JP3237224B2 - ブラシレス直流モータの駆動装置 - Google Patents

ブラシレス直流モータの駆動装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシレス直流モータ
の電機子巻線に誘起された誘起電圧に基づいて回転子と
電機子巻線との相対位置を検出し、検出した相対位置に
基づいてブラシレス直流モータを駆動するブラシレス直
流モータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の駆動回路として、例えば
図6(A)に示すようなものが知られている(特開昭52
−144727号公報)。この駆動回路は、夫々還流ダ
イオード36a〜36fをもつ6個のトランジスタTr1
〜Tr6を3相フルブリッジに接続してなり、電源32
に接続されるインバータ回路31と、このインバータ回
路31により給電される3相に結線された電機子巻線3
7a〜37cおよび永久磁石の回転子38からなるブラシ
レス直流モータ33と、上記電機子巻線37a〜37cの
端子電圧から回転子38の位置を検出する誘起電圧検出
手段34と、この検出手段34で検出された回転子の位
置に応じて上記インバータ回路31のトランジスタTr
1〜Tr6を順次切り換え導通して、回転子38を同期
回転させる制御手段35で構成される。
【0003】上記誘起電圧検出手段34は、図6(B)に
示すように、抵抗と接地コンデンサからなり、上記端子
電圧から高調波を除去する1次形のローパスフィルタ3
9a〜39cと、この各出力信号から直流成分を除去する
結合コンデンサおよび接地抵抗と、各結合コンデンサか
らの出力を非反転入力端子+に受ける一方、上記出力を
3相Y接続された抵抗40の中性点41から反転入力端
子−に受ける比較器42a〜42cで構成される。
【0004】3つの電機子巻線37a〜37cの端子電圧
は、図7の43−a,43−b,43−cに示すように12
0°(電気角)ずつ位相がずれた3相平衡電圧であり、ロ
ーパスフィルタ39a〜39cと結合コンデンサを通過す
ることにより高調波および直流成分が除去されるととも
に、端子電圧つまりモータ運転の基本周波数の所定範囲
において端子電圧に対して略90°だけ位相が遅れて、
図7の44−a〜44−cに示すような三角波信号とな
る。これらの三角波信号は、中性点41で重畳されて図
7の45で示すような信号となって各比較器の−端子に
入力され、比較器42a〜42cは、この信号45と+端
子に入力される上記信号44−a〜44−cの大小を比較
して、夫々図7の46−a〜46−cに示すような位置信
号を出力する。次いで、制御手段35は、この位置信号
を受けてその立ち上がりまたは立ち下がりエッジで、イ
ンバータ回路31のトランジスタTr1〜Tr6を順次オ
ン,オフする図7の47で示すような転流制御信号を出
力して、ブラシレス直流モータ33の回転子38を同期
回転させるのである。
【0005】ところが、上記従来の駆動回路の誘起電圧
検出手段34を構成するローパスフィルタ39や結合コ
ンデンサと抵抗からなる直流成分除去フィルタは、その
周波数特性が平坦でないので、出力信号の位相がモータ
33の全運転周波数に亘って正確に入力信号に対して9
0°遅れるものではなく、出力信号44−a〜44−c
は、入力信号(端子電圧)に対して丁度90°遅れた図8
の実線で示す三角波信号に対して、位相が破線三角波の
如く進んだり、一点鎖線三角波の如く遅れたりする。そ
のため、上記位置信号46−a〜46−cおよび制御手段
35からインバータ回路31に出力される転流制御信号
47の位相にも進みや遅れが生じて、ブラシレス直流モ
ータ33を最適効率で運転することができないという問
題がある。
【0006】そこで、上記問題を解決するために、予め
実験によって求めた各周波数における上記誘起電圧検出
手段34への入力信号(電機子巻線の端子電圧)に対する
上記誘起電圧検出手段34の出力信号(位置信号)の位相
ズレ量を格納したメモリと、上記周波数を求めるために
上記位置信号の周期を計測する第1タイマと、上記第1
タイマが計測した周期から求めた周波数に対応する上記
メモリが格納している位相ズレ量に応じた時間を計時す
る第2タイマとを備え、上記第2タイマが計時する時間
だけ、上記位相ズレ方向と逆方向に上記転流制御信号4
7の位相をズラすことによって、上記誘起電圧検出手段
34の入力信号と出力信号間の位相ズレに起因する転流
制御信号の位相ズレを解消するようにしたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記位
相ズレは、上記周波数だけでなく、上記モータへの負荷
の大きさによっても影響されるので、上述のように周波
数に応じて、上記転流制御信号の位相を補正しても、モ
ータに加わる負荷の大きさによっては、モータの最適効
率を実現できず、モータの運転中に最適位相にすること
ができないという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、モータ運転中に
モータに加わる負荷の大きさが変化しても常に転流制御
信号を最適位相に修正でき、モータの最適効率を実現で
きるブラシレス直流モータの駆動装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のブラシレス直流モータの駆動装置は、回
転子と電機子巻線を有するブラシレス直流モータ(1)の
上記電機子巻線の端子電圧から上記回転子の位置を検出
する位置検出手段(2)と、インバータ回路(3)と、上記
位置検出手段(2)からの位置検出信号に応じて上記イン
バータ回路(3)に転流制御信号を出力して、上記インバ
ータ回路(3)の通流状態を順次切り換えて上記モータ
(1)を駆動する制御手段(5)とを備えたブラシレス直流
モータの駆動装置において、上記インバータ回路(3)か
ら上記モータ(1)へ流れるモータ電流を検出するモータ
電流検出手段(CT)と、上記モータ電流検出手段(CT)
から受けたモータ電流値と、零に近い零レベル値とを比
較して、上記モータ電流値が上記零レベル値を越える毎
に、パルス信号を出力する比較器(7)とを有し、上記制
御手段(5)は、上記比較器(7)が出力したパルス信号の
個数を計数するパルス信号計数手段(8)と、上記モータ
(1)の電機子巻線へのモータ電流の絶対値が最大値を取
るオン期間の前後で、上記モータ電流の絶対値が略零に
なるべきオフ期間に上記パルス信号計数手段が計数した
パルス信号の個数に基づいて、パルス信号の個数をオン
期間の前後のオフ期間で等しくする転流制御信号の位相
補正量を算出する位相補正量算出手段(10)と、上記位
相補正量算出手段(10)が算出した位相補正量に基づい
て、上記転流制御信号の位相を補正する位相補正手段
(12)とを備えたことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明者は、図2(A)に示すように、上記電機
子巻線へのモータ電流が正の最大値を取るオン期間(モ
ード1,2およびモード4,5に対応する期間)の前に、
上記モータ電流が零レベル値を越えた回数(7回)が、上
記オン期間の後に上記モータ電流が零レベル値を越えた
回数(2回)よりも多い場合には、上記モータを最適効率
で運転することができるモータ電流の最適位相に対して
上記モータ電流の位相が進んでおり、一方、図2(C)に
示すように、上記オン期間の前に、上記モータ電流が零
レベル値を越えた回数(2回)が、上記オン期間の後に上
記モータ電流が零レベル値を越えた回数(7回)よりも少
ない場合には、上記モータ電流の最適位相に対して上記
モータ電流の位相が遅れていることを実験によって確か
めることができた。
【0011】つまり、本発明者は、図2(B)に示すよう
に、上記オン期間の前に、上記モータ電流が零レベル値
を越えた回数と、上記オン期間の後に上記モータ電流が
零レベル値を越えた回数とが等しい場合、すなわち上記
オフ期間に計数したパルス信号の個数が、上記モータの
電機子巻線への電流の絶対値が最大値を取るオン期間の
前と後のオフ期間で等しくなっているときに、上記モー
タ電流の位相が上記最適位相になることを確かめた。
【0012】本発明の駆動装置によれば、上記比較器
が、上記モータ電流検出手段から受けたモータ電流値
と、零に近い零レベル値とを比較して、上記モータ電流
値が上記零レベル値を越える毎に、パルス信号を出力す
る。そして、パルス信号計数手段が、上記比較器が出力
したパルス信号の個数を計数し、位相補正量算出手段
が、オン期間の前と後のオフ期間に計数したパルス信号
の個数に基づいて、パルス信号の個数をオン期間の前と
後のオフ期間で等しくする転流制御信号の位相補正量を
算出する。そして、位相補正手段が上記位相補正量に基
づいて、上記転流制御信号の位相を補正する。
【0013】したがって、本発明によれば、周波数に応
じた予め定められた位相補正しか行わない従来例と異な
り、実際のモータ電流に応じて、モータへの負荷変動等
にも対応して、常に、上記モータ電流の位相を上記最適
位相に位相補正することができる。
【0014】したがって、本発明によれば、モータ運転
中にモータに加わる負荷の大きさが変化しても常に転流
制御信号を最適位相に修正し、モータの最適効率を実現
できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。
【0016】この実施例のブラシレス直流モータの駆動
装置は、ブラシレス直流モータ1の3相に結線された電
機子巻線(図示せず)の端子電圧が入力され、上記端子電
圧に基づいて上記ブラシレス直流モータ1の回転子の位
置を検出する位置検出回路2と、インバータ回路3と、
上記位置検出回路2が出力する位置検出信号に基づい
て、上記インバータ回路3に転流制御信号であるインバ
ータスイッチング信号を出力して、上記インバータ回路
3の通流状態を、順次切り換えて駆動する制御手段とし
てのマイクロコンピュータ5とを備えている。
【0017】上記インバータ回路3は、夫々還流ダイオ
ード3a〜3fを持つ6個のトランジスタTr1〜Tr6を
3相フルブリッジに接続することによって構成されてい
る。上記インバータ回路3には、交流100Vの電源に
接続された整流回路10が接続されている。上記整流回
路10はブリッジ接続された4つのダイオード10a〜
10d と、平滑用の3つの電解コンデンサ11a 〜11
c とからなる。
【0018】また、この実施例の駆動装置は、上記イン
バータ回路3と上記モータ1との間に接続され、上記イ
ンバータ回路3から上記モータ1へ流れるモータ電流を
検出するモータ電流検出手段CTと、上記モータ電流検
出手段CTから受けたモータ電流値と、零に近い零レベ
ル値とを比較して、図3に示すように、上記モータ電流
値が上記零レベル値を越える毎に、パルス信号を出力す
る比較回路7とを有している。
【0019】上記比較回路7は、図1(B)に示すよう
に、コンパレータ6で構成している。上記コンパレータ
6の非反転入力端子+は、上記モータ電流検出手段CT
に接続され、反転入力端子−は、電源電圧Vccとグラン
ドとの間に直列接続された抵抗R1とR2の間に接続さ
れている。上記抵抗R1とR2が、分圧器を構成してお
り、上記分圧器が上記零レベル値を出力するようになっ
ている。この場合、上記零レベル値は、Vcc×R1/
(R1+R2)である。
【0020】また、上記制御手段としてのマイクロコン
ピュータ5は、上記位置検出回路2からの位置信号の周
期を計測する第1タイマ11と、上記モータ1の上記比
較回路7が出力したパルス信号の個数を計数するパルス
信号計数手段としての電流カウンタ8と、上記モータ1
の電機子巻線への電流の絶対値が最大値を取るオン期間
の前後で、上記電流の絶対値が略零になるべきオフ期間
に、上記電流カウンタ8が計数したパルス信号の個数に
基づいて、パルス信号の個数を、オン期間の前後のオフ
期間で等しくする転流制御信号の位相補正量を算出する
位相補正量算出回路10と、上記位相補正量算出回路1
0が算出した位相補正量に基づいて、上記転流制御信号
の位相を補正する位相補正手段としての第2タイマ12
を備えている。
【0021】上記構成のブラシレス直流モータの駆動装
置のマイクロコンピュータ5は、図4(A)のフローチャ
ートに示すように、上記位置検出回路2から受けた位置
信号の論理レベルの組み合わせにより、インバータ回路
3のオン,オフすべきトランジスタおよび各トランジス
タのオンオフの組み合わせで決まるモードナンバーm'を
判断する(ステップS1)。そして、上記各トランジスタ
に転流制御信号を出力する(ステップS2)。次に、上記
モードナンバーm 'の前回のモードナンバーmを演算する
(ステップS3)。そして、上記電流カウンタ8が、図4
(B)に示すようにして計数したパルス信号の個数p を上
記モードナンバーm におけるモータ電流が上記零レベル
を越えた回数n'm として格納する(ステップS4)。次
に、上記電流カウンタ8をリセットする(ステップS
5)。
【0022】次に、マイクロコンピュータ5が、上記転
流制御信号の位相を補正する動作を、図5に示すフロー
チャートに基づいて、図3(A)に示すように上記モータ
1の電機子巻線へのモータ電流の絶対値が最大値を取る
オン期間(モード1と2に対応)の前のオフ期間(モード
0)におけるパルス信号の個数n0=7が、上記オン期間
の後オフ期間(モード3)におけるパルス信号の個数n3
=2よりも多い場合(モータ電流の進み位相時)を参照し
ながら説明する。
【0023】まず、上記位相補正量算出回路10は、上
記オン期間の前後で、上記モータ電流の絶対値が略零に
なるべきオフ期間(モード0とモード3)に、上記電流カ
ウンタ8が計数したパルス信号の個数n0=7とn3=2
に基づいて、次の数1に従って位相補正量φを算出する
(ステップS21)。
【0024】
【数1】φ=Kp ×Δn +Ki ×ΣΔn この数1において、Kp はPI制御の比例ゲイン、Δn
は上記パルス信号の個数n3とn0との差(n3−n0)であ
り、Ki はKi =Kp ×T/Ti で算出される積分ゲイ
ンである。上記Tは演算周期であり、上記Ti は積分周
期である。
【0025】つまり、図3(A)に示す進み位相時には、
上記オン期間の前のパルス信号の個数n0が、上記オン
期間の後のパルス信号の個数n3よりも多いので、上記
位相補正量φは負の値になり、上記モータ電流の進み位
相を遅れ方向に補正するようになっている。逆に、上記
モータ電流の位相が遅れ位相の場合には、上記オン期間
の前のパルス信号の個数n0が、上記オン期間の後のパ
ルス信号の個数n3よりも少なくなるので、上記位相補
正量φは正の値になり、モータ電流の遅れ位相を進み方
向に補正するようになる。
【0026】このようにして、上記位相補正量φは、常
に、図3(B)に示すようにオン期間の前後のオフ期間の
パルス信号の個数n0とn3とを等しくするような転流制
御信号の位相補正量として算出される。
【0027】次に、上記位相補正量算出回路10は位相
補正量φを上記第2タイマ12にセットし、上記第2タ
イマ12は計時を開始し上記φに相当する時間の、上記
位相補正量φだけ、上記転流制御信号の位相を補正する
(ステップS22)。つぎに、上記第1タイマ11をリセ
ットし、再度上記第1タイマ11の計時をスタートする
(ステップS23)。上記第1タイマ11は、上記位置検
出回路2の位置信号の周期を計測するものである。
【0028】このように、上記実施例のブラシレス直流
モータの駆動装置は、上記比較回路7が、上記モータ電
流検出手段CTから受けたモータ電流値と、零に近い零
レベル値とを比較して、上記モータ電流値が上記零レベ
ル値を越える毎に、パルス信号を出力する。そして、マ
イクロコンピュータ5の電流カウンタ8がオフ期間に上
記比較回路7が出力したパルス信号の個数を計数する。
そして、位相補正量算出回路10が、オン期間の前と後
のオフ期間に計数したパルス信号の個数に基づいて、パ
ルス信号の個数が、オン期間の前と後のオフ期間で等し
くなり、上記モータの最適効率を実現できるモータ電流
の最適位相が実現できるような転流制御信号の位相補正
量φを算出する。そして、第2タイマ12が上記位相補
正量φに基づいて、上記転流制御信号の位相を補正す
る。
【0029】したがって、上記実施例によれば、周波数
に応じた予め定められた位相補正しか行わない従来例と
異なり、実際のモータ電流に応じて、モータへの負荷変
動等にも対応して、常に、上記モータ電流の位相を上記
最適位相に位相補正することができる。
【0030】したがって、上記実施例によれば、モータ
運転中にモータに加わる負荷の大きさが変化しても常に
転流制御信号を最適位相に修正でき、モータの最適効率
を実現できる。
【0031】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明のブラ
シレス直流モータの駆動装置は、比較器が、上記モータ
電流検出手段から受けたモータ電流値と、零に近い零レ
ベル値とを比較して、上記モータ電流値が上記零レベル
値を越える毎に、パルス信号を出力し、パルス信号計数
手段が上記比較器が出力したパルス信号の個数を計数
し、位相補正量算出手段が、オン期間の前と後のオフ期
間に計数したパルス信号の個数に基づいて、パルス信号
の個数をオン期間の前と後のオフ期間で等しくする転流
制御信号の位相補正量を算出し、位相補正手段が上記位
相補正量に基づいて、上記転流制御信号の位相を補正す
る。
【0032】したがって、本発明によれば、周波数に応
じた予め定められた位相補正しか行わない従来例と異な
り、実際のモータ電流に応じて、モータへの負荷変動等
にも対応して、常に、上記モータ電流の位相を最適位相
に位相補正することができる。
【0033】したがって、本発明によれば、モータ運転
中にモータに加わる負荷の大きさが変化しても常に転流
制御信号を最適位相に修正し、モータの最適効率を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブラシレス直流モータの駆動装置の
実施例の構成を示す構成図である。
【図2】 ブラシレス直流モータのモータ電流の各位相
における波形図である。
【図3】 上記モータ電流とこのモータ電流に対応する
パルス信号波形を示す波形図である。
【図4】 上記実施例のマイクロコンピュータの動作を
示すフローチャートである。
【図5】 上記実施例の転流制御信号の位相補正動作を
説明するフローチャートである。
【図6】 従来のブラシレス直流モータの駆動装置を示
す全体図および誘起電圧検出回路の詳細図である。
【図7】 従来のブラシレス直流モータの電機子巻線の
端子電圧および上記誘起電圧検出回路における各波形お
よび位置信号および転流制御信号を示すタイミングチャ
ートである。
【図8】 図7における信号の遅れ,進みおよび遅れ補
正,進み補正を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…ブラシレス直流モータ、2…位置検出回路、3…イ
ンバータ回路、5…マイクロコンピュータ、6…コンパ
レータ、7…比較回路、8…電流カウンタ、10…位相
補正量算出回路、11…第1タイマ 12…第2タイマ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子と電機子巻線を有するブラシレス
    直流モータ(1)の上記電機子巻線の端子電圧から上記回
    転子の位置を検出する位置検出手段(2)と、インバータ
    回路(3)と、上記位置検出手段(2)からの位置検出信号
    に応じて上記インバータ回路(3)に転流制御信号を出力
    して、上記インバータ回路(3)の通流状態を順次切り換
    えて上記モータ(1)を駆動する制御手段(5)とを備えた
    ブラシレス直流モータの駆動装置において、 上記インバータ回路(3)から上記モータ(1)へ流れるモ
    ータ電流を検出するモータ電流検出手段(CT)と、 上記モータ電流検出手段(CT)から受けたモータ電流値
    と、零に近い零レベル値とを比較して、上記モータ電流
    値が上記零レベル値を越える毎に、パルス信号を出力す
    る比較器(7)とを有し、 上記制御手段(5)は、 上記比較器(7)が出力したパルス信号の個数を計数する
    パルス信号計数手段(8)と、 上記モータ(1)の電機子巻線へのモータ電流の絶対値が
    最大値を取るオン期間の前後で、上記モータ電流の絶対
    値が略零になるべきオフ期間に上記パルス信号計数手段
    が計数したパルス信号の個数に基づいて、パルス信号の
    個数をオン期間の前後のオフ期間で等しくする転流制御
    信号の位相補正量を算出する位相補正量算出手段(10)
    と、 上記位相補正量算出手段(10)が算出した位相補正量に
    基づいて、上記転流制御信号の位相を補正する位相補正
    手段(12)とを備えたことを特徴とするブラシレス直流
    モータの駆動装置。
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