JP3198392B2 - 巻線チップインダクタ及びその製造方法 - Google Patents

巻線チップインダクタ及びその製造方法

Info

Publication number
JP3198392B2
JP3198392B2 JP21596192A JP21596192A JP3198392B2 JP 3198392 B2 JP3198392 B2 JP 3198392B2 JP 21596192 A JP21596192 A JP 21596192A JP 21596192 A JP21596192 A JP 21596192A JP 3198392 B2 JP3198392 B2 JP 3198392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
predetermined number
winding
lead
connection piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21596192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0669036A (ja
Inventor
一弥 木村
初男 松本
健治 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP21596192A priority Critical patent/JP3198392B2/ja
Publication of JPH0669036A publication Critical patent/JPH0669036A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3198392B2 publication Critical patent/JP3198392B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として高周波用トラ
ンス等に用いられ、面実装に適用可能な電子回路に供さ
れるインダクタンス素子としての巻線チップインダクタ
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の微小電子回路の回路素子と
して用いられる巻線チップインダクタは、例えば図14
に示す如く外観を有している。この巻線チップインダク
タ25は、底板部をリードフレーム20の切片とする箱
状絶縁体成形部24内に、コア(磁心)にマイクロ・コ
イルを巻回したインダクタ素子体を収納した構成になっ
ている。
【0003】このような巻線チップインダクタ25は、
図13(A)〜(D)に示す如く工程を経て製造され
る。先ず、図13(A)に示すように導電材料から成る
帯状のリードフレーム20表面の対向する位置に所定の
間隔を置いて立設された対の嵌合部21a,21b間
に、コア23にマイクロ・コイル22を施して成るイン
ダクタ素子体を(それを構成する形成工程により)段階
別,又は一括に嵌合した後、嵌合部21a,21bに半
田付けを施し、図13(B)に示すようなインダクタ素
子体を得る。
【0004】次に、リードフレーム20表面上における
インダクタ素子体(その嵌合部21a,21b)の外周
(リードフレーム20の裏面は対象外)に対し、図13
(C)及び(D)に示すようにエポキシ樹脂等によるト
ランスファ成形を行って絶縁体成形部24を形成する。
最終的に、リードフレーム20の余分箇所を所定の寸法
で切断することにより、図14の如く巻線チップインダ
クタ25が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した巻線チップイ
ンダクタの製造方法の場合、マイクロ・コイルの端末を
処理する工程において、コア両端面(金属層)にリード
を処理する工程を要する他、インダクタ素子体を得た後
にもマイクロ・コイルの引出し端部とリードフレームの
先端挟持部とをコア両端面で半田付けする工程を要す
る。このように、リードの端末処理を複数のインダクタ
素子体毎に別個に2段階に分けて行うと、製造する巻線
チップインダクタの数が多ければ歩留まりが低下してし
まう。即ち、従来の巻線チップインダクタの製造方法
は、製造工程に不合理があって、生産性が優れない為、
結果的に巻線チップインダクタ単体を安価に提供し難い
という重大な欠点がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、合理的に安価に得
られる巻線チップインダクタ及びその製造方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、隣接す
る第1の電極接続片間に第1のコア接続片が一体的に形
成された第1のリード端子と、第1の電極接続片及び第
1のコア接続片に対してそれぞれ所定間隔を隔てて対向
して配置されると共に、隣接する第2の電極接続片間に
第2のコア接続片が一体的に形成された第2のリード端
子と、第1のコア接続片及び第2のコア接続片の間に縦
置きに配された略U字形コアと、U字形コアに巻線を巻
回して構成されると共に、第1の電極接続片及び第2の
電極接続片に該巻線の端末部分が接続されたコイルと、
略U字形コアのコイルの外周にモールド成形された樹脂
とを備えた巻線チップインダクタにおいて、第1のリー
ド端子及び第2のリード端子は、リードフレームにおい
てそれぞれ所定の間隔で所定数形成され、略U字形コア
は、リードフレームにおける第1のリード端子及び第2
のリード端子毎の第1のコア接続片及び第2のコア接続
片の間に所定数配備され、コイルは、巻線を第1のリー
ド端子及び第2のリード端子毎の所定数の略U字形コア
に連続的に巻回し、且つ第1の電極接続片及び第2の電
極接続片に該巻線の中途部分を接続して成り、樹脂は、
所定数の略U字形コア毎にコイルの外周をモールド成形
することでモールド成形体として付設されて成り、更
に、リードフレームから所定数の略U字形コア毎に第1
のリード端子及び第2のリード端子と巻線における該所
定数の略U字形コア相互間に位置される中途部分とが切
り出されて所定数単位で一括して作製された巻線チップ
インダクタが得られる。
【0008】又、本発明によれば、隣接する第1の電極
接続片間に第1のコア接続片が一体的に形成された第1
のリード端子、及び該第1の電極接続片及び該第1のコ
ア接続片に対してそれぞれ所定間隔を隔てて対向して配
置されると共に、隣接する第2の電極接続片間に第2の
コア接続片が一体的に形成された第2のリード端子をそ
れぞれ所定の間隔で所定数形成したリードフレームにお
ける該第1のリード端子及び該第2のリード端子毎の該
第1のコア接続片及び該第2のコア接続片の間に所定数
の略U字形コアを縦置きに配して熱硬化性接着剤により
該所定数の略U字形コアを該第1のリード端子及び該第
2のリード端子毎に接着してから該所定数の略U字形コ
アに巻線を連続的に巻回してコイルを形成すると共に、
該巻線の中途部分を該第1のリード端子及び該第2のリ
ード端子毎の該第1の電極接続片及び該第2の電極接続
片にそれぞれ接続してから該所定数の略U字形コア毎に
該コイルの外周を樹脂でモールド成形してモールド成形
体を付設した後、該リードフレームから該所定数の略U
字形コア毎に該第1のリード端子及び該第2のリード端
子と該巻線における該所定数の略U字形コア相互間に位
置される中途部分とを切り出すことにより所定数の巻線
チップインダクタを一括して得る巻線チップインダクタ
の製造方法が得られる。
【0009】一方、本発明によれば、互いに所定間隔を
有して対向すると共に、隣接する電極接続片間にコア接
続片が一体的に形成された構造の一対のリード端子を帯
状のリードフレーム上にそれぞれ所定の間隔で所定数形
成加工するリード端子形成段階と、一対のリード端子毎
のコア接続片をそれぞれ相対的に起立させ、該起立状態
のコア接続片及び電極接続片のそれぞれの間に所定数の
略U字形コアを縦置きに設置するコア設置段階と、一対
のリード端子及び略U字形コアのそれぞれの間を紫外線
硬化型又は熱硬化耐熱性の接着剤を用いて接着固定する
接着固定段階と、リードフレームの一端側を切断するこ
とにより一対のリード端子,一対の電極接続片,及び略
U字形コアから単位構成されるコアワークを所定数連鎖
状に形成するコアワーク形成段階と、所定数の略U字形
コア毎に巻線を連続的に巻回してコイルを形成し、該巻
線の中途部分を巻線端末として一対の電極接続片にそれ
ぞれ接続することにより一対のリード端子及び該巻線端
末の電気的接続を所定数のコアワーク毎に行うことで所
定数のインダクタ素子体を得る巻線端末接続段階とを含
む巻線チップインダクタの製造方法が得られる。
【0010】又、本発明によれば、上記巻線チップイン
ダクタの製造方法において、所定数の略U字形コアの両
端の接合面に対して平板状コアをそれぞれ平面接合する
平板状コア接合段階を含む巻線チップインダクタの製造
方法、或いはコア設置段階は、所定数の略U字形コアと
して両端に鍔部を有する形状のものを用いて該両端の鍔
部に平板状コアをそれぞれ接合架設する平板状コア接合
架設段階を含む巻線チップインダクタの製造方法が得ら
れる。
【0011】更に、本発明によれば、上記何れか一つの
巻線チップインダクタの製造方法において、巻線におけ
る所定数のインダクタ素子体相互間に位置される中途部
分を切断する巻線端末処理段階と、所定数のインダクタ
素子体の外周を一対のリード端子の両端部を残してそれ
ぞれ樹脂でモールド成形してモールド成形体を付設する
モールド成形段階と、リードフレームの他端側を切断す
ることにより所定数の巻線チップインダクタを得る切断
仕上げ段階とを含む巻線チップインダクタの製造方法が
得られる。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の巻線チップイ
ンダクタ及びその製造方法について、図面を参照して詳
細に説明する。
【0013】最初に、本発明の巻線チップインダクタの
製造方法の概要を説明する。本発明の巻線チップインダ
クタの製造方法は、隣接する第1の電極接続片間に第1
のコア接続片が一体的に形成された第1のリード端子、
及びこれらの第1の電極接続片及び第1のコア接続片に
対してそれぞれ所定間隔を隔てて対向して配置されると
共に、隣接する第2の電極接続片間に第2のコア接続片
が一体的に形成された第2のリード端子をそれぞれ所定
の間隔で所定数形成したリードフレームにおける第1の
リード端子及び第2のリード端子毎の第1のコア接続片
及び第2のコア接続片の間に所定数の略U字形コアを縦
置きに配して熱硬化性接着剤により所定数の略U字形コ
アを第1のリード端子及び第2のリード端子毎に接着し
てから所定数の略U字形コアに巻線を連続的に巻回して
コイルを形成すると共に、巻線の中途部分を第1のリー
ド端子及び第2のリード端子毎の第1の電極接続片及び
第2の電極接続片にそれぞれ接続してから所定数の略U
字形コア毎にコイルの外周を樹脂でモールド成形してモ
ールド成形体を付設した後、リードフレームから所定数
の略U字形コア毎に第1のリード端子及び第2のリード
端子と巻線における所定数の略U字形コア相互間に位置
される中途部分とを切り出すことにより所定数の巻線チ
ップインダクタを一括して得るもので、実際の製造工程
ではそれぞれ段階別にリード端子形成工程,接着固定工
程,コア設置工程,接着固定工程,コアワーク形成工
程,巻線端末接続工程,モールド成形工程,及び切断仕
上げ工程を経ることにより得られるものである。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係る巻線チッ
プインダクタの製造方法におけるリード端子形成段階を
説明するために示したもので、同図(A)はリード端子
形成工程を経たリードフレームを示した斜視図で、同図
(B)はその部分拡大図である。このリード端子形成段
階では、帯状のリードフレーム1上に所定間隔を隔てて
一対のリード端子2a,2bが互い対向するようにそれ
ぞれ所定の間隔で所定数形成加工されている。このう
ち、リード端子2aは隣接する電極接続片3a間にコア
接続片4aが一体的に形成され、リード端子2bは隣接
する電極接続片3a間にコア接続片4aが一体的に形成
されており、コア接続片4a,4bはそれぞれ電極接続
片3a,3bの間に起立可能なように切り込みが施され
て配置されている。
【0015】図2は、この巻線チップインダクタの製造
方法におけるコア設置段階を説明するために示したリー
ドフレーム及びコアの斜視図である。このコア設置段階
では、一対のリード端子2a,2b毎のコア接続片4
a,4bをそれぞれ図示の如く相対的に起立させた後、
起立状態のコア接続片4a,4b及び電極接続片3a,
3bのそれぞれの間に所定数の略U字形コア5を縦置き
に設置する。
【0016】図3は、この巻線チップインダクタの製造
方法における接着固定段階とコアワーク形成段階とを説
明するために示したもので、同図(A)は接着固定工程
を経たリードフレーム上のリード端子及びコアを示した
斜視図で、同図(B)はコアワーク形成工程を経たコア
ワークを示した斜視図である。
【0017】ここでは、先ず接着固定段階として、図3
(A)に示すように、一対のリード端子2a,2b及び
略U字形コア5のそれぞれの間をUV接着剤,或いはエ
ポキシ等の熱硬化耐熱性の接着剤としての熱硬化樹脂
(図示せず)により接着固定する。引き続き、コアワー
ク形成段階として、図3(B)に示すように、リードフ
レーム1の一端側を切断することにより一対のリード端
子2a,2bと、一対の電極接続片3a,3bと略U字
形コア5とから単位構成されるコアワーク6を所定数連
鎖状に形成する。
【0018】図4は、この巻線チップインダクタの製造
方法における巻線端末接続段階を説明するために示した
もので、同図(A)は巻線端末接続工程を経た後の複数
のインダクタ素子体を示した斜視図で、同図(B)はそ
の部分拡大図である。
【0019】この巻線端末接続段階では、所定数の略U
字形コア5に巻線を連続的に巻回してコイル7を形成
し、巻線の中途部分を巻線端末8a,8bとして一対の
電極接続片3a,3bにそれぞれ接続することにより一
対のリード端子2a,2b及び巻線端末8a,8bの電
気的接続を複数のコアワーク6毎に行うことで所定数の
インダクタ素子体を得る。
【0020】このとき、一対の電極接続片3a,3b
は、リード端子2a,2bにおいて一体的に形成されて
いるため、コイル7(巻線の中途部分)とリード端子2
a,2bとの電気的接続は一工程で簡易に行い得る。
又、ここでは、電極接続片3a,3bのそれぞれが二股
に分かれた同じものであり、巻線端末8a,8bは何れ
の電極と接続しても同じ電気的接続を得ることができ
る。更に、電気接続片3a,3bを使い分けることでコ
イル7の巻数を微調整することができる。因みに、この
電気的接続は汎用的な半田付けによっても行い得るが、
半田による溶融のない高信頼性のスポット溶接等により
電気的に接続するのが望ましい。この後、略図するが、
巻線における各インダクタ素子体相互間の中途部分は巻
線端末処理段階で切断されて略U字形コア5毎にコイル
7が形成される。
【0021】図5は、この巻線チップインダクタの製造
方法におけるモールド成形段階を説明するために示した
インダクタ素子体の斜視図である。このモールド成形段
階では、所定数のインダクタ素子体の外周を一対のリー
ド端子2a,2bの両端部を残してそれぞれ樹脂でモー
ルド成形して絶縁成形体を備えたモールド成形体9を付
設する。このモールド成形後は、ブラスト等によりモー
ルド成形体9のバリを除去する。
【0022】図6は、この巻線チップインダクタの製造
方法における切断仕上げ段階を説明するために示したも
ので、同図(A)は切断仕上げ工程を経た後の複数の巻
線チップインダクタを示した斜視図で、同図(B)はそ
の部分拡大図である。
【0023】この切断仕上げ段階では、リードフレーム
1の他端側を切断することにより、完成品としての所定
数の巻線チップインダクタ10を得る。又、リードフレ
ーム1の他端側を切断した後には、図6(A)に示す如
くモールド成形体9からはみ出しているリード端子2
a,2bの両端部をモールド成形体9の側面か下面に沿
わせて折り曲げ、箱形状体に成形すれば良い。
【0024】このような巻線チップインダクタの製造方
法によれば、リードの端末処理を簡易に連続的に行い得
るので、リード端子2a,2bの両端部を基板等に対す
る接続部分とする開磁路構成の巻線チップインダクタ1
0を多量に効率良く製造することができる。又、この巻
線チップインダクタ10は、略U字形コア5とリード端
子2a,2bとを接着することにより、リード端子2
a,2bと電極接続片3a,3bとを有するコアワーク
6をコア単体ではなく連鎖状の構造体として形成してい
るので、ハンドリング性に優れる他、より小型化を図り
得る。
【0025】即ち、ここで得られる巻線チップインダク
タ10は、隣接する第1の電極接続片3a間に第1のコ
ア接続片4aが一体的に形成された第1のリード端子2
aと、第1の電極接続片3a及び第1のコア接続片4a
に対してそれぞれ所定間隔を隔てて対向して配置される
と共に、隣接する第2の電極接続片3b間に第2のコア
接続片4bが一体的に形成された第2のリード端子2b
と、第1のコア接続片4a及び第2のコア接続片4bの
間に縦置きに配された略U字形コア5と、U字形コア5
に巻線を巻回して構成されると共に、第1の電極接続片
3a及び第2の電極接続片3bに巻線の端末部分が接続
されたコイル7と、略U字形コア5のコイル7の外周に
モールド成形された樹脂とを備えた基本構成において、
第1のリード端子2a及び第2のリード端子2bは、リ
ードフレーム1においてそれぞれ所定の間隔で所定数形
成され、略U字形コア5は、リードフレーム1における
第1のリード端子2a及び第2のリード端子2b毎の第
1のコア接続片4a及び第2のコア接続片4bの間に所
定数配備され、コイル7は、巻線を第1のリード端子2
a及び第2のリード端子2b毎の所定数の略U字形コア
5に連続的に巻回し、且つ第1の電極接続片3a及び第
2の電極接続片3bに巻線の中途部分を接続して成り、
樹脂は、所定数の略U字形コア5毎にコイル7の外周を
モールド成形することでモールド成形体9として付設さ
れて成り、更に、リードフレーム1から所定数の略U字
形コア5毎に第1のリード端子2a及び第2のリード端
子2bと巻線における所定数の略U字形コア5相互間に
位置される中途部分とが切り出されて所定数単位で一括
して作製される形態となる。
【0026】ところで、巻線チップインダクタ10は、
先の一実施例のものとは異なる構成を成すようにするこ
ともできる。例えば、図2で説明したコア設置工程で縦
置きに配された複数の略U字形コア5の両端の接合面に
別個な平板状コア(I形コア)をそれぞれ平面接合する
平板状コア接合工程(段階)を行い、この後に図3
(A)で説明した接着固定工程を行うようにすればイン
ダクタ素子体の構成が相違する。このインダクタ素子体
を備えた開磁路構成の巻線チップインダクタ(図示せ
ず)も、先の一実施例のものと同等の効果を有する。
【0027】又、コア設置段階で複数の両端に鍔部を有
する略U字形コア5を用い、図4で説明した巻線端末接
続段階で図7に示す如く、略U字形コア5における両端
の鍔部に対してコイル7の高さを若干低めにしておき、
更に図8に示す如く複数の略U字形コア5の両端の鍔部
に平板状コア11をそれぞれ接合架設する平板状コア接
合架設工程(段階)を行っても、他のインダクタ素子体
を構成することができる。
【0028】このインダクタ素子体に対しても図9に示
す如く、インダクタ素子体の外周を一対のリード端子2
a,2bの両端部を残して樹脂でモールド成形して絶縁
成形体を備えたモールド成形体9を得た後、図10
(A)及び(B)に示す如く切断仕上げ段階を行えば、
先の一実施例のものとは異なる他の所定数の巻線チップ
インダクタ12を得ることができる。この巻線チップイ
ンダクタ12は、閉磁路構成となり、インダクション係
数を増大し得る。
【0029】一方、上述した実施例のインダクタ素子体
の構成を更に変形し、例えば図11に示す如く、コア接
続片4a,4bを設けずに電極接続片3a,3bを折り
曲げて起立させ、これら電極接続片3a,3bのそれぞ
れの間に所定数の略U字形コア5を縦置きに設置し、略
U字形コア5とリード端子2a,2bとを接着すること
により、比較例としての別な開磁路構成の巻線チップイ
ンダクタ14を構成することもできる。
【0030】図12は、先の一実施例による開磁路構成
の巻線チップインダクタAと比較例による開磁路構成の
巻線チップインダクタBとに係る周波数fに対する電流
値Qの特性を示したものである。
【0031】両者を比較すると、実施例の巻線チップイ
ンダクタAは、リード端子2a,2bと略U字形コア5
との接触面積が比較例の巻線チップインダクタBよりも
ずっと小さいので、高周波帯域においても渦電流損失等
が低減されるので、実施例の巻線チップインダクタの製
造に従って開磁路構成の巻線チップインダクタ10を得
ることが有利であることが判る。因みに、閉磁路構成の
巻線チップインダクタ12の場合も、周波数f−電流値
Qの特性は優れたものとなり、高周波帯域においても渦
電流損失等が低減される。
【0032】尚、上述した各実施例では、モールド成形
工程によりインダクタ素子体にモールド成形してモール
ド成形体9を付設したのは、絶縁性を図ることの他、完
成品である巻線チップインダクタ10,12に要求され
る寸法精度,機械的強度,半田時の高耐熱性等の信頼性
を保証するためである。又、略U字形コア5の接合面を
研磨する研磨工程を加えると、数ミクロンオーダ以下の
ギャップの形成が可能になると共に、トリミング効果が
得られるので、所望のインダクタンスを得ることができ
るようになる。
【0033】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明によれば、リ
ードフレームにおいてリード端子としてコア接続片及び
電極接続片が一体的に形成されたものを所定の間隔で所
定数対向して形成されるものとし、所定数の対向するリ
ード端子毎にコア接続片間へ配備された略U字形コアに
対する巻線の巻回によるコイルの形成を各略U字形コア
毎に連続して行い得るようにすると共に、巻線の中途部
分をリード端子毎の電極接続片にそれぞれ接続してから
各略U字形コア毎にコイルの外周を樹脂でモールド成形
してモールド成形体を付設した後、リードフレームから
各略U字形コア毎にリード端子と巻線における各略U字
形コア相互間に位置される中途部分とを切り出すことに
より所定数の巻線チップインダクタを一括して得るよう
にしているため、小型化と大量生産とに有利な巻線チッ
プインダクタが得られるようになる。特に、この巻線チ
ップインダクタを製造する場合、開磁路構成と閉磁路構
成との巻線チップインダクタを殆ど同一なプロセスで製
造可能にするので、多様な巻線チップインダクタを合理
的に安価に提供できるようになる。又、ここで得られる
巻線チップインダクタは、周波数−電流値の特性が優れ
るので、例えばこれを備えるトランス等の性能向上に大
きく寄与できる等、工業的上極めて大きな利益を奏する
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る巻線チップインダクタ
の製造方法におけるリード端子形成段階を説明するため
に示したもので、(A)はリード端子形成工程を経たリ
ードフレームを示した斜視図で、(B)はその部分拡大
図である。
【図2】本発明の一実施例に係る巻線チップインダクタ
の製造方法におけるコア設置段階を説明するために示し
たリードフレーム及びコアの斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係る巻線チップインダクタ
の製造方法における接着固定段階とコアワーク形成段階
とを説明するために示したもので、(A)は接着固定工
程を経たリードフレーム上のリード端子及びコアを示し
た斜視図で、(B)はコアワーク形成工程を経たコアワ
ークを示した斜視図である。
【図4】本発明の一実施例に係る巻線チップインダクタ
の製造方法における巻線端末接続段階を説明するために
示したもので、(A)は巻線端末接続工程を経た後の複
数のインダクタ素子体を示した斜視図で、(B)はその
部分拡大図である。
【図5】本発明の一実施例に係る巻線チップインダクタ
の製造方法におけるモールド成形段階を説明するために
示したインダクタ素子体の斜視図である。
【図6】本発明の一実施例に係る巻線チップインダクタ
の製造方法における切断仕上げ段階を説明するために示
したもので、(A)は切断仕上げ工程を経た後の複数の
巻線チップインダクタを示した斜視図で、(B)はその
単体構成を示す部分拡大図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る巻線チップインダク
タの製造方法における巻線端末接続工程を経た後の複数
のインダクタ素子体を示した斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る巻線チップインダク
タの製造方法における平板状コア接合架設工程を経た後
の複数のインダクタ素子体を示した斜視図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る巻線チップインダク
タの製造方法におけるモールド成形工程を経た後の複数
のインダクタ素子体を示した斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例に係る巻線チップインダ
クタの製造方法における切断仕上げ段階を説明するため
に示したもので、(A)は切断仕上げ工程を経た後の複
数の巻線チップインダクタを示した斜視図で、(B)は
その単体構成を示す部分拡大図である。
【図11】本発明の比較例に係る別な線チップインダク
タを示した斜視図である。
【図12】本発明の一実施例による線チップインダクタ
と比較例による線チップインダクタとに係る周波数fに
対する電流値Qの特性を示したものである。
【図13】従来の巻線チップインダクタの製造方法を説
明するために示したもので、(A)は巻線チップインダ
クタの製造工程における前期段階の中間製品を平面図に
より示し、(B)はその中間製品単体を側面図により示
し、(C)は巻線チップインダクタの製造工程における
後期段階の中間製品を平面図により示し、(D)はその
中間製品単体を側面図により示したものである。
【図14】図13に示す各製造工程を経て得られる従来
の巻線チップインダクタの外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,20 リードフレーム 2a,2b リード端子 3a,3b 電極接続片 4a,4b コア接続片 5 略U字形コア 6 コアワーク 7 コイル 8a,8b 巻線端末 9 モールド成形体 10,12,14,25 巻線チップインダクタ 11 平板状コア(I形コア) 21a,21b 嵌合部 22 マイクロ・コイル 23 コア(磁心) 24 絶縁体成形部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01F 41/10 H01F 15/02 L (56)参考文献 特開 昭60−193308(JP,A) 特開 平1−313915(JP,A) 特開 昭62−37916(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/00 - 17/08 H01F 41/00 - 41/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する第1の電極接続片間に第1のコ
    ア接続片が一体的に形成された第1のリード端子と、前
    記第1の電極接続片及び前記第1のコア接続片に対して
    それぞれ所定間隔を隔てて対向して配置されると共に、
    隣接する第2の電極接続片間に第2のコア接続片が一体
    的に形成された第2のリード端子と、前記第1のコア接
    続片及び前記第2のコア接続片の間に縦置きに配された
    略U字形コアと、前記U字形コアに巻線を巻回して構成
    されると共に、前記第1の電極接続片及び前記第2の電
    極接続片に該巻線の端末部分が接続されたコイルと、前
    記略U字形コアの前記コイルの外周にモールド成形され
    た樹脂とを備えた巻線チップインダクタにおいて、前記
    第1のリード端子及び前記第2のリード端子は、リード
    フレームにおいてそれぞれ所定の間隔で所定数形成さ
    れ、前記略U字形コアは、前記リードフレームにおける
    前記第1のリード端子及び前記第2のリード端子毎の前
    記第1のコア接続片及び前記第2のコア接続片の間に所
    定数配備され、前記コイルは、前記巻線を前記第1のリ
    ード端子及び前記第2のリード端子毎の前記所定数の略
    U字形コアに連続的に巻回し、且つ前記第1の電極接続
    片及び前記第2の電極接続片に該巻線の中途部分を接続
    して成り、前記樹脂は、前記所定数の略U字形コア毎に
    前記コイルの外周を前記モールド成形することでモール
    ド成形体として付設されて成り、更に、前記リードフレ
    ームから前記所定数の略U字形コア毎に前記第1のリー
    ド端子及び前記第2のリード端子と前記巻線における該
    所定数の略U字形コア相互間に位置される中途部分とが
    切り出されて所定数単位で一括して作製されたことを特
    徴とする巻線チップインダクタ。
  2. 【請求項2】 隣接する第1の電極接続片間に第1のコ
    ア接続片が一体的に形成された第1のリード端子、及び
    該第1の電極接続片及び該第1のコア接続片に対してそ
    れぞれ所定間隔を隔てて対向して配置されると共に、隣
    接する第2の電極接続片間に第2のコア接続片が一体的
    に形成された第2のリード端子をそれぞれ所定の間隔で
    所定数形成したリードフレームにおける該第1のリード
    端子及び該第2のリード端子毎の該第1のコア接続片及
    び該第2のコア接続片の間に所定数の略U字形コアを縦
    置きに配して熱硬化性接着剤により該所定数の略U字形
    コアを該第1のリード端子及び該第2のリード端子毎に
    接着してから該所定数の略U字形コアに巻線を連続的に
    巻回してコイルを形成すると共に、該巻線の中途部分を
    該第1のリード端子及び該第2のリード端子毎の該第1
    の電極接続片及び該第2の電極接続片にそれぞれ接続し
    てから該所定数の略U字形コア毎に該コイルの外周を樹
    脂でモールド成形してモールド成形体を付設した後、該
    リードフレームから該所定数の略U字形コア毎に該第1
    のリード端子及び該第2のリード端子と該巻線における
    該所定数の略U字形コア相互間に位置される中途部分と
    を切り出すことにより所定数の巻線チップインダクタを
    一括して得ることを特徴とする巻線チップインダクタの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 互いに所定間隔を有して対向すると共
    に、隣接するコア接続片間に電極接続片が一体的に形成
    された構造の一対のリード端子を帯状のリードフレーム
    上にそれぞれ所定の間隔で所定数形成加工するリード端
    子形成段階と、前記一対のリード端子毎の前記コア接続
    片をそれぞれ相対的に起立させ、該起立状態のコア接続
    片及び前記電極接続片のそれぞれの間に所定数の略U字
    形コアを縦置きに設置するコア設置段階と、前記一対の
    リード端子及び前記略U字形コアのそれぞれの間を紫外
    線硬化型又は熱硬化耐熱性の接着剤を用いて接着固定す
    る接着固定段階と、前記リードフレームの一端側を切断
    することにより前記一対のリード端子,前記一対の電極
    接続片,及び前記略U字形コアから単位構成されるコア
    ワークを所定数連鎖状に形成するコアワーク形成段階
    と、前記所定数の略U字形コア毎に巻線を連続的に巻回
    してコイルを形成し、該巻線の中途部分を巻線端末とし
    て前記一対の電極接続片にそれぞれ接続することにより
    前記一対のリード端子及び該巻線端末の電気的接続を前
    記所定数のコアワーク毎に行うことで所定数のインダク
    タ素子体を得る巻線端末接続段階とを含むことを特徴と
    する巻線チップインダクタの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の巻線チップインダクタの
    製造方法において、前記所定数の略U字形コアの両端の
    接合面に対して平板状コアをそれぞれ平面接合する平板
    状コア接合段階を含むことを特徴とする巻線チップイン
    ダクタの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の巻線チップインダクタの
    製造方法において、前記コア設置段階は、前記所定数の
    略U字形コアとして両端に鍔部を有する形状のものを用
    いて該両端の鍔部に平板状コアをそれぞれ接合架設する
    平板状コア接合架設段階を含むことを特徴とする巻線チ
    ップインダクタの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5の何れか一つに記載の巻線
    チップインダクタの製造方法において、前記巻線におけ
    る前記所定数のインダクタ素子体相互間に位置される中
    途部分を切断する巻線端末処理段階と、前記所定数のイ
    ンダクタ素子体の外周を前記一対のリード端子の両端部
    を残してそれぞれ樹脂でモールド成形してモールド成形
    体を付設するモールド成形段階と、前記リードフレーム
    の他端側を切断することにより所定数の巻線チップイン
    ダクタを得る切断仕上げ段階とを含むことを特徴とする
    巻線チップインダクタの製造方法。
JP21596192A 1992-08-13 1992-08-13 巻線チップインダクタ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3198392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21596192A JP3198392B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 巻線チップインダクタ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21596192A JP3198392B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 巻線チップインダクタ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0669036A JPH0669036A (ja) 1994-03-11
JP3198392B2 true JP3198392B2 (ja) 2001-08-13

Family

ID=16681115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21596192A Expired - Fee Related JP3198392B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 巻線チップインダクタ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3198392B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200485485Y1 (ko) 2015-06-22 2018-01-16 린 치-웬 연마기의 절삭 공구의 절삭각 감시 구조
CN110931201A (zh) * 2018-09-20 2020-03-27 昆山同凯电子有限公司 一种片式棒型电感器组装结构

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE68917883T2 (de) * 1988-05-06 1995-02-23 Toray Industries Stabile interferon-beta-zusammensetzung.
DE19627845C1 (de) * 1996-07-10 1997-09-18 Siemens Ag Verfahren zur Herstellung eines elektromagnetischen Relais
JP2007081120A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Nec Tokin Corp インダクタ
JP6515642B2 (ja) * 2015-04-02 2019-05-22 スミダコーポレーション株式会社 コイル部品の製造方法およびコイル部品の製造に用いられる治具
JP7040410B2 (ja) * 2018-03-07 2022-03-23 株式会社村田製作所 コイル部品の製造方法
CN110246681B (zh) * 2018-03-07 2022-07-08 株式会社村田制作所 线圈部件的制造方法和线圈部件的制造装置
WO2022153879A1 (ja) * 2021-01-15 2022-07-21 三菱電機株式会社 巻線インダクタ用リードフレーム、巻線インダクタの製造方法、発電素子、回転検出素子、およびエンコーダ
CN113539670B (zh) * 2021-07-15 2022-07-22 合泰盟方电子(深圳)股份有限公司 一种线圈引脚的预制工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200485485Y1 (ko) 2015-06-22 2018-01-16 린 치-웬 연마기의 절삭 공구의 절삭각 감시 구조
CN110931201A (zh) * 2018-09-20 2020-03-27 昆山同凯电子有限公司 一种片式棒型电感器组装结构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0669036A (ja) 1994-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9805860B2 (en) Magnetic device and method of manufacturing the same
EP2427890B1 (en) Surface mount magnetic components
EP0212812B1 (en) Chip inductor and method of producing the same
US8188824B2 (en) Surface mount magnetic components and methods of manufacturing the same
KR100788337B1 (ko) 플레이트 부재, 이 플레이트 부재를 사용한 자성 소자 및자성 소자의 제조 방법
CN102290208B (zh) 线圈封入压粉磁芯及其制造方法
JP3198392B2 (ja) 巻線チップインダクタ及びその製造方法
US6933826B2 (en) Method of manufacturing discrete electronic components
JP2001035731A (ja) インダクタ部品およびその製造方法
US6486763B1 (en) Inductive component and method for making same
JPH06290975A (ja) コイル部品並びにその製造方法
JP3383922B2 (ja) 巻線形チップトランス
JP6934611B2 (ja) コモンモードチョークコイルの製造方法
JP2966624B2 (ja) チップ状インダクタおよびその製造方法
KR20170014598A (ko) 코일 전자부품 및 그 제조방법
TWI447759B (zh) 表面安裝磁性元件總成
JP3055075B2 (ja) インダクタ及びその製造方法
CN113012910B (zh) 贴片磁性元件及其制造方法
JP3423881B2 (ja) チップインダクタおよびその製造方法
KR102558332B1 (ko) 인덕터 및 이의 제조 방법
JP3496125B2 (ja) 巻線チップトランスの製造方法
JPH01253906A (ja) チップ型インダクタンス素子とその製造方法
JPH0536530A (ja) チツプ状インダクタおよびその製造方法
JPH0618146B2 (ja) チップインダクタの製造方法
JPS61177704A (ja) チツプ型インダクタの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010516

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees