JPH0833181A - ケーブル接続部 - Google Patents

ケーブル接続部

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Publication number
JPH0833181A
JPH0833181A JP6185282A JP18528294A JPH0833181A JP H0833181 A JPH0833181 A JP H0833181A JP 6185282 A JP6185282 A JP 6185282A JP 18528294 A JP18528294 A JP 18528294A JP H0833181 A JPH0833181 A JP H0833181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
cable
insulator
sleeve cover
conductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6185282A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunetami Kihara
恒民 木原
Hiromasa Sato
浩正 佐藤
Nobuyuki Sema
信幸 瀬間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP6185282A priority Critical patent/JPH0833181A/ja
Publication of JPH0833181A publication Critical patent/JPH0833181A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高誘電率チューブを用いたプレハブ接続工法
をより高電圧の接続部保護に採用する。 【構成】 従来使用していた高誘電率熱収縮チューブ1
1と絶縁性熱収縮チューブ12,13の積層体をケーブ
ルの導体接続部に被せる場合に、その間に遮蔽用スペー
サ16と絶縁補強スペーサ17とを挿入する。遮蔽用ス
ペーサ16はスリーブカバー6を介してケーブル1の導
体4に電気接続され、絶縁体3の端部3Aの間に生じた
空隙を完全に包囲する。従って、この部分でコロナ放電
を生じさせない。また、遮蔽用スペーサ16と絶縁補強
スペーサ17によって高誘電率熱収縮チューブ11に集
中的に加わる電界を緩和し、全体として十分な絶縁補強
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルの導体接続部
を高誘電率熱収縮チューブを用いて包囲し、電界緩和を
図る方式のケーブル接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】CVケーブル等の接続部を簡単確実に絶
縁補強するためのプレハブ工法には各種のものが紹介さ
れている。図2に、このようなプレハブ工法を採用した
ケーブル接続部縦断面図を示す。図のケーブル1は図示
しないシースを剥離し、遮蔽層2と絶縁体3とを順に段
剥し、導体4を所定長露出させている。遮蔽層2は半導
電ポリエチレン等から構成され、絶縁体3は架橋ポリエ
チレンから成る。左右一対のケーブルは、その導体4の
端面を突き合わせ、接続スリーブ5によって圧縮接続さ
れている。この部分の電界緩和を図るために、まず接続
スリーブ5を取り囲み、絶縁体3の端部3Aの間に挟ま
れた円筒状の空隙をスリーブカバー6により覆う。この
スリーブカバー6は半導電ゴム等から構成される。スリ
ーブカバー6の外径は、丁度左右に位置する絶縁体3の
外径とほぼ等しくなるようにされる。
【0003】その後、図に示すように、3層構造の熱収
縮チューブが被せられ、この部分の絶縁補強が行われ
る。このチューブは、まず導体の接続部と絶縁体3及び
遮蔽層2の端部2Aを完全に包囲する高誘電率熱収縮チ
ューブ11と、その外側を包囲する絶縁性熱収縮チュー
ブ12,13と外部導体層14から構成される。絶縁性
熱収縮チューブ12,13は、いずれも架橋ポリエチレ
ン等から構成され、高誘電率熱収縮チューブ11は、こ
の架橋ポリエチレンよりも十分誘電率の高い絶縁材料か
ら構成される。上記のようなケーブル接続部では、高誘
電率熱収縮チューブ11が接続スリーブ5の外周部分の
電界を緩和し、いわゆる段絶縁の原理で絶縁保護を図
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のケーブル接続部には次のような解決すべき課題
があった。上記のような構成の接続部では、スリーブカ
バー6の両端、即ち絶縁体3の端部3Aに近い部分に最
も電気的なストレスが集中する。従って、より高い電圧
で使用し、更にそのような電圧を連続的に加えた場合
に、高誘電率熱収縮チューブ11が発熱することがあ
る。従って、このような使用により高誘電率熱収縮チュ
ーブ11が熱劣化し、絶縁破壊を生じるおそれがある。
【0005】また、電気的ストレスの集中するスリーブ
カバー6の両端部分では、ケーブルの長手方向に向かう
電界も高くなり、この部分の絶縁破壊強度が接続部全体
の特性に影響する。更に、スリーブカバー6で接続スリ
ーブ5の外周部分に生じた筒状の空隙を完全に満たすの
は容易でない。従って、スリーブカバー6とケーブルの
絶縁体3の端部3Aとの間に生じた空隙にコロナ放電を
発生し、絶縁劣化を生じさせるおそれがある。
【0006】従って、上記のような構成のケーブル接続
部は、これまでより1クラス上の高電圧ケーブルに採用
しようとした場合に、電気特性以上の問題がある。本発
明は以上の点を解決するためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル接続部
は、一対のケーブルの絶縁体端部から、所定長露出した
導体を相互に接続する接続スリーブと、この接続スリー
ブを取り囲み、かつ、前記一対の絶縁体の端部間に挟ま
れた円筒状の空隙を満たす導電性のスリーブカバーと、
前記スリーブカバーとともに、その両側に位置する前記
一対の絶縁体端部外周を覆う導電性の遮蔽用スペーサ
と、この遮蔽用スペーサに密着して遮蔽用スペーサの全
周を包囲する絶縁補強スペーサと、前記ケーブルの各絶
縁体外周に形成された遮蔽層の端部を含めて前記絶縁補
強スペーサ外周を包囲するように順に配置された高誘電
率熱収縮チューブと、絶縁性熱収縮チューブと、外部導
電層とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】このケーブル接続部は、従来使用していた高誘
電率熱収縮チューブと絶縁性熱収縮チューブの積層体を
ケーブルの導体接続部に被せる場合に、その間に遮蔽用
スペーサと絶縁補強スペーサとを挿入する。遮蔽用スペ
ーサはスリーブカバーを介してケーブルの導体に電気接
続され、絶縁体の端部の間に生じた空隙を完全に包囲す
る。従って、この部分でコロナ放電を生じさせない。ま
た、遮蔽用スペーサと絶縁補強スペーサによって高誘電
率熱収縮チューブに集中的に加わる電界を緩和し、全体
として十分な絶縁補強ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明のケーブル接続部実施例を示す
縦断面図である。図のケーブル1は図示しないシース等
を剥離し、遮蔽層2と絶縁体3を順に段剥して導体4を
所定長露出させている。このケーブルは、例えばCVケ
ーブルから構成される。なお、この図において、図2に
示したケーブル接続部と同一の部分は同一の符号を付し
ている。
【0010】図に示す導体4は、図2を用いて説明した
接続部と同様に、接続スリーブ5により圧縮接続されて
いる。そして、接続スリーブ5の外周を取り囲み、絶縁
体3の端部3Aに挟まれた円筒状の空隙は、スリーブカ
バー6により満たされている。このスリーブカバーも従
来のものと同様、半導電ゴム等によって構成される。
【0011】ここで、本発明のケーブル接続部では、こ
のような導体接続部の外周に高誘電率熱収縮チューブ1
1を含むチューブを被す前に、遮蔽用スペーサ16と絶
縁補強スペーサ17から構成されたスペーサを配置す
る。遮蔽用スペーサ16はスリーブカバー6とその両側
に位置する絶縁体3の端部3Aとを覆うように配置され
ている。この遮蔽用スペーサ16は、半導電性のゴムあ
るいは導電性の金属、その他の導電性材料から構成され
る。これは導体4とその部分の電位をほぼ等しくさせる
ためのものである。
【0012】遮蔽用スペーサ16の外周は絶縁補強スペ
ーサ17により包囲される。この絶縁補強スペーサ17
は遮蔽用スペーサ16に密着してその全周を完全に包囲
するように形成される。この絶縁補強スペーサ17は、
エポキシ樹脂や絶縁性のゴム等によって構成される。こ
れらのスペーサ16,17は熱収縮性のチューブから構
成されてもよいし、ゴム弾性によってスリーブカバー6
に密着し、図1に示したような断面を形成するチューブ
状のものであってもよい。いずれの場合でも遮蔽用スペ
ーサ16と絶縁補強スペーサ17とはそれ自身の収縮力
によってスリーブカバー6に密着し、導体4と遮蔽用ス
ペーサ16との間の電気的な接続を確実にする構成であ
ることが好ましい。従って、例えば遮蔽用スペーサ16
が金属のチューブから構成される場合、スリーブカバー
6を半導電性のゴム等から構成し、このスリーブカバー
6が膨らむ力によって遮蔽用スペーサ16とスリーブカ
バー6との密着性を確保することが好ましい。
【0013】本発明においては、遮蔽用スペーサ16が
一対の絶縁体3の端部3Aの外周を覆うような長さに設
定される。これによって、この遮蔽用スペーサ16に包
囲された接続スリーブ5の外周の筒状の空隙は導体4と
同電位となる。従って、本発明においては、スリーブカ
バー6と遮蔽用スペーサ16や絶縁体3の端部3Aとの
間に多少のボイドが生じたとしても、ここでコロナ放電
を発生することはない。
【0014】一方、遮蔽用スペーサ16を完全に包囲
し、これと密着するように絶縁補強スペーサ17を設け
ることによって、この部分でのコロナ放電も防止でき
る。また、絶縁補強スペーサ17は、この趣旨からその
外周面を滑らかに形成し、高誘電率熱収縮チューブ11
と完全に密着できるようにすることが好ましい。高誘電
率熱収縮チューブ11、絶縁性熱収縮チューブ12,1
3及び外部導体層14を含む複合収縮チューブは、従来
のものと全く同一のものを使用する。なお、外部導体層
14は接地されている。
【0015】このような構成にすると、遮蔽用スペーサ
16が導体4と同電位になり、この遮蔽用スペーサ16
を中心に放射状にあるいはケーブル長手方向に所定の電
界が形成される。これを図2に示した従来例と比較する
と、遮蔽用スペーサ16の形状を適切に選定し、絶縁補
強スペーサ17を高誘電率熱収縮チューブ11の間に介
在させることによって、全体として電界の集中をより十
分に緩和することができる。従って、高誘電率熱収縮チ
ューブ11に局部的に大きな電界が加わることがなく、
その発熱や劣化を防止できる。
【0016】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例においては、遮蔽用スペーサ16を半導電性の
ゴムにより構成した例を説明したが、半導電性プラスチ
ックでも金属でも導電性の材料であれば採用が可能であ
る。また、少なくとも絶縁体間の互いに突き合わされた
端部3Aの間に存在する空隙を完全に囲う形状であれば
よく、その長さや外側の形状は電界緩和に適切な自由な
形状に変更して差し支えない。また、絶縁補強スペーサ
17は、絶縁ゴム、絶縁性のプラスチック、あるいは絶
縁性エポキシ樹脂等、各種の絶縁材料により構成して差
し支えない。また、遮蔽用スペーサ16と絶縁補強スペ
ーサ17は、予め一体化していてもよいし、別々にテー
プ巻き等によって形成されてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明した本発明のケーブル接続部
は、一対のケーブルの絶縁体端部から所定長露出した導
体を相互に接続する接続スリーブと、接続スリーブを取
り囲み、絶縁体の端部間に挟まれた円筒状の空隙を満た
す導電性のスリーブカバーと、このスリーブカバーとと
もに、その両側に位置する一対の絶縁体端部の外周を覆
う導電性の遮蔽用スペーサと、遮蔽用スペーサに密着し
てその全周を包囲する絶縁補強スペーサと、その外周に
形成された高誘電率熱収縮チューブを含む絶縁補強層を
備えるようにしたので、ケーブルの導体接続部外周付近
のコロナ放電を防止し、高誘電率熱収縮チューブに局部
的に大きな電界が加わるのを防止する。これによって、
ケーブル接続部の信頼性を高め、更に従来よりより高い
電圧に対し簡便な熱収縮性の複合チューブによる絶縁補
強を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル接続部実施例を示す縦断面図
である。
【図2】従来のケーブル接続部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 遮蔽層 3 絶縁体 4 導体 5 接続スリーブ 6 スリーブカバー 11 高誘電率熱収縮チューブ 12,13 絶縁性熱収縮チューブ 14 外部導体層 16 遮蔽用スペーサ 17 絶縁補強スペーサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のケーブルの絶縁体端部から、所定
    長露出した導体を相互に接続する接続スリーブと、 この接続スリーブを取り囲み、かつ、前記一対の絶縁体
    の端部間に挟まれた円筒状の空隙を満たす導電性のスリ
    ーブカバーと、 前記スリーブカバーとともに、その両側に位置する前記
    一対の絶縁体端部外周を覆う導電性の遮蔽用スペーサ
    と、 この遮蔽用スペーサに密着して遮蔽用スペーサの全周を
    包囲する絶縁補強スペーサと、 前記ケーブルの各絶縁体外周に形成された遮蔽層の端部
    を含めて前記絶縁補強スペーサ外周を包囲するように順
    に配置された高誘電率熱収縮チューブと、絶縁性熱収縮
    チューブと、外部導電層とを備えたことを特徴とするケ
    ーブル接続部。
JP6185282A 1994-07-14 1994-07-14 ケーブル接続部 Pending JPH0833181A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6185282A JPH0833181A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 ケーブル接続部

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JP6185282A JPH0833181A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 ケーブル接続部

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JPH0833181A true JPH0833181A (ja) 1996-02-02

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ID=16168116

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JP6185282A Pending JPH0833181A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 ケーブル接続部

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JP (1) JPH0833181A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101064151B1 (ko) * 2003-04-18 2011-09-15 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 상온 수축형 고무 유닛
JP2018107986A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 日本電設工業株式会社 通線工具

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KR101064151B1 (ko) * 2003-04-18 2011-09-15 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 상온 수축형 고무 유닛
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