JP3349422B2 - 光導波路アレイ及びその製造方法 - Google Patents

光導波路アレイ及びその製造方法

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JP3349422B2 JP02987298A JP2987298A JP3349422B2 JP 3349422 B2 JP3349422 B2 JP 3349422B2 JP 02987298 A JP02987298 A JP 02987298A JP 2987298 A JP2987298 A JP 2987298A JP 3349422 B2 JP3349422 B2 JP 3349422B2
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  • Glass Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、材料内部に屈折率の変
化及び360nmより長い波長領域の固有吸収の減少が
起きた領域が連続的に形成されている光導波路アレイ及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを基体にアレイ状に組み込ん
だ光導波路アレイは、光通信における情報やイメージ情
報を伝達する手段として用いられている。光ファイバ
は、通常、コア部がクラッド部に比べ屈折率が高い構造
を持っている。そのため、開口数(NA)に相当する角
度未満で光ファイバに入射した光は、コアとクラッドと
の界面で全反射を繰り返し、光ファイバの出射側にイメ
ージ情報を伝送する。しかし、開口数(NA)に相当す
る入射角より大きな角度で光導波路アレイに入射した光
は、コアとクラッドで全反射を起こさず、クラッドを透
過して隣接する光ファイバに伝達される。クラッドに入
射した光も、同様にクラッド・コアを通り抜けて反対側
に到達する。その結果、本来伝達されるべき光が伝達さ
れるべきでない部分にまで伝達されてしまうクロストー
クの問題が現れ、光通信においては情報伝達にエラーが
多発したり、イメージ情報の場合には伝送コントラスト
の低下や伝達イメージ情報の質的低下を引き起こす。光
導波路アレイの光ファイバ間に設けた吸光体で漏れ光を
除去することにより、クロストークが抑制される(特開
平1−180180号公報,特開平3−38963号公
報等参照)。この手法に従った光導波路アレイは、たと
えば図1に示すように、コア1aの周囲を屈折率の小さ
なクラッド1b及び吸光体層1cで二重に被覆した光フ
ァイバ1を結束して光ファイバ束2とし、多数の光ファ
イバ束2を個々にベースガラス3等の基材で挟み込んで
いる。吸光体層1cで漏れ光が除去されるため、コント
ラストを上げ高解像度で画質を読み取るイメージセンサ
が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】吸光体層1cで被覆し
た光ファイバ1では、ガラスとの密着性が要求されるこ
とから、吸光体層1cに使用可能な材料が制約される。
また、吸光体層1cの形成や光ファイバ1を束ねて基材
3に接着する必要があるため、工程が非常に複雑であ
る。ところで、レーザ光をガラス試料内部に集光照射
し、集光部分の屈折率を上昇させることによって、光導
波路を作製することが紹介されている(ヨーロッパ特許
明細書0797112−A1)。この方法では、たとえ
ば石英ガラスやフッ化物ガラスをレーザ光で集光照射す
ることにより光導波路を作製している。この方法を発展
させて光導波路をアレイ状に作製すれば、光導波路アレ
イが作製されることが予想される。しかし、レーザ光の
集光照射により屈折率変化が起こるだけであるため、前
述のようにクロストークが問題となり、コントラストが
悪く伝達するイメージ情報の質が低下する。本発明は、
このような問題を解消すべく案出されたものであり、長
波長領域に固有吸収をもつ吸収物質を含むガラス材料の
内部をパルスレーザ光で集光照射することにより、屈折
率の変化及び長波長領域の固有吸収の減少が起きた連続
領域をガラス材料の内部に連続的に形成し、この連続領
域を光導波路として使用する光導波路アレイを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の光導波路アレイ
は、その目的を達成するため、360nmより長い可視
光領域に固有吸収がある吸収物質を含むマトリックスを
もち、ガラス内部に集光点を調節したパルスレーザ光の
集光照射で生じた吸収物質の状態変化による屈折率の変
化及び可視光領域の固有吸収の減少が起きた部分がガラ
ス材料の内部に連続的に形成されていることを特徴とす
る。吸収物質としては、金属微粒子,半導体微粒子,遷
移金属イオン,希土類イオン,陰イオンの1種又は2種
以上がある。この光導波路アレイは、360nmより長
い可視光領域に固有吸収がある吸収物質を含むガラス材
料の内部に集光点を調節し、屈折率の変化及び可視光領
域の固有吸収の減少を起こすエネルギー量を持つパルス
レーザ光でガラス材料を集光照射し、ガラス材料の内部
で集光点を相対移動させながら、屈折率の変化及び可視
光領域の吸収係数が減少した連続領域をガラス材料の内
部に形成することにより製造される。
【0005】
【作用】長波長領域に固有吸収を持つガラス内部に集光
点を設定し、ガラス材料をパルスレーザ光で集光照射す
るとき、集光点において屈折率が変化すると共に、ガラ
スの固有吸収の原因となっている吸収物質の状態を変化
させる。金属微粒子,半導体微粒子,遷移金属イオン,
希土類イオン,陰イオン等の吸収物質は、360nmよ
り長い波長領域に固有吸収がある。パルスレーザ光の集
光照射は、分散している金属や半導体微粒子の数,微粒
子のサイズ,微粒子の形態等の微粒子分散形態をも変化
させる。遷移金属イオン,希土類イオン,陰イオン等に
あっては、イオンの価数,イオンの配位状態,イオンの
結合状態等が変化する。
【0006】たとえば、金属微粒子や半導体微粒子を分
散させたガラスをパルスレーザ光で集光照射すると、微
粒子の数が減少し、微粒子のサイズが小さくなり、微粒
子がガラスの中に溶け、或いはイオン化して微粒子とし
て存在しなくなる。微粒子がガラス中に溶け、或いはイ
オン化して微粒子として存在しなくなると、吸収係数
は、微粒子が分散していない媒質と同じ値になり、照射
前に比べて減少する。微粒子のサイズが変化する場合に
は、微粒子のサイズが異なることにより吸収する波長が
変化するため、集光照射前に比べて集光照射後の照射波
長における吸収係数が減少する。一方、集光部分は、レ
ーザ光の集光照射による構造配列の変化で非集光照射部
に比較して屈折率が高くなり、光導波路構造がガラス材
料内部に形成される。したがって、イメージ情報等伝達
用のレーザ光の波長を固有吸収波長領域に設定すると、
集光点以外の部分の吸収係数が照射前と同じであるのに
対し集光点では吸収係数が減少していることから、光導
波路部を伝搬する光は効率よく伝達される。また、光導
波路部(集光照射部)から漏れ出た光が非集光照射部で
吸収されるので、伝達エラーが防止され、コントラスト
が上昇し、高解像度でイメージ情報等の画質を読み取る
ことができる。ガラス材料に分散される金属微粒子に
は、Au,Cu,Ag,Pt等の微粒子がある。半導体
微粒子としては、たとえば、CdS,CdSe,CdT
e,CuCl,CuBr,ZnS,ZnSe等の微粒子
がある。これら微粒子は、1種又は2種以上を複合して
ガラス材料に分散される。
【0007】遷移金属イオン,希土類イオン,陰イオン
等を含むガラスをパルスレーザ光で集光照射すると、イ
オンの価数変化,配位状態の変化,結合状態の変化等が
生じる。価数変化,配位状態,結合状態等が変化する
と、照射前にあった固有吸収が消滅又は減少する。一
方、パルスレーザ光の集光照射により、非集光照射部に
比べて集光照射部の屈折率が高くなった光導波路構造が
ガラス材料内部に形成されている。そのため、この場合
にも光導波路部に沿った効率よい光の伝播や光導波路部
(集光照射部)から漏れ出た光の吸収が生じ、伝達エラ
ーが防止され、コントラストが上昇し、高解像度でイメ
ージ情報等の画質を読み取ることが可能になる。遷移金
属イオンとしては、Cu2+,V3+,V4+,Ti3+,Ni
2+,Co2+,Fe2+,Fe3+,Mn2+,Mn3+,C
3+,Cr6+,Mo4+等の1種又は2種以上をガラス材
料に含ませることができる。希土類イオンとしては、P
3+,Nd3+,Sm3+,Eu3+,Dy3+,Ho3+,Er
3+,Tm3+,Yb3+,Ce3+,Sm2+,Eu2+,Yb2+
等の1種又は2種以上をガラス材料に含ませることがで
きる。陰イオンとしては、OH- ,O2-,F- 等の1種
又は2種以上をガラス材料に含ませることができる。
【0008】光導波路は、360nmより長い波長領域
に固有吸収がある吸収物質を含むガラス内部に集光点を
調節したパルスレーザ光でガラス材料を集光照射し、ガ
ラス材料の内部で集光点を相対移動させ、屈折率の変化
及び360nmより長い波長領域の固有吸収の減少が起
きた連続領域を形成することにより製造される。この
点、波長360nm以下に固有吸収をもつ吸収物質をガ
ラス材料に配合しても、ガラス材料自体の固有吸収が3
60nm以下である場合もあるため、固有吸収の減少が
容易でないことから現実的にも意味がない。しかし、固
有吸収ピーク波長が360nm以下であっても360n
m以上に吸収のすそがかかっていて、当該吸収物質を含
まない場合に比べ360nm以上の吸収係数が増大して
いる場合、レーザー光の集光照射によって当該吸収物質
の360nm以上の吸収係数の減少が起こるのであれば
問題ない。レーザ光としては、ガラスの種類によって異
なるが、屈折率の変化及び360nmより長い波長領域
の固有吸収を減少させるエネルギー量を持つレーザ光を
利用する。レーザーパルス光のピークパワー密度は、1
パルス当たりの出力エネルギー(J)をパルス幅(秒)
で割ったパワー(単位:ワットW)で表される。ピーク
パワー密度は、単位面積(cm2 )当りのピークパワー
(W/cm2 )で表される。
【0009】屈折率の変化及び360nmより長い波長
領域の固有吸収の減少を起こすためには、集光点におけ
るピークパワー密度が105 W/cm2 〜1015W/c
2であることが望ましい。ピークパワー密度が105
W/cm2 未満であると、集光照射によっても集光部分
で屈折率の変化及び360nmより長い波長領域の固有
吸収に減少が起こりにくくなる。逆にピークパワー密度
が1015W/cm2 を越えると、集光点以外の部分でも
屈折率の変化及び360nmより長い波長領域の固有吸
収の減少が起きてしまう虞れがある。また、過度に大き
なエネルギー量のレーザ光を実用的に得ることは困難で
ある。
【0010】レーザ光のピークパワー密度が同じであれ
ば、屈折率の変化及び360nmより長い波長領域の固
有吸収の減少は、レーザ光のパルス幅が狭くなるほど起
こり易くなる。この点、パルス幅の狭いレーザ光の使用
が好ましく、具体的には10 -16 秒以下のパルス幅をも
ったレーザ光が望ましい。パルス幅が広すぎると、パル
ス幅の狭いレーザ光と同じパワー密度を得るためには非
常に大きなエネルギをもつパルス光の照射が必要にな
り、ガラス材料が破壊される虞れがある。また、レーザ
光の波長をガラスの吸収のある波長に設定すると、ガラ
ス内部に侵入したレーザ光が内部に行くにつれて光強度
を低下させる。しかし、光導波路を作製したい部分に所
定のピークパワー密度が印加される限り、レーザ光の波
長は特に制約されるものではない。
【0011】滑らかな光導波路構造を形成させる上で
は、パルス間隔を短く、換言すれば繰返し周期を大きく
し、第1パルスと第2パルスが可能な限り短時間で加え
る必要がある。このことから、本発明ではパルスレーザ
ーの繰返し周期を10kHz、好ましくは100kHz
以上に設定する。繰返し周期が小さいとレーザ光が離散
的に照射され、光導波路の形成に必要な連続的な屈折率
変化が得られない。なお、ガラス材料又は集光点の相対
移動速度を遅くすることにより、ガラス材料に対して連
続的にレーザ光を照射できる。しかし、第1パルス照射
後に一定間隔以上の時間をおいて第2パルスが重なった
状態で加えられるため、第1パルスで形成された屈折率
変化が第2パルスによって再変化し、滑らかな光導波路
構造が得られなくなる虞れがある。繰返し周期の上限
は、無限大の限りなく連続光に近いものである。しか
し、繰返し周期を大きくすると、一般に1パルス当りの
エネルギーが弱くなる。そのため、実際にはガラス材料
が屈折率変化及び360nmより長い波長領域の固有吸
収の減少を起こす闘値と、使用するレーザーの出力によ
って繰返し周期の上限が設定される。
【0012】360nmより長い波長領域に固有吸収を
持つガラス内部に集光点を設定してレーザ光で集光照射
するとき、集光点以外の光照射部分では屈折率の変化及
び固有吸収原因となっている吸収物質の状態変化を起こ
すために必要な光量が得られない。したがって、ガラス
内部の集光部分にだけ選択的に光誘起屈折率変化及び3
60nmより長い波長領域の固有吸収の減少が生じ、非
集光照射部では照射前の屈折率及び吸収物質の状態が維
持されるため、光導波路構造が形成される。光源から出
射されたレーザ光5は、図2に示すように集光点6がガ
ラス材料7の内部に位置するように集光レンズ8等の集
光装置で絞られ、ガラス材料7に出射される。集光点6
をガラス材料7の内部で相対移動させるとき、屈折率変
化及び360nmより長い波長領域の固有吸収が減少し
た連続領域がガラス材料7の内部に形成される。具体的
には、レーザ光5の集光点6に対しガラス材料7を連続
的に移動させ、ガラス材料7の内部で集光点6を連続的
に移動させ、或いは両者の組合せにより、集光点6をガ
ラス材料7に対して相対移動させる。
【0013】屈折率変化及び固有吸収減少が生じた領域
が連続しているため、光導波路11(図3)として使用
される。光導波路11の断面コア径は、集光レンズ6の
焦点距離によって調整される。光導波路アレイを作製す
るためには、360nmより長い波長領域に固有吸収を
持つガラス材料7を基板として使用し、図3に斜視図
(a)及び断面図(b)を示す構造の光導波路アレイを
作製する。レーザ光5の集光点6をガラス材料7の内部
で相対移動させることにより光導波路を一つ作製する第
1工程で、1本目の光導波路11を形成する。光導波路
11の作製開始点とは別の部分に集光点6をシフトさ
せ、1本目の光導波路11と平行に集光点6をガラス材
料7の内部で相対移動させる第2工程により、2本目の
光導波路12を形成する。このような工程を繰り返すこ
とにより、多数の光導波路11,12・・が平行になっ
た光導波路アレイ10が形成される。光導波路11,1
2・・が形成された部分では、屈折率の変化及び360
nmより長い波長領域に固有吸収の減少が起きている。
他方、非集光照射部24では、屈折率の変化及び360
nmより長い波長領域の固有吸収の減少が起きていな
い。したがって、光導波路11,12・・の固有吸収波
長領域に波長を設定したイメージ情報等伝達用のレーザ
光を入射すると、非集光照射部19の吸収係数が照射前
と同じであるのに対し集光点6では吸収係数が減少して
いることから、光導波路11,12・・を介して入射光
が効率よく伝達され、光導波路11,12・・から漏れ
出た光は非集光照射部19に吸収される。その結果、伝
達エラーが防止され、コントラストが高くなり、高解像
度で画質を読み取ることができる。
【0014】
【実施例】実施例1:Au微粒子分散ガラスを用いた光
導波路アレイ SiO2 :72重量部,B23 :18重量部,Na2
O:10重量部,Sb 23 :4重量部,Au:0.0
2重量部の組成をもつAu微粒子分散ガラスを作製する
ため、SiO2 ,B23 ,Na2 CO3 ,Sb25
の原料粉末を秤量・配合し、金原料として塩化金酸の水
溶液を加えた。配合粉体400gを容量300ccの白
金ルツボに投入し、大気雰囲気1450℃で2時間撹拌
しながら加熱溶解した。均一に溶解したガラスを真鍮型
に流し込み、厚さ5mmの板に成型し、冷却した。得ら
れたガラスを450℃でアニールし、歪みを除去した。
ガラス中にAu微粒子を析出させ暗赤色に着色させるた
め、電気炉にガラスを装入し、昇温速度5℃/分で昇温
し、700℃で8時間保持した後、炉内で放冷した。熱
処理後のガラスを切断・研磨し、10mm×10mm×
2mmの直方体形状の試料片を切り出した。ガラス試料
の透過率スペクトルを測定したところ、580nm以下
の波長の光に対する透過率が0%であった。
【0015】次いで、図2に示すように、ガラス試料7
の内部に集光点6が位置するように集光レンズ8で絞っ
たパルスレーザ光5でガラス試料7を集光照射した。X
YZ方向に移動可能な電動ステージにガラス試料7を設
置し、X軸及びY軸方向を固定した状態でZ軸(光軸)
に沿って集光点6を相対移動させた。パルスレーザー光
5には、アルゴンレーザー励起のチタンサファイアレー
ザーから発振されたパルス幅1.5×10-13 秒,繰返
し周期200kHz、波長800nmで平均出力500
mWのパルスレーザー光を使用した。照射後のガラス試
料5を観察すると、集光点6の屈折率が0.01だけ上
昇していた。屈折率の変化及び360nmより長い波長
領域の固有吸収の減少は、ナノ秒又はピコ秒オーダーの
ごく短時間で生じた。
【0016】ガラス試料7及び/又は集光点6を連続的
にZ軸(光軸)方向に相対移動させることにより、ガラ
ス試料7の内部に直線状の高屈折率領域、すなわち1本
目の光導波路11を直線状に形成した。光導波路11の
形成如何は、実際に800nmのレーザー光をガラス試
料7に入射し、屈折率変化を起こしている部分にのみに
光が伝播されていることを観測することにより確認でき
た。また、出射側の近視野像から、光導波路11の断面
が直径(コア径)15μmであることが判った。光導波
路11の透過率スペクトルを測定した結果を示す図6
(a)にみられるように、Au微粒子によって吸収され
ていた波長帯(約580〜400nm)の吸収係数が減
少し、赤色着色がなくなった領域が光導波路11として
形成されていた。一方、非集光照射部分19では、透過
率の変化が検出されなかった。光導波路11のコア径
は、集光レンズ8の焦点距離を替えることにより調節で
きた。また、800nmの波長をもつレーザー光1に替
え、他の波長(たとえば、通信波長帯の1.3μmや
1.55μm)をもつレーザー光でガラス試料8を集光
照射した場合でも、同様の屈折率変化及び360nmよ
り長い波長領域の固有吸収の減少が観測された。
【0017】ガラス試料7がレーザー光5で照射されな
いように遮断した後、ガラス試料7及び/又は集光点6
を移動させた。そして、1本目の光導波路11に対して
平行にガラス試料7及び/又は集光点6を連続移動さ
せ、1本目の光導波路11と平行な2本目の光導波路1
2を形成した。この作業を繰り返すことによって、図4
に示すように、複数の光導波路11,12・・が平行に
配列され、屈折率変化や固有吸収変化が生じていない非
集光照射部19で光導波路11,12・・が包み込まれ
た構造をもつ光導波路アレイが作製された。得られた光
導波路アレイについて、550nmの波長の光を用いて
読出しコントラストを調査したところ、後述する比較例
1の屈折率変化だけを利用して作製した光導波路アレイ
に比較して、著しく高いコントラストであった。
【0018】実施例2:Cu微粒子分散ガラスを用いた
光導波路アレイ SiO2 :72重量部,B23 :20重量部,Na2
O:8重量部,Cu:0.5重量部,SnO:0.25
量%の組成をもつCu微粒子分散ガラスを作製するため
に、原料粉末としてSiO2 ,B23 ,Na2 CO
3 ,Cu2 O,SnOを秤量・配合した。配合粉末40
0gを実施例1と同様に加熱溶解して、厚さ6mmの板
を得た後、450℃のアニールにより歪みを除去した。
次いで、ガラス中にCu微粒子を析出させ赤色に着色さ
せるため、ガラスを電気炉に装入し、昇温速度5℃/分
で昇温し、650℃で4時間保持した後、炉内で放冷し
た。熱処理後のガラスを切断・研磨し、10mm×10
mm×4mmのガラス試料を切り出した。ガラス試料の
透過率スペクトルを測定したところ、620nm以下の
波長の光に対する透過率が0%であった。
【0019】作製されたガラス試料7を実施例1と同様
にパルスレーザ光5で集光照射した。照射後のガラス試
料7を観察すると、集光点6の屈折率が0.01だけ上
昇していた。本実施例でも、ナノ秒又はピコ秒オーダー
のごく短時間で屈折率の変化及び360nmより長い波
長領域の固有吸収の減少が生じた。そして、ガラス試料
7及び/又は集光点6を連続的にZ軸(光軸)方向に相
対移動させることにより、直線状の光導波路11をガラ
ス試料7の内部に形成した。形成された光導波路11
は、出射側の近視野像から光導波路の断面が直径(コア
径)15μmであることが判った。光導波路11の透過
率スペクトルを測定した結果を示す図6(b)にみられ
るように、Cu微粒子によって吸収されていた波長帯
(約620〜400nmの波長)の吸収係数が減少し、
赤色着色がなくなった領域が形成されていた。一方、非
集光照射部分19では、透過率の変化が検出されなかっ
た。
【0020】1本目の光導波路11を作製した後、実施
例1と同様な手順で2本目以降の光導波路12・・を形
成し、複数の光導波路11,12・・が平行配置され、
当初の屈折率及び固有吸収を維持した非集光照射部19
で光導波路11,12・・が取り囲まれた光導波路アレ
イを作製した。このようにして、図4に示す構造をもつ
光導波路アレイを作製した。530nmの波長の光を用
いて光導波路アレイの読出しコントラストを測定したと
ころ、屈折率変化だけを利用した比較例1の光導波路ア
レイに比較して著しく高い値を示した。
【0021】実施例3:Ag微粒子分散ガラスを用いた
光導波路アレイ SiO2 :72重量部,CaO:20重量部,Na2
O:8重量部,Ag:0.4重量部,SnO:0.2重
量部の組成をもつAg微粒子分散ガラスを作製するため
に、SiO2 ,CaCO3 ,Na2 CO3 ,Ag2 O,
SnOの原料粉末を秤量し、配合した。配合粉末400
gを容量300ccのPtルツボに入れ、大気雰囲気中
1450℃で2時間撹拌しながら加熱溶解した。均一溶
解したガラスから実施例1と同様にして、Ag微粒子の
析出によって黄色に着色した10mm×10mm×3m
mのガラス試料を作製した。Ag微粒子の析出には、電
気炉中、昇温速度5℃/分で昇温し、550℃で4時間
保持した後、炉冷する熱処理を採用した。ガラス試料の
透過率スペクトルを測定したところ、420nm以下の
波長の光に対する透過率が0%であった。
【0022】作製されたガラス試料7に対し、実施例1
と同様にパルスレーザ光5で集光照射した。照射後の試
験片を観察すると、集光点6の屈折率が0.01だけ上
昇していた。また、試料7又は集光点6を連続的に一方
向に相対移動させることにより、ガラス試料7の内部に
直線状の光導波路11が形成された。この場合にも、集
光点6における屈折率変化及び固有吸収の減少は、ナノ
秒又はピコ秒オーダーのごく短時間で生じた。光導波路
11の形成如何は、実際に800nmのレーザー光を試
験片に入射し、屈折率変化を起こしている部分にのみに
光が伝播されていることを観測することにより確認でき
た。また、出射側の近視野像から、光導波路11は直径
(コア径)15μmの断面をもっていた。光導波路部1
1の透過率スペクトルを測定した結果を示す図6(c)
にみられるように、Ag微粒子によって吸収されていた
波長帯(約420〜360nm)の吸収係数が減少し、
黄色着色がなくなった領域が形成されていた。一方、非
集光照射部19では、透過率の変化が検出されなかっ
た。次いで、実施例1と同様にして2本目以降の光導波
路12・・を1本目の光導波路11と平行に形成し、図
4に示す構造をもつ光導波路アレイを作製した。420
nmの波長の光を用いて光導波路アレイの読出しコント
ラストを調査したところ、屈折率変化だけを利用した比
較例2の光導波路アレイに比べて著しく大きな値であっ
た。
【0023】実施例4:Pt微粒子分散ガラスを用いた
光導波路アレイ SiO2 :72重量部,B23 :18重量部,Na2
O:10重量部,Sb 23 :2重量部,Pt:0.0
5重量部,の組成をもつPt微粒子分散ガラスを作製す
るため、SiO2 ,B23 ,Na2 CO3 ,Sb2
3 の原料粉末を秤量・配合し、白金原料として塩化白金
酸の水溶液を添加した。配合粉末400gを容量300
ccのPtルツボに入れ、大気雰囲気1450℃で2時
間撹拌しながら加熱溶解した。均一溶解したガラスから
実施例1と同様にして、Pt微粒子の析出により灰色に
着色した10mm×10mm×4mmのガラス試料を作
製した。Pt微粒子の析出には、電気炉中、昇温速度5
℃/分で昇温し、600℃で4時間保持した後、炉冷す
る熱処理を採用した。ガラス試料の透過率スペクトルを
測定したところ、750〜400nmの可視波長の光に
対し、20%と平均的に低い透過率であった。
【0024】作製されたガラス試料7に対し、実施例1
と同様にパルスレーザー1で集光照射した。照射後の試
験片を観察すると、集光点6の屈折率が0.01だけ上
昇していた。また、試料7又は集光点6を連続的に一方
向に相対移動させることにより、ガラス試料7の内部に
直線状の光導波路11が形成された。この場合にも、集
光点6における屈折率変化及び固有吸収の減少は、ナノ
秒又はピコ秒オーダーのごく短時間で生じた。光導波路
11の形成如何は、実際に800nmのレーザー光を試
験片に入射し、屈折率変化を起こしている部分にのみに
光が伝播されていることを観測することにより確認でき
た。また、出射側の近視野像から、光導波路11は直径
(コア径)15μmの断面をもっていた。光導波路部1
1の透過率スペクトルを測定したところ、Pt微粒子に
よって吸収されていた波長帯(約750〜400nm)
の吸収係数が減少し、灰色着色がなくなった領域が形成
されていた。一方、非集光照射部19では、透過率の変
化が検出されなかった。次いで、実施例1と同様にして
2本目以降の光導波路12・・を1本目の光導波路11
と平行に形成し、図4に示す構造をもつ光導波路アレイ
を作製した。600nmの波長の光を用いて光導波路ア
レイの読出しコントラストを調査したところ、屈折率変
化だけを利用した比較例2の光導波路アレイに比べて著
しく大きな値であった。
【0025】実施例5:CuCl微粒子分散ガラスを用
いた光導波路アレイ SiO2 :65重量部,Al23 :6重量部,B2
3 :17重量部,Li 2 O:4重量部,Na2 O:4重
量部,K2 O:4重量部,CuCl:0.5重量部,S
nO:0.2重量部の組成をもつCuCl微粒子分散ガ
ラスを作製するため、SiO2 ,Al23 ,B2
3 ,Li2 CO3 ,Na2 CO3 ,K2 CO3 ,CuC
l,SnOの原料粉末を秤量・配合した。配合粉体40
0gを容量300ccのPtルツボに入れ、大気雰囲気
中1450℃で2時間撹拌しながら加熱溶解した。均一
溶解したガラスから、実施例1と同様な手順で、10m
m×10mm×4mmのガラス試料を作製した。CuC
l微粒子の析出には、電気炉中、昇温速度5℃/分で昇
温し、550℃で4時間保持した後、炉冷する熱処理を
採用した。ガラス試料の透過率スペクトルを測定したと
ころ、380nm以下の波長の光に対する透過率が0%
であった。
【0026】作製されたガラス試料7に対し、実施例1
と同様にパルスレーザ光5で集光照射した。照射後の試
験片を観察すると、集光点6の屈折率が0.01だけ上
昇していた。また、試料7又は集光点6を連続的に一方
向に相対移動させることにより、ガラス試料7の内部に
直線状の光導波路11が形成された。この場合にも、集
光点6における屈折率変化及び固有吸収の減少は、ナノ
秒又はピコ秒オーダーのごく短時間で生じた。光導波路
11の形成如何は、実際に800nmのレーザー光を試
験片に入射し、屈折率変化を起こしている部分にのみに
光が伝播されていることを観測することにより確認でき
た。また、出射側の近視野像から、光導波路11は直径
(コア径)15μmの断面をもっていた。光導波路部1
1の透過率スペクトルを測定したところ、CuCl微粒
子によって吸収されていた波長帯(約360〜380n
m)の吸収係数が減少した領域が形成されていた。一
方、非集光照射部19では、透過率の変化が検出されな
かった。
【0027】また、800nmの波長をもつレーザー光
に替え、他の波長(たとえば、第2高調波(SHG)光
である400nmや通信波長帯の1.3μmや1.55
μm)をもつレーザー光でガラス試料7を集光照射した
場合でも、同様の屈折率変化及び360nmより長い波
長領域の固有吸収の減少が観測された。次いで、実施例
1と同様にして2本目以降の光導波路12・・を1本目
の光導波路11と平行に形成し、図4に示す構造をもつ
光導波路アレイを作製した。380nmの波長の光を用
いて光導波路アレイの読出しコントラストを調査したと
ころ、屈折率変化だけを利用した比較例3の光導波路ア
レイに比べて著しく大きな値であった。
【0028】実施例6:Co2+イオン含有ガラスを用い
た光導波路アレイ SiO2 :72重量部,B23 :20重量部,Na2
O:8重量部,CoO:0.05重量部の組成をもつC
2+イオン含有ガラスを作製するために、SiO2 ,B
23 ,Na2 CO3 ,CoOの原料粉末を秤量・配合
した。配合粉末400gを容量300ccのPtルツボ
に入れ、大気雰囲気中1450℃大気中で2時間撹拌し
ながら加熱溶解した。均一溶解したガラスを真鍮型に流
し込んで厚さ6mmの板に成型し、冷却した後、450
℃のアニールにより歪みを除去した。次いで、切断、研
磨し、10mm×10mm×2mmのガラス試料を切り
出した。550〜700nmに吸収帯をもつCo2+を配
合したため、得られたガラス試料の透過スペクトルを測
定したところ、550〜700nmの光に対する透過率
が0%であった。
【0029】作製されたガラス試料7に対し、実施例1
と同様にパルスレーザ光5で集光照射した。照射後の試
験片を観察すると、集光点6の屈折率が0.01だけ上
昇していた。また、試料7又は集光点6を連続的に一方
向に相対移動させることにより、ガラス試料7の内部に
直線状の光導波路11が形成された。この場合にも、集
光点6における屈折率変化及び固有吸収の減少は、ナノ
秒又はピコ秒オーダーのごく短時間で生じた。光導波路
11の形成如何は、実際に800nmのレーザー光を試
験片に入射し、屈折率変化を起こしている部分にのみに
光が伝播されていることを観測することにより確認でき
た。また、出射側の近視野像から、光導波路11は直径
(コア径)15μmの断面をもっていた。光導波路部1
1の透過率スペクトルを測定したところ、Co2+イオン
によって吸収されていた波長帯(約700〜550n
m)の吸収係数が減少し、青色着色がなくなった領域が
形成されていた。一方、非集光照射部19では、透過率
の変化が検出されなかった。次いで、実施例1と同様に
して2本目以降の光導波路12・・を1本目の光導波路
11と平行に形成し、図4に示す構造をもつ光導波路ア
レイを作製した。650nmの波長の光を用いて光導波
路アレイの読出しコントラストを調査したところ、屈折
率変化だけを利用した比較例1の光導波路アレイに比べ
て著しく大きな値であった。
【0030】実施例7:Ni2+イオン含有ガラスを用い
た光導波路アレイ SiO2 :72重量部,B23 :20重量部,Na2
O:8重量部,NiO:0.2重量部の組成をもつNi
2+イオン含有ガラスを作製するために、SiO 2 ,B2
3 ,Na2 CO3 ,NiOの原料粉末を秤量・配合し
た。配合粉末400gを容量300ccのPtルツボに
入れ、大気雰囲気1450℃で2時間撹拌しながら加熱
溶解した。均一溶解したガラスから、実施例6と同様に
して10mm×10mm×5mmのガラス試料を作製し
た。450〜550nmに吸収帯をもつNi2+が配合さ
れているため、得られたガラス試料の透過スペクトルを
測定したところ、450〜550nmの波長の光に対す
る透過率が0%であった。
【0031】作製されたガラス試料7に対し、実施例1
と同様にパルスレーザ光5で集光照射した。照射後の試
験片を観察すると、集光点6の屈折率が0.01だけ上
昇していた。また、試料7又は集光点6を連続的に一方
向に相対移動させることにより、ガラス試料7の内部に
直線状の光導波路11が形成された。この場合にも、集
光点6における屈折率変化及び固有吸収の減少は、ナノ
秒又はピコ秒オーダーのごく短時間で生じた。光導波路
11の形成如何は、実際に800nmのレーザー光を試
験片に入射し、屈折率変化を起こしている部分にのみに
光が伝播されていることを観測することにより確認でき
た。また、出射側の近視野像から、光導波路11は直径
(コア径)15μmの断面をもっていた。光導波路部1
1の透過率スペクトルを測定したところ、Ni2+イオン
によって吸収されていた波長帯(約650〜450n
m)の吸収係数が減少し、茶色着色がなくなった領域が
形成されていた。一方、非集光照射部19では、透過率
の変化が検出されなかった。次いで、実施例1と同様に
して2本目以降の光導波路12・・を1本目の光導波路
11と平行に形成し、図4に示す構造をもつ光導波路ア
レイを作製した。550nmの波長の光を用いて光導波
路アレイの読出しコントラストを調査したところ、屈折
率変化だけを利用した比較例1の光導波路アレイに比べ
て著しく大きな値であった。
【0032】実施例8:Pr3+イオン含有ガラスを用い
た光導波路アレイ ZrF4 :53モル部,BaF2 :20モル部,LaF
3 :4モル部,AlF 3 :3モル部,NaF:20モル
部,PrF3 :1モル部の組成をもつPr3+イオン含有
ガラスを作製するため、ZrF4 ,BaF2 ,LaF
3 ,AlF3 ,NaF,PrF3 の原料粉末を秤量・配
合した。配合粉体500gを容量300ccのPtルツ
ボに入れ、窒素雰囲気中900℃で1時間撹拌しながら
加熱溶解した。均一溶解したガラスを真鍮の型に流し込
み、厚さ5mmの板に成型、冷却した。得られたガラス
を260℃でアニールし、歪みを除去した。次いで、切
断、研磨し、10mm×10mm×3mmのガラス試料
を切り出した。450〜550nmに吸収帯をもつPr
3+を配合しているため、得られたガラス試料の透過率ス
ペクトルを測定したところ、450〜550nmの波長
の光に対する透過率が5%であった。
【0033】作製されたガラス試料7に対し、実施例1
と同様にパルスレーザ光5で集光照射した。照射後の試
験片を観察すると、集光点6の屈折率が0.01だけ上
昇していた。また、試料7又は集光点6を連続的に一方
向に相対移動させることにより、ガラス試料7の内部に
直線状の光導波路11が形成された。この場合にも、集
光点6における屈折率変化及び固有吸収の減少は、ナノ
秒又はピコ秒オーダーのごく短時間で生じた。光導波路
11の形成如何は、実際に800nmのレーザー光を試
験片に入射し、屈折率変化を起こしている部分にのみに
光が伝播されていることを観測することにより確認でき
た。また、出射側の近視野像から、光導波路11は直径
(コア径)15μmの断面をもっていた。光導波路部1
1の透過率スペクトルを測定したところ、Pr3+イオン
によって吸収されていた波長帯(約550〜450n
m)の吸収係数が減少し、黄緑色着色がなくなった領域
が形成されていた。一方、非集光照射部19では、透過
率の変化が検出されなかった。次いで、実施例1と同様
にして2本目以降の光導波路12・・を1本目の光導波
路と平行に形成し、図4に示す構造をもつ光導波路アレ
イを作製した。500nmの波長の光を用いて光導波路
アレイの読出しコントラストを調査したところ、屈折率
変化だけを利用した比較例4の光導波路アレイに比べて
著しく大きな値であった。
【0034】比較例1:Au微粒子分散ガラスのAuを
含まない以外は、実施例1と同じ組成(SiO 2 :72
重量部,B23 :18重量部,Na2 O:10重量
部,Sb23 :4重量部)のガラスマトリックスとな
るように、原料粉末としてSiO2 ,B23 ,Na2
O,Sb23 を秤量・配合した。配合粉体400gを
容量300ccのPtルツボに入れ、大気雰囲気145
0℃で2時間攪拌しながら加熱溶解した。均一溶解した
ガラスを真鍮型に流し込み、厚さ5mmの板に成型、冷
却した。得られたガラスを450℃でアニールし、歪み
を除去した後、切断、研磨し、厚さ4mmのガラス試料
に切り出した。得られたガラス試料を実施例1と同じ条
件でパルスレーザ光で集光照射し、光導波路をガラス試
料の内部に形成した。集光照射後のガラス試料を観察し
たところ、図5に示すように、集光照射部分に屈折率変
化領域21が形成されていた。他方、非集光照射部分2
9では、屈折率の変化が検出されなかった。実施例1と
同様な方法で作製した導波路アレイについて、550n
mの光を用いて読出しコントラストを調査したところ、
固有吸収の減少がなく屈折率変化だけで読み取るため、
実施例1に比較して著しく低いコントラストであった。
【0035】比較例2:Ag微粒子分散ガラスのAgを
含まない以外は、実施例3と同じ組成(SiO 2 :72
重量部,CaO:20重量部,Na2 O:8重量部,S
nO:0.2重量部)のガラスマトリックスとなるよう
に、原料粉末としてSiO2 ,CaCO 3 ,Na2 CO
3 ,SnOを秤量・配合した。配合粉末400gを容量
300ccのPtルツボに入れ、大気雰囲気中1450
℃で2時間攪拌しながら加熱溶解した。均一溶解したガ
ラスから、実施例3と同様にして厚み3mmのガラス試
料を作製した。得られたガラス試料を実施例3と同じ条
件でパルスレーザ光で集光照射し、光導波路をガラス試
料の内部に形成した。集光照射後のガラス試料を観察し
たところ、図5に示すように、集光照射部分に屈折率変
化領域21が形成されていた。他方、非集光照射部分2
9では、屈折率の変化が検出されなかった。実施例3と
同様な方法で作製した導波路アレイについて、420n
mの光を用いて読出しコントラストを調査したところ、
固有吸収の減少がなく屈折率変化だけで読み取るため、
実施例3に比較して著しく低いコントラストであった。
【0036】比較例3 CuCl微粒子分散ガラスのCuClを含まない以外
は、実施例5と同じ組成(SiO2 :65重量部,Al
23 :6重量部,B23 :17重量部,Li 2 O:
4重量部,Na2 O:4重量部,K2 O:4重量部,S
nO:0.2重量部)のマトリックスとなるように、原
料粉末としてSiO2 ,Al23 ,B23 ,LiC
3 ,Na2 CO3 ,K2 CO3 ,SnOを秤量・配合
した。配合粉末400gを容量300ccのPtルツボ
に入れ、大気雰囲気1450℃で2時間攪拌しながら加
熱溶解した。均一溶解したガラスから、実施例5と同様
にして厚み4mmのガラス試料を作製した。得られたガ
ラス試料を実施例5と同じ条件でパルスレーザ光で集光
照射し、光導波路をガラス試料の内部に形成した。集光
照射後のガラス試料を観察したところ、図5に示すよう
に、集光照射部分に屈折率変化領域21が形成されてい
た。他方、非集光照射部分29では、屈折率の変化が検
出されなかった。実施例5と同様な方法で作製した導波
路アレイについて、380nmの光を用いて読出しコン
トラストを調査したところ、固有吸収の減少がなく屈折
率変化だけで読み取るため、実施例5に比較して著しく
低いコントラストであった。
【0037】比較例4 Pr3+イオン含有ガラスのPrF3 を含まない以外は、
実施例8と同じ組成(ZrF4 :53モル部,BaF
2 :20モル部,LaF3 :4モル部,AlF3:3モ
ル部,NaF:20モル部)のマトリックスとなるよう
に、原料粉末として高純度のZrF4 ,BaF2 ,La
3 ,AlF3 ,NaFを秤量・配合した。配合粉末4
00gを容量300ccのPtルツボに入れ、窒素雰囲
気900℃で2時間攪拌しながら加熱溶解した。均一溶
解したガラスを真鍮型に流し込み、厚さ5mmの板に成
型、冷却した後、260℃のアニールにより歪みを除去
した。次いで、実施例8と同じ厚み3mmのガラス試料
を作製した。得られたガラス試料を実施例8と同じ条件
でパルスレーザ光で集光照射し、光導波路をガラス試料
の内部に形成した。集光照射後のガラス試料を観察した
ところ、図5に示すように、集光照射部分に屈折率変化
領域21が形成されていた。他方、非集光照射部分42
では、屈折率の変化が検出されなかった。実施例8と同
様な方法で作製した導波路アレイについて、500nm
の光を用いて読出しコントラストを調査したところ、固
有吸収の減少がなく屈折率変化だけで読み取るため、実
施例8に比較して著しく低いコントラストであった。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、360nmより長い波長領域に固有吸収をもつガラ
ス内部に集光点を調節したパルスレーザ光で集光照射す
ることにより、屈折率の変化及び360nmより長い波
長領域の固有吸収の減少が起きた部分がガラス材料の内
部に連続的に形成された光導波路アレイが作製される。
得られた光導波路アレイは、光導波路とその周辺部分と
で光学特性が大きく異なっているため、クロストーク等
の問題がない高信頼性の製品となる。また、従来の吸光
体を設けた光導波路アレイに比較して、複雑な工程を経
ることなく製造されるため、生産性にも優れたものとい
える。しかも、360nmより長い波長領域に固有吸収
をもつガラスを適当に選ぶことにより、360nmより
長い波長領域でクロストークなく伝搬させたい光の波長
を任意に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の光ファイバアレイの構造
【図2】 360nmより長い波長領域に固有吸収を持
つガラス材料の内部に集光点を調整したパルスレーザ光
でガラス材料を集光照射している状態
【図3】 本実施例における光導波路アレイの斜視図
(a)及び断面図(b)
【図4】 360nmより長い波長領域に固有吸収を持
つガラス材料の内部に屈折率の変化及び360nmより
長い波長領域の固有吸収の減少領域が連続的に形成され
た光導波路アレイ
【図5】 360nmより長い波長領域に固有吸収を持
たないガラス材料内部に屈折率の変化した領域が連続的
に形成された光導波路アレイ
【図6】 Au微粒子分散ガラス(a),Cu微粒子分
散ガラス(b)及びAg微粒子分散ガラス(c)のレー
ザ光集光照射部と未照射部の透過スペクトルを比較した
グラフ
【符号の説明】
1:光ファイバ 1a:コア 1b:クラッド
1c:吸光体層 2:光ファイバの束 3:ベース基材 5:パルスレーザ光 6:集光点 7:ガラス材料
8:集光レンズ 10:光導波路アレイ 11:1本目の光導波路
12:2本目の光導波路 19:非集光照射部 21:屈折率変化領域 29:非集光照射部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−128303(JP,A) 特開 平9−311237(JP,A) 米国特許5136677(US,A) 米国特許5028105(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/04 - 6/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 360nmより長い可視光領域に固有吸
    収がある吸収物質を含むマトリックスをもち、ガラス内
    部に集光点を調節したパルスレーザー光の集光照射で生
    じた屈折率の変化及び可視光領域の固有吸収の減少が起
    きた部分がガラス材料の内部に連続的に形成されている
    ことを特徴とする光導波路アレイ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の吸収物質が金属微粒子,
    半導体微粒子,遷移金属イオン,希土類イオン,陰イオ
    ンの1種又は2種以上である光導波路アレイ。
  3. 【請求項3】 360nmより長い可視光領域に固有吸
    収がある吸収物質を含むガラス材料の内部に集光点を調
    節し、屈折率の変化及び可視光領域の固有吸収の減少を
    起こすエネルギー量を持つパルスレーザ光でガラス材料
    を集光照射し、ガラス材料の内部で集光点を相対移動さ
    せながら、屈折率の変化及び可視光領域の吸収係数が減
    少した連続領域をガラス材料の内部に形成することを特
    徴とする光導波路アレイの製造方法。
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