JP3280498B2 - ケーブル接続部 - Google Patents

ケーブル接続部

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JP3280498B2
JP3280498B2 JP30870193A JP30870193A JP3280498B2 JP 3280498 B2 JP3280498 B2 JP 3280498B2 JP 30870193 A JP30870193 A JP 30870193A JP 30870193 A JP30870193 A JP 30870193A JP 3280498 B2 JP3280498 B2 JP 3280498B2
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JP
Japan
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insulator
cable
stress cone
stopper
compression sleeve
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JP30870193A
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恒民 木原
浩正 佐藤
浩一 北島
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CVケーブルのプレハ
ブ型直線接続箱等に採用されるケーブル接続部に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ケーブル接続工事には、高い品質を保つ
ための信頼性と、できるだけ短期間に完成させてケーブ
ルを使用するシステム全体の工期を短縮するような迅速
性が要求される。このために、CVケーブルの接続作業
においては、従来予めケーブル接続部各部を工場で組立
て、現場では簡単な取付け作業のみで工事が完成するプ
レハブジョイント工法が採用されていた。
【0003】図2に、このようなプレハブジョイント工
法を採用した従来のケーブル接続部主要部縦断面図を示
す。図において、ケーブル1は絶縁体2を所定長剥離
し、導体3を露出させている。この導体3は相手方のケ
ーブル導体3と圧縮スリーブ4によって接続される。こ
のような接続部は絶縁補強のために内部遮蔽金具5によ
って包囲され、更にその外側に絶縁体ユニット6を配置
するようにしている。なお、この明細書では内部遮蔽金
具5と絶縁体ユニット6とから成る接続部補強のための
構造体を接続部保護体7と呼んでいる。
【0004】また、ケーブルの絶縁体2にはストレスコ
ーン8が嵌め込まれ、これは押し金具9と図示しないス
プリングユニット等によって絶縁体ユニット6に押し付
けられ、ストレスコーン8と絶縁体ユニット6との間、
あるいはストレスコーン8と絶縁体2の間で一定以上の
絶縁特性が得られるよう構成されている。なお、内部遮
蔽金具5はこのような導体3及びこれらを接続する圧縮
スリーブ4を確実に包囲し、その近傍電界を整える役割
を果たす。従って、このケーブル導体3の接続位置に対
し正確に位置決めされる必要がある。
【0005】この目的のために、従来圧縮スリーブ4の
外周にはその中央部分にその部分より外径の大きい引き
留め部4Aが設けられていた。これを円A内を拡大した
図に示す。この引き留め部4Aの外径は、ほぼ内部遮蔽
金具5の内径と等しくなるように選定され、両者の間を
固定する適当なクランパ11が挟み込まれ、位置決めが
されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2に示し
たストレスコーン8は、ケーブルの絶縁体2と接続部保
護体7の絶縁体ユニット6とに一定の圧力で押し付けら
れ、接続部の電気的な保護を図る。この圧力は界面に沿
う絶縁破壊を防止するために、いずれの部分においても
均一であることが好ましい。
【0007】図3に、ストレスコーンを含む部分におけ
るケーブル接続部の断面図を示す。図に示す(a)はケ
ーブルの絶縁体2の外周にストレスコーン8が同心的に
嵌め込まれ、その外側に同心的に絶縁体ユニット6が配
置された状態を示す。この図のような断面に接続部が完
成した場合には、ストレスコーン8とケーブルの絶縁体
2や絶縁体ユニット6との間の面圧は均一になる。
【0008】この目的のために、図2に示す圧縮スリー
ブ4にはケーブル導体3の接続部を接続部保護体7の中
心軸上に位置決めするように一定の工夫がなされてい
る。即ち、図2の円Aの内部をその上方に拡大して示し
たように、圧縮スリーブ4の中央部分外周に引き留め部
4Aが形成されている。この引き留め部4Aの外周面は
内部遮蔽金具5の内周面にほぼ密着するように構成され
ている。これによって、内部遮蔽金具5と共に接続部保
護体7の中心軸とケーブル導体3の中心軸との位置が一
致させられる。
【0009】しかしながら、圧縮スリーブ4の圧縮加工
の際、その中心がややずれたりしたような場合には、図
3(b)に示したように、絶縁体ユニット6の遮蔽金具
に対しケーブルの絶縁体2の位置が偏心することがあ
る。このような場合には、ストレスコーンを構成するゴ
ム等が柔らかいためより強く圧縮された部分に高い面圧
が加わり、その反対側の面圧は設計値より低くなってし
まう。これによって、面圧の低い部分での絶縁破壊等が
発生し易くなるおそれがあり、極めて慎重な組立や施工
作業を必要としていた。
【0010】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、ケーブル導体を圧縮スリーブにて圧縮接続しても遮
蔽金具に対しケーブル絶縁体を同心的に保持することが
できる構造のケーブル接続部を提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、各ケーブル端
末の絶縁体から突出するケーブル導体を相互に圧縮接続
する圧縮スリーブと、圧縮スリーブが配される円筒状の
遮蔽金具を有する絶縁体ユニットと、絶縁体に装着され
て絶縁体ユニット端部のテーパ状内壁面に押圧されるス
トレスコーンと、遮蔽金具とストレスコーンとの間で絶
縁体の周面に嵌合されて位置決めされ、ストレスコーン
の押圧による遮蔽金具側への接近を阻止 するストッパー
とを備えるケーブル接続部において、ストッパーに、遮
蔽金具に対して絶縁体を同心的に保持すべく遮蔽金具と
絶縁体との間に伸長する環状小径部が設けられているこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】このケーブル接続部は、ケーブルの絶縁体に嵌
め込まれて絶縁体ユニットのテーパ状内壁面に押し付け
られるストレスコーンが遮蔽金具に接近するのを制限す
るために設けられたストッパーに、ケーブル絶縁体の
心防止作用を持たせている。即ち、遮蔽金具とケーブル
絶縁体との間に伸長する環状小径部を、ストッパーに設
け、この環状小径部にて偏心を防止する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明のケーブル接続部実施例を示す
主要部縦断面図である。図は、既に図2を用いて説明し
たケーブル接続部の主要部を拡大した縦断面図で、ケー
ブル導体3は圧縮スリーブ4により圧縮接続されてお
り、絶縁体2の外周にはストレスコーン8が嵌め込まれ
ている。また、このような接続部を保護するために接続
部保護体7が設けられている。この接続部保護体7は、
内部遮蔽金具5と、その外周を取り巻くエポキシ樹脂等
による絶縁体ユニット6から構成される。圧縮スリーブ
4や絶縁体ユニット6の構成は、図2において説明した
従来のケーブル接続部と変わるところはない。
【0014】ここで、本発明のケーブル接続部には、ケ
ーブルの絶縁体2の端部外周面にポリエチレン等の絶縁
体から成るストッパー15が嵌め込まれている。このス
トッパー15は円形の大径部15Aから成り、環状の
径部15Bを有し、全体として2段構造のパイプ状体か
ら構成され、その中心にはケーブルの絶縁体2を緩く嵌
め込む程度の貫通孔が設けられている。また、大径部1
5Aの幅は、図のストレスコーン8の端面8Aと内部遮
蔽金具5の端面5Aとの間の距離よりもやや短めに選定
されている。この部分にストッパーを設けること自体は
従来も行われており、これはストレスコーン8が押圧力
によって必要以上に内部遮蔽金具5に近づかないように
するためのものである。
【0015】一方、本発明のケーブル接続部に使用され
るストッパー15はこのような役割を果たすと同時にそ
の導体接続部側に、環状小径部15Bを有し、この小径
部15Bは内部遮蔽金具5とケーブルの絶縁体2の端部
外周面との間に挟み込まれるようにケーブル長手方向に
伸長している。
【0016】このようにストッパー15に環状小径部1
5Bを設けると、次のような効果がある。図4には、
来のストッパー14と本発明による環状の小径部15B
を有するストッパー15との効果の比較図を示す。
(a)は従来のストッパー14の主要部断面を示し、絶
縁体2とストッパー14との隙間をDとした場合に、絶
縁体2に何らかの力が加わり、ケーブルが偏心した場合
の傾きをαというように示している。
【0017】(b)に示すように、本発明によるストッ
パー15とケーブルの絶縁体2との間に(a)と同一の
隙間Dが存在していたとしても、環状小径部15Bのケ
ーブル長手方向への伸長寸法を大きくすると、ケーブル
が偏心する場合の傾きβが上記αよりも十分小さくな
る。これによって、小径部15Bを長くすればケーブル
の偏心量をより小さくし、先に説明したようなストレス
コーンの面圧のバラツキを防止することができる。な
お、このような観点から、ストッパー15を導体接続部
方向だけでなく、ストレスコーン8の端面8Aの方向に
も十分延長することが好ましい。
【0018】
【発明の効果】以上説明した本発明のケーブル接続
は、ストレスコーンの移動を制限するストッパーに、遮
蔽金具とケーブル絶縁体との間に伸長する環状小径部を
設けるようにしたので、ケーブル長手方向に長いストッ
パーによってケーブルの曲がりを最小限に抑え、かつケ
ーブル絶縁体の遮蔽金具に対する偏心を防止してストレ
スコーンの面圧にばらつきが生じるのを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル接続部実施例を示す主要部縦
断面図である。
【図2】従来のケーブル接続部を示す主要部縦断面図で
ある。
【図3】ケーブルがストレスコーンの内部で同心に配置
されている場合と偏心して配置されている場合の面圧変
化を示す接続部断面図である。
【図4】本発明の効果を説明するための接続部主要部断
面図である。
【符号の説明】
2 絶縁体 3 ケーブル導体 4 圧縮スリーブ 5 内部遮蔽金具 7 接続部保護体 8 ストレスコーン 15 ストッパー 15A 大径部 15B 小径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−15626(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ケーブル端末の絶縁体から突出するケ
    ーブル導体を相互に圧縮接続する圧縮スリーブと、該圧
    縮スリーブが配される円筒状の遮蔽金具を有する絶縁体
    ユニットと、前記絶縁体に装着されて前記絶縁体ユニッ
    ト端部のテーパ状内壁面に押圧されるストレスコーン
    と、前記遮蔽金具と前記ストレスコーンとの間で前記絶
    縁体の周面に嵌合されて位置決めされ、前記ストレスコ
    ーンの押圧による前記遮蔽金具側への接近を阻止するス
    トッパーとを備えるケーブル接続部において、 前記ストッパーに、前記遮蔽金具に対して前記絶縁体を
    同心的に保持すべく該遮蔽金具と該絶縁体との間に伸長
    する環状小径部が設けられていることを特徴とするケー
    ブル接続部。
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