JP3402341B2 - 油種判別機能を備えた給油装置 - Google Patents

油種判別機能を備えた給油装置

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JP3402341B2 JP20815094A JP20815094A JP3402341B2 JP 3402341 B2 JP3402341 B2 JP 3402341B2 JP 20815094 A JP20815094 A JP 20815094A JP 20815094 A JP20815094 A JP 20815094A JP 3402341 B2 JP3402341 B2 JP 3402341B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車燃料タンク内に
滞留するベーパ濃度に基づいて燃料油の種類を判別する
機能を備えた給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料油には軽油とガソリンとが
あり、油種を誤って給油を行うとエンジンに不都合が生
じる。このため、給油に先立って、ノズルや給油装置本
体に設けたエアポンプによって給油ノズルの先端部から
給油ノズルや給油装置本体に設けたガスセンサーにベー
パを吸引し、油種が一致した場合にだけ、ポンプモータ
を作動させて給油を可能ならしめるようにした給油装置
が実用化されている。
【0003】しかしながら、一般的には油種を取り間違
える虞は非常に低く、また給油レバーを引き上げてか
ら、油種判定の結果が出るまでに3乃至4秒の時間を必
要とし、繁忙な時にはいらだちを与える虞がある。ま
た、軽油給油装置にあっては、ほとんどガソリンが残っ
ていない自動車燃料タンクの場合は、ガソリンベーパが
極めて少ないため、ガソリン車を軽油車と誤って判断し
て軽油を給油してしまい、エンジントラブルを引き起こ
すという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたものであって、給油が可能となるま
での待ち時間を無くするとともに、ガソリン車に誤って
軽油を給油してそのまま放置してしまうことを防止でき
る新規な油種判定機能を備えた給油装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解消するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、給油ノズルの給油レバーの
移動に基づいて給油の開始及び終了を検知する給油判定
手段と、自動車燃料タンクのベーパを吸引して油種を判
定する油種判定手段と、前記給油判定手段により給油の
開始が検知された時点以後、前記油種判定手段により油
種の一致性を検知し、油種の不一致が検知された場合に
は給油を停止するとともに報知手段を作動させ、また前
記給油判定手段により給油の終了が検知された時点で前
記油種判定手段により油種の一致性を再度、検知し、
種が一致しない場合には報知手段を作動させる制御手段
からなる油種判別機能を備えるようにした。
【0006】
【作用】油種判定結果を待つこと無く給油が開始でき、
また給油開始後、及び給油終了後に油種を判定するた
め、自動車燃料タンクのベーパが給油口に上昇した時点
で油種を確認でき、油種判定の信頼性が向上する。
【0007】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
ものであって図中符号Iは、給油装置本体側を、またI
Iは給油ノズル側で、まず給油装置本体側Iの構成につ
いて説明する。図中符号1は、地下タンク内の燃料油、
特に軽油を後述する給油ノズルに給送する給油ポンプ
で、ポンプモータ2により駆動され、流量パルス発信器
3を備えた流量計4を介して管路5に より燃料油を給
油ノズルに送液するものである。
【0008】6は、計量機制御手段7とセンサー制御手
段8とを備えた制御手段で、計量機制御手段7は、予め
油種データ(軽油)が登録され、またノズルスイッチ
9、流量計パルス発信器3及び後述するチャンバー24
内の検出手段、この実施例では超音波トランスデユーサ
23からの信号が入力している。そしてガスセンサー2
2により検出された油種が登録油種データ(軽油)に一
致した場合には給油ポンプモータ2を作動させ、一致し
ない場合にはポンプモータ2を作動させることなく報知
器11から警報を発し、また給油が行われた場合には流
量パルス発信器3からの流量パルスに基づいて算出した
給油量を表示器10に出力するように構成されている。
【0009】センサー制御手段8は、ガスセンサー22
及び吸排気ポンプ25を駆動するマイクロモータ26の
動作を制御するものであって、レバースイッチ29、及
びガスセンサー22からの信号が入力しており、吸排気
ポンプ25の正転逆転の切換え信号及びガスセンサー2
2の駆動信号を出力するように構成されている。
【0010】また計量機制御手段7とセンサー制御手段
8とは相互に接続されていて、センサー22からの信号
を計量機制御手段7に送出し、また計量機制御手段7か
ら給油動作に関連する信号をセンサー制御手段8に送出
するように構成されている。
【0011】次に給油ノズルII側の構成について説明
する。図中符号20は、給油ホース21を介して給油装
置本体側の管路5に接続する給油ノズルの主弁で、給油
レバー44により開閉可能に構成されており、これの開
閉に連動してオンオフするレバースイッチ29を作動さ
せる磁石42がレバー44設けられている。
【0012】図2、3は本発明に用いられる給油ノズル
の一実施例を示すもので、図中符号22は、前述のガス
センサで、一定の伝幡路長を有するチャンバー24に、
その一端の壁面に検出手段となる超音波トランスデユー
サ23を収容して構成されている。チャンバー24は、
その一端がチューブ30によりノズル筒先部31を通る
チューブ32を介してベーパ吸排気口33に、またその
他端が後述する吸排気ポンプ25の吸排気口にチューブ
35により接続されている。これらガスセンサー22、
エアポンプ25、マイクロモータ26は基台37を介し
て給油ノズル40の胴部41に固定されている。
【0013】42は、磁石で、主弁20を操作する給油
レバー44が引上げられた時点でマイクロスイッチから
なるレバースイッチ29に対向するように、給油レバー
44の先端に取付けられている。このレバースイッチ2
9は、給油が開始された時点と、給油が終了した時点と
を検知する給油判定手段としての機能を備えている。
【0014】なお、図中符号50は、自動閉弁機構を作
動させるための大気連通口を、また51はチェック弁
を、さらに54はケーブルをそれぞれ示す。
【0015】次に、このように構成した装置の動作を図
4に示したフローチャートに基づいて説明する。給油す
べくノズル40が給油装置本体から外されてノズルスイ
ッチ9がオンになると(ステップ イ)、制御手段6
は、表示器10を帰零し、ポンプモータ2をオンにして
給油が可能な状態とし、さらにエアポンプ25のマイク
ロモータ26に正転駆動信号を供給して正転駆動させる
(ステップ ロ)。これによりエアポンプ25からセン
サー22に新鮮な空気が送り込まれて、センサー22を
構成しているチャンバー24や、これとベーパ吸排気口
33を接続しているチューブ30、32内のベーパが掃
気される。
【0016】この段階で、給油ノズル40を自動車燃料
タンクに挿入して給油レバー44を引くと主弁20が開
放され、同時にレバー44の先端の磁石42がレバース
イッチ29に対向して、レバースイッチ29からオン信
号が出力するため、給油の開始が検知される(ステップ
ハ)。センサー制御手段8はエアポンプ25を逆転駆
動する(ステップ ニ)。
【0017】これにより、給油ポンプ1から燃料油が給
油ノズル40に圧送されて自動車燃料タンクヘの給油が
開始され、また給油期間中、エアポンプ25の逆転によ
りチューブ30、32を介して自動車燃料タンクのベー
パがセンサー22に流れ込む。これにより流れ込んだベ
ーパの濃度に基づいて油種が判定される。
【0018】この給油中における油種判断動作により、
油種の不一致が検知された場合には(ステップ ホ)、
計量機制御手段7は、ポンプモータ2をオフとして給油
を停止するとともに(ステップ ト)、報知器11を作
動させて油種の確認を促す(ステップ チ)。確認の結
果、油種が異なっていた場合には、自動車燃料タンクか
ら今、給油した燃料油を排出して、一致した燃料油を再
給油することによりエンジントラブルなどの事故を未然
に防止することができる。
【0019】一方、給油中における油種判断では油種が
一致し(ステップ ホ)、所定量の給油が終了して給油
レバーが元に戻されると、レバースイッチ29がオフと
なり、給油の終了が検知され(ステップ ヘ)、ポンプ
モータ2がオフとされる(ステップ リ)。
【0020】計量機制御手段7は、給油の終了が検知さ
れた後も一定時間、油種判定動作を実行し、油種が一致
している場合には(ステップ ヌ)、一定時間T1の後
(ステップ ル)エアポンプ25を正転させて(ステッ
プ オ)センサー22の掃気を行い、一定時間T2が経
過した段階で(ステップ ワ)、エアポンプ25を停止
させる(ステップ ワ)。
【0021】一方、給油が終了してレバースイッチ29
から信号が出力した段階での最終の油種チェックにより
油種の不一致が検知された場合には(ステップ ヌ)、
油種の確認を促す報知を行い(ステップ チ)、エアポ
ンプ25を正転させてセンサー22を掃気する(ステッ
プ オ)。
【0022】確認の結果、油種が異なっていた場合に
は、自動車燃料タンクから今、給油した燃料油(軽油)
を排出して、正しい燃料油(ガソリン)を給油すること
によりエンジントラブルなどの事故を未然に防止するこ
とができる。
【0023】このように、給油が終了した段階でも油種
の一致性を確認することにより、燃料タンク内のガソリ
ンが極めて少ない場合のように給油開始当初において
は、給油口近傍のガソリンベーパの濃度が極めて低く、
ベーパ濃度が軽油と変わらないようなガソリン車では、
軽油車と判定されてして給油されてしまうことがある。
【0024】しかし、給油が行なわれると、燃料タンク
の底部に停滞していたガソリンのベーパが、給油された
軽油に攪袢されたり、押し出されて給油口まで上昇す
る。この結果、給油中や、給油終了後にも油種を判定す
ると、ガソリン車の場合には高い濃度のベーパをセンサ
ー22に導入することができ、油種判定の信頼性を向上
することが可能となる。
【0025】なお、最終の油種判定工程が終了してエア
ポンプの正転中にノズルがノズル掛けに戻されて、ノズ
ルスイッチがオフになると(ステップ ヨ)、計量機制
御手段7は、ポンプモータ2をオフとし(ステップ
タ)、エアポンプ25を停止させる(ステップ レ)。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
種判定結果を待つこと無く給油が開始でき、また給油に
より自動車燃料タンクのベーパが給油口に確実に上昇し
た時点でも油種を判定するため、ガソリン車に軽油を給
油したまま放置してしまうといった事故を確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置のブロック図であ
る。
【図2】同上装置に使用する給油ノズルの一実施例を示
す断面図である。
【図3】同上装置に使用する給油ノズルの一実施例を示
す上面図である。
【図4】同上装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 給油ポンプ 2 ポンプモータモータ 6 制御手段 9 ノズルスイッチ 22 ガスセンサー 25 エアポンプ 26 モータ 29 レバースイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油ノズルの給油レバーの移動に基づい
    て給油の開始及び終了を検知する給油判定手段と、自動
    車燃料タンクのベーパを吸引して油種を判定する油種判
    定手段と、前記給油判定手段により給油の開始が検知さ
    れた時点以後、前記油種判定手段により油種の一致性を
    検知し、油種の不一致が検知された場合には給油を停止
    するとともに報知手段を作動させ、また前記給油判定手
    段により給油の終了が検知された時点で前記油種判定手
    段により油種の一致性を再度、検知し、油種が一致しな
    い場合には報知手段を作動させる制御手段とからなる油
    種判別機能を備えた給油装置。
  2. 【請求項2】 前記油種判定手段が給油ノズル、または
    給油装置本体に設けられている請求項1の油種判別機能
    を備えた給油装置。
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