JP2584870Y2 - ケーブル直線接続部 - Google Patents

ケーブル直線接続部

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JP2584870Y2
JP2584870Y2 JP1992002739U JP273992U JP2584870Y2 JP 2584870 Y2 JP2584870 Y2 JP 2584870Y2 JP 1992002739 U JP1992002739 U JP 1992002739U JP 273992 U JP273992 U JP 273992U JP 2584870 Y2 JP2584870 Y2 JP 2584870Y2
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JP
Japan
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cable
connection
exposed
tulip contact
conductor
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JP1992002739U
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JPH0562144U (ja
Inventor
敏男 関根
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、接続部の絶縁保護のた
めにプレハブ式のゴムモールド絶縁筒を装着する構成の
ケーブル直線接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば77kV級のCVケーブルを直線
接続する場合には、導体の接続と共に接続部の絶縁補強
が行われる。この接続部の絶縁補強のためプレハブ式の
ゴムモールド絶縁筒を使用するものがある。図2にこの
種の従来のケーブル直線接続部縦断面図を示す。図にお
いて、ケーブル1は、ケーブル絶縁体2(以下、絶縁体
と称す)の端部が剥離され露出したケーブル導体3(以
下、導体と称す)がスリーブ4によって相互に圧縮接続
されている。この接続部の絶縁保護のために図に示すよ
うな絶縁筒5が使用される。この絶縁筒5は、例えばE
Pゴムにより製造される。そして、その構成は内側から
内部半導電層6、絶縁補強層7及び外部半導電層8から
成る。接続作業の際には、図3に示すように予め絶縁筒
5を一方の絶縁体2の外周に退けておき、図示しない圧
縮工具を用いてスリーブ4を圧縮する。その後、絶縁筒
5を図2に示したような状態に戻し、さらに機械的な保
護のためテーピングその他の各種の処理を施す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成のケーブル接続部を組み立てる際には、絶縁筒5
を退けておくために絶縁体2を十分な長さだけ露出させ
ておかなければならない。従って、接続作業終了後、図
示しないケーブルシースの端部からこの接続部外周にわ
たって比較的長い部分について電気的機械的保護のため
の処理を必要とする。しかも、上記のように絶縁体2を
大きく露出させると絶縁体2に傷がつく恐れもある。従
って、工事を慎重に行う等作業者に対する負担も大きく
なるという問題があった。本考案は、以上の点に着目し
てなされたもので、接続部組立の際の絶縁体露出長を十
分短くすることのできるケーブル直線接続部を提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、一対のケーブ
ルの各露出したケーブル絶縁体と、該各ケーブル絶縁体
の端末で露出されて相互に接続される一対のケーブル導
体と、一方の前記ケーブル絶縁体上に移動可能に退避さ
れ、前記一対のケーブル導体の接続部を覆うために他方
の前記ケーブル絶縁体側に移動される絶縁筒とを備える
ケーブル直線接続部において、前記一方のケーブル絶縁
体から露出する一方の前記ケーブル導体の端部に一端が
予め装着され、他端に他方の前記ケーブル導体に取付け
られる接続端子が挿入される絶縁体の露出長規制用のチ
ューリップコンタクトと、前記チューリップコンタクト
の両端に嵌合されてその拡径を防止する一対の引抜け防
止リングとを含むことを特徴とする。
【0005】
【作用】このケーブル直線接続部は、導体相互間がチュ
ーリップコンタクトにより接続される。また、接続後の
引抜け防止のために引抜け防止リングが取り付けられ
る。従って、一方の導体にチューリップコンタクトを予
め嵌合しておくと、チューリップコンタクトの長さ寸法
だけ、ケーブルの絶縁体の露出長を短くすることがで
きる。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本考案のケーブル直線接続部実施例を示
す縦断面図である。図において、ケーブル1の絶縁体2
はその端部において剥離され、導体3が露出されてい
る。ここで本考案においては、導体3は、相互にチュー
リップコンタクト10によって接続される。このチュー
リップコンタクト10は、導体3の先端に取付けられた
一対の接続端子11を相互に接続する接触子12を有し
ている。この接触子12は、円周方向に何片かの金属片
を並べて構成され、これらがスプリング13により束ね
られる構成とされている。これによって、従来よく知ら
れたチューリップコンタクトが形成されている。従っ
て、スプリング13を延ばすように接触子12の間を押
し広げ、接続端子11を挿入することによって、接続端
子11間の電気的接続が可能となる。
【0007】また、本考案の接続部の場合、このチュー
リップコンタクト10が、接続部完成後軸方向に引張り
力を受けたとしても、接続端子11が外れるのを防止す
るために、引抜け防止リング14が設けられている。こ
の引抜け防止リング14は、接触子12の両端を束ね、
これらが広がるのを防止する例えば金属製のリングから
構成される。なお、本考案の接続部においても、先に図
2で説明したと同様の絶縁筒5が被せられる。この絶縁
筒5は、先に説明したように、内部半導電層6と絶縁補
強層7及び外部半導電層8から構成される。以上の構成
の本考案のケーブル直線接続部は、予めケーブル端部で
露出した導体3の先端に接続端子11を圧縮固定してお
く。そして、接続現場において、まず絶縁筒5を一方の
絶縁体2上に退避させる。この場合、一方の導体3の接
続端子11には予めチューリップコンタクト10の一端
を装着し、その接続端子11を掴む側には引抜け防止リ
ング14を取り付けておく。
【0008】図4にこのときの本考案の接続部組立時の
状態縦断面図を示す。図に示すように、相互に接続され
るケーブルの一方の導体3に接続端子11を装着し、こ
れに接触子12が既に装着されている。そして、その外
周に絶縁筒5を嵌め込む。この場合、絶縁筒5は、その
端から接触子12の端部がわずかに露出する程度までケ
ーブルに被せればよい。そして、この状態でもう一方の
ケーブルの導体3に取り付けられた接続端子11を接触
子12に嵌め込む。接触子12の外周を締め付けるスプ
リング13がこの状態で伸びて、接続端子11の装着が
終了すると、引抜け防止リング14が接触子12の端に
嵌め込まれる。これによって、図1に示すような接続状
態となり、その後、絶縁筒5を接続部の外周を包囲する
ように戻す。
【0009】以上のような操作によって本考案のケーブ
ル接続部が完成する。上記の説明で分かるように、本考
案においては、絶縁筒5を退けるための絶縁体2の長さ
は従来に比べて十分短くて良い。即ち、従来は図4に示
す長さLだけ余計に絶縁筒5を退ける分、絶縁体を長く
露出させる必要があった。従って、本考案によればチュ
ーリップコンタクト10の長さ分程度絶縁処理寸法を短
くすることができる。なお、ケーブルを引き抜く場合に
は、先に説明したのと反対の手順で絶縁筒5をずらし、
引抜け防止リング14を外した後、ケーブルに引き抜き
力を加えればよい。
【0010】本考案は以上の実施例に限定されない。上
記実施例では、相互に接続される導体に何れもチューリ
ップコンタクトにそのまま装着される接続端子11を取
り付ける例を説明したが、一方の導体には、雌型のチュ
ーリップコンタクトを固定し、他方の導体のみを着脱可
能にするようにしても差し支えない。
【0011】
【考案の効果】以上説明した考案のケーブル直線接続部
は、一方の導体に予め取付けたチューリップコンタクト
を介して他方の導体を接続し、チューリップコンタクト
に引き抜け防止リングを装着するようにしたので、絶縁
筒をのけておくためのケーブル絶縁体の長さ寸法を従来
より短くすることができる。これにより作業性も向上
し、絶縁体へ傷つける恐れも減少し、接続部の性能向上
にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のケーブル直線接続部実施例を示す縦断
面図である。
【図2】従来のケーブル直線接続部縦断面図である。
【図3】従来のケーブル直線接続部組立作業を示すケー
ブル直線接続部縦断面図である。
【図4】本考案のケーブル直線接続部組立作業を示すケ
ーブル直線接続部縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 絶縁体 3 導体 5 絶縁筒 10 チューリップコンタクト 14 引抜け防止リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−140491(JP,U) 実開 平1−82625(JP,U) 実開 平4−61429(JP,U) 特公 昭55−12690(JP,B2) 特公 昭52−12918(JP,B2) 特公 昭57−13108(JP,B2) 実公 昭64−2495(JP,Y2) 実公 平1−19556(JP,Y2) 実公 昭52−47745(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 15/00 - 15/196

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のケーブルの各露出したケーブル絶
    縁体と、該各ケーブル絶縁体の端末で露出されて相互に
    接続される一対のケーブル導体と、一方の前記ケーブル
    絶縁体上に移動可能に退避され、前記一対のケーブル導
    体の接続部を覆うために他方の前記ケーブル絶縁体側に
    移動される絶縁筒とを備えるケーブル直線接続部におい
    て、 前記一方のケーブル絶縁体から露出する一方の前記ケー
    ブル導体の端部に一端が予め装着され、他端に他方の前
    記ケーブル導体に取付けられる接続端子が挿入される絶
    縁体の露出長規制用のチューリップコンタクトと、 前記チューリップコンタクトの両端に嵌合されてその拡
    径を防止する一対の引抜け防止リングとを含むことを特
    徴とするケーブル直線接続部。
JP1992002739U 1992-01-29 1992-01-29 ケーブル直線接続部 Expired - Lifetime JP2584870Y2 (ja)

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JP1992002739U JP2584870Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 ケーブル直線接続部

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JP1992002739U JP2584870Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 ケーブル直線接続部

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JPH0562144U JPH0562144U (ja) 1993-08-13
JP2584870Y2 true JP2584870Y2 (ja) 1998-11-11

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ID=11537716

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51140491U (ja) * 1975-05-04 1976-11-12
CH632355A5 (de) * 1978-07-10 1982-09-30 Bbc Brown Boveri & Cie Vorrichtung zum druckabhaengigen steuern einer nachschleussperre einer druckmittelversorgung, vorzugsweise fuer einen elektrischen schalter.
JPS642495U (ja) * 1987-06-23 1989-01-09
JPS6419556U (ja) * 1987-07-27 1989-01-31

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Publication number Publication date
JPH0562144U (ja) 1993-08-13

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