JPH0562848A - チヨークコイルの製造方法 - Google Patents
チヨークコイルの製造方法Info
- Publication number
- JPH0562848A JPH0562848A JP3246910A JP24691091A JPH0562848A JP H0562848 A JPH0562848 A JP H0562848A JP 3246910 A JP3246910 A JP 3246910A JP 24691091 A JP24691091 A JP 24691091A JP H0562848 A JPH0562848 A JP H0562848A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- choke coil
- terminals
- metal support
- insulating
- sealed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トロイダル型チョークコイルを封止した面装
着型のチョークコイルを平易な手段で作る。 【構成】 端子を対向側面から突設させた絶縁ケース９
を用意する。この絶縁ケースにトロイダル型コモンモー
ドチョークコイル７を収納して引出し線を端子の根元に
からげる。チョークコイル入りの絶縁ケースを複数個ま
とめてからげ部分に浸漬半田付を行う。このチョークコ
イルと絶縁ケース組合せ品を並置した２枚の帯状金属支
持板１３に架け渡して置き、端子１１を帯状金属支持板
に点溶接で固定する。所定の間隔をおいて複数個の組合
せ品を帯状金属支持板に配列する。帯状金属支持板を基
準にして封止金型に組合せ品を装填し、絶縁樹脂で封止
する。端子を切断して封止成形体１４を帯状金属支持板
から切り離し、ついで端子を所要の形状に整形する。
着型のチョークコイルを平易な手段で作る。 【構成】 端子を対向側面から突設させた絶縁ケース９
を用意する。この絶縁ケースにトロイダル型コモンモー
ドチョークコイル７を収納して引出し線を端子の根元に
からげる。チョークコイル入りの絶縁ケースを複数個ま
とめてからげ部分に浸漬半田付を行う。このチョークコ
イルと絶縁ケース組合せ品を並置した２枚の帯状金属支
持板１３に架け渡して置き、端子１１を帯状金属支持板
に点溶接で固定する。所定の間隔をおいて複数個の組合
せ品を帯状金属支持板に配列する。帯状金属支持板を基
準にして封止金型に組合せ品を装填し、絶縁樹脂で封止
する。端子を切断して封止成形体１４を帯状金属支持板
から切り離し、ついで端子を所要の形状に整形する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁障害防止に用いら
れるリード端子を有する表面装着型チョークコイルの製
造方法に関するものである。
れるリード端子を有する表面装着型チョークコイルの製
造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】小型のトロイダル型コモンモードチョー
クコイル（以下チョークコイルと称す）を絶縁樹脂で封
止したリード端子片を有する表面装着部品にしたもの
は、電磁障害防止部品として使われている。この種のチ
ョークコイルは、リードフレームを利用する製造方法が
提案され実施され作られている。図４を参照して従来の
製造方法の一例を説明する。図はリードフレーム１に、
３個に区切られた区画を示す。一区画は橋渡し片２で区
切られている。各区画には右側の区画に示すように、対
向する２組のリード端子片３がある。リード端子片３の
先端にコの字形のからげ部４を形成してある。リード端
子片３を中間で直角に折り曲げて先端部を立ち上がらせ
る。次に樹脂モールドにより、図の中央の区画に示すよ
うにリード端子片３の折り曲げ部分の一部を埋め込んで
コイル収納部６のある一次の成形体５を作る。成形体５
上面の四隅にからげ部４が露出している。コイル収納部
６にトロイダル型コモンモードチョークコイル７を入れ
て、チョークコイル７の引出し線をからげ部４にからげ
てから半田付で固着する。チョークコイル７の入った成
形体５を、もう一度樹脂モールドにより全体を封止成形
する。図の左側の区画に二次の成形上がりの封止体８を
示している。リード端子片３を中途で切断して、封止体
８をリードフレーム１から切り離す。封止体８から露出
しているリード端子片３をガルウィン形やＪベンド形等
の所定の形状に整形して、表面装着型チョークコイルが
完成する。
クコイル（以下チョークコイルと称す）を絶縁樹脂で封
止したリード端子片を有する表面装着部品にしたもの
は、電磁障害防止部品として使われている。この種のチ
ョークコイルは、リードフレームを利用する製造方法が
提案され実施され作られている。図４を参照して従来の
製造方法の一例を説明する。図はリードフレーム１に、
３個に区切られた区画を示す。一区画は橋渡し片２で区
切られている。各区画には右側の区画に示すように、対
向する２組のリード端子片３がある。リード端子片３の
先端にコの字形のからげ部４を形成してある。リード端
子片３を中間で直角に折り曲げて先端部を立ち上がらせ
る。次に樹脂モールドにより、図の中央の区画に示すよ
うにリード端子片３の折り曲げ部分の一部を埋め込んで
コイル収納部６のある一次の成形体５を作る。成形体５
上面の四隅にからげ部４が露出している。コイル収納部
６にトロイダル型コモンモードチョークコイル７を入れ
て、チョークコイル７の引出し線をからげ部４にからげ
てから半田付で固着する。チョークコイル７の入った成
形体５を、もう一度樹脂モールドにより全体を封止成形
する。図の左側の区画に二次の成形上がりの封止体８を
示している。リード端子片３を中途で切断して、封止体
８をリードフレーム１から切り離す。封止体８から露出
しているリード端子片３をガルウィン形やＪベンド形等
の所定の形状に整形して、表面装着型チョークコイルが
完成する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した製造方法の場
合、リードフレームの連続性を活かしてほとんどの工程
に自動化装置を適用して自動化比率が高い。しかしなが
ら、チョークコイルの引出し線のからげ作業とからげ部
の半田付作業に高精度の位置制御技術が必要となるの
で、この部分の設備費用がかかり、このように高度な技
術を要するので寸法の異なる小ロットの低廉なチョーク
コイルの量産には不向きな方法であった。
合、リードフレームの連続性を活かしてほとんどの工程
に自動化装置を適用して自動化比率が高い。しかしなが
ら、チョークコイルの引出し線のからげ作業とからげ部
の半田付作業に高精度の位置制御技術が必要となるの
で、この部分の設備費用がかかり、このように高度な技
術を要するので寸法の異なる小ロットの低廉なチョーク
コイルの量産には不向きな方法であった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、対向側面に端
子を突設した単体の絶縁ケースを用いて、この絶縁ケー
スにトロイダル型チョークコイルを収納して、引出し線
を端子にからげて半田槽に浸して接続してから、この組
合せ品の複数個を並置した２枚の帯状金属支持板に端子
を架け渡して等間隔に配列し、端子と帯状金属支持板を
点溶接で固着して一体化する。
子を突設した単体の絶縁ケースを用いて、この絶縁ケー
スにトロイダル型チョークコイルを収納して、引出し線
を端子にからげて半田槽に浸して接続してから、この組
合せ品の複数個を並置した２枚の帯状金属支持板に端子
を架け渡して等間隔に配列し、端子と帯状金属支持板を
点溶接で固着して一体化する。
【０００５】即ち本発明は、トロイダル型チョークコイ
ルを絶縁樹脂で封止し、端子を設けた表面装着部品とし
たチョークコイルの製造方法において、端子を対向側面
に突設し上面に収納凹部を設けた絶縁ケースの前記収納
凹部にチョークコイルを収納して、巻線の引出し線を前
記端子に接続して組合せ品を形成し、前記組合せ品の複
数個を、並置した２個の帯状金属支持板に端子先端を所
定間隔をおいて配列架け渡して端子を帯状金属支持板に
固着する工程と、帯状金属支持板を基準部材として封止
金型に装填し、絶縁ケース及びチョークコイルを絶縁樹
脂で一体に封止成形する工程と、帯状金属支持板から封
止成形体を切り離す工程とを含むことを特徴とするチョ
ークコイルの製造方法。
ルを絶縁樹脂で封止し、端子を設けた表面装着部品とし
たチョークコイルの製造方法において、端子を対向側面
に突設し上面に収納凹部を設けた絶縁ケースの前記収納
凹部にチョークコイルを収納して、巻線の引出し線を前
記端子に接続して組合せ品を形成し、前記組合せ品の複
数個を、並置した２個の帯状金属支持板に端子先端を所
定間隔をおいて配列架け渡して端子を帯状金属支持板に
固着する工程と、帯状金属支持板を基準部材として封止
金型に装填し、絶縁ケース及びチョークコイルを絶縁樹
脂で一体に封止成形する工程と、帯状金属支持板から封
止成形体を切り離す工程とを含むことを特徴とするチョ
ークコイルの製造方法。
【０００６】
【作用】単体の絶縁ケースは、チョークコイルの引出し
線の端子にからげた部分の半田付を、平易な半田槽浸漬
により実現する。帯状金属支持板は、組合せ品の複数個
を封止金型に装填する基準部材として働き、封止成形体
の取出し、支持部材としても働く。
線の端子にからげた部分の半田付を、平易な半田槽浸漬
により実現する。帯状金属支持板は、組合せ品の複数個
を封止金型に装填する基準部材として働き、封止成形体
の取出し、支持部材としても働く。
【０００７】
【実施例】図１から図３を参照しながら本発明の一実施
例を説明する。図１に示した絶縁ケース９とトロイダル
型コモンモードチョークコイルを先ず組合わせる。絶縁
ケース９は、チョークコイル７を収納する円形の収納凹
部１０を持つ直方体である。直方体の対向側面に、所定
の突出長さの４本の端子（例えば硬銅線）１１を一体的
に埋設してあり、収納凹部１０から端子１１へ案内横溝
１２を形成してある。収納凹部１０にチョークコイル７
を入れて引出し線を案内横溝１２に通して端子１１の根
元にからげる。この状態の組合せ中途品の複数個を半田
付治具（図示せず）に取付けて、半田槽に端子１１を浸
して、からげ部分を半田付により止めて組合せ品をまと
めて作る。次に、溝と溝の両側に段部のある治具を用い
て図２に示すように、離して平行に並べた２本の同じ長
さの帯状金属支持板１３の上に端子１１を載せて、複数
個（例えば２０個、図は３個だけを示し、１個は全体
を、２個は端子だけを図示）の組合せ品を等間隔をおい
て架け渡し配列して、点溶接により端子１１と帯状金属
支持板１３を接合する。この梯子形状の組立品を封止金
型に装填して絶縁ケース９を全体的に封止する。図２に
封止成形体１４を実線と一点鎖線で示す。端子１１を中
途で図２に二点鎖線で示す箇所で切断して、封止成形体
１４を帯状金属支持板１３から切り離す。最後に封止成
形体１４から突出した端子１１を、図３に示すように表
面装着可能な形状に整形する。上述の手順の内、からげ
作業を手作業に限れば、他の手順は従来の平易な技術に
より自動化、手作業のどちらでも処理できる。
例を説明する。図１に示した絶縁ケース９とトロイダル
型コモンモードチョークコイルを先ず組合わせる。絶縁
ケース９は、チョークコイル７を収納する円形の収納凹
部１０を持つ直方体である。直方体の対向側面に、所定
の突出長さの４本の端子（例えば硬銅線）１１を一体的
に埋設してあり、収納凹部１０から端子１１へ案内横溝
１２を形成してある。収納凹部１０にチョークコイル７
を入れて引出し線を案内横溝１２に通して端子１１の根
元にからげる。この状態の組合せ中途品の複数個を半田
付治具（図示せず）に取付けて、半田槽に端子１１を浸
して、からげ部分を半田付により止めて組合せ品をまと
めて作る。次に、溝と溝の両側に段部のある治具を用い
て図２に示すように、離して平行に並べた２本の同じ長
さの帯状金属支持板１３の上に端子１１を載せて、複数
個（例えば２０個、図は３個だけを示し、１個は全体
を、２個は端子だけを図示）の組合せ品を等間隔をおい
て架け渡し配列して、点溶接により端子１１と帯状金属
支持板１３を接合する。この梯子形状の組立品を封止金
型に装填して絶縁ケース９を全体的に封止する。図２に
封止成形体１４を実線と一点鎖線で示す。端子１１を中
途で図２に二点鎖線で示す箇所で切断して、封止成形体
１４を帯状金属支持板１３から切り離す。最後に封止成
形体１４から突出した端子１１を、図３に示すように表
面装着可能な形状に整形する。上述の手順の内、からげ
作業を手作業に限れば、他の手順は従来の平易な技術に
より自動化、手作業のどちらでも処理できる。
【０００８】
【発明の効果】本発明の方法によれば、製造ロットの少
ない表面装着型チョークコイルを作るのに、安価な有リ
ードの表面装着型チョークコイルを従来の平易な技術を
用いて量産することができる。
ない表面装着型チョークコイルを作るのに、安価な有リ
ードの表面装着型チョークコイルを従来の平易な技術を
用いて量産することができる。
【図１】本発明のチョークコイルの絶縁ケースの一例を
コイルと共に示す外観図。
コイルと共に示す外観図。
【図２】本発明のチョークコイルの製造方法の主な工程
を説明するための斜視図。
を説明するための斜視図。
【図３】本発明に係わる製造方法で作られたチョークコ
イルの完成品の一例を示す外観図。
イルの完成品の一例を示す外観図。
【図４】従来のチョークコイルの製造工程を説明するた
めの斜視図。
めの斜視図。
１ リードフレーム ２ 橋渡し片 ３ リード端子片 ４ からげ部 ５ 成形体 ６ コイル収納部 ７ トロイダル型コモンモードチョークコイル ８ 封止体 ９ 絶縁ケース １０ 収納凹部 １１ 端子（硬銅線及び帯状銅線） １２ 案内横溝 １３ 帯状金属支持板 １４ 封止成形体
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０１Ｆ 41/12 Ｃ 8935−5Ｅ
Claims (1)
- 【請求項１】 トロイダル型チョークコイルを絶縁樹脂
で封止し、端子を設けた表面装着部品としたチョークコ
イルの製造方法において、端子を対向側面に突設し上面
に収納凹部を設けた絶縁ケースの前記収納凹部にチョー
クコイルを収納して、巻線の引出し線を前記端子に接続
して組合せ品を形成し、前記組合せ品の複数個を、並置
した２個の帯状金属支持板に端子先端を所定間隔をおい
て配列架け渡して端子を帯状金属支持板に固着する工程
と、帯状金属支持板を基準部材として封止金型に装填
し、絶縁ケース及びチョークコイルを絶縁樹脂で一体に
封止成形する工程と、帯状金属支持板から封止成形体を
切り離す工程とを含むことを特徴とするチョークコイル
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3246910A JPH0562848A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | チヨークコイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3246910A JPH0562848A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | チヨークコイルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0562848A true JPH0562848A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17155569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3246910A Pending JPH0562848A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | チヨークコイルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0562848A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105405631A (zh) * | 2015-12-30 | 2016-03-16 | 深圳市麦捷微电子科技股份有限公司 | 微型电感的制作方法 |
| JP2018137291A (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-30 | 日本電気株式会社 | 部材及び取付け方法 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3246910A patent/JPH0562848A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105405631A (zh) * | 2015-12-30 | 2016-03-16 | 深圳市麦捷微电子科技股份有限公司 | 微型电感的制作方法 |
| JP2018137291A (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-30 | 日本電気株式会社 | 部材及び取付け方法 |
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