JP3387119B2 - 電磁継電器におけるベースブロックの製造方法 - Google Patents

電磁継電器におけるベースブロックの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は電磁継電器におけるベー
スブロックの製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、電磁継電器としては、例えば、図
7に示すように、ケース1,接極子ブロック2,電磁石
ブロック3およびベース4から構成されるものがある
(特願昭63─106150号公報参照)。前記接極子ブロック2
は可動鉄片5の両側に可動接触片6,6を配設し、中央
支持部7で一体化することにより形成される。 【0003】前記電磁石ブロック3は次のようにして形
成される。すなわち、板状材を略コ字形に折曲してなる
鉄芯8の中央部に永久磁石9を位置決めし、射出成形に
よりスプール10で一体化する。そして、このスプール
10の胴部にコイル11を巻回し、その引出し線を前記
スプール10の一方の鍔部10aに一体化した一対の中
継端子12のコイルからげ部12a(一方は図示せず)
にそれぞれからげてはんだ付けする。 【0004】前記ベース4は、共通端子13,固定接点
端子14およびコイル端子15を射出成形により一体化
することにより形成される。前記電磁石ブロック3およ
びベース4は、電磁石ブロック3をベース4の収容部4
aに収容し、中継端子12をコイル端子15の上端部1
5a(手前側の上端部は図示せず)にスポット溶接する
ことにより組み立てられる。そして、ケース4の収容部
4aと電磁石ブロック3との間に形成される空間には、
2次モールドにより樹脂が注入され、コイル11が被覆
される(図1参照)。なお、前記電磁継電器は、接極子
ブロック2を電磁石ブロック3に揺動自在に載置し、ベ
ース4にケース1を被せることにより完成する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
磁継電器では、前述のように、電磁石ブロック3とベー
ス4とを別工程で形成した後、組み立てるようにしてい
るので、仕上がり寸法には各部品の加工精度がそれぞれ
影響し、高精度に仕上げることは難しい。特に、前記電
磁継電器が非常に小型(縦約13mm×横約7mm×高さ約4m
m)である場合、中継端子12とコイル端子15とをス
ポット溶接しなければならないので、組立作業は非常に
困難である。また、前記2次モールドは別工程で行なわ
なければならないので、作業工数が多くなり、生産性を
向上させることができない。本発明は前記問題点に鑑
み、生産性が高く、高精度に仕上げることができる電磁
継電器におけるベースブロックの製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、フープ材を打ち抜いて両側長尺部からコイ
ル端子をそれぞれ延在させる第1プレス工程と、前記コ
イル端子とともに、鉄芯および永久磁石をスプールで一
体成形する第1成形工程と、前記スプールの胴部にコイ
ルを巻回することにより電磁石ブロックを形成するコイ
ル巻回工程と、フープ材を打ち抜いて両側長尺部から共
通端子および固定接点端子をそれぞれ延在させる第2プ
レス工程と、前記コイル巻回工程で得られた電磁石ブロ
ックを有するフープ材と、前記第2プレス工程で得られ
た共通端子等を有するフープ材とを位置決めし、一体成
形する第2成形工程とでベースブロックを形成するもの
である。 【0007】 【実施例】次に、本発明の実施例について図1ないし図
6を参照して説明する。図1は電磁継電器の分解斜視図
を示し、ケース1および接極子ブロック2は従来例と同
様な構成である。ベースブロック20は従来例で説明し
た電磁石ブロック3およびベース4を一体化した構成
で、本発明に係る製造方法、つまり第1プレス工程,第
1成形工程,コイル巻回工程,第2プレス工程および第
2成形工程によって形成される。 【0008】(第1プレス工程)図2に示すように、フ
ープ材21を順次打ち抜いてはしご状とする。このとき
同時に、両側に位置する長尺部22には、各連結部23
の両側に対応する位置にフープ材22の位置決め孔21
aが穿設される。また、前記両長尺部22の対向内縁部
には、両長尺部22と、隣合う連結部23とで形成され
る領域毎に一対のコイル端子24a,24bがそれぞれ
形成される。したがって、前記位置決め孔21aとコイ
ル端子24a,24bとの位置関係は高精度に形成する
ことができる。 【0009】(第1成形工程)前記第1プレス工程で打
ち抜いたフープ材21を図示しない成形金型内に搬送す
る。前記フープ材21を位置決め孔21aによって位置
決めし、両長尺部22と隣合う連結部23とで形成され
る領域を金型内に配設する。これにより、前記金型のキ
ャビティ内には、コイル端子24a,24b、鉄芯25
および永久磁石26がそれぞれ位置決めされる。そし
て、金型を閉塞して樹脂を充填することにより、コイル
端子24a,24b、鉄芯25および永久磁石26をス
プール27によって一体化する(図3参照)。ついで、
前記長尺部22を図中点線部分で切断した後、図示しな
いコイル巻回装置に搬送する。 【0010】(コイル巻回工程)コイル巻回装置では、
スプール27の胴部27a(図3参照)にコイル28を
巻回し、引き出し線の両端部をコイル端子24aのコイ
ルからげ部24cに巻回することにより、電磁石ブロッ
ク29が完成する(図4参照)。 【0011】(第2プレス工程)前記各工程と平行し
て、図5に示すように、フープ材31を第1プレス工程
と同様にはしご状に打ち抜く。このとき同時に、両側に
位置する長尺部32には、各連結部33の両側に対応す
る位置にフープ材31の位置決め孔31aが穿設され
る。また、両長尺部32と隣合う連結部33とで形成さ
れる領域には、前記両長尺部32の内縁から共通端子3
4およびこの共通端子34の両側に位置する固定接点端
子35が形成される。その後、各固定接点端子35の先
端部に固定接点35aを固着する。 【0012】(第2成形工程)前記コイル巻回工程で電
磁石ブロック29を形成されたフープ材21と、前記第
2プレス工程で打ち抜いたフープ材31とを図示しない
成形金型内に搬送する。そして、前記第1成形工程と同
様にしてフープ材21,31を位置決め孔21a,31
aによって位置決めして重ね合わせ、電磁石ブロック2
9,共通端子34および固定接点端子35をキャビティ
内に位置決めする。そして、前記キャビティ内に樹脂を
充填することによりベースブロック36が完成する(図
6参照)。その後、コイル端子24a,24b、共通端
子34および固定接点端子35を長尺部22,32の近
傍からそれぞれ切り離し、ベースブロック36の側面に
沿って下方側に折り曲げ、接極子ブロック2を組み込
み、ケース1を被せることにより電磁継電器が完成す
る。 【0013】このように、共通端子34等を形成したフ
ープ材31を、電磁石ブロック29を有するフープ材2
1とともに射出成形するだけで簡単にベースブロック3
6を形成できるので、生産性が非常に良い。また、こう
して形成されたベースブロック36では、前記電磁石ブ
ロック29のコイル28が図1に示すように樹脂モール
ドされているので、絶縁性が高い。なお、前記コイル2
8は全て樹脂モールドする必要はなく、必要に応じて部
分的に行なうようにしてもよい。 【0014】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る電磁継電器におけるベースブロックの製造方法に
よれば、各工程を経て製造された電磁石ブロックと、共
通端子等の部品とを一体成形してベースブロックを形成
するようにしたので、従来のような組立工数および溶接
作業が不要となり、生産性が向上する。また、前記電磁
石ブロック,共通端子等はフープ材に形成したままの状
態で加工され、ベースブロックとなるので、自動化ライ
ンの製造が極めて容易となり、より一層生産性が向上す
るとともに、各部材を位置決めしやすく、高精度に仕上
げることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本実施例に係る電磁継電器の分解斜視図であ
る。 【図2】 第1プレス工程で加工されたフープ材の平面
図である。 【図3】 第1成形工程で加工されたフープ材の平面図
である。 【図4】 コイル巻回工程で加工されたフープ材の平面
図である。 【図5】 第2プレス工程で加工されたフープ材の平面
図である。 【図6】 第2成形工程で加工されたフープ材の平面図
である。 【図7】 従来例に係る電磁継電器の分解斜視図であ
る。 【符号の説明】 21,31…フープ材、22,32…長尺部、24…コ
イル端子、25…鉄芯、26…永久磁石、27…スプー
ル、28…コイル、29…電磁石ブロック、34…共通
端子、35…固定接点端子、36…ベースブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−822(JP,A) 特開 平5−2964(JP,A) 特開 平4−149924(JP,A) 特開 昭59−119634(JP,A) 特開 平3−163721(JP,A) 特開 昭63−231829(JP,A) 実開 昭55−82751(JP,U) 特表 平2−503844(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 49/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 次の各工程からなる電磁継電器における
    ベースブロックの製造方法。 (i)フープ材を打ち抜いて両側長尺部からコイル端子
    をそれぞれ延在させる第1プレス工程 (ii)前記コイル端子とともに、鉄芯および永久磁石を
    スプールで一体成形する第1成形工程 (iii)前記スプールの胴部にコイルを巻回することに
    より電磁石ブロックを形成するコイル巻回工程 (iv)フープ材を打ち抜いて両側長尺部から共通端子お
    よび固定接点端子をそれぞれ延在させる第2プレス工程 (v)前記コイル巻回工程で得られた電磁石ブロックを
    有するフープ材と、前記第2プレス工程で得られた共通
    端子等を有するフープ材とを位置決めし、一体成形する
    第2成形工程
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