JP3372207B2 - シボ製品成形用金型の製法及びこの製法により製造されたシボ製品成形用金型 - Google Patents

シボ製品成形用金型の製法及びこの製法により製造されたシボ製品成形用金型

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JP3372207B2 JP12747998A JP12747998A JP3372207B2 JP 3372207 B2 JP3372207 B2 JP 3372207B2 JP 12747998 A JP12747998 A JP 12747998A JP 12747998 A JP12747998 A JP 12747998A JP 3372207 B2 JP3372207 B2 JP 3372207B2
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毅 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形される製
品の表面にシボを施すための金型とこの金型の製法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】シボを施す最も大きい目的は、シボによ
り製品表面に微妙な陰影あるいは適度な光沢や手触りを
付与し、意匠的に高級感を持たせることである。しか
し、シボには、それ以外にも、プラスチックの射出成形
に特有な製品表面に発生するウェルド、フローマーク、
ムラ等の外観不良を目立ちにくくしたり、製品表面の傷
つきを防止あるいは目立たなくするといった、実用的な
意味もある。
【0003】しかし、シボの凹凸ピッチ、深さや凹凸表
面仕上げの滑らかさ等の仕様が、定量的に確認されてい
る例は少ない。また、製品の光沢や高級感、表面のウェ
ルド、フローマーク、ムラ等の外観不良を目立ちにくく
する効果、傷つきやすさあるいは傷の隠蔽効果等とシボ
仕様の相関についても、明らかにされている例は少な
く、経験と勘でシボを選択、加工しているのが実状であ
る。
【0004】このため、製品によっては、期待する光沢
や高級感、傷つきにくさや傷の隠蔽効果、ウェルド、フ
ローマーク、ムラ等の成形外観不良を目立ちにくくする
効果が得られず、製品を無価値なものとしたり、金型シ
ボの修正等の補償費用が発生して、コストが高くつくこ
とも多い。また、製品の成形外観不良は、金型内の樹脂
圧力を高圧として樹脂の金型表面への押し付けを強くし
たり、金型温度を高くすることによってもある程度は改
善できるが、このような方法は、余分なエネルギーを必
要とし、成形のサイクルも長くなって製品の成形コスト
が高くなる問題を生じる。従って、シボにより成形品の
外観不良を目立ちにくくすることができれば、方法とし
て簡易であり、かつ成形コストを低減でき、メリットが
大きい。
【0005】上記のように、シボにより成形外観不良を
目立ちにくくすることをねらった従来法には、以下のよ
うなものがある。 製品のウェルド発生部分シボにサンドブラストを施
し、微細な凹凸を形成し、その部分の光の乱反射を多く
して、ウェルドを目立たなくしたもの(特開昭61−2
77419号)。 製品のウェルド発生部分付近のシボを、他の部分のシ
ボ深さ(50μm)より深く(60μm以上)して、ウ
ェルド部のガス分散性を良くし、ウェルドを目立たなく
したもの(特開昭61−277420号)。 製品のヒケ発生部分のシボを、周囲のシボより浅くし
て樹脂表面が転写し易くし、シボが均一に見え、ヒケが
目立たないようにしたもの(特開平8−300364
号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、金型
面にシボを施して、製品表面に微妙な陰影或いは適度な
光沢や手触りを付与し、意匠的に高級感を持たせ、かつ
プラスチックの射出成形に特有な製品表面に発生するウ
ェルド、フローマーク、ムラ等の外観不良を目立ちにく
く、また傷もつきにくくすることは可能である。しか
し、製品に再現性良く、高級感のある外観や手触り、製
品の外観不良を目立たせない効果や傷つきにくさを得る
ためには、そのためのシボの凹凸間隔、凹凸段差、凹凸
表面仕上げの滑らかさ等の仕様を規定しておく必要があ
る。また、前述した各発明の従来法には、それぞれ以下
のような問題がある。
【0007】の場合には、ウェルド発生部分シボにサ
ンドブラストを施す方法は、サンドブラストによる微妙
な凹凸が多数生じ、このため製品の表面の乱反射が多く
なって光沢が低く高級感に欠ける。また、金型面シボの
微細な凹凸が引っかかりとなって樹脂カスやゴミが溜ま
りやすく、除洗性も悪い。また、製品面シボの微細な凹
凸に爪等が引っかかりやすく、傷つきやすい。
【0008】の場合には、ウェルド発生部分付近のシ
ボを60μm以上と深くするため、やはり製品表面の凹
凸パタンが粗すぎて高級感に欠ける。また、凹凸が深い
ために、表面樹脂カスやゴミが溜まりやすく、除洗性も
悪い。更に、金型構造によっては、型開き時にシボのか
じりが生じ、製品表面光沢にムラが生じて外観を損ね
る。
【0009】の場合には、シボを部分的には浅くして
いるものの、他の部分のシボは従来製品と同じために傷
つきやすく、除洗性も悪い。また、成形外観不良の隠蔽
効果からも、、、とも、製品の外観不良発生部の
シボのみ、仕様を周囲と変えているため、周囲とのマッ
チングが難しく、ともすれば逆にシボの相違が光沢差等
となって目立つ危険性がある。
【0010】従って、本発明の目的は、製品表面の光沢
が高く高級感を有し、かつ製品の成形外観不良が目立ち
にくく、傷もつきにくいシボ製品を、安定して成形可能
なプラスチックシボ製品成形用金型とこの金型の製法を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、金型のシ
ボ加工面とその製品のシボ転写面及び製品の光沢、高級
感、成形外観不良及び傷つき性の相関に関して鋭意研究
した結果、金型面に複雑な凹凸、いわゆる梨地シボを有
するシボ製品の射出成型用金型のシボの形成を、凹凸を
有しない平滑な金型表面にエッチング処理して形成され
る凹凸を、後述のブラスト処理でのブラスト投射材が入
り込みやすい凹凸間隔0.3〜0.5mmとし、凹凸の
十点平均粗さ(Rz)を20〜40μmの範囲に調整
し、次に前期の凹凸表面に加えるブラスト処理を、ビー
ズ状のブラスト投射材で、粒径100〜200メッシ
ュ、ブラスト時の圧縮空気圧力を0.2〜0.4MPa
としてシボ凹凸の表面に残るエッチングによる腐食ムラ
や腐食によるアンダーカットをならし、更に仕上げとし
て、前記ビーズ状のブラスト投射材によるブラスト処理
時以下かつ0.2MPa以上の圧縮空気圧力で、前記シ
ボ凹凸間隔に十分入り込みかつブラスト投射材の打痕跡
が細かく、粗くなりすぎないように選定した粒径100
〜200メッシュのビーズ状ブラスト投射材でブラスト
処理を加えて、シボ凹凸の凹部内奥に残る微細な凹凸の
残りまでを潰すと共に、ビーズ状のブラスト投射材自体
の打痕のかえりを潰して、滑らかなビーズ状のブラスト
投射材打痕後のみのシボ凹凸表面とすることで、高い光
沢と高級感、ウェルド、フローマーク、ムラ等成形外観
不良が目立ちにくく、耐傷性にも優れたシボ製品を成形
可能とするシボ製品成形用金型とこの金型の製法を完成
した。
【0012】具体的には、請求項1に記載の発明におい
ては、シボ製品成形用金型の製法において、プラスチッ
ク射出成形金型のシボ形成において、凹凸を有しない平
滑な金型表面にエッチング処理して形成されるシボパタ
ンの凹凸を、シボの凹凸の間隔0.3〜0.5mm、凹
凸の段差20〜40μmの範囲に調整し、次にビーズ状
のブラスト投射材で、粒径100〜200メッシュ、ブ
ラスト時の圧縮空気圧力を0.2〜0.4MPaの範囲
内に設定して前記凹凸面をブラスト処理することによ
り、シボ凸部の表面に残るエッチングによる微細な凹凸
を潰し、更に仕上げとして、前記ビーズ状のブラスト投
射材によるブラスト処理時の圧縮空気圧力以下で、かつ
0.2MPa以上の圧縮空気圧力で、粒径100〜20
0メッシュのビーズ状のブラスト投射材をシボ凹凸面に
投射してブラスト処理を加え、シボ凹凸の凹部内奥に残
る微細な凹凸の残りやビーズ状のブラスト投射材自体の
打痕のかえりを潰して、滑らかなビーズ状のブラスト投
射材打痕跡のみのシボ凹凸表面とすることを特徴とする
ものである。
【0013】更に、請求項2に記載の発明においては、
シボ製品成形用金型において、金型表面に形成されたシ
ボパタンの凹凸の間隔0.3〜0.5mm、凹凸の段差
20〜40μmにエッチングされたシボパタン表面を、
粒径100〜200メッシュのビーズ状ブラスト投射材
を用いて、0.2〜0.4MPaの圧縮空気圧力で一次
ブラスト処理し、更にこの一次ブラスト処理されたシボ
パタンの表面を前記一次ブラスト処理時の圧縮空気圧力
以下で、かつ0.2MPa以上、ブラスト投射材は前記
一次ブラスト処理時と同一条件で二次ブラスト処理され
て、シボ凹凸表面が滑らかなビーズ状のブラスト投射材
打痕跡のみに仕上げられていることを特徴とするもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明における金型表面に
対するのシボの形成方法を、その作用と共に、従来法と
対比して詳述する。図1は、従来の金型梨地シボ形成ス
テップの概略を示すフロー図である。金型1の梨地シボ
形成の手順として、まずレジスト2を金型面に形成(ス
テップ1)した後、エッチングを行いレジスト2で保護
されていない金型面を腐食させ、金型シボパタン凸部3
a及び金型シボパタン凹部3bを形成する(ステップ
2)。より複雑な凹凸を得るには、この工程を数回繰り
返し、金型表面に複雑な凹凸模様を形成する。
【0015】しかし、エッチング処理では、金型材中の
組成や粒界の違いが腐食性に現れるため、金型1のエッ
チング面には腐食による凹凸がムラとなって不均一に存
在したり、アンダーカット状腐食孔4aや逆に腐食され
ずに残った平坦部4bが存在する。このため、アルミナ
等のランダム形状のブラスト投射材5を金型1のエッチ
ング面にブラストして、金型面のアンダーカット状腐食
孔4aをならしたり、腐食されずに残った平坦部4bを
切削して、波状の大きなシボ凹凸パタンを形成したり、
この凹凸パタン表面の微細な凹凸6を均一化する(ステ
ップ3)。
【0016】しかし、このままでは、得られる成形品面
も、凹凸パタン表面の微細な凹凸6が転写され、極端な
艶消しとなって製品に光沢がなさすぎて高級感を損ねる
外観上の問題が生じたり、爪等の接触により傷つきやす
い、つまり製品として耐傷性が弱いという難がある。ま
た、製品の成形外観不良の多くは、周囲に対しシボの転
写が悪く、従って光沢が高くなって周囲との光沢差を生
じる。従って、このままでは、シボを転写した製品面は
艶消しで光沢がなく、成形外観不良が目立つ。
【0017】このため、更にビーズ状のブラスト投射材
7を用いたブラスト処理を、仕上げとして金型面に施す
(ステップ4)。これにより、凹凸パタン表面の微細な
凹凸6を潰して滑らかにし、製品光沢を高める。しか
し、ビーズ状のブラスト投射材7の粒径に対しシボ凹凸
間隔が狭く、ビーズ状のブラスト投射材7がシボ凹凸パ
タンの凹部内奥に達しなくて、ランダム形状ブラスト投
射材5による凹凸パタン表面の微細な凹凸6が潰せなか
ったり、ビーズ状ブラスト投射材7のブラスト圧力が高
すぎて、逆にビーズ状ブラスト投射材7によるかえりが
発生するなどして、期待する製品の光沢や傷つきにくさ
等が得られないことが多い。
【0018】図2は、本発明の金型梨地シボ形成ステッ
プの概略を示すフロー図である。ステップ1からステッ
プ2までのシボ形成工程は、前記従来法と同じである。
しかし、本発明においては、ステップ3のランダム形状
ブラスト投射材5によるブラスト処理を用いず、ステッ
プ4のビーズ状のブラスト投射材7によるブラスト処理
のみにより、金型面のアンダーカット状腐食孔4aをな
らしたり、腐食されずに残った平坦部4bを切削して、
波状の大きなシボ凹凸パタンを形成し、従来法のランダ
ム形状ブラスト投射材5自体による凹凸パタン表面の微
細な凹凸6が形成されることを避ける(ステップ4)。
【0019】更に仕上げとして、ステップ4のビーズ状
のブラスト投射材7によるブラスト処理時圧力以下かつ
0.2MPa以上の圧縮空気圧力で、粒径100〜20
0メッシュのビーズ状のブラスト投射材7によるブラス
ト処理を加える(ステップ5)。本発明では、ビーズ状
のブラスト投射材7が、金型シボパタン凹部3bの内奥
に達するようにシボ凹凸間隔及びビーズ状のブラスト投
射材7の粒径を選定しているため、ビーズ状のブラスト
投射材7が金型シボパタン凹部3bの内奥に入り込み、
金型シボパタン凹部3bの内奥に残るエッチングによる
アンダーカット状腐食孔4aを十分に潰す。
【0020】また、ビーズ状のブラスト投射材7の粒径
とブラスト時の圧縮空気圧力は、ビーズ状のブラスト投
射材7による打痕跡が細かく、粗くなりすぎないよう
に、また前ステップのブラストによるかえりを潰し、か
つ滑らかなビーズ状のブラスト投射材7打痕跡のみのシ
ボ凹凸表面となるように選定しているため、滑らかなシ
ボ凹凸表面が得られる。更に、エッチングによるアンダ
ーカット状腐食孔4aやビーズ状のブラスト投射材7自
体によるかえりを十分に潰すと共に、滑らかなビーズ状
のブラスト投射材7打痕跡のみのシボ凹凸表面とするに
は、ビーズ状のブラスト投射材7によるブラスト処理時
の圧縮空気圧力を、ステップ4を高く、ステップ5を低
くして差をつけると良い。
【0021】以上のように、製品光沢を梨地シボにもか
かわらず高めたことにより、高級感や製品の成形外観不
良が目立たなくなる効果及び傷つきにくさが得られる。
更に、微細な凹凸を潰した滑らかなシボ表面であるた
め、製品のシボかじりが少なく、ゴミ等の付着に対する
除洗性も高い。長期の成形負荷や金型面保守によるシボ
の経時変化も少ないため、長期に亘り安定して同じシボ
外観の製品を成形することが可能である。
【0022】なお、ブラスト投射材の素材は、ガラス以
外にもスチール、プラスチック等でもよく、特に制限は
ない。また、ビーズ状ブラスト投射材のブラスト投射時
間を長めにすれば、従来法と同じくビーズ状のブラスト
処理前に、ランダム形状のブラスト投射材を用いて金型
シボの光沢を調節してもよく、また金型シボ面を粒径の
小さいビーズ状のブラスト投射材を高めの圧縮空気圧力
で処理することで光沢を調整することもできる。
【0023】金型材質についても、軟鉄、ベリリューム
銅等一般に金型素材に多く用いられる素材の他、アルミ
ニューム系素材やチタン系素材、電鋳素材等を用いても
よく、特に制限はない。また、本発明による射出成型用
金型で成形される樹脂も、ポリオレフィン樹脂、ポリス
チレン樹脂、ABS樹脂などの汎用性樹脂やポリカーボ
ネート樹脂、ポリアミド樹脂などの工業用樹脂だけでな
く、各種の樹脂を混合したものや補強剤を混合したもの
でもよく、特に制限はない。
【0024】
【実施例1】図3、図4に基づいて本発明の実施例を説
明する。図3は、本発明に係るシボを表面に施したテス
ト金型で成形された製品10の模式図であり、ウェル
ド、ムラ11やヒケ、フローマーク12等の外観不良発
生位置を示す。また、図4は、金型の梨地シボの模式的
拡大図であり、シボ仕様の評価の際のシボパタン凹凸
間隔、シボパタン凹凸段差(十点平均粗さ:Rz)、
シボ表面の滑らかさ(微細凹凸の潰れ具合)の概念を
示す。
【0025】シボのテスト金型材は、S55C製であ
り、その表面は梨地シボと呼ばれるパタンに従ってエッ
チングを行った後、ガラスビーズ200メッシュを圧縮
空気圧力0.3MPaで、次にガラスビーズ200メッ
シュを圧縮空気圧力0.2MPaでブラスト装置(不二
製作所製)を用いてブラスト処理を施した。
【0026】金型の梨地シボは、図4の模式図に示す
シボパタン凹凸間隔が0.33mm、シボパタン凹凸
段差(十点平均粗さ:Rz)が40.0μm、シボ表
面の滑らかさ(微細凹凸の潰れ具合)は、電子顕微鏡で
観察してみるとガラスビーズブラストによる潰しが十分
で良好であった。
【0027】上記テスト金型と樹脂材料としてポリスチ
レン(SEHI119、出光石油化学)を用い、射出成
形機(東芝機械製IS1300)で成形を行った。成形
した製品10は、製品面の光沢が高く高級感を有し、ま
たウェルド、ムラ11やヒケ、フローマーク12等の外
観不良が目立たず、耐傷性にも優れたシボ製品が得られ
た。シボ仕様と製品の評価を、表1に示す。
【0028】
【実施例2】実施例1と同じテスト金型、樹脂材料で、
シボ形成方法を変え、アルミナランダム150メッシュ
を圧縮空気圧力0.3MPaで、次にガラスビーズ10
0メッシュを圧縮空気圧力0.4MPaでブラスト処理
を施して成形を行った。この時のテスト金型の梨地シボ
は、図4の模式図に示すシボパタン凹凸間隔が0.3
5mm、シボパタン凹凸段差(十点平均粗さ:Rz)
が23.4μm、シボ表面の滑らかさ(微細凹凸の潰
れ具合)は、電子顕微鏡で観察してみるとガラスビーズ
ブラストによる潰しが十分で良好であった。
【0029】成形した製品10は、製品面の光沢が高く
高級感を有し、またウェルド、ムラ11やヒケ、フロー
マーク12等の外観不良が目立たず、耐傷性にも優れた
シボ製品が得られた。シボ仕様と製品の評価を、表1に
示す。
【0030】
【実施例3】実施例2と同じテスト金型、シボ形成方
法、樹脂材料で、シボ仕様のうちシボパタン凹凸ピッ
チのみを大きくして成形を行った。この時のテスト金型
の梨地シボは、シボパタン凹凸間隔が0.50mm、
シボパタン凹凸段差(十点平均粗さ:Rz)が29.
5μm、シボ表面の滑らかさ(微細凹凸の潰れ具合)
は、電子顕微鏡で観察してみるとガラスビーズブラスト
による潰しが十分で良好であった。成形した製品10
は、製品面の光沢が高く高級感を有し、またウェルド、
ムラ11やヒケ、フローマーク12等の外観不良が目立
たず、耐傷性にも優れたシボ製品が得られた。シボ仕様
と製品の評価を、表1に示す。
【0031】
【比較例1】実施例1と同じテスト金型、樹脂材料で、
シボ形成時にエッチングのみとしてブラスト処理を行わ
ない条件のシボで成形を行った。この時のテスト金型の
梨地シボは、シボパタン凹凸間隔が0.32mm、
シボパタン凹凸段差(十点平均粗さ:Rz)が25.0
μm、シボ表面の滑らかさ(微細凹凸の潰れ具合)
は、電子顕微鏡で観察してみると、エッチングによる微
細な凹凸が多数認められ滑らかではなかった。
【0032】成形した製品10は、製品面の光沢がなく
高級感に欠け、またウェルド、ムラ11やヒケ、フロー
マーク12等の外観不良が実施例1に較べ目立ち、製品
価値が著しく低下した。また、微細な凹凸が爪で容易に
変形して痕が残るため、耐傷性が実施例に較べ著しく劣
った。シボ仕様と製品の評価を、表1に示す。
【0033】
【比較例2】実施例1と同じテスト金型、樹脂材料で、
エッチング後にブラスト処理をアルミナランダム150
メッシュを圧縮空気圧力0.3MPaのみとして、ガラ
スビーズによるブラスト処理を加えない条件のシボとし
て成形を行った。この時のテスト金型の梨地シボは、
シボパタン凹凸間隔が0.35mm、シボパタン凹凸
段差(十点平均粗さ:Rz)が26.2μm、シボ表
面の滑らかさ(微細凹凸の潰れ具合)は、電子顕微鏡で
観察してみると、アルミナランダムブラストによる微細
な凹凸が多数認められ滑らかではなかった。
【0034】成形した製品10は、製品面の光沢がなく
高級感に欠け、またウェルド、ムラ11やヒケ、フロー
マーク12等の外観不良が実施例1に較べ目立ち、製品
価値が著しく低下した。また、微細な凹凸が爪で容易に
変形して痕が残るため、耐傷性が実施例に較べ著しく劣
った。シボ仕様と製品の評価を、表1に示す。
【0035】
【比較例3】シボ形成方法のブラスト処理のうち、ガラ
スビーズ100メッシュでの処理を、圧縮空気圧力を
0.2MPaと下げ、処理時間も短めとして、シボ表
面の滑らかさ(微細凹凸の潰れ具合)を低下させた以外
は、同じテスト金型、樹脂材料で成形を行った。この時
のテスト金型の梨地シボは、シボパタン凹凸間隔が
0.29mm、シボパタン凹凸段差(十点平均粗さ:
Rz)が28.2μm、シボ表面の滑らかさ(微細凹
凸の潰れ具合)は、電子顕微鏡で観察してみると、ガラ
スビーズでのブラスト処理が不十分でアルミナランダム
ブラストによる微細な凹凸が多く認められ、滑らかでは
なかった。
【0036】成形した製品10は、製品面の光沢がなく
高級感に欠け、またウェルド、ムラ11やヒケ、フロー
マーク12等の外観不良が実施例1に較べ目立ち、製品
価値が著しく低下した。また、微細な凹凸が爪で容易に
変形して痕が残るため、耐傷性が実施例に較べ著しく劣
った。シボ仕様と製品の評価を、表1に示す。
【0037】
【比較例4】同じテスト金型、シボ形成方法、樹脂材料
で、シボ仕様のうちシボパタン凹凸ピッチとシボパ
タン凹凸段差(十点平均粗さ:Rz)を大きくして成形
を行った。この時のテスト金型の梨地シボは、シボパ
タン凹凸間隔が0.61mm、シボパタン凹凸段差
(十点平均粗さ:Rz)が51.2μm、シボ表面の
滑らかさ(微細凹凸の潰れ具合)は、電子顕微鏡で観察
してみるとガラスビーズブラストによる潰しが十分で良
好であった。
【0038】成形した製品10は、製品面のシボパタン
が粗く高級感に欠け、またウェルド、ムラ11やヒケ、
フローマーク12等の外観不良が実施例1に較べ目立
ち、製品価値が著しく低下した。製品の耐傷性について
は、良好であった。シボ仕様と製品の評価を、表1に示
す。
【0039】
【比較例5】同じテスト金型、シボ形成方法、樹脂材料
で、シボ仕様のうちシボパタン凹凸ピッチとシボパ
タン凹凸段差(十点平均粗さ:Rz)を小さくして成形
を行った。この時のテスト金型の梨地シボは、シボパ
タン凹凸間隔が0.2mm、シボパタン凹凸段差(十
点平均粗さ:Rz)が21.3μm、シボ表面の滑ら
かさ(微細凹凸の潰れ具合)は、電子顕微鏡で観察して
みるとガラスビーズブラストによる潰しが十分で良好で
あった。成形した製品10は、ウェルド、ムラ11やヒ
ケ、フローマーク12等の外観不良が実施例1に較べ目
立ち、製品価値が著しく低下した。製品の耐傷性につい
ては、良好であった。シボ仕様と製品の評価を、表1に
示す。
【0040】
【表1】(以下余白) 注1:シボ表面の滑らかさ(微細凹凸の潰れ具合)の評
価は、シボ表面の微細な凹凸が図1ステップ4終了段階
に示される程度に十分に潰されているものを○、微細な
凹凸の残りが多いものを×とした。 注2:製品面の外観不良が、容易には目視確認されない
ものを○、容易に確認されるものを×とした。 注3:爪で容易に傷跡が付かないものを○、容易に傷跡
が付くものを×とした。
【0041】
【発明の効果】このように、本発明によれば、凹凸を有
しない平滑な金型表面にエッチング処理して形成される
凹凸を、(1)凹凸間隔0.3〜0.5mm、凹凸の十
点平均粗さ(Rz)20〜40μmの範囲に調整し、次
に前記の凹凸表面に加えるブラスト処理を、(2)ガラ
ス等のビーズ形状のブラスト投射材で、粒径100〜2
00メッシュ、ブラスト時の圧縮空気圧力を0.2〜
0.4MPaで行い、更に仕上げのブラスト処理を、
(3)ガラス等のビーズ形状のブラスト投射材で、粒径
100〜200メッシュ、ブラスト時の圧縮空気圧力を
前項(2)のブラスト処理時の圧縮空気圧力以下、かつ
0.2MPa以上の圧力として、シボ表面に残るエッチ
ングによる微細な凹凸を削減し、ビーズ状ブラスト投射
材の打痕後のみの滑らかなシボ表面とする簡単な金型シ
ボ形成方法でもって、金型を製造したことにより、この
金型を用いるようにすると、製品面の光沢が高く高級感
を有し、また外観不良が目立たず、耐傷性にも優れたシ
ボ製品を安定して成形することが可能となり、その意義
は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来法の金型の梨地シボ形成ステップ例を示す
フロー図。
【図2】本発明の金型の梨地シボ形成ステップ例を示す
フロー図。
【図3】実施例及び比較例の製品の模式図。
【図4】金型の梨地シボの模式的拡大図。
【符号の説明】
1 金型 2 レジスト 3a 金型シボパタン凸部 3b 金型シボパタン凹部 4a アンダーカット状腐食孔 4b 腐食されずに残った平坦部 5 ランダム形状のブラスト投射材 6 シボ凹凸パタン表面の微細な凹凸 7 ビーズ状のブラスト投射材 8 ビーズ状のブラスト投射材による打痕跡 10 シボテスト金型による成形品 11 ウェルド、ムラ 12 ヒケ、フローマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック射出成形金型のシボ形成に
    おいて、凹凸を有しない平滑な金型表面にエッチング処
    理して形成されるシボパタンの凹凸を、シボの凹凸の間
    隔0.3〜0.5mm、凹凸の段差20〜40μmの範
    囲に調整し、次にビーズ状のブラスト投射材で、粒径1
    00〜200メッシュ、ブラスト時の圧縮空気圧力を
    0.2〜0.4MPaの範囲内に設定して前記凹凸面を
    ブラスト処理することにより、シボ凸部の表面に残るエ
    ッチングによる微細な凹凸を潰し、更に仕上げとして、
    前記ビーズ状のブラスト投射材によるブラスト処理時の
    圧縮空気圧力以下で、かつ0.2MPa以上の圧縮空気
    圧力で、粒径100〜200メッシュのビーズ状のブラ
    スト投射材をシボ凹凸面に投射してブラスト処理を加
    え、シボ凹凸の凹部内奥に残る微細な凹凸の残りやビー
    ズ状のブラスト投射材自体の打痕のかえりを潰して、滑
    らかなビーズ状のブラスト投射材打痕跡のみのシボ凹凸
    表面とすることを特徴とするシボ製品成形用金型の製
    法。
  2. 【請求項2】 金型表面に形成されたシボパタンの凹凸
    の間隔0.3〜0.5mm、凹凸の段差20〜40μm
    にエッチングされたシボパタン表面を、粒径100〜2
    00メッシュのビーズ状ブラスト投射材を用いて、0.
    2〜0.4MPaの圧縮空気圧力で一次ブラスト処理
    し、更にこの一次ブラスト処理されたシボパタンの表面
    を前記一次ブラスト処理時の圧縮空気圧力以下で、かつ
    0.2MPa以上、ブラスト投射材は前記一次ブラスト
    処理時と同一条件で二次ブラスト処理されて、シボ凹凸
    表面が滑らかなビーズ状のブラスト投射材打痕跡のみに
    仕上げられていることを特徴とするシボ製品成形用金
    型。
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