JP2985145B2 - プレモールド絶縁体引き抜き工具 - Google Patents
プレモールド絶縁体引き抜き工具Info
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- JP2985145B2 JP2985145B2 JP8065229A JP6522996A JP2985145B2 JP 2985145 B2 JP2985145 B2 JP 2985145B2 JP 8065229 A JP8065229 A JP 8065229A JP 6522996 A JP6522996 A JP 6522996A JP 2985145 B2 JP2985145 B2 JP 2985145B2
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- Japan
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- hole
- cylindrical body
- cable
- screwed
- insulator
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ケーブルを接続
箱に接続する際に用いたプレモールド絶縁体を引き抜く
ためのプレモールド絶縁体引き抜き工具に関する。
箱に接続する際に用いたプレモールド絶縁体を引き抜く
ためのプレモールド絶縁体引き抜き工具に関する。
【0002】
【従来の技術】地中電線路等に用いるCVケーブルを接
続箱に接続する場合、接続箱の絶縁性能を高めるために
プレモールド絶縁体を用いる。例えばプレハブ型接続箱
にプレモ−ルド絶縁体を用いてCVケーブルを接続する
場合の接続構造を図8に示す。接続箱11は、絶縁体で
あるエポキシ樹脂製の本体に後方(図面右側)に開口す
る接続穴が穿設されたものであり、この接続穴の奥の先
側(図面左側)には埋込接続金具22が埋め込まれ、こ
の接続穴の開口端部には埋込取付金具16が埋め込まれ
ている。また、接続穴には、奥側ほど内径が細くなるテ
ーパ部が設けられている。
続箱に接続する場合、接続箱の絶縁性能を高めるために
プレモールド絶縁体を用いる。例えばプレハブ型接続箱
にプレモ−ルド絶縁体を用いてCVケーブルを接続する
場合の接続構造を図8に示す。接続箱11は、絶縁体で
あるエポキシ樹脂製の本体に後方(図面右側)に開口す
る接続穴が穿設されたものであり、この接続穴の奥の先
側(図面左側)には埋込接続金具22が埋め込まれ、こ
の接続穴の開口端部には埋込取付金具16が埋め込まれ
ている。また、接続穴には、奥側ほど内径が細くなるテ
ーパ部が設けられている。
【0003】CVケーブル12は、導体12aの周囲を
架橋ポリエチレン絶縁体で覆うと共に、この周囲を外部
半導電層と金属遮蔽層を介してビニルシースで被覆した
ケーブルである。また、このCVケーブル12は、先側
の終端を口出しして導体12aを突出させると共に、こ
の導体12aを導体接続端子21に挿入して取り付け固
定している。そして、CVケーブル12の終端を接続箱
11の接続穴に挿入し、先端の導体接続子21を埋込接
続金具22に挿入して電気的に接続する。この際、導体
接続子21は、締め付け金具25等で埋込接続金具22
に締め付け固定されるのが一般的であるが、埋込接続金
具22側に設けられたマルチコンタクト等に挿入して電
気的に接続されるだけの場合もある。
架橋ポリエチレン絶縁体で覆うと共に、この周囲を外部
半導電層と金属遮蔽層を介してビニルシースで被覆した
ケーブルである。また、このCVケーブル12は、先側
の終端を口出しして導体12aを突出させると共に、こ
の導体12aを導体接続端子21に挿入して取り付け固
定している。そして、CVケーブル12の終端を接続箱
11の接続穴に挿入し、先端の導体接続子21を埋込接
続金具22に挿入して電気的に接続する。この際、導体
接続子21は、締め付け金具25等で埋込接続金具22
に締め付け固定されるのが一般的であるが、埋込接続金
具22側に設けられたマルチコンタクト等に挿入して電
気的に接続されるだけの場合もある。
【0004】上記CVケーブル12の終端部には、接続
に際して予めプレモ−ルド絶縁体17とケーブル保護金
具13が外嵌されている。プレモ−ルド絶縁体17は、
外周の先側半分に先側ほど外径が細くなるテーパ部が設
けられると共に、後側半分に後側ほど外径が細くなるテ
ーパ部が設けられた紡錘形の筒状のEPゴムからなる。
また、このプレモ−ルド絶縁体17は、先側が絶縁性ゴ
ム部となり、後側が半導電性ゴム部によって構成され
る。そして、このプレモ−ルド絶縁体17の内径孔をC
Vケーブル12の終端部外周面に密着して外嵌させる。
ケーブル保護金具13は、このプレモ−ルド絶縁体17
の後方に外嵌された筒状の金具であり、先端がボルトで
埋込取付金具16に固定されると共に、後部に防水テー
プ23が巻回されてCVケーブル12との隙間が塞がれ
る。また、このケーブル保護金具13の内部にはばね2
4が収容されており、このばね24の先端によりプレモ
−ルド絶縁体押し金具14を介しプレモ−ルド絶縁体1
7の後側のテーパ部を先方に押圧している。従って、こ
のプレモ−ルド絶縁体17は、先側のテーパ部が接続箱
11の接続穴のテーパ部に押し付けられて密着され、こ
の部分に隙間が生じて絶縁破壊が生じるのを防ぐことが
できる。また、このプレモ−ルド絶縁体17の後側の半
導電性ゴム部は、プレモ−ルド絶縁体押し金具14等を
介してCVケーブル12の金属遮蔽層に接続されるの
で、接続部に電界が集中して電界傾度が大きくなるのを
緩和することができる。
に際して予めプレモ−ルド絶縁体17とケーブル保護金
具13が外嵌されている。プレモ−ルド絶縁体17は、
外周の先側半分に先側ほど外径が細くなるテーパ部が設
けられると共に、後側半分に後側ほど外径が細くなるテ
ーパ部が設けられた紡錘形の筒状のEPゴムからなる。
また、このプレモ−ルド絶縁体17は、先側が絶縁性ゴ
ム部となり、後側が半導電性ゴム部によって構成され
る。そして、このプレモ−ルド絶縁体17の内径孔をC
Vケーブル12の終端部外周面に密着して外嵌させる。
ケーブル保護金具13は、このプレモ−ルド絶縁体17
の後方に外嵌された筒状の金具であり、先端がボルトで
埋込取付金具16に固定されると共に、後部に防水テー
プ23が巻回されてCVケーブル12との隙間が塞がれ
る。また、このケーブル保護金具13の内部にはばね2
4が収容されており、このばね24の先端によりプレモ
−ルド絶縁体押し金具14を介しプレモ−ルド絶縁体1
7の後側のテーパ部を先方に押圧している。従って、こ
のプレモ−ルド絶縁体17は、先側のテーパ部が接続箱
11の接続穴のテーパ部に押し付けられて密着され、こ
の部分に隙間が生じて絶縁破壊が生じるのを防ぐことが
できる。また、このプレモ−ルド絶縁体17の後側の半
導電性ゴム部は、プレモ−ルド絶縁体押し金具14等を
介してCVケーブル12の金属遮蔽層に接続されるの
で、接続部に電界が集中して電界傾度が大きくなるのを
緩和することができる。
【0005】上記CVケーブル12は、例えばプレハブ
型接続箱または機器がブレークダウンを起こし絶縁破壊
を生じたおそれがあると、一旦接続箱11からプレモ−
ルド絶縁体を引き抜いて点検する必要がある。また、作
業ミスにより接続に不都合が生じたような場合にも、こ
のCVケーブル12を接続箱11から引き出して接続し
直さなければならない。そして、このCVケーブル12
を引き出すには、図9に示すように、まず防水テープ2
3を解いてボルトを外しケーブル保護金具13を後方向
に移動させると共に、プレモ−ルド絶縁体押し金具14
やばね24等を外した後に、プレモ−ルド絶縁体17を
矢印Bに示すように後方に引き抜く必要がある。
型接続箱または機器がブレークダウンを起こし絶縁破壊
を生じたおそれがあると、一旦接続箱11からプレモ−
ルド絶縁体を引き抜いて点検する必要がある。また、作
業ミスにより接続に不都合が生じたような場合にも、こ
のCVケーブル12を接続箱11から引き出して接続し
直さなければならない。そして、このCVケーブル12
を引き出すには、図9に示すように、まず防水テープ2
3を解いてボルトを外しケーブル保護金具13を後方向
に移動させると共に、プレモ−ルド絶縁体押し金具14
やばね24等を外した後に、プレモ−ルド絶縁体17を
矢印Bに示すように後方に引き抜く必要がある。
【0006】しかしながら、プレモ−ルド絶縁体17
は、ほぼ全体が接続箱11の接続穴に挿入されているた
めに、後部を持って引き戻す他ないが、接続時にばね2
4によって押圧されることにより接続箱11の接続穴の
テーパ部やCVケーブル12の外周に強固に密着してい
るので、簡単に引き抜くことはできない。そこで、従来
は、プレモ−ルド絶縁体17の後部に何本かの木ねじを
ねじ込み、これらの木ねじに掛け具を取り付けてチェー
ンブロック等により後方に引き抜くようにしていた。
は、ほぼ全体が接続箱11の接続穴に挿入されているた
めに、後部を持って引き戻す他ないが、接続時にばね2
4によって押圧されることにより接続箱11の接続穴の
テーパ部やCVケーブル12の外周に強固に密着してい
るので、簡単に引き抜くことはできない。そこで、従来
は、プレモ−ルド絶縁体17の後部に何本かの木ねじを
ねじ込み、これらの木ねじに掛け具を取り付けてチェー
ンブロック等により後方に引き抜くようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プレモ−ル
ド絶縁体17は、ゴム製の弾力性のあるものであり、し
かも、後部もテーパ部となっているので、木ねじを軸方
向にまっすぐねじ込むことは非常に困難である。このた
め、従来は、木ねじのねじ込み作業が極めて難しく作業
性が悪いという問題と、この木ねじが斜めにねじ込まれ
てCVケーブル12の外周や接続箱11の接続穴のテー
パ部を傷つけるおそれがあるという問題が生じていた。
ド絶縁体17は、ゴム製の弾力性のあるものであり、し
かも、後部もテーパ部となっているので、木ねじを軸方
向にまっすぐねじ込むことは非常に困難である。このた
め、従来は、木ねじのねじ込み作業が極めて難しく作業
性が悪いという問題と、この木ねじが斜めにねじ込まれ
てCVケーブル12の外周や接続箱11の接続穴のテー
パ部を傷つけるおそれがあるという問題が生じていた。
【0008】この発明は、かかる事情に鑑みてなされた
ものであり、容易に木ねじをプレモールド絶縁体にまっ
すぐねじ込むことができるプレモールド絶縁体引き抜き
工具を提供することを目的としている。
ものであり、容易に木ねじをプレモールド絶縁体にまっ
すぐねじ込むことができるプレモールド絶縁体引き抜き
工具を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、上記
課題を解決するために、請求項1に記載の発明のプレモ
ールド絶縁体引き抜き工具は、結合部の結合を解くこと
により軸方向に沿う面で複数に分割可能な筒状体(1
a,1b)であり、この筒状体の先端開口部に先側ほど
孔径が太くなるテーパ部(1d)が設けられると共に、
このテーパ部(1d)のテーパ面に開口し軸方向に沿っ
て貫通する木ねじ通孔(1e)が円周方向に複数穿設さ
れ、かつ、この筒状体の後端部に開口して円周方向に複
数螺設された止め付けねじ孔(1f)のいずれか2箇所
以上にそれぞれ螺着された引き抜き掛け具(8)が設け
られ、該筒状体の後部に、外周側に張り出すと共に、ボ
ルトを通すボルト通孔(6a)が穿設され且つ筒状体の
後端面に開口して円周方向に複数螺設された止め付けね
じ孔(1f)のいずれか2箇所以上にそれぞれボルト
(7)で固定されたボルト通孔を有するセンタ合わせ板
材(6)が設けられたことを特徴とする。
課題を解決するために、請求項1に記載の発明のプレモ
ールド絶縁体引き抜き工具は、結合部の結合を解くこと
により軸方向に沿う面で複数に分割可能な筒状体(1
a,1b)であり、この筒状体の先端開口部に先側ほど
孔径が太くなるテーパ部(1d)が設けられると共に、
このテーパ部(1d)のテーパ面に開口し軸方向に沿っ
て貫通する木ねじ通孔(1e)が円周方向に複数穿設さ
れ、かつ、この筒状体の後端部に開口して円周方向に複
数螺設された止め付けねじ孔(1f)のいずれか2箇所
以上にそれぞれ螺着された引き抜き掛け具(8)が設け
られ、該筒状体の後部に、外周側に張り出すと共に、ボ
ルトを通すボルト通孔(6a)が穿設され且つ筒状体の
後端面に開口して円周方向に複数螺設された止め付けね
じ孔(1f)のいずれか2箇所以上にそれぞれボルト
(7)で固定されたボルト通孔を有するセンタ合わせ板
材(6)が設けられたことを特徴とする。
【0010】請求項1の発明によれば、プレモールド絶
縁体引き抜き工具を複数に分割した状態でケーブルの周
囲に被せ結合部を結合させることにより、筒状体をこの
ケーブルに外嵌させることができる。次に、センタ合わ
せ部のボルト通孔(6a)にボルト(7)を通し接続箱
のねじ穴にこのボルトを螺着することにより、筒状体を
プレモールド絶縁体のセンタに合わせると共に、この筒
状体のテーパ部をプレモールド絶縁体(17)の後側の
テーパに押し当てて固定することができる。また、この
ようにして筒状体が固定されると、木ねじ通孔(1e)
に木ねじ(5)を通してねじ込むことにより、プレモー
ルド絶縁体に筒状体を止め付けることができる。そし
て、ボルト通孔(6a)に通して接続箱のねじ穴に螺着
したボルト(15)を外し、後端部の引き抜き掛け具
(8)を用いて筒状体を後方に強く引けば、プレモール
ド絶縁体(17)を接続箱から容易に引き抜くことがで
きる。しかも、木ねじ(5)をねじ込む際には、この木
ねじ(5)を軸方向に沿って貫通する木ねじ通孔(1
e)がガイドするので、プレモールド絶縁体(17)に
まっすぐにねじ込むことができ、内周側のケーブルや外
周側の接続箱を傷つけるようなおそれも生じない。
縁体引き抜き工具を複数に分割した状態でケーブルの周
囲に被せ結合部を結合させることにより、筒状体をこの
ケーブルに外嵌させることができる。次に、センタ合わ
せ部のボルト通孔(6a)にボルト(7)を通し接続箱
のねじ穴にこのボルトを螺着することにより、筒状体を
プレモールド絶縁体のセンタに合わせると共に、この筒
状体のテーパ部をプレモールド絶縁体(17)の後側の
テーパに押し当てて固定することができる。また、この
ようにして筒状体が固定されると、木ねじ通孔(1e)
に木ねじ(5)を通してねじ込むことにより、プレモー
ルド絶縁体に筒状体を止め付けることができる。そし
て、ボルト通孔(6a)に通して接続箱のねじ穴に螺着
したボルト(15)を外し、後端部の引き抜き掛け具
(8)を用いて筒状体を後方に強く引けば、プレモール
ド絶縁体(17)を接続箱から容易に引き抜くことがで
きる。しかも、木ねじ(5)をねじ込む際には、この木
ねじ(5)を軸方向に沿って貫通する木ねじ通孔(1
e)がガイドするので、プレモールド絶縁体(17)に
まっすぐにねじ込むことができ、内周側のケーブルや外
周側の接続箱を傷つけるようなおそれも生じない。
【0011】引き抜き掛け具としてアイボルト(8)を
用いると、筒状体には止め付けねじ孔(1f)を螺設す
るだけで足りる。しかも、このようなアイボルト(8)
を用いると、例えばチェーンブロックの強力な力で筒状
体を後方に引くことができるようになり、また、このア
イボルト(8)に棒を通して人手で筒状体を回転させな
がら容易に後方に引くことができるようになる。さら
に、止め付けねじ孔(1f)にボルトで固定したセンタ
合わせ板材(6)でセンタ合わせ部を構成できるので、
筒状体には止め付けねじ孔(1f)を螺設するだけで足
りる。しかも、引き抜き掛け具としてアイボルト(8)
を用いる場合には、止め付けねじ孔(1f)をこれらの
固定用に兼用することができる。
用いると、筒状体には止め付けねじ孔(1f)を螺設す
るだけで足りる。しかも、このようなアイボルト(8)
を用いると、例えばチェーンブロックの強力な力で筒状
体を後方に引くことができるようになり、また、このア
イボルト(8)に棒を通して人手で筒状体を回転させな
がら容易に後方に引くことができるようになる。さら
に、止め付けねじ孔(1f)にボルトで固定したセンタ
合わせ板材(6)でセンタ合わせ部を構成できるので、
筒状体には止め付けねじ孔(1f)を螺設するだけで足
りる。しかも、引き抜き掛け具としてアイボルト(8)
を用いる場合には、止め付けねじ孔(1f)をこれらの
固定用に兼用することができる。
【0012】また、請求項2の発明は、前記筒状体(1
a,1b)が、先側筒部と後側筒部とに分かれると共
に、これらの間が連結部で連結されたものであり、前記
木ねじ通孔(1f)がテーパ部(1e)のテーパ面から
先側筒部の後端面まで貫通して穿設されると共に、前記
止め付けねじ孔(1f)が筒状体の後端面から後側筒部
の先端面まで貫通して螺設されたことを特徴とする。
a,1b)が、先側筒部と後側筒部とに分かれると共
に、これらの間が連結部で連結されたものであり、前記
木ねじ通孔(1f)がテーパ部(1e)のテーパ面から
先側筒部の後端面まで貫通して穿設されると共に、前記
止め付けねじ孔(1f)が筒状体の後端面から後側筒部
の先端面まで貫通して螺設されたことを特徴とする。
【0013】請求項2の発明によれば、プレモールド絶
縁体(17)が接続箱の奥にある場合には筒状体を長く
形成する必要があるが、例えば連結部を先側筒部や後側
筒部よりも外径が細い筒状とすることによりこの筒状体
の重量を軽くして取り扱いを容易にすることができる。
しかも、木ねじ通孔(1e)が長い筒状体の後端面まで
貫通している場合には極めて長い木ねじ(5)を使用す
る必要が生じるが、この木ねじ通孔(1e)が先側筒部
にのみ穿設されるので、比較的短い通常の木ねじを利用
することができる。また、木ねじ通孔(1e)と止め付
けねじ孔(1f)が先側筒部と後側筒部に別個に設けら
れるので、これらを円周方向の同じ位置にそれぞれ形成
することにより、この円周方向に十分な数だけ設けるこ
とができる。そして、このように木ねじ通孔(1e)と
止め付けねじ孔(1f)が円周方向の同じ位置にそれぞ
れ形成されれば、木ねじ通孔(1e)に挿入した木ねじ
(5)を止め付けねじ孔(1f)を通した工具で容易に
ねじ込むことができるようになる。
縁体(17)が接続箱の奥にある場合には筒状体を長く
形成する必要があるが、例えば連結部を先側筒部や後側
筒部よりも外径が細い筒状とすることによりこの筒状体
の重量を軽くして取り扱いを容易にすることができる。
しかも、木ねじ通孔(1e)が長い筒状体の後端面まで
貫通している場合には極めて長い木ねじ(5)を使用す
る必要が生じるが、この木ねじ通孔(1e)が先側筒部
にのみ穿設されるので、比較的短い通常の木ねじを利用
することができる。また、木ねじ通孔(1e)と止め付
けねじ孔(1f)が先側筒部と後側筒部に別個に設けら
れるので、これらを円周方向の同じ位置にそれぞれ形成
することにより、この円周方向に十分な数だけ設けるこ
とができる。そして、このように木ねじ通孔(1e)と
止め付けねじ孔(1f)が円周方向の同じ位置にそれぞ
れ形成されれば、木ねじ通孔(1e)に挿入した木ねじ
(5)を止め付けねじ孔(1f)を通した工具で容易に
ねじ込むことができるようになる。
【0014】なお、ここでいう木ねじ(5)は、プレモ
ールド絶縁体(17)に下穴を開けるキリとタップの役
割を同時に果たすものであればよいので、タッピングね
じ等も含まれる。
ールド絶縁体(17)に下穴を開けるキリとタップの役
割を同時に果たすものであればよいので、タッピングね
じ等も含まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施
形態を示すものであって、引き抜き工具の斜視図、図2
は、引き抜き工具の縦断面図、図3〜図7は、引き抜き
工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの接続部
の縦断面図である。なお、図8及び図9に示した従来例
と同様の機能を有する部材には同じ番号を付記して説明
を省略する。
て図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施
形態を示すものであって、引き抜き工具の斜視図、図2
は、引き抜き工具の縦断面図、図3〜図7は、引き抜き
工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの接続部
の縦断面図である。なお、図8及び図9に示した従来例
と同様の機能を有する部材には同じ番号を付記して説明
を省略する。
【0016】この発明の実施形態の引き抜き工具1は、
図1及び図2に示すように、CVケーブルの外径よりも
少し太い内径を有する筒状体であり、先側筒部1aと後
側筒部1bとの間を連結部1cで連結した構成となって
いる。先側筒部1aと後側筒部1bは、内径との間に十
分な肉厚のあるほぼ同じ外径を有している。また、連結
部1cは、先側筒部1aや後側筒部1bよりも十分に細
い外径を有している。なお、この連結部1cは、先側筒
部1aと後側筒部1bを十分な剛性で連結できるもので
あれば筒状に限らず、多数の連結棒を環状に配置したも
の等であってもよい。また、ここでは、これら先側筒部
1a,後側筒部1b及び連結部1cを十分な剛性と加工
性を得るために真鍮製としている。この引き抜き工具1
の内径の先端(図面左側)開口部には、先側ほど孔径が
太くなるテーパ部1dが設けられている。そして、先側
筒部1aには、このテーパ部1dから先側筒部1aの後
端面まで軸方向に平行に貫通する木ねじ通孔1eが円周
方向に等間隔に8個穿設されている。また、後側筒部1
bには、この後側筒部1bの先端面から後端面まで軸方
向に平行に貫通する止め付けねじ孔1fが各木ねじ通孔
1eと同じ円周方向の位置に8個螺設されている。
図1及び図2に示すように、CVケーブルの外径よりも
少し太い内径を有する筒状体であり、先側筒部1aと後
側筒部1bとの間を連結部1cで連結した構成となって
いる。先側筒部1aと後側筒部1bは、内径との間に十
分な肉厚のあるほぼ同じ外径を有している。また、連結
部1cは、先側筒部1aや後側筒部1bよりも十分に細
い外径を有している。なお、この連結部1cは、先側筒
部1aと後側筒部1bを十分な剛性で連結できるもので
あれば筒状に限らず、多数の連結棒を環状に配置したも
の等であってもよい。また、ここでは、これら先側筒部
1a,後側筒部1b及び連結部1cを十分な剛性と加工
性を得るために真鍮製としている。この引き抜き工具1
の内径の先端(図面左側)開口部には、先側ほど孔径が
太くなるテーパ部1dが設けられている。そして、先側
筒部1aには、このテーパ部1dから先側筒部1aの後
端面まで軸方向に平行に貫通する木ねじ通孔1eが円周
方向に等間隔に8個穿設されている。また、後側筒部1
bには、この後側筒部1bの先端面から後端面まで軸方
向に平行に貫通する止め付けねじ孔1fが各木ねじ通孔
1eと同じ円周方向の位置に8個螺設されている。
【0017】なお、上記引き抜き工具1は、連結部1c
をなくし先側筒部1aと後側筒部1bとを直接連結一体
化した構成とすることもできる。この場合、引き抜き工
具1は、全体の長さを連結部1cの分だけ必要に応じて
長くする。また、この場合、テーパ部1dに開口する木
ねじ通孔1eの後端面の開口部にねじ切りをして止め付
けねじ孔1fを螺設したり、これら木ねじ通孔1eと止
め付けねじ孔1fを別個に円周方向に交互に設けること
もできる。ただし、木ねじ通孔1eと止め付けねじ孔1
fを別個に設ける場合には、少なくとも木ねじ通孔1e
は後端面まで貫通させる必要がある。
をなくし先側筒部1aと後側筒部1bとを直接連結一体
化した構成とすることもできる。この場合、引き抜き工
具1は、全体の長さを連結部1cの分だけ必要に応じて
長くする。また、この場合、テーパ部1dに開口する木
ねじ通孔1eの後端面の開口部にねじ切りをして止め付
けねじ孔1fを螺設したり、これら木ねじ通孔1eと止
め付けねじ孔1fを別個に円周方向に交互に設けること
もできる。ただし、木ねじ通孔1eと止め付けねじ孔1
fを別個に設ける場合には、少なくとも木ねじ通孔1e
は後端面まで貫通させる必要がある。
【0018】上記筒状体の引き抜き工具1は、軸方向に
沿い軸心を通る面で2分割されている。そして、先側筒
部1aの後端面と後側筒部1bの先端面の各分割部にそ
れぞれ結合板3を渡して六角穴付きボルト4を螺着する
ことにより一体となった筒状体に結合することができる
ようになっている。
沿い軸心を通る面で2分割されている。そして、先側筒
部1aの後端面と後側筒部1bの先端面の各分割部にそ
れぞれ結合板3を渡して六角穴付きボルト4を螺着する
ことにより一体となった筒状体に結合することができる
ようになっている。
【0019】また、上記引き抜き工具1の木ねじ通孔1
eには、木ねじ5を嵌入するようになっていて、止め付
けねじ孔1fには、ボルト通孔6aを有するセンタ合わ
せ板材6をボルト7で固定したり、アイボルト8を螺着
するようになっている。
eには、木ねじ5を嵌入するようになっていて、止め付
けねじ孔1fには、ボルト通孔6aを有するセンタ合わ
せ板材6をボルト7で固定したり、アイボルト8を螺着
するようになっている。
【0020】上記構成の引き抜き工具1の使用方法を図
3〜図7に基づいて説明する。接続箱11に接続された
CVケーブル12は、図9に示したように、ケーブル保
護金具13やプレモ−ルド絶縁体押し金具14を取り外
した状態にする。そして、2分割した引き抜き工具1の
各片でCVケーブル12を挟み込み図1に示した結合板
3と六角穴付きボルト4で結合させることにより、図3
に示すように、この引き抜き工具1をCVケーブル12
に外嵌させる。また、後側筒部1bの直径方向の2箇所
の止め付けねじ孔1fに後方からボルト7でセンタ合わ
せ板材6を固定すると共に、これらセンタ合わせ板材6
の外周側のボルト通孔6aを通してボルト15を挿入
し、このボルト15を接続箱11の埋込取付金具16の
ねじ穴に螺着する。すると、引き抜き工具1は、先端開
口部のテーパ部1dがプレモ−ルド絶縁体17の後側の
テーパ部に押圧されるので、CVケーブル12とのセン
タ合わせが行われると共に、テーパ部1dをプレモ−ル
ド絶縁体17に確実に密着して固定される。
3〜図7に基づいて説明する。接続箱11に接続された
CVケーブル12は、図9に示したように、ケーブル保
護金具13やプレモ−ルド絶縁体押し金具14を取り外
した状態にする。そして、2分割した引き抜き工具1の
各片でCVケーブル12を挟み込み図1に示した結合板
3と六角穴付きボルト4で結合させることにより、図3
に示すように、この引き抜き工具1をCVケーブル12
に外嵌させる。また、後側筒部1bの直径方向の2箇所
の止め付けねじ孔1fに後方からボルト7でセンタ合わ
せ板材6を固定すると共に、これらセンタ合わせ板材6
の外周側のボルト通孔6aを通してボルト15を挿入
し、このボルト15を接続箱11の埋込取付金具16の
ねじ穴に螺着する。すると、引き抜き工具1は、先端開
口部のテーパ部1dがプレモ−ルド絶縁体17の後側の
テーパ部に押圧されるので、CVケーブル12とのセン
タ合わせが行われると共に、テーパ部1dをプレモ−ル
ド絶縁体17に確実に密着して固定される。
【0021】引き抜き工具1が接続箱11に固定される
と、図4に示すように、木ねじ通孔1eに先側筒部1a
の後端面側の開口部から木ねじ5を挿入する。なお、こ
の図4以降では、図3とは縦断面の切断面の角度を45
°だけ回転させて示してある。そして、この木ねじ5の
頭にレンチ18を被せると共に、止め付けねじ孔1fを
通したロッド19の先端をこのレンチ18に挿入し、ロ
ッド19の後端をラチェット工具20で押しながら回転
させる。すると、木ねじ5の先端がプレモ−ルド絶縁体
17の後側のテーパ部からねじ込まれ、図5に示すよう
に、引き抜き工具1をこのプレモ−ルド絶縁体17に止
め付けることができる。また、この木ねじ5は、CVケ
ーブル12と同心状に固定された引き抜き工具1の木ね
じ通孔1eにガイドされるので、斜めに曲がることなく
まっすぐにプレモ−ルド絶縁体17にねじ込まれ、内周
側のCVケーブル12や外周側の接続箱11を傷つける
ようなおそれも生じない。この木ねじ5は、確実のため
に8箇所全ての木ねじ通孔1eに挿入してねじ込まれ
る。ただし、2箇所の止め付けねじ孔1fには既にセン
タ合わせ板材6が固定されているのでロッド19を使用
することができない。このため、まず他の6箇所の木ね
じ通孔1eに木ねじ5をねじ込んでから、ボルト15と
ボルト7を抜いてセンタ合わせ板材6を取り外した後
に、残り2箇所の木ねじ通孔1eに木ねじ5をねじ込む
ようにすればよい。また、木ねじ5を他の方法によりね
じ込むことができる場合には、8箇所全ての木ねじ5を
ねじ込んだ後に、センタ合わせ板材6を取り外す。
と、図4に示すように、木ねじ通孔1eに先側筒部1a
の後端面側の開口部から木ねじ5を挿入する。なお、こ
の図4以降では、図3とは縦断面の切断面の角度を45
°だけ回転させて示してある。そして、この木ねじ5の
頭にレンチ18を被せると共に、止め付けねじ孔1fを
通したロッド19の先端をこのレンチ18に挿入し、ロ
ッド19の後端をラチェット工具20で押しながら回転
させる。すると、木ねじ5の先端がプレモ−ルド絶縁体
17の後側のテーパ部からねじ込まれ、図5に示すよう
に、引き抜き工具1をこのプレモ−ルド絶縁体17に止
め付けることができる。また、この木ねじ5は、CVケ
ーブル12と同心状に固定された引き抜き工具1の木ね
じ通孔1eにガイドされるので、斜めに曲がることなく
まっすぐにプレモ−ルド絶縁体17にねじ込まれ、内周
側のCVケーブル12や外周側の接続箱11を傷つける
ようなおそれも生じない。この木ねじ5は、確実のため
に8箇所全ての木ねじ通孔1eに挿入してねじ込まれ
る。ただし、2箇所の止め付けねじ孔1fには既にセン
タ合わせ板材6が固定されているのでロッド19を使用
することができない。このため、まず他の6箇所の木ね
じ通孔1eに木ねじ5をねじ込んでから、ボルト15と
ボルト7を抜いてセンタ合わせ板材6を取り外した後
に、残り2箇所の木ねじ通孔1eに木ねじ5をねじ込む
ようにすればよい。また、木ねじ5を他の方法によりね
じ込むことができる場合には、8箇所全ての木ねじ5を
ねじ込んだ後に、センタ合わせ板材6を取り外す。
【0022】引き抜き工具1が木ねじ5でプレモ−ルド
絶縁体17に止め付けられると、図6に示すように、直
径方向の2箇所の止め付けねじ孔1fに後側筒部1bの
後方からアイボルト8を螺着し、図7に示すように、こ
れらのアイボルト8を後方の矢印A方向にチェーンブロ
ック等の強い力で引けば、容易にプレモ−ルド絶縁体1
7を引き抜くことができる。ただし、引き抜き治具1の
後方にチェーンブロック等を設置するためのフックやス
ペースがない場合には、2個のアイボルト8に鉄棒等を
通し、この鉄棒等を人手で回転させながら後方に引くよ
うにしてプレモ−ルド絶縁体17を引き抜くこともでき
る。
絶縁体17に止め付けられると、図6に示すように、直
径方向の2箇所の止め付けねじ孔1fに後側筒部1bの
後方からアイボルト8を螺着し、図7に示すように、こ
れらのアイボルト8を後方の矢印A方向にチェーンブロ
ック等の強い力で引けば、容易にプレモ−ルド絶縁体1
7を引き抜くことができる。ただし、引き抜き治具1の
後方にチェーンブロック等を設置するためのフックやス
ペースがない場合には、2個のアイボルト8に鉄棒等を
通し、この鉄棒等を人手で回転させながら後方に引くよ
うにしてプレモ−ルド絶縁体17を引き抜くこともでき
る。
【0023】上記のようにしてプレモ−ルド絶縁体17
が引き抜かれると、導体接続子21を接続箱11の埋込
接続金具22から取り外すことにより、CVケーブル1
2の接続箱11への接続を外すことができる。なお、導
体接続子21が埋込接続金具22のマルチコンタクト等
に挿入されているだけの場合には、CVケーブル12が
プレモ−ルド絶縁体17と共に引き抜かれる。そして、
CVケーブル12の接続が外れると、プレモ−ルド絶縁
体17を新しいものに取り替えるだけで、他の部品はそ
のまま再利用して再び接続を行うことができる。
が引き抜かれると、導体接続子21を接続箱11の埋込
接続金具22から取り外すことにより、CVケーブル1
2の接続箱11への接続を外すことができる。なお、導
体接続子21が埋込接続金具22のマルチコンタクト等
に挿入されているだけの場合には、CVケーブル12が
プレモ−ルド絶縁体17と共に引き抜かれる。そして、
CVケーブル12の接続が外れると、プレモ−ルド絶縁
体17を新しいものに取り替えるだけで、他の部品はそ
のまま再利用して再び接続を行うことができる。
【0024】以上説明したように、この発明の実施形態
によれば、引き抜き工具1を木ねじ5でプレモ−ルド絶
縁体17に止め付けることにより、アイボルト8を用い
てこのプレモ−ルド絶縁体17を引き抜き工具1と共に
容易に引き抜くことができるようになる。また、この引
き抜き工具1は、センタ合わせ板材6によってCVケー
ブル12とセンタ合わせされると共にプレモ−ルド絶縁
体17に密着して固定されるので、木ねじ5を木ねじ通
孔1eでガイドしてプレモ−ルド絶縁体17にまっすぐ
ねじ込むことができ、この木ねじ5が内周側のCVケー
ブル12や外周側の接続箱11を傷つけるようなおそれ
がなくなる。
によれば、引き抜き工具1を木ねじ5でプレモ−ルド絶
縁体17に止め付けることにより、アイボルト8を用い
てこのプレモ−ルド絶縁体17を引き抜き工具1と共に
容易に引き抜くことができるようになる。また、この引
き抜き工具1は、センタ合わせ板材6によってCVケー
ブル12とセンタ合わせされると共にプレモ−ルド絶縁
体17に密着して固定されるので、木ねじ5を木ねじ通
孔1eでガイドしてプレモ−ルド絶縁体17にまっすぐ
ねじ込むことができ、この木ねじ5が内周側のCVケー
ブル12や外周側の接続箱11を傷つけるようなおそれ
がなくなる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明のプレモールド絶縁体引き抜き工具によれば、筒状体
をプレモールド絶縁体に押し当てて固定し木ねじをまっ
すぐにねじ込むことができるようになるので、このプレ
モールド絶縁体の内径側のケーブルや外径側の接続箱を
傷つけるようなおそれがなくなる。しかも、アイボルト
等の引き抜き掛け具を用いて筒状体を後方に引くので、
プレモールド絶縁体を強い力で容易に引き抜くことがで
きる。
明のプレモールド絶縁体引き抜き工具によれば、筒状体
をプレモールド絶縁体に押し当てて固定し木ねじをまっ
すぐにねじ込むことができるようになるので、このプレ
モールド絶縁体の内径側のケーブルや外径側の接続箱を
傷つけるようなおそれがなくなる。しかも、アイボルト
等の引き抜き掛け具を用いて筒状体を後方に引くので、
プレモールド絶縁体を強い力で容易に引き抜くことがで
きる。
【0026】また、アイボルトを螺着しセンタ合わせ部
の板材をボルトで固定する止め付けねじ孔を穿設すれ
ば、工具を簡単な構造として製造し易いものとすること
ができる。さらに、筒状体を先側筒部と後側筒部に分け
てこれらを連結部で連結する構造にすれば、工具を軽量
化できると共に、通常の比較的短い木ねじを使用するこ
とができるようになる。
の板材をボルトで固定する止め付けねじ孔を穿設すれ
ば、工具を簡単な構造として製造し易いものとすること
ができる。さらに、筒状体を先側筒部と後側筒部に分け
てこれらを連結部で連結する構造にすれば、工具を軽量
化できると共に、通常の比較的短い木ねじを使用するこ
とができるようになる。
【図1】この発明の一実施形態を示すものであって、引
き抜き工具の斜視図である。
き抜き工具の斜視図である。
【図2】この発明の一実施形態を示すものであって、引
き抜き工具の縦断面図である。
き抜き工具の縦断面図である。
【図3】この発明の一実施形態を示すものであって、引
き抜き工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの
接続部の縦断面図である。
き抜き工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの
接続部の縦断面図である。
【図4】この発明の一実施形態を示すものであって、引
き抜き工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの
接続部の縦断面図である。
き抜き工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの
接続部の縦断面図である。
【図5】この発明の一実施形態を示すものであって、引
き抜き工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの
接続部の縦断面図である。
き抜き工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの
接続部の縦断面図である。
【図6】この発明の一実施形態を示すものであって、引
き抜き工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの
接続部の縦断面図である。
き抜き工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの
接続部の縦断面図である。
【図7】この発明の一実施形態を示すものであって、引
き抜き工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの
接続部の縦断面図である。
き抜き工具の使用方法を説明するためのCVケーブルの
接続部の縦断面図である。
【図8】CVケーブルの接続部の構造を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図9】CVケーブルの接続部からプレモ−ルド絶縁体
を引き抜く作業を説明する縦断面図である。
を引き抜く作業を説明する縦断面図である。
1 引き抜き工具 1a 先側筒部 1b 後側筒部 1c 連結部 1d テーパ部 1e 木ねじ通孔 1f 止め付けねじ孔 3 結合板 5 木ねじ 6 センタ合わせ板材 6a ボルト通孔 8 アイボルト 11 接続箱 12 CVケ−ブル 17 プレモ−ルド絶縁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−253434(JP,A) 実開 昭58−124019(JP,U) 実開 昭55−162317(JP,U) 実開 平5−41326(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 1/14
Claims (2)
- 【請求項1】 結合部の結合を解くことにより軸方向に
沿う面で複数に分割可能な筒状体であり、この筒状体の
先端開口部に先側ほど孔径が太くなるテーパ部が設けら
れると共に、このテーパ部のテーパ面に開口し軸方向に
沿って貫通する木ねじ通孔が円周方向に複数穿設され、
かつ、この筒状体の後端部に開口して円周方向に複数螺
設された止め付けねじ孔のいずれか2箇所以上にそれぞ
れ螺着された引き抜き掛け具が設けられ、該筒状体の後
部に、外周側に張り出すと共に、ボルトを通すボルト通
孔が穿設され且つ筒状体の後端面に開口して円周方向に
複数螺設された止め付けねじ孔のいずれか2箇所以上に
それぞれボルトで固定されたボルト通孔を有するセンタ
合わせ板材が設けられたことを特徴とするプレモールド
絶縁体引き抜き工具。 - 【請求項2】 前記筒状体が、先側筒部と後側筒部とに
分かれると共に、これらの間が連結部で連結されたもの
であり、前記木ねじ通孔がテーパ部のテーパ面から先側
筒部の後端面まで貫通して穿設されると共に、前記止め
付けねじ孔が筒状体の後端面から後側筒部の先端面まで
貫通して螺設されたことを特徴とする請求項1に記載の
プレモールド絶縁体引き抜き工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8065229A JP2985145B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | プレモールド絶縁体引き抜き工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8065229A JP2985145B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | プレモールド絶縁体引き抜き工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233639A JPH09233639A (ja) | 1997-09-05 |
JP2985145B2 true JP2985145B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=13280888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8065229A Expired - Lifetime JP2985145B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | プレモールド絶縁体引き抜き工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2985145B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP8065229A patent/JP2985145B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09233639A (ja) | 1997-09-05 |
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