JPH11187691A - ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents

ブラシレスモータの駆動装置

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JPH11187691A
JPH11187691A JP9353041A JP35304197A JPH11187691A JP H11187691 A JPH11187691 A JP H11187691A JP 9353041 A JP9353041 A JP 9353041A JP 35304197 A JP35304197 A JP 35304197A JP H11187691 A JPH11187691 A JP H11187691A
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JP
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voltage
brushless motor
time
reference voltage
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JP9353041A
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English (en)
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Masahiro Kuroda
昌寛 黒田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘起電圧がゼロクロス電圧レベル付近におい
て平坦部を有するブラシレスモータであっても、端子電
圧からロータの回転位置を正確に検出でき、低騒音、低
振動の駆動が可能なブラシレスモータの駆動装置を提供
する。 【解決手段】 基準電圧発生回路15においてゼロクロ
ス電圧レベルE/2より電圧eだけ大きい基準電圧VR
1と電圧eだけ小さい基準電圧VR2を生成し、比較回
路43において電圧検出回路36で検出されたブラシレ
スモータ35の各相端子電圧と基準電圧VR1、VR2
とを比較して各相毎に2つの時点信号を得る。制御回路
44では、この2つの時点信号夫々の立上り時刻の中間
時刻と立下り時刻の中間時刻を演算により求めて位置検
出信号をつくり、さらにその位置検出信号を30[de
g]遅らせた転流信号をインバータ回路21に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石を有する
ロータと複数相の巻線を有するステータとを備えて構成
されるブラシレスモータを、その巻線の端子電圧に基づ
く位置検出信号により駆動制御するブラシレスモータの
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫やエアコンディショナにお
いて、コンプレッサの能力可変や電力消費量の節約のた
めに、直流モータの一種であるブラシレスモータを採用
し、これをインバータ装置によって可変速駆動すること
が行われている。ブラシレスモータの場合、通常、巻線
の通電相を決定するためにロータの回転位置信号を必要
とするが、冷蔵庫やエアコンディショナのコンプレッサ
のようにモータが冷媒に晒される等、モータの使用環境
によってはロータの回転位置を検出するための位置検出
センサ(例えばホール素子等からなるもの)を配設する
ことが困難な場合があり、また、位置検出センサを用い
た場合であってもその引出し線の数が多く機器の信頼性
が低下してしまう。
【0003】そこで、位置検出センサを用いることな
く、ステータの巻線に誘起される誘起電圧を利用してロ
ータの回転位置を検出する方法が広く採用されている。
以下、この種の駆動装置について図11乃至図15を参
照して説明する。
【0004】従来の駆動装置の電気的構成を示す図11
において、駆動装置1は、永久磁石を有するロータ2R
と巻線2U、2V、2Wを有するステータとからなるブ
ラシレスモータ2が接続されたインバータ回路3、その
インバータ回路3に直流電圧Eを供給する直流電源4、
直流電源4からE/2の電圧値を有する基準電圧VRを
生成する基準電圧発生回路5、巻線2U、2V、2Wの
端子電圧VU 、VV 、VW を検出する電圧検出回路6、
その端子電圧VU 、VV 、VW と基準電圧VRとを比較
して比較信号を得る比較回路7、及びその比較信号に基
づいて位置検出信号を得た後、その位置検出信号に応じ
て転流信号を出力する制御回路8とから構成されてい
る。
【0005】上記構成において、比較回路7から出力さ
れる比較信号は、図12及びその拡大図である図13の
端子電圧波形及び位置検出信号(比較信号)波形に示す
ように、端子電圧に現れる各相巻線の誘起電圧が夫々基
準電圧VR(=E/2)と交差する時点(以下、単にゼ
ロクロス点と称する)において、そのレベルが変化する
ようになっている。この誘起電圧のゼロクロス点は、ロ
ータの特定の回転位置と対応しており、制御回路8にお
いて、この比較信号すなわち位置検出信号を電気角で3
0[deg]移相することにより、インバータ回路3を
構成するスイッチング素子に与える転流信号をつくるこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14及び
その拡大図である図15の端子電圧波形に示すように、
ブラシレスモータ2には、その誘起電圧がゼロクロス電
圧レベル付近すなわちE/2の端子電圧付近において一
定角度の間変化しないものが存在する。誘起電圧波形に
このような平坦部を生じるのは、ロータ2Rの着磁波
形、ロータ2Rの永久磁石の形状、ステータの形状等が
原因し、その平坦部の角度幅は回転数に依存せず略一定
である。
【0007】このようなブラシレスモータ2を上記従来
構成の駆動装置1を用いて駆動しようとすると、図15
に示すように、誘起電圧の平坦部が基準電圧VRと重な
るためゼロクロス点が正しく検出されず、図に示す区間
Fの間でゼロクロス点が変動したり、複数の誤ったゼロ
クロス点を検出してしまう等の不具合が発生する。その
結果、通電位置が最適位置からずれて騒音や振動が発生
したり、さらには転流に失敗して脱調に至る場合も生じ
る。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、誘起電圧がそのゼロクロス電圧レ
ベル付近において平坦部を有するブラシレスモータであ
っても、その端子電圧からロータの回転位置を正確に検
出でき、低騒音、低振動で安定駆動することのできるブ
ラシレスモータの駆動装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のブラシレスモータの駆動装置は、永久磁石
を有するロータと複数相の巻線を有するステータとを備
えてなるブラシレスモータを駆動するインバータ回路
と、このインバータ回路に電力を供給する電源と、前記
複数相の巻線の端子電圧を検出する電圧検出手段と、前
記端子電圧のゼロクロス時点に対応した特定値より高い
値の第1の基準電圧及び低い値の第2の基準電圧を発生
する基準電圧発生手段と、前記電圧検出手段で検出され
た端子電圧と前記第1及び第2の基準電圧とを比較し、
端子電圧が第1及び第2の基準電圧と夫々交差する第1
及び第2の時点に対応した第1及び第2の時点信号を得
る比較手段と、この比較手段で得られた第1及び第2の
時点信号に基づいて前記ロータの回転位置を示す位置検
出信号を第1及び第2の時点の間の時点で得るととも
に、その位置検出信号に応じて前記巻線への通電を制御
する転流信号を出力する制御手段とを備える(請求項
1)。
【0010】斯様に構成すれば、ゼロクロス時点に対応
した電圧の特定値(以下、ゼロクロス電圧レベルと称
す)より高い値の第1の基準電圧及び低い値の第2の基
準電圧を設定することができ、それら基準電圧と端子電
圧との交差時点である2つの時点信号に基づいてロータ
の位置検出を行うので、ブラシレスモータの誘起電圧波
形が正弦波と異なっているような場合であっても、ロー
タの回転位置を正しく検出することができ、ブラシレス
モータを低騒音、低振動で安定駆動することができる。
【0011】この場合、制御手段が、第1及び第2の時
点の中間時点に対応した位置検出信号を得るようにすれ
ば良い(請求項2)。斯様に構成すれば、誘起電圧がゼ
ロクロス電圧レベルにおいて平坦部を有するブラシレス
モータであっても、端子電圧におけるゼロクロス電圧レ
ベルよりも高い値の第1の基準電圧及び低い値の第2の
基準電圧と端子電圧との交差時点に対応した第1及び第
2の時点信号の中間時点、つまり誘起電圧の平坦部の略
中央位置において立上り又は立下りを有する位置検出信
号を得ることができる。
【0012】また、制御手段は、複数相のうち少なくと
も1つの相を除く他の相の位置検出信号を検出するため
に、1つの基準電圧を発生する基準電圧発生手段と1つ
の時点信号を得る比較手段とを備えることにより得た時
点信号の時点を基準に位置検出信号を生成するようにし
ても良い(請求項3)。斯様に構成すれば、ブラシレス
モータの誘起電圧波形は(位相の違いを除き)各相とも
同じなので、少なくとも1相についてゼロクロス電圧レ
ベルよりも高い基準電圧と低い基準電圧を用いて第1及
び第2の時点信号を得れば、他の相は一方の時点信号の
時点を基準として、前記少なくとも1相の第1及び第2
の時点信号を用いることにより他方の時点信号を得るこ
とができる。
【0013】以上の場合において、特定値と第1及び第
2の基準電圧との間の夫々の差が、ブラシレスモータの
誘起電圧の大きさに比べ十分に小さくするのが好ましい
(請求項4)。斯様に構成すれば、回転数が低下して誘
起電圧が小さくなった場合であっても、ゼロクロス電圧
レベルの近傍に基準電圧値が設定されるので、位置検出
信号の位相誤差が小さくなる。
【0014】また、特定値と第1及び第2の基準電圧と
の間の夫々の差が、互いに略同一値であるようにするの
が好ましい(請求項5)。斯様に構成すれば、誘起電圧
がゼロクロス電圧レベルにおいて平坦部を有するブラシ
レスモータであっても、その誘起電圧の平坦部の中央位
置において立上り又は立下りを有する位置検出信号を得
ることができる。
【0015】さらに、基準電圧発生手段で発生される第
1及び第2の基準電圧を択一的に順に選択する切り換え
手段を設け、比較手段において、この切り換え手段で選
択された基準電圧と電圧検出手段で検出された端子電圧
とを比較して第1及び第2の時点信号を得るようにする
ことができる(請求項6)。斯様に構成すれば、より少
ない比較器で正しい位置検出信号を得ることができるの
でコストを低減することができる。
【0016】その他、端子電圧のゼロクロス時点に対応
した特定値に対して所定差をもつ1つの基準電圧を発生
する基準電圧発生手段と、電圧検出手段で検出された端
子電圧と前記基準電圧とを比較し、端子電圧が基準電圧
と交差する時点に対応した時点信号を得る比較手段と、
この時点信号と予め測定されたブラシレスモータの誘起
電圧波形とに基づいて位置検出信号を得るとともに、そ
の位置検出信号に応じて巻線への通電を制御する転流信
号を出力する制御手段とを備えても良い(請求項7)。
斯様に構成すれば、誘起電圧波形が正弦波と異なってい
るようなブラシレスモータであっても、ゼロクロス電圧
レベルに対して所定差をもつ基準電圧と端子電圧とを比
較して得た時点信号の各変化点を、予め測定されたブラ
シレスモータの誘起電圧波形に基づいた所定角度だけず
らすことによって、正しい位置検出信号を得ることがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て図1乃至図3を参照して説明する。なお、説明中の角
度は全て電気角を用いる。まず、駆動装置の電気的構成
を示す図1において、直流電圧Eを有する直流電源12
に接続された正側電源線13と負側電源線14との間に
は、基準電圧発生手段たる基準電圧発生回路15を構成
する分圧用の抵抗16〜18が直列に接続され、その抵
抗16と抵抗17との共通接続点の電圧VR1、及び抵
抗17と抵抗18との共通接続点の電圧VR2が、夫々
第1の基準電圧及び第2の基準電圧として後述する比較
回路43へ与えられる。
【0018】直流電源12の正側電源線13と、負側電
源線14に対し電流検出用の抵抗19を介した後の負側
電源線20との間には、例えばトランジスタ等のスイッ
チング素子22〜27及びこれらに並列に接続された還
流ダイオード28〜33を三相ブリッジ接続してなるイ
ンバータ回路21が接続されるとともに、負側電源線2
0の電圧すなわち抵抗19の両端電圧が直流電源12に
流れる直流電流値Iとして後述する制御回路44へ与え
られている。そして、インバータ回路21のU相、V
相、W相の出力端子34u、34v、34wには、ロー
タ35Rに永久磁石を有しステータにY結線された巻線
35U、35V、35Wを有するブラシレスモータ35
の各相端子が接続されている。
【0019】これらブラシレスモータ35のU相、V
相、W相端子と負側電源線14との間には電圧検出手段
としての電圧検出回路36が接続されている。この電圧
検出回路36は、ブラシレスモータ35の各相端子に夫
々接続された同一抵抗値の抵抗37〜39と、負側電源
線14に接続された同一抵抗値の抵抗40〜42とが夫
々直列に接続されて構成され、それら抵抗37〜39と
抵抗40〜42の夫々の共通接続点の電圧が、各相の検
出された端子電圧VU 、VV 、VW として比較回路43
へ与えられる。なお、これら抵抗値は基準電圧発生回路
15の分圧比に応じて設定される。
【0020】その比較回路43は、比較手段として機能
し、基準電圧発生回路15においてつくられた第1及び
第2の基準電圧VR1、VR2と、電圧検出回路36に
おいて検出されたブラシレスモータ35の各相端子電圧
VU 、VV 、VW とを内部に有する6個の比較器によっ
て比較して、ハイレベル又はロウレベルを有する6つの
時点信号C1〜C6を得て、制御回路44に対し出力す
るようになっている。なお、時点信号C1〜C3は夫々
第1の基準電圧VR1と端子電圧VU 、VV 、VW との
比較による第1の時点信号、時点信号C4〜C6は夫々
基準電圧VR2と端子電圧VU 、VV 、VW との比較に
よる第2の時点信号である。
【0021】制御手段としての制御回路44は、例えば
マイクロコンピュータによって構成されており、比較回
路43において得られた6つの時点信号C1〜C6に基
づいて、3つの互いに120[deg]の位相差を有す
る50[%]デューティの位置検出信号を得た後、その
位置検出信号を約30[deg]遅らせることによりイ
ンバータ回路21を構成するスイッチング素子22〜2
7のベースに加える転流信号を得るようになっている。
また、負荷の増大等に伴いブラシレスモータ35の巻線
35U、35V、35Wに過大な電流が流れるのを防ぐ
ため、負側電源線20から抵抗19の両端電圧を入力す
ることにより直流電流値Iを検出し過電流に対し保護す
るようになっている。
【0022】次に、誘起電圧がそのゼロクロス電圧レベ
ル(端子電圧におけるE/2の電圧値)付近において平
坦部を有するブラシレスモータ35を駆動する場合にお
ける本実施例の作用について図2及び図3を参照して説
明する。
【0023】ブラシレスモータ35の端子電圧波形と位
置検出信号波形を示す図2において、60[deg]の
角度幅を有する区間M1〜M6は1つの通電区間を表し
ている。すなわち、各通電区間においては、インバータ
回路21を構成するスイッチング素子22〜24(以
下、正側スイッチング素子と称す)の何れか1つのみが
オンするとともに、スイッチング素子25〜27(以
下、負側スイッチング素子と称す)のうち正側スイッチ
ング素子とは異なる相の1つがオンする。そして、ロー
タの回転位置を示す位置検出信号の位相を約30[de
g]遅れせてつくられる転流信号に従って、各スイッチ
ング素子22〜27が、120[deg]間オン、24
0[deg]間オフのオンオフ周期で制御されることに
より、ブラシレスモータ35の巻線35U、35V、3
5Wが互いに120[deg]の位相差をもって順次繰
り返し通電されてブラシレスモータ35が回転駆動され
る。なお、端子電圧の区間M1及びM4の開始時に見ら
れる幅の狭いパルスは、ブラシレスモータ35の巻線3
5U、35V、35Wのインダクタンスに蓄えられたエ
ネルギーが消滅するまでの間、還流ダイオード28〜3
3のうち特定のものがオンするために生じる。
【0024】さて、誘起電圧がそのゼロクロス電圧レベ
ルすなわちE/2の端子電圧付近において平坦部を有す
るブラシレスモータ35を駆動する場合には、図2に示
すように、端子電圧に誘起電圧が現れる区間M1及び区
間M4において、誘起電圧波形の平坦部の中央位置で位
置検出信号の立上り又は立下りを検出したときに、最適
な転流を行うことができる。そこで、その位置検出信号
の検出方法について、U相の区間M1のゼロクロス点付
近を拡大して示す図3を参照して具体的に説明する。
【0025】まず、基準電圧発生回路15を構成する抵
抗16〜18を適当な値に選択することによって、第1
の基準電圧VR1と第2の基準電圧VR2を夫々(E/
2+e)と(E/2−e)に設定(実際には比較回路4
3に適した電圧まで降圧して設定)する。ここで電圧e
としては、全運転周波数領域において、ブラシレスモー
タ35の誘起電圧の大きさに比べて十分に小さい値を用
いる。
【0026】図3において、ブラシレスモータ35の端
子電圧VU に現れる誘起電圧が、E/2よりも小さい値
から徐々に増加して、時刻t1(第2の時点)において
第2の基準電圧VR2と交差すると、比較回路43から
出力される第2の時点信号C4がロウレベルからハイレ
ベルへと変化し、その後誘起電圧がゼロクロス電圧レベ
ルであるE/2の電圧値に達すると、一定の角度幅θに
対応する時間Fの間、誘起電圧がE/2の電圧値に止ま
る。その後は、誘起電圧が再び増加に転じ、やがて時刻
t3(第1の時点)において第1の基準電圧VR1と交
差すると、比較回路43から出力される第1の時点信号
C1がロウレベルからハイレベルへと変化する。
【0027】一方、制御回路44では、このようにして
得られた時点信号C1、C4の立上り時刻t1、t3の
中間時刻t2を演算により求めるとともに、その時刻を
位置検出信号の立上り時点として、その時点から位相を
30[deg]遅らせた転流信号をつくり、インバータ
回路21を構成するスイッチング素子22〜27のベー
スに印加する。この場合、端子電圧VU に現れる誘起電
圧がE/2の電圧値に到達する前の傾きと、E/2の電
圧値から増加し始めたときの傾きは略等しく、また、電
圧eはブラシレスモータ35の誘起電圧の大きさに比べ
て十分に小さく設定されているので、上記時刻t1、t
3の中間時刻t2は、誘起電圧の平坦部の略中央位置に
相当している。
【0028】以上のように、本実施例によれば、誘起電
圧がそのゼロクロス電圧レベルすなわちE/2の端子電
圧において平坦部を有するブラシレスモータ35を駆動
する場合であっても、(E/2+e)と(E/2−e)
の2つの基準電圧と端子電圧とを比較することにより、
上記ブラシレスモータ35にとっての本来のゼロクロス
点である誘起電圧の平坦部の中間位置を位置検出信号の
変化点として検出することができるので、常に安定した
駆動が可能となり、低騒音、低振動の運転を行うことが
できる。また、電圧eを誘起電圧の大きさに比べて十分
に小さく選ぶことにより、基準電圧をゼロクロス電圧レ
ベル(=E/2)の近傍に設定できるので、位置検出信
号の位相誤差を小さくすることができる。
【0029】次に、本発明の第2実施例について図4を
参照して説明する。なお、図4において図1と同一構成
部分には同一符号を付して説明を省略し、異なった構成
部分についてのみ説明する。
【0030】駆動装置の電気的構成を示す図4におい
て、比較回路45は、後述する基準電圧切り換え回路4
6から与えられる基準電圧VRと、電圧検出回路36に
おいて検出されたブラシレスモータ35の各相端子電圧
VU 、VV 、VW とを内部に有する3個の比較器によっ
て比較し、ハイレベル又はロウレベルを有する6つの時
点信号C1〜C6を得て、制御回路44に対して出力す
るようになっている。すなわち、第1の時点信号である
C1〜C3は夫々、第1の基準電圧VR1に等しい基準
電圧VRと端子電圧VU 、VV 、VW との比較による時
点信号、第2の時点信号であるC4〜C6は夫々、第2
の基準電圧VR2に等しい基準電圧VRと端子電圧VU
、VV 、VW との比較による時点信号である。
【0031】切り換え手段としての基準電圧切り換え回
路46は、基準電圧発生回路15においてつくられた第
1の基準電圧VR1と第2の基準電圧VR2とを入力
し、通電区間と比較回路45から出力される時点信号C
1〜C6に応じて何れか一方の基準電圧を選択して、比
較回路45に対し基準電圧VRとして出力するように構
成されている。すなわち、例えばU相において、端子電
圧VU に現れる誘起電圧が増加する通電区間M1(図2
参照)では、最初に第2の基準電圧VR2を基準電圧V
Rとして選択し、比較回路45において基準電圧VR
(=VR2)と誘起電圧とが交差して時点信号C4がロ
ウレベルからハイレベルへと変化した後は、基準電圧V
R1を基準電圧VRとして選択して比較回路45へ出力
するするようになっている。また、端子電圧に現れる誘
起電圧が減少する通電区間M4(図2参照)において
は、最初に第1の基準電圧VR1を基準電圧VRとして
選択し、比較回路45において基準電圧VR(=VR
1)と誘起電圧とが交差して時点信号C1がハイレベル
からロウレベルへと変化した後は、第2の基準電圧VR
2を基準電圧VRとして選択して比較回路45へ出力す
るするようになっている。
【0032】このような構成によれば、基準電圧切り換
え回路46が、通電区間及び時点信号C1〜C6の状態
に応じて、第1の基準電圧VR1と第2の基準電圧VR
2とを適宜切り換えて1つの基準電圧VRとして比較回
路45へ出力するので、比較回路45においては、各相
について1つの比較器がその基準電圧VRと各相の端子
電圧とを比較することにより、第1及び第2の基準電圧
VR1、VR2に対応した第1及び第2の時点信号C1
〜C3及びC4〜C6を得ることができる。また、この
時点信号C1〜C6から位置検出信号を生成する制御回
路44の動作は前述した第1実施例と同様である。
【0033】従って、本実施例によれば、誘起電圧がそ
のゼロクロス電圧レベルすなわちE/2の端子電圧にお
いて平坦部を有するブラシレスモータ35を駆動する場
合であっても、より少ない比較器(本実施例では相数に
等しい3個)を用いて正しい位置検出信号を得ることが
でき、以て駆動装置11のコストを低減することができ
る。
【0034】次に、本発明の第3実施例について図5乃
至図8を参照して説明する。なお、図5において図1と
同一構成部分には同一符号を付して説明を省略し、異な
った構成部分についてのみ説明する。
【0035】駆動装置の電気的構成を示す図5におい
て、基準電圧発生回路47は、分圧用の抵抗16〜18
が直列に接続されており、これらの抵抗値は、その抵抗
16と抵抗17との共通接続点の電圧VR1が(E/2
+e)となるように設定されている。この基準電圧VR
1は比較回路48へ与えられる。
【0036】比較回路48は、各相毎に1つの比較器を
備えており、基準電圧VR1と電圧検出回路36におい
て検出されたブラシレスモータ35の各相の端子電圧V
U 、VV 、VW とを比較して、ハイレベル又はロウレベ
ルを有する3つの時点信号C1〜C3を得て、制御回路
49に対して出力するようになっている。また、制御回
路49は、比較回路48において得られた時点信号C1
〜C3と後述する角度幅θとに基づいて位置検出信号を
得た後、その位置検出信号を約30[deg]遅らせる
ことにより転流信号を得るようになっている。
【0037】さて、上記構成を有する駆動装置11によ
って、誘起電圧がそのゼロクロス電圧レベルにおいて平
坦部を有するブラシレスモータ35を駆動する場合にお
ける本実施例の作用について図6乃至図8も参照して説
明する。
【0038】図8に示すブラシレスモータ35の誘起電
圧波形において、そのゼロクロス電圧レベル付近に存在
する平坦部は、前述したようにモータ構造に起因して生
じるので、回転数にはほとんど依存せず略一定の角度幅
θ[deg]を有する。そこで、予めこの角度幅θ[d
eg]を測定しておき、制御回路49にパラメータとし
て設定する。
【0039】上記ブラシレスモータ35を駆動したとき
の端子電圧波形、基準電圧VR1、及び位置検出信号波
形は図6に示す通りであり、前述したように、誘起電圧
波形の平坦部の中央位置で位置検出信号の立上り又は立
下りを検出したときに、最適な転流を行うことができ
る。そこで、その検出方法について区間M1及び区間M
4のゼロクロス点付近を拡大して示す図7を参照してU
相について具体的に説明する。
【0040】比較回路48は、区間M1においては、時
刻t3においてU相端子電圧VU が基準電圧VR1と交
差すると、時点信号C1がロウレベルからハイレベルへ
と変化し、区間M4においては、時刻t4においてU相
端子電圧VU が基準電圧VR1と交差すると時点信号C
1がハイレベルからロウレベルへと変化する。
【0041】この時点信号C1が入力される制御回路4
9は、予めパラメータとして有する前述した誘起電圧の
平坦部の角度幅θ[deg]を、回転周波数の周期[s
ec]を360[deg]として時間F[sec]に換
算する。そして、区間M1においては、時刻t3からF
/2の時間だけ前の時刻t2を演算により求め、区間M
4においては、時刻t4からF/2の時間だけ後の時刻
t5を演算により求め、その時点をもってU相の位置検
出信号の立上りと立下りを検出している。そして、この
ようにして求めた位置検出信号の変化時点t2、t5
は、ブラシレスモータ35の誘起電圧波形の平坦部の略
中央位置に相当している。
【0042】このように、本実施例によれば、誘起電圧
がそのゼロクロス電圧レベルすなわちE/2の端子電圧
において平坦部を有するブラシレスモータ35を駆動す
る場合において、予めその平坦部の角度幅θを測定し、
制御回路49にパラメータとして設定するので、端子電
圧と比較される基準電圧値が1つだけであっても、その
時点信号を、その角度幅θに相当する時間Fの1/2だ
けずらすことによって正しい位置検出信号を得ることが
できる。また、比較回路48の有する比較器は相数と同
じ3個のみで構成できるので、駆動装置11のコストを
低減することができる。
【0043】次に、本発明の第4実施例について図9及
び図10を参照して説明する。なお、図9において図1
と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略し、異
なった構成部分についてのみ説明する。
【0044】駆動装置の電気的構成を示す図9におい
て、比較回路50は、U相については、基準電圧発生回
路15においてつくられた第1及び第2の基準電圧VR
1、VR2と、電圧検出回路36において検出されたブ
ラシレスモータ35のU相端子電圧VU とを内部に有す
る2個の比較器によって比較して、第1及び第2の時点
信号C1、C4を得る。また、V相とW相については、
基準電圧VR1とブラシレスモータ35のV相及びW相
端子電圧VV 、VW とを内部に有する夫々1個づつの比
較器によって比較して、時点信号C2及びC3を得る。
そして、これら4つの時点信号C1〜C4が制御回路5
1に対して出力されるように構成されている。
【0045】制御回路51は、U相については、比較回
路50においてU相に関し得られた第1及び第2の時点
信号C1、C4に基づいて位置検出信号を得、V相とW
相については、比較回路50においてV相とW相に関し
得られた夫々1つの時点信号C2、C3と、U相に関す
る時点信号C1、C4とに基づいて位置検出信号を得る
ように構成されている。
【0046】さて、上記構成を有する駆動装置11によ
って、誘起電圧がそのゼロクロス電圧レベルにおいて平
坦部を有するブラシレスモータ35を駆動する場合にお
ける本実施例の作用について、区間M1(図2参照)を
例に図10も参照して説明する。
【0047】まず、U相の位置検出信号については、第
1実施例において図3を参照して説明した動作と同様
に、比較回路50において、第1及び第2の基準電圧V
R1、VR2とU相端子電圧VU とを夫々比較して第1
及び第2の時点信号C1、C4を得た後、制御回路51
において、その時点信号C1、C4の変化時刻t1、t
3の中間時刻t2を演算により求めればよい。その際、
時点信号C1とC4の立上り位置の時間間隔tを(t3
−t1)により求めておく。この時間間隔tは、その回
転数における誘起電圧の平坦部の時間幅に略等しく、他
の相の位置検出信号を生成するために用いられる。
【0048】一方、V相とW相においては、比較回路5
0において1つの基準電圧VR1とV相及びW相端子電
圧VV 、VW とを夫々比較して時点信号C2、C3を得
た後、制御回路51において、時点信号C2、C3夫々
の変化時刻t5、t7からt/2の時間だけ前の時刻t
4、t6を演算により求め、その時刻をV相とW相の位
置検出信号の立上り位置として、その位置から位相を3
0[deg]遅らせた転流信号を生成する。なお、この
場合に用いる平坦部の時間幅tは、最も新しく得られた
U相の時点信号C1、C4に基づいて演算された値、又
はその演算された時間幅tを複数周期分について平均し
た値を使用する。
【0049】以上のように、本実施例によれば、誘起電
圧がそのゼロクロス電圧レベルすなわちE/2の端子電
圧において平坦部を有するブラシレスモータ35を駆動
する場合において、任意の1相については(E/2+
e)と(E/2−e)の値を夫々有する第1及び第2の
基準電圧と端子電圧とを比較することにより、誘起電圧
の平坦部の中間位置を位置検出信号の変化点として検出
し、他の相については、1つの基準電圧と端子電圧とを
比較して得た時点信号の変化点を、前記1相について得
られた第1及び第2の時点信号の時間差tの1/2だけ
ずらすことにより正しい位置検出信号を検出できる。ま
た、比較回路50の比較器は相数に等しい数より1個だ
け多い4個のみで構成できるので、駆動装置のコストを
低減することができる。
【0050】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような拡張または
変更が可能である。インバータ回路21の出力電圧の制
御は、直流電源12の直流電圧Eを変化させるPAM制
御方式の他、PWM制御方式を用いても同様に適用でき
る。
【0051】また、実施例3においては、基準電圧とし
て(E/2−e)なる電圧値を用いても良い。同様に、
実施例4においても、V相とW相の基準電圧として(E
/2−e)なる電圧値を用いても良い。さらに、第1の
基準電圧VR1及び第2の基準電圧VR2と、E/2と
の夫々の差は、上記では同一の電圧値eとしているが、
異なっていても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明は、永久磁石を有するロータと複
数相の巻線を有するステータとを備えたブラシレスモー
タを駆動するインバータ回路と、このインバータ回路に
電力を供給する電源とを備え、比較手段において、基準
電圧発生手段で生成された第1又は第2の基準電圧と電
圧検出手段で検出されたブラシレスモータの端子電圧と
を比較して第1又は第2の時点信号を得るとともに、制
御手段において、この時点信号に基づいてブラシレスモ
ータのロータの回転位置を示す位置検出信号を得て、そ
の位置検出信号に応じて巻線への通電を制御するので、
ブラシレスモータの誘起電圧波形が正弦波と異なってい
るような場合、例えば誘起電圧波形がゼロクロス電圧レ
ベルすなわちE/2の端子電圧において平坦部を有する
場合であっても、ロータの回転位置を示す位置検出信号
を正しく検出することができ、ブラシレスモータを低騒
音、低振動で安定して駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブラシレスモータの
駆動装置の電気的構成図
【図2】誘起電圧のゼロクロス電圧レベルに平坦部を有
するブラシレスモータについての端子電圧波形及び位置
検出信号波形を示す図
【図3】図2の一部分の拡大図
【図4】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図6】図2相当図
【図7】図3相当図
【図8】ブラシレスモータの誘起電圧波形を示す図
【図9】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図10】図3相当図
【図11】従来例を示す図1相当図
【図12】正弦波の誘起電圧を有するブラシレスモータ
についての図2相当図
【図13】正弦波の誘起電圧を有するブラシレスモータ
についての図3相当図
【図14】図2相当図
【図15】図3相当図
【符号の説明】
1、11は駆動装置、2、35はブラシレスモータ、
3、21はインバータ回路、4、12は直流電源、5、
15、47は基準電圧発生回路(基準電圧発生手段)、
6、36は電圧検出回路(電圧検出手段)、7、43、
45、48、50は比較回路(比較手段)、8、44、
49、51は制御回路(制御手段)、46は基準電圧切
り換え回路(切り換え手段)である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石を有するロータと複数相の巻線
    を有するステータとを備えてなるブラシレスモータを駆
    動するインバータ回路と、 このインバータ回路に電力を供給する電源と、 前記複数相の巻線の端子電圧を検出する電圧検出手段
    と、 前記端子電圧のゼロクロス時点に対応した特定値より高
    い値の第1の基準電圧及び低い値の第2の基準電圧を発
    生する基準電圧発生手段と、 前記電圧検出手段で検出された端子電圧と前記第1及び
    第2の基準電圧とを比較し、端子電圧が第1及び第2の
    基準電圧と夫々交差する第1及び第2の時点に対応した
    第1及び第2の時点信号を得る比較手段と、 この比較手段で得られた第1及び第2の時点信号に基づ
    いて前記ロータの回転位置を示す位置検出信号を第1及
    び第2の時点の間の時点で得るとともに、その位置検出
    信号に応じて前記巻線への通電を制御する転流信号を出
    力する制御手段とを備えたことを特徴とするブラシレス
    モータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 制御手段が、第1及び第2の時点の中間
    時点に対応した位置検出信号を得るようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のブラシレスモータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、複数相のうち少なくとも1
    つの相を除く他の相の位置検出信号を検出するために、
    1つの基準電圧を発生する基準電圧発生手段と1つの時
    点信号を得る比較手段とを備えることにより得た時点信
    号の時点を基準に位置検出信号を生成することを特徴と
    する請求項1記載のブラシレスモータの駆動装置。
  4. 【請求項4】 特定値と第1及び第2の基準電圧との間
    の夫々の差が、ブラシレスモータの誘起電圧の大きさに
    比べ十分に小さいことを特徴とする請求項1乃至3の何
    れかに記載のブラシレスモータの駆動装置。
  5. 【請求項5】 特定値と第1及び第2の基準電圧との間
    の夫々の差が、互いに略同一値であることを特徴とする
    請求項1乃至4の何れかに記載のブラシレスモータの駆
    動装置。
  6. 【請求項6】 基準電圧発生手段で発生される第1及び
    第2の基準電圧を択一的に順に選択する切り換え手段を
    設け、比較手段において、この切り換え手段で選択され
    た基準電圧と電圧検出手段で検出された端子電圧とを比
    較して第1及び第2の時点信号を得るようにしたことを
    特徴とする請求項1、2、4、又は5の何れかに記載の
    ブラシレスモータの駆動装置。
  7. 【請求項7】 永久磁石を有するロータと複数相の巻線
    を有するステータとを備えてなるブラシレスモータを駆
    動するインバータ回路と、 このインバータ回路に電力を供給する電源と、 前記複数相の巻線の端子電圧を検出する電圧検出手段
    と、 前記端子電圧のゼロクロス時点に対応した特定値に対し
    て所定差をもつ1つの基準電圧を発生する基準電圧発生
    手段と、 前記電圧検出手段で検出された端子電圧と前記基準電圧
    とを比較し、端子電圧が基準電圧と交差する時点に対応
    した時点信号を得る比較手段と、 この時点信号と予め測定されたブラシレスモータの誘起
    電圧波形とに基づいて位置検出信号を得るとともに、そ
    の位置検出信号に応じて前記巻線への通電を制御する転
    流信号を出力する制御手段とを備えたことを特徴とする
    ブラシレスモータの駆動装置。
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