JP3378806B2 - エレベータの据付方法 - Google Patents
エレベータの据付方法Info
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- JP3378806B2 JP3378806B2 JP19754598A JP19754598A JP3378806B2 JP 3378806 B2 JP3378806 B2 JP 3378806B2 JP 19754598 A JP19754598 A JP 19754598A JP 19754598 A JP19754598 A JP 19754598A JP 3378806 B2 JP3378806 B2 JP 3378806B2
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- Japan
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- car
- guide rail
- frame
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータの据付方
法に係り、特に、巻上機で乗りかご枠を上下動させなが
らガイドレールや昇降路内機器等の取付作業を行うエレ
ベータの据付方法に関する。
法に係り、特に、巻上機で乗りかご枠を上下動させなが
らガイドレールや昇降路内機器等の取付作業を行うエレ
ベータの据付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエレベータ据付方法は、
図5,6のフローチャートに示すような手順で行われて
いる。なお、図5,6中の符号ロは作業工程の連続性を
意味しており、図5中の工程kの次に図6中の工程lが
行われることを示している。
図5,6のフローチャートに示すような手順で行われて
いる。なお、図5,6中の符号ロは作業工程の連続性を
意味しており、図5中の工程kの次に図6中の工程lが
行われることを示している。
【0003】これらの図に示す従来の据付方法は、まず
工程aとして、各階の出入口一体品をウインチにより吊
り上げて各階乗場に仮固定した後、工程bとして巻上機
等の機械室機器をウインチにより吊り上げて機械室に収
納する。次なる工程cで、昇降路内にピアノ線を垂下し
て、このピアノ線を基準にスケール等を用いて昇降路内
の各部の寸法を確認したなら、工程dとして、前記巻上
機等を機械室床に芯出し固定する。この後、工程eとし
て、昇降路底部に乗りかご用の最下部ガイドレールとつ
り合いおもり用の最下部ガイドレールを立設し、工程f
として、前者の最下部ガイドレールに乗りかご枠を組み
込むとともに、後者の最下部ガイドレールにつり合いお
もりを組み込む。なお、この乗りかご枠のかご床は後刻
作業床として利用されるので、防護天井として機能させ
るため予めかご天井を乗りかご枠に組み付けておく。
工程aとして、各階の出入口一体品をウインチにより吊
り上げて各階乗場に仮固定した後、工程bとして巻上機
等の機械室機器をウインチにより吊り上げて機械室に収
納する。次なる工程cで、昇降路内にピアノ線を垂下し
て、このピアノ線を基準にスケール等を用いて昇降路内
の各部の寸法を確認したなら、工程dとして、前記巻上
機等を機械室床に芯出し固定する。この後、工程eとし
て、昇降路底部に乗りかご用の最下部ガイドレールとつ
り合いおもり用の最下部ガイドレールを立設し、工程f
として、前者の最下部ガイドレールに乗りかご枠を組み
込むとともに、後者の最下部ガイドレールにつり合いお
もりを組み込む。なお、この乗りかご枠のかご床は後刻
作業床として利用されるので、防護天井として機能させ
るため予めかご天井を乗りかご枠に組み付けておく。
【0004】次なる工程gでは、複数本のガイドレール
を順次連結しては吊り上げていき、その最上端を機械室
床に連結するとともに最下端を前記最下部ガイドレール
に連結することにより、昇降路全行程に対応する一本化
した乗りかご用のガイドレールと、同じく一本化したつ
り合いおもり用のガイドレールを、昇降路内に立設す
る。そして次の工程hで、ワイヤロープを巻上機に巻き
掛けて、このワイヤロープで前記乗りかご枠と前記つり
合いおもりを連結して吊り上げた後、工程iとして、乗
りかご枠に作業員が乗り込んで、この乗りかご枠を巻上
機で駆動して上下動させながら、昇降路内に立設されて
いる一本化した乗りかご用ガイドレールのうち最上部ガ
イドレールを除くガイドレール(最下部ガイドレールお
よび中間部ガイドレール)に対し、芯出ししてからレー
ルブラケットを介して昇降路壁に固定するという芯出し
固定作業を行う。なお、一本化したつり合いおもり用ガ
イドレールの最下部ガイドレールおよび中間部ガイドレ
ールに対しても、同様にして芯出し固定作業を行う。ま
た、やはり乗りかご枠を上下動させながら、次なる工程
jで最上階を除く各階の前記出入口一体品の芯出し固定
作業を行い、さらに工程kとして、最下部ガイドレール
および中間部ガイドレールの近傍に配置される昇降路内
機器の取付作業や配線作業を行う。
を順次連結しては吊り上げていき、その最上端を機械室
床に連結するとともに最下端を前記最下部ガイドレール
に連結することにより、昇降路全行程に対応する一本化
した乗りかご用のガイドレールと、同じく一本化したつ
り合いおもり用のガイドレールを、昇降路内に立設す
る。そして次の工程hで、ワイヤロープを巻上機に巻き
掛けて、このワイヤロープで前記乗りかご枠と前記つり
合いおもりを連結して吊り上げた後、工程iとして、乗
りかご枠に作業員が乗り込んで、この乗りかご枠を巻上
機で駆動して上下動させながら、昇降路内に立設されて
いる一本化した乗りかご用ガイドレールのうち最上部ガ
イドレールを除くガイドレール(最下部ガイドレールお
よび中間部ガイドレール)に対し、芯出ししてからレー
ルブラケットを介して昇降路壁に固定するという芯出し
固定作業を行う。なお、一本化したつり合いおもり用ガ
イドレールの最下部ガイドレールおよび中間部ガイドレ
ールに対しても、同様にして芯出し固定作業を行う。ま
た、やはり乗りかご枠を上下動させながら、次なる工程
jで最上階を除く各階の前記出入口一体品の芯出し固定
作業を行い、さらに工程kとして、最下部ガイドレール
および中間部ガイドレールの近傍に配置される昇降路内
機器の取付作業や配線作業を行う。
【0005】しかる後、工程lとして、乗りかご枠にか
ご側板を組み付けてかご天井と接続するなどして、かご
室の組立作業を行う。これにより、作業員が乗りかご上
に乗り込んでも心配のない強度が確保されるので、次な
る工程mで、かご天井を作業床として利用しながら、最
上部ガイドレールの芯出し固定作業と、最上階乗場の出
入口一体品の芯出し固定作業と、最上部ガイドレール近
傍の昇降路内機器取付作業および配線作業を行う。そし
て、工程nとして試運転調整を行った後、工程oとして
検査、引渡しを行って、一連のエレベータ部品の据付作
業が終了する。
ご側板を組み付けてかご天井と接続するなどして、かご
室の組立作業を行う。これにより、作業員が乗りかご上
に乗り込んでも心配のない強度が確保されるので、次な
る工程mで、かご天井を作業床として利用しながら、最
上部ガイドレールの芯出し固定作業と、最上階乗場の出
入口一体品の芯出し固定作業と、最上部ガイドレール近
傍の昇降路内機器取付作業および配線作業を行う。そし
て、工程nとして試運転調整を行った後、工程oとして
検査、引渡しを行って、一連のエレベータ部品の据付作
業が終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、乗りかご枠
にかご側板を組み付けてしまうと、最下部ガイドレール
および中間部ガイドレールの芯出し固定作業や昇降路内
機器の取付作業等に支障をきたしてしまうが、最上部ガ
イドレールの芯出し固定作業のようにかご天井を作業床
として利用する場合、かご側板を乗りかご枠に組み付け
るなどしてかご天井の補強を図っておかないと危険であ
る。そこで従来は、前述したように、乗りかご枠にかご
側板を組み付ける前に、最下部ガイドレールおよび中間
部ガイドレールの芯出し固定作業や、これらのガイドレ
ールの近傍に配置される昇降路内機器の取付作業、最上
階を除く各階の出入口一体品の芯出し固定作業等を行
い、しかる後、かご側板を組み付けてかご天井と接続し
てから、最上部ガイドレールの芯出し固定作業や、最上
部ガイドレール近傍に配置される昇降路内機器の取付作
業、最上階の出入口一体品の芯出し固定作業等を行って
いる。しかし、このような手順でエレベータ部品の据付
作業を行うと、ガイドレールの芯出し固定作業あるいは
昇降路内機器の取付作業のように、専用の治工具の段取
りが複雑で各階ごとに繰り返される作業を、昇降路全行
程にわたって一貫して行うことができないので、治工具
の段取りが二度手間となって作業効率が悪く、よって据
付作業時間の増大を余儀なくされるという不具合があっ
た。
にかご側板を組み付けてしまうと、最下部ガイドレール
および中間部ガイドレールの芯出し固定作業や昇降路内
機器の取付作業等に支障をきたしてしまうが、最上部ガ
イドレールの芯出し固定作業のようにかご天井を作業床
として利用する場合、かご側板を乗りかご枠に組み付け
るなどしてかご天井の補強を図っておかないと危険であ
る。そこで従来は、前述したように、乗りかご枠にかご
側板を組み付ける前に、最下部ガイドレールおよび中間
部ガイドレールの芯出し固定作業や、これらのガイドレ
ールの近傍に配置される昇降路内機器の取付作業、最上
階を除く各階の出入口一体品の芯出し固定作業等を行
い、しかる後、かご側板を組み付けてかご天井と接続し
てから、最上部ガイドレールの芯出し固定作業や、最上
部ガイドレール近傍に配置される昇降路内機器の取付作
業、最上階の出入口一体品の芯出し固定作業等を行って
いる。しかし、このような手順でエレベータ部品の据付
作業を行うと、ガイドレールの芯出し固定作業あるいは
昇降路内機器の取付作業のように、専用の治工具の段取
りが複雑で各階ごとに繰り返される作業を、昇降路全行
程にわたって一貫して行うことができないので、治工具
の段取りが二度手間となって作業効率が悪く、よって据
付作業時間の増大を余儀なくされるという不具合があっ
た。
【0007】本発明はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、ガイドレールや昇降路内機
器等の取付作業が昇降路全行程にわたり一貫して行え
て、治工具の段取りの二度手間がない効率のよい据付作
業が行える、エレベータの据付方法を提供することにあ
る。
されたもので、その目的は、ガイドレールや昇降路内機
器等の取付作業が昇降路全行程にわたり一貫して行え
て、治工具の段取りの二度手間がない効率のよい据付作
業が行える、エレベータの据付方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、機械室に設置した本設用の巻上機に駆
動されて昇降路内を上下動する乗りかご枠を用いて、ガ
イドレールや昇降路内機器等の取付作業を行うエレベー
タの据付方法において、最下部ガイドレールに組み込ん
だ前記乗りかご枠に補強用のかご天井取付枠を介してか
ご天井を取り付けるとともに、複数本のガイドレールを
順次連結して昇降路全行程に対応する一本化したガイド
レールを該昇降路内に立設した後、前記巻上機で該乗り
かご枠を駆動しながら、前記一本化したガイドレールの
うち最上部ガイドレールを除く各ガイドレールの芯出し
固定作業を、該乗りかご枠のかご床を作業床として行
い、次いで、前記最上部ガイドレールの芯出し固定作業
を前記かご天井を作業床として行い、しかる後、昇降路
内機器等の取付作業を行うようにした。
ため、本発明は、機械室に設置した本設用の巻上機に駆
動されて昇降路内を上下動する乗りかご枠を用いて、ガ
イドレールや昇降路内機器等の取付作業を行うエレベー
タの据付方法において、最下部ガイドレールに組み込ん
だ前記乗りかご枠に補強用のかご天井取付枠を介してか
ご天井を取り付けるとともに、複数本のガイドレールを
順次連結して昇降路全行程に対応する一本化したガイド
レールを該昇降路内に立設した後、前記巻上機で該乗り
かご枠を駆動しながら、前記一本化したガイドレールの
うち最上部ガイドレールを除く各ガイドレールの芯出し
固定作業を、該乗りかご枠のかご床を作業床として行
い、次いで、前記最上部ガイドレールの芯出し固定作業
を前記かご天井を作業床として行い、しかる後、昇降路
内機器等の取付作業を行うようにした。
【0009】このように乗りかご枠に補強用のかご天井
取付枠を介してかご天井を取り付けておけば、かご側板
が乗りかご枠に装着されていなくとも該かご天井に作業
員が乗って安全に作業を行うことができる。したがっ
て、乗りかご枠のかご床を作業床とする中間部ガイドレ
ールの芯出し固定作業を行った後、かご側板を乗りかご
枠に組み付ける工程を後回しにして、かご天井を作業床
とする最上部ガイドレールの芯出し固定作業を引き続き
行うことができて、ガイドレールの芯出し固定に必要な
治工具の段取りが二度手間とならない。また、昇降路内
機器等の取付作業についても、かご側板が未装着なま
ま、最上部ガイドレール近傍での作業をかご天井を作業
床として行うことができるので、専用の治工具の段取り
が二度手間とならない。そのため、エレベータ部品の据
付作業が極めて効率よく行える。
取付枠を介してかご天井を取り付けておけば、かご側板
が乗りかご枠に装着されていなくとも該かご天井に作業
員が乗って安全に作業を行うことができる。したがっ
て、乗りかご枠のかご床を作業床とする中間部ガイドレ
ールの芯出し固定作業を行った後、かご側板を乗りかご
枠に組み付ける工程を後回しにして、かご天井を作業床
とする最上部ガイドレールの芯出し固定作業を引き続き
行うことができて、ガイドレールの芯出し固定に必要な
治工具の段取りが二度手間とならない。また、昇降路内
機器等の取付作業についても、かご側板が未装着なま
ま、最上部ガイドレール近傍での作業をかご天井を作業
床として行うことができるので、専用の治工具の段取り
が二度手間とならない。そのため、エレベータ部品の据
付作業が極めて効率よく行える。
【0010】なお、前記かご天井取付枠を、前記乗りか
ご枠の縦枠に固定されるベース部材と、このベース部材
に摺動可能に保持されて前記かご天井の前側の左右両隅
部を位置決め保持する一対の前側隅受け部材と、前記ベ
ース部材に摺動可能に保持されて前記かご天井の後側の
左右両隅部を位置決め保持する一対の後側隅受け部材
と、前記一対の前側隅受け部材どうしの連結と前記一対
の後側隅受け部材どうしの連結を行う一対の継ぎ部材と
を備えた構成にしておけば、ベース部材を介して乗りか
ご枠の縦枠に連結保持される各一対の前側隅受け部材お
よび後側隅受け部材によって、種々の大きさのかご天井
の四隅を確実に位置決め保持することができる。したが
って、かご天井取付枠の構造の簡素化と共通化が図れ
て、部品コストの上昇が抑えられる。
ご枠の縦枠に固定されるベース部材と、このベース部材
に摺動可能に保持されて前記かご天井の前側の左右両隅
部を位置決め保持する一対の前側隅受け部材と、前記ベ
ース部材に摺動可能に保持されて前記かご天井の後側の
左右両隅部を位置決め保持する一対の後側隅受け部材
と、前記一対の前側隅受け部材どうしの連結と前記一対
の後側隅受け部材どうしの連結を行う一対の継ぎ部材と
を備えた構成にしておけば、ベース部材を介して乗りか
ご枠の縦枠に連結保持される各一対の前側隅受け部材お
よび後側隅受け部材によって、種々の大きさのかご天井
の四隅を確実に位置決め保持することができる。したが
って、かご天井取付枠の構造の簡素化と共通化が図れ
て、部品コストの上昇が抑えられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。ただし、図1,2は本
実施形態に係るエレベータ据付方法の作業手順を示すフ
ローチャートであって、図中の符号イは作業工程の連続
性を意味しており、図1中の工程Kの次に図2中の工程
Lが行われることを示している。また、図3は図1,2
に示す作業手順でガイドレール等の取付作業を行ってい
る様子を示すエレベータの全体図、図4は本実施形態で
採用したかご天井取付枠の外観とその取付構造とを示す
説明図である。
ないし図4に基づいて説明する。ただし、図1,2は本
実施形態に係るエレベータ据付方法の作業手順を示すフ
ローチャートであって、図中の符号イは作業工程の連続
性を意味しており、図1中の工程Kの次に図2中の工程
Lが行われることを示している。また、図3は図1,2
に示す作業手順でガイドレール等の取付作業を行ってい
る様子を示すエレベータの全体図、図4は本実施形態で
採用したかご天井取付枠の外観とその取付構造とを示す
説明図である。
【0012】まず、図3,4中の各符号について説明す
ると、1は最上階を除く各階の出入口一体品(乗場三方
枠や扉等)、2は機械室、2aは機械室床、3は昇降
路、3aは昇降路壁、4は昇降路3の底部に立設されて
いる最下部ガイドレール(乗りかご用)、5は乗りかご
枠、6はつり合いおもり、7は最下部ガイドレールの上
方に複数本設置される中間部ガイドレール(乗りかご
用)、8は乗りかご枠5とつり合いおもり6をつるべ式
に連結しているワイヤロープ、9は中間部ガイドレール
7の上方に設置される最上部ガイドレール(乗りかご
用)、10は昇降路3内の各所に取り付けられる昇降路
内機器、11は乗りかご枠5に装着されるかご天井取付
枠、11aはかご天井取付枠11に取り付けられるかご
天井、12は各ガイドレール4,7,9を昇降路壁3a
に固定するレールブラケット、13は最上階の出入口一
体品、14は機械室2内に設置されてワイヤロープ8が
巻き掛けられた本設用の巻上機を示しており、ワイヤロ
ープ8に吊持された乗りかご枠5とつり合いおもり6が
巻上機14に駆動されて昇降路3内を互いに逆向きに上
下動するようになっている。また、図中の符号11b,
11c,11f,11hはいずれも一対ずつ使用されて
前記かご天井取付枠11を構成している部材であって、
それぞれベース部材、前側隅受け部材、後側隅受け部
材、継ぎ部材を示している。なお、各ガイドレール4,
7,9はいずれも相対向する昇降路壁3aに対をなして
設置され、これらのガイドレール4,7,9に案内され
ながら乗りかご枠5は上下動する。同様に、昇降路3内
の奥側に設置される図示せぬガイドレールに案内されな
がら、つり合いおもり6は上下動する。
ると、1は最上階を除く各階の出入口一体品(乗場三方
枠や扉等)、2は機械室、2aは機械室床、3は昇降
路、3aは昇降路壁、4は昇降路3の底部に立設されて
いる最下部ガイドレール(乗りかご用)、5は乗りかご
枠、6はつり合いおもり、7は最下部ガイドレールの上
方に複数本設置される中間部ガイドレール(乗りかご
用)、8は乗りかご枠5とつり合いおもり6をつるべ式
に連結しているワイヤロープ、9は中間部ガイドレール
7の上方に設置される最上部ガイドレール(乗りかご
用)、10は昇降路3内の各所に取り付けられる昇降路
内機器、11は乗りかご枠5に装着されるかご天井取付
枠、11aはかご天井取付枠11に取り付けられるかご
天井、12は各ガイドレール4,7,9を昇降路壁3a
に固定するレールブラケット、13は最上階の出入口一
体品、14は機械室2内に設置されてワイヤロープ8が
巻き掛けられた本設用の巻上機を示しており、ワイヤロ
ープ8に吊持された乗りかご枠5とつり合いおもり6が
巻上機14に駆動されて昇降路3内を互いに逆向きに上
下動するようになっている。また、図中の符号11b,
11c,11f,11hはいずれも一対ずつ使用されて
前記かご天井取付枠11を構成している部材であって、
それぞれベース部材、前側隅受け部材、後側隅受け部
材、継ぎ部材を示している。なお、各ガイドレール4,
7,9はいずれも相対向する昇降路壁3aに対をなして
設置され、これらのガイドレール4,7,9に案内され
ながら乗りかご枠5は上下動する。同様に、昇降路3内
の奥側に設置される図示せぬガイドレールに案内されな
がら、つり合いおもり6は上下動する。
【0013】本実施形態では、図1,2に示す作業手順
に従ってエレベータ部品の取付作業を行っていく。すな
わち、まず工程Aとして、各階の出入口一体品1を図示
せぬウインチにより吊り上げて各階乗場に仮固定すると
ともに、最上階の出入口一体品13を吊り上げて最上階
乗場に仮固定する。次いで工程Bとして、巻上機14等
の機械室機器をウインチにより吊り上げて機械室2に収
納した後、次なる工程Cで、昇降路3内に図示せぬピア
ノ線を垂下して、このピアノ線を基準に図示せぬスケー
ル等を用いて昇降路3内の各部の寸法を確認する。そし
て、次なる工程Dで、前記巻上機14等を機械室床2a
に芯出し固定した後、工程Eとして、昇降路3の底部に
乗りかご用の最下部ガイドレール4とつり合いおもり用
の図示せぬ最下部ガイドレールを立設する。次いで工程
Fとして、前者の最下部ガイドレール4に乗りかご枠5
を組み込むとともに、後者の最下部ガイドレールにつり
合いおもり6を組み込む。その際、乗りかご枠5の縦枠
5aには予め、かご天井取付枠11を介してかご天井1
1aを装着させておく。
に従ってエレベータ部品の取付作業を行っていく。すな
わち、まず工程Aとして、各階の出入口一体品1を図示
せぬウインチにより吊り上げて各階乗場に仮固定すると
ともに、最上階の出入口一体品13を吊り上げて最上階
乗場に仮固定する。次いで工程Bとして、巻上機14等
の機械室機器をウインチにより吊り上げて機械室2に収
納した後、次なる工程Cで、昇降路3内に図示せぬピア
ノ線を垂下して、このピアノ線を基準に図示せぬスケー
ル等を用いて昇降路3内の各部の寸法を確認する。そし
て、次なる工程Dで、前記巻上機14等を機械室床2a
に芯出し固定した後、工程Eとして、昇降路3の底部に
乗りかご用の最下部ガイドレール4とつり合いおもり用
の図示せぬ最下部ガイドレールを立設する。次いで工程
Fとして、前者の最下部ガイドレール4に乗りかご枠5
を組み込むとともに、後者の最下部ガイドレールにつり
合いおもり6を組み込む。その際、乗りかご枠5の縦枠
5aには予め、かご天井取付枠11を介してかご天井1
1aを装着させておく。
【0014】具体的には、図4に示すように、まず一対
の縦枠5aにそれぞれ、かご天井取付枠11の一対のベ
ース部材11bを図示せぬボルトにて固定した後、各ベ
ース部材11bにそれぞれ摺動可能に収納保持されてい
る一対のL字形の前側隅受け部材11cを該ベース部材
11bに位置決め固定するとともに、同じく各ベース部
材11bにそれぞれ摺動可能に収納保持されている一対
のL字形の後側隅受け部材11fを該ベース部材11b
に位置決め固定する。つまり、各ベース部材11bの長
手方向一端部から突出する一対の前側隅受け部材11c
の各角部11dが、かご天井11aの前側の左右両隅部
11eの配設位置と合致するように位置合わせして、図
示せぬボルトにて保持体であるベース部材11bに固定
するとともに、各ベース部材11bの長手方向他端部か
ら突出する一対の後側隅受け部材11fの各角部11i
が、かご天井11aの後側の左右両隅部11gの配設位
置と合致するように位置合わせして、図示せぬボルトに
て保持体であるベース部材11bに固定する。しかる
後、一対の前側隅受け部材11cどうしを一方の継ぎ部
材11hにて連結固定するとともに、一対の後側隅受け
部材11fどうしを他方の継ぎ部材11hにて連結固定
して、かご天井取付枠11となす。このかご天井取付枠
11は、ベース部材11bを介して乗りかご枠5の縦枠
5aに連結保持される各一対の前側隅受け部材11cお
よび後側隅受け部材11fによって、かご天井11aの
四隅を確実に位置決め保持することができるので、予め
揚重機20により乗りかご枠5の上方に懸吊しておいた
かご天井11aを、このかご天井取付枠11上に載置し
て、継ぎ部材11hとかご天井11aとを図示せぬボル
トにて連結固定すれば、かご天井取付枠11を介して乗
りかご枠5に取り付けたかご天井11aに、作業床とし
て十分な取付強度を確保することができる。
の縦枠5aにそれぞれ、かご天井取付枠11の一対のベ
ース部材11bを図示せぬボルトにて固定した後、各ベ
ース部材11bにそれぞれ摺動可能に収納保持されてい
る一対のL字形の前側隅受け部材11cを該ベース部材
11bに位置決め固定するとともに、同じく各ベース部
材11bにそれぞれ摺動可能に収納保持されている一対
のL字形の後側隅受け部材11fを該ベース部材11b
に位置決め固定する。つまり、各ベース部材11bの長
手方向一端部から突出する一対の前側隅受け部材11c
の各角部11dが、かご天井11aの前側の左右両隅部
11eの配設位置と合致するように位置合わせして、図
示せぬボルトにて保持体であるベース部材11bに固定
するとともに、各ベース部材11bの長手方向他端部か
ら突出する一対の後側隅受け部材11fの各角部11i
が、かご天井11aの後側の左右両隅部11gの配設位
置と合致するように位置合わせして、図示せぬボルトに
て保持体であるベース部材11bに固定する。しかる
後、一対の前側隅受け部材11cどうしを一方の継ぎ部
材11hにて連結固定するとともに、一対の後側隅受け
部材11fどうしを他方の継ぎ部材11hにて連結固定
して、かご天井取付枠11となす。このかご天井取付枠
11は、ベース部材11bを介して乗りかご枠5の縦枠
5aに連結保持される各一対の前側隅受け部材11cお
よび後側隅受け部材11fによって、かご天井11aの
四隅を確実に位置決め保持することができるので、予め
揚重機20により乗りかご枠5の上方に懸吊しておいた
かご天井11aを、このかご天井取付枠11上に載置し
て、継ぎ部材11hとかご天井11aとを図示せぬボル
トにて連結固定すれば、かご天井取付枠11を介して乗
りかご枠5に取り付けたかご天井11aに、作業床とし
て十分な取付強度を確保することができる。
【0015】図1のフローチャートに戻って、前記工程
Fの次に行われる工程Gでは、最上部ガイドレール9と
複数本の中間部ガイドレール7を順次連結しては吊り上
げていき、最上部ガイドレール9の上端を機械室床2a
に連結するとともに、中間部ガイドレール7の最下端を
前記最下部ガイドレール4に連結することにより、昇降
路3の全行程に対応する一本化した乗りかご用のガイド
レールを昇降路3内に立設する。また、同様にして一本
化したつり合いおもり用のガイドレールを昇降路3内に
立設する。そして、次なる工程Hで、ワイヤロープ8を
巻上機14に巻き掛けて、このワイヤロープ8で乗りか
ご枠5とつり合いおもり6を連結して吊り上げた後、工
程Iとして、乗りかご枠5に作業員が乗り込んでかご床
を作業床とし、この乗りかご枠5を巻上機14で駆動し
て上下動させながら、昇降路3内に立設されている一本
化した乗りかご用ガイドレールのうち、まず最下部ガイ
ドレール4および中間部ガイドレール7に対し、芯出し
してからレールブラケット12を介して昇降路壁3aに
固定するという芯出し固定作業を行い、次いで一本化し
たつり合いおもり用ガイドレールについても、同様にし
て最下部ガイドレールおよび中間部ガイドレールの芯出
し固定作業を行う。なお、かかる芯出し固定作業時に、
かご天井11aは防護天井として機能する。さらにこの
工程Iでは、最上階において作業員は一旦乗りかご枠5
から出入口部分へ降りてかご天井11aへ乗り込み、こ
のかご天井11aを作業床とすることで、乗りかご用の
最上部ガイドレール9に対し同様に芯出し固定作業を行
うとともに、つり合いおもり用の最上部ガイドレールの
芯出し固定作業を行う。ただし、かかる最上部ガイドレ
ールの芯出し固定作業時には、機械室2に第三者が入れ
ないようにしてあることから、上方から落下物が飛来す
る危険はないので、防護天井を別途設ける必要はない。
Fの次に行われる工程Gでは、最上部ガイドレール9と
複数本の中間部ガイドレール7を順次連結しては吊り上
げていき、最上部ガイドレール9の上端を機械室床2a
に連結するとともに、中間部ガイドレール7の最下端を
前記最下部ガイドレール4に連結することにより、昇降
路3の全行程に対応する一本化した乗りかご用のガイド
レールを昇降路3内に立設する。また、同様にして一本
化したつり合いおもり用のガイドレールを昇降路3内に
立設する。そして、次なる工程Hで、ワイヤロープ8を
巻上機14に巻き掛けて、このワイヤロープ8で乗りか
ご枠5とつり合いおもり6を連結して吊り上げた後、工
程Iとして、乗りかご枠5に作業員が乗り込んでかご床
を作業床とし、この乗りかご枠5を巻上機14で駆動し
て上下動させながら、昇降路3内に立設されている一本
化した乗りかご用ガイドレールのうち、まず最下部ガイ
ドレール4および中間部ガイドレール7に対し、芯出し
してからレールブラケット12を介して昇降路壁3aに
固定するという芯出し固定作業を行い、次いで一本化し
たつり合いおもり用ガイドレールについても、同様にし
て最下部ガイドレールおよび中間部ガイドレールの芯出
し固定作業を行う。なお、かかる芯出し固定作業時に、
かご天井11aは防護天井として機能する。さらにこの
工程Iでは、最上階において作業員は一旦乗りかご枠5
から出入口部分へ降りてかご天井11aへ乗り込み、こ
のかご天井11aを作業床とすることで、乗りかご用の
最上部ガイドレール9に対し同様に芯出し固定作業を行
うとともに、つり合いおもり用の最上部ガイドレールの
芯出し固定作業を行う。ただし、かかる最上部ガイドレ
ールの芯出し固定作業時には、機械室2に第三者が入れ
ないようにしてあることから、上方から落下物が飛来す
る危険はないので、防護天井を別途設ける必要はない。
【0016】次なる工程Jでは、前記工程Iと同様に、
乗りかご枠5のかご床を作業床として最上階を除く各階
の出入口一体品1の芯出し固定作業を行うとともに、か
ご天井11aを作業床として最上階の出入口一体品13
の芯出し固定作業を行う。さらに、次なる工程Kでも、
前記工程I,Jと同様に、乗りかご枠5のかご床を作業
床として最下部ガイドレール4および中間部ガイドレー
ル7の近傍に配置される昇降路内機器10等の取付作業
や配線作業を行うとともに、かご天井11aを作業床と
して最上部ガイドレール9の近傍に配置される昇降路内
機器の取付作業や配線作業を行う。
乗りかご枠5のかご床を作業床として最上階を除く各階
の出入口一体品1の芯出し固定作業を行うとともに、か
ご天井11aを作業床として最上階の出入口一体品13
の芯出し固定作業を行う。さらに、次なる工程Kでも、
前記工程I,Jと同様に、乗りかご枠5のかご床を作業
床として最下部ガイドレール4および中間部ガイドレー
ル7の近傍に配置される昇降路内機器10等の取付作業
や配線作業を行うとともに、かご天井11aを作業床と
して最上部ガイドレール9の近傍に配置される昇降路内
機器の取付作業や配線作業を行う。
【0017】しかる後、図2に示す工程Lで、乗りかご
枠5にかご側板を組み付けるなどして、かご室の組立作
業を行い、次なる工程Mで試運転調整を行った後、工程
Nとして検査、引渡しを行って、一連のエレベータ部品
の据付作業が終了する。
枠5にかご側板を組み付けるなどして、かご室の組立作
業を行い、次なる工程Mで試運転調整を行った後、工程
Nとして検査、引渡しを行って、一連のエレベータ部品
の据付作業が終了する。
【0018】このように本実施形態においては、補強用
のかご天井取付枠11を介して乗りかご枠5にかご天井
11aが取り付けてあるので、かご側板が組み付けてな
い状態でも、かご天井11aに作業床として利用しうる
取付強度が確保されている。したがって、ガイドレール
の芯出し固定作業や昇降路内機器10等の取付作業のよ
うに、専用の治工具の段取りが複雑で各階ごとに繰り返
される作業を、昇降路3の全行程にわたって一貫して行
うことができて、治工具の段取りが二度手間とならず、
効率のよい据付作業が行える。また、かご天井取付枠1
1の構造は簡単で、大きさの異なる複数種類のかご天井
11aに対応させうる汎用性も備えているので、部品コ
ストの上昇が問題となることもない。
のかご天井取付枠11を介して乗りかご枠5にかご天井
11aが取り付けてあるので、かご側板が組み付けてな
い状態でも、かご天井11aに作業床として利用しうる
取付強度が確保されている。したがって、ガイドレール
の芯出し固定作業や昇降路内機器10等の取付作業のよ
うに、専用の治工具の段取りが複雑で各階ごとに繰り返
される作業を、昇降路3の全行程にわたって一貫して行
うことができて、治工具の段取りが二度手間とならず、
効率のよい据付作業が行える。また、かご天井取付枠1
1の構造は簡単で、大きさの異なる複数種類のかご天井
11aに対応させうる汎用性も備えているので、部品コ
ストの上昇が問題となることもない。
【0019】
【発明の効果】本発明によるエレベータの据付方法は以
上説明したような形態で実施され、以下に記載されるよ
うな効果を奏する。
上説明したような形態で実施され、以下に記載されるよ
うな効果を奏する。
【0020】最下部ガイドレールに組み込んだ乗りかご
枠に補強用のかご天井取付枠を介してかご天井を取り付
けるので、かご側板が乗りかご枠に装着されていなくと
も該かご天井に作業員が乗って安全に作業を行うことが
できる。したがって、乗りかご枠のかご床を作業床とす
る中間部ガイドレールの芯出し固定作業を行った後、か
ご側板を乗りかご枠に組み付ける工程を後回しにして、
かご天井を作業床とする最上部ガイドレールの芯出し固
定作業を引き続き行うことができて、ガイドレールの芯
出し固定に必要な治工具の段取りが二度手間とならな
い。また、昇降路内機器等の取付作業についても、かご
側板が未装着なまま、最上部ガイドレール近傍での作業
をかご天井を作業床として行うことができるので、専用
の治工具の段取りが二度手間とならない。そのため、エ
レベータ部品の据付作業が極めて効率よく行える。
枠に補強用のかご天井取付枠を介してかご天井を取り付
けるので、かご側板が乗りかご枠に装着されていなくと
も該かご天井に作業員が乗って安全に作業を行うことが
できる。したがって、乗りかご枠のかご床を作業床とす
る中間部ガイドレールの芯出し固定作業を行った後、か
ご側板を乗りかご枠に組み付ける工程を後回しにして、
かご天井を作業床とする最上部ガイドレールの芯出し固
定作業を引き続き行うことができて、ガイドレールの芯
出し固定に必要な治工具の段取りが二度手間とならな
い。また、昇降路内機器等の取付作業についても、かご
側板が未装着なまま、最上部ガイドレール近傍での作業
をかご天井を作業床として行うことができるので、専用
の治工具の段取りが二度手間とならない。そのため、エ
レベータ部品の据付作業が極めて効率よく行える。
【0021】また、前記かご天井取付枠を、乗りかご枠
の縦枠に固定されるベース部材と、このベース部材に摺
動可能に保持されてかご天井の前側の左右両隅部を位置
決め保持する一対の前側隅受け部材と、前記ベース部材
に摺動可能に保持されてかご天井の後側の左右両隅部を
位置決め保持する一対の後側隅受け部材と、前記一対の
前側隅受け部材どうしの連結と前記一対の後側隅受け部
材どうしの連結を行う一対の継ぎ部材とを備えた構成に
しておけば、ベース部材を介して乗りかご枠の縦枠に連
結保持される各一対の前側隅受け部材および後側隅受け
部材によって、種々の大きさのかご天井の四隅を確実に
位置決め保持することができる。したがって、かご天井
取付枠の構造の簡素化と共通化が図れて、部品コストの
上昇が抑えられる。
の縦枠に固定されるベース部材と、このベース部材に摺
動可能に保持されてかご天井の前側の左右両隅部を位置
決め保持する一対の前側隅受け部材と、前記ベース部材
に摺動可能に保持されてかご天井の後側の左右両隅部を
位置決め保持する一対の後側隅受け部材と、前記一対の
前側隅受け部材どうしの連結と前記一対の後側隅受け部
材どうしの連結を行う一対の継ぎ部材とを備えた構成に
しておけば、ベース部材を介して乗りかご枠の縦枠に連
結保持される各一対の前側隅受け部材および後側隅受け
部材によって、種々の大きさのかご天井の四隅を確実に
位置決め保持することができる。したがって、かご天井
取付枠の構造の簡素化と共通化が図れて、部品コストの
上昇が抑えられる。
【図1】本発明の一実施形態に係るエレベータ据付方法
の作業手順を途中まで示すフローチャートである。
の作業手順を途中まで示すフローチャートである。
【図2】図1に途中まで示す本実施形態に係るエレベー
タ据付方法の残りの作業手順を示すフローチャートであ
る。
タ据付方法の残りの作業手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】図1,2に示す作業手順でガイドレール等の取
付作業を行っている様子を示すエレベータの全体図であ
る。
付作業を行っている様子を示すエレベータの全体図であ
る。
【図4】本実施形態で採用したかご天井取付枠の外観と
その取付構造とを示す説明図である。
その取付構造とを示す説明図である。
【図5】従来のエレベータ据付方法の作業手順を途中ま
で示すフローチャートである。
で示すフローチャートである。
【図6】図5に途中まで示す従来のエレベータ据付方法
の残りの作業手順を示すフローチャートである。
の残りの作業手順を示すフローチャートである。
1,13 出入口一体品
2 機械室
2a 機械室床
3 昇降路
4 最下部ガイドレール(乗りかご用)
5 乗りかご枠
6 つり合いおもり
7 中間部ガイドレール(乗りかご用)
8 ワイヤロープ
9 最上部ガイドレール(乗りかご用)
10 昇降路内機器
11 かご天井取付枠
11a かご天井
11b ベース部材
11c 前側隅受け部材
11f 後側隅受け部材
11h 継ぎ部材
14 巻上機
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭61−60586(JP,A)
特開 平10−101272(JP,A)
特開 平3−120183(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B66B 7/00 - 11/08
Claims (3)
- 【請求項1】 機械室に設置した本設用の巻上機に駆動
されて昇降路内を上下動する乗りかご枠を用いて、ガイ
ドレールや昇降路内機器等の取付作業を行うエレベータ
の据付方法において、 最下部ガイドレールに組み込んだ前記乗りかご枠に補強
用のかご天井取付枠を介してかご天井を取り付けるとと
もに、複数本のガイドレールを順次連結して昇降路全工
程に対応する一本化したガイドレールを該昇降路内に立
設した後、前記巻上機で該乗りかご枠を駆動しながら、
前記一本化したガイドレールのうち最上部ガイドレール
を除く各ガイドレールの芯出し固定作業を、該乗りかご
枠のかご床を作業床として行い、次いで、前記最上部ガ
イドレールの芯出し固定作業を前記かご天井を作業床と
して行い、しかる後、昇降路内機器等の取付作業を行う
ようにしたことを特徴とするエレベータの据付方法。 - 【請求項2】 乗りかご用のガイドレールに組み込んだ
前記乗りかご枠と、つり合いおもり用のガイドレールに
組み込んだつり合いおもりとを、前記巻上機に巻き掛け
たワイヤロープで連結して吊り上げた後、該乗りかご枠
の前記かご床もしくは前記かご天井を作業床として、こ
れらのガイドレールの芯出し固定作業を行うようにした
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの据付方
法。 - 【請求項3】 前記かご天井取付枠を、前記乗りかご枠
の縦枠に固定されるベース部材と、このベース部材に摺
動可能に保持されて前記かご天井の前側の左右両隅部を
位置決め保持する一対の前側隅受け部材と、前記ベース
部材に摺動可能に保持されて前記かご天井の後側の左右
両隅部を位置決め保持する一対の後側隅受け部材と、前
記一対の前側隅受け部材どうしの連結と前記一対の後側
隅受け部材どうしの連結を行う一対の継ぎ部材とを備え
た構成にしたことを特徴とする請求項1または2記載の
エレベータの据付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19754598A JP3378806B2 (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | エレベータの据付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19754598A JP3378806B2 (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | エレベータの据付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000026042A JP2000026042A (ja) | 2000-01-25 |
JP3378806B2 true JP3378806B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=16376272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19754598A Expired - Fee Related JP3378806B2 (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | エレベータの据付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3378806B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115849136A (zh) * | 2021-09-24 | 2023-03-28 | 奥的斯电梯公司 | 用于电梯导轨的调校定位系统以及方法 |
-
1998
- 1998-07-13 JP JP19754598A patent/JP3378806B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000026042A (ja) | 2000-01-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |