JP2628081B2 - ケーブル導体の接続方法 - Google Patents
ケーブル導体の接続方法Info
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- JP2628081B2 JP2628081B2 JP63307451A JP30745188A JP2628081B2 JP 2628081 B2 JP2628081 B2 JP 2628081B2 JP 63307451 A JP63307451 A JP 63307451A JP 30745188 A JP30745188 A JP 30745188A JP 2628081 B2 JP2628081 B2 JP 2628081B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電力ケーブルの中間部及び終端部の接続部
分におけるケーブル導体の接続方法に関するものであ
る。
分におけるケーブル導体の接続方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、電力ケーブルの導体接続方法として、例えば第
5図に示すようなスリップオン形導体接続方法が知られ
ている。これは、導体接続端子1の開孔部1a内にケーブ
ル導体2を挿入してから、その外面1bを圧縮機等を用い
て圧縮し、ケーブル導体2が導体接続端子1から抜け出
ないように固定する。このように形成した導体接続端子
1の先端部を、複数個の部品を組合わせリング状ばね3
によって周囲から付勢され弾力性を有する導体継手4の
片端に嵌入して接続する。この接続において、導体接続
端子1と導体継手4は互いに嵌合し、一旦嵌合すると不
時に外れないような構造となっている。この導体接続部
の外周にはシールド電極が配置され、電力ケーブルの終
端接続部にも用いられている。
5図に示すようなスリップオン形導体接続方法が知られ
ている。これは、導体接続端子1の開孔部1a内にケーブ
ル導体2を挿入してから、その外面1bを圧縮機等を用い
て圧縮し、ケーブル導体2が導体接続端子1から抜け出
ないように固定する。このように形成した導体接続端子
1の先端部を、複数個の部品を組合わせリング状ばね3
によって周囲から付勢され弾力性を有する導体継手4の
片端に嵌入して接続する。この接続において、導体接続
端子1と導体継手4は互いに嵌合し、一旦嵌合すると不
時に外れないような構造となっている。この導体接続部
の外周にはシールド電極が配置され、電力ケーブルの終
端接続部にも用いられている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述のような導体接続端子1を用いる
と、ケーブル導体2を挿入固定するために大掛かりな圧
縮機を必要とするので、ケーブル導体2を導体接続端子
1に装着する際の作業が複雑かつ長時間になるという欠
点がある。また、圧縮機により導体接続端子1の外面1b
には変形が生じ、放電等が生じ易くなり電気的特性に悪
影響を及ぼすことがある。更には、導体継手4は導体接
続子5と予め一体化しておくことができるが、中間接続
部への適用を考えた場合に、従来の終端部のようにシー
ルド電極、ストレスコーン、補強絶縁体などの部品組立
において部品数が多くなり、更に接続作業が長くなると
いう欠点もある。従って、事故点等の応急措置としてケ
ーブル導体2の接続を行うなどの緊急時には、上述の方
法は不適切であると云える。
と、ケーブル導体2を挿入固定するために大掛かりな圧
縮機を必要とするので、ケーブル導体2を導体接続端子
1に装着する際の作業が複雑かつ長時間になるという欠
点がある。また、圧縮機により導体接続端子1の外面1b
には変形が生じ、放電等が生じ易くなり電気的特性に悪
影響を及ぼすことがある。更には、導体継手4は導体接
続子5と予め一体化しておくことができるが、中間接続
部への適用を考えた場合に、従来の終端部のようにシー
ルド電極、ストレスコーン、補強絶縁体などの部品組立
において部品数が多くなり、更に接続作業が長くなると
いう欠点もある。従って、事故点等の応急措置としてケ
ーブル導体2の接続を行うなどの緊急時には、上述の方
法は不適切であると云える。
[発明の目的] 本発明の目的は、機械的強度及び電気的特性を損なわ
ずに、容易に短時間でケーブル接続作業を完了すること
が可能なケーブル導体の接続方法を提供することにあ
る。
ずに、容易に短時間でケーブル接続作業を完了すること
が可能なケーブル導体の接続方法を提供することにあ
る。
[発明の概要] 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、ケーブ
ル導体を導体接続端子に接続し、該導体接続端子を導体
継手を介して導体接続子に接続する導体接続構造におい
て、前記導体接続端子に前記導体を挿入し、前記導体中
にクサビを打ち込んで前記導体を導体接続端子に固定し
てから、予め前記導体継手の端部を前記導体接続子に嵌
入し、これらの外周部を中空円筒状の高圧シールド電極
で包囲し、更に補強絶縁体により一体的に被覆した接続
コーン中に、前記導体接続端子を挿入し、前記導体継手
に前記導体接続端子を嵌入することを特徴とするケーブ
ル導体の接続方法である。
ル導体を導体接続端子に接続し、該導体接続端子を導体
継手を介して導体接続子に接続する導体接続構造におい
て、前記導体接続端子に前記導体を挿入し、前記導体中
にクサビを打ち込んで前記導体を導体接続端子に固定し
てから、予め前記導体継手の端部を前記導体接続子に嵌
入し、これらの外周部を中空円筒状の高圧シールド電極
で包囲し、更に補強絶縁体により一体的に被覆した接続
コーン中に、前記導体接続端子を挿入し、前記導体継手
に前記導体接続端子を嵌入することを特徴とするケーブ
ル導体の接続方法である。
[発明の実施例] 本発明に係る方法を第1図〜第4図に図示の実施例に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
第1図は接続作業が完了した状態の接続部の断面図、
第2図、第4図は接続作業の説明図、第3図は接続コー
ンの断面図である。先ず、第2図(a)に示すように、
ケーブル10の絶縁体11にパイプカッタ12によって切れ目
を入れ、第2図(b)に示すように切削工具13によって
絶縁体11を削ってケーブル導体14を露出させる。次に、
第2図(c)に示すようにケーブル導体14を導体接続端
子15の一端から内部に挿入し、導体接続端子15内のケー
ブル導体14の端部から長手方向に向けて、ハンマ16を用
いてクサビ17を打ち込む。更に、クサビ17の後方から、
第2図(d)に示すように導体接続端子15内にクサビ止
め用ボルト18を螺合して、クサビ17をボルト18により抜
け出ないように固定すると共に、ボルト18を導体接続端
子15の外面から固定用ねじ19によって固定する。
第2図、第4図は接続作業の説明図、第3図は接続コー
ンの断面図である。先ず、第2図(a)に示すように、
ケーブル10の絶縁体11にパイプカッタ12によって切れ目
を入れ、第2図(b)に示すように切削工具13によって
絶縁体11を削ってケーブル導体14を露出させる。次に、
第2図(c)に示すようにケーブル導体14を導体接続端
子15の一端から内部に挿入し、導体接続端子15内のケー
ブル導体14の端部から長手方向に向けて、ハンマ16を用
いてクサビ17を打ち込む。更に、クサビ17の後方から、
第2図(d)に示すように導体接続端子15内にクサビ止
め用ボルト18を螺合して、クサビ17をボルト18により抜
け出ないように固定すると共に、ボルト18を導体接続端
子15の外面から固定用ねじ19によって固定する。
次に、導体接続端子15を接続コーン20内に挿着するわ
けであるが、この接続コーン20は予め工場等において第
3図示すように組立てられている。即ち、接続コーン20
においては、導体接続子21の端部がリング状のスプリン
グ22によって付勢され弾力性を有する導体継手23に嵌合
し、これらの外周部には電極ベース24を介して中空円筒
状の半導電性ゴムから成る内部半導電層を兼ねた高圧シ
ールド電極25が取り付けられている。更に、高圧シール
ド電極25の外周部にはEPRゴム等の架橋済の補強絶縁体2
6、外部半導電層27が一体的にモールドされている。な
お、28は円環状の流れ止め金具である。
けであるが、この接続コーン20は予め工場等において第
3図示すように組立てられている。即ち、接続コーン20
においては、導体接続子21の端部がリング状のスプリン
グ22によって付勢され弾力性を有する導体継手23に嵌合
し、これらの外周部には電極ベース24を介して中空円筒
状の半導電性ゴムから成る内部半導電層を兼ねた高圧シ
ールド電極25が取り付けられている。更に、高圧シール
ド電極25の外周部にはEPRゴム等の架橋済の補強絶縁体2
6、外部半導電層27が一体的にモールドされている。な
お、28は円環状の流れ止め金具である。
この接続コーン20において、高圧シールド電極25は内
部半導電層として作用するだけでなく、補強絶縁体26を
支持する役割も果し、また流れ止め金具28によって加熱
架橋時に導体接続部の内部スペースに軟融した補強絶縁
体26が流入することを防止することができる。
部半導電層として作用するだけでなく、補強絶縁体26を
支持する役割も果し、また流れ止め金具28によって加熱
架橋時に導体接続部の内部スペースに軟融した補強絶縁
体26が流入することを防止することができる。
実際のケーブル接続現場では、第2図において組立て
たケーブル絶縁体11の表面、及び接続コーン20の挿入口
の内部にシリコングリスを塗布する。次に、第4図
(a)に示すように、ロープ又はチェーンを用いた結合
機30によって導体接続端子15、ケーブル絶縁体11を接続
コーン20内に挿入する。これにより導体接続端子15は導
体継手23の一端に嵌入されるので、この嵌入を接続コー
ン20の両側において行う。次に、第4図(b)に示すよ
うに接続コーン20の端部に押さえ保護テープ31等を巻回
して、ケーブル10同志の接続が完了することになる。
たケーブル絶縁体11の表面、及び接続コーン20の挿入口
の内部にシリコングリスを塗布する。次に、第4図
(a)に示すように、ロープ又はチェーンを用いた結合
機30によって導体接続端子15、ケーブル絶縁体11を接続
コーン20内に挿入する。これにより導体接続端子15は導
体継手23の一端に嵌入されるので、この嵌入を接続コー
ン20の両側において行う。次に、第4図(b)に示すよ
うに接続コーン20の端部に押さえ保護テープ31等を巻回
して、ケーブル10同志の接続が完了することになる。
なお、この接続方法は中間接続部だけでなく、終端接
続部にも適用できる。
続部にも適用できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るケーブル導体の接続
方法は、導体接続端子に挿入したケーブル導体中にクサ
ビを打ち込んでケーブル導体を導体接続端子に固定して
いるので、圧縮機等を使用せず容易に強度及び電気特性
の良好な導体接続端子を形成することができ、また導体
接続子及び導体継手を、中空円筒状の高圧シールド電極
によって包囲し、これらの周囲を予め補強絶縁体によっ
て一体的に被覆した接続コーン中に導体接続端子を挿入
することにより、容易にかつ短時間でケーブル接続を完
了させることが可能である。
方法は、導体接続端子に挿入したケーブル導体中にクサ
ビを打ち込んでケーブル導体を導体接続端子に固定して
いるので、圧縮機等を使用せず容易に強度及び電気特性
の良好な導体接続端子を形成することができ、また導体
接続子及び導体継手を、中空円筒状の高圧シールド電極
によって包囲し、これらの周囲を予め補強絶縁体によっ
て一体的に被覆した接続コーン中に導体接続端子を挿入
することにより、容易にかつ短時間でケーブル接続を完
了させることが可能である。
図面第1図〜第4図は本発明に係るケーブル導体の接続
方法の実施例を示し、第1図は断面図、第2図、第4図
は形成方法の説明図、第3図は接続コーンの断面図であ
り、第5図は従来例の断面図である。 符号10はケーブル、11は絶縁体、14ケーブル導体、15は
導体接続端子、17はクサビ、18はボルト、19は固定用ね
じ、20は接続コーン、21は導体接続子、23は導体継手、
25は高圧シールド電極、26は補強絶縁体、27は外部半導
電層である。
方法の実施例を示し、第1図は断面図、第2図、第4図
は形成方法の説明図、第3図は接続コーンの断面図であ
り、第5図は従来例の断面図である。 符号10はケーブル、11は絶縁体、14ケーブル導体、15は
導体接続端子、17はクサビ、18はボルト、19は固定用ね
じ、20は接続コーン、21は導体接続子、23は導体継手、
25は高圧シールド電極、26は補強絶縁体、27は外部半導
電層である。
Claims (1)
- 【請求項1】ケーブル導体を導体接続端子に接続し、該
導体接続端子を導体継手を介して導体接続子に接続する
導体接続構造において、前記導体接続端子に前記導体を
挿入し、前記導体中にクサビを打ち込んで前記導体を導
体接続端子に固定してから、予め前記導体継手の端部を
前記導体接続子に嵌入し、これらの外周部を中空円筒状
の高圧シールド電極で包囲し、更に補強絶縁体により一
体的に被覆した接続コーン中に、前記導体接続端子を挿
入し、前記導体継手に前記導体接続端子を嵌入すること
を特徴とするケーブル導体の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63307451A JP2628081B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | ケーブル導体の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63307451A JP2628081B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | ケーブル導体の接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02155415A JPH02155415A (ja) | 1990-06-14 |
JP2628081B2 true JP2628081B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=17969219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63307451A Expired - Fee Related JP2628081B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | ケーブル導体の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2628081B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2811378B2 (ja) * | 1991-09-10 | 1998-10-15 | 三菱電線工業株式会社 | ゴム,プラスチック電力ケーブルの接続部および接続方法 |
JP5102962B2 (ja) * | 2006-02-20 | 2012-12-19 | 株式会社井上製作所 | 継手装置 |
-
1988
- 1988-12-05 JP JP63307451A patent/JP2628081B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02155415A (ja) | 1990-06-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |