JP3006659U - 断線を防止できるケ−ブル導体接続部の構造 - Google Patents
断線を防止できるケ−ブル導体接続部の構造Info
- Publication number
- JP3006659U JP3006659U JP1994009731U JP973194U JP3006659U JP 3006659 U JP3006659 U JP 3006659U JP 1994009731 U JP1994009731 U JP 1994009731U JP 973194 U JP973194 U JP 973194U JP 3006659 U JP3006659 U JP 3006659U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- cable conductor
- connector
- compression
- conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】無停電工事等において、屈曲や捻回を頻繁に受
けるバイパスケ−ブル等の導体接続部を、断線しないよ
うな構造にする。 【構成】ケ−ブル導体2の圧縮接続とケ−ブル絶縁体3
の圧縮を同一接続子1内で行なう。なお、接続子1と
は、圧縮接続端子、圧縮接続スリ−ブ等のように導体を
圧縮して接続させる金具類全てをさす。
けるバイパスケ−ブル等の導体接続部を、断線しないよ
うな構造にする。 【構成】ケ−ブル導体2の圧縮接続とケ−ブル絶縁体3
の圧縮を同一接続子1内で行なう。なお、接続子1と
は、圧縮接続端子、圧縮接続スリ−ブ等のように導体を
圧縮して接続させる金具類全てをさす。
Description
【0001】
この考案は、送配電線路等における無停電工事において、バイパス回路を作 るために使用されるバイパス回路用ケ−ブル等の接続部の構造に係るもので、詳 しくは頻繁に反復した屈曲力や捻回力を受けるケ−ブル導体接続部での断線事故 を、可及的に減少し得るように工夫した接続部の構造に関するものである。
【0002】
従来は、図3に示すように、圧縮端子、圧縮スリ−ブ等の接続子1で、ケ− ブル導体2を圧縮し、接続したのち、圧縮した接続子1の一部と、ケ−ブル絶縁 体3の一部を覆うように、自己融着性絶縁テ−プ5を重ね巻き、さらにその上に 、ケ−ブルシ−ス4の一部にかかるように、熱収縮性絶縁チュ−ブ6等を被覆し 、接続部におけるケ−ブル導体1の断線防止を行なっていた。
【0003】 しかし、従来の断線防止方法では、ケ−ブル接続部に反復した屈曲力や捻 回力を受けると、自己融着性絶縁テ−プ5や熱収縮性絶縁チュ−ブ6が、ずれて 、断線防止効果が消滅してしまうという欠点があった。
【0004】 このような状態を図4に示しているが、図4中の矢印の箇所に屈曲や捻回 力が集中し、ケ−ブル導体1は、矢印の箇所で断線するのである。無停電工事の 現場において、このような断線を発見するのは極めて困難であり、かつ又工事の 性格上、緊急を要する場合が多く、ケ−ブル接続部における断線は、地域社会の 日常生活を混乱に導くことがあり、これを防止するために、ケ−ブル接続部に前 記のような弱点を有しない接続部の構造の開発が切望されていた。
【0005】
この考案は、従来の技術で記述した欠点を解決するためになされたもので、 ケ−ブル接続部に、屈曲力や捻回力がかかっても、ケ−ブル導体の断線を防止で きるケ−ブル導体接続部の構造の提供を目的とするものである。
【0006】
ケ−ブル導体を圧縮端子、圧縮スリ−ブ等の接続子に接続する場合において 、同一接続子内で、ケ−ブル導体を圧縮接続し、かつケ−ブル絶縁体を圧縮する 。
【0007】
ケ−ブル絶縁体が接続子の内部まで入り込み、しかも圧縮され、ケ−ブルに 屈曲力や捻回力がかかっても、接続子の外へずれることはなく、従来の弱点部で あるケ−ブル絶縁体の終端とケ−ブル導体の露出点が接続子内で保護されている ので、導体の断線を効果的に防止できる。
【0008】
この考案の実施の一例を示す図1、図2及び図5について説明するに、図1 は接続子1として、圧縮端子を使用した例、図2はピン型コネクタ−を使用した 例を夫々示している。
【0009】 圧縮端子、圧縮スリ−ブ(図示は省略している)、ピン型コネクタ−等の接 続子1内で、ケ−ブル導体2を圧縮接続し、さらにケ−ブル絶縁体3を圧縮する 。なお、接続子1としては、ケ−ブル導体圧縮接続用孔とそれに連接したケ−ブ ル絶縁体圧縮用孔を穿設した構造のものが使用される。
【0010】 図5は、ケ−ブルに屈曲力や捻回力がかかった場合のケ−ブル接続部の状 態の一例を示したもので、従来の一例を示した図4と比較対象するとよく分かる ように、ケ−ブル絶縁体3の終端部と導体2の露出部との境界近傍にあった弱点 部が接続子1内で保護され、弱点部がなくなっているので、屈曲力や捻回力の局 部的な集中はなくなる。 なお、図1から図5における同じ数字は、同一部材等を示す。
【0011】
この考案は上述のように構成されているので、次のような効果を呈す。
【0012】 屈曲力や捻回力がかかっても、ケ−ブル導体接続部の断線を効果的に防止 できる。
【0013】 無停電工事等の現場で、不意にケ−ブル導体接続部が断線し作業を一時中 断しなければならないというような不具合が激減する。
【0014】 構造も簡単であり、特殊工具類を使用する必要がない。
【0015】 接続子は、二段の連接孔を穿設する必要があるので、若干コスト高になる が、接続部の寿命が格段に長くなるので、総合的経済性は従来に比し、飛躍的に 向上する。 この考案は以上のような効果を有し、その工業的利用価値は高い。
【図1】この考案の実施の一例を示す一部切欠断面図で
ある。
ある。
【図2】この考案の別の実施の一例を示す一部切欠断面
図である。
図である。
【図3】従来の実施の一例を示す一部切欠断面図であ
る。
る。
【図4】従来の接続部に屈曲、ねじり応力がかかった状
態を示す一部切欠断面図である。
態を示す一部切欠断面図である。
【図5】本願の接続部に屈曲、ねじり応力がかかった状
態を示す一部切欠断面図である。
態を示す一部切欠断面図である。
1 接続子 2 ケ−ブル導体 3 ケ−ブル絶縁体 4 ケ−ブルシ−ス 5 自己融着性絶縁テ−プ 6 熱収縮性絶縁チュ−ブ
Claims (1)
- 【請求項1】ケ−ブル導体を圧縮端子、圧縮スリ−ブ等
の接続子に接続する場合において、同一接続子(1)内
で、ケ−ブル導体(2)とケ−ブル絶縁体(3)とを圧
縮することを特徴とする断線を防止できるケ−ブル導体
接続部の構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994009731U JP3006659U (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 断線を防止できるケ−ブル導体接続部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994009731U JP3006659U (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 断線を防止できるケ−ブル導体接続部の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3006659U true JP3006659U (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=43142518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994009731U Expired - Lifetime JP3006659U (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 断線を防止できるケ−ブル導体接続部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006659U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11191441A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Hitachi Cable Ltd | 電線の回転防止構造 |
JP2017040012A (ja) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | 美上電熱有限公司 | 発熱ウェアの温調スイッチ断線防止構造 |
JP2018026296A (ja) * | 2016-08-12 | 2018-02-15 | 日立金属株式会社 | ケーブル封止構造およびケーブルユニット |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP1994009731U patent/JP3006659U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11191441A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Hitachi Cable Ltd | 電線の回転防止構造 |
JP2017040012A (ja) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | 美上電熱有限公司 | 発熱ウェアの温調スイッチ断線防止構造 |
JP2018026296A (ja) * | 2016-08-12 | 2018-02-15 | 日立金属株式会社 | ケーブル封止構造およびケーブルユニット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2137413C (en) | Method of manufacturing a grounding connector and improved grounding connector | |
JP3386156B2 (ja) | 同軸コネクタ | |
JP2014167848A (ja) | 電力ケーブルの接続構造および接続方法 | |
JP3006659U (ja) | 断線を防止できるケ−ブル導体接続部の構造 | |
US4808121A (en) | Bond connector for service cable | |
US3015683A (en) | Electrical connector | |
JPS5811019Y2 (ja) | 電気接続子 | |
WO2010122484A1 (en) | Dead end connector | |
JP3623142B2 (ja) | 電線接続具 | |
JP2952597B2 (ja) | 防災設備における電線の接続構造およびその接続方法 | |
CA1219738A (en) | One die system of compression transmission fittings | |
JP3028542B2 (ja) | コネクタのケーブル保持構造 | |
CN220553809U (zh) | 一种用于连接分段电缆的电缆接头 | |
RU47578U1 (ru) | Контактное устройство для соединения проводников | |
CN210575181U (zh) | 一种接线组合式电缆 | |
KR200141552Y1 (ko) | 케이블 연결구 | |
JPS6029814Y2 (ja) | 平形ケ−ブルの端末処理部 | |
KR100240747B1 (ko) | 광복합 전력 케이블의 광유니트 삽입형 도체 접속방법 | |
RU13726U1 (ru) | Механический силовой узел | |
JPH0125419Y2 (ja) | ||
US3486165A (en) | Cable insulation retainer | |
JPH0427095Y2 (ja) | ||
RU2368968C2 (ru) | Полевой кабель | |
JPH0321166Y2 (ja) | ||
JPS634582A (ja) | 素綿絶縁導体の接続方法 |