の電位差を第1の値として残留トナーの回収及び吐き出
    しを行った後で前記第1の値より小さい第2の値で像担
    持体へのトナーの吐き出しを行うことを特徴とする画像
    形成装置。
  20. 【請求項20】 前記装置は、前記像担持体の移動方向
    において前記トナー像が転写材へ転写される転写位置に
    よりも下流側でかつ前記帯電部材によって前記像担持体
    が帯電される位置よりも上流側に設けられ、前記残留ト
    ナーを前記帯電部材の帯電極性と逆極性に帯電する補助
    部材を有することを特徴とする請求項19の画像形成装
    置。
  21. 【請求項21】 前記装置は、前記像担持体の移動方向
    において、前記トナー像が転写材へ転写される転写位置
    よりも下流側でかつ前記帯電部材によって前記像担持体
    が帯電される位置よりも上流側に設けられ、前記帯電部
    材の帯電極性と逆極性の電圧が印加された繊維ブラシを
    備えることを特徴とする請求項19の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記帯電部材は、前記像担持体に接触
    可能な磁性粒子の磁気ブラシを備えることを特徴とする
    請求項19乃至21のいずれかの画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記帯電部材は、前記帯電部材と前記
    像担持体との接触部において前記像担持体を注入帯電す
    ることを特徴とする請求項19乃至22のいずれかの画
    像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記像担持体は、体積抵抗率が1×1
    10〜1×1014Ωcmである表面層を備えること
    を特徴とする請求項19乃至23のいずれかの画像形成
    装置。
  25. 【請求項25】 前記像担持体は、前記表面層の内側に
    電子写真感光層を備えることを特徴とする請求項24の
    画像形成装置。
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