JP3224109B2 - ケーブル接続部 - Google Patents

ケーブル接続部

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JP3224109B2
JP3224109B2 JP01933793A JP1933793A JP3224109B2 JP 3224109 B2 JP3224109 B2 JP 3224109B2 JP 01933793 A JP01933793 A JP 01933793A JP 1933793 A JP1933793 A JP 1933793A JP 3224109 B2 JP3224109 B2 JP 3224109B2
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敦宏 新井
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相互に接続するケーブ
ルの金属シース間を電気的に絶縁するタイプのケーブル
接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】CVケーブルの直線接続方法として、現
場での組立作業を簡便にしたプレハブ接続工法が知られ
ている。図4に、このようなプレハブ接続工法を使用し
たケーブル接続部縦断面図を示す。図において、ケーブ
ルの絶縁体1は、その端部において導体2を露出させ、
導体接続管3によって図示しない左側の他のケーブルの
導体と直線接続されている。この接続部を保護するため
に、導体接続管3を取り巻くように内部電極4と絶縁補
強体5が配置されている。この絶縁補強体5の外周には
遮蔽層6が設けられ、更にその外側を主保護管7が包囲
するように配置されている。この主保護管7の両端には
端部保護管8が配置され、主保護管7と端部保護管8と
の間に絶縁筒9が挿入されている。
【0003】上記内部電極4は、導体接続管3の周囲の
電界を整えるために設けられ、絶縁補強体5はエポキシ
樹脂等から構成される。主保護管7と端部保護管8とは
何れも銅等の金属から構成され、この例では相互に接続
されるケーブルの金属シース間を電気的に絶縁するため
に、これらの主保護管7及び端部保護管8の間にエポキ
シ樹脂等からなる絶縁筒9を挿入するようにしている。
【0004】なお、絶縁補強体5とケーブルの絶縁体1
との間には、この間の電気的保護のためにストレスコー
ンが挿入されている。このストレスコーンは、絶縁部1
1及び半導電部12から構成される。押し金具13は、
このストレスコーンを絶縁補強体5に一定の圧力で押し
付けるために設けられている。この押し金具13は、フ
ランジ14を絶縁筒9に固定された支持ボルト16に嵌
め込むことによって支持されている。支持ボルト16の
先端部分にはワッシャ15が嵌め込まれ、ワッシャ15
とフランジ14の間にはピン17に案内されるようにス
プリング18が嵌め込まれている。フランジ14は、支
持ボルト16に対し左右にスライドできるように支持さ
れており、スプリング18の力によって押し金具13に
図の左側方向へ向かう力を加えている。上記のような構
成のケーブル接続箱は、その主要部分が工場において製
造され組み立てられるため、現場における接続作業が大
幅に簡略化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なケーブル接続部は、接続されるケーブル相互間の金属
シースを絶縁する場合に、図4に示したような絶縁筒9
を挿入するため、このような絶縁を施さない接続部に比
べて絶縁筒9の幅、即ち図4中に示した長さL1だけケ
ーブルの接続余長が長くなるという問題があった。ま
た、主保護管7の端部とストレスコーンの半導電部12
との間の絶縁を保つために、図4に示した長さL2の絶
縁距離を設ける必要があった。このために、上記L1だ
けでなくL2の長さも加えた接続余長をケーブル端部に
設けなければならないという問題があった。本発明は以
上の点に着目してなされたもので、この種のケーブルの
余長を十分短くし、接続部の寸法等の縮小化を図ったケ
ーブル接続部を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーブルの導
体接続部及びその近傍のケーブル絶縁層を包囲する絶縁
補強体と、該絶縁補強体を覆う主保護管と、該主保護管
と端部側の保護管を相互に絶縁して接続する絶縁筒とを
備えるケーブル接続部において、半導電部を有し、絶縁
補強体の端部とケーブル絶縁層との間に押圧されて嵌入
されるストレスコーンと、絶縁補強体の端部に縮径して
形成された小径部とを含み、該小径部上に絶縁筒が配設
されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】この接続部では、絶縁補強体の端部に小径部を
有し、その上に絶縁筒が配置される。主保護管と端部保
護管は、この絶縁筒により長手方向に電気的に縁切りさ
れる。従って、絶縁筒の幅寸法分だけ接続部の長さを小
さくでき、又、ストレスコーンの半導電部が主保護管の
近傍に位置してもこれらの間の絶縁をこれらの間に位置
する上記小径部により充分に確保することができ、従っ
て、更に接続部の長さ寸法を小さくできる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本発明のケーブル接続部実施例を示す主
要部縦断面図である。図の接続部は、ケーブルの絶縁体
1を剥離して導体2を露出させ、図示しない左側のケー
ブルの導体と導体接続管3を用いて直線接続したもので
ある。この導体接続管3の外周には、内部電極4が配置
されている。また、ケーブルの絶縁体1の外周には接続
部における絶縁補強のため、絶縁部11と半導電部12
を備えたストレスコーンが嵌め込まれている。これらの
構成は、既に図4を用いて説明した従来の接続部と同様
である。
【0009】ここで、本発明のケーブル接続部において
は、接続部を包囲する絶縁補強体21が、その両端にお
いて外周面を縮径した縮径部(小径部)21−1を有し
ている。即ち、従来の絶縁補強体の両端部を図に示すよ
うに一部削り取ったような構成とされている。この絶縁
補強体21の外周面には遮蔽層6が配置されている。な
お、この遮蔽層6は、両端部が、絶縁補強体21の縮径
部21−1の近くで終端している。その端部における電
界を整えるために、高誘電率層22が設けられている。
絶縁補強体21は従来同様エポキシ樹脂等から構成さ
れ、遮蔽層6は半導電テープや金属テープ等から構成さ
れ、高誘電率層22としては、従来よりケーブル接続部
その他に広く使用されている高誘電率テープを巻き付け
たものから構成される。
【0010】また、このケーブル接続部全体を包囲する
主保護管23は、図に示すように絶縁補強体21よりや
や短い長さに設定されている。そして、絶縁補強体21
の端部外周には絶縁筒25が配置されている。この絶縁
筒25が主保護管23の端部に固定されるようになって
いる。一方、絶縁筒25の右側にはワッシャ状の固定リ
ング26を介して端部保護管24が固定されている。こ
の固定リング26は、端部保護管24を固定し、更に絶
縁筒25と絶縁補強体21とを相互に固定する役割を果
たす。また、固定リング26には支持ボルト16がその
一端を固定されており、この支持ボルト16にフランジ
27が嵌め込まれ、スプリング18によって押し金具2
8を押し、ストレスコーンに所定の圧力を与える構成と
なっている。その他のワッシャ15やピン17等の構成
は従来のものと同様である。
【0011】以上の構成の本発明のケーブル接続部は、
絶縁補強体21の端部外周に絶縁筒25を配置するた
め、このケーブル接続部において相互に接続されるケー
ブルの金属シース間を絶縁するために接続部のケーブル
余長を長くする必要がない。即ち、絶縁筒25を絶縁補
強体21の縮径部21−1の外囲に配置することによっ
て、接続部を短く設定できる。なお、このように絶縁補
強体21の両端部を縮径した場合の電気的な特性につい
て、それぞれ従来構造と本発明の構造の比較を行った。
【0012】図2及び図3は、それぞれ本発明の絶縁補
強体を使用した接続部と従来の絶縁補強体を使用した接
続部の断面から見た等電位面を表したものである。図2
及び図3を比べて分かるように、この接続部における等
電位面31と32は何れもほぼ同様の分布を示し、スト
レスコーンの絶縁部11に加わる電界の向きや強さ等に
ついても大きな差は見られない。即ち、本発明のように
絶縁補強体21の端部外周面を縮径したとしても接続部
の絶縁特性が低下することがない。従って、この部分に
図1に示したように絶縁筒25を配置することによっ
て、従来同様の特性を維持したまま接続部の寸法を縮小
することができる。
【0013】また、図1を見て明らかなように、主保護
管23とストレスコーンの半導電部12とは絶縁筒25
や絶縁補強体21によって十分引き離されているため、
ストレスコーンを絶縁筒21の端部に配置しても電気的
な問題はない。即ち、図4に示すような絶縁距離L2を
取る必要がない。従って、これによっても接続部におけ
るケーブルの接続余長をより短縮することができる。な
お、このような構成にした場合、絶縁補強体21の外周
に配置する遮蔽層6の端部は絶縁補強体21の端部まで
延長することができない。即ち、遮蔽層6はその両端を
図に示すように絶縁補強体21の縮径部21−1の手前
で終端させる必要がある。このような遮蔽層6の電気的
な保護を行い、電界集中を緩和するために、その外周を
高誘電率層22で包囲している。以上によってケーブル
の金属シース間を絶縁した構成のケーブル接続部をプレ
ハブ接続工法を用いて十分小型に製造することが可能に
なる。
【0014】本発明は以上の実施例に限定されない。本
発明のケーブル接続部は、ケーブルの直線接続だけでな
く分岐接続部やその他機器との間の接続等にも応用する
ことが可能である。また、主保護管や端部保護管の構造
等は接続部の全体構成に従って自由に変更して差し支え
ない。
【0015】
【発明の効果】以上説明した本発明のケーブル接続部
は、ケーブルの導体接続部を包囲する絶縁補強体の端部
に縮径された小径部を有し、その外周にケーブル接続部
を保護する保護管を長手方向に電気的に縁切りする絶縁
筒を配置するようにしたので、ケーブルの接続部が絶縁
筒の挿入によって長くなることがない。また、ストレス
コーンも絶縁補強体の端部に十分近付けて配置すること
ができる。これらによって、ケーブル接続部におけるケ
ーブルの接続余長を十分に短くし、接続部の小型化を図
ることができる。尚、絶縁補強体外周面に設けた遮蔽層
を高誘電率層により包囲して保護するようにすると、
れらの部分における電気的なストレスも緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル接続部実施例を示す主要部縦
断面図である。
【図2】本発明のケーブル接続部の主要部における等電
位面説明図である。
【図3】従来のケーブル接続部主要部における等電位面
説明図である。
【図4】従来のケーブル接続部一例を示す主要部縦断面
図である。
【符号の説明】
1 絶縁体 2 導体 3 導体接続管 4 内部電極 6 遮蔽層 21 絶縁補強体 21−1 縮径部 22 高誘電率層 23 主保護管 24 端部保護管 25 絶縁筒

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの導体接続部及びその近傍のケ
    ーブル絶縁層を包囲する絶縁補強体と、該絶縁補強体を
    覆う主保護管と、該主保護管と端部側の保護管を相互に
    絶縁して接続する絶縁筒とを備えるケーブル接続部にお
    いて、 半導電部を有し、前記絶縁補強体の端部と前記ケーブル
    絶縁層との間に押圧されて嵌入されるストレスコーン
    と、 前記絶縁補強体の端部に縮径して形成された小径部とを
    含み、 該小径部上に前記絶縁筒が配設されていることを特徴と
    するケーブル接続部。
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