JP3333793B2 - ブラシレスモータ装置 - Google Patents

ブラシレスモータ装置

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JP3333793B2
JP3333793B2 JP22756294A JP22756294A JP3333793B2 JP 3333793 B2 JP3333793 B2 JP 3333793B2 JP 22756294 A JP22756294 A JP 22756294A JP 22756294 A JP22756294 A JP 22756294A JP 3333793 B2 JP3333793 B2 JP 3333793B2
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voltage
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semiconductor switch
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英夫 池田
正雄 大沢
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    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
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    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
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    • Y10S388/921Timer or time delay means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラシレスモータ装置に
関し、特に固定子巻線の端子電圧を利用してロータの回
転位置を検出し、これによって半導体スイッチ素子を切
り替えてモータを駆動するブラシレスモータの駆動装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のブラシレスモータ装置の
構成及び動作を図10及び図11により説明する。ブラ
シレスモータ101は星形結線された3相の固定子巻線
102−1、102−2、102−3と、磁石ロータ1
03から構成されている。固定子巻線102−1、10
2−2、102−3の各端子には半導体スイッチ回路1
05の3相出力端子106−1、106−2、106−
3からの各出力電圧が供給されている。半導体スイッチ
回路105はブリッジ接続された6個の制御端子付の半
導体スイッチ素子107−1、107−2、107−
3、107−4、107−5、107−6から構成さ
れ、これらの半導体スイッチ素子の制御端子にはそれぞ
れ論理回路108の制御出力が供給されている。半導体
スイッチ回路105には直流電源110からのブラシレ
スモータ駆動用の直流電圧が供給されている。
【0003】ブラシレスモータ101の固定子巻線10
2−1、102−2、102−3の各端子の出力電圧
は、それぞれ90°位相遅延フィルタ回路111−1、
111−2、111−3に供給され、それらの位相が9
0°遅延される。90°位相遅延フィルタ回路111−
1、111−2、111−3はそれぞれ、直列抵抗R1
4と並列コンデンサC6、R15とC7、R16とC8
とにより構成されている。次に、90°位相遅延フィル
タ回路111−1、111−2、111−3の遅延出力
はそれぞれ、電圧比較回路112−1、112−2、1
12−3の一方の入力端子に供給される。電圧比較回路
112−1、112−2、112−3の他方の入力端子
には直流電源110の中性点電圧Vnが共通に供給され
ている。
【0004】図11は図10に示したブラシレスモータ
装置の動作を説明するための波形図である。図11
(A)はブラシレスモータ101の固定子巻線102−
1の端子電圧Vu波形、同図(B)は中性点電圧Vnと
の関係で示された90°位相遅延フィルタ回路111−
1の遅延出力電圧Fu波形、同図(C)は電圧比較回路
112−1の出力電圧Cu波形をそれぞれ示す。また、
同図(D)は6個の半導体スイッチ素子107−1(U
+ )、107−2(V+ )、107−3(W+ )、10
7−4(U- )、107−5(V- )、107−6(W
- )の導通状態を示す図であり、これらの波形の横軸は
時間を示している。なお、中性点電圧Vnは、遅延出力
電圧Fu、Fv、Fwを抵抗R17、R18、R19に
より合成して得られる。
【0005】ブラシレスモータ101の固定子巻線10
2−1、102−2、102−3の各端子電圧Vu、V
v、Vwはそれぞれ、90°位相遅延フィルタ回路11
1−1、111−2、111−3に供給され、それらの
各出力端子には位相が90°遅延された出力電圧Fu、
Fv、Fwが現れる。端子電圧Vuは図11(A)に示
されるように、交番台形波で、波形の変化点にはVsp
で示されるようなスパイク状の電圧が現れる。
【0006】このスパイク状の電圧Vspは固定子巻線
102−1、102−2、102−3への電流を半導体
スイッチ回路105で切り替える際に現れる。図11
(B)に示される90°位相遅延フィルタ回路111−
1、111−2、111−3の遅延出力電圧波形Fu、
Fv、Fwは、電圧比較回路112−1、112−2、
112−3により中性点電圧Vnと比較され、それらの
出力端子には出力電圧Cu、Cv、Cwが現れる。出力
電圧Cuは、図11(C)に示されるように、遅延出力
電圧波形Fuが中性点電圧Vnを横切る時点で立上がり
あるいは立ち下がる矩形波となる。
【0007】出力電圧Cuの立上がり時点115におい
ては、論理回路108により半導体スイッチ素子107
−5(V- )をオフとし、半導体スイッチ素子107−
6(W- )をオンにする制御信号が生成され、それぞれ
半導体スイッチ素子107−5、107−6の制御端子
に供給される。一方、出力電圧Cuの立下がり時点11
6においては、同様に、半導体スイッチ素子107−2
(V+ )をオフとし、半導体スイッチ素子107−3
(W+ )をオンとする制御信号が論理回路108により
生成され、それぞれの半導体スイッチ素子に供給され
る。このように、U相の端子電圧によりW相の半導体ス
イッチ素子のオンのタイミングを生成している。
【0008】出力電圧Cv(V相)及びCw(W相)か
らも同様な制御信号が論理回路108により生成され、
対応する半導体スイッチ素子の制御端子に供給される。
このようにしてブラシレスモータ101の固定子巻線1
02−1、102−2、102−3には直流電源110
から半導体スイッチ回路105を介して3相の直流電圧
が供給され、ブラシレスモータが回転駆動される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のブラシ
レスモータ装置においては、90°位相遅延フィルタ回
路を利用しているため、負荷の急激な変化に対して応答
性が悪く、最悪の場合には脱調してしまう。また、モー
タをできるだけ低速域で回転させようとする場合には、
90°位相遅延フィルタ回路の時定数を大きくする必要
がある。ところが、このようにすると位相遅延フィルタ
回路の出力振幅Fu、Fv、Fwが小さくなり、電圧比
較回路のオフセットの影響を受けるようになったり、ノ
イズに対して弱くなる欠点があった。更に、位相遅延フ
ィルタ回路の時定数を大きくすると位相遅延フィルタ回
路を構成するコンデンサの容量が大きくなり、小形化の
妨げとなった。更にモータの起動時には、ロータの回転
位置の検出を可能とする回転数まで回転数を上げて、同
期始動による加速を行うが、位相遅延フィルタ回路の時
定数が大きい場合には起動時間が長くなったり、起動が
できない場合が生ずるおそれがあった。
【0010】したがって本発明の課題は、90°位相遅
延フィルタ回路の利用に伴う問題点を除去し、急激な負
荷変動に対しても応答性がよく、低速回転域でも安定し
た回転位置検出が可能で、ノイズにも強い小型のブラシ
レスモータ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、直流電
源と、この直流電源の端子間に接続され、3相ブリッジ
接続された複数個の制御端子付の半導体スイッチ素子か
らなる半導体スイッチ回路と、この半導体スイッチ回路
の出力である3相電圧がそれぞれ供給される3相の固定
子巻線と、この固定子巻線により回転される磁石ロータ
と、この磁石ロータの回転に伴って変化する前記固定子
巻線の各端子電圧がそれぞれ供給され、これらの端子電
圧の位相を90°より小さい角度だけ遅延させる複数個
の位相遅延フィルタ回路と、これらの位相遅延フィルタ
回路の各出力が一方の比較入力として供給される複数個
の比較回路と、これらの比較回路の他方の比較入力とし
て、前記直流電源の端子間電圧に対する中性点電圧の上
下に所定の振幅及び周期で変化する三角波電圧を発生す
る中性点電圧演算回路と、前記各比較回路の出力が供給
され、これらの出力信号から前記複数の半導体スイッチ
素子のための制御信号を発生してこれらを、前記複数の
半導体スイッチ素子の各制御端子に供給して前記半導体
スイッチ回路を切り換える制御部とを備えたことを特徴
とするブラシレスモータ装置が得られる。
【0012】
【作用】固定子巻線の各端子電圧は位相遅延フィルタ回
路によりそれらの位相が90°より小さい角度だけ遅延
され、比較回路により中性点電圧演算回路の出力と比較
される。この中性点電圧演算回路の出力は、電源端子間
電圧に対する中性点電圧の上下に所定の振幅及び周期で
変化する三角波電圧であり、このような三角波中性点電
圧と位相遅延フィルタ回路出力とを比較することによ
り、90°位相遅延フィルタ回路を用いた場合と同様な
半導体スイッチ回路の制御信号を生成することができ
る。
【0013】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明のブラシレスモータ装置の構成
を示すブロック図である。ブラシレスモータ11は、星
形結線された3相の固定子巻線12−1、12−2、1
2−3と、磁石ロータ13から構成されている。固定子
巻線12−1、12−2、12−3の各端子には半導体
スイッチ回路15の3相出力端子16−1、16−2、
16−3からの各出力電圧が供給されている。半導体ス
イッチ回路15は、ブリッジ接続された6個の制御端子
付の半導体スイッチ素子17−1、17−2、17−
3、17−4、17−5、17−6から構成され、これ
らの半導体スイッチ素子の制御端子にはそれぞれ、制御
部として作用するマイクロコンピュータ18の制御出力
が供給されている。半導体スイッチ回路15には直流電
源20からのブラシレスモータ駆動用の直流電圧が供給
されている。
【0014】ブラシレスモータ11の3相固定子巻線1
2−1、12−2、12−3の各端子の出力電圧は、そ
れぞれ位相遅延フィルタ回路21−1、21−2、21
−3に供給され、それらの位相が、ここでは約60°遅
延される。なお、この位相遅延量は90°未満であれば
良い。位相遅延フィルタ回路21−1、21−2、21
−3はそれぞれ、直列抵抗R1と並列コンデンサC1、
R2とC2、R3とC3とにより構成されている。次
に、位相遅延フィルタ回路21−1、21−2、21−
3の遅延出力はそれぞれ電圧比較回路22−1、22−
2、22−3の一方の入力端子に供給される。
【0015】直流電源20の端子間電圧は、抵抗R4、
R5からなる分圧回路23により分圧されて中性点電圧
Vnが生成され、この中性点電圧Vnは中性点電圧演算
回路24に供給される。中性点電圧演算回路24は、中
性点電圧Vnに対して後述する演算を施して変調された
中性点電圧Vnoutを発生し、これを電圧比較回路2
2−1、22−2、22−3の他方の入力端子に共通に
供給する。そして、中性点電圧演算回路24には基準電
圧源25から所定の電圧Vrefが供給されるととも
に、マイクロコンピュータ18からの制御信号S1、S
2が供給されている。
【0016】図2は図1に示される中性点電圧演算回路
24の構成を示すブロック図である。中性点電圧演算回
路24への一方の入力信号である基準電圧Vrefは、
マイクロコンピュータ18からの制御信号S1、S2に
より所定の周期で交互にオン、オフ制御される2個のア
ナログスイッチAS1及びAS2に並列に供給される。
2個のアナログスイッチAS1及びAS2の出力は第1
のオペアンプOP1の2個の入力端子にそれぞれ供給さ
れる。
【0017】ここで、第1のオペアンプOP1に接続さ
れる抵抗R6、R7、R8は同一の抵抗値を有している
ため、アナログスイッチAS1がオンの時は増幅度が1
の非反転アンプとして動作し、その出力電圧V1として
はVrefがそのまま現れる。次に、アナログスイッチ
AS2がオンの時は第1のオペアンプOP1は増幅度が
1の反転アンプとして動作するため、その出力電圧V1
としては−Vrefが現れる。
【0018】オペアンプOP1の出力V1は、中性点電
圧Vnとともに第2のオペアンプOP2の非反転入力端
子に供給される。第2のオペアンプOP2に接続される
抵抗R9、R10、R11、R12は同一の抵抗値を有
しているため、第2のオペアンプOP2は電圧V1及び
Vnを入力とする加算器として動作する。第2のオペア
ンプOP2の出力V2は抵抗R13及びコンデンサC5
からなるローパスフィルタLPFに供給され、変調され
た中性点電圧Vnoutが出力される。
【0019】図3は図2に示される中性点電圧演算回路
24の動作を示す各部波形図である。同図のSTEPは
ブラシレスモータの駆動のための基本動作ステップを示
しており、120°通電方式のインバータではステップ
〜が電気的な1周期を構成し、これを繰り返してモ
ータを回転させている。この場合、変調された中性点電
圧Vnoutは、ブラシレスモータ11の固定子巻線1
2−1、12−2、12−3の各端子電圧Vu、Vv、
Vwの1/3の周期、すなわち3倍の周波数に該当す
る。
【0020】図3のCu、Cv、Cw波形は図1の電圧
比較回路22−1、22−2、22−3の出力波形であ
る。各ステップ〜の切り替えは、これらのCu、C
v、Cw波形をベースとしてマイクロコンピュータ18
の制御の下に行われる。AS1、AS2は図2のアナロ
グスイッチAS1、AS2がステップ〜に同期して
オン、オフされるタイミングを示している。V1は第1
のオペアンプOP1の出力波形で、0ボルトを中心に2
Vrefの振幅と2ステップ分の周期を有する矩形波と
なる。V2は第2のオペアンプOP2の出力波形で、電
圧Vnを中心に2Vrefの振幅と2ステップ分の周期
を有する矩形波となる。Vnoutは電圧Vnを中心に
2ステップ分の周期、すなわちブラシレスモータ11の
固定子巻線12−1、12−2、12−3の各端子電圧
の3倍の周波数で変化する三角波となる。
【0021】図4は図1に示した本発明のブラシレスモ
ータ装置の動作を説明するための各部の波形図である。
図4(A)はモータの駆動ステップ、、、、
、、同図(B)はブラシレスモータ11の固定子巻
線12−1の端子電圧Vu波形、同図(C)は中性点電
圧演算回路24の出力電圧Vnout波形との関係で示
された位相遅延フィルタ回路21−1の遅延出力電圧F
u波形、同図(D)は電圧比較回路22−1の出力電圧
Cu波形をそれぞれ示す。また、同図(E)は6個の制
御端子付の半導体スイッチ素子17−1(U+ )、17
−2(V+ )、17−3(W+ )、17−4(U- )、
17−5(V- )、17−6(W- )の導通状態を示す
図であり、これらの波形の横軸は時間を示している。
【0022】ブラシレスモータ11の固定子巻線12−
1、12−2、12−3の各端子電圧Vu、Vv、Vw
はそれぞれ、位相遅延フィルタ回路21−1、21−
2、21−3に供給され、それらの各出力端子には位相
が60°遅延された出力電圧Fu、Fv、Fwが現れ
る。端子電圧Vuは、図4(B)に示されるように、交
番台形波で、波形の変化点にはVspで示されるような
スパイク状の電圧が現れる。このスパイク状の電圧Vs
pは、固定子巻線12−1、12−2、12−3への電
流を半導体スイッチ回路15で切り替える際に現れる。
図4(C)に示される位相遅延フィルタ回路21−1の
遅延出力電圧波形Fuは、中性点電圧演算回路24の出
力電圧波形Vnoutと比較され、その出力端子には出
力電圧Cuが現れる。出力電圧Cuは,図4(C),
(D)に示されるように、遅延出力電圧波形Fuが出力
電圧波形Vnoutを横切る時点で立上がりあるいは立
ち下がる矩形波となる。
【0023】ステップにおける出力電圧Cuの立上が
り時点31においては、図3に示されるように、波形C
uとCvが0レベル、波形Cwが1レベルにあり、半導
体スイッチ素子17−3(W+ )、17−5(V- )が
オン状態にある。この状態からモータが回転し、波形C
uが0から1レベルに変化したとき、ステップはから
ステップに切り替えられる。この情報はマイクロコン
ピュータ18に与えられ、図4(E)に示されるよう
に、マイクロコンピュータ18により半導体スイッチ素
子17−3(W+ )をオフとし、半導体スイッチ素子1
7−1(U+ )をオンにする制御信号が生成され、それ
ぞれ半導体スイッチ素子17−3、17−1の制御端子
に供給される。また、この時、マイクロコンピュータ1
8は、図3に示されるように、アナログスイッチAS1
をオン、AS2をオフに切り替える。これにより中性点
電圧演算回路24の出力電圧Vnoutは徐々に上昇す
る。一方、出力電圧Cuの立下がり時点32において
は、同様に半導体スイッチ素子17−6(W- )をオフ
とし、半導体スイッチ素子17−4(U- )をオンとす
る制御信号がマイクロコンピュータ18により生成さ
れ、それぞれの半導体スイッチ素子に供給される。
【0024】このように本発明においては、U相の端子
電圧によりU相の半導体スイッチ素子のオンのタイミン
グを生成している。出力電圧Cv(V相)及びCw(W
相)からも同様な制御信号がマイクロコンピュータ18
により生成され、対応する半導体スイッチ素子の制御端
子に供給される。このようにしてブラシレスモータ11
の固定子巻線12−1、12−2、12−3には直流電
源20から半導体スイッチ回路15を介して3相の電圧
が供給され、ブラシレスモータ11が回転駆動される。
【0025】以上説明した本発明の第1の実施例によれ
ば、位相遅延フイルタ回路として90°より小さい角
度、例えば約60°だけ位相遅延する回路を用いている
ため、急激な負荷変動に対しても応答性が早く脱調を防
止することができる。また、上記位相遅延フィルタ回路
の使用により、位相遅延フイルタ回路の出力波形Fu、
Fv、Fwの振幅は大きくなり、低速回転域においても
安定したロータの位置検出が可能となり、ノイズに対し
ても強くなる。さらに、上記のような位相遅延フィルタ
回路は時定数が小さくて済むため、コンデンサC1〜C
3の容量を小さくすることができ、装置の小形化が図れ
る。さらに、モータの起動に際しても低い回転数での位
置検出が可能であるため、加速時間も短く迅速で確実な
起動ができる。
【0026】図5は本発明のブラシレスモータ装置の第
2の実施例を示すブロック図である。同図の構成におい
て図1の構成と同一の部分には同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。図5の実施例においては、マイクロ
コンピュータ18は電圧比較回路22−1、22−2、
22−3の出力波形Cu、Cv、Cwから磁石ロータ1
3の回転数を検出し、その結果に応じて基準電圧Vre
fを発生させるためのDAコンバータ26に所定の電圧
設定情報を与える。基準電圧Vrefは磁石ロータ13
の回転数が大きい場合には大きくし、小さい場合には小
さくなるように設定される。基準電圧Vrefの増減
は、中性点電圧演算回路24の出力である三角波の電圧
Vnoutの振幅を増減するように作用する。
【0027】図6はこのような構成を採用することの必
要性について説明するための、位相遅延フィルタ回路の
周波数特性を示すグラフである。各位相遅延フィルタ回
路21−1〜21−3の周波数特性は、図6に示される
ように、周波数とともに位相遅れが増加する。すなわ
ち、位相遅延フィルタ回路の遮断周波数をfcとすると
周波数が0から0.1fcの範囲では遅延量は0である
が、0.1fcから10fcの間では周波数に比例して
遅延量が0°から−90°まで増加し、それ以上の周波
数領域では一定の遅延量−90°を維持する。
【0028】本発明で用いる位相遅延フイルタ回路は、
遅延量が90°より小さい角度、例えば60°で動作さ
せるため、図6のAで示される周波数特性の直線領域
(非飽和領域)で動作させることになる。したがって、
この領域においては位相遅延フイルタ回路に供給される
信号の周波数、具体的には、ブラシレスモータ11の固
定子巻線12−1、12−2、12−3から取り出され
た端子電圧Vu、Vv、Vwの周波数により遅延量が変
化することになる。端子電圧Vu、Vv、Vwの周波数
はモータの磁石ロータ13の回転数によって決定され
る。
【0029】このことにより、モータの回転数が高くな
ると、位相遅延フイルタ回路21−1、21−2、21
−3の出力電圧Fu、Fv、Fwの位相が遅れるため、
ロータの回転位置に対して半導体スイッチ回路15に対
する通電タイミングが遅れることになる。したがって、
モータの回転数がある範囲を越えて高くなると脱調を生
ずる恐れがある。また逆に、モータの回転数がある範囲
を越えて低くなると出力電圧Fu、Fv、Fwの位相が
進み過ぎ、同様に脱調を生ずる恐れがある。換言すれ
ば、モータの回転数の範囲には一定の制限を受けること
になる。
【0030】これに対し、図5に示す実施例では、マイ
クロコンピュータ18によりモータの回転数に応じて基
準電圧Vrefを磁石ロータ13の回転数が大きい場合
には大きくし、小さい場合には小さくなるように設定す
る。基準電圧Vrefの増減は、中性点電圧演算回路2
4の出力である出力電圧Vnoutの振幅を増減するよ
うに作用する。
【0031】図7は中性点電圧演算回路24の出力Vn
outの振幅、位相遅延フイルタ回路21−1の出力電
圧Fu及び位相遅延量θとの関係を示すグラフである。
同図から分かるように、中性点電圧演算回路24の入力
電圧Vrefが大きくなると、図2に示される第1、第
2のオペアンプOP1、OP2の出力電圧V1、V2も
大きくなり、結果として三角波である出力電圧Vnou
tの振幅も大きくなる。いま、位相遅延フイルタ回路2
1−1の出力電圧Fuと中性点電圧Vnとの交点と、出
力電圧Fuと中性点電圧演算回路24の出力電圧Vno
utとの交点間の位相角をθとすると、出力電圧Vno
utが大きくなると位相角θの大きさは大きくなり、出
力電圧Vnoutが小さくなると位相角θの大きさは小
さくなる。位相角θの大きさが大きくなると通電タイミ
ングの位相が進むことになる。したがって、モータの回
転数に応じて基準電圧Vrefを調整することにより、
常に最適な位相タイミングで半導体スイッチ回路15を
通電できるため、脱調を防止できるばかりでなく、モー
タの効率も向上することができる。また、モータの回転
数も広い範囲で安定に動作させることができ、用途の拡
大もできる。
【0032】図8は本発明のブラシレスモータ装置の第
3の実施例を示すブロック図である。同図の構成におい
て図1の構成と同一の部分には同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。図8の実施例においては直流電源2
0のプラス側ラインに電流検出器81が設けられ、この
電流検出器81の出力アナログ信号はADコンバータ8
2によりディジタル情報に変換されてマイクロコンピュ
ータ18に与えられる。マイクロコンピュータ18は直
流電源20から半導体スイッチ回路15を介してブラシ
レスモータ11の固定子巻線12−1、12−2、12
−3に供給される電流の大きさを監視する。そして、こ
の電流値があらかじめ設定された値より大きくなった場
合には、マイクロコンピュータ18はDAコンバータ2
6に対して、基準電圧Vrefの設定値を減少させるよ
うに制御する。一方、この電流値があらかじめ設定され
た値より小さくなった場合には、マイクロコンピュータ
18はDAコンバータ26に対して、基準電圧Vref
の設定値を増加させるように制御する。
【0033】本発明の対象とするブラシレスモータ装置
においては、モータの駆動電流が増加すると半導体スイ
ッチ回路15に対する通電タイミングの位相が進み、モ
ータの効率的動作が確保できなくなり、更には脱調の恐
れも生ずる。この点については、特開昭62−1239
79、あるいは特開平4−156293に記載されてい
る。特に、この種のブラシレスモータにおいては、図4
あるいは図11の固定子巻線の端子電圧波形Vuに示さ
れるようなスパイク状電圧Vspが現れる。このスパイ
ク状電圧Vspのパルス幅は、モータへの駆動電流が増
加するほど大きくなり、位相遅延フイルタ回路通過後の
電圧波形の位相が進んでしまう。上記の実施例はモータ
駆動電流の電流値の増減により生ずるこのような問題点
に対して、すでに図5の実施例で説明した基準電圧Vr
efの設定値を調整する手段により、解決を図るもので
ある。すなわち、この実施例によれば、どのようなモー
タ駆動電流値に対しても常に最適なタイミングで通電す
ることができるため、モータを常に最大効率で運転する
ことができる。
【0034】図9は本発明のブラシレスモータ装置の第
4の実施例を示すブロック図である。この実施例は、図
5に示した実施例において位相遅延フイルタ回路21−
1、21−2、21−3を構成するコンデンサC1、C
2、C3と並列にそれぞれ、コンデンサC1´、C2
´、C3´を選択的に接続する時定数増加回路91−
1、91−2、91−3が追加されている。コンデンサ
C1´、C2´、C3´を選択的に接続するために、ア
ナログスイッチAS1´、AS2´、AS3´をそれぞ
れ、対応するコンデンサC1´、C2´、C3´に直列
に接続し、マイクロコンピュータ18によりアナログス
イッチAS1´、AS2´、AS3´のオン、オフを共
通に制御する。
【0035】図9に示す実施例はその他の点においては
図5の実施例の構成と同一のため、同一部分には同一の
符号を付して詳細な説明は省略する。図5の実施例にお
いては、位相遅延フイルタ回路として90°より小さい
角度、例えば約60°だけ位相遅延する回路を用いてい
る。このため、モータの回転数が低下するにつれて、図
6で説明したように、位相遅れが小さくなるため、フィ
ルタを通過する電圧波形の位相は進んでいくが、通常の
回転域では基準電圧Vrefを小さくすることにより、
位相の進みを補正できる。しかし、例えば1000rp
m以下の低速域では基準電圧Vrefを0にしても補正
しきれなくなり、脱調の可能性がある。
【0036】そこで、この実施例ではマイクロコンピュ
ータ18によりモータの回転速度を監視し、回転数が所
定の値以下になったとき、時定数増加回路91−1、9
1−2、91−3をオンとし、位相遅延フイルタ回路の
時定数を大きくして位相を遅らせて脱調を防止する。こ
の実施例により、モータの低速での運転がトルクの減少
や、起動ミスを生ずることなく安定に行うことができ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、急激な負荷変動に対し
ても応答性が良く、低速回転域でも安定した回転位置検
出が可能であることから起動性が良いうえに、ノイズに
も強い小型のブラシレスモータ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラシレスモータ装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示される中性点電圧演算回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】図2に示される中性点電圧演算回路の動作を説
明するための各部の波形図である。
【図4】図1に示した本発明のブラシレスモータ装置の
動作を説明するための各部の波形図で、同図(A)はモ
ータの駆動ステップ〜のタイミング図、(B)はブ
ラシレスモータ11の固定子巻線12−1の端子電圧V
u波形、(C)は中性点電圧演算回路24の出力電圧波
形Vnout及び位相遅延フィルタ回路の遅延出力電圧
波形Fu、(D)は電圧比較回路の出力電圧波形Cuを
それぞれ示し、また、同図(E)は6個の制御端子付半
導体スイッチ素子の導通状態を示すタイミング図であ
る。
【図5】本発明のブラシレスモータ装置の第2の実施例
を示すブロック図である。
【図6】本発明に用いられる位相遅延フィルタ回路の周
波数特性を示すグラフである。
【図7】本発明の実施例における中性点電圧演算回路の
出力Vnoutの振幅、位相遅延フイルタ回路の出力電
圧Fu及び位相遅延量θとの関係を示すグラフである。
【図8】本発明のブラシレスモータ装置の第3の実施例
を示すブロック図である。
【図9】本発明のブラシレスモータ装置の第4の実施例
を示すブロック図である。
【図10】従来ののブラシレスモータ装置の構成を示す
ブロック図である。
【図11】従来のブラシレスモータ装置の動作を説明す
るための各部の波形図である。
【符号の説明】
11 ブラシレスモータ 13 磁石ロータ 15 半導体スイッチ回路 20 直流電源 21−1、21−2、21−3 位相遅延フィルタ回
路 22−1、22−2、22−3 電圧比較回路 23 分圧回路 25 基準電圧源 26 DAコンバータ 82 ADコンバータ 91−1、91−2、91−3 時定数増加回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−222690(JP,A) 特開 昭62−123979(JP,A) 特開 昭60−156272(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、この直流電源の端子間に接
    続され、3相ブリッジ接続された複数個の制御端子付の
    半導体スイッチ素子からなる半導体スイッチ回路と、こ
    の半導体スイッチ回路の出力である3相電圧がそれぞれ
    供給される3相の固定子巻線と、この固定子巻線により
    回転される磁石ロータと、この磁石ロータの回転に伴っ
    て変化する前記固定子巻線の各端子電圧がそれぞれ供給
    され、これらの端子電圧の位相を90°より小さい角度
    だけ遅延させる複数個の位相遅延フィルタ回路と、これ
    らの位相遅延フィルタ回路の各出力が一方の比較入力と
    して供給される複数個の比較回路と、これらの比較回路
    の他方の比較入力として、前記直流電源の端子間電圧に
    対する中性点電圧の上下に所定の振幅及び周期で変化す
    る三角波電圧を発生する中性点電圧演算回路と、前記各
    比較回路の出力が供給され、これらの出力信号から前記
    複数の半導体スイッチ素子のための制御信号を発生して
    これらを、前記複数の半導体スイッチ素子の各制御端子
    に供給して前記半導体スイッチ回路を切り換える制御部
    とを備えたことを特徴とするブラシレスモータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブラシレスモータ装置に
    おいて、前記中性点電圧演算回路は、基準電圧源からの
    基準電圧が所定の周期で交互に2個の入力端子に供給さ
    れ、その出力端子に所定の振幅及び周期で正負に変化す
    る矩形波電圧信号を発生する第1のオペアンプと、この
    第1のオペアンプの出力及び前記直流電源の中性点電圧
    が入力され、その出力にこれらの入力信号の和に相当す
    る矩形波電圧が発生される第2のオペアンプと、この第
    2のオペアンプの出力電圧が供給され、これを三角波電
    圧に変換するローパスフィルタ回路とを備えたことを特
    徴とするブラシレスモータ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のブラシレスモータ装置に
    おいて、前記ブラシレスモータ装置は更に、前記磁石ロ
    ータの回転数を検出する手段と、この回転数検出手段に
    より検出された前記磁石ロータの回転数の増減に対応し
    て前記中性点電圧演算回路の三角波電圧の振幅を増減す
    る手段を備えたことを特徴とするブラシレスモータ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のブラシレスモータ装置に
    おいて、前記基準電圧源からの基準電圧を、前記磁石ロ
    ータの回転数が大きい場合には大きくし、小さい場合に
    は小さく設定する手段を備えたことを特徴とするブラシ
    レスモータ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のブラシレスモータ装置に
    おいて、前記磁石ロータの回転数の検出及び前記基準電
    圧の設定は、前記制御部により行われることを特徴とす
    るブラシレスモータ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のブラシレスモータ装置に
    おいて、前記ブラシレスモータ装置は更に、前記直流電
    源から半導体スイッチ回路を介して前記ブラシレスモー
    タの固定子巻線に供給されるモータ電流を検出する手段
    と、このモータ電流検出手段により検出された前記モー
    タ電流の増減に対応して前記中性点電圧演算回路の三角
    波電圧の振幅を増減する手段を備えたことを特徴とする
    ブラシレスモータ装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のブラシレスモータ装置に
    おいて、前記基準電圧源からの基準電圧を、前記モータ
    電流が大きい場合には小さくし、小さい場合には大きく
    設定する手段を備えたことを特徴とするブラシレスモー
    タ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のブラシレスモータ装置に
    おいて、前記モータ電流の増減判定及び前記所定の基準
    電圧の設定は、前記制御部により行われることを特徴と
    するブラシレスモータ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のブラシレスモータ装置に
    おいて、前記ブラシレスモータ装置は更に、前記磁石ロ
    ータの回転数を検出する手段と、前記複数個の位相遅延
    フィルタ回路の時定数を大きくする手段とを備え、前記
    回転数検出手段により検出された前記磁石ロータの回転
    数が所定の回転数以下になったとき前記位相遅延フィル
    タの時定数を大きくすることを特徴とするブラシレスモ
    ータ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のブラシレスモータ装置
    において、前記位相遅延フィルタ回路の時定数を大きく
    する手段は、直列抵抗及び並列コンデンサからなる前記
    位相遅延フィルタ回路の並列コンデンサと並列に他のコ
    ンデンサを選択的に接続する手段により構成されること
    を特徴とするブラシレスモータ装置。
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