JPH0811023Y2 - 気中終端部 - Google Patents

気中終端部

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JPH0811023Y2
JPH0811023Y2 JP9917489U JP9917489U JPH0811023Y2 JP H0811023 Y2 JPH0811023 Y2 JP H0811023Y2 JP 9917489 U JP9917489 U JP 9917489U JP 9917489 U JP9917489 U JP 9917489U JP H0811023 Y2 JPH0811023 Y2 JP H0811023Y2
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JP
Japan
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bushing
cable
rod
conductor
type
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JP9917489U
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JPH0340831U (ja
Inventor
信幸 瀬間
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、機器への課電試験用リード線等に採用され
る気中終端部に関する。
(従来の技術) 高圧電気機器への課電用やケーブルの電気特性試験等
の際に、リード線の接続用に使用される気中終端部は、
一般に、着脱自由なスリップオン式ケーブルヘッドが使
用される。気中終端部を用いたスリップオン式ケーブル
ヘッドは、ケーブルの仕様を変えることが容易で、何回
も着脱可能である等の利点を有している。
一般に、この種のケーブルヘッドとしては、碍子タイ
プとエポキシタイプとが知られている。
第3図に、碍子タイプの気中終端部を示す。
図において、ケーブル端末1は、気中終端用碍管5の
内部において立ち上げられて終端している。ケーブル端
末1の端末処理部2には、ゴムモールドストレスコーン
21が取付けられ、ケーブル絶縁体15の端末において、ケ
ーブル導体上に圧着された端子31は、チューリップコン
タクト32及び端子33を介して、導体引出し棒34に電気接
続されている。
チューリップコンタクト32の外周は、遮蔽金具35によ
り覆われており、又、導体引出し棒34と遮蔽金具35との
間は、、Oリング36によりシールされている。また、碍
管5中には、絶縁油8が満たされており、上部に引出さ
れた導体引出し棒34の上端周辺部は、シールドリング9
により電気的に保護されている。また、遮蔽金具35を含
むケーブル導体と導体引出し棒34との接続部分は、エポ
キシ座30により外周を覆われ、電気的,機械的に保護さ
れている。
次に、第4図に、エポキシタイプの気中終端部を示
す。
ここでも、ケーブル端末1は、その端末処理部2にゴ
ムモールドストレスコーン21を配置し、ケーブル導体先
端に圧着された端子31に、チューリップコンタクト32を
介して導棒40が電気接続されている。この導棒40を含む
ケーブル終端部全体は、エポキシ樹脂41によりモールド
されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、第3図に示したような碍子タイプの気中終
端部は、十分な耐電圧特性を有しているが、エポキシ座
30にチューリップコンタクト32を取付ける金具や遮蔽金
具35等を埋込まなければならず、製造コストが高くなる
難点がある。また、ストレスコーン21がエポキシ座30中
にあるため、碍子5中の絶縁油8等の絶縁流体がエポキ
シ座30内に侵入しないよう、Oリング36を用いてシール
をするといった複雑な構成となる。このため、信頼性の
面で、必ずしも好ましい構成とはいえない。
一方、第4図に示したエポキシタイプは、絶縁油等の
絶縁流体を使用することがなく、その構成は碍子タイプ
よりもやや簡単である。しかしながら、沿面距離を十分
にとるためにブッシング自体が長尺となり、それでも碍
子タイプのものと比べて印加できる電圧が低いという問
題がある。また、エポキシ樹脂41のモールド加工のため
に大きな金型を使用しなければならず、製作コスト面で
不利になるという問題があった。
更に、何れのタイプにおいても、第5図に示すよう
に、ケーブル端末1を床面43から垂直に立ち上げ、その
端末処理部2を、台座40の上に碍子41を介して載置した
基板42に固定し、その上に、例えば碍管5等を載置する
といった構成をとる。従って、気中終端部全体の地上高
が比較的高くなるという問題もあった。
本考案は以上の点に着目してなされたもので、T型ブ
ッシングを用いて碍管タイプの終端構造を簡素化した気
中終端部を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の気中終端部は、ケーブル端末を受入れるT型
ブッシングと、このT型ブッシングの基部及びその軸部
に配置された導棒を受入れる気中終端用碍管と、前記導
棒に電気接続されて前記碍管の頂部に引出された導体引
出し棒と、前記碍管中の前記導棒と前記導体引出し棒と
を取囲む空間を満たす絶縁流体とから成ることを特徴と
するものである。
(作用) 以上の気中終端部は、T型ブッシングを碍管に装着
し、その導棒と導体引出し棒とを電気接続して構成され
る。従って、絶縁流体侵入防止のためのOリング等を必
要とせず、又、構成上は従来の碍管タイプと同様であ
り、高電圧に耐える。また、T型ブッシングは、従来の
エポキシタイプの終端部に比べ十分小型であり、そのモ
ールド加工も容易である。更に、その構成上、地上高を
低くできる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図を用いて詳細に説明する。
第1図は、本考案の気中終端部の実施例を示す一部切
欠縦断面図である。
図の気中終端部は、ケーブル端末1を受入れるT型ブ
ッシング3と、このT型ブッシング3の基部及びその軸
部に配置された導棒4を受入れる気中終端用碍管5を備
えている。この碍管5の内部には、T型ブッシング3の
一部が挿入されており、その導棒4と導体引出し棒6と
が、ねじ込み6a等によって電気的,機械的に接続されて
いる。
また、導体引出し棒6と導棒4の外周面を保護するた
めに、保護被覆7が施されている。この保護被覆7は、
半導電テープ等から成る。碍管5の内部には、絶縁油等
の絶縁流体8が充填されている。また、導体引出し棒6
の上端は、碍管5から突出しており、その近傍はシール
ドリング9により電気的に保護されている。
尚、T型ブッシング3の一方にケーブル端末1が受入
れられており、他方は盲線11により封止されている。
第2図に、このようなT型ブッシング3の内部構造を
示す縦断面図を図示した。
このT型ブッシング3は、その軸部から基部に向けて
導棒4が埋込まれている。そして、ケーブル端末1はそ
のシースが剥離され、遮蔽テープ12及び半導電層13が露
出している。また、その半導電層13の端部から絶縁体15
の外周に向けて所定長半導電テープ14が巻回されてい
る。
一方、このケーブル端末1は、保護ケース16により覆
われており、保護ケース16の左側端部は、テーピング層
17によりケーブル端末1に気密に封止されている。ま
た、保護ケース16の右側端部は、T型ブッシング3の側
壁にボルト26により締付け固定されている。
そして、ケーブル絶縁体15の外周には、ゴムモールド
ストレスコーン21が装着され、これをラッパ状の押し金
具22が図の左から右側に押圧するように配置されてい
る。この押し金具22は、保護ケース16の内壁段部に係合
したワッシャ24に一端を係止し、他端で押し金具22を押
圧するコイルスプリング25により付勢される。
尚、コイルスプリング25は、ボルト23によって位置決
めされている。
また、ケーブル導体20には、楔状のコンタクト18が被
せられ、T型ブッシング3の基部に固定された雄ネジ28
と雌ネジ19によって締付けられ、把持固定されている。
これにより、ケーブル導体20と導棒4との電気的,機械
的接続が達成される。
このようなT型ブッシングの構成自体は、従来既知の
ものと同様である。
本考案の気中終端部においては、このT型ブッシング
3を、第1図に示したように碍管5に装着することによ
り、第3図に示した従来の碍管タイプの気中終端部と同
等の特性を得る。また、このT型ブッシング自体、従来
の碍管式終端のエポキシ座の内部構造よりも簡単であっ
て、Oリング等のシール部が不要となり、信頼性が著し
く向上する。
また、例えば、盲線11側に他のケーブル端末を差込
み、2つのケーブルから同時に機器等への電圧印加が可
能となる。従って、機器の電圧試験等においては、接続
切替等に伴う作業時間を大幅に短縮できる。
更に、本考案の気中終端部は、第1図に示したよう
に、ケーブル端末が横から挿入できるため、第5図に示
したようなケーブル端末の立上がり部分を必要としな
い。従って、気中終端部自体、ケーブルの曲げ半径を考
慮せず、十分地上高の低い架台上に設置することができ
る。その結果、架台のコストが大幅に減少でき、作業性
も向上する。
本考案は以上の実施例に限定されない。
T型ブッシングと導体引出し棒との接続や、碍管5の
内部における構成については、上記の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変更が可能である。また、T型ブッシングの
内部構造自体も、既知の構成のものと同様に、種々変更
して差し支えない。
(考案の効果) 以上説明した本考案の気中終端部は、気中終端用碍管
に対し、T型ブッシングを装着してケーブル端末を終端
するようにしたので、碍管内部における終端部の構成が
簡素化され、又、信頼性も向上する。更に、T型ブッシ
ングを使用したため、ケーブル端末の立ち上げのための
曲げ半径等を考慮する必要がなく、地上高が低くなり、
その設置スペースの縮小を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の気中終端部の実施例を示す縦断面図、
第2図はそのT型ブッシングの一例を示す縦断面図、第
3図は従来の碍管タイプの気中終端部の一例を示す縦断
面図、第4図は従来のエポキシタイプの気中終端部を示
す縦断面図、第5図は従来の気中終端部の碍管構成を示
す正面図である。 1……ケーブル端末、2……端末処理部、3……T型ブ
ッシング、4……導棒、5……碍管、6……導体引出し
棒、7……保護被覆、8……絶縁流体、9……シールド
リング、11……盲線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル端末を受入れるT型ブッシング
    と、このT型ブッシングの基部及びその軸部に配置され
    た導棒を受入れる気中終端用碍管と、前記導棒に電気接
    続されて前記碍管の頂部に引出された導体引出し棒と、
    前記碍管中の前記導棒と前記導体引出し棒とを取囲む空
    間を満たす絶縁流体とから成ることを特徴とする気中終
    端部。
JP9917489U 1989-08-25 1989-08-25 気中終端部 Expired - Lifetime JPH0811023Y2 (ja)

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JP9917489U JPH0811023Y2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 気中終端部

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JP9917489U JPH0811023Y2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 気中終端部

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Publication Number Publication Date
JPH0340831U JPH0340831U (ja) 1991-04-19
JPH0811023Y2 true JPH0811023Y2 (ja) 1996-03-29

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JP9917489U Expired - Lifetime JPH0811023Y2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 気中終端部

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DE102004046134A1 (de) * 2004-08-06 2006-03-16 Südkabel GmbH Freiluftendverschluss

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JPH0340831U (ja) 1991-04-19

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