JP2516422Y2 - ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部 - Google Patents

ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部

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JP2516422Y2 JP13012290U JP13012290U JP2516422Y2 JP 2516422 Y2 JP2516422 Y2 JP 2516422Y2 JP 13012290 U JP13012290 U JP 13012290U JP 13012290 U JP13012290 U JP 13012290U JP 2516422 Y2 JP2516422 Y2 JP 2516422Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ゴム・プラスチック絶縁電力ケーブルの接
続部に関するものである。
[従来の技術] 出願人は特願昭63−197243号(特開平2−51306号公
報)により下記のプレファブモールド方式のゴム・プラ
スチック電力ケーブルの接続方法を提案し、これを開発
した。
上記の接続方法においては、接続しようとするゴム・
プラスチック電力ケーブルの末端の絶縁層を段剥ぎして
導体を露出させ、導体同志を導体接続管により接続し、
該導体接続部上に導体カバーを被着すると共にケーブル
絶縁層端上に未架橋(未加硫)の径合せ絶縁体を被着す
る。次いで、接続しようとするケーブルの一方のケーブ
ル線心上に予め挿通しておいた高圧シールド電極を備え
たプレファブ補強絶縁体を引戻して上記の導体カバーお
よび径合せ絶縁体の外周に高圧シールド電極が導体カバ
ーに接触し電気的に接続されるように装着する。しかる
後に、上記のように組立てた接続部を加圧,加熱してケ
ーブル絶縁層と径合せ絶縁体とプレファブ補強絶縁体と
を一体に融着させる。
この接続方法は従来のようにケーブル絶縁層の鉛筆削
り、導体接続部上の内部半導電層の形成等の熟練を必要
とする作業を行う必要がなく、また接続作業現場に押出
機等の重量物を持ち込む必要がないので、従来に較べて
接続作業が容易になり施工日数の短縮が図れる等の利点
がある。しかも得られたケーブル接続部はケーブル絶縁
層と径合せ絶縁体とプレファブ補強絶縁体とが一体化さ
れているので、絶縁性能および信頼性が高い。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記のケーブル接続方法においては、上記
したように組立後の加圧,加熱によりケーブル絶縁層と
径合せ絶縁体とプレファブ補強絶縁体とが融着一体化さ
れ、これら絶縁体の界面の空隙も同時に押し潰されるも
のであるから、界面の空隙が過大とならないように、導
体カバーおよび径合せ絶縁体の外径とプレファブ補強絶
縁体の内径との径差がきわめて小さくされている。この
ため接続しようとするケーブルの一方に予め挿通してお
いたプレファブ補強絶縁体を導体カバーおよび径合せ絶
縁体被着部上に引戻して装着するのが必ずしも容易では
なく、これらの部品の寸法精度がよくない場合にはプレ
ファブ補強絶縁体の引戻し,装着ができない場合があ
る。
本考案は上記に鑑みプレファブ補強絶縁体の引戻し、
装着を容易に行えるように改善したゴム・プラスチック
電力ケーブルの接続部を提案するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案のゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部に
おいては、上記目的を達成するために、導体カバーおよ
び径合せ絶縁体被着部の外周面がケーブルの接続部の長
手方向の一方向に傾斜するテーパー面をなし、プレファ
ブ補強絶縁体の内周面を上記テーパー面と嵌合するテー
パー面とし、もってプラファブ補強絶縁体を導体カバー
および径合せ絶縁体被着部上に容易に挿通し得るように
している。
すなわち、本考案のゴム・プラスチック電力ケーブル
の接続部は、ケーブル絶縁層を段剥ぎして露出した導体
の接続部と、該導体接続部上に被着した導体カバーと、
ケーブル絶縁層端に被着された径合せ絶縁体と、高圧シ
ールド電極を備え上記導体カバー被着部および径合せ絶
縁体被着部の外周に該高圧シールド電極が導体カバーに
接触するように装着されたプレファブ補強絶縁体とを含
み、ケーブル絶縁層と径合せ絶縁体とプレファブ補強絶
縁体とが加圧,加熱により一体に融着されているゴム・
プラスチック電極ケーブルの接続部において、上記の導
体カバーおよび径合せ絶縁体の被着部外周面がケーブル
接続部の長手方向の一方向に傾斜するテーパー面をな
し、上記のプレファブ補強絶縁体の内周面が上記テーパ
ー面と嵌合するテーパー面をなしていることを特徴とす
るものである。
[作用] 導体接続部およびケーブル絶縁層端部上に被着すべき
導体カバーおよび径合せ絶縁体の外周面が接続部の長手
方向の一方向に傾斜するテーパー面をなし、これらの外
周に装着するプレファブ補強絶縁体の内周面が上記テー
パー面に嵌合するテーパー面をなしているので、接続し
ようとするケーブルの一方に予め挿通しておいたプラフ
ァブ補強絶縁体を引戻して径合せ絶縁体および導体カバ
ーの被着部外周に挿通装着する作業が確実かつ容易に行
い得る。
また、プレファブ補強絶縁体の装着がテーパー面の嵌
合により行われるので、組立寸法に狂いを生じることな
く正確に接続部が組立できる。
しかも、プレファブ補強絶縁体の内周面と径合せ絶縁
体の外周面とが、テーパー面でもってぴったりと嵌合す
るので、嵌合界面での空隙発生はなく良好に融着一体化
できる。
[実施例] 以下に、本考案のゴム、プラスチック電力ケーブルの
接続部を図面に基づきかつ実施例により詳細説明する。
第1図は本考案の接続部の実施例の縦断面図であり、
第2図は同接続部の構成部品の一部を示す分解斜視図で
ある。
図において1および1′は接続しようとするケーブル
の絶縁層例えば架橋ポリエチレン絶縁層であり、その末
端が段剥ぎされて導体2および2′が露出され、露出さ
れた導体同士が導体接続管3により圧縮接続されてい
る。絶縁層1および1′端は第1図および第2図に示さ
れている通り段剥ぎされるだけで、鉛筆削りのような特
別な処理は行わない。
導体接続管3の外周には二つ割の導体カバー4が被着
され、絶縁層1および1′の端部には、それぞれ、同じ
く二つ割で一端側にフランジ6,6′を有し他端側にテー
パー面7,7′を有する径合せ絶縁体5および5′が被着
されている。径合せ絶縁体5および5′の被着はフラン
ジ6,6′が導体接続管3および導体カバー4と絶縁層1
および1′の端部との間の空隙を埋めるように行われて
いる。
また、この径合せ絶縁体5および5′は架橋剤を含有
する架橋可能な絶縁組成物例えば架橋剤を配合したポリ
エチレンより成る未架橋(未加硫)の成形体である。
而して、導体カバー4および径合せ絶縁体5および
5′の外周面は、これらが上記のように被着されたとき
に、第1および第2図に示す通り、接続部の長手方向の
一方向に傾斜するテーパー面をなし、一方の径合せ絶縁
体5′の最大外径d1から他方の径合せ絶縁体5の最小外
径d2(但しテーパー面7を除いての最小外径)へと外径
が直線的に漸次減少している。
8は導電性金属材料(銅または銅合金)或は導電性を
有したゴム・プラスチック材料(導電性架橋ポリエチレ
ンまたは導電性エチレンプロピレンゴム)より成る高圧
シールド電極10を備えたプレファブ補強絶縁体で、第3
図の斜視図に示す通り、中央部は円筒状で左右両側にテ
ーパー面を有する紡錘状の筒体であり、その内周面9は
径合せ絶縁体5′、導体カバー4および径合せ絶縁体5
の外周面により形成されている上記のテーパー面と嵌合
するテーパー面をなし、内周面9の一端の直径は上記の
最大外径d1に等しく、他端の直径は上記の最小外径d2
等しくされている。
ケーブルの接続に当っては、このプレファブ補強絶縁
体8は、導体2および2′を導体接続管3により接続す
る前に予め一方のケーブルの絶縁層1上に挿通してお
き、導体2および2′を接続し、上記のように導体カバ
ー4および径合せ絶縁体5および5′を被着したのち
に、プレファブ補強絶縁体8を引戻して導体カバー4お
よび径合せ絶縁体5および5′のテーパー外周面上に嵌
合装着する。このとき、高圧シールド電極10の中央部の
フランジ部11(プレファブ補強絶縁筒の内表面9に露出
している。従って、その露出表面は内表面9のテーパー
面に合致するテーパー面をなしている)が導体カバー4
と接触し、高圧シールド電極10は導体カバー4および導
体接続管3と電気的に接続される。
プレファブ補強絶縁体8は架橋剤を含有する架橋可能
な絶縁組成物例えば架橋剤を配合したポリエチレンによ
り構成され、予め架橋(加硫)処理されていてもよく、
或は未架橋のままであってもよい。
12はプレファブ補強絶縁体8の外周および径合せ絶縁
体5および5′のテーパー面7、7′の外周に施された
外部半導電層であり、例えば、半導電性の架橋ポリエチ
レン(架橋処理したもの)から成る加熱収縮性チューブ
を被覆して形成してもよいし、或は架橋剤含有の未架橋
の半導電性ゴム、プラスチックテープを巻回して被覆層
を形成するようにしてもよい。
本考案のゴム、プラスチック電力ケーブルの接続部
は、上記の通り、組立てた後に加圧,加熱され、ケーブ
ル絶縁層1および1′と径合せ絶縁体5および5′とプ
レファブ補強絶縁体8とが互いに融着一体化されてい
る。この加圧,加熱による融着一体化のときに、プレフ
ァブ補強絶縁体8と導体カバー4および径合せ絶縁体5
および5′との界面或は径合せ絶縁体5および5′とケ
ーブル絶縁層1および1′との界面等に残存した空隙は
軟化,溶融した絶縁体により押し潰され、また未架橋で
あった径合せ絶縁体5,5′、プレファブ補強絶縁体8、
外部半導電層12が架橋される。
上記の融着一体化を助長するために補強絶縁体8、径
合せ絶縁体5,5′およびケーブル絶縁層1および1′の
それぞれの界面に予め架橋剤を塗布しておいてもよい。
なお、上記の加熱,加圧は、例えば、組立てた接続部
に金型を装着し、該金型を電熱線により加熱すると共に
金型内に高圧ガスを導入する等して行う。
[考案の効果] 上述した通り、本考案のゴム・プラスチック電力ケー
ブルの接続部は、導体接続部およびケーブル絶縁層端部
上に被着した導体カバー4および径合せ絶縁体5、5′
の外周面が接続部の長手方向の一方向に傾斜するテーパ
ー面をなし、これらの外周に装着するプレファブ補強絶
縁体8の内周面が上記テーパー面に嵌合するテーパー面
をなした構成としているので、接続しようとするケーブ
ルの一方に予め挿通しておいたプレファブ補強絶縁体8
を引戻して径合せ絶縁体5、5′および導体カバー4の
被着部外周に挿通装着する作業がきわめて容易に行える
し、またプレファブ補強絶縁体の装着がテーパー面の嵌
合により行われるので、組立寸法の狂いがないという利
点がある。
更に、プレファブ補強絶縁体8の内周面と径合せ絶縁
体5、5′の外周面とがテーパー面でぴったりと嵌合す
るので、界面部分に空隙を発生させることがなく、融着
一体化に有利である。
本考案の接続部では、プレファブ補強絶縁体と径合せ
絶縁体とがテーパー面で嵌合するけれども、これらは組
立後の加熱,加圧により一体に融着されているので、接
続部の絶縁特性,信頼性に悪影響を及ぼす虞れはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るゴム・プラスチック電力ケーブル
の接続部の実施例を示す縦断面図、第2図は同接続部を
構成する部品の一部を示す分解斜視図、第3図はプレフ
ァブ補強絶縁体の斜視図である。 [符号の説明] 1および1′…ケーブル絶縁層、2および2′…導体、
3…導体接続管、4…導体カバー、5および5′…径合
せ絶縁体、8…プレファブ補強絶縁体、10…高圧シール
ド電極、12…外部半導電層。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル絶縁層を段剥ぎして露出させた導
    体の接続部と、該導体接続部上に被着された導体カバー
    と、ケーブル絶縁層端に被着された径合せ絶縁体と、高
    圧シールド電極を備え上記導体カバー被着部および径合
    せ絶縁体被着部の外周に該高圧シールド電極が導体カバ
    ーに接触するように装着されたプレファブ補強絶縁体と
    を含み、ケーブル絶縁層と径合せ絶縁体とプレファブ補
    強絶縁体とが加圧,加熱により一体に融着されているゴ
    ム・プラスチック電力ケーブルの接続部において、 上記の導体カバーおよび径合せ絶縁体被着部の外周面が
    ケーブル接続部の長手方向の一方向に傾斜するテーパー
    面をなし、上記のプレファブ補強絶縁体の内周面が上記
    テーパー面と嵌合するテーパー面をなしていることを特
    徴とするゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部。
JP13012290U 1990-11-30 1990-11-30 ゴム・プラスチック電力ケーブルの接続部 Expired - Lifetime JP2516422Y2 (ja)

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