JPH0562144U - ケーブル接続部 - Google Patents

ケーブル接続部

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JPH0562144U
JPH0562144U JP273992U JP273992U JPH0562144U JP H0562144 U JPH0562144 U JP H0562144U JP 273992 U JP273992 U JP 273992U JP 273992 U JP273992 U JP 273992U JP H0562144 U JPH0562144 U JP H0562144U
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insulator
pull
insulating cylinder
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JP273992U
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敏男 関根
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昭和電線電纜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 このケーブル接続部は、導体相互間がチュー
リップコンタクト10により接続される。また、接続後
の引抜け防止のために引抜け防止リング14が取り付け
られる。従って、引抜け防止リング14の操作できる範
囲で絶縁筒5を退ける長さだけ、ケーブルの絶縁体を露
出させればよい。 【効果】 これにより、接続部全体を露出させなければ
接続のできない圧縮接続に比べ、ケーブルの絶縁体処理
のための寸法を短くできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、接続部の絶縁保護のためにプレハブ式のゴムモールド絶縁筒を装着 する構成のケーブル接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば77kV級のCVケーブルを直線接続する場合には、導体の接続と共に 接続部の絶縁補強が行われる。この接続部の絶縁補強のためプレハブ式のゴムモ ールド絶縁筒を使用するものがある。 図2にこの種の従来のケーブル接続部縦断面図を示す。 図において、ケーブル1は、その絶縁体2の端部が剥離され露出した導体3が スリーブ4によって相互に圧縮接続されている。この接続部の絶縁保護のために 図に示すような絶縁筒5が使用される。この絶縁筒5は、例えばEPゴムにより 製造される。そして、その構成は内側から内部半導電層6、絶縁補強層7及び外 部半導電層8から成る。 接続作業の際には、図3に示すように予め絶縁筒5を一方の絶縁体2の外周に 退けておき、図示しない圧縮工具を用いてスリーブ4を圧縮する。その後、絶縁 筒5を図2に示したような状態に戻し、さらに機械的な保護のためテーピングそ の他の各種の処理を施す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構成のケーブル接続部を組み立てる際には、絶縁筒5 を退けておくために絶縁体2を十分な長さだけ露出させておかなければならない 。従って、接続作業終了後、図示しないケーブルシースの端部からこの接続部外 周にわたって比較的長い部分について電気的機械的保護のための処理を必要とす る。 しかも、上記のように絶縁体2を大きく露出させると絶縁体2に傷がつく恐れ もある。従って、工事を慎重に行う等作業者に対する負担も大きくなるという問 題があった。 本考案は、以上の点に着目してなされたもので、接続部組立の際の絶縁体露出 長を十分短くすることのできるケーブル絶縁部を提供することを目的とするもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のケーブル接続部は、絶縁体を剥離して露出させた導体相互間を接続す る導体接続部と、前記絶縁体端部と前記導体接続部とを包囲する絶縁筒とを備え 、前記導体接続部で、前記導体相互間が、チューリップコンタクトを介して接続 され、前記チューリップコンタクトには、引抜け防止リングが装着されているこ とを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
このケーブル接続部は、導体相互間がチューリップコンタクト10により接続 される。また、接続後の引抜け防止のために引抜け防止リング14が取り付けら れる。従って、引抜け防止リング14の操作できる範囲で絶縁筒5を退ける長さ だけ、ケーブルの絶縁体を露出させればよい。 これにより、接続部全体を露出させなければ接続のできない圧縮接続に比べ、 ケーブルの絶縁体処理のための寸法を短くできる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図の実施例を用いて詳細に説明する。 図1は本考案のケーブル接続部実施例を示す縦断面図である。 図において、ケーブル1の絶縁体2はその端部において剥離され、導体3が露 出されている。 ここで本考案においては、導体3は、相互にチューリップコンタクト10によ って接続される。このチューリップコンタクト10は、導体3の先端に接続され た接続端子11と、一対の接続端子11を相互に接続する接触子12を有してい る。この接触子12は、円周方向に何片かの金属片を並べて構成され、これらが スプリング13により束ねられる構成とされている。これによって、従来よく知 られたチューリップコンタクトが形成されている。 従って、スプリング13を延ばすように接触子12の間を押し広げ、接続端子 11を挿入することによって、接続端子11間の電気的接続が可能となる。
【0007】 また、本考案の接続部の場合、このチューリップコンタクト10が、接続部完 成後軸方向に引張り力を受けたとしても、接続端子11が外れるのを防止するた めに、引抜け防止リング14が設けられている。この引抜け防止リング14は、 接触子12の両端を束ね、これらが広がるのを防止する例えば金属性のリングか ら構成される。 なお、本考案の接続部においても、先に図2で説明したと同様の絶縁筒5が被 せられる。この絶縁筒5は、先に説明したように、内部半導電層6と絶縁補強層 7及び外部半導電層8から構成される。 以上の構成の本考案のケーブル接続部は、予めケーブル端部で露出した導体3 の先端に接続端子11を圧縮固定しておく、そして、接続現場において、まず絶 縁筒5を一方のケーブル端部に被せる。この場合、そのケーブルには予めチュー リップコンタクト10を装着し、その接続端子11を掴む側には引抜け防止リン グ14を取り付けておく。
【0008】 図4にこのときの本考案の接続部組立時の状態縦断面図を示す。 図に示すように、相互に接続されるケーブルの一方の導体3に接続端子11を 装着し、これに接触子12が既に装着されている。そして、その外周に絶縁筒5 を嵌め込む。この場合、絶縁筒5は、その端から接触子12の端部がわずかに露 出する程度までケーブルに被せればよい。そして、この状態でもう一方のケーブ ルの導体3に取り付けられた接続端子11を接触子12に嵌め込む。接触子12 の外周を締め付けるスプリング13がこの状態で伸びて、接続端子11の装着が 終了すると、引抜け防止リング14が接触子12の端に嵌め込まれる。これによ って、図1に示すような接続状態となり、その後、絶縁筒5を接続部の外周を包 囲するように戻す。
【0009】 以上のような操作によって本考案のケーブル接続部が完成する。上記の説明で 分かるように、本考案においては、絶縁筒5を退けるための長さは従来に比べて 十分短くてよい。即ち、従来は図4に示す長さLだけ余計に絶縁筒5を退ける分 、絶縁体を長く露出させる必要があった。従って、本考案によればチューリップ コンタクト10の長さ分程度絶縁処理寸法を短くすることができる。なお、ケー ブルを引き抜く場合には、先に説明したのと反対の手順で絶縁筒5をずらし、引 抜け防止リング14を外した後、ケーブルに引き抜き力を加えればよい。
【0010】 本考案は以上の実施例に限定されない。上記説明においては、引抜け防止リン グ14を絶縁筒5から露出させた状態で装着する構成をもって説明したが、例え ば接続端子11をチューリップコンタクト10に装着すると同時に引抜け防止リ ングが押されて接触子12に嵌め込まれるような構成にすれば、絶縁筒5を予め 長手方向に退けておく必要もなくなり、さらに絶縁処理寸法を短くすることがで きる。また、上記実施例では、相互に接続される導体に何れもチューリップコン タクトにそのまま装着される接続端子11を取り付ける例を説明したが、一方の 導体には、雌型のチューリップコンタクトを固定し、他方の導体のみを着脱可能 にするようにしても差し支えない。
【0011】
【考案の効果】
以上説明した本考案のケーブル接続部は、導体相互間がチューリップコンタク トを介して接続され、チューリップコンタクトに引抜け防止リングを装着し、そ の外側を絶縁筒で包囲するようにしたので、いわゆるスリップオン方式により導 体相互間の接続を行うことができ、絶縁筒を退けておくための絶縁処理寸法を従 来より短くすることができる。これにより作業性も向上し、絶縁体へ傷をつける 恐れも減少し、接続部の性能向上にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のケーブル接続部実施例を示す縦断面図
である。
【図2】従来のケーブル接続部縦断面図である。
【図3】従来のケーブル接続部組立作業を示すケーブル
接続部縦断面図である。
【図4】本考案のケーブル接続部組立作業を示すケーブ
ル接続部縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 絶縁体 3 導体 5 絶縁筒 10 チューリップコンタクト 14 引抜け防止リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体を剥離して露出させた導体相互間
    を接続する導体接続部と、 前記絶縁体端部と前記導体接続部とを包囲する絶縁筒と
    を備え、 前記導体接続部で、前記導体相互間が、チューリップコ
    ンタクトを介して接続され、 前記チューリップコンタクトには、引抜け防止リングが
    装着されていることを特徴とするケーブル接続部。
JP1992002739U 1992-01-29 1992-01-29 ケーブル直線接続部 Expired - Lifetime JP2584870Y2 (ja)

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JP1992002739U JP2584870Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 ケーブル直線接続部

Applications Claiming Priority (1)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0562144U true JPH0562144U (ja) 1993-08-13
JP2584870Y2 JP2584870Y2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=11537716

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51140491U (ja) * 1975-05-04 1976-11-12
JPS5512690A (en) * 1978-07-10 1980-01-29 Bbc Brown Boveri & Cie Device for controlling compressing agent supply and particularly secondary passage closure of electric switch provided between high and low pressure units
JPS642495U (ja) * 1987-06-23 1989-01-09
JPS6419556U (ja) * 1987-07-27 1989-01-31

Patent Citations (4)

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