JPH0776399A - 油種判定機能を備えた給油装置 - Google Patents

油種判定機能を備えた給油装置

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JPH0776399A
JPH0776399A JP16957293A JP16957293A JPH0776399A JP H0776399 A JPH0776399 A JP H0776399A JP 16957293 A JP16957293 A JP 16957293A JP 16957293 A JP16957293 A JP 16957293A JP H0776399 A JPH0776399 A JP H0776399A
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JP
Japan
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oil
refueling
vapor
fuel tank
gas sensor
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Pending
Application number
JP16957293A
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English (en)
Inventor
Haruhisa Yamada
晴久 山田
Yoshiyuki Sato
良行 佐藤
Yousei Terahara
羊生 寺原
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Tatsuno Corp
Original Assignee
Tatsuno Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料タンク内のガソリンが微量な場合にでも
油種を確実に判定すること。 【構成】 陰圧を発生するエジェクタ22と、ガスセン
サー20と、主弁23の開閉に連動して自動車燃料タン
クからベーパをガスセンサー20に導く切換弁28とを
備え、制御装置6により給油開始当初の油種判定により
給油が開始された後も、一定時間の間、エジェクタ22
の陰圧をガスセンサー20に作用させてベーパ濃度を判
定し、油種が異なると判断された場合には給油ポンプ1
を停止させる。これにより冬期や燃料タンクのガソリン
が少ない場合などガソリンベーパの吸引が不完全な場合
にでもガソリン車への軽油の給油を最少限で停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車燃料タンクのベ
ーパを検出して自動的に油種を判断する機能を備えた給
油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給油装置は、地下に埋設された貯油タン
クから燃料油を給油ポンプで汲み上げ、これを計量しな
がら自動車燃料タンクに吐出するように構成されてい
る。自動車エンジンには軽油を燃料とするものと、ガソ
リンを燃料とするものとの2種類があって、異なる燃料
を使用するとエンジンに障害が生じるため、給油に先立
って自動車燃料タンクからベーパを吸引して、軽油車の
ベーパ濃度がガソリン車のそれよりも低いことを利用し
て燃料油を判断し、一致した場合にだけ給油を可能とす
るようにした油種判定機能を備えた給油装置、例えば微
量の給油が実行された段階で、ノズルを自動車の給油口
に挿入したと判断し、その後に油種を判定するようにし
た給油装置も提案されている(特公平4-59215号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら微量の給
油開始により給油口へのノズルの挿入を判断すると、少
量ではあるが無用に油種の異なる燃料油を注入する場合
があり、燃料油の性質を変えることになって長期間の間
にはエンジンに障害を招く恐れがあるという問題があ
る。また、燃料タンク内の残量が少ない車や、気温が低
い冬期に長時間駐車状態におかれていた車では、たとえ
ガソリン車であっても、給油口付近のベーパ濃度が極め
て低い場合があるため、軽油車と判断してしまうという
ミスを起こすことがある。本発明はこのような事情に鑑
みてなされたものであってその目的とするところは、無
用な異種燃料の注入を可及的に少なくして、特にガソリ
ンを燃料とする車両の油種を確実に判定するとともに、
ガソリン車への軽油の給油量を最少限で停止することが
できる新規な給油装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、給油レバーの操作に連動し
て自動車燃料タンクからベーパを吸引して油種を判定す
る手段を備えた給油装置において、給油開始以後給油さ
れた燃料油によりタンク底部のベーパが給油口に上昇す
るまでの一定量、または一定時間の給油が行われるまで
ベーパの吸引動作を継続し、前記吸引の結果、油種が異
なると判定された場合には給油動作を停止する油種判定
機能を備えるようにした。
【0005】
【作用】給油開始当初には軽油であると判定された場合
でも、少量の燃料油が給油されることにより自動車燃料
タンク底部に停滞しているガソリンのベーパが給油口に
上昇するから、これを検出して可及的に少ない誤給油量
で給油を停止する。また給油開始から一定量が給油され
るまで、もしくは一定時間だけ継続して油種判断を行っ
ているので、ガスセンサーの劣化が最少限に抑えられ
る。
【0006】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を流路構
成により示すものであって、図中符号Iは給油装置本体
側を、またIIは給油ノズル側を示す。まず、給油装置
本体Iについて説明すると図中符号1は、ポンプモータ
2により駆動される給油ポンプで、流量計3を介して流
路4により給油ノズル8に接続されている。流量計3に
は流量パルス発信器5が設けられていて、給油量を流量
パルスに変換して後述する制御装置6に流量信号を出力
できるようになっている。6は前述の制御装置で、流量
パルス発信器5,ノズルスイッチ7、ガスセンサ20、
レバースイッチ21からの信号を受け、またポンプモー
タ2、表示器10、報知器11、エアポンプ12に制御
信号を出力するように構成されている。
【0007】次に給油ノズルII側について説明する。
20は、ガスセンサーで、一端がエアチューブ15を介
してエアポンプ12からのエアを受けて陰圧を発生する
エジェクタ22の陰圧供給口22aに、また他端がチュ
ーブ27によりノズル筒先部のベーパ吸排気口25に接
続されている。エジェクタ22は、そのエア排出口22
bを給油ノズル8の主弁23の操作に連動する切換弁2
8に接続されて、給油レバーが引かれたときには位置b
に移動してガスセンサー20に陰圧を供給し、また給油
レバーが戻されたときには位置aに移動してエアをガス
センサー20に供給するように構成されている。また給
油レバーには磁性体26が設けられていて主弁23の開
閉に連動して給油開始時点に信号を出力するレバースイ
ッチ21を作動させるように構成されている。
【0008】図2,及び図3は、本発明に使用する給油
ノズル8の一実施例を示すものであって、図中符号30
は、主弁23を開閉する給油レバーで、給油のために引
かれたときに、常時バネ32により右方に付勢されてい
る切換弁28の作動杆31を図中左方に押圧移動させて
エジェクタ22の排出口22bを大気連通口40に接続
し(図1 b位置)、ノズル筒先部24のベーパ吸排気
口25からのベーパをチューブ27、ガスセンサー20
を介して陰圧供給口22aから吸引し、また給油レバー
30が戻された時に、排出口22bを閉じて(図1 a
位置)エアを陰圧供給口22aから送り、ガスセンサー
20,チューブ27内を送気する。さらに先端にはレバ
ースイッチ21を作動させるための磁性体26が固定さ
れていて、給油レバー30が引き上げられた時点で信号
を出力するように構成されている。エジェクタ22は、
そのエア供給口22cにはエアチューブ15を介して給
油装置本体のエアポンプ12に接続されている。
【0009】なお、図中符号44は、ガスセンサー20
の駆動信号や検出信号を伝送するためのケーブルで、エ
アチューブ15内を通されて給油装置本体Iの制御手段
6に接続している。また符号45は給油ホースを示す。
【0010】次のこのように構成した装置の動作を、軽
油を給油する給油装置に例を採って図4に示したフロー
チャートに基づいて説明する。給油すべく給油ノズル8
が取上げられてノズルスイッチ7がONになると(図4
ステップ イ)、表示器10が帰零し、エアポンプ1
2が作動を開始し、ガスセンサー20が掃気される(図
4 ステップ ロ)。
【0011】この状態でノズル筒先部24を自動車燃料
タンクに挿入して給油レバー30を引上げると、レバー
30先端の磁性体26がレバースイッチ21に対向し、
同時に作動杆31が図中左方に押込まれる。これにより
レバースイッチ21がONとなり(図4 ステップ
ハ)、また切換弁28が位置aから位置bに移動してエ
ジェクタ22の排気口22bが大気に開放される。これ
によりエジェクタ22が陰圧を発生してノズル筒先部2
4のベーパ吸排気口25から自動車燃料タンクのベーパ
がガスセンサ20に流れ込む。
【0012】このようにして一定時間T1、例えば0.
5秒が経過して(図4 ステップニ)自動車燃料タンク
のベーパが十分にセンサー20に流入した時点でもセン
サ20からの出力がガソリンのベーパ濃度に達しない場
合には(図4 ステップオ)、自動車燃料タンクの油種
が軽油であるから油種が一致すると判断して、ポンプモ
ータ2をオンにする(図4 ステップ ホ)。これによ
り給油ポンプ1からの軽油が自動車燃料タンクに流れ込
んで軽油の給油が行われる。
【0013】このようにして予め定められた一定量、例
えば数百ccを給油した段階、または予め定められた一
定時間給油が継続した段階で(図4 ステップ ヘ)、
エアポンプ12を停止させる。
【0014】目的量の給油が終了して給油レバー30に
より主弁23が閉じられ、バネ32により切換弁28が
戻って排出口22bが閉じられる。そして給油ノズル8
がノズル掛けに戻されてノズルスイッチ7がオフになる
と(図4 ステップ チ)、制御装置6は、ポンプモー
タ2をオフにするとともにエアポンプ12をオンにして
ガスセンサー20の掃気を開始する(図4 ステップ
リ)。ガスセンサ20が完全に掃気されるまでの一定時
間T2、例えば3秒間が経過すると(図4 ステップ
ヌ)、エアポンプ12を停止させて掃気を終了する(図
4 ステップル)。
【0015】ところで、上記ステップ(ニ、オ)の工程
で、自動車燃料タンクの油種が軽油であると判定された
場合であっても、燃料タンク内のガソリンが極めて少な
く、しかも冬期のように気温が低い場合にはガソリンの
ベーパがタンク底部に停滞していて、タンクの給油口の
ベーパ濃度が極めて低い場合には、一定時間T1のベー
パの吸引によってもガスセンサー20には、自動車燃料
タンクの油種に一致する濃度のベーパが到達しないこと
がある。
【0016】このような状態では制御装置6は自動車燃
料タンクの油種を軽油であるものと一応判定して、給油
ポンプ1をオン(図4 ステップ ホ)にして給油を開
始することになるが、給油の開始により少量、例えば数
百CC程度の燃料油(この場合には軽油)が自動車燃料
タンクに流れ込むと、自動車燃料タンクの底部の燃料や
気体が攪拌されるので、自動車燃料タンクにガソリンが
残っている場合には、底部に停滞していたガソリンのベ
ーパが給油口まで上昇する。このベーパは、給油開始か
ら一定時間、もしくは一定量までは(図4 ステップ
ヘ)作動状態にあるエジェクタ22によりガスセンサー
20に吸引されて油種の判定に供される。この結果、給
油装置に登録されている油種と異なることが判明するの
で(図4ステップ カ)、制御装置6は、給油ポンプ1
をオフとして給油を中断し(図4 ステップ ヨ)、ま
たエアポンプ12をオフとしてベーパの吸引を停止する
とともに,報知器11により油種が異なる旨の報知を行
う(図4 ステップ タ)。
【0017】この報知に基づいて主弁23が閉じられ、
ノズル8がノズル掛けに戻されてノズルスイッチ7がオ
フになると(図4 ステップ レ)、エアポンプ12を
作動させてセンサー20の掃気を実行するとともに、報
知を停止する(図4 ステップ ソ)。一定時間T2が
経過した段階で(図4 ステップ ヌ)、エアポンプ1
2をオフにして掃気を終了する(図4 ステップ
ル)。いうまでもなく、数百cc程度の軽油が給油され
てしまったとしても、正しい油種であるガソリンを20
リットル程度給油すれば、エンジンにほとんど不都合や
障害を与えることにはならない。
【0018】一方、ノズル筒先部24を自動車燃料タン
クに挿入して給油レバー30を引上げてベーパ吸排気口
25から自動車燃料タンクのベーパがガスセンサー20
に流れ込み、一定時間T1、例えば0.5秒が経過する
以前に(図4 ステップ ニ)自動車燃料タンクのベー
パがガソリンのベーパ濃度に達した場合には(図4ステ
ップ オ)、ポンプモータ2を駆動させることなく、エ
アポンプ12を停止させてベーパの吸引動作を中止する
とともに、報知器11により油種が異なる旨の報知を行
う(図4 ステップ タ)。
【0019】この報知によりノズルがノズル掛けに戻さ
れてノズルスイッチ7がオフになると(図4 ステップ
レ)、エアポンプ12を作動させてガスセンサー20
に流れ込んだベーパの掃気を実行するとともに、報知を
停止し(図4 ステップ ヨ)、さらに一定時間時間T
2が経過した段階で(図4 ステップ ヌ)、エアポン
プ12をオフにして掃気を終了する(図4 ステップ
ル)。
【0020】なお、上述の実施例においては給油ノズル
にガスセンサ、及び陰圧発生手段を設けたものに例を採
って説明したが、給油装置本体側にガスセンサ及び陰圧
発生手段を設けたものに適用しても同様に構成すること
ができる。
【0021】すなわち、図5において給油装置本体側I
には陰圧発生手段としてのエジェクタ50が設けられて
いて、これのエア供給口50aにはチューブ52を介し
てエアポンプ53からエアが供給されており、また排出
口50bにはチューブ55を介して第1の切換弁56が
接続され、さらに陰圧供給口50cにはチューブ58を
介してガスセンサ59の一端が接続されている。ガスセ
ンサー59の他端にはエアチューブ60を介して、給油
ノズル8の主弁23を開閉するレバー30に連動して給
油レバーが引かれたときには位置bに移動してベーパ吸
排気口25とガスセンサー59を接続してベーパを吸引
させ、また給油レバー30が戻されたときには逆止弁6
1aを介してエアをベーパ吸排気口25から排出する第
2の切換弁61が接続されている。
【0022】ガスセンサー59とエジェクタ50とを接
続する導管58には圧力スイッチ63が接続されてい
て、給油レバー30が引かれた時の圧力変化を検知して
制御装置6に給油レバー30を引き上げた時点を信号と
して出力するように構成されている。
【0023】次にこのように構成した装置の動作を図6
に示したフローチャートに基づいて説明する。給油すべ
く給油ノズルが取上げられてノズルスイッチ7がONに
なると(図6ステップ イ)、表示器10が帰零し、エ
アポンプ53が作動を開始する(図6 ステップ
ロ)。エジェクタ50はエアポンプ53からのエアの供
給を受けて強い陰圧を発生する。この陰圧は導管58に
供給されるが、今の場合は給油前であるから給油ノズル
8に設けられている切換弁61が位置aに移動していて
閉鎖されているため、導管58に強い陰圧が発生する。
【0024】この状態でノズル8を自動車燃料タンクに
挿入して給油レバー30を引上げると、給油レバー30
に連動して第2の切換弁61が位置bに移動してチュー
ブ58がベーパ吸排気口25に連通して大気に開放され
るから、ベーパ吸排気口25から自動車燃料タンク内の
ベーパがエアチューブ60を経由してガスセンサー5
9、導管58に流れ込む。これにより導管58の圧力が
上昇することになって、圧力センサー63から信号が出
力して給油レバー30が引き上げられたことが制御装置
6により判定される(図6 ステップ ハ)。
【0025】このようにして圧力センサ63により圧力
上昇が検知されてから一定時間T3、例えば0.5秒が
経過して(図6 ステップ ニ)自動車燃料タンクのベ
ーパが十分にガスセンサー59に流入した時点でもガス
センサ59からの出力がガソリンのベーパ濃度に達しな
い場合には(図6 ステップ オ)、自動車燃料タンク
の油種が軽油であるから油種が一致すると判断して、ポ
ンプモータ2をオンにする(図6 ステップ ホ)。こ
れにより給油ポンプ1からの軽油が自動車燃料タンクに
流れ込んで軽油の給油が行われる。
【0026】このようにして予め定められた量、または
予め定められた時間の給油が行われると(図6 ステッ
プ ヘ)、第1の切換弁56を位置aに切換える(図6
ステップ ト)。これにより、エアポンプ53からの
新鮮なエアがガスセンサ59を経由してエアチューブ6
0に流れ込み、切換弁61を通って給油ノズルのベーパ
吸排気口25から大気に放出され、ガスセンサ59やエ
アチューブ60,導管58に残留しているベーパを掃気
する。
【0027】そして目的量の給油が終了して給油ノズル
がノズル掛けに戻されてノズルスイッチ7がオフになる
と(図6 ステップ チ)、制御装置6はポンプモータ
2をオフとする(図6 ステップ リ)。そして一定時
間T4、例えば3秒が経過すると(図6 ステップ
ヌ)、制御装置9は、エアポンプ53を停止させて掃気
を終了させ、また切換弁56を位置bに切り換えて次の
給油に備える(図6 ステップ ル)。
【0028】ところで、上記ステップ(ニ、オ)の工程
で、自動車燃料タンクの油種が軽油であると判定された
場合であっても、燃料タンク内のガソリンが極めて少な
く、しかも冬期のように気温が低い場合にはガソリンの
ベーパがタンク底部に停滞していて、タンクの給油口の
ベーパ濃度が極めて低い場合には、一定時間T3のベー
パの吸引によってもガスセンサー59には、自動車燃料
タンクの油種に一致する濃度のベーパが到達しないこと
がある。
【0029】このような状態では制御装置6は自動車燃
料タンクの油種を軽油であるものと一応判定して、給油
ポンプ1をオンにして給油を開始することになるが、給
油の開始により少量、例えば数百CC程度の燃料油(こ
の場合には軽油)が自動車燃料タンクに流れ込むと、自
動車燃料タンクの底部の燃料や気体が攪拌されるので、
自動車燃料タンクにガソリンが残っている場合には、底
部に停滞していたガソリンのベーパが給油口まで上昇す
る。このようにして生じたベーパは、給油当初所定期間
の間も陰圧発生状態にあるエジェクタ50によりガスセ
ンサー59に吸引されて油種の判定に供される。
【0030】この結果、制御装置6は、給油装置に登録
されている油種と異なるとの判定を下し(図6 ステッ
プ ヨ)、給油ポンプ1をオフとして給油を中断し(図
6ステップ タ)、また切換弁56を位置aに移動させ
て閉じ、さらに報知器11により油種が異なる旨の報知
を行う(図6 ステップ レ)。これにより誤給油が防
止されることになる。
【0031】この報知に基づいてノズル8がノズル掛け
に戻されてノズルスイッチ7がオフになると(図6 ス
テップ ソ)、報知を停止し(図6 ステップ ツ)、
さらに一定時間T4が経過した段階で(図6 ステップ
ヌ)、エアポンプ53をオフにして掃気を終了させ、
また切換弁56を位置bに切り換えて次の給油に備える
(図6 ステップ ル)。
【0032】一方、ノズル8が自動車燃料タンクに挿入
されて給油レバー30が引上げられ、自動車燃料タンク
のベーパがガスセンサ59に流れ込み、一定時間T3、
例えば0.5秒が経過するまでに(図6 ステップ
ニ)自動車燃料タンクのベーパがガソリンのベーパ濃度
に達した場合には(図6 ステップ オ)、ポンプモー
タ2を駆動させることなく、第1の切換弁56を位置a
に切り換えてエアポンプ53からの新鮮なエアをガスセ
ンサ59に供給して掃気を行い、また報知器11により
油種が異なる旨の報知を行って注意を行う(図6 ステ
ップ レ)。
【0033】この報知に基づいてノズルがノズル掛けに
戻されてノズルスイッチ7がオフになると(図6 ステ
ップ ソ)、報知を停止し(図6 ステップ ツ)、さ
らに一定時間T4が経過した段階で(図6 ステップ
ヌ)、エアポンプ15をオフにして掃気を終了し、また
切換弁56を位置bに切り換えて次の給油に備える(図
6 ステップ ル)。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
給油レバーの操作に連動して自動車燃料タンクからベー
パを吸引して油種を判定する手段を備えた給油装置にお
いて、給油開始から一定量、または一定時間が経過する
までベーパの吸引動作を継続し、油種が異なると判定さ
れた場合には給油動作を停止するようにしたので、自動
車燃料タンクに微量なガソリンしか残っていない状態で
あっても、タンク底部に停滞しているガソリンベーパを
ガスセンサーに導いてガソリン車であること確実に判定
することができ、ガソリン車への軽油の給油を最少限で
停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の構成図である。
【図2】同上装置に使用する給油ノズルの一実施例を示
す断面図である。
【図3】図2に示した給油ノズルに設けられた切換弁の
構造を示す断面図である。
【図4】同上装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例を示す装置の構成図であ
る。
【図6】第2実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 給油ポンプ 2 ポンプモータ 7 ノズルスイッチ 12 エアポンプ 23 主弁 20 ガスセンサ 22 エジェクタ 28 切換弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油レバーの操作に連動して自動車燃料
    タンクからベーパを吸引して油種を判定する手段を備え
    た給油装置において、給油開始以後給油された燃料油に
    よりタンク底部のベーパが給油口に上昇するまでの一定
    量、または一定時間の給油が行われるまでベーパの吸引
    動作を継続し、前記吸引の結果、油種が異なると判定さ
    れた場合には給油動作を停止する油種判定機能を備えた
    給油装置。
JP16957293A 1993-06-16 1993-06-16 油種判定機能を備えた給油装置 Pending JPH0776399A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981124