JP2554237Y2 - 異種ケーブル共用型終端接続部 - Google Patents

異種ケーブル共用型終端接続部

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JP2554237Y2
JP2554237Y2 JP1989016638U JP1663889U JP2554237Y2 JP 2554237 Y2 JP2554237 Y2 JP 2554237Y2 JP 1989016638 U JP1989016638 U JP 1989016638U JP 1663889 U JP1663889 U JP 1663889U JP 2554237 Y2 JP2554237 Y2 JP 2554237Y2
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conductor
cable
insulating
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rear end
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JP1989016638U
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恵一 日暮
信幸 瀬間
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、必要により、OFケーブルの終端接続部又は
CVケーブルの終端接続部として組み立てることができる
異種ケーブル共用型終端接続部に関する。
(従来の技術) 従来、ガス絶縁遮断器(GIS),トランス(TR)等の
機器にCVケーブルを接続するためのケーブル終端接続部
を組み立てる場合、機器内に充填されたガスや絶縁油を
一旦外部へ抜いてからケーブル終端接続部の組立作業を
行ない、組立作業終了後、再び機器内へガスや絶縁油を
戻すようにしていた。
しかし、近年では組立コストの低減,工期の短縮等の
要請から上記機器の底板に、あらかじめケーブル終端接
続部の構成部材のうち、エポキシ樹脂套管を取り付けて
おき、このエポキシ樹脂套管に差込み式(slip−on typ
e)でCVケーブルを接続するようにしている。この場合
には、機器内のガスや絶縁油の出し入れを不要とし、そ
のままの状態でケーブル終端接続部の組み立てが可能で
あるため、上記要請を満たすものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記のようにケーブル終端接続部の構
成部材のうち、エポキシ樹脂套管をあらかじめ機器の底
板に取り付けておくものは、CVケーブル用として開発さ
れたもので、このため、前記のエポキシ樹脂套管にOFケ
ーブルのケーブル端末を差し込み接続する場合において
は、OFケーブルの絶縁線心に巻き上げて形成した絶縁紙
がずれる恐れがあり、また終端接続部内に絶縁油を充填
しなければならない等の関係から、そのままの構成で
は、OFケーブルのケーブル終端接続部を組み立てること
ができないという難点があった。従って、OFケーブルの
終端接続部を形成する場合においては、従来と同様に、
機器内部からのガスや絶縁油の出し入れ作業を必要と
し、このため作業が煩雑で不便である上、組立コストが
高くなり、工期の短縮等の要請にも応えられないという
解決すべき課題があった。
本考案は、上記のような課題を解決するためになされ
たもので、機器からのガスや絶縁油の出し入れ作業を不
要とし、迅速な組立作業が可能で、しかもCVケーブル及
びOFケーブルに共通して使用できる異種ケーブル共用型
終端接続部を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の異種ケーブル共用型終端接続部は、頂部中心
部に導体引出棒を有し、下方部内周にプレモールドスト
レスコーンを受容しうるケーブル端末受容口を備える絶
縁套管が、機器底板に取り付けられており、前記絶縁套
管のケーブル端末受容口には、それ自身の中心部に線状
の導体部を有する絶縁ユニットが嵌め込まれると共に、
前記導体部の先端部が、前記導体引出棒の後端部に差し
込み接続され、前記導体部の後端部に、OFケーブルの導
体が接続され、この導体接続部の外周に絶縁補強部が設
けられていることを特徴としている。
(作用) 本考案の異種ケーブル共用型終端接続部においては、
予め、頂部中心部に導体引出棒を有し、下方部内周にプ
レモールドストレスコーンを受容しうるケーブル端末受
容口を備える絶縁套管が、機器底板に気密に取り付けら
れており、この絶縁套管には、絶縁ユニットが嵌め込ま
れると共に、絶縁ユニットを構成する導体部の先端部
が、導体引出棒の後端部に差し込み接続され、前記導体
部の後端部に、OFケーブルの導体が接続されているの
で、機器内からガスや絶縁油の出し入れをすることなく
OFケーブルの終端接続部を組み立てることができ、ま
た、上記絶縁套管を流用して差し込み式のCVケーブル終
端接続部を組み立てることができることから、OFケーブ
ルをCVケーブルに引き替えても、機器側の構造を代える
ことなくCVケーブルの取り付けを可能としている。
(実施例) 以下に、本考案の実施例を図を参照して説明する。
第1図は、本考案に係る異種ケーブル共用型終端接続
部の縦断面図である。同図において、1は差込み式OFケ
ーブル用終端接続部の全体を示す。3はエポキシ樹脂套
管等から成る絶縁套管を示しており、この絶縁套管3の
頂部中心部には、導体引出棒6が配設されており、ま
た、下方部内周には、後述するCVケーブルの端末(第2
図参照)に装着されたプレモールドストレスコーン18を
受け入れることのできる、すなわち、プレモールドスト
レスコーン18のテーパと一致するテーパが施された外周
面を備えたケーブル端末受容口3aが形成されている。な
お、前記導体引出棒6の先端部6aは、絶縁套管3の外部
に突出されており、また、導体引出棒6の後端部中心に
はテーパ孔7が形成されている。しかして、かかる絶縁
套管3は、予め、GIS,TR等を収容する機器の機器底板2
の挿通孔に、絶縁套管3の頂部を機器内に向けて装着さ
れ、機器底板2に対して金具4を介してボルト5により
気密に取り付けられている。なお、この金具4は、OFケ
ーブル用としては特に機能しないが、後述するCVケーブ
ル用終端接続部の組立として流用する場合に電界緩和用
として必要となる。
9はエポキシ樹脂ユニット等から成る絶縁ユニットを
示しており、この絶縁ユニット9は、例えば、後端部に
導体挿入孔13を有する銅の丸棒等から成る線状の導体部
10と、この導体部10の上下端部を除いて被覆されたエポ
キシ被覆体12と、後述する導体引出棒6と導体部10との
導体接続を完了させた後に、エポキシ被覆体12の外周に
嵌挿されるエポキシ製のベルマウス16とで構成されてい
る。なお、15はエポキシ被覆体12の外周に油浸クラフト
紙等の絶縁紙を巻回して形成された絶縁層を示してい
る。
導体引出棒6と導体部10との導体接続は次のようにし
て差し込み接続される。すなわち、先ず、絶縁ユニット
9の先端部の導体部10に被せられた筒状のくさび8を、
導体引出棒6の後端部中心に形成したテーパ孔7に挿入
し、次に、このくさび8を、導体引出棒6の後端部に螺
着した押圧部材11を回動することによりテーパ孔7の前
方に押圧する。これにより、くさび8は、次第に縮径す
るテーパ孔7のテーパ形状により半径方向への力を受
け、絶縁ユニット9の導体部10を強く狭着するととも
に、導体引出棒6のテーパ孔7の内壁に押し付けられる
ため、導体引出棒6と絶縁ユニット9とが一体的に強固
に連結される。なお、くさび8は、導体引出棒6のテー
パ孔7のテーパと一致するテーパが施された外周面を有
し、かつ、その全周に亘って多数のスリットを設けた構
成とされており、かかる構成のくさび8は、実公昭第51
−32931号公報参照に記載されており、既知のものであ
る。
しかして、導体引出棒6と導体部10とを接続した後
に、ケーブル端末受容口3aにエポキシ製のベルマウス16
を嵌挿し、次いで、絶縁ユニット9の下方部に露出され
ている導体部10の後端部の導体挿入孔13に、OFケーブル
14の導体14aを挿入して、圧縮接続する。
絶縁ユニット9及びOFケーブル14上には、ベルマウス
16の後端部外径に合わせて絶縁紙を巻上げた絶縁補強部
17が形成されている。尚、この絶縁補強部17は、機器底
板2の下面に順に連続固定された金属製のアダプタ22,
絶縁筒21,ケーブル保護金具30とパッキング31により包
囲され保護されている。ケーブル保護金具30の外側面に
張り出したリブ30aは、接地線を取り付けるためのもの
である。
以上のような構成の差込み式OFケーブル用終端接続部
は、機器底板2の下方部位置においてすべての部品を組
み立てることができることから、機器内のガスや絶縁油
の出し入れ作業を不要として、その組立時間が大幅に短
縮される。
また、第2図に示す差込み式CVケーブル用終端接続部
20を組み立てる場合には、あらかじめ取り付けられた前
記の絶縁套管3を直ちに流用することができる利点があ
る。
なお、第2図において、18はゴム等から成るプレモー
ルドストレスコーンを示しており、そのコーン状導体部
17aは、絶縁套管3を機器底板2に取り付ける金具4と
共に近傍電界を緩和する作用を果たす。CVケーブル29
は、その絶縁体29a端部から導体29bを露出させ、その導
体が直接導体引出棒6の後端部に挿入されて固定されて
いる。なお、導体29b基部には、この接続部の気密性を
確保するため、導体29b基部を覆うようにいわゆるセミ
ストップ状のシール部材19が設けられている。また、同
図において、21はアダプタ22を介して取付けられた絶縁
筒、23は金具24を介してプレモールドストレスコーン18
を押圧する押しパイプ、26はコイルスプリング25により
押圧される押し金具、27は座金28を固定するロッド、29
はCVケーブル、30はケーブル保護金具である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、あらかじめ機
器底板に絶縁套管が固定されているので、機器内のガス
や絶縁油を充填したままで、くさび部材等を用いてOFケ
ーブル若しくはCVケーブルの終端接続部を組み立てるこ
とができ、その組立時間が大幅に短縮される。また、絶
縁套管に電界緩和用金具が埋設されているので、電気的
に安定したCVケーブル用終端接続部の組立が可能である
などの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る差込み式OFケーブル用終端接続部
の縦断面図、第2図は差込み式CVケーブル用終端接続部
の縦断面図である。 1……差込み式OFケーブル用終端接続部 2……機器底板 3……絶縁套管 6……導体引出棒 8……くさび 9……絶縁ユニット 10……導体部 14……OFケーブル 17……絶縁補強部 20……CVケーブル用終端接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−244215(JP,A) 実開 昭54−32795(JP,U) 実開 昭58−28531(JP,U) 実開 昭62−11325(JP,U) 特公 昭53−19791(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂部中心部に導体引出棒を有し、下方部内
    周にプレモールドストレスコーンを受容しうるケーブル
    端末受容口を備える絶縁套管が、機器底板に取り付けら
    れており、前記絶縁套管のケーブル端末受容口には、そ
    れ自身の中心部に線状の導体部を有する絶縁ユニットが
    嵌め込まれると共に、前記導体部の先端部が、前記導体
    引出棒の後端部に差し込み接続され、前記導体部の後端
    部に、OFケーブルの導体が接続され、この導体接続部の
    外周に絶縁補強部が設けられていることを特徴とする異
    種ケーブル共用型終端接続部。
JP1989016638U 1989-02-15 1989-02-15 異種ケーブル共用型終端接続部 Expired - Lifetime JP2554237Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5432795U (ja) * 1977-08-10 1979-03-03
JPS5828531U (ja) * 1981-08-14 1983-02-24 昭和電線電纜株式会社 Ofケ−ブル油止接続部

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