JP3389531B2 - 電力ケーブルの接続方法 - Google Patents

電力ケーブルの接続方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、サイズの異なる電
力ケーブルの中間接続部の形成装置に関し、特に、プレ
モールド補強絶縁体内部で、導体サイズの異なるケーブ
ルを容易に接続できるようにする装置に関する。 【0002】 【従来の技術】CVケーブル等のようなゴム・プラスチ
ック電力ケーブルを用いて、地下の高圧送電線路を構築
するに際しては、マンホール等からケーブルを洞道に搬
入し、中間接続部を形成する作業を行っている。前記中
間接続部を形成するためには、例えば、特開平9−11
7029号公報等に示されるように、あらかじめ工場等
で作成した樹脂製のプレモールド絶縁体を用いることが
提案されている。前記従来例においては、プレモールド
絶縁体をケーブル導体接続部に位置決めしてから、外部
から加熱と加圧を行うことにより、押出し成形の場合と
同様に一体化することができる。 【0003】前述したようにして作成するプレハブ接続
部は、図3に示すように構成されているもので、前記プ
レハブ接続部10を形成するために、図4(A)〜
(C)および図5(A)〜(B)に示すような工程を経
て形成される。前記図3に示すプレハブ接続部10にお
いて、接続する2本のケーブル1、1aは、先端部に導
体2、2aをそれぞれ所定の長さだけ露出させるととも
に、ケーブル絶縁体3、ケーブル外部半導電層4、およ
び遮蔽層5等をそれぞれ所定の長さに亘って露出させる
ように処理している。そして、前記ケーブル導体2、2
aの先端部に、導体接続子7、7aをそれぞれ固定して
取り付け、さらに、前記導体接続子の先端部には、2つ
の導体接続子を直接接続する接続具8、8aを各々取り
付ける。したがって、前記動作により、前記導体接続子
を導体接触子13の部分を介して位置決めするととも
に、電気的な導通を設定している。 【0004】前記ケーブル接続部に対応する絶縁体とし
て、前記接続部の外周部には、ゴム・プラスチック製の
補強絶縁体11を配置するが、例えば、未架橋のポリエ
チレン製の筒状の部材として補強絶縁体を構成し、前記
導体接続子を接続する部分に対応させて、中央部の内部
に導体接触子13と高圧シールド電極12とを配置す
る。前記補強絶縁体11は中央部が円筒状で、両端部が
次第に先細りのテーパ状に形成されているもので、円筒
の断面の中心部を貫通する孔を設けて、その貫通孔の両
側からケーブルを挿入して位置決めさせる。 【0005】前記補強絶縁体11により構成されるプレ
ハブ接続部10においては、前記プレハブ型の補強絶縁
体11の周囲に外部半導電層14を形成し、前記外部半
導電層14は、ケーブルの外部半導電層4に接続してい
る。また、前記保護管16と補強絶縁体11の間の空間
に防水混和物15を充填し、前記保護管16の中央部に
は絶縁筒17を配置し、保護管16の両端部では、ケー
ブル外装6との間に防水層19、19aをそれぞれ配置
して、プレハブ接続部10の内部に対する防水処理を行
っている。さらに、前記プレハブ接続部10の中央部の
外周部には、絶縁筒17を配置するとともに、保護管1
6には任意の間隔で端子座18……を配置して、アース
に接続する手段を構成している。 【0006】前記プレハブ接続部10を形成するに際し
て、ケーブルの端部に対する処理作業の順序と、補強絶
縁体11を介して導体接続部を形成し、前記接続部を補
強絶縁体と一体化させる作業を、図4、5にもとづいて
説明する。まず、図4(A)に示すように、ケーブル1
の端部の曲りを修正して、真っ直ぐな状態に成形してか
ら、コルゲート外装6を除去して外部遮蔽層5を露出さ
せ、さらに、ケーブル絶縁体3とケーブル外部半導電層
4とをそれぞれ所定の長さだけ露出させるように、各部
材を剥ぎ取る作業を行う。次いで、同図(B)に示すよ
うに、ケーブル導体2を所定の長さだけ露出させるよう
に絶縁体3を剥ぎ取り、前記絶縁体3の端部を導体に向
けてテーパ状に成形する作業を行う。 【0007】その後で、同図(C)に示すように、接続
する2本のケーブル1、1aの導体2、2aに対して、
導体接続子7、7aをそれぞれ取り付けるが、前記導体
接続子に設けた孔に導体を挿入して、周囲から圧力を加
えて押し潰す状態で導体接続子とケーブル導体を圧縮す
る。そして、前記導体接続子7、7aを導体2、2aに
対してそれぞれ固定してから、導体接続子の表面の突部
を削り取って円筒形に修正して、補強絶縁体11の内部
に収容できる状態にする。また、前記導体接続子7、7
aの各々の先端部には、接続具8、8aを装着して、導
体接続子7、7aを突き合わせた状態で、接続具を介し
て導体接続子を接続することができるようにする。 【0008】前記接続具としては、例えば、特開平6−
307421号公報等に示されるような接続部材を使用
することができるが、その他に、任意の接続手段を用い
ることができる。また、前記従来例の接続具を本実施例
に適用する場合には、前記2つのケーブル導体の先端部
に取り付ける接続具8、8aのうち、一方の突出部材に
係止部材を設け、他方の接続具の先端部に、前記突出部
材を受け入れる凹部と係止手段とを設けて構成すること
が可能である。そして、前述したような接続具を使用す
ることにより、補強絶縁体の内部に2本のケーブルを挿
入して、接続筒の部分で導体の端部を自動的に接続し、
電気的な導通をも同時に設定できるようにする。 【0009】前記図4(C)に示したように、2本のケ
ーブル導体の端部に導体接続子7、7aをそれぞれ取り
付けた後で、図5(A)に示すようにして、補強絶縁体
11の貫通孔の一方からケーブル1aの先端部を挿入
し、導体接続子7aを導体接触子13に対して位置決め
する。次いで、同図(B)に示すように、補強絶縁体1
1の貫通孔の他方から別のケーブル1を挿入して、前記
補強絶縁体11の中央部で2つの導体接続子7、7aを
対向させる状態で位置決めすることにより、接続具8、
8aを導体接触子13の中央部で接続し、2つの導体接
続子を相互に固定する作用と、電気的な導通を設定する
動作とを自動的に行わせる。 【0010】そして、前記図5(B)に示すような接続
を行った後で、図示しないが、両ケーブルの外部半導電
層と補強絶縁体外部半導電層を連結し、加熱・加圧容器
を用いて、補強絶縁体のゴム・プラスチック材料の架橋
処理を行うとともに、ケーブル絶縁体と補強絶縁体とを
一体化させる。その後で、その周囲に防水混和物を被覆
して接続筒を配置することにより、図3に示すようなプ
レハブ接続部10を形成する。なお、本実施例におい
て、前記ケーブル1、1aは、金属のコルゲート外装6
を形成したものとして示しているが、前記ケーブルとし
ては、コルゲート外装を有しないCVケーブル等を対象
とするものであっても良い。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】前記従来例に示される
ようなプレハブ接続部においては、ケーブル導体および
ケーブル外径が同一のものを対象とする場合の他に、導
体サイズの異なるものを接続する場合が想定される。例
えば、従来の接続部の構成部材をそのまま適用しようと
すると、ケーブル導体の先端部に取付ける導体接続子で
は、小サイズのケーブル導体に対して導電体等を介在さ
せてから、導体挿入凹部に固定することが必要となる。
ところが、前記導体接続子とケーブル導体との組み合わ
せ部で隙間が生じたりすると、ケーブル接続部の構成が
不安定となる等の問題が発生するので、別体に構成した
スペーサ等のような補助部材を介在させて、ケーブル導
体を導体接続子に固定することが必要となる。しかしな
がら、マンホール等の狭い作業現場で、導体接続子と導
体とを組み合わせるに際して、余分な補助的な接続部材
を用いることは、その接続作業が面倒となることと、高
圧送電ケーブルの接続部で、少しでも不安定な部分が存
在する場合には、送電線路での事故等の発生原因となる
ことがあり、好ましいことではない。 【0012】本発明は、前述したような問題を解決する
もので、接続工事現場で径の異なるケーブルの接続を容
易に行い得て、ケーブル導体の位置決めを確実になし得
る装置を提供することを目的としている。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は、あらかじめゴ
ム・プラスチック材料等の樹脂材料により一体に形成
し、長さ方向の中心を貫通する孔を、接続する2つの径
の異なるケーブルに対応させて設けた補強絶縁体と、前
記補強絶縁体の長さ方向の中央部に配置し、導体接触子
を固定する手段を設けた高圧シールド電極と、前記高圧
シールド電極の内部にねじ部を介して固定され、接続さ
れるケーブルの位置決めを行う導体接触子と、を用いる
電力ケーブルの接続方法に関する。本発明においては、
前記補強絶縁体の内部に配置する高圧シールド電極を金
属製とし、前記高圧シールド電極には、ケーブル導体の
挿入方向の両側から接続中心部に向けて大径の孔と小径
の孔とを、中心部に設けた段部を介して設け、前記小径
の孔の内面には導体接触子を装着するねじ部を設け、前
記導体接触子の外面には前記高圧シールド電極の段部に
対応させた大径部と小径部とを、段部を介して設け、前
記小径部にはねじ部を設け、前記導体接触子の内面に
は、接続する2つの径の異なるケーブル導体の先端部に
設けた導体接続子の先端部材を挿入して、前記導体接続
子を固定する孔を設け、前記補強絶縁体の両側から挿入
するケーブルの各々に対して、そのケーブル導体の先端
部に各々固定する導体接続子の先端部には、先端部に突
き合わせる状態で設けた接続具と、前記各ケーブル導体
のサイズに合わせた導体挿入部を設けた基部材と、導体
接触子の内径に合わせて同一の径に構成した先端部材
と、を設け、前記高圧シールド電極の内部に導体接触子
を挿入してねじ部と段部とを介してを固定することによ
り、補強絶縁体に対する導体接続子の位置決めを行い、
前記導体接触子の両側から導体接続子を挿入し、前記導
体接続子の先端部に設けた接続具を突き合わせるように
して係合させることにより、補強絶縁体に対する位置決
めとケーブル導体の電気的な接続とを行うことを特徴と
する電力ケーブルの接続方法。 【0014】 【0015】前述したように構成したことにより、本発
明の接続方法においては、プレモールド補強絶縁体を用
いて導体サイズが異なるケーブルの接続を行う際に、従
来より用いられている補強絶縁体と、その周囲の絶縁被
覆等の基本的な構造を変更せずに、ケーブルのサイズに
容易に対処させることができる。また、補強絶縁体の内
部での導体接触子の位置決めと、前記導体接触子に対す
る導体接続子の装着・位置決めを容易に行うことがで
き、プレハブ接続部に対する信頼性を向上させるととも
に、接続作業を行う際の作業性を良好に維持できる。 【0016】 【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、本発
明の電力ケーブルの接続方法を説明する。図1、2に示
す例は、前記図3に示したプレハブ接続部における接続
部の構成を、補強絶縁体11とその内部に挿入するケー
ブルとの関係を示しているもので、一方のケーブル1は
導体の径が小さいものを、他方のケーブル1aは導体の
径が大きいものの場合で説明している。なお、以下に説
明する実施例においては、ケーブル導体の先端部に固定
する導体接続子と、補強絶縁体の内部に配置する高圧シ
ールド電極および導体接触子は、前記図3〜5に示すも
のとは符号が異なるものとして説明するが、ケーブル接
続部を構成する各部材の構造と、作用に関しては、図
1、2で説明するもの以外は同一のものを用いる場合を
想定して説明する。また、この実施例で示す示す部材
は、従来の接続部を構成する部材と同様な作用を発揮で
きるものとして構成している。 【0017】本実施例において、補強絶縁体11は小径
のケーブル1の外径に対応させて、径がA1の孔11A
と、大径のケーブル1aに対応させた径がA2の孔11
Bとを、補強絶縁体の両端部から所定の範囲に形成して
いる。また、前記端部の孔からテーパ部を介して高圧シ
ールド電極30の貫通孔に接続し、高圧シールド電極の
貫通孔と補強絶縁体の孔とを接続した貫通孔を構成して
いる。前記補強絶縁体11の内部に埋め込む状態で一体
に構成する高圧シールド電極30は、従来のプレハブ接
続部の場合と同様に、金属製の略円筒状のものとして構
成される。そして、導体接触子35の内径がdの貫通孔
に対して、その高圧シールド電極の両側には、段部33
を介して内径がD2の大径孔31と、内径がD1の小径
孔32とを設けている。 【0018】また、前記小径孔32には段部33から所
定の範囲に亘ってねじ部34を設けて、導体接触子35
を固定するために用いる。前記高圧シールド電極30に
装着する導体接触子35は、導体接続子を挿入する貫通
孔を設けるが、外径がD2の大径部36と、ねじ部を設
けた外径がD1の小径部37とを、段部38を介して設
けている。そして、前記高圧シールド電極30の貫通孔
に対して大径孔側から導体接触子35を挿入し、ねじ部
を係合させながら、前記高圧シールド電極と導体接触子
の段部33と38とを突き合わせるように位置決めする
ことにより、高圧シールド電極30の内部に導体接触子
35を固定・位置決めさせて導体接続子の挿入に対応さ
せる。 【0019】前記高圧シールド電極に挿入して導体の電
気的な接続を行うために、ケーブル1、1aの先端部に
は、それぞれ導体接続子20、25を装着する。前記ケ
ーブル1の小径の導体2に装着する導体接続子20で
は、ケーブル導体の径d1に対応させた導体挿入凹部2
3を設けた基部材22と、外径がdの先端部材21とを
設け、前記先端部材21の先端部には、詳細な構造を省
略する接続具8を設けている。また、前記ケーブル1a
の大径の導体2aに装着する導体接続子25では、ケー
ブル導体の径d2に対応させた導体挿入凹部28を設け
た基部材27と、外径がdの先端部材26とを設け、前
記先端部材26の先端部に接続具8aを設けている。 【0020】前記ケーブル導体2、2aの先端部に各々
装着する導体接続子20、25においては、導体挿入凹
部に導体を挿入してから、押圧工具を用いて圧縮作用を
付与し、導体挿入凹部の内部に導体を圧縮した状態で固
定する。また、前記2つの導体接続子20,25の各々
の先端部材の先端部に設ける接続具は、例えば、特開平
6−307421号公報等に示されるように、一方の接
続具に設けている凹部に対して、他方の接続具に設けた
突部材を挿入し、突部材の爪を拡開させることにより係
止させるような構造のものを用いることが可能である。
また、前記接続具の係止手段としては、一方の接続具を
他方の接続具に組み合わせて両者を固定できるととも
に、ケーブルの長さ方向に引っ張り力が付与されても係
止状態を維持できるものであれば、従来公知の任意の接
続手段を用いることができる。 【0021】前記ケーブル1、1aの導体2、2aの先
端部に、前述したような構成を有する導体接続子20、
25に設けたものを用いて、補強絶縁体の貫通孔に挿入
することにより、図1、2に示すようなプレハブ接続部
10aを形成することができる。高圧シールド電極30
をゴム・プラスチックで被覆する状態で一体に設けた補
強絶縁体11を、あらかじめ工場で製作し、その高圧シ
ールド電極30に対して導体接触子35を装着したもの
を組立現場に搬入する。また、ケーブル導体の先端部に
装着する導体接続子は、プレハブ接続部10aの組立現
場で加工するもので、ケーブルを所定の長さに切断し
て、そのケーブルの被覆を剥離してペンシリング等の処
理を行ってから、前記図4に示すようにして導体の先端
部に導体接続子を固定して装着する。 【0022】そして、前記補強絶縁体11の貫通孔の一
方の側から、前記図5(A)に示すようにしてケーブル
の装着を行う。本実施例においては、先ず、大径のケー
ブル1aの導体接続子25を挿入し、先端部材26を導
体接触子35の孔に挿入して、基部材27の肩部を導体
接触子の端部に係止させる。次いで、前記補強絶縁体1
1の貫通孔の一方の側から、小径のケーブル1の導体接
続子20を挿入し、先端部材21を導体接触子35の孔
に挿入して、基部材22の肩部を導体接触子の端部に係
止させるようにする。前記先端部材21を導体接触子に
挿入する途中の段階で、先端部材26に設けている導体
挿入凹部8aと先端部材21の導体挿入凹部8が係合さ
れ、前記基部材の肩部を導体接触子の端部にまで挿入す
ることにより導体挿入凹部の係止が行われ、2つのケー
ブル導体の機械的な接続と電気的な導通とが設定され
る。 【0023】そして、前記導体接触子を介して装着する
2つの導体接続子を介して補強絶縁体の内部でのケーブ
ル導体の接続が行われるので、前記図1に示すように構
成したプレハブ接続部に対して、補強絶縁体の周囲から
加熱と加圧作用を付与して、補強絶縁体のゴム・プラス
チックの圧縮と架橋作用とを付与し、ケーブル導体の接
続部に隙間が生じないような処理を行う。前述したよう
な処理を行った後で、補強絶縁体の周囲に絶縁部材を配
置し、絶縁筒等を外周部に設けて防水手段を形成する等
の処理を行い、図3に示すようなプレハブ接続部10を
作成する。 【0024】なお、前記実施例において、マンホールを
用いて配置するプレハブ接続部を介して接続する地下配
電線路のような送電系統を構成する場合は、ケーブルの
サイズは比較的少ない種類のものを用いるのであるか
ら、ケーブル導体の先端部に装着する導体接続子の種類
も多いものとはならない。したがって、前記異種径のケ
ーブルの接続を行ってプレハブ接続部を形成する場合に
は、そのケーブルに対応させた数種類の導体接続子を準
備しておき、図2に示すような高圧シールド電極と導体
接触子を組み合わせた補強絶縁体に対して導体接続子を
組み合わせることにより、容易に接続作業を行うことが
できる。 【0025】 【発明の効果】本発明の接続方法においては、前述した
ように構成した部材を用いることにより、プレモールド
補強絶縁体を用いて導体サイズが異なるケーブルの接続
を行う際に、従来より用いられている補強絶縁体と、そ
の周囲の絶縁被覆等の基本的な構造を変更せずに、ケー
ブルのサイズに容易に対処させることができる。また、
補強絶縁体の内部での導体接触子の位置決めと、前記導
体接触子に対する導体接続子の装着・位置決めを容易に
行うことができ、プレハブ接続部に対する信頼性を向上
させるとともに、作業性を良好に維持できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明のプレハブ接続部の構成を示す説明図
である。 【図2】 図1の要部の拡大説明図である。 【図3】 一般的なプレハブ接続部の構成を示す説明図
である。 【図4】 ケーブルの加工と導体接続子を取付ける工程
の説明図である。 【図5】 補強絶縁体に対して2つのケーブルを挿入し
て接続する工程の説明図である。 【符号の説明】 1 ケーブル、 2 ケーブル導体、 7 導体
接続子、8 接続具、 10 プレハブ接続部、
11 補強絶縁体、12 高圧シールド電極、 1
7 絶縁筒、20・25 導体接続子、 21・2
6 先端部材、22・27 基部材、 23・28
導体挿入凹部、30 高圧シールド電極、 31
大径孔、 32 小径孔、33 段部、 34
ねじ部、 35 導体接触子、36 大径部、
37 小径部、 38 段部、 39 貫通
孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−116621(JP,A) 特開 平10−42446(JP,A) 特開 平10−336870(JP,A) 特開 平4−210722(JP,A) 実開 平6−84744(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/08 H02G 1/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 あらかじめゴム・プラスチック材料等の
    樹脂材料により一体に形成し、長さ方向の中心を貫通す
    る孔を、接続する2つの径の異なるケーブルに対応させ
    て設けた補強絶縁体と、 前記補強絶縁体の長さ方向の中央部に配置し、導体接触
    子を固定する手段を設けた高圧シールド電極と、 前記高圧シールド電極の内部にねじ部を介して固定さ
    れ、接続されるケーブルの位置決めを行う導体接触子
    と、を用いる電力ケーブルの接続方法であって、 前記補強絶縁体の内部に配置する高圧シールド電極を金
    属製とし、 前記高圧シールド電極には、ケーブル導体の挿入方向の
    両側から接続中心部に向けて大径の孔と小径の孔とを、
    中心部に設けた段部を介して設け、前記小径の孔の内面
    には導体接触子を装着するねじ部を設け、 前記導体接触子の外面には前記高圧シールド電極の段部
    に対応させた大径部と小径部とを、段部を介して設け、
    前記小径部にはねじ部を設け、 前記導体接触子の内面には、接続する2つの径の異なる
    ケーブル導体の先端部に設けた導体接続子の先端部材を
    挿入して、前記導体接続子を固定する孔を設け、 前記補強絶縁体の両側から挿入するケーブルの各々に対
    して、そのケーブル導体の先端部に各々固定する導体接
    続子の先端部には、先端部に突き合わせる状態で設けた
    接続具と、前記各ケーブル導体のサイズに合わせた導体
    挿入部を設けた基部材と、導体接触子の内径に合わせて
    同一の径に構成した先端部材と、を設け、 前記高圧シールド電極の内部に導体接触子を挿入してね
    じ部と段部とを介してを固定することにより、補強絶縁
    体に対する導体接続子の位置決めを行い、 前記導体接触子の両側から導体接続子を挿入し、前記導
    体接続子の先端部に設けた接続具を突き合わせるように
    して係合させることにより、補強絶縁体に対する位置決
    めとケーブル導体の電気的な接続とを行うことを特徴と
    する電力ケーブルの接続方法。
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