JPH0945623A - プラズマcvd装置のクリーニング方法およびプラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置のクリーニング方法およびプラズマcvd装置

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JPH0945623A
JPH0945623A JP19349095A JP19349095A JPH0945623A JP H0945623 A JPH0945623 A JP H0945623A JP 19349095 A JP19349095 A JP 19349095A JP 19349095 A JP19349095 A JP 19349095A JP H0945623 A JPH0945623 A JP H0945623A
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JP
Japan
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gas
cleaning
reaction chamber
hydrogen fluoride
plasma cvd
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Application number
JP19349095A
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English (en)
Inventor
Namiko Honda
七美子 本田
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Canon Anelva Corp
Original Assignee
Anelva Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマCVD装置の反応室11の内壁の成
膜副生成物のクリーニングをクリーニングガスのプラズ
マにより行なうに当たり、従来に比べ安価でかつクリー
ニングガス自体の除害が容易で然もクリーニング副生成
物の残留の少ない方法を提供する。 【解決手段】 クリーニングガスとして、フッ化水素ガ
ス、或はフッ化水素ガスと希ガスとの混合ガス、或はフ
ッ化水素ガスと酸化性ガスとの混合ガス、或はフッ化水
素ガスと希ガスと酸化性ガスとの混合ガスを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマCVD
装置の反応室内壁や電極等に付着する成膜副生成物のク
リーニング方法およびその実施に好適なプラズマCVD
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマCVD装置により目的の基板上
に成膜を行なうと、該基板上はもとより反応室内壁や電
極上にも、同様の膜や、プラズマ重合により発生した粉
が付着する。これら膜や粉を説明の都合上、成膜副生成
物と称する。成膜副生成物は、目的の成膜を繰り返すに
したがってその膜厚が増加し、ある厚さ以上になると剥
離し塵埃となる。この塵埃は、基板上に付着すると基板
に形成される薄膜に欠陥を生じさせる原因となりひいて
はこの薄膜を用いて製造される製品の歩留を低下させる
原因になる。このため、従来のプラズマCVD装置で
は、成膜副生成物が剥離する膜厚に達する前に、成膜副
生成物を除去する必要があった。
【0003】一方、プラズマCVD装置では、反応室内
において減圧下で薄膜を作成するので、メンテナンス時
間削減によるスループット向上を図るには、反応室を大
気に開放することなくかつ短時間で成膜副生成物をクリ
ーニング(除去)できることが好ましい。これは、歩留
や装置稼働率が重要視される量産用のプラズマCVD装
置において特に重要である。
【0004】そこで、プラズマCVD装置において成膜
副生成物を除去する場合、クリーニングガスのプラズマ
を用いる方法が採られている。そして、クリニングガス
としては、常温で安定でかつ必要なエッチングレートを
確保できる等の理由から、NF3 、C26 、CF4
SF6 等のガスが用いられていた(例えば文献I:テ゛ィス
フ゜レイ マニュファクチュアリンク゛ テクノロシ゛ カンファレンス(Display Manufact
uring Technology Conference(1995) 予稿集pp.69-7
0)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ニングガスとしてNF3 を用いた場合は例えば主に以下
の3つの理由から製造コストを高めてしまうという問題
があった。
【0006】第1に、ガス自体が高価である。そのた
め、典型的な量産用プラズマCVD装置の減価焼却費を
除いたランニングコストのうち、NF3 ガスそのものの
費用の割合は、50%を越えている。
【0007】第2に、NF3 は常温で化学的に安定であ
るため、その除外および検知が容易でなく、その除外設
備および検知設備を用意するための初期投資がかさんで
しまう。また、除外のためのランニングコストも高いも
のとなる。
【0008】第3に、NF3 を用いるとクリニング副生
成物として珪フッ化アンモニウム((NH32 SiF
6 )が反応室内壁や排気配管内部に生成する。このクリ
ーニング副生成物は成膜副生成物の場合と同様に発塵源
となる。また、真空ポンプ等の排気系を損傷する。これ
らを防止するために、反応室や排気系を大気放置してそ
こを水拭きしたり、或は、フッ素ガスによるクリーニン
グ(プラズマではなく単にフッ素ガスを用いたクリーニ
ング)をする等を行なう必要が生じ、結局スループット
の低下、装置のランニングコストの増加を引き起こすこ
とになる。
【0009】また、C26 やCF4 ガスは地球温暖化
の原因と考えられているガスであるため、使用を控えた
いものである。また、これらガスも非常に安定であるた
め除外設備が高価なものとなる。また、これらガスを使
用した後は反応室内に炭素或はフッ化炭素が残留するた
め、クリーニング後に成膜される目的の薄膜の膜質を劣
化させる危険性が高い。
【0010】また、SF6 を用いた場合も、反応室中に
硫黄或は硫黄化物が大量に残存してしまう。
【0011】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従ってこの発明の目的は、クリーニングガス
によるプラズマを用いたプラズマCVD装置のクリーニ
ング方法であって、従来に比べ安価でかつクリーニング
ガス自体の除外が容易で然もクリーニング副生成物の残
留の少ない方法と、その実施に好適なプラズマCVD装
置とを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この出願の第一発明によれば、減圧可能な反応室
と、該反応室内に設けられた電極と、該電極に高周波電
力を印加する手段と、前記反応室内へ薄膜作成用のガス
を導入する手段とを具えたプラズマCVD装置の反応室
内壁等に付着した成膜副生成物を、クリーニングガスの
放電プラズマによりクリーニングする方法において、ク
リーニングガスとしてフッ化水素ガス(HFガス)を用
いることを特徴とする。
【0013】HFガスは、(1).安価(NF3 ガスの1/
3の値段)、(2).水スクラバーでの溶解、中和により簡
便に除去が可能、(3).例えば上記(2) の方法等により除
去ができるので環境や人体に与える影響が比較的小さ
い、(4).その化学的反応性の高さから、成膜副生成物を
良好に分解し在留させない(5).その化学的反応性の高さ
から検知が容易である、(6).反応室内に残留するのはフ
ッ素と水素だけなので、フッ素と窒素が残留するNF3
や、フッ素と硫黄が残留するSF6 や、フッ素と炭素が
残留するCF4 等の従来のクリーニングガスに比べて、
目的の膜を劣化させにくい、クリーニング副生成物の生
成が少ない等の、クリニングガスに必要な種々の特徴を
有している。このため、従来のクリーニングガスを用い
ていた場合に生じていた問題点を解決できる。
【0014】なお、この第一発明の実施に当たり、クリ
ーニングガスとしてフッ化水素ガスと希ガスとの混合ガ
スを用いるのが好適である。希ガスとしての例えばHe
やArをHFガスに添加すると、後述の実験結果から分
かる様に、HFガスのみの場合に比べ、改善効果がさら
に向上する。その理由は、HFガス中の希ガスがHFプ
ラズマを拡散させクリーニング速度を向上させるためで
あろうと考えられる。一般にプラズマのマイナス電荷の
支配種は、質量の小さな電子であるので、拡散し易く、
プラズマは広がろうとする。HFプラズマはマイナス電
荷の支配種が質量の大きなF- イオンであるため、両極
性拡散が抑制されてプラズマが萎縮してしまう。しか
し、HFプラズマに準安定状態を持つHeやArなどの
希ガスを加えると、ペニング効果によって電離が促進さ
れ、マイナス電荷の支配種が電子になる。このことによ
り、両極性拡散が起こり易くなりプラズマが広がる。プ
ラズマが反応室内の隅々まで広がることで、反応室内の
隅でのエッチング速度を向上させ、クリーニング速度を
向上させることが可能になる。なお、希ガスを用いると
述べたが希ガスのうちの特にArやHeは、他の希ガス
に比べ安価である等の理由からHFガスと混合して用い
て好適である。また、フッ化水素ガスに対する希ガスの
混合割合であるが、希ガス/(希ガス+フッ化水素ガ
ス)でいって5〜80%の範囲が良いと考える。混合割
合が5%より少ないと希ガスを混合する効果があまり現
れず、80%より多いとフッ化水素ガスの効果があまり
現れないからである。
【0015】また、この第一発明の実施に当たり、クリ
ーニングガスとしてフッ化水素ガスと酸化性ガスとの混
合ガスを用いるのも好適である。この場合も後述の実験
結果からも理解出来る様にクリーニング速度の改善効果
が現れる。HFガス中の酸化性ガスは成膜副生成物中の
水素化物から水素を抜き出す作用があり、フッ化すなわ
ちクリーニングを促進するものと考えられる。ここで、
酸化性ガスは目的に合致する種々のものを用い得る。例
えば、酸素ガスまたは、水、メタノール、エターノー
ル、その他のアルコール若しくは硝酸などをガス発生源
とする各種ガスはこの発明でいう酸化性ガスとして用い
得る。なお、フッ化水素ガスに対する酸化性ガスの混合
割合であるが、酸化性ガス/(酸化性ガス+フッ化水素
ガス)でいって5〜80%の範囲が良いと考える。混合
割合が5%より少ないと酸化性ガスを混合する効果があ
まり現れず、80%より多いとフッ化水素ガスの効果が
あまり現れないからである。
【0016】また、この第一発明の実施に当たり、クリ
ーニングガスとしてフッ化水素ガスと希ガスと酸化性ガ
スとの混合ガスを用いるのも好適である。希ガスおよび
酸化性ガスの相乗的な改善効果が得られるからである。
【0017】また、この出願の第二発明によれば、減圧
可能な反応室と、該反応室内に設けられた電極と、該電
極に高周波電力を印加する手段と、前記反応室内へ薄膜
作成用のガスを導入する手段と、前記反応室内壁等に付
着した成膜副生成物をクリーニングガスの放電プラズマ
によりクリーニングするためのクリーニングガス導入手
段とを具えたプラズマCVD装置において、前記クリー
ニングガス導入手段としてフッ化水素ガス導入手段を具
えたことを特徴とする。なお、この第二発明の実施に当
たり、前記フッ化水素ガス導入手段を、フッ化水素導入
系と、希ガス導入系および酸化性ガス導入系の双方また
は一方とを具えものとするのが好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの出願の
第一および第二発明の実施の形態について併せて説明す
る。ただし以下の説明で用いる各図はこの発明を理解出
来る程度に概略的に示してあるにすぎない。また、各図
において同様な構成成分については同一の番号を付して
示してある。
【0019】先ず、第一発明の実施に好適なプラズマC
VD装置の構成について説明する。図1はその説明に供
する図である。このプラズマCVD装置は、減圧可能な
反応室11と、この反応室11内に設けられた電極13
と、この電極13に高周波電力を印加する手段15と、
反応室11内へ薄膜作成用のガスを導入する手段17
と、前記反応室内壁等に付着した成膜副生成物をフッ化
水素ガスの放電プラズマによりクリーニングするための
フッ化水素ガスを反応室11に導入するための手段19
とを具えている。なお、図1において、21は反応室を
減圧状態にするための排気系を示す。この排気系21
は、圧力調節弁21aおよび真空ポンプ21bで構成し
てある。また23は基板ホルダを示す。
【0020】ここで、反応室11、電極13、高周波電
力印加手段15、薄膜作成用ガス導入手段17、排気系
21および基板ホルダ23は、従来公知の好適なもので
構成出来る。
【0021】また、フッ化水素ガス導入手段19は、こ
の図1の例では、クリーニングガス供給・停止バルブ1
9aと、フッ化水素ガス導入系19bと、希ガス導入系
19cと、酸化性ガス導入系19dとで構成してある。
これらフッ化水素ガス導入系19b、希ガス導入系19
cおよび酸化性ガス導入系19dそれぞれは、ガス流量
調整バルブを具えたものとするのが良い。またこれら導
入系19b,19c,19dは並列の関係で設けてあ
り、かつ、それらの出力側を接続して3者を混合できる
構成としてある。そして、上述のクリーニングガス供給
・停止バルブ19aに接続してある。なお、フッ化水素
ガス導入系は、例えば、気相制御法によるもの、または
液相制御法によるもので構成出来る。前者の例を図2
(A)に示し、後者の例を図2(B)に示した。図2
(A)に示した気相制御法によるフッ化水素ガス導入系
は、フッ化水素を貯蔵する容器19baと、質量流量制
御器19bbと、配管19bcと、温度制御機構19b
dとを具えたものとしてある。ここで、温度制御機構1
9bdは、容器19ba自体を該容器19ba中のフッ
化水素を気化し得る温度T1 に制御し、さらに、質量流
量制御器19bbと配管19bcとでフッ化水素ガスが
液化しないようこれら部分を所定温度(ここではT2
3 。T1 <T2 <T3 )に制御するものとしてある。
また、図2(B)に示した液相制御法によるフッ化水素
ガス導入系は、フッ化水素を貯蔵する容器19baと、
フッ化水素を気化器に送るためのポンプ19bxと、当
該気化器19byとを具えたものとしてある。
【0022】なお、フッ化水素ガス導入手段19の構成
は図1の例に限られない。例えば、:クリーニングガ
ス供給・停止バルブ19aとフッ化水素ガス導入系19
bとで構成する場合があっても良いし、:クリーニン
グガス供給・停止バルブ19aとフッ化水素ガス導入系
19bと、希ガス導入系19cとで構成する場合があっ
ても良いし、:クリーニングガス供給・停止バルブ1
9aとフッ化水素ガス導入系19bと、酸化性ガス導入
系19dとで構成する場合があっても良い。また、設計
によっては、クリーニングガス供給・停止バルブ19a
を設けない場合があっても良い。
【0023】図1の構成の装置において成膜副生成物を
クリーニングする際すなわち第一発明を実施する際は、
上記フッ化水素ガス導入手段19を介して反応室11
に、クリーニングガスとしての、フッ化水素ガス、或は
フッ化水素ガスと希ガスとの混合ガス、或はフッ化水素
ガスと酸化性ガスとの混合ガス、或はフッ化水素ガスと
希ガスと酸化性ガスとの混合ガスを導入して、フッ化水
素ガスのプラズマによるクリニング処理を行なうことが
できる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の範囲内のいくつかの実施例
を比較例と共に説明する。先ず、図1を用いて説明した
プラズマCVD装置によりa−Si及びSiNを約2μ
m成膜する。その後、反応室11内を以下に説明するい
くつかの実施例の条件および比較例の条件によりそれぞ
れクリーニングしそれぞれの条件でのクリーニング速度
を測定する。なお、クリーニングにおける反応室内圧
力、電極間間隔、印加する高周波電力の各条件である
が、実施例および比較例共に、反応室11内の圧力を1
00Pa、電極13の間隔を100mm、この電極間
(電極及び基板ホルダ間)に印加する高周波電力を2K
W(ただし周波数は13.56MHz)とそれぞれして
いる。なお、高周波電力を2KWとしているのは、この
程度の電力とするとクリーニング速度に与える高周波電
力の影響を除去できるようになるためである(詳細は後
に図3、図4を用いて説明する。)。また、反応室11
はアルミニウム製のものとし、電極13はその大きさが
400mm×500mmのものでかつニッケル製のもの
とし、基板ホルダ23はその大きさが370mm×47
5mmのものでかつニッケル製のものとしている。ま
た、実施例および比較例それぞれにおけるクリーニング
ガスは次のとおりとしている。実施例1ではクリーニン
グガスとしてフッ化水素ガスのみを用いた。実施例2で
はクリーニングガスとしてフッ化水素ガスに酸素ガスを
10%(O2 :(HF+O2 )=100sccm:10
00sccm)加えた混合ガスを用いた。実施例3では
クリーニングガスとしてフッ化水素ガスにエタノールガ
スを10%(CH3OH :(CH3OH +HF=100:100
0)加えた混合ガスを用いた。実施例4ではクリーニン
グガスとしてフッ化水素ガスとアルゴンガスとを流量比
でいって1:1で混合したガスを用いた。実施例5では
クリーニングガスとしてフッ化水素ガスとアルゴンガス
とメタノールガスとを流量比でいって10:10:1で
混合したガスを用いた。一方、比較例1ではクリーニン
グガスとしてNF3 ガスを用いた。また比較例2ではク
リーニングガスとしてCF4 ガスを用いた。また比較例
3ではクリーニングガスとしてC26 ガスを用いた。
また比較例4ではクリーニングガスとしてSF6 ガスを
用いた。なお、いずれの水準の場合もクリーングガスは
1000sccmの流量で供給した。また、クリーニン
グの完了点は、反応室内壁の成膜物質が完全に除去され
た時点とした。これは、自己バイアス電圧、高周波電力
電圧、放電インピーダンスのいずれかをモニターする事
で検出した。クリーニング完了後、反応室内部を観察
し、クリーニング副生成物の有無を確認し、また、上記
モニター方法が正確であることを確認した。
【0025】これら実施例及び比較例の結果を実施例に
あっては表1にまた比較例にあっては表2にそれぞれ示
した。
【0026】
【表1】
【0027】これら表1および表2の結果からも明らか
な様に、実施例1〜5および比較例1〜4の実験から次
のようなことが分かった。まず、比較例1のNF3 によ
るプラズマクリーニングでは高いクリーニング速度が得
られた。しかし、クリーニング後、反応室を観察したと
ころ、アルミの反応室壁表面に白色粉末状のクリーニン
グ生成物がみられ、アンモニアのような刺激臭がした。
このクリーニング生成物は、配管やバルブ中にも存在
し、水拭きによる除去を行う必要があった。また、比較
例2、3、4のCF4 ,C26 ,SF6 によるプラズ
マクリーニングでは、比較例1のNF3 クリーニングに
比べて半分程度のクリーニング速度しか得られなかっ
た。また、クリーニング後の反応室内壁にはクリーニン
グ生成物があり、これはアルミ壁がフッ化したAlFX
であることがEDX(Energy Disperisive X ray Spect
roscopy:エネルギー分散型X線分光法)解析の結果から
分かった。SF6 クリーニングの後には硫黄のような刺
激臭がし、その直後に成膜したa−Siの膜中には不純
物として硫黄が0.1%存在することがSIMS(Seco
ndary Ion Mass Spectrometer:二次イオン質量分析計)
による表面元素分析の結果から確認された。
【0028】これに対し、実施例1のHFガスによるプ
ラズマクリーニングでは、NF3 ガスによるプラズマク
リーニングと同等近くのクリーニング速度を達成する事
ができ、かつ、成膜副生成物の残留がなく、然も、珪フ
ッ化アンモニウム等固体のクリーニング副生成物も存在
しなかった。
【0029】また、実施例2、3に示すように、HFガ
スに酸素、エタノールなどの酸化性ガスを加えることに
より更に高いクリーニング速度が得られた。
【0030】また、実施例4に示すHFガスとArガス
との混合ガスによるプラズマクリーニングでは、プラズ
マが広がったことが目視で確認され、クリーニング速度
も向上した。
【0031】また、実施例5に示す、HFガスとArガ
スとエタノールガスとの混合ガスによるクリーニングで
は、更にクリーニング速度が向上し、NF3 によるクリ
ーニング速度を上回った。
【0032】これらの結果から、HFガスを用いた場
合、また、HFガスと希ガスおよびまたは酸化性ガスと
の混合ガスを用いた場合それぞれでこの発明の効果が得
られることが理解出来る。
【0033】また、上記実験とは別に、実施例6〜9、
比較例5〜9の実験を行なった。すなわち、用いるクリ
ーニングガスを以下に説明するようなガスとした際のS
iN膜に対するエッチング速度と高周波電力との関係に
ついて、それぞれ調べた。なお、実施例6ではクリーニ
ングガスとしてHFガスを流量1000sccmで用い
た。また、実施例7ではクリーニングガスとしてHFガ
スとArガスとの混合ガス(流量比で1:1)を流量1
000sccmで用いた。また、実施例8ではクリーニ
ングガスとしてHFガスとCH3 OHガスとの混合ガス
(流量比でいって1:1)を流量1000sccmで用
いた。また、実施例9ではクリーニングガスとしてHF
ガスとArガスとCH3 OHガスとの混合ガス(流量比
でいって1:1:1)を流量1000sccmで用い
た。一方、比較例5ではクリーニングガスとしてNF3
を流量1000sccmで用いた。また、比較例6では
クリーニングガスとしてNF3 を流量800sccmで
用いた。また、比較例7ではクリーニングガスとしてN
3 を流量600sccmで用いた。また、比較例8で
はクリーニングガスとしてCF4 を流量1000scc
mで用いた。また、比較例9ではクリーニングガスとし
てCF4 を流量500sccmで用いた。そして、各ク
リニングガスを用いた場合でかつ高周波電力を0〜3.
5KWの範囲で種々に変化させた場合のSiN膜のクリ
ーニング速度を測定した。その結果を、実施例にあって
は図3に示し、比較例にあっては図4に示した。
【0034】これら図3および図4から分かるように、
実施例および比較例いずれの場合もクリーニング速度に
対し高周波電力は影響力をもつことが分かる。しかし、
高周波電力の大きさが2KWを越えるとその影響度が小
さくなることが理解出来る。このため、上記表1および
表2を用い説明した実験の際の高周波電力は2KWとし
ている。
【0035】
【発明の効果】上述した説明から明らかな様に、この出
願の第一発明のプラズマCVD装置のクリーニング方法
によれば、クリーニングガスのプラズマにより反応室内
をクリーニングするに当たりクリーニングガスとしてフ
ッ化水素ガス、またはこれと希ガスおよびまたは酸化性
ガスとの混合ガスを用いる。この場合のクリーニングガ
スは安価でかつ除害と検知が容易で然も成膜副生成物に
対し活性であるので、従来に比べ、設備費、装置の維持
費の削減、スループットの向上が図れ、かつ、クリーニ
ング副生成物の残留がなく、高いエッチングレートでチ
ャンバー内の隅々までクリーニングできるクリーニング
方法が実現される。
【0036】また、この出願の第二発明のプラズマCV
D装置によれば、通常のCVD装置にさらにクリーニン
グガス導入手段としてのフッ化水素ガス導入手段を設け
たので、第一発明の実施を容易とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の説明図(その1)であり、
第二発明のプラズマ装置の一構成例を示した図である。
【図2】発明の実施の形態の説明図(その2)であり、
フッ化水素ガス導入系の構成例の説明図である。
【図3】実施例の説明図である。
【図4】比較例の説明図である。
【符号の説明】
11:反応室 13:電極 15:高周波電力印加手段 17:薄膜作成用ガス導入手段 19:フッ化水素ガス導入手段 19a:クリーニングガス供給・停止用バルブ 19b:フッ化水素ガス導入系 19c:希ガス導入系 19d:酸化性ガス導入系 21:排気系 23:基板ホルダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】そこで、プラズマCVD装置において成膜
副生成物を除去する場合、クリーニングガスのプラズマ
を用いる方法が採られている。そして、クリーニング
スとしては、常温で安定でかつ必要なエッチングレート
を確保できる等の理由から、NF3、C2 F6、CF
4、SF6等のガスが用いられていた(例えば文献I:
ディスプレイ マニュファクチュアリング テクノロジ
カンファレンス(Display Manufact
uring Technology Conferen
ce(1995)予稿集pp.69−70)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】第1に、ガス自体が高価である。そのた
め、典型的な量産用プラズマCVD装置の減価償却費を
除いたランニングコストのうち、NF3ガスそのものの
費用の割合は、50%を越えている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】第2に、NF3は常温で化学的に安定であ
るため、その除害および検知が容易でなく、その除害
備および検知設備を用意するための初期投資がかさんで
しまう。また、除害のためのランニングコストも高いも
のとなる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】第3に、NF3を用いるとクリーニング
生成物として珪フッ化アンモニウム((NH3)2 S
iF6)が反応室内壁や排気配管内部に生成する。この
クリーニング副生成物は成膜副生成物の場合と同様に発
塵源となる。また、真空ポンプ等の排気系を損傷する。
これらを防止するために、反応室や排気系を大気放置し
てそこを水拭きしたり、或は、フッ素ガスによるクリー
ニング(プラズマではなく単にフッ素ガスを用いたクリ
ーニング)をする等を行なう必要が生じ、結局スループ
ットの低下、装置のランニングコストの増加を引き起こ
すことになる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、C2F6やCF4ガスは地球温暖化
の原因と考えられているガスであるため、使用を控えた
いものである。また、これらガスも非常に安定であるた
除害設備が高価なものとなる。また、これらガスを使
用した後は反応室内に炭素或はフッ化炭素が残留するた
め、クリーニング後に成膜される目的の薄膜の膜質を劣
化させる危険性が高い。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従ってこの発明の目的は、クリーニングガス
によるプラズマを用いたプラズマCVD装置のクリーニ
ング方法であって、従来に比べ安価でかつクリーニング
ガス自体の除害が容易で然もクリーニング副生成物の残
留の少ない方法と、その実施に好適なプラズマCVD装
置とを提供することにある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】HFガスは、(1).安価(NF3ガスの
1/3の値段)、(2).水スクラバーでの溶解、中和
により簡便に除去が可能、(3).例えば上記(2)の
方法等により除去ができるので環境や人体に与える影響
が比較的小さい、(4).その化学的反応性の高さか
ら、成膜副生成物を良好に分解し残留させない(5).
その化学的反応性の高さから検知が容易である、
(6).反応室内に残留するのはフッ素と水素だけなの
で、フッ素と窒素が残留するNF3や、フッ素と硫黄が
残留するSF6や、フッ素と炭素が残留するCF4等の
従来のクリーニングガスに比べて、目的の膜を劣化させ
にくい、クリーニング副生成物の生成が少ない等の、
リーニングガスに必要な種々の特徴を有している。この
ため、従来のクリーニングガスを用いていた場合に生じ
ていた問題点を解決できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】図1の構成の装置において成膜副生成物を
クリーニングする際すなわち第一発明を実施する際は、
上記フッ化水素ガス導入手段19を介して反応室11
に、クリーニングガスとしての、フッ化水素ガス、或は
フッ化水素ガスと希ガスとの混合ガス、或はフッ化水素
ガスと酸化性ガスとの混合ガス、或はフッ化水素ガスと
希ガスと酸化性ガスとの混合ガスを導入して、フッ化水
素ガスのプラズマによるクリーニング処理を行なうこと
ができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】また、上記実験とは別に、実施例6〜9、
比較例5〜9の実験を行なった。すなわち、用いるクリ
ーニングガスを以下に説明するようなガスとした際のS
iN膜に対するエッチング速度と高周波電力との関係に
ついて、それぞれ調べた。なお、実施例6ではクリーニ
ングガスとしてHFガスを流量1000sccmで用い
た。また、実施例7ではクリーニングガスとしてHFガ
スとArガスとの混合ガス(流量比で1:1)を流量1
000sccmで用いた。また、実施例8ではクリーニ
ングガスとしてHFガスとCH3OHガスとの混合ガス
(流量比でいって1:1)を流量1000sccmで用
いた。また、実施例9ではクリーニングガスとしてHF
ガスとArガスとCH3OHガスとの混合ガス(流量比
でいって1:1:1)を流量1000sccmで用い
た。一方、比較例5ではクリーニングガスとしてNF3
を流量1000sccmで用いた。また、比較例6では
クリーニングガスとしてNF3を流量800sccmで
用いた。また、比較例7ではクリーニングガスとしてN
F3を流量600sccmで用いた。また、比較例8で
はクリーニングガスとしてCF4を流量1000scc
mで用いた。また、比較例9ではクリーニングガスとし
てCF4を流量500sccmで用いた。そして、各
リーニングガスを用いた場合でかつ高周波電力を0〜
3.5KWの範囲で種々に変化させた場合のSiN膜の
クリーニング速度を測定した。その結果を、実施例にあ
っては図3に示し、比較例にあっては図4に示した。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧可能な反応室と、該反応室内に設け
    られた電極と、該電極に高周波電力を印加する手段と、
    前記反応室内へ薄膜作成用のガスを導入する手段とを具
    えたプラズマCVD装置の反応室内壁等に付着した成膜
    副生成物を、クリーニングガスの放電プラズマによりク
    リーニングする方法において、 クリーニングガスとしてフッ化水素ガスを用いることを
    特徴とするプラズマCVD装置のクリーニング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラズマCVD装置の
    クリーニング方法において、 クリーニングガスとしてフッ化水素ガスと希ガスとの混
    合ガスを用いることを特徴とするプラズマCVD装置の
    クリーニング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプラズマCVD装置の
    クリーニング方法において、 クリーニングガスとしてフッ化水素ガスと酸化性ガスと
    の混合ガスを用いることを特徴とするプラズマCVD装
    置のクリーニング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のプラズマCVD装置の
    クリーニング方法において、 クリーニングガスとしてフッ化水素ガスと希ガスと酸化
    性ガスとの混合ガスを用いることを特徴とするプラズマ
    CVD装置のクリーニング方法。
  5. 【請求項5】 減圧可能な反応室と、該反応室内に設け
    られた電極と、該電極に高周波電力を印加する手段と、
    前記反応室内へ薄膜作成用のガスを導入する手段と、前
    記反応室内壁等に付着した成膜副生成物をクリーニング
    ガスの放電プラズマによりクリーニングするためのクリ
    ーニングガス導入手段とを具えたプラズマCVD装置に
    おいて、 前記クリーニングガス導入手段としてフッ化水素ガス導
    入手段を具えたことを特徴とするプラズマCVD装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のプラズマCVD装置に
    おいて、 前記フッ化水素ガス導入手段を、フッ化水素導入系と、
    希ガス導入系および酸化性ガス導入系の双方または一方
    とを具えものとしたことを特徴とするプラズマCVD装
    置。
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