JP3373415B2 - 成形フレーム支持体 - Google Patents
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Description
リオレの車体のための成形フレーム支持体であって、成
形フレーム支持体が、発泡した金属製の発泡材により補
強された中空スペースを囲んでいる形式のもの及び自動
車、特にキャブリオレの車体のための車体部分であっ
て、車体部分が、金属製の発泡材を受容していて内側に
位置する中空スペースを囲んでいる形式のもの並びに自
動車の車体の補強すべき車体部分が、内側に位置する中
空スペースを囲んでいる場合に、この車体部分、特に成
形フレーム支持体の領域を補強するための方法に関す
る。
352号明細書は車両の車体のための成形フレーム支持
体を開示しており、その場合、成形フレーム支持体によ
り囲われた中空スペースがアルミニウム発泡材により充
填されており、かつこれにより補強されている。その場
合、アルミニウム発泡材が溶融物として、成形フレーム
支持体により形成された中空スペース内に注入されてそ
の内部で発泡させられるか、又は成形フレーム支持体の
外部でまず発泡過程が実施され、発泡材から仕上げられ
た発泡ブロックの一部が成形フレーム支持体内での使用
のために適した大きさに切り出されるかのいずれかであ
る。
の発泡のためには、注出のために少なくとも片側で閉じ
られなければならないこの構成部分の、発泡のために適
した位置が必要となる。従って、既に組立てられた又は
構成群内で予め組立てられた成形フレーム支持体の充填
はアルミニウム発泡材による連続製造法では不可能であ
る。
ニウム発泡ブロックを成形フレーム支持体内へ挿入する
ためには、まず始めに、このブロックのはめあいに関し
て正確な正しい切断が必要であり、その結果、成形フレ
ーム支持体としては単純な形の例えば断面四角形のもの
しか使用できず、その上、成形フレーム支持体内での発
泡ブロックの付加的な固定が必要であり、このことは組
立費用及び重量を増大せしめる。
ころは、一面においてその製作における最大の適合性
が、他面においては車体領域内で生じるような静的又は
動的な負荷の広い範囲が当該構成部材により充たされる
ことができるように、成形フレーム支持体もしくは、中
空スペースを囲むその他の車体部分を形成することにあ
る。
ば、請求項1に記載のように、中空スペースの内部に、
該中空スペースの長手方向で延びる構造部材が配置され
ており、かつ、発泡した金属製の発泡材が成形フレーム
支持体の内壁と、該成形フレーム支持体の内部に位置す
る構造部材との間のスペースを占めていることにより解
決され、さらに、請求項5に記載のように、内側に位置
する中空スペースが長手方向に、金属製の発泡材から成
る補強部分により充填された部分領域と、個々の補強さ
れた領域の間に残された中空領域とを備えており、その
場合、補強部分が金属的な結合を介して車体部分の内壁
に結合されていることにより、かつさらに請求項9に記
載のように、自動車の車体の補強すべき車体部分が、内
側に位置する中空スペースを囲んでいる場合に、この車
体部分、特に成形フレーム支持体の領域を補強するため
の方法において、内側に位置する中空スペースの部分領
域内に、予め準備された金属製の発泡材から成る半製品
を挿入し、次いで加熱により、車体部分の少なくとも内
壁により制限された最終形状まで仕上げ発泡させること
により解決される。
配置することにより、かつ構造部材と成形フレーム支持
体との間の中間スペースを発泡材により充填することに
より、自動車においてフレーム部材又は補強部材とし
て、例えばウインドシールドフレーム又はロールバーと
して、しかし、特別には従来既にキャブリオレ構造にお
いてねじり強度を得るために成形フレーム支持体内に管
を配置することを省くことができない箇所である基礎構
造の支持能力を有する部分、例えばサイドビーム(Seit
enschweller)として使用されるような構成部材が形成
される。内側に位置するこの種の構造部材は従来有利に
はウエブ状の一体成形部を介して外側の成形フレーム支
持体に支持されている。
る構造部材の平面的な支持を可能ならしめ、その結果、
成形フレーム支持体の延び全体にわたり外から発生する
変形、特に事故の場合に生じるような座屈変形に対する
均一な抵抗能力が得られる。
発泡材を使用することにより、同時に重量が軽減され、
従来の構成部材に対比して、内側に位置する構造部材、
特に管の壁厚を減少させることができる。
により充填された領域の近くにさらに空いたままの中空
スペースを有する車体部分は、車体部分の特別な負荷に
さらされる領域のみを補強する可能性を提供する。この
ことは例えばウインドシールドフレームでは、転覆の際
に垂直な分力を受け止めなければならない側方へ突出し
たプロフィールであることができる。
も、この種の部分的に発泡充填された車体部分が使用さ
れることができるが、その場合には発泡充填物がそれぞ
れ予期される力導入形式に適合されている。本発明にも
とづき車体部分の部分領域を、車体部分により囲われた
中空スペースの発泡充填された領域の近くに空けたまま
にしておくことができることにより、著しい重量節約の
可能性が開かれる。その場合、金属製の発泡材により充
填されるべき構成部材の位置と配置への特別な要求は課
せられない。
多様に成形された車体部分及び成形フレーム支持体内に
発泡材部分を挿入してその内部で仕上げ発泡することが
できるまで発泡材部分を予め準備しておくことが可能で
ある。その場合、成形フレーム支持体の内部横断面につ
いての制約はもはや不要である。同様に、発泡充填され
た成形フレーム支持体又は車体部分の片側で閉じた垂直
な組込位置もほとんど不要であり、むしろ、発泡充填す
べき構成部材の予備製作を実施する必要なしに連続的な
生産プロセスで発泡材部分を導入することができる。
を本発明の複数の実施例につき以下に説明する。
ドビーム(図1及び図2)又はウインドシールドフレー
ム又はロールバー(図6及び図7)を形成している本発
明にもとづく成形フレーム支持体2はそれぞれ、内側に
位置する中空スペース3を有しており、この中空スペー
ス内に支持能力を有する管4が配置されている。この管
4は車体の構造部材を形成していて外側の成形フレーム
支持体2の長手方向で延びている。
レーム支持体2との間の中空スペース3はこれらの部分
の最終状態で発泡させられた金属製の発泡材5により占
められている。このことにより、矢印Fの方向で力が側
方へ導入された場合に、成形フレーム支持体2が、内側
に位置する構造部材、要するに管4に大きな面積で支持
され、この結果、発生した力は、構造部材4が成形フレ
ーム支持体2にウエブを介して結合されている場合に比
して良好に分配されることができ、かつ著しく大きな力
が導入された場合に初めて構成部材の座屈変形が生じ、
もしくは導入される力が従来と同じならば座屈変形はわ
ずかにしか生じない。これにより、サイドビーム又はそ
の他のフレーム部分の強度と座屈に対する安定度とが著
しく向上すると共に、中空スペース3の均一な発泡充填
により、任意の方向からの力導入に対する構成部材の抵
抗能力が増大する。
で、例えば長手方向に縁曲げされた薄板として、内実体
として又は中空成形部材として、特に管として形成され
ることができる。さらに、内側に位置する構造部材4
は、例えば成形フレーム支持体が座屈箇所を有する際に
成形フレーム支持体2の種々の領域をまとめて保持する
引張部材として形成されることもできる。
た管4はサイドビームを補強して座屈変形に対して安定
化させると共に車体1のねじり強度を全体として高める
機能を充たし、他面において管4の内側に位置する中空
領域5は導体のための案内通路、特にケーブル通路とし
て利用されることができる。
ームとして、かつ従って同様に成形フレーム支持体とし
て形成されていると共に領域的に金属製の発泡材、特に
アルミニウム発泡材から成る補強部分5′により充填さ
れていて内側に位置する中空スペース3′を形成してい
る車体部分2′の構成を示す。
フレーム支持体が考慮されるばかりでなく、他の車体領
域、特に内側薄板と外側薄板との間の中空スペース、例
えばドア又はボンネットの前領域が発泡充填されること
もでき、これにより、中空領域3′をフルに発泡充填す
る必要なしに、かつこれにより車体1の重量を著しく増
大させることなしに、衝突のリスクを有する領域内で車
体1の補強が生じる。
スペース3′の一部を占めるに過ぎず、発泡充填された
領域5′の間には著しい中空領域、例えば中空スペース
3′の20%の中空領域が残されており、その結果、全
体として車体部分2′例えばウインドシールドフレーム
又はロールバーの一部だけが、要するに事故の際に生じ
る力の導入時に特に負荷される部分だけが金属製の発泡
材により充填されている。中空領域が残されていること
により、フル発泡材充填に対比して重量軽減が生じる。
車体部分2′がウインドシールドフレーム又はロールバ
ーとして形成されている場合、転倒時に垂直な力の導入
により負荷される部分は特にサイドビームである。
しているこの種の車体部分2′はさらに付加的に内側に
位置する構造部材4を有しており、その結果、発泡充填
された部分領域内には図2もしくは図7に示すような類
似的な横断面が生じる。これにより、一面においては内
側に位置する構造部材4例えば管から高い安定度リザー
ブが利用され、他面において、管4への成形フレーム支
持体2′の大面積での支持は力を受け止めるべき領域に
制限される。管4と成形フレーム支持体2′との間の中
間スペース全体を発泡充填することはその場合不要であ
り、従って重量が節約される。内側に位置する構造部材
4と一緒にこのように領域的に発泡充填を行うことは、
例えば内側領域と外側領域との間の面積の大きな中間ス
ペースをフルに充填すると著しい重量増大をもたらすよ
うなドアにおいて効果的に適用される。
めに、成形フレーム支持体2もしくは車体部分2′内で
最終形状まで加熱により仕上げ発泡される金属製の発泡
材から成る半製品が成形フレーム支持体2もしくは車体
部分2′の中空スペース3内に挿入される。
2,2′の内壁により制限される。半製品は単純な物体
として形成されることができ、又はすでに中空スペース
3,3′の形状への適合性を有しており、要するに最終
輪郭に近い状態まで予備加工されていることができる。
このようにして挿入された半製品は車体部分2,2′の
内部で加熱により最終形状まで仕上げ発泡される。
導、放射熱、熱伝導又は対流及び例えばレーザ技術で使
用されるように電磁石の使用により行われることができ
る。内側に位置していて内部に中空スペース6を備えた
構造部材4が成形フレーム支持体2又はその他の車体部
分2′に配置されている場合には、この中空スペース6
によっても、加熱された媒体を案内することができ、こ
れにより、構造部材4と外側の部材2,2′との間の中
間スペースを加熱することができ、その結果、この場所
で、挿入された半製品の発泡形成が達成される。
空スペース3に面した外側に発泡充填すべき金属製の材
料から成る層7を備えることができる。この層7は構造
部材4の全長にわたり延びている必要はなく、むしろ、
このような形式で成形フレーム支持体2と、これの内側
に位置する構造部材4との間の中空スペース3の所定の
領域内のみを発泡充填することが可能であり、それらの
領域の間には請求項8に記載した中空スペースが残され
る。次いで、この層7の加熱時に、発泡材内に含まれて
いる発泡形成剤がこの層7の発泡のために役立ち、その
結果、加熱過程の最終では、図2の左部分に図示されて
いるように横断面で見て成形フレーム支持体2と内側に
位置する構造部材4との間の中空スペース全体が、発泡
した発泡材5により充填されており、その場合、発泡材
5はこれを囲む車体部分2,2′への金属的な結合を形
成する。これにより、任意の中空スペース横断面の発泡
充填が可能となる。従って、車体部分の形状についての
制約が取り除かれる。挿入すべき半製品の最終輪郭に近
い状態までの予備加工は不要である。
ーム支持体2又はその他の車体部分2′の内壁は、発泡
すべき金属製の材料から成る層を備えることができ、そ
の場合、この材料の発泡過程は内側に位置する構造部材
4により制限される。
数の発泡させるべき金属製の発泡材から成る物体を挿入
することも可能であり、この物体は加熱時に中空スペー
ス3を少なくとも領域的に、車体部分2もしくは2′及
び内側に位置する構造部材4の内壁により発泡が制限さ
れるまで発泡する。
量が可能な限りわずかであると共に、車体部分2,2′
の部分領域を、この領域内に外から作用する力に対する
高い抵抗能力を付与するように補強する可能性を開く。
さらに、構成部材の強度は、金属製の発泡材により面状
に外側の車体部分2,2′に結合されていることにより
力導入方向及び力導入点の大きな範囲に対して高い座屈
強度及び曲げ強度を有する内側に位置する構成部材4に
より増大されることができる。
する、挿入されるべき補強部材の適合能力の他に、本発
明にもとづく方法によれば、車両車体の著しく多様な領
域が組立てプロセスにおいて内側に位置する発泡材によ
り所望のように適宜に補強されることができる。
ビーム領域に備えた自動車の部分を破断して示す側面図
である。
しての車体部分を備えた自動車車体を破断して示す側面
図である。
す斜視図である。
る。
3,3′ 中空スペース、 4 構造部材(管)、
5,5′ 発泡材、 6 中空スペース、 7層
Claims (14)
- 【請求項1】 自動車、特にキャブリオレの車体(1)
のための成形フレーム支持体(2)であって、成形フレ
ーム支持体(2)が、発泡した金属製の発泡材(5,
5′)により補強された中空スペース(3,3′)を囲
んでいる形式のものにおいて、中空スペース(3)の内
部に、該中空スペースの長手方向で延びる構造部材
(4)が配置されており、かつ、発泡した金属製の発泡
材(5)が成形フレーム支持体(2)の内壁と、該成形
フレーム支持体の内部に位置する構造部材(4)との間
のスペースを占めていることを特徴とする車体部分のた
めの成形フレーム支持体。 - 【請求項2】 内側に位置する構造部材(4)が内側の
中空領域(6)を形成しており、この中空領域がほぼ構
造部材(4)の長手方向の延びに従っている請求項1記
載の成形フレーム支持体。 - 【請求項3】 構造部材(4)がほぼ管状の形状を有し
ている請求項2記載の成形フレーム支持体。 - 【請求項4】 構造部材(4)の中空領域(6)が、ケ
ーブル通路として利用できるように形成されている請求
項2又は3記載の成形フレーム支持体。 - 【請求項5】 自動車、特にキャブリオレの車体(1)
のための車体部分(2′)であって、車体部分が、金属
製の発泡材(5′)を受容していて内側に位置する中空
スペース(3′)を囲んでいる形式のものにおいて、内
側に位置する中空スペース(3′)が長手方向に、金属
製の発泡材(5′)から成る補強部分により充填された
部分領域と、個々の補強された領域の間に残された中空
領域とを備えており、その場合、補強部分が金属的な結
合を介して車体部分(2′)の内壁に結合されているこ
とを特徴とする車体のための車体部分。 - 【請求項6】 残された中空領域が、静的及び動的な負
荷への適合において、車体部分(2′)により囲まれた
中空スペース(3′)の著しい部分を占めている請求項
5記載の車体部分。 - 【請求項7】 ウインドシールド又はロールバーとして
の使用における請求項5又は6にもとづく車体部分にお
いて、金属製の発泡材(5′)から成る挿入された補強
部分が、ウインドシールド又はロールバーの、垂直方向
の力の導入時に負荷される領域を占めていることを特徴
とする車体部分。 - 【請求項8】 車体部分(2′)が成形フレーム支持体
(2)として形成されており、かつ中空スペース(3)
の内部に該中空スペースの長手方向で延びる構造部材
(4)が配置されている請求項5から7までのいずれか
1項記載の車体部分。 - 【請求項9】 自動車の車体の補強すべき車体部分が、
内側に位置する中空スペースを囲んでいる場合に、この
車体部分、特に成形フレーム支持体の領域を補強するた
めの方法において、内側に位置する中空スペースの部分
領域内に、予め準備された金属製の発泡材から成る半製
品を挿入し、次いで加熱により、車体部分の少なくとも
内壁により制限された最終形状まで仕上げ発泡させるこ
とを特徴とする車体部分の領域を補強するための方法。 - 【請求項10】 挿入すべき半製品を中空スペースの形
状に合わせて最終輪郭に近い状態に形成する請求項9記
載の方法。 - 【請求項11】 内側に位置する中空スペース内に構造
部材を挿入し、かつこの構造部材と、これを囲む車体部
分との間の中間スペースを発泡充填する請求項9又は1
0記載の方法。 - 【請求項12】 内側に位置する構造部材の挿入に先立
って、この構造部材の外側に少なくとも領域的に、発泡
させるべき金属製の材料から成る層を備える請求項11
記載の方法。 - 【請求項13】 内側に位置する中空スペースを囲む車
体部分にその組立てに先立って少なくとも領域的に、発
泡させるべき金属製の材料から成る層を備える請求項9
から12までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項14】 請求項1から4までのいずれか1項記
載の構成部材を製作するための方法において、構造部材
と成形フレーム支持体の内壁との間の中間スペース内
に、金属製の発泡材を含んだ物体を挿入して発泡せし
め、その際、内側に位置する構造部材と成形フレーム支
持体の内壁とを、発泡過程を制限する発泡型として使用
することを特徴とする請求項11から13までのいずれ
か1項記載の方法。
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