JP5025458B2 - クリーニング方法、制御プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体およびプラズマ処理装置 - Google Patents

クリーニング方法、制御プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体およびプラズマ処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、クリーニング方法、制御プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体およびプラズマ処理装置に関し、より詳しくは、プラズマ処理装置においてNa等の金属で汚染された処理室に対しクリーニングを行なうクリーニング方法、制御プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体およびプラズマ処理装置に関する。
各種半導体デバイスの製造過程で、半導体ウエハなどの被処理基板を処理するために用いられるプラズマ処理装置においては、半導体デバイスに対し悪影響を与える金属汚染を低減することが重要な課題である。特に人体に由来するNa等のアルカリ金属は、チャンバー内部材などを介して容易に汚染を引き起こす上、一旦半導体デバイスに混入すると、デバイス中を拡散移動する性質を持つことから、デバイス特性に大きな影響を与える汚染物質である。
これまで、プラズマ処理装置の立ち上げ時やメンテナンス時などに発生する人体からのNa汚染対策は、チャンバーを大気開放して、水やイソプロピルアルコールなどの洗浄液を用い、チャンバー内の部品をウエット洗浄し、それに加えて真空チャンバー内壁を水や溶剤をしみこませたワイパーにより拭き取ることによって行っていた。さらに、クリーニング後は、長時間にわたりプラズマによるコンディショニングを実施していた。
しかしながら、このようにウエットクリーニングと長時間のプラズマコンディショニングを行なうことによってクリーニングする場合には、処理チャンバーを大気開放する時間、ウエットクリーニングする時間、再排気する時間、および排気後の処理チャンバーをコンディショニングする時間等、数時間単位の時間を要し、半導体デバイス製造の効率を低下させる原因となっていた。また、チャンバー内のクリーニング方法として、プラズマを利用する方法も提案されているが(例えば特許文献1)、Na汚染に対して有効な方法は未だ提案されていない。
特開平6−97075号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、Na等で汚染されたプラズマ処理装置における処理室を、プラズマを用いることによって短時間に、かつ確実に清浄化するクリーニング方法、制御プログラム、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体およびプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、被処理基板に対して減圧条件で酸化処理又は窒化処理を施す基板処理装置における処理室のクリーニング方法であって、前記処理室内を排気し、パージガスを導入してパージする工程と、前記処理室内に少なくともHガスとOガスを含むクリーニングガスを導入してクリーニングガスのプラズマを形成し、前記処理室内の汚染物質を除去するクリーニング工程とを含み、前記パージ工程と前記クリーニング工程とを複数回行い、前記クリーニングガス中に含まれるHガスとOガスとの流量比が1:1〜5:1である、クリーニング方法が提供される。
また、上記第1の観点において、前記被処理基板を処理した後、大気開放することなくクリーニングを行なうことが好ましい。さらに、前記汚染物質は、前記処理室内に存在するNa、Ca等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属であることが好ましい。また、前記クリーニングは、誘導結合方式によるプラズマ、平行平板方式によるプラズマまたは平面アンテナ方式によるプラズマにより実施されるか、あるいは複数のスロットを有する平面アンテナにて前記処理室内にマイクロ波を導入して形成されるプラズマにより実施されることが好ましい。
また、本発明の第2の観点によれば、コンピュータ上で動作する制御プログラムであって、実行時に、被処理基板に対して減圧条件で酸化処理又は窒化処理を施す基板処理装置における処理室内を排気し、パージガスを導入してパージする工程と、前記処理室内に少なくともHガスとOガスを含むクリーニングガスを導入してクリーニングガスのプラズマを形成し、前記処理室内の汚染物質を除去するクリーニング工程とを複数回行い、前記クリーニングガス中に含まれるHガスとOガスとの流量比が1:1〜5:1となるように、前記基板処理装置を制御する、制御プログラムが提供される。
また、本発明の第3の観点によれば、コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記制御プログラムは、実行時に、被処理基板に対して減圧条件で酸化処理又は窒化処理を施す基板処理装置における処理室内を排気し、パージガスを導入してパージする工程と、前記処理室内に、少なくともHガスとOガスを含むクリーニングガスを導入してクリーニングガスのプラズマを形成し、前記処理室内の汚染物質を除去するクリーニング工程とを複数回行い、前記クリーニングガス中に含まれるHガスとOガスとの流量比が1:1〜5:1となるように、前記基板処理装置を制御する、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
また、本発明の第4の観点によれば、プラズマを発生させるプラズマ供給源と、前記プラズマにより、被処理基板の処理を行なうための処理室を区画する処理容器と、前記処理容器内で前記被処理基板を載置する基板支持台と、前記処理容器内を減圧するための排気手段と、前記処理容器内にガスを供給するためのガス供給手段と、前記処理室内を排気し、パージガスを導入してパージする工程と、前記処理室内に、少なくともHガスとOガスを含むクリーニングガスを導入してクリーニングガスのプラズマを形成し、前記処理室内の汚染物質を除去するクリーニング工程とを複数回行い、前記クリーニングガス中に含まれるHガスとOガスとの流量比が1:1〜5:1となるように、制御する制御部と、を備えた、プラズマ処理装置が提供される。
Na等で汚染されたチャンバー内をプラズマによってクリーニングするにあたり、チャンバー内で、HとOからなる活性種、例えばHOが生成するような条件でクリーニングを実施することによって、大気開放することなく効率よくNaを除去することができる。特に、クリーニングガスとしてHガスとOガスを1:1〜5:1、好ましくは2:1の流量比で用いることにより、優れたNa低減効果が得られる。従って、ウエットクリーニングにおいて必要であったチャンバーを大気開放する時間、チャンバー内パーツをウエット洗浄する時間、真空チャンバーの組み付け時間、チャンバー内を再排気する時間、および排気後のチャンバーを再コンディショニングする時間等を短縮し、確実にチャンバー内をプラズマによってクリーニングすることができる。
本発明の一実施形態に係る処理室のクリーニング方法が実施されるプラズマ処理装置の一例を模式的に示す断面図。 図1のマイクロ波プラズマ装置に用いられる平面アンテナ部材の構造を示す図面。 クリーニングに用いるダミーウエハをサセプタ上に載置した状態を示す図面。 クリーニングガスをチャンバー内に導入している状態を示す図面。 クリーニングガスをプラズマ化している状態を示す図面。 クリーニングガスのプラズマにより汚染物質をクリーニングしている状態を示す図面。 第1実施形態のクリーニング方法の手順を示すタイミングチャート。 第2実施形態のクリーニング方法の手順を示すタイミングチャート。 第3実施形態のクリーニング方法の手順を示すタイミングチャート。 比較例における累積プラズマクリーニング時間とNa汚染量との関係を示すグラフ図。 実施例における累積プラズマクリーニング時間とNa汚染量との関係を示すグラフ図。 /Oの流量比とHO密度との関係を示すグラフ図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る処理室のクリーニング方法が実施されるプラズマ処理装置の一例を模式的に示す断面図である。
このプラズマ処理装置は、複数のスロットを有する平面アンテナ、特にRLSA(Radial
Line Slot Antenna;ラジアルラインスロットアンテナ)にて処理室内にマイクロ波を導入してプラズマを発生させることにより、高密度かつ低電子温度のマイクロ波プラズマを発生させ得るRLSAマイクロ波プラズマ処理装置として構成されており、例えば、半導体装置の製造過程における酸化膜形成などの成膜処理等に用いられる。このプラズマ処理装置100は、気密に構成され、接地された略円筒状のチャンバー1を有している。なお、チャンバー1は角筒状でもよい。チャンバー1の底壁1aの略中央部には円形の開口部10が形成されており、底壁1aにはこの開口部10と連通し、下方に向けて突出する排気室11が設けられている。
チャンバー1内には被処理基板であるウエハWやダミーウエハWdを水平に支持するためのAlN等のセラミックスからなるサセプタ2が設けられている。このサセプタ2は、排気室11の底部中央から上方に延びる円筒状のAlN等のセラミックスからなる支持部材3により支持されている。サセプタ2の外縁部にはウエハWをガイドするためのガイドリング4が設けられている。また、サセプタ2には抵抗加熱型のヒータ5が埋め込まれており、このヒータ5はヒータ電源6から給電されることによりサセプタ2を加熱して、その熱で被処理体であるウエハWを加熱する。このとき、例えば室温から800℃までの範囲で図示しない温度センサ(TC)により温度制御可能となっている。なお、チャンバー1の内周には、石英からなる円筒状のライナー7が設けられている。また、サセプタ2の外周側には、チャンバー1内を均一排気するため、多数の排気孔8aを有するバッフルプレート8が環状に設けられ、このバッフルプレート8は、複数の支柱9により支持されている。
サセプタ2には、ウエハWを支持して昇降させるためのウエハ支持ピン(図示せず)がサセプタ2の表面に対して突没可能に設けられている。
チャンバー1の側壁には環状をなすガス導入部材15が設けられており、このガス導入部材15にはガス供給系16が接続されている。なお、ガス導入部材はシャワー状に配置してもよい。このガス供給系16は、Arガス供給源17a、Hガス供給源17b、Oガス供給源17c、Nガス供給源17dを有しており、これらガスが、それぞれガスライン20を介してガス導入部材15に至り、ガス導入部材15からチャンバー1内に導入される。なお、ガスライン20の各々には、マスフローコントローラ21およびその前後の開閉バルブ22が設けられている。
上記排気室11の側面には排気管23が接続されており、この排気管23には高速真空ポンプを含む排気装置24が接続されている。そしてこの排気装置24を作動させることによりチャンバー1内のガスが、排気室11の空間11a内へ均一に排出され、排気管23を介して排気される。これによりチャンバー1内は所定の真空度、例えば0.133Paまで高速に減圧することが可能となっている。
チャンバー1の側壁には、プラズマ処理装置100に隣接する搬送室(図示せず)との間でウエハWや、ダミーウエハWdの搬入出を行うための搬入出口25と、この搬入出口25を開閉するゲートバルブ26とが設けられている。
チャンバー1の上部は開口部となっており、この開口部の周縁部に沿って環状の支持部27が設けられており、この支持部27に誘電体、例えば石英やAl等のセラミックスからなり、マイクロ波を透過するマイクロ波透過板28がOリング等のシール部材29を介して気密に設けられている。したがって、チャンバー1内は気密に保持される。
マイクロ波透過板28の上方には、サセプタ2と対向するように、円板状の平面アンテナ部材31が設けられている。この平面アンテナ部材31はチャンバー1の側壁上端に係止されている。平面アンテナ部材31は、例えば表面が金もしくは銀メッキされた銅板またはアルミニウム板からなり、多数のマイクロ波放射孔32が所定のパターンで貫通して形成された構成となっている。このマイクロ波放射孔32は、例えば図2に示すように長溝状をなし、典型的には隣接するマイクロ波放射孔32同士が「T」字状に配置され、これら複数のマイクロ波放射孔32が同心円状に配置されている。マイクロ波放射孔32の長さや配列間隔は、マイクロ波の波長(λg)に応じて決定され、例えばマイクロ波放射孔32の間隔は、λg/2またはλgとなるように配置される。なお、図2においては、同心円状に形成された隣接するマイクロ波放射孔32同士の間隔をΔrで示している。また、マイクロ波放射孔32は、円形状、円弧状等の他の形状であってもよい。さらに、マイクロ波放射孔32の配置形態は特に限定されず、同心円状のほか、例えば、螺旋状、放射状に配置することもできる。
この平面アンテナ部材31の上面には、真空よりも大きい誘電率を有する遅波材33が設けられている。この遅波材33は、真空中ではマイクロ波の波長が長くなることから、マイクロ波の波長を短くしてプラズマを調整する機能を有している。なお、平面アンテナ部材31とマイクロ波透過板28との間は密着した状態となっており、また、遅波材33と平面アンテナ31との間も密着されている。
チャンバー1の上面には、これら平面アンテナ部材31および遅波材33を覆うように、例えばアルミニウムやステンレス鋼等の金属材からなるシールド蓋体34が設けられている。チャンバー1の上面とシールド蓋体34とはシール部材35によりシールされている。シールド蓋体34には、冷却水流路34aが形成されており、そこに冷却水を通流させることにより、シールド蓋体34、遅波材33、平面アンテナ31、マイクロ波透過板28を冷却するようになっている。なお、シールド蓋体34は接地されている。
シールド蓋体34の上壁の中央には開口部36が形成されており、この開口部には導波管37が接続されている。この導波管37の端部には、マッチング回路38を介してマイクロ波発生装置39が接続されている。これにより、マイクロ波発生装置39で発生した例えば周波数2.45GHzのマイクロ波が導波管37を介して上記平面アンテナ部材31へ伝搬されるようになっている。なお、マイクロ波の周波数としては、8.35GHz、1.98GHz等を用いることもできる。
導波管37は、上記シールド蓋体34の開口部36から上方へ延出する断面円形状の同軸導波管37aと、この同軸導波管37aの上端部にモード変換器40を介して接続された水平方向に延びる矩形導波管37bとを有している。矩形導波管37bと同軸導波管37aとの間のモード変換器40は、矩形導波管37b内をTEモードで伝播するマイクロ波をTEMモードに変換する機能を有している。同軸導波管37aの中心には内導体41が延在しており、この内導体41の下端部は、平面アンテナ部材31の中心に接続固定されている。これにより、マイクロ波は、同軸導波管37aの内導体41を介して平面アンテナ部材31へ効率よく均一に伝播される。さらに、マイクロ波は、マイクロ波放射孔32を介してチャンバー1内に均一に導入される。
プラズマ処理装置100の各構成部は、CPUを備えたプロセスコントローラ50に接続されて制御される構成となっている。プロセスコントローラ50には、工程管理者がプラズマ処理装置100を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、プラズマ処理装置100の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェース51が接続されている。
また、プロセスコントローラ50には、プラズマ処理装置100で実行される各種処理をプロセスコントローラ50の制御にて実現するための制御プログラムや処理条件データ等が記録されたレシピが格納された記憶部52が接続されている。そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース51からの指示等にて任意のレシピを記憶部52から呼び出してプロセスコントローラ50に実行させることで、プロセスコントローラ50の制御下で、プラズマ処理装置100での所望の処理、例えば酸化膜形成やクリーニング処理が行われる。また、前記レシピは、例えば、CD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納された状態のものを利用したり、あるいは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させて利用したりすることも可能である。
本実施形態においては、被処理基板であるウエハWに任意の処理を行った後、あるいは、部品の交換などのメンテナンスを行なった後、プラズマ処理装置100のチャンバー1内をプラズマによりクリーニングする。特に、減圧条件でウエハWの処理を行なった後は、チャンバー1を大気開放することなくクリーニングを行なうことができる。これにより、ウエットクリーニングに比較して、チャンバーを大気開放する時間、ウエット洗浄する時間、再排気する時間、および排気後の処理チャンバーを再コンディショニングする時間等が節約され、クリーニング時間を著しく短縮することができる。一例を挙げれば、従来少なくとも10〜20時間必要であったクリーニング時間を、1〜5時間に短縮することができる。
以下、このクリーニング処理について図3A〜図3Dを参照しながら説明する。
まず、図3Aに示すように、大気開放することなく、ゲートバルブ26を開にして減圧状態に保持された搬送室70から搬入出口25を介して搬送装置71により、清浄なダミーウエハWdをチャンバー1内に搬入し、サセプタ2上に載置する。これはダミーウエハWdにて、サセプタ2をプラズマから保護するため、およびチャンバー1のクリーニング後にダミーウエハWdの表面を観察して汚染状態の改善度合いを評価するために行われる。なお、この工程は必須のものではなく、サセプタ2のダメージを考慮する必要がない場合にはダミーウエハWdは載置しなくてもよい。
次に、図3Bに示すように、チャンバー1内を排気しつつガス供給系16から、例えばH/Oからなるクリーニングガスをチャンバー1内に導入する。そして、図3Cに示すように、マイクロ波発生装置39からのマイクロ波をチャンバー1内に導き、クリーニングガスをプラズマ化する。すなわち、マイクロ波発生装置39からのマイクロ波は、マッチング回路38を経て導波管37に導かれ、矩形導波管37b、モード変換器40、および同軸導波管37aを順次通って平面アンテナ部材31に供給され、平面アンテナ部材31からマイクロ波透過板28を経てチャンバー1内に放射され、このマイクロ波によりチャンバー1内に導入されたクリーニングガスがプラズマ化する。このプラズマ中にはHOが存在するため、図3Dに示すように、多くの場合チャンバー1に付着した状態で存在する汚染物質のNaにHOが作用して排出されやすくなり、これらは排気ガスとともに排気管23を介して容易に排気され、チャンバー1内が清浄化されると考えられる。このようなクリーニング処理は、ウエハWに対する任意の処理(成膜など)が終了する毎に行なってもよいし、ウエハWを複数枚処理した後にクリーニングするようにしてもよい。また、チャンバー1内の部品のメンテナンス後の立ち上げ時にも実施することが特に好ましい。
このようなクリーニング処理において、チャンバー1内の圧力は、例えば266.7〜6665Pa、より好ましくは400〜1333Paに設定することができる。また、チャンバー1内の温度(例えば、サセプタ2の温度)は、室温〜800℃が好ましい。さらにマイクロ波発生装置39のパワーは1〜4.5kWが好ましい。
導入するクリーニングガスは、チャンバー1で生成するプラズマ中にHOが含まれるようなガス種であればよく、好適にはHとOの混合ガス、またはHO(水蒸気として)を含むガスを用いることができる。クリーニングガスとして、Hガス+Oガスの混合ガスを用いる場合の流量は、Hガス:1〜2000mL/min、好ましくは500〜1000mL/min、Oガス:1〜2000mL/min、好ましくは、25〜500mL/minとすることができる。この場合、HガスとOガスとの流量比は0.5:1〜20:1、好ましくは1:1〜5:1とすることが可能であり、特に2:1程度に設定することにより、クリーニング効果を最も高めることができる。なお、クリーニングガス中には、例えばAr等の希ガスや不活性ガスを含むことができ、例えば上記H/Oガス流量比において、さらにArガス:100〜3000mL/min、好ましくは、100〜1000mL/minを加えることができる。
1回のクリーニング時間は、例えば100〜300秒間、好ましくは150〜200秒間とし、1回のクリーニング毎にその後5〜180秒間、好ましくは20〜40秒間、クリーニング温度を維持した状態で、Naの排気を促進する為の真空引き又はパージ処理を行なうことが好ましい。真空引きは、クリーニングガスの導入を停止し、引き切り状態となるまで減圧することにより行なうことができる。パージ処理は、クリーニング圧力を変化させずに、パージガスを導入することにより行なうことができる。パージガスとしては、例えばNガス、Arガスなどの不活性ガス、これらにさらにHを添加したガスなどを使用できる。なお、真空引きの際に、これらのパージガスを導入してもよい。
以上のように、クリーニングと、真空引き又はパージ処理との組み合わせを1ステップとして継続的に数時間にわたり多数のステップを繰り返すことによって、効率的なクリーニングを実施できる。
次に、図4〜図6のタイミングチャートを参照しながら、本発明のクリーニング方法における処理手順について説明する。
図4は、クリーニングガスとしてHガスとOガスを含むガスを用いた本発明のクリーニング方法の手順の第1の態様を示すものである。この例では、プラズマ処理装置100のチャンバー1内を、プラズマにより複数回繰り返してクリーニングを行なうとともにクリーニングとクリーニングの間に、パージガスとしてArガスを導入してパージを行なう。
まず、プラズマ処理装置100のチャンバー1内を排気しつつガス供給系16からArガスを導入し、所定時間、例えば5〜180秒間かけてチャンバー1内をパージする。
次に、パージガスの導入を停止し、パージガスと交代にガス供給系16からクリーニングガスであるOガスとHガスをチャンバー1内に導入するとともに、チャンバー1内にクリーニングガスが充満したタイミングで、マイクロ波パワーをONにし、平面アンテナ部材31を介してマイクロ波をチャンバー1内に導入する。このようにしてチャンバー1内でクリーニングガスのプラズマを励起させ、クリーニングを行なう。所定時間のクリーニング後、Oガス、Hガスおよびマイクロ波パワーの供給を停止し、第1回目のクリーニング工程を終了する。そして、第1回目のクリーニング工程の終了後に、クリーニングガスと交代で再度パージガスをチャンバー1内に導入し、第2回目のパージ工程を実施する。以降は、第1回目のクリーニング工程と同様の手順で、第2回目のクリーニング工程を実施し、その後、第3回目のパージ工程、第3回目のクリーニング工程・・・第n回目のパージ工程、第n回目のクリーニング工程、と所定回数のクリーニングを繰り返し実施する。本実施形態では、クリーニング工程の合間に、パージガスを導入することによってNaの排出が促進されるので、高いクリーニング効果を得ることができる。
図5は、クリーニングガスとしてHガスとOガスを含むガスを用いた本発明のクリーニング方法の手順の第2の態様を示すものである。この例では、プラズマ処理装置100のチャンバー1内を、プラズマにより複数回繰り返してクリーニングを行なう過程で、パージガスとしてArガスを導入し続けて連続パージを行なう点が上記第1の態様と異なる。
まず、プラズマ処理装置100のチャンバー1内を排気しつつガス供給系16からArガスを導入し、チャンバー1内をパージする。
次に、パージガスの導入を継続した状態で、ガス供給系16からクリーニングガスであるOガスとHガスをチャンバー1内に導入するとともに、チャンバー1内にクリーニングガスが充満したタイミングで、マイクロ波パワーをONにし、平面アンテナ部材31を介してマイクロ波をチャンバー1内に導入する。このようにしてチャンバー1内でクリーニングガスのプラズマを励起させ、クリーニングを行なう。所定時間のクリーニング後、Oガス、Hガスおよびマイクロ波パワーの供給を停止し、第1回目のクリーニング工程を終了する。第1回目のクリーニング工程の終了後は、パージガスのみをチャンバー1内に導入し続け、第2回目のパージ工程を実施する。以降は、第1回目のクリーニング工程と同様の手順で、第2回目のクリーニング工程を実施し、その後、第3回目のパージ工程、第3回目のクリーニング工程・・・第n回目のパージ工程、第n回目のクリーニング工程、とパージガスを導入したまま所定回数のクリーニングを繰り返し実施する。本実施形態では、クリーニング工程の合間だけでなく、クリーニング工程中にもパージガスを導入し続けることによって、Naの排出がいっそう促進されるので、より高いクリーニング効果が得られる。
図6は、クリーニングガスとしてHガスとOガスを含むガス用いた本発明のクリーニング方法の手順の第3の態様を示すものである。この例では、パージガスを用いたプラズマ処理装置100のチャンバー1内のパージは行なわず、希ガスを含むクリーニングガスのプラズマにより複数回繰り返してクリーニングを行なう点が上記第1の態様と異なる。
まず、プラズマ処理装置100のチャンバー1内を排気しつつガス供給系16からクリーニングガスであるArガスとOガスとHガスをチャンバー1内に導入するとともに、チャンバー1内にガスが充満したタイミングで、マイクロ波パワーをONにし、平面アンテナ部材31を介してマイクロ波をチャンバー1内に導入する。このようにしてチャンバー1内で希ガスを含むクリーニングガスのプラズマを励起させ、クリーニングを行なう。所定時間のクリーニング後、Arガス、Oガス、Hガスおよびマイクロ波パワーの供給を停止し、第1回目のクリーニング工程を終了する。第1回目のクリーニング工程の終了後は、パージガスを導入せずにチャンバー1内を排気し続ける。以降は、第1回目のクリーニング工程と同様の手順で、第2回目のクリーニング工程を実施し、第3回目のクリーニング工程・・・第n回目のクリーニング工程、のように所定回数のクリーニングを繰り返し実施する。本実施形態では、クリーニング工程の合間に真空引きすることにより、Naの排出が促される。
次に、本発明の効果を確認した試験について説明する。
まず、予備実験として、図1と同様のプラズマ処理装置100を用い、チャンバー内にダミーウエハWdを入れてRLSAプラズマによるプラズマ処理(空運転)を実施し、途中でダミーウエハWdをサンプリングウエハに換え、サンプリングウエハに付着したNa量を測定した。このような空運転によって、チャンバー内部品等に付着していたNaが、プラズマ処理中にウエハWに付着してコンタミネーションを引き起こす状況を再現することができる。この試験では、ダミー処理ガスとして、Ar/Oの混合ガスを用いた。その結果、サンプリングウエハ上のNaの汚染量は1×1011(atoms/cm)以上に達することが確認された。
次に、以下の比較例(従来方法)と実施例の方法でクリーニングを実施した。
<比較例>
チャンバー内にダミーウエハWdを入れ、Ar/O=375/125mL/min(sccm)、チャンバー内圧力は667Pa、マイクロ波発生装置のパワー3.5kW、サセプタ2の温度600℃でプラズマクリーニングを実施した。
クリーニングの開始から所定時間後に、ダミーウエハWdをサンプリングウエハに換え、Ar/O=375/125mL/min(sccm)、チャンバー内圧力は667Pa、マイクロ波発生装置のパワー3.5kW、サセプタ2の温度600℃でプラズマ処理を実施し、TXRF(全反射蛍光X線分析;テクノス社製TREX610Tを使用)によって、サンプリングウエハ上のNa汚染量を測定した。その結果を図7に示した。
次に、約12時間経過時点でチャンバーを大気開放してウエットクリーニングを実施した。その後、同様に累積20時間を超えるまでプラズマクリーニングを実施し、サンプリングウエハを用いて測定を行なったが、最終的なNa量低減の目標である1×1010atoms/cmを下回るまでには至らなかった。
<実施例>
チャンバー内にダミーウエハWdを入れ、処理ガスとしてHとOを導入して圧力1267Paのもとでサセプタ2の温度400℃までプレヒートした後、H/O=50/50mL/min(sccm)、チャンバー内圧力は1267Pa、マイクロ波発生装置のパワー4.0kW、サセプタ2の温度400℃でクリーニングを実施した。1回のクリーニング時間は180秒とし、1回のクリーニング毎にその後30秒間、温度を維持したままガスの導入を停止し、排気の目的で真空引きを行なった。これを1ステップとして継続的に数時間にわたり複数のステップを繰り返した。クリーニングの開始から1,2,4時間後に、ダミーウエハWdをサンプリングウエハに換え、処理ガスとしてOを500mL/minで用いた以外は、上記クリーニングと同様の条件でプラズマ処理し、比較例と同様にNa汚染量を測定した。その結果を図8に示した。
図8から、H/O流量比=1:1のクリーニングガスを用いた本実施例では、累積クリーニング時間が5時間程度でNa量低減の目標である1×1010atoms/cmをほぼ下回る結果が得られた。これは、クリーニングガス中に含まれるHとOから、プラズマ中で活性な水分子(HO)が生成し、この水分子がチャンバー1内に付着しているNaに作用して、Naを伴ってチャンバー内から排出させたためであると考えられる。このことを裏付ける実験結果を図9に示す。図9は、例えば全流量が100mL/minとなるようにHガスとOガスの流量比(H/O比)を変化させ、圧力1133Pa、マイクロ波パワー3.5kW、温度400℃でプラズマ処理を行なった場合のHO分子の密度の変化を示している。この図9から、H/O比が2のときに最も効率的にHOが生成された。以上の結果から、H:Oの流量比が、0.5:1〜20:1、好ましくは1:1〜5:1、望ましくは2:1のクリーニングガスを用いることがNa汚染の低減に最も有効であることが確認された。
また、上記実施例のように、プラズマクリーニングと交互に真空引き(好ましくは同時にパージガス導入)を行なうことにより、Naの除去効率をよりいっそう高めることができる。なお、パージガスとしては、例えば、Ar、He、Xeなどの不活性ガスのほか、H、O、Nなどを用いることが可能であるが、それらの中でもAr、He、Nが好ましい。
以上述べたように、本発明のクリーニング方法を実施することによって、効率よくNaを除去することができる。従って、ウエハWなどの基板へのプラズマ処理プロセス、例えば酸化処理や窒化処理などのプロセスにおいて、Na等によるコンタミネーションが発生した場合に、チャンバー1を大気開放することなくin−situでクリーニングできる。このため、本発明のクリーニング方法は、例えば図1のプラズマ処理装置100を用いる酸化処理や窒化処理などのプラズマ処理プロセスに、その一部として組み込むこともできる。
すなわち、本発明のプラズマ処理方法は、プラズマ処理装置100のチャンバー1内に少なくともHガスとOガスを含むクリーニングガスを導入してクリーニングガスのプラズマを形成し、チャンバー1内のNaなどの汚染物質を除去するクリーニング工程と、このクリーニング工程の後に、ウエハWなどの基板に対して酸化処理、窒化処理または酸窒化処理を行なうプラズマ処理工程と、を含むことができる。
ここで、図1のプラズマ処理装置100を用いる酸化処理としては、例えば、HとOとを含む処理ガスにより、ウエハW等の基板上のシリコンを酸化するプラズマ酸化処理などを挙げることができる。この場合、例えば、処理圧力1.3〜1333Pa、処理温度200〜600℃で、処理ガス中の水素ガス流量が10〜500ml/min、酸素ガス流量が10〜500ml/minおよびArなどの希ガス流量が0〜2000ml/minとなる条件でプラズマ酸化処理を行なうことができる。
また、図1のプラズマ処理装置100を用いる窒化処理としては、例えば、N、NH、またはNとHを含む処理ガスにより、ウエハW等の基板上のシリコンを窒化するプラズマ窒化処理などを挙げることができる。この場合、例えば処理圧力1.3〜1333Pa、処理温度200〜600℃で、処理ガス中のNガス流量が10〜500ml/min、水素ガス流量が10〜500ml/min、および希ガス流量が0〜2000ml/minとなる条件でプラズマ酸化処理を行なうことができる。さらに、酸窒化処理の場合は、NO、NO、NO、N+Oの少なくとも一つと、希ガスとを用い、上記酸化処理および窒化処理に準じた条件で処理することができる。
以上、本発明の実施形態を述べたが、本発明は上記実施形態に制約されるものではない。すなわち、上記実施形態は、あくまでも本発明の技術的内容を明らかにすることを意図するものであって、本発明はこのような具体例にのみ限定して解釈されるものではなく、本発明の精神とクレームに述べる範囲で、種々に変更して実施することができるものである。
たとえば、上記実施の形態では、マイクロ波を複数のスロットを有する平面アンテナでチャンバー内に伝播して低電子温度で高密度のプラズマを形成するプラズマ処理装置におけるクリーニングを例に挙げたが、これに限らず、処理容器(チャンバー)内にNa等による汚染が生じる処理装置であれば本発明を適用可能であり、例えば容量結合方式や誘導結合方式、平行平板方式、表面反射波方式、マグネトロン方式等のプラズマ処理装置であってもよい。
また、上記実施形態では、チャンバー内の汚染物質としてNa汚染を例に挙げたが、他の汚染物質、例えばK、Mg、Caなどのアルカリ金属やアルカリ土類金属、Fe、Cr等の金属や重金属による汚染にも同様に適用できる。
さらに、クリーニングガスとして、Hガス+Oガス+Arガスを例示したが、上記組み合わせにおいて、Arガスを他の希ガス(He、Ne、Kr、Xe)に置き換えることも可能である。
本発明は、各種半導体装置などの製造過程において使用されるプラズマ処理装置の処理室内をクリーニングする際に好適に利用可能である。

Claims (8)

  1. 被処理基板に対して減圧条件で酸化処理又は窒化処理を施す基板処理装置における処理室のクリーニング方法であって、
    前記処理室内を排気し、パージガスを導入してパージする工程と、
    前記処理室内に少なくともHガスとOガスを含むクリーニングガスを導入してクリーニングガスのプラズマを形成し、前記処理室内の汚染物質を除去するクリーニング工程とを含み、
    前記パージ工程と前記クリーニング工程とを複数回行い、
    前記クリーニングガス中に含まれるHガスとOガスとの流量比が1:1〜5:1である、クリーニング方法。
  2. 前記被処理基板を処理した後、大気開放することなくクリーニングを行なう、請求項1に記載のクリーニング方法。
  3. 前記汚染物質は、前記処理室内に存在するアルカリ金属またはアルカリ土類金属である、請求項1に記載のクリーニング方法。
  4. 前記クリーニングは、誘導結合方式によるプラズマ、平行平板方式によるプラズマまたは平面アンテナ方式によるプラズマにより実施される、請求項1に記載のクリーニング方法。
  5. 前記クリーニングは、複数のスロットを有する平面アンテナにて前記処理室内にマイクロ波を導入して形成されるプラズマにより実施される、請求項1に記載のクリーニング方法。
  6. コンピュータ上で動作する制御プログラムであって、実行時に、
    被処理基板に対して減圧条件で酸化処理又は窒化処理を施す基板処理装置における処理室内を排気し、パージガスを導入してパージする工程と、前記処理室内に少なくともHガスとOガスを含むクリーニングガスを導入してクリーニングガスのプラズマを形成し、前記処理室内の汚染物質を除去するクリーニング工程とを複数回行い、
    前記クリーニングガス中に含まれるHガスとOガスとの流量比が1:1〜5:1となるように、前記基板処理装置を制御する、制御プログラム。
  7. コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記制御プログラムは、実行時に、被処理基板に対して減圧条件で酸化処理又は窒化処理を施す基板処理装置における処理室内を排気し、パージガスを導入してパージする工程と、前記処理室内に、少なくともHガスとOガスを含むクリーニングガスを導入してクリーニングガスのプラズマを形成し、前記処理室内の汚染物質を除去するクリーニング工程とを複数回行い、
    前記クリーニングガス中に含まれるHガスとOガスとの流量比が1:1〜5:1となるように、前記基板処理装置を制御する、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  8. プラズマを発生させるプラズマ供給源と、
    前記プラズマにより、被処理基板の処理を行なうための処理室を区画する処理容器と、
    前記処理容器内で前記被処理基板を載置する基板支持台と、
    前記処理容器内を減圧するための排気手段と、
    前記処理容器内にガスを供給するためのガス供給手段と、
    前記処理室内を排気し、パージガスを導入してパージする工程と、前記処理室内に、少なくともHガスとOガスを含むクリーニングガスを導入してクリーニングガスのプラズマを形成し、前記処理室内の汚染物質を除去するクリーニング工程とを複数回行い、
    前記クリーニングガス中に含まれるHガスとOガスとの流量比が1:1〜5:1となるように、制御する制御部と、
    を備えた、プラズマ処理装置。
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