JPH07170643A - ケーブル終端接続部 - Google Patents

ケーブル終端接続部

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JPH07170643A
JPH07170643A JP5316736A JP31673693A JPH07170643A JP H07170643 A JPH07170643 A JP H07170643A JP 5316736 A JP5316736 A JP 5316736A JP 31673693 A JP31673693 A JP 31673693A JP H07170643 A JPH07170643 A JP H07170643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
conductor
rubber
bushing
fixed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5316736A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Sato
浩正 佐藤
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器内へ貫入配置された部分が気密あるいは
油密に保持されるとともに、電界の緩和が十分になさ
れ、かつ軽量、コンパクトで安価なケーブルの機器直結
形終端接続部を提供する。 【構成】 本発明の終端接続部においては、EPゴム等
からなる円錐状の絶縁ゴム部22の後端部に、ベルマウ
ス状に湾曲した界面を有する半導電ゴム部23が一体成
形されたゴムブッシング20内に、ケーブル端部が挿入
され、ケーブル導体28端部に圧着された導体接続端子
29が、ブッシングの先端にモールドにより固着された
導体引出棒24に、導電性接触子30を介して着脱自在
に接続されている。またゴムブッシング20の後端部外
周面には、フランジ金具25がモールドにより固着さ
れ、その上面が機器底板26の下面に当接されボルト締
めされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル終端接続部に
係わり、特にゴム、プラスチック絶縁ケーブルの機器直
結形の終端接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、CVケーブル(架橋ポリエチ
レン絶縁ケーブル)のようなゴム、プラスチック絶縁ケ
ーブルの機器直結形(油中またはガス中)の終端接続部
としては、気密性あるいは油密性を長期的に確保するた
めに、エポキシ套管のような硬質の絶縁物により機器盤
内への貫入部を形成し、また電界緩和のために、ケーブ
ル側にストレスコーンおよびこれを押圧圧縮する機構を
設けた構造のものが用いられている。
【0003】このような終端接続部の構造の一例を図2
に示す。この図において、符号1は段剥ぎされたCVケ
ーブルの導体を示し、その端部には導体引出棒2が常法
により接続されている。そして、このようなケーブル端
部がエポキシ套管3内に挿入され、その上端部に導体引
出棒2が導体固定金具4により固定されている。また、
ケーブル絶縁体5上にはゴムモールドストレスコーン
(プレモールド絶縁体)6が、外周面がエポキシ套管3
の内周面と接するように挿嵌されている。そして、モー
ルドストレスコーン6の後部テーパー面には押しパイプ
7が当接され、押しパイプ7の後端には、固定および可
動シャフト、コイル状スプリング、リング状の座金等か
らなる押圧圧縮装置8が配設されており、モールドスト
レスコーン6をケーブル軸方向へ押圧圧縮するように構
成されている。またエポキシ套管3は、その下端面に固
着された金属製のアダプター9を介して機器底板10に
固定されており、アダプター9と機器底板10との当接
面にはOリングのようなパッキング11が介挿され、気
密あるいは油密に封止されている。さらに、アダプター
9の下端部には絶縁筒12が取付けられ、絶縁筒12の
下端面には、中間フランジ金具13を介して管状のケー
ブル保護金具14が固着されている。またさらに、ケー
ブル保護金具14の後端部は、防水テープ巻回層15に
よりケーブルシース16上に固定されている。なお、図
中符号17は上部金具を示し、18はケーブルの外部半
導電層を示す。また、19は錫めっき軟銅編組線を示し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構造のケーブルの終端接続部は、エポキシ套管3とア
ダプター9およびアダプター9と機器底板10との間の
気密性等が、必ずしも十分とは言えなかった。また、終
端部全体が長大で重量が大きくなるばかりでなく、施工
組立てに時間がかかり、かつ部品および製作コストが高
くつくという問題があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ケーブルの機器直結形の終端接続部において、
機器内へ貫入配置された部分を気密あるいは油密に保持
するとともに、十分に電界緩和を行い、かつ軽量化、コ
ンパクト化、およびコストダウンを達成することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル終端接
続部は、円錐状の絶縁ゴム部と、前記絶縁ゴム部の後端
部に一体成形され、ベルマウス状に湾曲した界面を有す
る半導電ゴム部とから成り、先端部および後端部外周面
に導体引出棒およびフランジ金具がそれぞれ成形固着さ
れたブッシング内に、段剥ぎされたケーブル端部を挿入
し、ケーブル導体の端部に固設された導体接続端子を前
記導体引出棒に接続するとともに、前記フランジ金具を
機器の底板に気密あるいは油密に固定してなることを特
徴とする。
【0007】また、上記ケーブル終端接続部において、
導体接続端子と導体引出棒とが、着脱自在な導電性接触
子を介して接続されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成のケーブル終端接続部においては、エ
ポキシ套管に代わり、絶縁ゴム部の後端部にベルマウス
状の界面を有する半導電ゴム部が一体成形されたゴムブ
ッシングが使用され、このブッシング内にケーブル端部
が挿着されているので、機器盤内に貫入配置されている
部分が、十分に気密あるいは油密に保持されている。ま
た、ベルマウス状の界面を有する半導電ゴム部により、
十分に電界緩和がなされており、モールドストレスコー
ンやそれを押圧圧縮する機構を設ける必要がないので、
製作組立てが簡便であるうえに部品および製作コストが
低減される。さらに、ブッシングに導体引出棒およびフ
ランジ金具がそれぞれ同時成形により固着されており、
このフランジ金具が機器底板に密接固定されているの
で、ブッシングとフランジ金具との界面の気密性あるい
は油密性が良好で、機器盤を貫通する部分の気密性等が
十分に確保されるうえに、製造組立てが容易でコストが
かからない。またさらに、ブッシングに固着された導体
引出棒とケーブル側の導体接続端子との接続を、着脱自
在な導電性接触子を介して行うことにより、製作組立て
をいっそう簡便化することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0010】図1は、本発明の一実施例であるCVケー
ブルの機器直結形終端接続部を示す縦断面図である。
【0011】図において、符号20は先端部が紡錘状に
形成されたゴムブッシングを示す。このブッシング20
は、半導電ゴムからなる円筒状の内部半導電部21と、
その外側に設けられたEPゴム(エチレン−プロピレン
ゴム)からなる円錐状の絶縁ゴム部22、およびベルマ
ウス状に湾曲した界面を有し、絶縁ゴム部22の後端部
に設けられた半導電ゴム部23とから成り、これらの各
部を一体に成形(モールド)することにより形成されて
いる。また、このようなゴムブッシング20の先端に
は、絶縁ゴム部22から内部半導電部21にかけて導体
引出棒24が埋設され、後端の半導電ゴム部23の外周
面には、フランジ金具25が被嵌されている。そして、
これら導体引出棒24とフランジ金具25とは、それぞ
れゴムブッシング20と共にモールドすることにより固
着されている。また、フランジ金具25の上面が機器底
板26の下面に当接され、ボルト締めにより固定されて
いる。さらに、こうして機器盤内に貫入配設されたゴム
ブッシング20内に、段剥ぎされたCVケーブル27の
端部が挿入され、ケーブル導体28の端部に圧着された
導体接続端子29が前記した導体引出棒24と、チュー
リップコンタクトやマルチラムのような導電性接触子3
0を介して着脱自在に接続されている。なお、図中符号
31は、フランジ金具25と機器底板26との当接面を
気密あるいは油密に封止するためのパッキングを示し、
32はケーブルの外部半導電層を示す。
【0012】このように構成される実施例の終端接続部
においては、一体に成形されたゴムブッシング20が機
器盤内に貫入配設され、その内部にCVケーブル27の
端部が挿入されているので、ケーブル側が盤内から完全
に隔離され気密あるいは油密に保持されるうえに、全体
が軽量かつコンパクトでコストが安い。また、ゴムブッ
シング20の後端部に、ベルマウス状に湾曲した界面を
有する半導電ゴム部23が設けられているので、十分に
電界の集中が緩和され絶縁破壊が生じない。さらに、こ
のようなゴムブッシング20の外周面にフランジ金具2
5が成形固着され、このフランジ金具25が機器底板2
6に気密に固定されているので、ゴムブッシング20と
フランジ金具25との界面の気密性等が良好である。ま
たさらに、ケーブル側の導体接続端子29と導体引出棒
24との接続が、着脱自在な導電性接触子30を介して
行われているので、ケーブルの挿嵌および抜脱をワンタ
ッチで行うことができ、ケーブル終端部の組立てが容易
である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明のケーブル終
端接続部においては、後端部にベルマウス部が設けられ
一体に成形されたゴムブッシング内にケーブル端部が挿
入されているので、機器盤内への貫入配設部が気密ある
いは液密に保持され、かつ十分に電界緩和がなされてい
る。また、ケーブル終端部の組立てが容易であり、軽量
コンパクト化およびコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるケーブルの機器直結形
終端接続部を示す縦断面図。
【図2】従来からのケーブルの機器直結形終端接続部を
示す縦断面図。
【符号の説明】
20………ゴムブッシング 21………内部半導電部 22………絶縁ゴム部 23………半導電ゴム部 24………導体引出棒 25………フランジ金具 26………機器底板 27………CVケーブル 28………ケーブル導体 29………導体接続端子 30………導電性接触子 31………パッキング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐状の絶縁ゴム部と、前記絶縁ゴム部
    の後端部に一体成形され、ベルマウス状に湾曲した界面
    を有する半導電ゴム部とから成り、先端部および後端部
    外周面に導体引出棒およびフランジ金具がそれぞれ成形
    固着されたブッシング内に、段剥ぎされたケーブル端部
    を挿入し、ケーブル導体の端部に固設された導体接続端
    子を前記導体引出棒に接続するとともに、前記フランジ
    金具を機器の底板に気密あるいは油密に固定してなるこ
    とを特徴とするケーブル終端接続部。
JP5316736A 1993-12-16 1993-12-16 ケーブル終端接続部 Withdrawn JPH07170643A (ja)

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JP5316736A JPH07170643A (ja) 1993-12-16 1993-12-16 ケーブル終端接続部

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Effective date: 20010306