JP3190519B2 - ケーブル活線診断用絶縁工具 - Google Patents

ケーブル活線診断用絶縁工具

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JP3190519B2
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清和 大野
正一 中村
晃 室岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力ケーブルの活線
診断時に使用する絶縁工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照して従来のケーブル活
線診断の例を説明する。電力ケーブルの活線診断を行う
場合には、ケーブルのシールド層を接地から浮かす必要
がある。図6において、ケーブルの両端末についている
ケーブルヘッド100を固定するブラケット7が電力ケ
ーブルのシールド層と電気的に接続されている構造のも
のにあっては、ブラケット7を接地された腕金8により
浮かして電気的に絶縁する必要がある。
【0003】このため、ブラケット7を腕金8に固定す
るボルト9を取り外し、図7および図8に示すように腕
金8とブラケット7の間に絶縁板101を挟み込み、絶
縁ボルト102を絶縁ナット103で締め付けて絶縁す
るようにして行っていた。
【0004】このようにしてブラケット7を腕金8から
絶縁して浮かすと、電磁誘導によってブラケット7に電
圧が発生するため、作業者は絶縁手袋を使用して作業を
行うことが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常の場合、ケーブル
ヘッド100は電柱などの高い所に取り付けて設けられ
ている。上述したケーブル活線診断を行うためにケーブ
ルヘッド100を浮かす作業を行うと、作業者は高所作
業であるので絶縁板101および絶縁ナット103を下
に落とし易い。落とす度に下まで拾いに下りなければな
らない。
【0006】また、腕金8の厚さAは、ケーブルサイズ
が例えば150mm2 以下では45mm、200mm2
以上では75mmのものが使用されているため、絶縁ボ
ルト102は長さの異なる2種類のものを用意するか、
長いもので兼用するなどの方法が採られている。
【0007】長いもので兼用する場合、厚さ75mm用
の絶縁ボルト102を厚さ45mmの腕金8に使用した
ときには、絶縁ナット103を締め付けるために数多く
回転させなければならず、絶縁手袋を使用しての締付作
業には多くの時間がかかり、不具合である。
【0008】さらに絶縁ナット103を締め付ける作業
は、絶縁ボルト102の頭側と絶縁ナット103側の双
方をスパナを使用して締め付ける必要があり、金属製の
スパナが電圧のかかったブラケット7に触れ、スパナの
他端が作業者に触れた場合感電する危険性があり、慎重
な作業が必要であった。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は上
述した問題点を解決するためになされたものである。こ
のため、絶縁ボルトには、作業し易いように、また落
下しないように握り易くするための握り部分を設けた。
絶縁ナットには、スパナを使用しないで締め付けられ
るように、また握り易いようにハンドル部を設けた。
絶縁板は落下を防止するために紐を設け、絶縁ボルトに
ボルトの回転に支障のないようにフリーに取り付けた。
厚さ寸法の異なる2種類の腕金に対処できるよう絶縁
ナットのねじの位置を端からのねじまでの寸法を変え
た。等を特徴としている。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説
明する。図1は実施例のケーブル活線診断用絶縁工具の
取付状態を示す側面図、図2は絶縁ボルトの正面図、図
3は絶縁ナットの断面図、図4は図3のA−A矢視図、
図5は絶縁板の側面図である。図2において、絶縁ボル
ト1は先端にねじ11を形成し、他端はこのねじ11よ
りも太い軸部となり、右側端部は作業者が握り易いよう
に握り部14が設けられている棒状の部材である。さら
に軸部には絶縁板3の落下を防ぐため可撓性を有する絶
縁性のカールコート6を絶縁板3の穴33に取り付け
(図5参照)、他端に絶縁ボルト1の軸部と可動的に締
結するためのキーリング4,5を設け、絶縁ボルト1の
軸部の凹部13に取り付けて構成されている(図1参
照)。
【0011】図5において、ナイロン製の絶縁板3は、
腕金8に絶縁ボルト1を差し込んだ後に横から挿入して
取り付けができるように、切欠きを有する絶縁ボルト挿
入用の穴31が形成され、この切欠き穴31に絶縁ボル
ト1を入れた後に外れにくいようF寸法の突出した引っ
かけ部が切欠き穴31の入口に設けて構成されている。
なお、穴32は絶縁板3を持つときに、ここに指を入れ
て持ち易くするための穴である。
【0012】図3および図4に示す絶縁ナット2は、内
部に絶縁ボルト1の先端部に設けられたねじ11と係合
するねじ穴22が設けられ、この位置は厚さが異なる2
種類の腕金8を締め付けた場合、同じ回転数でセットで
きるように端部からの距離D1 およびD2 の異なる寸法
位置に形成されており、外側には絶縁手袋をはめた手で
も持ち易く、かつ、締め付け易いように左右に伸びる羽
根状のハンドル21が形成されている。
【0013】従って、図1に示すように、まずブラケッ
ト7および腕金8の穴に絶縁ボルト1を差し込んで、絶
縁ボルト1の先端部のねじ11に絶縁ナット2のねじ穴
22を少しねじ込む。このとき、絶縁ナット2は腕金8
の大きさに合わせて所要寸法の方を腕金8側にしてハン
ドル21によりねじ込むのである。次に、絶縁ボルト1
にカールコート6により連結された絶縁板3をブラケッ
ト7と腕金8の間に横から割り込ませ、切欠穴31に絶
縁ボルト1を挿入する。そして、さらに絶縁ナット2を
ねじ込んで締め付ける。この作業では、作業者は片手で
絶縁ボルト1の握り部14を握ることによって、絶縁ボ
ルト1の回転を防止するので、スパナを使用しないで締
め付けることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明のケーブ
ル活線診断用絶縁工具によれば、部品を落下させること
もなく、かつ、スパナを使用しなくても絶縁手袋を付け
たまま迅速に、さらに安全に作業を行うことが可能とな
る。また、腕金8の厚さが異なった場合でも、2種類の
絶縁ボルトを準備することなく絶縁ナットの方向を変え
るだけでよく、また、締め付けのための絶縁ナットの回
転も最少で済ませることができ、短時間に作業を完了さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーブル活線診断用絶縁工具の取付状態を示す
側面図、
【図2】絶縁ボルトの正面図、
【図3】絶縁ナットの断面図、
【図4】図3のA−A矢視図、
【図5】絶縁板の正面図、
【図6】従来のケーブル端末部の取付部分の構成を示す
側面図、
【図7】絶縁診断のためにケーブル端末部を浮かせたと
きの取付状態を示す側面図、
【図8】図7のB−B矢視図である。
【符号の説明】
1,102 絶縁ボルト 11 ねじ部 12 フランジ部 13 溝部 14 握り部 2,103 絶縁ナット 21 ハンドル部 22 ねじ穴 3,101 絶縁板 31 切欠き穴 32,33 穴 4,5 キーリング 6 絶縁性カールコード 7 ブラケット 8 腕金 9 ブラケット締付ボルト 100 ケーブルヘッド
フロントページの続き (72)発明者 室岡 晃 茨城県日立市日高町5丁目1番1号「日 立電線株式会社日高工場内」 (72)発明者 斉藤 他吉 茨城県日立市日高町5丁目1番1号「日 立電線株式会社日高工場内」 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/02 309

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部を有する絶縁棒の先端にねじを形
    成してなる絶縁ボルトと、外側にハンドルを有し、内側
    に上記絶縁ボルトのねじと係合するねじ穴を形成し、そ
    のねじ穴の位置が中央部より必要量だけ片側に寄った絶
    縁ナットと、上記絶縁ボルトの横から当該ボルト上に挿
    入できるような切欠きを有する絶縁ボルト挿入用穴が形
    成されている絶縁板とを組み合わせてなるケーブル活線
    診断用絶縁工具。
  2. 【請求項2】 前記絶縁ボルトの一部に全周に亘り凹部
    または複数箇所に全周に亘り凸部を設けて凹部を形成
    し、この凹部に一端が前記絶縁板に結ばれた落下防止用
    紐の他端を連結してなる請求項1記載のケーブル活線診
    断用絶縁工具。
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JP4553692B2 (ja) * 2004-11-17 2010-09-29 中国電力株式会社 高圧活線支持治具
JP4909210B2 (ja) * 2007-08-24 2012-04-04 東京電力株式会社 棒状体落下防止装置

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