JPH09163791A - 電動式圧縮機の駆動方法及び駆動装置 - Google Patents
電動式圧縮機の駆動方法及び駆動装置Info
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- JPH09163791A JPH09163791A JP7318787A JP31878795A JPH09163791A JP H09163791 A JPH09163791 A JP H09163791A JP 7318787 A JP7318787 A JP 7318787A JP 31878795 A JP31878795 A JP 31878795A JP H09163791 A JPH09163791 A JP H09163791A
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- transistors
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C28/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
- F04C28/06—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids specially adapted for stopping, starting, idling or no-load operation
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
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- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/0042—Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
- F04C29/0085—Prime movers
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P6/00—Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
- H02P6/24—Arrangements for stopping
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- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2240/00—Components
- F04C2240/40—Electric motor
- F04C2240/403—Electric motor with inverter for speed control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2270/00—Control; Monitoring or safety arrangements
- F04C2270/70—Safety, emergency conditions or requirements
- F04C2270/72—Safety, emergency conditions or requirements preventing reverse rotation
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インバータのトランジスタが破壊されずに可
動圧縮部の逆回転や騒音及び振動の発生を防止し得る電
動式圧縮機の駆動装置を提供すること。 【解決手段】 この電動式圧縮機の駆動装置は、各励磁
コイル121,122,123を結合して成る三相直流
モータ12で駆動される圧縮部13を含む圧縮機11本
体に対し、三相直流モータ12へ相電流を供給する6個
のトランジスタTrU + 〜TrW - を有するインバータ
15と、各トランジスタTrU + 〜TrW - のスイッチ
ング動作を制御する駆動制御信号を発生する制御回路1
4とから成る。制御回路14は、駆動制御信号により三
相直流モータ12を介して圧縮機11本体を停止する
際、スイッチング動作として全トランジスタTrU + 〜
TrW - を短時間オフしてから上アーム(TrU + ,T
rV + ,TrW + )をオフにしたまま下アーム(TrU
- ,TrV - ,TrW - )を所定時間以上オンする。
動圧縮部の逆回転や騒音及び振動の発生を防止し得る電
動式圧縮機の駆動装置を提供すること。 【解決手段】 この電動式圧縮機の駆動装置は、各励磁
コイル121,122,123を結合して成る三相直流
モータ12で駆動される圧縮部13を含む圧縮機11本
体に対し、三相直流モータ12へ相電流を供給する6個
のトランジスタTrU + 〜TrW - を有するインバータ
15と、各トランジスタTrU + 〜TrW - のスイッチ
ング動作を制御する駆動制御信号を発生する制御回路1
4とから成る。制御回路14は、駆動制御信号により三
相直流モータ12を介して圧縮機11本体を停止する
際、スイッチング動作として全トランジスタTrU + 〜
TrW - を短時間オフしてから上アーム(TrU + ,T
rV + ,TrW + )をオフにしたまま下アーム(TrU
- ,TrV - ,TrW - )を所定時間以上オンする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空調装置や
冷却装置等に使用されると共に、インバータにより駆動
される直流(DC)ブラシレスモータ等の三相直流モー
タを一体的に備えた電動式圧縮機の駆動方法及び駆動装
置に関する。
冷却装置等に使用されると共に、インバータにより駆動
される直流(DC)ブラシレスモータ等の三相直流モー
タを一体的に備えた電動式圧縮機の駆動方法及び駆動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動式圧縮機の駆動装置
としては、例えば特開平2−215981号公報に開示
されたものが挙げられる。
としては、例えば特開平2−215981号公報に開示
されたものが挙げられる。
【0003】この電動式圧縮機は、3つの励磁コイル1
21,122,123を結合して成る三相直流モータ1
2を備えると共に、圧縮効率を上げるために圧縮部13
の吸入用及び吐出用の弁機構を排除したタイプの圧縮機
11(無弁型圧縮機と呼ばれる)本体から成っている。
圧縮機11用の駆動装置は、駆動回路17及び結線切替
回路16から成り、駆動回路17により結線切替回路1
6を介して三相直流モータ12に駆動電流を与えて圧縮
部13の可動スクロール体(可動圧縮部)を駆動するよ
うになっている。
21,122,123を結合して成る三相直流モータ1
2を備えると共に、圧縮効率を上げるために圧縮部13
の吸入用及び吐出用の弁機構を排除したタイプの圧縮機
11(無弁型圧縮機と呼ばれる)本体から成っている。
圧縮機11用の駆動装置は、駆動回路17及び結線切替
回路16から成り、駆動回路17により結線切替回路1
6を介して三相直流モータ12に駆動電流を与えて圧縮
部13の可動スクロール体(可動圧縮部)を駆動するよ
うになっている。
【0004】結線切替回路16は、各励磁コイル12
1,122,123と駆動回路17とをそれぞれ別個に
結線するための3つのスイッチ16a,16b,16c
から成っている。更に、スイッチ16aは接点A,Bを
有し、スイッチ16bは接点CD,Eを有し、スイッチ
16cは接点F,G,Hを有している。
1,122,123と駆動回路17とをそれぞれ別個に
結線するための3つのスイッチ16a,16b,16c
から成っている。更に、スイッチ16aは接点A,Bを
有し、スイッチ16bは接点CD,Eを有し、スイッチ
16cは接点F,G,Hを有している。
【0005】ここで、結線切替回路16は、吸入圧力及
び吐出圧力の圧力差が所定以上であるときに駆動回路1
7からの駆動電流の供給を止めて可動スクロール体を停
止すると、圧力差によって可動スクロール体が逆回転を
起こして振動やノイズを発生するのを防止するために設
けられている。
び吐出圧力の圧力差が所定以上であるときに駆動回路1
7からの駆動電流の供給を止めて可動スクロール体を停
止すると、圧力差によって可動スクロール体が逆回転を
起こして振動やノイズを発生するのを防止するために設
けられている。
【0006】この電動式圧縮機の駆動装置において、圧
縮機11を駆動する場合には結線切替回路16を介して
駆動回路17及び励磁コイル121,122,123を
結線するが、圧縮機11を停止する場合には結線切替回
路16によって各励磁コイル121,122,123同
士を結線して閉回路を構成する。
縮機11を駆動する場合には結線切替回路16を介して
駆動回路17及び励磁コイル121,122,123を
結線するが、圧縮機11を停止する場合には結線切替回
路16によって各励磁コイル121,122,123同
士を結線して閉回路を構成する。
【0007】このように、結線切替回路16を介在させ
ての三相直流モータ12による圧縮機11の停止時に各
励磁コイル121,122,123同士を結線して閉回
路を構成すると、圧縮部13の可動スクロール体の逆回
転によって各励磁コイル121,122,123に逆起
電力が生じ、この逆起電力に伴って各励磁コイル12
1,122,123には磁界が発生して可動スクロール
体には正回転方向の力が働くため、可動スクロール体の
逆回転が防止される。この結果、振動や騒音の発生が回
避されるようになっている。
ての三相直流モータ12による圧縮機11の停止時に各
励磁コイル121,122,123同士を結線して閉回
路を構成すると、圧縮部13の可動スクロール体の逆回
転によって各励磁コイル121,122,123に逆起
電力が生じ、この逆起電力に伴って各励磁コイル12
1,122,123には磁界が発生して可動スクロール
体には正回転方向の力が働くため、可動スクロール体の
逆回転が防止される。この結果、振動や騒音の発生が回
避されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した電動式圧縮機
の駆動装置の場合、駆動回路や結線切替回路を用いて圧
縮機を停止させて可動スクロール体における逆回転を防
止しているが、切替回路を排除して駆動回路(インバー
タ)のみで同等の機能を持たせるべく、三相全波駆動方
式のインバータを用いて三相直流モータを介して可動ス
クロール体を駆動するタイプの電動式圧縮機で同様な機
能を得ようとすると、圧縮機の停止時にインバータを構
成するトランジスタに過大電流が流れてトランジスタが
破壊されてしまう危険がある。
の駆動装置の場合、駆動回路や結線切替回路を用いて圧
縮機を停止させて可動スクロール体における逆回転を防
止しているが、切替回路を排除して駆動回路(インバー
タ)のみで同等の機能を持たせるべく、三相全波駆動方
式のインバータを用いて三相直流モータを介して可動ス
クロール体を駆動するタイプの電動式圧縮機で同様な機
能を得ようとすると、圧縮機の停止時にインバータを構
成するトランジスタに過大電流が流れてトランジスタが
破壊されてしまう危険がある。
【0009】具体的に云えば、通常三相直流モータを駆
動するインバータは総計6個のトランジスタが用いら
れ、各トランジスタは三相直流モータ用の直流電源にお
けるプラス側とマイナス側とに区別されて直流電源に接
続される。ここで圧縮機を停止させる場合、各トランジ
スタのスイッチング動作としてプラス側に接続された各
トランジスタ(上アームと呼ばれる)をオフにすると共
に、マイナス側に接続された各トランジスタ(下アーム
と呼ばれる)をオンにする駆動制御を行えば良いが、こ
のときに下アームの各トランジスタに過大電流が流れて
しまう。
動するインバータは総計6個のトランジスタが用いら
れ、各トランジスタは三相直流モータ用の直流電源にお
けるプラス側とマイナス側とに区別されて直流電源に接
続される。ここで圧縮機を停止させる場合、各トランジ
スタのスイッチング動作としてプラス側に接続された各
トランジスタ(上アームと呼ばれる)をオフにすると共
に、マイナス側に接続された各トランジスタ(下アーム
と呼ばれる)をオンにする駆動制御を行えば良いが、こ
のときに下アームの各トランジスタに過大電流が流れて
しまう。
【0010】そこで、各トランジスタの破壊防止を計る
ためには電流容量の大きなトランジスタを使用すれば良
いが、このように圧縮機の停止時の過大電流対策として
大電流容量のトランジスタを使用することはコスト面で
不利であり、実施し難いという問題がある。
ためには電流容量の大きなトランジスタを使用すれば良
いが、このように圧縮機の停止時の過大電流対策として
大電流容量のトランジスタを使用することはコスト面で
不利であり、実施し難いという問題がある。
【0011】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、インバータのトラ
ンジスタが破壊されることなく、可動圧縮部の逆回転や
騒音及び振動の発生を防止し得る電動式圧縮機の駆動方
法及び駆動装置を提供することにある。
なされたもので、その技術的課題は、インバータのトラ
ンジスタが破壊されることなく、可動圧縮部の逆回転や
騒音及び振動の発生を防止し得る電動式圧縮機の駆動方
法及び駆動装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、三相直
流モータで駆動される可動圧縮部を含む電動式圧縮機に
おける該三相直流モータに対し、直流電源が印加される
インバータにおける所定数のトランジスタのスイッチン
グ動作に従って相電流を供給する際、該スイッチング動
作を制御回路から駆動制御する駆動段階を含む電動式圧
縮機の駆動制御方法において、駆動段階は、駆動制御に
より三相直流モータを介して圧縮機本体を停止する際、
初期的スイッチング動作として所定数のトランジスタの
全部を短時間オフする短時間オフ制御段階と、後期的ス
イッチング動作として所定数のトランジスタのうちのプ
ラス側に接続されたものをオフにしたままマイナス側に
接続されたものを所定時間以上オンにする動作切り替え
制御段階とを含む電動式圧縮機の駆動方法が得られる。
流モータで駆動される可動圧縮部を含む電動式圧縮機に
おける該三相直流モータに対し、直流電源が印加される
インバータにおける所定数のトランジスタのスイッチン
グ動作に従って相電流を供給する際、該スイッチング動
作を制御回路から駆動制御する駆動段階を含む電動式圧
縮機の駆動制御方法において、駆動段階は、駆動制御に
より三相直流モータを介して圧縮機本体を停止する際、
初期的スイッチング動作として所定数のトランジスタの
全部を短時間オフする短時間オフ制御段階と、後期的ス
イッチング動作として所定数のトランジスタのうちのプ
ラス側に接続されたものをオフにしたままマイナス側に
接続されたものを所定時間以上オンにする動作切り替え
制御段階とを含む電動式圧縮機の駆動方法が得られる。
【0013】一方、本発明によれば、三相直流モータで
駆動される可動圧縮部を含む電動式圧縮機における該三
相直流モータへ相電流を供給するための所定数のトラン
ジスタを有するインバータと、所定数のトランジスタの
スイッチング動作を制御するための駆動制御信号を発生
する制御回路とから成る電動式圧縮機の駆動装置におい
て、所定数のトランジスタは、プラス側とマイナス側と
に区別されてそれぞれ三相直流モータ用の直流電源と制
御回路とに接続され、制御回路は、三相直流モータを介
して圧縮機本体を停止する際、駆動制御信号により所定
数のトランジスタのスイッチング動作として全部を短時
間オフしてから該所定数のトランジスタのうちのプラス
側に接続されたものをオフにしたままマイナス側に接続
されたものを所定時間以上オンにする電動式圧縮機の駆
動装置が得られる。
駆動される可動圧縮部を含む電動式圧縮機における該三
相直流モータへ相電流を供給するための所定数のトラン
ジスタを有するインバータと、所定数のトランジスタの
スイッチング動作を制御するための駆動制御信号を発生
する制御回路とから成る電動式圧縮機の駆動装置におい
て、所定数のトランジスタは、プラス側とマイナス側と
に区別されてそれぞれ三相直流モータ用の直流電源と制
御回路とに接続され、制御回路は、三相直流モータを介
して圧縮機本体を停止する際、駆動制御信号により所定
数のトランジスタのスイッチング動作として全部を短時
間オフしてから該所定数のトランジスタのうちのプラス
側に接続されたものをオフにしたままマイナス側に接続
されたものを所定時間以上オンにする電動式圧縮機の駆
動装置が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明のス
クロール型圧縮機の駆動方法及び駆動装置について、図
面を参照して詳細に説明する。
クロール型圧縮機の駆動方法及び駆動装置について、図
面を参照して詳細に説明する。
【0015】最初に、本発明のスクロール型圧縮機の駆
動方法の概要について簡単に説明する。この駆動方法
は、三相直流モータで駆動される可動圧縮部を含む電動
式圧縮機における三相直流モータに対し、直流電源が印
加されるインバータにおける所定数のトランジスタのス
イッチング動作に従って相電流を供給する際、そのスイ
ッチング動作を制御回路から駆動制御する駆動段階にお
いて、駆動制御により三相直流モータを介して圧縮機本
体を停止する際、初期的スイッチング動作として所定数
のトランジスタの全部を短時間オフする短時間オフ制御
段階と、後期的スイッチング動作として所定数のトラン
ジスタのうちのプラス側に接続されたものをオフにした
ままマイナス側に接続されたものを所定時間以上オンに
する動作切り替え制御段階とを含むものである。
動方法の概要について簡単に説明する。この駆動方法
は、三相直流モータで駆動される可動圧縮部を含む電動
式圧縮機における三相直流モータに対し、直流電源が印
加されるインバータにおける所定数のトランジスタのス
イッチング動作に従って相電流を供給する際、そのスイ
ッチング動作を制御回路から駆動制御する駆動段階にお
いて、駆動制御により三相直流モータを介して圧縮機本
体を停止する際、初期的スイッチング動作として所定数
のトランジスタの全部を短時間オフする短時間オフ制御
段階と、後期的スイッチング動作として所定数のトラン
ジスタのうちのプラス側に接続されたものをオフにした
ままマイナス側に接続されたものを所定時間以上オンに
する動作切り替え制御段階とを含むものである。
【0016】図1は、このような駆動方法を適用した本
発明の一実施例に係る電動式圧縮機の駆動装置の基本構
成を示したものである。
発明の一実施例に係る電動式圧縮機の駆動装置の基本構
成を示したものである。
【0017】この電動式圧縮機の駆動装置は、3つの励
磁コイル121,122,123を結合して成る三相直
流モータ12で駆動される圧縮部13を含む圧縮機11
本体に対し、三相直流モータ12へ相電流を供給するた
めの所定数(ここでは6個)のトランジスタTrU + 〜
TrW - を有するインバータ15と、各トランジスタT
rU + 〜TrW - のスイッチング動作を制御するための
駆動制御信号を発生する制御回路14とから成る。尚、
ここでも圧縮機11本体は圧縮効率を上げるために圧縮
部13の吸入用及び吐出用の弁機構を排除した無弁型と
なっている。
磁コイル121,122,123を結合して成る三相直
流モータ12で駆動される圧縮部13を含む圧縮機11
本体に対し、三相直流モータ12へ相電流を供給するた
めの所定数(ここでは6個)のトランジスタTrU + 〜
TrW - を有するインバータ15と、各トランジスタT
rU + 〜TrW - のスイッチング動作を制御するための
駆動制御信号を発生する制御回路14とから成る。尚、
ここでも圧縮機11本体は圧縮効率を上げるために圧縮
部13の吸入用及び吐出用の弁機構を排除した無弁型と
なっている。
【0018】ここで、三相直流モータ12としては、ロ
ータが永久磁石(図示せず)より成り、ステータが上述
した3つの励磁コイル121,122,123から成る
直流(DC)ブラシレスモータが用いられている。
ータが永久磁石(図示せず)より成り、ステータが上述
した3つの励磁コイル121,122,123から成る
直流(DC)ブラシレスモータが用いられている。
【0019】又、インバータ15における各トランジス
タTrU + 〜TrW - はプラス側とマイナス側とに区別
されてそれぞれ三相直流モータ12用の直流電源VM と
制御回路14とに接続され、プラス側のもの(T
rU + ,TrV + ,TrW + )で上アームを成し、マイ
ナス側のもの(TrU - ,TrV - ,TrW - )で下ア
ームを成している。
タTrU + 〜TrW - はプラス側とマイナス側とに区別
されてそれぞれ三相直流モータ12用の直流電源VM と
制御回路14とに接続され、プラス側のもの(T
rU + ,TrV + ,TrW + )で上アームを成し、マイ
ナス側のもの(TrU - ,TrV - ,TrW - )で下ア
ームを成している。
【0020】更に、各トランジスタTrU + 〜TrW -
のエミッタ及びコレクタの間には、それぞれ三相直流モ
ータから発生する逆起電流を直流電源に還流させるため
の還流ダイオードDU + 〜DW - が接続されている。こ
れらの各ダイオードDU + 〜DW - は、三相直流モータ
12の停止時,或いはパルス幅変調(PWM)駆動での
チョッピング(波形の最低部,最高部のうちの一方又は
両方を除去すること)オフ時に三相直流モータ12の各
励磁コイル121,122,123から発生する逆起電
力を直流電源VM に戻すためのものであり、通常のトラ
ンジスタ(各トランジスタTrU + 〜TrW - )と同じ
電流容量のものが使用されている。即ち、これらのダイ
オードDU + 〜DW - は、各トランジスタTrU + 〜T
rW - を逆起電圧による破壊から保護する役目を担って
いる。
のエミッタ及びコレクタの間には、それぞれ三相直流モ
ータから発生する逆起電流を直流電源に還流させるため
の還流ダイオードDU + 〜DW - が接続されている。こ
れらの各ダイオードDU + 〜DW - は、三相直流モータ
12の停止時,或いはパルス幅変調(PWM)駆動での
チョッピング(波形の最低部,最高部のうちの一方又は
両方を除去すること)オフ時に三相直流モータ12の各
励磁コイル121,122,123から発生する逆起電
力を直流電源VM に戻すためのものであり、通常のトラ
ンジスタ(各トランジスタTrU + 〜TrW - )と同じ
電流容量のものが使用されている。即ち、これらのダイ
オードDU + 〜DW - は、各トランジスタTrU + 〜T
rW - を逆起電圧による破壊から保護する役目を担って
いる。
【0021】加えて、各トランジスタTrU + 〜TrW
- のベース側は制御回路14に接続され、上アーム(T
rU + ,TrV + ,TrW + )のコレクタ側と下アーム
(TrU - ,TrV - ,TrW - )のエミッタ側とは各
トランジスタTrU + 〜TrW - に電源供給を行うため
の直流電源VM に接続され、この直流電源VM の両極間
には平滑用コンデンサCが介挿されている。
- のベース側は制御回路14に接続され、上アーム(T
rU + ,TrV + ,TrW + )のコレクタ側と下アーム
(TrU - ,TrV - ,TrW - )のエミッタ側とは各
トランジスタTrU + 〜TrW - に電源供給を行うため
の直流電源VM に接続され、この直流電源VM の両極間
には平滑用コンデンサCが介挿されている。
【0022】制御回路14は、三相直流モータ12を介
して圧縮機11本体を停止する際、駆動制御信号により
各トランジスタTrU + 〜TrW - のスイッチング動作
として全部を短時間オフしてから上アーム(TrU + ,
TrV + ,TrW + )をオフにしたまま下アーム(Tr
U - ,TrV - ,TrW - )を所定時間以上オンにす
る。これにより、圧縮機11本体が停止する。
して圧縮機11本体を停止する際、駆動制御信号により
各トランジスタTrU + 〜TrW - のスイッチング動作
として全部を短時間オフしてから上アーム(TrU + ,
TrV + ,TrW + )をオフにしたまま下アーム(Tr
U - ,TrV - ,TrW - )を所定時間以上オンにす
る。これにより、圧縮機11本体が停止する。
【0023】インバータ15では、圧縮機11本体が通
常運転(動作)状態にある場合、各トランジスタTrU
+ 〜TrW - が制御回路14からの駆動制御信号を受け
て直流電源VM から印加される直流電圧を三相(U相,
V相,W相)の交流に変換して圧縮機11に備えられる
三相直流モータ12へ駆動電流として供給する。
常運転(動作)状態にある場合、各トランジスタTrU
+ 〜TrW - が制御回路14からの駆動制御信号を受け
て直流電源VM から印加される直流電圧を三相(U相,
V相,W相)の交流に変換して圧縮機11に備えられる
三相直流モータ12へ駆動電流として供給する。
【0024】図2は、インバータ15を構成する各トラ
ンジスタTrU + 〜TrW - における上アーム(TrU
+ ,TrV + ,TrW + )と下アーム(TrU - ,Tr
V -,TrW - )とを制御回路14による駆動制御とは
無関係に同時にオフして圧縮機11を停止したときの時
間t(1秒/1区画)の経過に対する相電流Iψ(三相
直流モータ12においてインバータ15を接続している
三相のうちの一相のものに流れる電流),及びそのとき
の圧縮機11から発生する騒音Nの関係を示したもので
ある。
ンジスタTrU + 〜TrW - における上アーム(TrU
+ ,TrV + ,TrW + )と下アーム(TrU - ,Tr
V -,TrW - )とを制御回路14による駆動制御とは
無関係に同時にオフして圧縮機11を停止したときの時
間t(1秒/1区画)の経過に対する相電流Iψ(三相
直流モータ12においてインバータ15を接続している
三相のうちの一相のものに流れる電流),及びそのとき
の圧縮機11から発生する騒音Nの関係を示したもので
ある。
【0025】図2中において、区間E1は通常の運転を
行っている状態を示し、区間E2は両アーム(全トラン
ジスタTrU + 〜TrW - )を同時にオフさせて停止さ
せた状態を示している。
行っている状態を示し、区間E2は両アーム(全トラン
ジスタTrU + 〜TrW - )を同時にオフさせて停止さ
せた状態を示している。
【0026】ここでは、全トランジスタTrU + 〜Tr
W - を同時に停止させる(この瞬間を矢印Sで示す)
と、相電流Iψは直ちに零になるが、騒音Nの方は区間
E2中に含まれる区間E2B で急に高くなっている。
W - を同時に停止させる(この瞬間を矢印Sで示す)
と、相電流Iψは直ちに零になるが、騒音Nの方は区間
E2中に含まれる区間E2B で急に高くなっている。
【0027】即ち、区間E2中に含まれる初期的な区間
E2A は、三相直流モータ12への通電を停止してから
圧縮部13の可動スクロール体(可動圧縮部)が逆回転
するまでの時間であり、停止の瞬間の駆動電流は零で騒
音Nが低下し始めている。しかしながら、この後の区間
E2B では、圧縮機11により吐出された高圧の冷媒ガ
スによる圧力に押されて三相直流モータ12の駆動が停
止して自由な状態になるため、圧縮機11内部に高圧冷
媒ガスが逆流し、それに伴って可動スクロール体(可動
圧縮部)も逆回転することによって騒音Nが発生する。
E2A は、三相直流モータ12への通電を停止してから
圧縮部13の可動スクロール体(可動圧縮部)が逆回転
するまでの時間であり、停止の瞬間の駆動電流は零で騒
音Nが低下し始めている。しかしながら、この後の区間
E2B では、圧縮機11により吐出された高圧の冷媒ガ
スによる圧力に押されて三相直流モータ12の駆動が停
止して自由な状態になるため、圧縮機11内部に高圧冷
媒ガスが逆流し、それに伴って可動スクロール体(可動
圧縮部)も逆回転することによって騒音Nが発生する。
【0028】図3は、制御回路14によりインバータ1
5を駆動制御して圧縮機11を停止したときの時間t
(1秒/1区画)の経過に対する相電流Iψ及び騒音N
の関係を示したものである。
5を駆動制御して圧縮機11を停止したときの時間t
(1秒/1区画)の経過に対する相電流Iψ及び騒音N
の関係を示したものである。
【0029】図3中において、区間E1は通常の運転を
行っている状態を示し、区間E2は両アーム(全トラン
ジスタTrU + 〜TrW - )を短時間(数百msec)
同時にオフしている状態を示し、区間E3は上アーム
(TrU + ,TrV + ,TrW + )をオフにしたまま下
アーム(TrU - ,TrV - ,TrW - )をオンにした
状態を示している。
行っている状態を示し、区間E2は両アーム(全トラン
ジスタTrU + 〜TrW - )を短時間(数百msec)
同時にオフしている状態を示し、区間E3は上アーム
(TrU + ,TrV + ,TrW + )をオフにしたまま下
アーム(TrU - ,TrV - ,TrW - )をオンにした
状態を示している。
【0030】この駆動制御の場合、先ず区間E2で両ア
ーム(全トランジスタTrU + 〜TrW - )を同時にオ
フして圧縮機11の停止(この瞬間を矢印Sで示す)直
後に発生する振動過大電流CI(図3中に破線で示す)
を抑制する。因みに、ここでの駆動制御は、図2に示し
たように両アームをオフにして圧縮機11を停止すれば
振動電流は流れないため、可動スクロール体(可動圧縮
部)が逆回転を始める区間E2A で両アームをオフとし
て振動過大電流CIの発生を回避すると共に、可動スク
ロール体(可動圧縮部)の逆回転を防止したものに他な
らない。
ーム(全トランジスタTrU + 〜TrW - )を同時にオ
フして圧縮機11の停止(この瞬間を矢印Sで示す)直
後に発生する振動過大電流CI(図3中に破線で示す)
を抑制する。因みに、ここでの駆動制御は、図2に示し
たように両アームをオフにして圧縮機11を停止すれば
振動電流は流れないため、可動スクロール体(可動圧縮
部)が逆回転を始める区間E2A で両アームをオフとし
て振動過大電流CIの発生を回避すると共に、可動スク
ロール体(可動圧縮部)の逆回転を防止したものに他な
らない。
【0031】次に、区間E3では上アーム(TrU + ,
TrV + ,TrW + )をオフにしているために三相直流
モータ12への通電が遮断され、三相直流モータ12は
停止状態にあるが、同時に下アーム(TrU - ,TrV
- ,TrW - )をオンにしているために下アーム(Tr
U - ,TrV - ,TrW - )自体とこれらに接続された
各還流ダイオードDU - ,DV - ,DW - とによって各
励磁コイル121,122,123同士が短絡された状
態となる。
TrV + ,TrW + )をオフにしているために三相直流
モータ12への通電が遮断され、三相直流モータ12は
停止状態にあるが、同時に下アーム(TrU - ,TrV
- ,TrW - )をオンにしているために下アーム(Tr
U - ,TrV - ,TrW - )自体とこれらに接続された
各還流ダイオードDU - ,DV - ,DW - とによって各
励磁コイル121,122,123同士が短絡された状
態となる。
【0032】即ち、ここでの駆動制御(区間E3)の場
合、図2で説明した場合とは違って相電流Iψに振動電
流が発生する。これは各励磁コイル121,122,1
23同士が短絡されているため、可動スクロール体(可
動圧縮部)に制動がかかって冷媒ガスの圧力では逆回転
しない代わり、制動力及び圧力のバランスを保ちつつ可
動スクロール体(可動圧縮部)が微振動して振動電流と
なって現れることによる。それでも可動スクロール体
(可動圧縮部)は逆転しないため、騒音Nは発生しな
い。因みに、ここでの振動電流()は、圧縮機11の停
止直後が最も大きく、時間t経過に伴って次第に減衰し
て数秒後には零となるが、振動過大電流CIが供給され
れば下アーム(TrU - ,TrV - ,TrW - )が破壊
してしまう恐れがある。そこで、上述した区間E2にお
ける両アーム(全トランジスタTrU + 〜TrW - )を
短時間同時にオフする駆動制御が有効となる。
合、図2で説明した場合とは違って相電流Iψに振動電
流が発生する。これは各励磁コイル121,122,1
23同士が短絡されているため、可動スクロール体(可
動圧縮部)に制動がかかって冷媒ガスの圧力では逆回転
しない代わり、制動力及び圧力のバランスを保ちつつ可
動スクロール体(可動圧縮部)が微振動して振動電流と
なって現れることによる。それでも可動スクロール体
(可動圧縮部)は逆転しないため、騒音Nは発生しな
い。因みに、ここでの振動電流()は、圧縮機11の停
止直後が最も大きく、時間t経過に伴って次第に減衰し
て数秒後には零となるが、振動過大電流CIが供給され
れば下アーム(TrU - ,TrV - ,TrW - )が破壊
してしまう恐れがある。そこで、上述した区間E2にお
ける両アーム(全トランジスタTrU + 〜TrW - )を
短時間同時にオフする駆動制御が有効となる。
【0033】このように、圧縮機11の停止から可動ス
クロール体(可動圧縮部)の逆回転が始まるまでの間は
両アーム(全トランジスタTrU + 〜TrW - )を同時
に短時間オフにし、圧縮機11が停止してから振動電流
が零になるまでの間は上アーム(TrU + ,TrV + ,
TrW + )をオフにしたまま下アーム(TrU - ,Tr
V - ,TrW - )をオンさせることでトランジスタの破
壊が防止され、しかも図4で説明した従来の電動式圧縮
機のように結線切替回路を用いた場合と同等に騒音の発
生が回避され、振動も問題無い程度に抑制される。
クロール体(可動圧縮部)の逆回転が始まるまでの間は
両アーム(全トランジスタTrU + 〜TrW - )を同時
に短時間オフにし、圧縮機11が停止してから振動電流
が零になるまでの間は上アーム(TrU + ,TrV + ,
TrW + )をオフにしたまま下アーム(TrU - ,Tr
V - ,TrW - )をオンさせることでトランジスタの破
壊が防止され、しかも図4で説明した従来の電動式圧縮
機のように結線切替回路を用いた場合と同等に騒音の発
生が回避され、振動も問題無い程度に抑制される。
【0034】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明の電動式圧縮
機の駆動方法によれば、インバータから駆動電流を受け
る三相直流モータを介して圧縮機を停止する際、制御回
路からの駆動制御によりインバータにおける所定数のト
ランジスタのスイッチング動作として全部を短時間オフ
してからそれらの直流電源のプラス側に接続されたもの
をオフにしたままマイナス側に接続されたものを所定時
間以上オンにすることにより、過大電流の発生によるト
ランジスタの破壊を防止した上で圧縮部の可動スクロー
ル体(可動圧縮部)の逆回転防止を可能にしている。こ
の結果、圧縮機本体に逆流防止弁を取り付ける必要が無
く、しかも従来のように特別な切替装置を備えること無
しに元来存在するインバータを用いて簡単な構造で騒
音,振動の発生が防止されて清閑な動作を具現し得る電
動式圧縮機の駆動装置が安価に具現されるようになる。
機の駆動方法によれば、インバータから駆動電流を受け
る三相直流モータを介して圧縮機を停止する際、制御回
路からの駆動制御によりインバータにおける所定数のト
ランジスタのスイッチング動作として全部を短時間オフ
してからそれらの直流電源のプラス側に接続されたもの
をオフにしたままマイナス側に接続されたものを所定時
間以上オンにすることにより、過大電流の発生によるト
ランジスタの破壊を防止した上で圧縮部の可動スクロー
ル体(可動圧縮部)の逆回転防止を可能にしている。こ
の結果、圧縮機本体に逆流防止弁を取り付ける必要が無
く、しかも従来のように特別な切替装置を備えること無
しに元来存在するインバータを用いて簡単な構造で騒
音,振動の発生が防止されて清閑な動作を具現し得る電
動式圧縮機の駆動装置が安価に具現されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動式圧縮機の駆動方法を適用した一
実施例に係る駆動装置の基本構成を示したものである。
実施例に係る駆動装置の基本構成を示したものである。
【図2】図1に示す駆動装置に備えられるインバータの
全トランジスタを制御回路による駆動制御とは無関係に
同時にオフして圧縮機を停止した場合の時間経過に対す
る相電流及び騒音の関係を示した図である。
全トランジスタを制御回路による駆動制御とは無関係に
同時にオフして圧縮機を停止した場合の時間経過に対す
る相電流及び騒音の関係を示した図である。
【図3】図1に示す駆動装置に備えられるインバータを
制御回路で駆動制御して圧縮機を停止した場合の時間経
過に対する相電流及び騒音の関係を示した図である。
制御回路で駆動制御して圧縮機を停止した場合の時間経
過に対する相電流及び騒音の関係を示した図である。
【図4】従来の電動式圧縮機の駆動装置の基本構成を示
したものである。
したものである。
11 圧縮機 12 三相直流モータ 13 圧縮部 14 制御回路 15 インバータ 16 結線切替回路 17 駆動回路 121,122,123 励磁コイル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 3/22 H02P 3/22 B
Claims (2)
- 【請求項1】 三相直流モータで駆動される可動圧縮部
を含む電動式圧縮機における該三相直流モータに対し、
直流電源が印加されるインバータにおける所定数のトラ
ンジスタのスイッチング動作に従って相電流を供給する
際、該スイッチング動作を制御回路から駆動制御する駆
動段階を含む電動式圧縮機の駆動方法において、前記駆
動段階は、前記駆動制御により前記三相直流モータを介
して圧縮機本体を停止する際、初期的スイッチング動作
として前記所定数のトランジスタの全部を短時間オフす
る短時間オフ制御段階と、後期的スイッチング動作とし
て前記所定数のトランジスタのうちのプラス側に接続さ
れたものをオフにしたままマイナス側に接続されたもの
を所定時間以上オンにする動作切り替え制御段階とを含
むことを特徴とする電動式圧縮機の駆動方法。 - 【請求項2】 三相直流モータで駆動される可動圧縮部
を含む電動式圧縮機における該三相直流モータへ相電流
を供給するための所定数のトランジスタを有するインバ
ータと、前記所定数のトランジスタのスイッチング動作
を制御するための駆動制御信号を発生する制御回路とか
ら成る電動式圧縮機の駆動装置において、前記所定数の
トランジスタは、プラス側とマイナス側とに区別されて
それぞれ前記三相直流モータ用の直流電源と前記制御回
路とに接続され、前記制御回路は、前記三相直流モータ
を介して圧縮機本体を停止する際、前記駆動制御信号に
より前記所定数のトランジスタのスイッチング動作とし
て全部を短時間オフしてから該所定数のトランジスタの
うちのプラス側に接続されたものをオフにしたままマイ
ナス側に接続されたものを所定時間以上オンにすること
を特徴とする電動式圧縮機の駆動装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318787A JPH09163791A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 電動式圧縮機の駆動方法及び駆動装置 |
US08/757,449 US5782610A (en) | 1995-12-07 | 1996-11-27 | Method of stopping scroll compressor that is driven by 3-phase DC motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318787A JPH09163791A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 電動式圧縮機の駆動方法及び駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09163791A true JPH09163791A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18102944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7318787A Pending JPH09163791A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 電動式圧縮機の駆動方法及び駆動装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5782610A (ja) |
JP (1) | JPH09163791A (ja) |
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