JP3389532B2 - 電力ケーブル接続部の構造 - Google Patents

電力ケーブル接続部の構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイズの異なる電
力ケーブルの中間接続部の形成装置に関し、特に、プレ
モールド補強絶縁体内部で、接続するケーブル導体の接
続部を長く形成し、前記接続部の長さ方向に余裕を持た
せる電力ケーブル接続部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】CVケーブル等のようなゴム・プラスチ
ック電力ケーブルを用いて、地下の高圧送電線路を構築
するに際しては、マンホール等からケーブルを洞道から
搬入し、マンホール内部でケーブルを接続する作業を行
っている。前記中間接続部を形成するためには、例え
ば、特開平9−117029号公報等に示されるよう
に、あらかじめ工場等で作成したゴム・プラスチック製
のプレモールド絶縁体(補強絶縁体)を用いることが提
案されている。前記従来例においては、プレモールド絶
縁体をケーブル導体接続部に位置決めしてから、外部か
ら加熱と加圧を行うことにより、押出し成形の場合と同
様に一体化することができる。
【0003】前述したようにして作成するプレハブ接続
部は、図3に示すように構成されているもので、前記プ
レハブ接続部10を形成するために、図4(A)〜
(C)および図5(A)〜(B)に示すような工程を経
て形成される。前記図3に示すプレハブ接続部10にお
いて、接続する2本のケーブル1、1aは、先端部に導
体2、2aをそれぞれ所定の長さだけ露出させるととも
に、ケーブル絶縁体3、ケーブル外部半導電層4、およ
び遮蔽層5等をそれぞれ所定の長さに亘って露出させる
ように処理している。そして、前記ケーブル導体2、2
aの先端部に、導体接続子7、7aをそれぞれ固定して
取り付けるが、前記導体接続子の先端部には、2つの導
体接続子を直接接続する接続具8、8aを各々取り付け
る。したがって、前記先端部の加工作業により、前記導
体接続子を導体接触子13の内部で位置決めするととも
に、電気的な導通を設定している。
【0004】前記ケーブル接続部に対応する絶縁体とし
て、前記接続部の外周部には、ゴム・プラスチック製の
補強絶縁体11を配置するが、例えば、未架橋のポリエ
チレン製の筒状の部材として補強絶縁体を構成し、前記
導体接続子を接続する部分に対応させて、中央部の内部
に導体接触子13と高圧シールド電極12とを一体に設
ける。前記補強絶縁体11は中央部が円筒状で、両端部
が次第に先細りのテーパ状に形成されているもので、円
筒の断面の中心部を貫通する孔を設けて、その貫通孔の
両側からケーブルを挿入して位置決めさせる。
【0005】前記補強絶縁体11により構成されるプレ
ハブ接続部10においては、前記プレハブ型の補強絶縁
体11の周囲に外部半導電層14を形成し、前記外部半
導電層14は、ケーブルの外部半導電層4に接続してい
る。また、前記保護管16と補強絶縁体11の間の空間
に防水混和物15を充填し、前記保護管16の中央部に
は絶縁筒17を配置し、保護管16の両端部では、ケー
ブル外装6との間に防水層19、19aをそれぞれ配置
して、プレハブ接続部10の内部に対する防水処理を行
っている。さらに、前記プレハブ接続部10の中央部の
外周部には、絶縁筒17を配置するとともに、保護管1
6には任意の間隔で端子座18……を配置して、アース
に接続する手段を構成している。
【0006】前記プレハブ接続部10を形成するに際し
て、ケーブルの端部に対する処理作業の順序と、補強絶
縁体11を介して導体接続部を形成し、前記接続部を補
強絶縁体と一体化させる作業を、図4、5にもとづいて
説明する。まず、図4(A)に示すように、ケーブル1
の端部の曲りを修正して、真っ直ぐな状態に成形してか
ら、コルゲート外装6を除去して外部遮蔽層5を露出さ
せ、さらに、ケーブル絶縁体3とケーブル外部半導電層
4とをそれぞれ所定の長さだけ露出させるように、各部
材を剥ぎ取る作業を行う。次いで、同図(B)に示すよ
うに、ケーブル導体2を所定の長さだけ露出させるよう
に絶縁体3を剥ぎ取り、前記絶縁体3の端部を導体に向
けてテーパ状に成形する作業を行う。
【0007】その後で、同図(C)に示すように、接続
する2本のケーブル1、1aの導体2、2aに対して、
導体接続子7、7aをそれぞれ取り付けるが、前記導体
接続子に設けた孔に導体を挿入して、周囲から圧力を加
えて押し潰す状態で導体接続子とケーブル導体を圧縮す
る。そして、前記導体接続子7、7aを導体2、2aに
対してそれぞれ固定してから、導体接続子の表面の突部
を削り取って円筒形に修正して、補強絶縁体11の内部
に収容できる状態にする。また、前記導体接続子7、7
aの各々の先端部には、接続具8、8aを装着して、導
体接続子7、7aを突き合わせた状態で、接続具を介し
て導体接続子を接続することができるようにする。
【0008】前記接続具としては、例えば、特開平6−
307421号公報等に示されるような接続部材を使用
することができるが、その他に、任意の接続手段を用い
ることができる。また、前記従来例の接続具を本実施例
に適用する場合には、前記2つのケーブル導体の先端部
に取り付ける接続具8、8aのうち、一方の突出部材に
係止部材を設け、他方の接続具の先端部に、前記突出部
材を受け入れる凹部と係止手段とを設けて構成すること
が可能である。そして、前述したような接続具を使用す
ることにより、補強絶縁体の内部に2本のケーブルを挿
入して、接続筒の部分で導体の端部を自動的に接続し、
電気的な導通をも同時に設定できるようにする。
【0009】前記図4(C)に示したように、2本のケ
ーブル導体の端部に導体接続子7、7aをそれぞれ取り
付けた後で、図5(A)に示すようにして、補強絶縁体
11の貫通孔の一方からケーブル1aの先端部を挿入
し、導体接続子7aを導体接触子13に対して位置決め
する。次いで、同図(B)に示すように、補強絶縁体1
1の貫通孔の他方から別のケーブル1を挿入して、前記
補強絶縁体11の中央部で2つの導体接続子7、7aを
対向させる状態で位置決めすることにより、接続具8、
8aを導体接触子13の中央部で接続し、2つの導体接
続子を相互に固定する作用と、電気的な導通を設定する
動作とを自動的に行わせる。
【0010】そして、前記図5(B)に示すような接続
を行った後で、図示しないが、両ケーブルの外部半導電
層と補強絶縁体外部半導電層を連結し、加熱・加圧容器
を用いて、補強絶縁体のゴム・プラスチック材料の架橋
処理を行うとともに、ケーブル絶縁体と補強絶縁体とを
一体化させる。その後で、その周囲に防水混和物を被覆
して接続筒を配置することにより、図3に示すようなプ
レハブ接続部10を形成する。なお、本実施例におい
て、前記ケーブル1、1aは、金属のコルゲート外装6
を形成したものとして示しているが、前記ケーブルとし
ては、コルゲート外装を有しないCVケーブル等を対象
とするものであっても良い。そして、前記従来例に示さ
れるようなプレハブ接続部を構成することにより、電気
的および機械的に信頼性の良好なケーブル接続部を構成
でき、その接続部の形成作業を容易に行うことができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述したように構成し
た接続部において、接続試験を行う場合等に前記接続部
を形成した後で、テストを実施し、そのテストの後で補
強絶縁体の中間部で切断して、接続部の内部の状態を確
認すること等が要求される場合がある。ところが、前記
接続部を形成する各構成部材は、プラスチック部材と高
圧シールド電極および2つの導体接続子が、全部密着す
る状態で組み立てられているので、補強絶縁体の中央部
で輪切り状に切断した時には、導体接続子が損傷を受け
て再使用できなくなる。もちろん、接続部を輪切り状態
で切断した場合には、補強絶縁体と高圧シールド電極等
は再使用できないが、他の補強絶縁体を持ち込むことに
より、容易に対処が可能である。
【0012】しかしながら、2つのケーブルの導体の接
続のために、各ケーブル導体の先端部に固定する導体接
続子は、接続現場で加工するものであることから、その
部材を再使用できないという事態が発生すると、再びケ
ーブル導体の端部に、導体接続子を取付けるための作業
を行う必要が生じる。そのために、例えば、接続部のテ
ストを行った後で、その接続部を解体して内部の状態を
確認してから、次の接続を行って次のテストを継続しよ
うとする場合には、ケーブル導体に導体接続子を再び取
り付けるために、非常に多くの手間を要する作業を行う
必要があり、接続テスト等の効率を向上させることがで
きないという問題が発生する。
【0013】本発明は、前述したような問題を解決する
もので、接続部を解体した時でも、ケーブル導体の端部
に設けている導体接続子を破損することがなく、再使用
可能な接続部を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、あらかじめゴ
ム・プラスチック材料等の樹脂材料により一体に形成し
てなる補強絶縁体に対して、長さ方向の中心を貫通する
孔に接続する2つのケーブル端部を挿入し、前記補強絶
縁体の内部の長さ方向の中央部で、高圧シールド電極の
内部に固定された導体接触子に挿入する導体接続子を用
いて接続するケーブル接続部に関する。請求項1の発明
は、前記導体接触子に対して両側から挿入する導体接続
子には、前記各々の導体接続子の先端部から入り込ませ
て形成するネジ部に、接続具をネジ込む手段を用いて各
々固定して配置し、前記各接続具を、係止側接続具に挿
入側接続具を挿入して係止する部材として構成し、前記
対向させて装着する接続具により機械的な固定を行うと
ともに、前記2つの接続具を組み合わせた長さだけ、前
記ケーブルの先端部に設けた導体接続子に一定の間隔を
持たせるようにして、前記導体接触子を介して電気的に
接続し、前記ケーブル接続部を解体するに際して、前記
2つの接続具の部分を切断可能に構成することを特徴と
する。請求項2の発明は、前記補強絶縁体の高圧シール
ド電極の内部に配置する導体接触子を、2つの対向して
装着される導体接続子の先端部材と接続具との長さに対
応させて形成することを特徴とする。
【0015】前述したように、ケーブル接続部で対向さ
せて装着する導体接続子の間に、長く突出させた接続具
を配置して接続することにより大きな隙間を形成でき、
前記導体接続子の間に隙間が形成された状態でも、接続
部での電気的・機械的な接続状態を維持できる。そし
て、前記導体接続子の間で、接続具により形成される隙
間の部分を介して切断することによって、接続部を輪切
り状に解体することが可能であり、導体接続子を損傷せ
ずに再使用可能に取り外すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、本発
明の電力ケーブル接続部の構造を説明する。図1に示す
例は、前記図5(B)に示したような接続部の構成を示
しているものであり、補強絶縁体11の中心を貫通する
挿入孔に対して、接続するケーブルを両端部側から挿入
し、導体接触子13の内部で導体接続子を突き合わせる
ようにして接続した状態を示している。この図1では、
前記補強絶縁体にケーブルを挿入した状態を示している
もので、補強絶縁体に対して加熱・加圧作用を付与する
前の状態で説明している。本実施例において、補強絶縁
体11の中心部に貫通させて設ける挿入孔の中間部に
は、高圧シールド電極12を介して導体接触子13を装
着し、前記導体接触子13の内部で2つのケーブルの先
端部に固定した導体接続子7、7aを用いて電気的な接
続を行う。
【0017】前記プレハブ接続部における導体接続子の
接続接続のための接続具20は、図2に詳細に説明する
ように構成されているが、前記従来例の説明とは、符号
を異ならせて説明する。前記接続具20において、導体
接続子7には挿入側接続部材31を配置し、導体接続子
7aには係止側接続部材21を設けている。そして、前
記2つのケーブルの先端部に固定配置する2つの導体接
続子7、7aを、導体接触子13の内部で突き合わせる
ように組み合わせることにより、係止側接続部材21に
対して挿入側接続部材31が挿入されて、ケーブルの長
さ方向に引っ張り力が作用した場合でも、結合が外れな
いように固定される。なお、この図2には、導体接触子
の構成は示していないが、前記図1の例と同様に、導体
接続子の先端部が導体接触子の内部に挿入された状態
で、導体接続子の位置決めと、接続具による接続が行わ
れる。
【0018】前記係止側接続部材21は導体接続子7a
の先端部に、固定ネジ部24を係合させる状態で固定さ
れるもので、前記導体接続子7aの先端部から突部材2
3の長さだけ突出させるように設けている。係止側接続
部材の本体部22には、先端部側から所定の深さで凹部
26を設けており、前記凹部26の先端部には、テーパ
状の係合面25を介して小径の開口を形成し、その内側
(ケーブル1a側)には、係止面部27を設けている。
そして、前記先端部の開口を介して挿入側接続部材の固
定ボルト部材が挿入されると、係止面部27に対して係
止爪38の端部が係合されて、挿入側接続部材が抜け出
さないように保持できる。
【0019】前記導体接続子7aに対応させて組み合わ
せる他方のケーブルの導体接続子7には、その先端部に
挿入側接続部材31を設けているもので、挿入側接続部
材31の本体部32は周囲に設けた固定ネジ部34を介
して装着される。前記挿入側接続部材31の本体部32
には、導体接続子の先端部から突出する突部材33を設
けており、その先端部には次第に径が小さくなる係合面
35を形成している。そして、前記係止側接続部材に対
して挿入側接続部材を組み合わせた際に、係止側接続部
材の係合面25に対して挿入側接続部材の係合面35が
組み合わせられ、2つのテーパ状の面をほぼ面接触する
状態でケーブル接続部を形成することができる。
【0020】また、前記挿入側接続部材の本体部32の
先端部には、固定ボルト部材36がネジ部36aを介し
て装着されており、前記固定ボルト部材36の頭部材3
6bには、複数の係止爪38が支軸37を介して揺動可
能に設けられている。前記固定ボルト部材36に支持さ
れる係止爪38に対しては、バネ部材39を配置し、係
止爪の自由側端部を拡開する方向に付勢しており、挿入
側接続部材を係止側接続部材に対して装着する際には、
係止側接続部材の狭い開口から係止爪をすぼめながら挿
入する。そして、前記挿入側接続部材を挿入する最終段
階で、凹部26の部分で係止爪の自由側端部をバネ部材
39により拡開させるようにして、挿入側接続部材を係
止側接続部材に対して固定する。
【0021】前記導体接続子7、7aを接続具を介して
組み合わせる場合に、従来の組み合わせ部材では、導体
接続子の先端部がほぼ接触する状態になるように、短く
形成された接続具を構成していた。これに対して、本実
施例では、2つの導体接続子を突き合わせる状態に組み
合わせるに際して、接続具の係止側接続部材21と挿入
側接続部材31との先端部に各々突出させて設けている
突部材23、33が、2つの導体接続子の接続部で直接
接しないように隙間を設定する部材として作用する。し
たがって、導体接触子の内部で突き合わせる状態接続さ
れる2つの導体接続子7、7aは、その先端部の間に間
隔Aの隙間が形成されたままとなる。
【0022】前記2つの導体接続子の間に形成される隙
間Aは、その中間部が補強絶縁体の中心部に設定される
ので、例えば、図1に示すように接続部を構成した後
で、その中間部で切断した場合でも、接続具の部分が切
断されて接続具は破損するが、導体接続子は無傷で回収
される。そして、輪切り状態で切断されたプレハブ接続
部から補強絶縁体を除去し、ケーブルに導体接続子を取
付けた状態で回収すれば、新しい補強絶縁体を用いて接
続テストを繰り返すことができる。
【0023】また、前述したようにして、補強絶縁体を
間隔Aの部分を介して切断すると、当然接続具は破損す
ることになるが、前記接続具を構成する係止側接続部材
21と挿入側接続部材31は、導体接続子にネジ係合し
ている部材であるから、容易に新しいものと取り換える
ことができる。したがって、切断された係止側接続部材
と挿入側接続部材とを取り外し、新しい係止側接続部材
と挿入側接続部材とを、各導体接続子に対して装着する
ことによって、次の接続に用いることが可能となる。
【0024】なお、前記導体接触子13の内部に挿入し
て、ケーブルの接続を行う機構において、前記図2に示
すような構成の部材の他に、従来公知の任意の接続手段
を用いることが可能である。そして、従来公知の接続手
段を用いる場合に、2つの対向させて組み合わせる導体
接続子の先端部の間に、切断に対応させる隙間を持たせ
るように、接続固定手段を突出させて設けることによ
り、前記実施例の場合と同様な作用を行わせることが可
能となる。また、前記接続する2本のケーブルは、従来
の地下送電線路に使用されているCVケーブル等のケー
ブルが考えられるが、従来例に示しているアルミ外装を
設けたものの他に、金属製の外装を設けないものを対象
とすることが可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明の電力ケーブル接続部の構造は、
前述したように構成するものであるから、ケーブル接続
部で対向させて装着する導体接続子の間に、長く突出さ
せた接続具を配置して接続することにより大きな隙間を
形成でき、前記導体接続子の間に隙間が形成された状態
でも、接続部での電気的・機械的な接続状態を維持でき
る。そして、前記導体接続子の間で、接続具により形成
される隙間の部分を介して切断することによって、接続
部を輪切り状に解体することが可能であり、導体接続子
を損傷せずに再使用可能に取り外すことができる。した
がって、新たな接続部を形成する際には、新しい挿入側
接続部材と係止側接続部材とを対向する導体接続子の先
端部に取付けて、補強絶縁体に対して挿入することによ
り、別のプレハブ接続部を形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプレハブ接続部の構成を示す説明図
である。
【図2】 図1の接続部の拡大説明図である。
【図3】 一般的なプレハブ接続部の構成を示す説明図
である。
【図4】 ケーブルの加工と導体接続子を取付ける工程
の説明図である。
【図5】 補強絶縁体に対して2つのケーブルを挿入し
て接続する工程の説明図である。
【符号の説明】
1 ケーブル、 2 ケーブル導体、 7 導体
接続子、8・20 接続具、 10 プレハブ接続
部、 11 補強絶縁体、12 高圧シールド電
極、 17 絶縁筒、21 係止側接続部材、22
本体部、 23 突部材、24 固定ネジ部、
25 係合面、 26 凹部、27 係止面
部、 31 挿入側接続部材、 32 本体部、3
3 突部材、 34 固定ネジ部、 35 係合
面、36 固定ボルト部材、 37 支軸、 38
係止爪、39 バネ部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/08 H02G 1/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめゴム・プラスチック材料等の
    樹脂材料により一体に形成してなる補強絶縁体に対し
    て、長さ方向の中心を貫通する孔に接続する2つのケー
    ブル端部を挿入し、 前記補強絶縁体の内部の長さ方向の中央部で、高圧シー
    ルド電極の内部に固定された導体接触子に挿入する導体
    接続子を用いて接続するケーブル接続部において、 前記導体接触子に対して両側から挿入する導体接続子に
    は、前記各々の導体接続子の先端部から入り込ませて形
    成するネジ部に、接続具をネジ込む手段を用いて各々固
    定して配置し、 前記各接続具を、係止側接続具に挿入側接続具を挿入し
    て係止する部材として構成し、前記対向させて装着する
    接続具により機械的な固定を行うとともに、 前記2つの接続具を組み合わせた長さだけ、前記ケーブ
    ルの先端部に設けた導体接続子に一定の間隔を持たせる
    ようにして、前記導体接触子を介して電気的に接続し、 前記ケーブル接続部を解体するに際して、前記2つの接
    続具の部分を切断可能に構成することを特徴とする電力
    ケーブル接続部の構造。
  2. 【請求項2】 前記補強絶縁体の高圧シールド電極の内
    部に配置する導体接触子を、2つの対向して装着される
    導体接続子の先端部材と接続具との長さに対応させて形
    成することを特徴とする請求項1に記載の電力ケーブル
    接続部の構造。
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