JP3400293B2 - Cvd装置及びそのクリーニング方法 - Google Patents

Cvd装置及びそのクリーニング方法

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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/4401Means for minimising impurities, e.g. dust, moisture or residual gas, in the reaction chamber
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    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02041Cleaning
    • H01L21/02043Cleaning before device manufacture, i.e. Begin-Of-Line process
    • H01L21/02046Dry cleaning only
    • H01L21/02049Dry cleaning only with gaseous HF

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体製造装置、
特に酸化珪素膜成長に使用されるCVD装置及びCVD
装置内のクリーニングの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CVD(Chemical Vapour Deposition)
の技術には熱CVD、プラズマCVD、光CVD等があ
る。CVD装置は、半導体素子作製に必要となるSiO
2 薄膜等をウェハ上に成長させる半導体製造装置の一つ
である。CVD装置は、例えば、ウェハに対するSiO
2 薄膜の成長に伴って、反応チャンバ(以下。単にチャ
ンバという)内の壁面や絶縁体面、サセプタや電極部、
真空シール部、窓板等にもSiとOを主成分とする完全
酸化物、あるいは不完全酸化物の膜が付着、堆積する。
これらの膜は、厚くなると剥れ落ち、パーティクルとな
ってウェハに付着し、半導体素子の動作不良を引き起こ
す原因となる。
【0003】そこで、一定の時間、例えば上記のような
不用の膜がチャンバ内に数μm堆積毎にチャンバ内をク
リーニングする。このクリーニングは従来、次の3つの
いずれかで行われる。 (a) チャンバを分解しての洗浄処理。すなわち、王水等
の処理液に、分解したチャンバを所定時間漬け込む。 (b) CF4 ,C26 ,NF3 を用いたプラズマクリー
ニング。 (c) ClF3 ,F2 を用いたプラズマレスクリーニン
グ。
【0004】上記(a) はオーバホール処理と同様なの
で、長時間の作業を伴い、CVD装置の稼働率を著しく
損なう。また、上記(b) はチャンバを分解せずにチャン
バ内の不用のSiO2 膜をクリーニングする方法である
が、クリーニング速度が小さいという問題がある。クリ
ーニング速度とはSiO2 のエッチング速度に他ならな
い。だいたい、100〜300nm/分であり、CVD
装置のスループット(生産効率)を下げてしまう。
【0005】また、上記(b) のプラズマクリーニングは
プラズマ領域外ではクリーニング(エッチング)の効果
が小さいので、プラズマ外周辺部の領域に相当するチャ
ンバ内壁面や絶縁体面のクリーニング速度はさらに小さ
くなる。さらに問題として、プラズマ中及び近傍におけ
るO−リング(窓板と結合する真空シール部分)を腐食
し、パーティクルを生成することもある。
【0006】上記(c) のプラズマレスクリーニングは、
上記(b) に比べてクリーニング部分の制限は少なくなる
が、100nm/分以下とクリーニング速度が小さい。
また、O−リング等を腐食し、パーティクルを発生す
る。
【0007】半導体装置の製造には、熱酸化SiO2
膜、またはシランやテトラエトキシシラン(TEOS)
などのガスを原料として減圧または常圧でのCVDによ
り形成されたSiO2 膜が主に使用されている。特に、
アルミニウム(Al)配線間の絶縁には、400℃程度
の低温で形成できることから、プラズマCVD法による
SiO2 膜が使用されている。
【0008】近年、半導体素子の高集積化・高速化に伴
い、SiO2 膜中に含まれる汚染物やパーティクルの存
在が問題となってきている。このような問題が起こる理
由は、プラズマを用いてSiO2 膜を半導体基板上に形
成する際に、チャンバ内がプラズマにさらされることに
より、チャンバの構成材料であるステンレス部材やアル
ミ部材等がメタル汚染源となって半導体基板上のSiO
2 膜中に取り込まれたり、チャンバ内壁等に堆積したS
iO2 膜等が剥がれることにある。
【0009】現状の対策としては、半導体基板上にSi
2 膜を形成する前工程として、予めチャンバ内壁にS
iO2 膜を保護膜として形成した後(プレコート工
程)、半導体基板をチャンバ内に搬入する方法が採用さ
れている。
【0010】すなわち、上記プレコートの後、チャンバ
内に半導体基板を搬入し、半導体基板上に所望の薄膜を
形成し、その後、半導体基板をチャンバから搬出する。
または、プレコートの後、複数の枚数の半導体基板の搬
入・薄膜形成・搬出を繰り返す。ここで、注意すべきこ
とは、チャンバ内に堆積した膜は、上述したように、パ
ーティクルの発生原因となることである。
【0011】プラズマCVD装置では、長い時間をかけ
てCF4 等を用いたプラズマクリーニングを行うのが最
も一般的である。そして、上述したように、実際のウェ
ハ上の膜成長工程に先がけて、チャンバ内壁等へ、数十
nm〜1μm程度のSiO2膜をプレコートする工程を
入れる。これは、ウェハ上のSiO2 膜中に、チャンバ
内のステンレス部材、アルミ部材によるメタル汚染を防
止するために行う工程に他ならない。
【0012】(1)クリーニング (2)プレコート (3)ウェハへの成膜(実際の製造プロセス) すなわち、上記のように、CVD装置がパーティクルを
極力低減させながら稼働するには、毎回ではないが上記
(1)→(2)→(3)の順序を経ることが必要であ
る。
【0013】ただし、上記プラズマクリーニング方法で
は、チャンバ内に堆積した膜を除去する際、プレコート
工程において予め形成した保護膜(プレコート膜ともい
う)をも同時に除去される。このため、次の(a),
(b)のような問題があげられる。
【0014】(a)プラズマ領域と外ではクリーニング
速度に差があることは上述した。すなわち、クリーニン
グ速度が速い部分では、CVD装置のチャンバ内壁が早
い時間に露出してしまい、プラズマによりダメージを受
ける。このようなCVD装置内のダメージは、パーティ
クル発生の新たな原因となる可能性もある。また、装置
内部の消耗品の交換頻度が高まり、生産コストが非常に
高くなる。
【0015】(b)チャンバ内壁のプレコート膜を同時
に除去することにより、クリーニング時間が長くかか
り、また、再度プレコート工程により保護膜を形成する
必要があるため、プレコート工程に要する時間が、全体
の処理時間を長くする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】CVD装置のスループ
ットの改善、生産コスト低減を考えた場合、ここでは、
クリーニングに関係する時間に着目する。すなわち、C
VD装置がパーティクルを極力低減させながら稼働する
には、必ずしも毎回ではないが、(1)クリーニング→
(2)プレコート→(3)ウェハへの成膜(実際の製造
プロセス)の順序を経ることが必要である。すなわち、
長いクリーニング時間の上プレコート工程が入るため、
CVD装置全体のスループットが劣化する。さらには長
いクリーニング時間は装置内部の消耗品の交換頻度を高
め、生産コストの上昇を招く。従って、クリーニングに
関して、諸対策が必要である。
【0017】この発明は上記のような事情を考慮して、
次のような課題を提示する。 (1)CVD装置に関し、高速でクリーニングする方法
を提供する。 (2)CVD装置内部の腐食(エッチング)を抑え、パ
ーティクルを発生させることなしに所望の部分のみを選
択的にクリーニングする方法を提供する。 (3)CVD装置をクリーニングにするにあたり、クリ
ーニング時間とクリーニング箇所を制御して、クリーニ
ング後のチャンバ内のプレコート工程を削減する方法を
提供する。 (4)CVD装置をクリーニングにするにあたり、実際
クリーニングに使うクリーニングガスをCVD装置内部
で生成し、生成したガスでクリーニングする方法を提供
する。 (5)CVD装置のクリーニングにあたり、プレコート
工程で形成するプレコート膜の上に堆積した膜のみ選択
的に除去することにより、パーティクルの発生のない、
低生産コスト・処理時間の短縮を可能とした半導体製造
装置のクリーニング方法を提供する。 (6)上記(1)〜(5)のクリーニング方法を実現す
るCVD装置を提供する。
【0018】有機アルコキシシラン(TEOS等)を原
料としたCVDの系での堆積物は、SiとOの他にカー
ボンを含み、非完全分解物である。よって、そのエッチ
ング速度は、水素化珪素化合物(Six2x+2)を原料
としたCVDの系での堆積物のそれよりも大きい。この
ため、上記課題は水素化珪素化合物(Six2x+2)を
原料としたCVDの系のクリーニングに関し、特に重要
である。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明のCVD装置
は、酸化珪素膜を成長させるCVD装置において、HF
ガスを前記CVD装置に導入する手段と、クリーニング
の対象以外の前記CVD装置内部の部材をエッチングさ
せないように加熱する加熱手段とを具備し、装置内部に
付着したSiとOを主成分とする堆積物をクリーニング
することを特徴とする。
【0020】また、この発明のCVD装置は、水素化珪
素化合物(Si x 2x+2 )を用いて酸化珪素膜を成長さ
せるCVD装置において、HFガスを前記CVD装置に
導入する手段と、クリーニングの対象以外の前記CVD
装置内部の部材をエッチングさせないように加熱する加
熱手段とを具備し、装置内部に付着したSiとOを主成
分とする堆積物をクリーニングすることを特徴とする。
【0021】さらに、この発明のCVD装置は、酸化珪
素膜を成長させるCVD装置において、クリーニングの
ためのHFガスを前記CVD装置に導入する第1の導入
手段と、前記HFガスを希釈するための不活性ガスを前
記CVD装置に導入する第2の導入手段と、クリーニン
グの対象以外の前記CVD装置内部の部材をエッチング
させないように前記HFガスの濃度を所定領域に制御す
る手段とを具備し、前記クリーニングの対象の前記CV
D装置内部の部材として前記CVD装置内部の壁面上に
おけるフッ素(F)を添加したSiとOとFを主成分と
するプレコート膜を含むことを特徴とする。
【0022】この発明のCVD装置は、酸化珪素膜を成
長させるCVD装置において、クリーニングのためのH
Fガスを前記CVD装置に導入する第1の導入手段と、
前記HFガスを希釈するための不活性ガスを前記CVD
装置に導入する第2の導入手段と、クリーニングの対象
以外の前記CVD装置内部の部材をエッチングさせない
ように前記HFガスの濃度を所定領域に制御する手段
と、前記クリーニングの対象以外の前記CVD装置内部
の部材をエッチングさせないように加熱する加熱機構と
を具備したことを特徴とする。さらに、この発明のCV
D装置は、酸化珪素膜を成長させるCVD装置におい
て、CF 4 ,C 2 6 ,NF 3 ,F 2 のうち、少なくと
も1種類のガスを前記CVD装置に導入する第1の導入
手段と、H 2 ,H 2 O,H 2 2 ガスのうち、少なくと
も1種類のガスを前記CVD装置に導入する第2の導入
手段と、前記第1、第2の導入手段のガスを用いて前記
CVD装置内部をプラズマを起こしてプラズマクリーニ
ングする手段とを具備し、前記クリーニングの対象の前
記CVD装置内部の部材として前記CVD装置内部の壁
面上におけるフッ素(F)を添加したSiとOとFを主
成分とするプレコート膜を含むことを特徴とする。
【0023】この発明のCVD装置のクリーニング方法
は、酸化珪素膜を成長させるCVD装置において、HF
ガスを前記CVD装置に導入する工程を具備し、装置内
部に付着したSiとOを主成分とする堆積物をクリーニ
ングすること、さらに前記CVD装置内部を部分的に加
熱することにより選択的にエッチングを抑えることを特
徴とする。
【0024】この発明のCVD装置のクリーニング方法
は、水素化珪素化合物(Six 2x+2)を用いて酸化珪
素膜を成長させるCVD装置において、HFガスを前記
CVD装置に導入する工程を具備し、装置内部に付着し
たSiとOを主成分とする堆積物をクリーニングする
と、さらに前記CVD装置内部を部分的に加熱すること
により選択的にエッチングを抑えることを特徴とする。
【0025】この発明のCVD装置のクリーニング方法
は、フッ素添加酸化珪素膜を成長させるCVD装置にお
いて、HFガスを前記CVD装置に導入する工程に先が
けてH 2 Oガスを導入する工程と、前記HFガスを不活
性ガスにより希釈して前記CVD装置に導入する工程と
を具備し、SiとOとFを主成分とする膜をエッチング
・クリーニングすることを特徴とする。
【0026】この発明のCVD装置のクリーニング方法
は、酸化珪素膜を成長させるCVD装置において、HF
ガスを前記CVD装置に導入する工程に先がけてH 2
ガスを導入する工程と、前記HFガスを前記CVD装置
に導入する工程とを具備し、装置内部に付着したSiと
Oを主成分とする堆積物をクリーニングすることを特徴
とする。 さらに、この発明のCVD装置のクリーニング
方法は、水素化珪素化合物(Si x 2x+2 )を用いて酸
化珪素膜を成長させるCVD装置において、HFガスを
前記CVD装置に導入する工程に先がけてH 2 Oガスを
導入する工程と、前記HFガスを前記CVD装置に導入
する工程とを具備し、装置内部に付着したSiとOを主
成分とする堆積物をクリーニングすることを特徴とす
る。
【0027】
【発明の実施の形態】まず、この発明の基礎になるもの
として、HFガスを用いてウェハ上の自然酸化膜(Si
2 )をエッチングする事例がある。HFガスによれ
ば、図15に示すようにN2 の希釈制御に伴い、SiO
2 を室温で1μm/分程度まで高速にエッチングできる
(参考文献、Extended Abstructs of the 22nd(1990 In
ternational)Conference on Solid State Devices and
Materials,Sendai,1990,pp.1091-1093がある)。
【0028】このHFガスをCVD装置のクリーニング
に使用するのが本発明の重要な特徴の一つである。HF
ガスは腐食性が強く、石英やステンレス部材を著しく腐
食するのでパーティクル対策が必要となってくる。
【0029】図1はこの発明の第1の実施形態に係るプ
ラズマCVD装置のシステム構成の要部を示す断面図で
ある。11はCVD装置の反応チャンバ、11-aはチャンバ
内の壁面、12は絶縁体、13はサセプタ及び電極(下部電
極14) 、14は電極(上部電極)、15は真空シール部(O
−リング)、16は石英窓板、17-a,17-bは原料ガス供給
管、18はクリーニング用のエッチングガス供給管、20は
排気配管であり、21は例えば自動圧力調整弁である。ガ
ス供給管18には、例えばバルブ22を介した先に、クリー
ニング用のエッチングガスとしてのHF系ガス供給シス
テム23が設けられている。エッチングガス供給管18はH
F系ガス供給を考えると、好ましくは耐蝕性の部材(例
えばセラミック管)を用いるとよい。
【0030】図1において、例えば、原料ガス供給管17
-aを介してチャンバ11内に成膜ガス(例えば、SiH4
とO2 ガス)を導入し、プラズマ等を利用してサセプタ
13上に置かれたウェハに酸化珪素膜(SiO2 )を形成
する。すると、チャンバ内11の壁面11-a、窓板16、真空
シール部15、サセプタ13、電極14、絶縁体12、排気配管
20等の各表面にも、シリコンと酸素を主成分とした薄膜
(SiO2 )あるいはシリコンの不完全酸化膜等)が付
着する。
【0031】これら望ましくない膜をクリーニングする
べく、この発明のCVD装置のクリーニング方法を以下
に説明する。図1において、成膜したウェハを回収した
後、ガス供給管18の導入口からHFガスを不活性ガス
(例えば、N2 、Ar、Ne、He等)で、0.1vo
l%〜10vol%程度に希釈してチャンバ11内に導入
する。これにより、上記望ましくない部分、すなわち、
チャンバ内11の壁面11-a、窓板16、真空シール部15、サ
セプタ13、電極14、絶縁体12、排気配管20等の各表面に
付着した、SiとOを主成分とした膜が、0.7μm/
分程度の高速でエッチング・クリーニングされる。すな
わち、SiO2 +4HF→SiF4 +2H2 Oにより、
付着した不用膜は気体に変化させ排気配管20を経てチャ
ンバ外部へ排気させる。
【0032】図2は第2の実施形態として、この発明に
関するCVD装置のガスシステム例を示す構成図であ
る。HFガスの導入は図2に示されるように、チャンバ
導入前にHFガスを不活性ガスで希釈してチャンバに導
入する構成となっている。図において、実線は配管を示
し、矢印はガスの供給、排気を示している。図1のチャ
ンバ11をブロック化し、17-a,17-bの原料ガス供給管、
排気配管20を表示している。ガスシステムにおける22は
バルブ、24はマスフローコントローラ、25はHFガス供
給系、26は流量計である。例えば、エッチングガス供給
管18はHF系ガス供給を考えて、耐蝕性の部材が用いら
れれば好ましく、HFガス希釈ガス混合から20〜30
cmの長さを有すると好ましい。HFガスを希釈するた
めの不活性なガスを以降、「希釈ガス」と称する。
【0033】図3は第3の実施形態として、この発明に
関するCVD装置のガスシステム例を示す構成図であ
る。HFガスの導入は原料ガス供給管17-aを用いる構成
となっている。すなわち、クリーニング時は、原料ガス
の導入をエッチングガス導入用に切換えて対応する。
【0034】図4は第4の実施形態として、この発明に
関するCVD装置のガスシステム例を示す構成図であ
る。HFガスを希釈しないでガス供給管18の導入口から
チャンバ11内に導入し、他のガス導入口から、例えば原
料ガス供給管17-aの導入口からチャンバ11内に希釈ガス
を導入する構成となっている。ガス供給管18はHFガス
が供給されるのでセラミック管等、耐蝕性の配管を用い
たほうがよい。
【0035】上記希釈ガスは、エッチング・クリーニン
グを妨害しないガスであればO2 ガス、F2 ガス、Cl
2 ガス、HClガス、CF4 ガス、C26 ガス、NF
3 ガス、CO2 ガス、COガス、NO2 ガス、N2 Oガ
ス等でもよい。
【0036】この発明によれば、特にSix2x+2(x=
1,2,3 )とO2 ガスを原料として成膜した膜は、有機シ
リコンガスを原料とした場合の不完全酸化膜(例えばT
EOS)と比較して、完全酸化膜となるため、結合が強
固である。よって、プラズマクリーニング等ではエッチ
ング速度はますます遅くなる。従って、この発明のHF
ガスを用いたクリーニングが非常に有効となる。
【0037】また、窒素添加の酸化珪素膜(例えば、T
EOS+O3 +NH3 あるいはSiH4 +O2 +NH3
のCVDによって成膜されるSiON)は、より結合が
強固になるため、プラズマクリーニング等ではエッチン
グ速度はますます遅くなる。従って、この発明のHFガ
スを用いたクリーニングが非常に有効になる。
【0038】第5の実施形態として、クリーニングに用
いるHFガス濃度の制御を考慮したCVD装置のクリー
ニング方法について説明する。HFガスによってエッチ
ング・クリーニングされるシリコン酸化膜は、その膜の
成分や、ウェットエッチングレート、水素含有量、密度
等によって、エッチングレートや、エッチングが始まる
HF濃度領域が異なってくる。
【0039】ここで、 C1 :石英部材に対し、HFガスによるエッチングが始
まるHF濃度。 C2 :チャンバ内にプレコートした膜に対し、HFガス
によるエッチングが始まるHF濃度。 C3 :チャンバ内にプレコートした膜上に付着したSi
とOを主成分とする膜に対し、HFガスによるエッチン
グが始まるHF濃度。 C4 :チャンバ内に部材として存在するステンレスやア
ルミニウムが腐食されるHFガスの濃度。 とする。
【0040】上記条件から、使用するHFガスの濃度を
xとした場合、 C3 <x<C1 … (1) を満たすHF濃度のHFガスを用いて、SiとOを主成
分とする膜をエッチングすれば、石英部材を腐食させず
に選択的にクリーニングすることができる。
【0041】例えば、HF濃度1vol%〜5vol%
(ただし、H2 Oは1volppm 以下)の条件でクリー
ニングすると、石英窓板やステンレス部材等は腐食され
ずに、SiとOを主成分とする不用膜を高速でエッチン
グ除去することができた。
【0042】また、 C3 <x<C4 … (2) を満たすようにHFガスのHF濃度を調整すると、チャ
ンバ内のステンレス部材やアルミニウムを腐食すること
なしにSiとOを主成分とする不用膜をエッチング除去
することができる。
【0043】一方、プレコート膜を考慮した場合、 C3 <x<C2 … (3) を満たすHF濃度のHFガスを用いれば、チャンバ内の
プレコート膜はエッチングされずにその上の不用膜のみ
が選択的にエッチングされるように制御することも可能
である。これにより、次のプレコート工程を省略するこ
とができる。
【0044】プレコート膜を、シリコンが多くなる組成
比の膜として形成しておくことで、よりC3 <C2 がは
っきりする。プレコート工程を少しでも省略できること
は、CVD装置全体のスループットを向上させる。
【0045】図5は第6の実施形態として、この発明に
関するCVD装置のガスシステム例を示す構成図であ
る。ここでは、プレコート工程により、チャンバ11内に
プレコート膜が形成されている。ここでのプレコート膜
はF(フッ素)が添加された酸化珪素膜である。
【0046】ところで、フッ素添加酸化珪素膜をCVD
形成する場合、この膜のエッチング速度はフッ素を添加
していない酸化珪素膜に比べてかなり速い。従って、上
述のエッチングが始まる濃度C3 が低いために、(1) ,
(2) ,(3) 式中の濃度xの範囲が大きくとれ、選択性良
くクリーニングできる。
【0047】また、図5のように、F添加の酸化珪素膜
でチャンバ内をプレコートしておくと、実際の製造プロ
セス後に付着するプレコート膜上の不用膜は、リフトオ
フ作用が働き、HFガスによるクリーニングはさらに高
速化される。
【0048】上述で、第5の実施形態において、濃度に
よる選択性を制御することにより、チャンバ内のプレコ
ート膜を残し不用膜のみを除去する例をあげ、第6の実
施形態において、クリーニング時、不用膜を下層のプレ
コート膜ごと除去する例をあげたが、それぞれには次の
ような利点がある。
【0049】すなわち、第5の実施形態は、パーティク
ルの発生を極力抑えながら、プレコート工程を削減し、
CVD装置のスループットを向上させるクリーニングの
方法であり、第6の実施形態は、パーティクル発生等信
頼性を最優先して、かつクリーニングを高速に処理し、
CVD装置のスループットを向上させるクリーニングの
方法であるといえる。
【0050】なお、HF濃度の制御は、希釈ガスを、エ
ッチングしたくない部分近傍にのみパージガスとして流
すことで達成してもよい。パージガス流量制御により、
クリーニングの程度を制御できるし、クリーニングを途
中で止めることもできる。これにより、部分的なクリー
ニングが期待できる。これを第7の実施形態とする。
【0051】第8の実施形態として、エッチング・クリ
ーニングにおいて温度を考慮したCVD装置のクリーニ
ング方法について説明する。HFガスによるSiO2
エッチングは、図6に示すように通常の室温付近に関し
ては、温度上昇と共にエッチング速度は大きくなるが、
それ以上の温度になると、チャンバ壁面でのHFガスの
吸着が少なくなるために、エッチングの反応が遅くな
り、50℃以上では極端にエッチング速度が小さくな
る。実質エッチング作用がなくなる。 HF+{表面}→HFabsorb(吸着) SiO2 +HFabsorb→SiF4 +H2 O …(4) このことから、チャンバ内のステンレスやアルミニウム
の部分や石英部材、排気配管、サセプタ等、HFガスに
よりエッチングしたくない部分を昇温(例えば50℃以
上)することにより、クリーニングすべき部分のみ選択
的にクリーニングできる。
【0052】図7は上述したこの発明の第8の実施形態
に係るプラズマCVD装置のシステム構成の要部を示す
断面図である。図1と相違する箇所は上記部分昇温を目
的とした加熱機構27を備えていることである。
【0053】実際、SiとOを主成分とする膜を1μm
/分の高速クリーニングをしたとき、リボンヒータを巻
いて60℃に熱したチャンバ内壁のアルミニウム部に腐
食(エッチング)は発見されなかった。昇温は、CVD
で付着した不用膜のクリーニングの途中から行う、ある
いは温度を制御することにより、エッチング各部分、部
分でエッチングを途中で止めたりして、エッチングの進
み具合を調整することができる。加熱機構27は抵抗加熱
方式で構成しても良いし、ランプ加熱によって構成して
も良い。
【0054】第9の実施形態として、プラズマクリーニ
ングを併用することを考慮したCVD装置のクリーニン
グ方法について説明する。プラズマクリーニングは、そ
れ自体はクリーニング速度は遅いが、HFガスクリーニ
ングを伴うことによって新たな効果を発揮する。これ
は、酸化珪素膜のHFクリーニングは膜中のHやFの濃
度が増大することによりエッチング速度が大きくなるこ
とを利用する。
【0055】CF4 プラズマクリーニングや、プラズマ
を印加することにより、チャンバ内壁等に付着した不用
膜が、HやFを含む膜に改質される。クリーニング速度
は相乗的に大きくなる(図8)。
【0056】プラズマクリーニングはHFクリーニング
と同時でもよいし、HFクリーニングの前に行ってもよ
い。また、HFガスによるプラズマクリーニングをして
もよい。また、石英やステンレス、アルミ部材を腐食す
る恐れのあるHFクリーニングでクリーニング前半を行
い、後半はプラズマクリーニングで穏やかにクリーニン
グするのも信頼性を考慮した一つの方法である。
【0057】図9はこの発明の第10の実施形態に係る
プラズマCVD装置のシステム構成の要部を示す断面図
である。プラズマクリーニング時にチャンバ内部でプラ
ズマによる反応を起こし、HFガスを生成することによ
り結果的にHFクリーニングすることができる。図9に
おいては、ガス供給管18からCF4 ガス、ガス供給管17
-bからH2 Oガスをチャンバ11内に導入する構成であ
る。その他、符号は図1と同様である。すなわち、プラ
ズマが条件で、 CF4 +H2 O→HF+CO2 …(5) 上記方法によれば、HFガスをチャンバ外部から導入す
る必要がなく、導入配管の腐食を心配する必要はなくな
る。この実施の形態ではCF4 とH2 Oのガスを用いた
が、他にも組み合わせがある。例えばCF4 ,C2
6 ,NF3 ,F2の中の少なくとも1種類のガスと、H2
,H2 O,H22 のうちの少なくとも1種類のガス
をチャンバに導入し、プラズマを発生させることによ
り、HFガスをチャンバ内部で生成させればよい。
【0058】図10は第11の実施形態として、この発
明に関するCVD装置のガスシステム例を示す構成図で
ある。HFガスによるクリーニングに関し、H2 Oの導
入を考慮したCVD装置のクリーニング方法である。H
Fガスによるエッチング能力はH2 Oの存在により飛躍
的に加速される。ガス供給管17-aからHFガス、供給管
17-bからH2 O蒸気で飽和した例えばN2 ガスをチャン
バ11内に導入する構成となっている。
【0059】H2 Oで飽和させるガスはN2 ガスの他、
Ar,He,Ne等の不活性ガス、CO2 ガス、O2
ス、NO2 ガス、H2 ガス等が考えられる。また、H2
O蒸気は飽和していなくてもよい。
【0060】H2 O蒸気を含んだガスのチャンバへの導
入は、この図10のように別々の供給口から導入しても
よいし、チャンバに導入する前にHFガスと混合して導
入してもよい。そのときは、セラミック管等、耐蝕性の
配管の配設を考慮するとよい。
【0061】第12の実施形態として、上記第11の実
施形態において、チャンバ内におけるエッチング制御を
考慮したCVD装置のクリーニング方法について説明す
る。H2 O蒸気を含んだガスと、HFガスをチャンバ内
に同時に導入することにより、SiとOを主成分とする
膜のエッチングは高速化される。しかし、反応性が増す
ためにチャンバ内の石英窓板やステンレス部やアルミ部
が腐食されやすくなる。
【0062】この実施形態においても前記した第5〜第
8の実施形態による種々のエッチングの制御により、チ
ャンバ内の腐食を防止することは可能だが、いずれにし
ても、特にH2 O濃度の制御が重要である。 SiO+H2 O→SiO(H2 O) …(6) SiO+H2 O→Si−OH …(7) 上記式のように、SiとOを主成分とする不完全酸化
物、あるいは完全酸化物の膜は、H2 Oの蒸気にさらさ
れることにより、膜内部にH2 Oを含んだり(式(6)
)、膜の一部はSi−OH結合を含む構造へと変化す
る(式(7) )。
【0063】すなわち、SiとOを主成分とする不用膜
が、H2 O蒸気に触れることにより、Si−OH構造
や、H2 Oを膜中に含んだ膜に改質される。この結果、
HFガスによるクリーニング速度が加速されるのであ
る。
【0064】そこで、図11に示すように、HFガスに
よるクリーニングに先がけて、まずH2 O蒸気を含んだ
ガスをチャンバ内に導入し、SiとOを主成分とした不
用膜を改質し、H2 Oガス供給を止めた後に、HFガス
を導入する。これにより、チャンバ内を腐食することな
く、高速なクリーニングが達成される。図11におい
て、t1 はH2 O蒸気を含んだガスを供給する時間、t
2 はチャンバのH2 O蒸気を真空引きし、チャンバ内壁
に吸着したH2 Oを脱離させる時間である。
【0065】t2 の時間内にチャンバ内を熱する、ある
いはN2 等の不活性ガス(H2 Oの混入していないドラ
イガスであることが重要)でパージ(一掃)することを
加えてもよい。これにより、チャンバ内壁に付着したH
2 Oを脱離させることができ、チャンバ内の腐食の完全
防止に寄与する。
【0066】第13の実施形態として、上記第11の実
施形態において、チャンバ内におけるエッチング制御を
考慮したCVD装置のクリーニング方法について説明す
る。図12に示すように、上述の図11の方法を基本と
し、さらにエッチング時間制御をも考慮した応用例とな
っている。すなわち、H2 O蒸気を含むガスとHF含有
ガスを交互に供給する。t1 はH2 O蒸気を含んだガス
を供給する時間、t2はチャンバのH2 O蒸気を真空引
きし、チャンバ内壁に吸着したH2 Oを脱離させる時間
である。t3 はHFクリーニング時間、t4 はクリーニ
ングガスの真空引き排気時間である。
【0067】上記方法によれば、チャンバ内壁に付着し
たSiとOを主成分とした不用膜の表面近傍の改質と、
HFガスの導入によるエッチングを繰り返し、エッチン
グ時間の制御により、エッチングの進み具合を制御でき
る(図13)。これにより、チャンバ内を腐食すること
なく、高速なクリーニングを達成する。
【0068】なお、上記第12、13の実施形態を行う
にあたり、H2 Oによる膜の改質はF(フッ素)添加の
酸化珪素膜で特に有効になる。F添加の酸化珪素膜を扱
うプロセスにおけるCVD装置のクリーニングに有効で
あることも当然である。
【0069】第14の実施形態として、上記第11の実
施形態において、チャンバ内におけるクリーニング時の
圧力を考慮したCVD装置のクリーニング方法について
説明する。上述のように、HFガスによるエッチングは
2 Oの存在によりエッチング速度が大きく変わる。H
2 Oの飽和蒸気圧により高い圧力でクリーニングする
と、サセプタ、チャンバ内壁等、部分的にH2 Oが凝結
(液化)し、その部分を腐食してしまう。対策として
は、H2 Oの飽和蒸気圧の圧力以下の減圧下でチャンバ
内をエッチング・クリーニングすることにより、部分的
な腐食を防止して、クリーニングすることができる。
【0070】図14は第15の実施形態として、この発
明に関するCVD装置のガスシステム例を示す構成図で
ある。チャンバ11内に、クリーニングのモニタ手段であ
る、膜厚測定器30が配備されている。これにより、CV
D装置のクリーニング中、途中のクリーニング状況をモ
ニタすることができる。
【0071】膜厚測定器30としては、例えば、水晶発振
器やガスの透過率や発光を調べる光学的方法による構成
でもよいし、チャンバ内壁やプレコート膜の露出検出器
でもよい。このような構成により、例えば、エッチング
終点でクリーニングを止めることが確実にでき、オーバ
エッチングによるチャンバ内の腐食が防止できる。ある
いは、プレコート膜のエッチング防止にも機能させるこ
とができる。
【0072】この発明のHFガスによるクリーニング
は、CVD装置のチャンバ内壁に堆積したSiとOを主
成分とする膜(膜厚3μm程度)をクリーニングするの
に、従来のCF4 プラズマクリーニングの約12分間に
比べて約半分の6分間で終了する。さらに、実施の形態
中に示したHFガスによるクリーニングとCF4 プラズ
マクリーニングとの併用に至っては約2分間でクリーニ
ングが可能である。しかも、プレコート膜を落とさない
ようにしたり、チャンバ内各部の腐食を防止しながらク
リーニングされるのでCVD装置のスループット(生産
効率)や寿命の改善に大いに寄与する。
【0073】次に、CVD装置のクリーニングにおい
て、プレコート膜はエッチングせず、極力そのままの状
態を維持させる方法について説明する。以下の説明は、
HFガスによるクリーニング以外のクリーニングにも適
用可能である。
【0074】上述したように、半導体装置の製造工程に
関し、プラズマCVDにより半導体基板等にSiO2
の形成を行う際、チャンバ内壁がプラズマにより衝撃を
受ける。従って、チャンバの材料である金属がエッチン
グされてSiO2 膜中に混入するのを防ぐため、チャン
バ内壁にSiO2 膜等をプレコート膜として予め形成し
ている。
【0075】このようなプレコート膜を、クリーニング
工程を経た後でも、(理想的にはプレコート膜を形成し
た最初の状態を維持するよう)残っているようにする。
すなわち、プレコート膜とSiO2 膜成膜によって形成
されるプレコート膜上の堆積膜との膜質の違いを利用す
る(あるいはプレコート膜のみを強化する)ことによ
り、プレコート膜のエッチングを防止し、プレコート膜
上の堆積膜のみを選択的に除去することに着目する。
【0076】すなわち、プレコート膜形成時において、
チャンバ自体を加熱することによりプレコート膜の膜質
を向上させる。さらに、半導体基板上にSiO2 膜を堆
積する際には、チャンバ自体を加熱しないか、または冷
却する。これにより、堆積するSiO2 膜の膜質を劣化
させる(半導体装置には支障ない程度である)。従っ
て、その後のクリーニング工程では、プレコート膜を残
し、このプレコート膜上に堆積したSiO2 膜のみを除
去することを可能とする。
【0077】その際のクリーニング工程では、F等のハ
ロゲンを含むガスプラズマを利用するか、または、HF
ガスを用いても効果的である。また、半導体基板上にS
iOF膜を堆積する際には、プレコート膜のSiO2
形成の際の温度を特に制御しなくとも、その後のクリー
ニング工程ではプレコート膜を残してその上に堆積した
SiOF膜のみを除去することが可能である。
【0078】以下、上述の実施形態について図面を参照
しつつ説明する。図16は、第16の実施形態に係るプ
ラズマCVD装置のシステム構成の要部を示す概念図で
ある。31はCVD装置の反応チャンバ、32はウェハホル
ダ及び下部電極(サセプタ)、33は半導体基板、34は抵
抗加熱ヒータ、35は高周波電源、36は整合器、37はガス
導入口、38はシャワーノズル及び上部電極、39は真空ポ
ンプ、40は抵抗加熱ヒータ、41はガス供給バルブであ
る。
【0079】この実施形態による方法では、クリーニン
グの前提として、まず、チャンバ31内部の保護膜として
プレコート膜(例えばSiO2 膜)を形成することが必
須条件である。そして、この例では、プレコート膜形成
の際、チャンバ31外部に設置したヒータ40にてチャンバ
31を100℃以上に加熱する。その際、ウェハホルダ32
上には、ウェハホルダ32上へのプレコート膜の堆積を防
止するためにダミーの半導体基板等を設置しておいても
良い。
【0080】このようにして、シャワーノズル38に、ガ
スバルブ41を介したガス導入口37より、SiH4 を50
cm3 /min及びO2 を500cm3 /min供給
し、チャンバー内圧力を5Torrに保たれるようにし
ておく。ウェハホルダ32(下部電極)の対向電極として
のシャワーノズルを備えた上部電極38は、整合器36を介
して高周波電源35に接続されている。電極38に13.5
6MHzのRF電力を1kW印加して放電を開始し、プ
レコート膜の成膜を行う。その後、図示しないが、水冷
もしくは空冷などの冷却機構を用いてチャンバ31を冷却
する。
【0081】次に、実際の製造プロセスに関係する半導
体基板33をチャンバ31内のウェハホルダ32上に導入す
る。ウェハホルダ32には、内部にヒータ34が設けられ、
400℃まで加熱する。シャワーノズル(上部電極)38
にはガスバルブ41を介してガス導入口37が接続されてお
り、原料ガスであるTEOS,SiH4 、酸化性ガスで
あるO2 ,N2 O、添加ガスであるNF3 ,CF4 など
が導入可能である。
【0082】半導体基板33にSiO2 膜を形成する場合
には、チャンバ31内に原料ガスとして、例えば、TEO
Sを50cm3 /min、O2 を500cm3 /min
の流量で同時に導入し、チャンバー内圧力を5Torr
に保たれるようにしておく。半導体基板33に対向させた
電極38に13.56MHzのRF電力を1KW印加して
放電を開始し成膜を行う。この際、チャンバ31内壁のプ
レコート膜上にもSiO2 膜が堆積するが、このときチ
ャンバ31内壁は加熱されていないので、予め形成したプ
レコート膜としてのSiO2 膜と比べて膜質は大きく劣
る(この詳細については後述する)。
【0083】1枚もしくは複数の半導体基板上にSiO
2 膜を堆積することにより、チャンバ31内壁上に堆積し
た膜(つまり、プレコート膜上の不用な堆積膜)の剥離
等の影響が良好な成膜プロセスを妨げはじめる。これに
伴い、クリーニングを行う。
【0084】半導体基板の処理枚数は処理膜厚やチャン
バ内部の形状に依存するので適宜決定すればよい。クリ
ーニング工程は、まず、ヒータ40にてチャンバ31内壁を
180℃に加熱し、チャンバ内にCF4 を200cm3
/min導入する。圧力を1Torrに保ち、電極38に
13.56MHzのRF電力を100W印加して放電を
開始する。チャンバ31内は、放電電力が低いためにイオ
ンの生成は成膜時と比べて低いが、ラジカルと呼ばれる
中性のF励起子が多く生成される。このFラジカルはチ
ャンバ31内壁に到達する。その際、チャンバを180℃
に加熱してあるため、プレコート膜上の堆積膜中に含ま
れる水分が脱離しており、その水分と膜表面で反応しH
Fを形成する。HFはSiO2 膜を高速にエッチングす
るが、水分を多く含む膜がより高速にエッチングされる
ことは、第11、第12の実施形態で記載したとおりで
ある。プレコート膜が露出すると水分の脱ガスが無くな
りHFの生成が起こらなくなり、エッチングがほぼ停止
する。この方法によりクリーニングの制御(エッチング
の停止)を行ったところ、チャンバ31内の部分によって
はプレコート膜膜上に極僅かに残る堆積膜があり、その
厚さに差異はあるが、良好なクリーニング状態が得ら
れ、特に問題は見られなかった。
【0085】クリーニングがなぜプレコート膜が露出し
た時点でほぼストップするのかは、前述した様に、プレ
コート膜とプレコート膜上の堆積膜の膜質による。プレ
コート膜はチャンバ31を100℃以上に加熱しながら、
積極的に膜密度が高くなるように成膜される。より好ま
しくは、チャンバ31を200℃以上に加熱することによ
り、より緻密なプレコート膜が形成できる。このような
プレコート膜に比べ、製造プロセス中に形成されるプレ
コート膜上の堆積膜は膜密度が低く、その膜中の水分量
が非常に多い。また、緻密なプレコート膜を形成するの
に紫外線を照射する方法、プラズマにさらす方法(O2
プラズマ、N2 プラズマ、不活性プラズマ)も考えら
れ、この場合は図示しないが、紫外線照射機構を設けた
り、プレコート膜成膜後、プラズマを起こす条件を設定
する必要がある。上記プレコート膜の膜密度的な改質も
表面的、全体的と種々の制御が考えられる。
【0086】図17(a),(b)はそれぞれ、半導体
基板上にSiO2 膜を形成する際にプレコート膜上に堆
積する膜(堆積膜)とチャンバ内壁のプレコート膜との
膜質の違いを赤外吸収分光法(FT−IR法)により調
べた結果を示す赤外吸収スペクトルの特性図である。縦
軸は吸収の大きさ(log(I0 /I);I0 は入射し
た光、Iは透過した光を示す)、横軸は波長の逆数で1
/λcm-1である。この結果から明らかなように、プレ
コート膜上の堆積膜では、3500cm-1近傍に非常に
強い吸収が確認され、水分が大量に膜中に含まれること
が分かった。また、両者の膜密度を比べたところ、プレ
コート膜は2.15g/cm3 であり、プレコート膜上
の堆積膜では2.05g/cm3 であったので、これら
の膜質の違いが、クリーニングがなぜプレコート膜が露
出した時点でほぼストップするのかの原因であると現時
点では考えられる。すなわち、これら膜質の違いが、ク
リーニング時プレコート膜を残し、プレコート膜上の堆
積膜のみを選択的に除去する工程を実現する。プレコー
ト膜とプレコート膜上の堆積膜のエッチング選択比は、
プレコート膜と堆積膜がほぼ同じ厚さであるなら2倍く
らいあれば実現可能であるが、3倍以上の選択比を有す
ることが好ましい。上述したプレコート膜とその上の堆
積膜の膜質の違いは、3倍以上の選択比を持たせること
は容易である。
【0087】上記第16の実施形態では、プレコート膜
の成膜にはSiH4 /O2 を用いたが、これに限定され
るわけではなく、堆積膜としてSiO2 膜が形成される
ような少なくともSiを含むガスと酸化性のガスの組み
合わせであればよい。また、クリーニング用のガスとし
てCF4 を用いたが、これに限定されるわけではなく、
少なくともFを含むようなガス、例えばNF3 ,C2
6 ,SF6 などを用いてもよく、さらにそこにO2 を添
加しても同様の効果が得られる。
【0088】さらに、第17の実施形態を説明する。第
16の実施形態と同様の手順でチャンバ内壁にプレコー
ト膜を形成する。次に、第16の実施形態ではクリーニ
ングにCF4 ガスの放電を利用したが、ここでは放電無
しでHFガスを用いる。このようにクリーニングしても
同様の効果が得られた。この場合も、加熱により膜中か
ら脱離する水分が膜のエッチング速度を促進することに
より、選択的にプレコート膜上の堆積膜のみ選択的にエ
ッチングできることが確認された。また、この例で、H
Fガスの代わりにCIF3 ガスを用いても同様の効果が
得られた。
【0089】次に、この発明の第18の実施形態を図1
を参照しつつ説明する。この例においてはSiOF膜の
プラズマCVD装置に関する。第16の実施形態と同様
の方法でチャンバ31内壁にプレコート膜を形成した後、
半導体基板33をウェハホルダ32上にセットする。続い
て、ヒーター34により半導体基板33を約370℃まで加
熱し、チャンバ31内に原料ガスとして例えば、TEOS
を50cm3 /min、O2 を500cm3 /min、
NF3 を0〜500cm3 /minの流量で同時に導入
し、チャンバー内圧力を5Torrに保たれるようにし
ておく。半導体基板33に対向させた電極38に13.56
MHzのRF電力を1KW印加して放電を開始し、Si
OF膜の形成を行う。
【0090】1枚もしくは複数の半導体基板上にSiO
F膜を堆積することにより、チャンバ31内壁上に堆積し
た膜(つまり、プレコート膜上の不用な堆積膜)の剥離
等の影響が良好な成膜プロセスを妨げはじめる。これに
伴い、クリーニングを行う。
【0091】半導体基板の処理枚数は処理膜厚やチャン
バ内部の形状に依存するので適宜決定すればよい。クリ
ーニング工程は、チャンバ31内にH2 Oを200cm3
/min導入し、内部圧力を5Torrに保ち2分間維
持する。その際、プレコート膜上に堆積したSiOF膜
中に水分(H2 O)が選択的に吸収されることが赤外吸
収法により確認された。
【0092】その後、ヒータ40にてチャンバ側壁を18
0℃に加熱し、チャンバ内にCF4を200cm3 /m
in導入する。圧力を1Torrに保ち電極38に13.
56MHzのRF電力を100W印加して放電を開始す
る。チャンバ31内は、放電電力が低いためにイオンの生
成は成膜時と比べて低いが、ラジカルと呼ばれる中性の
F励起子が多く生成される。このFラジカルはチャンバ
内壁に到達するがその際、チャンバを180℃に加熱し
てあるため、プレコート膜上の堆積膜中に含まれる水分
が脱離しており、その水分と膜表面で反応しHFを形成
する。HFはSiO2 膜を高速にエッチングするが、水
分を多く含む膜をより高速にエッチングする。プレコー
ト膜が露出すると水分の脱ガスが無くなりHFの生成が
起こらなくなりエッチングが停止する。チャンバ31内の
部分によってはプレコート膜上の堆積膜が極僅かに残
り、その厚さは異なるが、特に問題は見られなかった。
【0093】この第18の実施形態において、プレコー
ト膜の成膜は、SiH4 /O2 のみでなく、堆積膜とし
てSiO2 膜が形成されるような、少なくともSiを含
むガスと酸化性のガスの組み合わせであればよい。ま
た、クリーニング用のガスとしてCF4 を用いたがこれ
に限定されるわけではなく、少なくともFを含むような
ガス、例えばNF3 ,C26 ,SF6 などを用いても
よく、さらにそこにO2を添加しても同様の効果が得ら
れる。
【0094】上記実施形態では、プレコート膜としてS
iO2 膜を用いていたが、SiOF膜を用いてもよい。
さらに、この第18の実施形態では、そのクリーニング
工程においてまずH2 Oを導入したが、成膜条件によっ
てはプレコート膜上に堆積したSiOF中にはじめから
多量の水分が含まれている場合もあり、このときにはH
2 Oの導入は必要ない。
【0095】さらに、第19の実施形態を説明する。第
18の実施形態と同様の手順でチャンバ内壁にプレコー
ト膜を形成する。次に、第18の実施形態ではクリーニ
ングにCF4 ガスの放電を利用したが、ここでは放電無
しでHFガスを用いる。このようにクリーニングしても
同様の効果が得られた。この場合も、加熱により膜中か
ら脱離する水分が膜のエッチング速度を促進することに
より、選択的にプレコート膜上の堆積膜のみ選択的にエ
ッチングできることが確認された。また、この例で、H
Fガスの代わりにCIF3 ガスを用いても同様の効果が
得られた。
【0096】以上各実施の形態によって、CVD装置の
チャンバ内壁に堆積したSiとOを主成分とする膜をク
リーニングするのに、高速でしかも、パーティクル等発
生させない信頼性あるクリーニングが達成されると共
に、クリーニングによるチャンバ内の各部の腐食等を防
止する種々の手段を示してきた。
【0097】また、各実施形態では、平行平板型の容量
結合を用いたSiO2 膜のプラズマCVD装置を用いる
例を多く示したが、放電方法はそれに限るわけではな
い。誘導結合放電もしくはマイクロ波放電もしくはマグ
ネトロン放電もしくは電子線衝撃による放電もしくはヘ
リコン波放電のいずれか一つ、または複数の放電方法の
組み合わせにより放電を行ってもよい。
【0098】また、平行平板型の容量結合を用いた場合
でも、これら実施の形態では1種類の周波数を用いた
が、複数の周波数を重畳させてもよいし、また、基板に
バイアス用の高周波を同時に作用させてもよい。
【0099】また、各実施例中、プラズマCVD装置へ
の応用について述べたが、プラズマCVD装置に限定さ
れるものではなく、光CVD・熱CVD等あらゆるSi
2膜のCVD装置に応用が可能である。その他、本発
明の主旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能で
ある。
【0100】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
CVD装置のHFガスによるクリーニングにより、チャ
ンバ内壁に堆積したSiとOを主成分とする膜を、高速
に除去し、しかも、チャンバ内の各部の腐食等を防止し
つつパーティクル等発生させない信頼性あるクリーニン
グが達成される。また、HFガスによるクリーニングに
限らず、予め形成するチャンバの内壁のプレコート膜上
に堆積した膜のみ選択的に除去する工夫を種々示したこ
とにより、パーティクルの発生のなく、低生産コスト・
処理時間の短縮を可能としたCVD装置及びそのクリー
ニング方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るプラズマCV
D装置のシステム構成の要部を示す断面図。
【図2】第2の実施形態として、この発明に関するCV
D装置のガスシステム例を示す構成図。
【図3】第3の実施形態として、この発明に関するCV
D装置のガスシステム例を示す構成図。
【図4】第4の実施形態として、この発明に関するCV
D装置のガスシステム例を示す構成図。
【図5】第6の実施形態として、この発明に関するCV
D装置のガスシステム例を示す構成図。
【図6】HFガスによる温度とエッチング速度の関係を
示す特性曲線図。
【図7】この発明の第8の実施形態に係るプラズマCV
D装置のシステム構成の要部を示す断面図。
【図8】プラズマクリーニングとHFクリーニングとを
併用した時のエッチングレートと併用しない場合のそれ
とを比較を示す特性曲線図。
【図9】この発明の第10の実施形態に係るプラズマC
VD装置のシステム構成の要部を示す断面図。
【図10】第11の実施形態として、この発明に関する
CVD装置のガスシステム例を示す構成図。
【図11】この発明の第12の実施形態に係る、HFガ
スとH2 Oガスの供給タイミングを示すチャート。
【図12】この発明の第13の実施形態に係る、HFガ
スとH2 Oガスの供給タイミングを示すチャート。
【図13】この発明の第13の実施形態に係る、HFガ
スとH2 Oガスの相互供給クリーニングに伴うエッチン
グ状態を示す特性図。
【図14】第15の実施形態として、この発明に関する
CVD装置のガスシステム例を示す構成図。
【図15】自然酸化膜のHFガスによるエッチングレー
トを示す特性図。
【図16】この発明の第16及び第18の実施形態に係
るプラズマCVD装置のシステム構成の要部を示す概念
図。
【図17】第16の実施形態に関し、(a),(b)は
それぞれ、プレコート膜上の堆積膜とチャンバ内壁のプ
レコート膜との膜質の違いを赤外吸収分光法(FT−I
R法)により調べた結果を示す赤外吸収スペクトルの特
性図。
【符号の説明】
11…CVD装置のチャンバ 11-a…チャンバ内の壁面 12…絶縁体 13…サセプタ及び電極 14…電極 15…真空シール部(O−リング) 16…石英窓板 17-a,17-b…原料ガス供給管 18…ガス供給管 20…排気配管 21…自動圧力調整弁 22…バルブ 23…HF系ガス供給システム 24…マスフローコントローラ 25…HFガス供給系 26…流量計 31…チャンバ 32…ウェハホルダ、 33…半導体基板、 34…抵抗加熱ヒータ(ウェハホルダ用) 35…高周波電源、 36…整合器、 37…ガス導入口 38…シャワーノズル及び上部電極 39…真空ポンプ 40…抵抗加熱ヒータ(チャンバ用) 41…ガス供給バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早坂 伸夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平6−333854(JP,A) 特開 平1−286424(JP,A) 特開 平3−94059(JP,A) 特開 平8−55804(JP,A) 特開 平2−94522(JP,A) 特開 平7−169693(JP,A) 特開 平9−275100(JP,A) 特開 平9−249976(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/31 C23C 16/44 H01L 21/3065

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化珪素膜を成長させるCVD装置にお
    いて、HFガスを前記CVD装置に導入する手段と クリーニングの対象以外の前記CVD装置内部の部材を
    エッチングさせないように加熱する加熱手段と を具備
    し、 装置内部に付着したSiとOを主成分とする堆積物をク
    リーニングすることを特徴とするCVD装置。
  2. 【請求項2】 水素化珪素化合物(Six 2x+2)を用
    いて酸化珪素膜を成長させるCVD装置において、HF
    ガスを前記CVD装置に導入する手段と、 クリーニングの対象以外の前記CVD装置内部の部材を
    エッチングさせないように加熱する加熱手段と を具備
    し、 装置内部に付着したSiとOを主成分とする堆積物をク
    リーニングすることを特徴とするCVD装置。
  3. 【請求項3】 酸化珪素膜を成長させるCVD装置にお
    いて、クリーニングのためのHFガスを前記CVD装置
    に導入する第1の導入手段と、 前記HFガスを希釈するための不活性ガスを前記CVD
    装置に導入する第2の導入手段と、 クリーニングの対象以外の前記CVD装置内部の部材を
    エッチングさせないように前記HFガスの濃度を所定領
    域に制御する手段とを具備し 前記クリーニングの対象の前記CVD装置内部の部材と
    して前記CVD装置内部の壁面上におけるフッ素(F)
    を添加したSiとOとFを主成分とするプレコート膜を
    含む ことを特徴とするCVD装置。
  4. 【請求項4】 酸化珪素膜を成長させるCVD装置にお
    いて、クリーニングのためのHFガスを前記CVD装置
    に導入する第1の導入手段と、 前記HFガスを希釈するための不活性ガスを前記CVD
    装置に導入する第2の導入手段と、 クリーニングの対象以外の前記CVD装置内部の部材を
    エッチングさせないように前記HFガスの濃度を所定領
    域に制御する手段と、 前記クリーニングの対象以外の前記CVD装置内部の部
    材をエッチングさせないように加熱する加熱機構とを具
    備したことを特徴とするCVD装置。
  5. 【請求項5】 酸化珪素膜を成長させるCVD装置にお
    いて、CF4 ,C26 ,NF3 ,F2 のうち、少なく
    とも1種類のガスを前記CVD装置に導入する第1の導
    入手段と、 H2 ,H2 O,H2 2 ガスのうち、少なくとも1種類
    のガスを前記CVD装置に導入する第2の導入手段と、 前記第1、第2の導入手段のガスを用いて前記CVD装
    置内部をプラズマを起こしてプラズマクリーニングする
    手段とを具備し 前記クリーニングの対象の前記CVD装置内部の部材と
    して前記CVD装置内部の壁面上におけるフッ素(F)
    を添加したSiとOとFを主成分とするプレコート膜を
    含む ことを特徴とするCVD装置。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2の導入手段が前記クリー
    ニングの対象となる前記CVD装置内部に至る前に連結
    されていることを特徴とする請求項3,4のいずれかに
    記載のCVD装置
  7. 【請求項7】 酸化珪素膜を成長させるCVD装置にお
    いて、HFガスを前記CVD装置に導入する工程を具備
    し、装置内部に付着したSiとOを主成分とする堆積物
    をクリーニングすること、さらに前記CVD装置内部を
    部分的に加熱することにより選択的にエッチングを抑え
    ることを特徴とするCVD装置のクリーニング方法。
  8. 【請求項8】 水素化珪素化合物(Six 2x+2)を用
    いて酸化珪素膜を成長させるCVD装置において、HF
    ガスを前記CVD装置に導入する工程を具備し、装置内
    部に付着したSiとOを主成分とする堆積物をクリーニ
    ングすること、さらに前記CVD装置内部を部分的に加
    熱することにより選択的にエッチングを抑えることを特
    徴とするCVD装置のクリーニング方法。
  9. 【請求項9】 フッ素添加酸化珪素膜を成長させるCV
    D装置において、HFガスを前記CVD装置に導入する
    工程に先がけてH 2 Oガスを導入する工程と、前記HF
    ガスを不活性ガスにより希釈して前記CVD装置に導入
    する工程とを具備し、SiとOとFを主成分とする膜を
    エッチング・クリーニングすることを特徴とするCVD
    装置のクリーニング方法。
  10. 【請求項10】 酸化珪素膜を成長させるCVD装置に
    おいて、HFガスを前記CVD装置に導入する工程に先
    がけてH 2 Oガスを導入する工程と、前記HFガスを前
    記CVD装置に導入する工程とを具備し、装置内部に付
    着したSiとOを主成分とする堆積物をクリーニングす
    ることを特徴とするCVD装置のクリーニング方法。
  11. 【請求項11】 水素化珪素化合物(Si x 2x+2 )を
    用いて酸化珪素膜を成長させるCVD装置において、H
    Fガスを前記CVD装置に導入する工程に先がけてH 2
    Oガスを導入する工程と、前記HFガスを前記CVD装
    置に導入する工程とを具備し、装置内部に付着したSi
    とOを主成分とする堆積物をクリーニングすることを特
    徴とするCVD装置のクリーニング方法。
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