JPH0864446A - 電磁石装置の製造方法 - Google Patents

電磁石装置の製造方法

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JPH0864446A
JPH0864446A JP6194253A JP19425394A JPH0864446A JP H0864446 A JPH0864446 A JP H0864446A JP 6194253 A JP6194253 A JP 6194253A JP 19425394 A JP19425394 A JP 19425394A JP H0864446 A JPH0864446 A JP H0864446A
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JP
Japan
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lead frame
coil
positioning
spool
electromagnet
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Pending
Application number
JP6194253A
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English (en)
Inventor
Kiyoaki Kuzukawa
清明 葛川
Yoshitoshi Taguchi
善利 田口
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置決め金型を使用せずに高い精度で位置決
めでき、安価で寸法精度の高い電磁石装置が得られる電
磁石装置の製造方法を提供することにある。 【構成】 リードフレーム10に設けた位置決め用舌片
16,17の突起16a,17aに、電磁石ブロック2
0のスプールから露出する鉄芯21の磁極部21a,2
1bの基部をそれぞれ係合して位置決めする。ついで、
電磁石ブロック20の中継端子とリードフレーム10の
コイル端子15とを溶接一体化する。そして、リードフ
レーム10と電磁石ブロック20とを一体成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁石装置、特に、リー
ドフレームを利用して連続的に製造される電磁石装置の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁石の製造方法としては、例え
ば、鉄芯をインサート成形したスプールにコイルを巻回
してなる電磁石ブロックと、打ち抜き残した端子を有す
るリードフレームとを位置決め金型にそれぞれ位置決め
した後、電磁石ブロックに設けたコイル用中継端子とリ
ードフレームに設けたコイル端子とを溶接一体化し、つ
いで、前記位置決め金型に成形金型を組み付けて2次成
形することにより、前記コイルを樹脂モールドした電磁
石装置の製造方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
製造方法では、電磁石ブロックとリードフレームとの位
置決めを位置決め金型を介して間接的に行っているの
で、高精度の位置決めが困難であり、両者を高精度で位
置決めしようとすると、寸法精度の高い位置決め金型が
必要となり、製造コストが上昇する。また、位置決め金
型の寸法精度が低いと、位置決め金型と成形金型との間
に微小なずれが生じ、成形不能になるという問題点があ
る。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、位置決め金
型を使用せずに高い精度で位置決めでき、安価で寸法精
度の高い電磁石装置が得られる電磁石装置の製造方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電磁石装
置の製造方法は、前記目的を達成するため、リードフレ
ームに設けた一対の位置決め用舌片に、コイルを巻回し
た電磁石ブロックのスプールから露出する鉄芯の一部を
それぞれ係合して位置決めした後、前記スプールに設け
たコイル用中継端子とリードフレームのコイル端子とを
溶接一体化する工程からなるものである。また、前記位
置決め用舌片は、電磁石ブロックのスプールの一部に係
合して位置決めしてもよい。さらに、前記コイル用中継
端子とリードフレームのコイル端子とを溶接一体化した
後、前記リードフレームと電磁石ブロックとを一体成形
して電磁石装置を形成してもよい。
【0006】
【作用】したがって、本発明の請求項1にかかる電磁石
装置の製造方法によれば、電磁石ブロックの鉄芯に係合
するリードフレームの位置決め用舌片を介し、別体の電
磁石ブロックとリードフレームとが位置決めされること
になる。また、請求項2によれば、電磁石ブロックのス
プールに係合するリードフレームの位置決め用舌片を介
し、別体の電磁石ブロックとリードフレームとが位置決
めされることになる。さらに、請求項3によれば、スプ
ールに設けたコイルの中継端子とリードフレームに設け
たコイル端子とを溶接一体化した後、電磁石ブロックに
リードフレームが2次成形されることになる。
【0007】
【実施例】次に、本発明にかかる一実施例を図1ないし
図10の添付図面に従って説明する。第1実施例にかか
る電磁石装置の製造方法は、図1ないし図7に示すよう
に、リードフレーム10に電磁石ブロック20を位置決
めした後、2次成形する場合である。なお、説明の便宜
上、図1,図4,図7および図8はリードフレーム10
および電磁石ブロック20を下方側から見た状態を示
す。
【0008】リードフレーム10は、図1ないし図3に
示すように、薄い帯状導電材を打ち抜いて形成したもの
で、その軸心を間にして両側縁部から共通端子11が対
向するように延在し、その両隣に固定接点端子12,1
3がそれぞれ形成され、さらに、その外隣にコイル端子
14,15がそれぞれ形成されている一方、その軸心上
に一対の位置決め用舌片16,17が対向するように設
けられている。この位置決め用舌片16および17の先
端部には一対の突起16a,16aおよび17a,17
aがそれぞれ設けられている。また、前記共通端子11
の先端部は屈曲された接続部11aとなっており、固定
接点端子12,13の先端部には固定接点12a,13
aが形成されている。さらに、前記コイル端子14,1
5は、その基部近傍に位置する屈曲部14a,15aか
ら略Z字形状にそれぞれ屈曲され、その先端部が固定接
点12a,13aの下方側にそれぞれ位置している。な
お、リードフレーム10のガイド孔は18で示されてい
る。
【0009】電磁石ブロック20は、図4ないし図6に
示すように、断面略コ字形状の鉄芯21をインサート成
形したスプール22にコイル23を巻回したもので、両
側端部に形成した鍔部24,25にはコイル23の中継
端子26,26が一体成形されている。この中継端子2
6の一端部はコイル23の引き出し線をからげてハンダ
付けするからげ部26aであり、その他端部は前記コイ
ル端子14,15にそれぞれ溶接一体化される接続受け
部26bである。
【0010】そして、成形金型は図示しないが、上下に
分割可能であり、下方側の成形金型のガイドピンにリー
ドフレーム10のガイド孔18を嵌合して位置決めした
後、このリードフレーム10に設けた位置決め用舌片1
6および17の突起16a,16aおよび17a,17
aに、スプール22から突出した鉄芯21の磁極部21
a,21bの基部をそれぞれ上方から挾着することによ
り、直接係合して位置決めした後(図4ないし図6)、
リードフレーム10のコイル端子14,15の先端部を
中継端子26の接続受け部26bにそれぞれ溶接一体化
する。ついで、下方側の成形金型に上方側の成形金型を
組み付け、形成されたキャビティ内に樹脂を射出するこ
とにより、電磁石装置30のハウジングを2次成形する
(図7)。さらに、図7に示す2点鎖線に沿ってリード
フレーム10から各端子11,12,13,14,15
を切り出して屈曲するとともに、位置決め用舌片16,
17をリードフレーム10から切断することにより、電
磁石装置30が完成する。ただし、端子14は、いわゆ
るダミー端子である。
【0011】なお、各端子を切断してリードフレーム1
0から電磁石ブロック20を切り離す前に、前記電磁石
ブロック20に、可動鉄片および可動接触片を一体成形
してなる可動ブロック(図示せず)を組付けて溶接一体
化した後、各端子を切断してもよい。また、各端子は、
リードフレームから切り離すと同時に、屈曲してもよ
い。さらに、前記位置決め用舌片16,17は切断して
分離するだけでなく、引き抜いて分離しても良い。
【0012】第2実施例は、図8ないし図10に示すよ
うに、前述の第1実施例がリードフレーム10の位置決
め用舌片16および17の突起16a,16aおよび1
7a,17aに、スプール22から突出する鉄芯21の
磁極部21a,21bの基部を挾着することにより、位
置決めする場合であるのに対し、磁極部21a,21b
の基部近傍に位置するスプール22の縁部22aを挾着
することにより、位置決めする場合である。他は前述の
第1実施例とほぼ同様であるので、説明を省略する。
【0013】本実施例では、鉄芯21ではなく、露出面
積が大きいスプール22の一部を位置決めに利用するの
で、位置決め作業が容易となり、設計の自由度が大きい
という利点がある。
【0014】前述の実施例では、一対の位置決め用舌片
の先端部に一組の突起をそれぞれ設ける場合について説
明したが、必ずしもこれに限らず、一対の位置決め用舌
片の先端部をそれぞれ略く字形状とし、これを電磁石ブ
ロックの対角線上に配して位置決めするようにしてもよ
い。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1にかかる電磁石装置の製造方法によれば、リ
ードフレームに設けた位置決め用舌片を介して電磁石ブ
ロックとリードフレームとを直接位置決めできるので、
高精度の位置決めが可能となるだけでなく、従来例のよ
うな位置決め金型が不要となり、製造コストが低減す
る。また、本発明によれば、電磁石ブロックとリードフ
レームとを一体成形した後、リードフレームから各端子
を切り出して屈曲するとき、電磁石ブロックに一体成形
された前記位置決め用舌片を介してリードフレームに電
磁石ブロックを一体化しておけるので、連続加工が可能
となり、生産性が向上する。請求項2によれば、前述の
効果に加え、露出面積が大きいスプールの表面を位置決
めに利用できるので、位置決め作業が容易となり、設計
の自由度が大きくなるという効果がある。請求項3によ
れば、リードフレームのコイル端子と電磁石ブロックの
中継端子とを溶接一体化した後、電磁石ブロックとリー
ドフレームとを一体成形するので、樹脂材がキャビティ
内に射出されても、両者の間に位置ずれが生じず、より
一層寸法精度の高い電磁石装置が得られるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかる第1実施例のリードフレー
ムを示す平面図である。
【図2】 図1の矢印A方向から見た状態を示す正面図
である。
【図3】 図1の矢印B方向から見た状態を示す右側面
図である。
【図4】 図1のリードフレームに電磁石ブロックを位
置決めした状態を示す平面図である。
【図5】 図4の矢印A方向から見た状態を示す正面図
である。
【図6】 図4の矢印B方向から見た状態を示す右側面
図である。
【図7】 図4の電磁石ブロックを2次成形した場合を
示す平面図である。
【図8】 本願発明にかかる第2実施例のリードフレー
ムに電磁石ブロックを位置決めした状態を示す平面図で
ある。
【図9】 図8の矢印A方向から見た状態を示す正面図
である。
【図10】 図8の矢印B方向から見た状態を示す右側
面図である。
【符号の説明】
10…リードフレーム、11…共通端子、12,13…
固定接点端子、14,15…コイル端子、16,17…
位置決め用舌片、16a,17a…突起、20…電磁石
ブロック、21…鉄芯、21a,21b…磁極部、22
…スプール、22a…縁部、26…中継端子、26a…
からげ部、26b…接続受け部、30…電磁石装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームに設けた一対の位置決め
    用舌片に、コイルを巻回した電磁石ブロックのスプール
    から露出する鉄芯の一部をそれぞれ係合して位置決めし
    た後、前記スプールに設けたコイル用中継端子とリード
    フレームのコイル端子とを溶接一体化することを特徴と
    する電磁石装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 リードフレームに設けた一対の位置決め
    用舌片に、コイルを巻回した電磁石ブロックのスプール
    の一部をそれぞれ係合して位置決めした後、前記スプー
    ルに設けたコイル用中継端子とリードフレームのコイル
    端子とを溶接一体化することを特徴とする電磁石装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記コイル用中継端子とリードフレーム
    のコイル端子とを溶接一体化した後、前記リードフレー
    ムと電磁石ブロックとを一体成形することを特徴とする
    請求項1または2に記載の電磁石装置の製造方法。
JP6194253A 1994-08-18 1994-08-18 電磁石装置の製造方法 Pending JPH0864446A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116598130A (zh) * 2023-07-17 2023-08-15 四川富美高电子有限公司 变压器线圈绕线装置及其驱动定位机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116598130A (zh) * 2023-07-17 2023-08-15 四川富美高电子有限公司 变压器线圈绕线装置及其驱动定位机构
CN116598130B (zh) * 2023-07-17 2023-09-26 四川富美高电子有限公司 变压器线圈绕线装置及其驱动定位机构

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